JP2012058205A - 設置環境調査装置、及び設置環境調査システム - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、調査対象装置の設置環境で起こるような単発的かつ予測困難なタイミングで発生する信号の測定において、この異常時の情報を測定するために用いられる閾値を自動的かつ最適に再設定することのできる設置環境調査装置及び設置環境調査システムを提供することを目的とする。
【解決手段】調査対象装置の周辺の測定箇所に配置され、測定箇所における電気的な物理量が逐次入力される入力部と、入力部に入力された電気的な物理量に相当する測定値が測定範囲の上限値又は下限値を定めた閾値を超えているか否かを判定する判定部と、を有する設置環境調査装置において、調査対象装置から入力される異常発生信号があり且つ測定値が閾値を超えていない場合に、又は異常発生信号がなく且つ測定値が閾値を超えている場合に、閾値に測定値を再設定する構成とした。
【選択図】図2

Description

この発明は、電子制御装置や機器の周辺の電気的な物理量を測定し、その設置環境を調査する設置環境調査装置、及び設置環境調査システムに関するものである。
測定装置の代表的なものにオシロスコープがある。オシロスコープを操作するためには、ある程度の知識と訓練が必要である。そのため、誰でも安定した最適な観測状態の波形を表示するようにオシロスコープを操作できるとは限らない。特に入力信号の特性が事前に不明な場合は操作がさらに困難である。測定信号が表示レンジより大きな値又は小さな値であれば、測定信号をオシロスコープの画面に表示することはできない。サンプリング周波数が適切でなければ、測定信号の一部しか画面に表示されなかったり、エイリアシング効果が起きたりする。また、閾値(トリガーレベル)を適切に設定できなければ波形表示は安定しない。このように測定装置のサンプリング周期や閾値の設定には最適設定が困難であるという課題があった。
このような課題を解決するために様々な提案がなされている。例えばディジタルオシロスコープ等の高価な測定装置では、自動で波形観測に最適な設定を行ういわゆるオートセットアップと呼ばれる機能を持つものがある。例えば、特開平2−45767号公報は、オートセットアップ機能に関する提案を行っているものである。本提案では、周期的に繰り返す入力信号を繰返しサンプリングすることにより最適閾値を求めるオートセットサブルーチンを、計測器に接続したコンピュータに実行させることにより実現している。本提案によると、ゲイン、オフセット、トリガーレベル、周波数を自動調整し、周期的な入力信号の少なくとも1サイクルを測定し波形表示することができる。
また、特開平3−276073号公報は、オートセットアップ機能の高速化を実現するためになされた提案である。本提案は、中央処理装置(CPU)に減衰器の減衰比を自動調整させることによりアナログ信号入力部の減衰比切替えのためのリレー動作回数を減らし、それによりオートセットアップ機能の高速化を実現させるものである。
特開平2−45767号公報 特開平3−276073号公報
特開平2−45767号公報に開示されたディジタルオシロスコープの自動調整方法は、ディジタルオシロスコープは入力信号を取り込み、オシロスコープに接続したコンピュータにオートセットサブルーチンを動作させることによりゲイン、オフセット、トリガーレベル、サンプリング周期を自動調整するため、オシロスコープへの最適設定を行うことには寄与する。しかしながら、本公報で提案する方法では、最適設定値が決まるまで少なくとも数回は信号が周期的に変化しなければならない。そのため、電子制御装置又は機器の設置環境で起こるような単発的かつ予測困難なタイミングで発生する信号の測定では、最適設定値を決めることは困難である。
特開平3−276073号公報に開示された波形観測装置は、ディジタルオシロスコープが持つオートセットアップと呼ばれる最適設定値自動設定機能をより高速化するためになされたものであり、その目的に関しては大いに寄与するが、やはり、入力信号が周期的に変化することが必要であり、最適設定値が決まるまで少なくとも数回は信号が周期的に変化しなければならず、電子制御装置又は機器の設置環境で起こるような単発的かつ予測困難なタイミングで発生する信号の測定では、最適設定値を高速に決めることは困難である。
電子制御装置又は機器の設置環境では、電圧、電流、電磁気等の電気的な物理量は単発的かつ予測困難なタイミングで変化することが一般的である。このような単発的かつ予測困難なタイミングで変化する電気的な物理量(入力信号)を調査(監視)するための設置環境調査装置や設置環境調査システムでは、異常時の情報を測定するために一般に上限及び下限の閾値が設定されている。そして、常時高速で信号をサンプリングしておき、上限の閾値を上回った或いは下限の閾値を下回った際のデータを採取する機能を有している。この閾値は値を決めることが難しく、現在は人間が経験に基づいて値を決めることが多い。そのため、調査対象(監視対象)である電子制御装置又は機器に何も異常が起こっていないのに閾値超過が発生したり、あるいは異常発生時に閾値超過が発生せずデータが採取できなかったりする場合がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、電子制御装置又は機器(以下、単に調査対象装置という。)の設置環境で起こるような単発的かつ予測困難なタイミングで発生する信号の測定において、この異常時の情報を測定するために用いられる閾値を自動的かつ最適に再設定することのできる設置環境調査装置及び設置環境調査システムを提供することを目的とする。
この発明は、上記の目的を達成するため、調査対象装置の周辺の測定箇所に配置され、該測定箇所における電気的な物理量が逐次入力される入力部と、該入力部に入力された電気的な物理量に相当する測定値が測定範囲の上限値又は下限値を定めた閾値を超えているか否かを判定する判定部と、を有する設置環境調査装置において、前記調査対象装置からの異常発生信号が入力される異常発生信号入力手段と、前記異常発生信号があり且つ前記測定値が前記閾値を超えていない場合に、又は前記異常発生信号がなく且つ前記測定値が前記閾値を超えている場合に、前記閾値に前記測定値を再設定する閾値再設定手段と、を備えたものである。
また、この発明は、上記の目的を達成するため、調査対象装置の周辺の複数の測定箇所にそれぞれ配置され、該測定箇所における電気的な物理量が逐次入力される入力部と、該入力部に入力された電気的な物理量に相当する測定値が測定範囲の上限値又は下限値を定めた閾値を超えているか否かを判定する判定部と、を有する複数の設置環境調査装置からなる設置環境調査システムにおいて、前記複数の設置環境調査装置のうち少なくとも1つの設置環境調査装置は、他の設置環境調査装置からの閾値超過信号(以下、外部閾値超過信号という。)が入力される外部閾値超過信号入力手段と、前記外部閾値超過信号があり且つ前記測定値が前記閾値を超えていない場合に、又は前記外部閾値超過信号がなく且つ前記測定値が前記閾値を超えている場合に、前記閾値に前記測定値を再設定する閾値再設定手段と、を備えたものである。
この発明によれば、調査対象装置の設置環境で起こるような単発的かつ予測困難なタイミングで発生する信号の測定においても、調査対象装置の異常時の情報を測定するために用いられる閾値を自動的かつ最適に再設定することができる。
本発明の実施の形態1に係るシステムの構成及び動作を説明するためのブロック図である。 本発明の実施の形態1において、閾値を更新するためにCPU部18が実行する制御ルーチンのフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係るシステムの構成及び動作を説明するための図である。 本発明の実施の形態2において、閾値を更新するためにCPU部18が実行する制御ルーチンのフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係るシステムの構成及び動作を説明するためのブロック図である。 本発明の実施の形態3において、閾値を更新するためにCPU部18が実行する制御ルーチンのフローチャートである。 本発明の実施の形態4に係るシステムの構成及び動作を説明するためのブロック図である。 本発明の実施の形態4において、閾値を更新するためにCPU部18が実行する制御ルーチンのフローチャートである。
本発明を実施するための形態について添付の図面に従って説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1及び図2を参照して本発明の実施の形態1について説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係るシステムの構成及び動作を説明するためのブロック図である。図1ではシステムの各部をブロックで示し、ブロック間の信号の伝達(主なもの)を矢印で示している。図1に示すシステムは、設置環境調査装置としてのセンサー10を備えている。センサー10は、調査対象装置(例えば、工場の電子制御装置又は機器)の周辺の測定箇所又はその近傍に配置される。
センサー10は、測定箇所の電圧、電流、電磁波等の電気的な物理量の変化を数ナノ秒から10ナノ秒程度の高速周期で測定する。センサー10の入力側には、測定箇所における電気的な物理量の変化がアナログ信号として逐次入力されるアナログ信号入力部12が設けられている。また、調査対象装置からの異常発生信号が入力される異常発生信号入力部14が設けられている。
また、センサー10の内部には、更にアナログ/ディジタル変換部16、CPU(Central Processing Unit)部18、記憶部(メモリ)20、データ編集部22が設けられている。CPU部18には、比較機能24、自動閾値調整機能26が設けられている。さらに、センサー10の出力側には、記憶部20に記憶されている測定データを外部のデータ収集装置(図示省略)に送信するための無線通信回路部28が設けられている。無線通信回路部28には、無線通信用のアンテナ30が接続されている。
なお、センサー10は、センサー10の各種機能を実現するための電源部等を当然に具備しており、CPU部18は、センサー10をセンサーとして動作させるためのメモリ制御機能や時刻管理機能等を当然に具備しているが、図示省略している。
次に、図1のシステムにおけるセンサー10の動作について説明する。アナログ信号入力部12には、調査対象装置の周辺の測定箇所における電気的な物理量の変化がアナログ信号として逐次入力される。アナログ信号入力部12は、常時入力されるアナログ信号をアナログ/ディジタル変換部16に伝達する。アナログ/ディジタル変換部16は、アナログ信号をディジタル信号に常時高速に変換して、CPU部18及び記憶部20に伝達する。このディジタル信号は測定箇所における電気的な物理量に相当する測定値である。記憶部20は、伝達された測定値と測定時刻とを関連付け、測定データとして所定時間記憶する。
また、CPU部18に伝達された測定値は、比較機能24において閾値と常時高速に比較される。この閾値は、アナログ信号入力部12から入力される信号の異常時の情報を測定するために、正常時における測定範囲の上限値である上限閾値と下限値である下限閾値とを定めたものである。以下、上限閾値と下限閾値とを特に区別しない場合には、単に閾値という。閾値の初期値には、従来と同様に人間が経験に基づいて決定した値を予め設定することとしてもよいし、センサー固有の値を持たせることとしてもよい。
比較機能24により、現在の測定値が上限閾値を上回っていると判定された場合(現在の測定値>上限閾値)、又は、現在の測定値が下限閾値を下回っていると判定された場合(現在の測定値<下限閾値)、比較機能24は、測定値が閾値を超過したこと(測定値が上限閾値を上回ること、又は下限閾値を下回ることをいう。)を示す閾値超過信号をデータ編集部22及び自動閾値調整機能26に伝達する。データ編集部22は、この閾値超過信号が伝達されると、記憶部20に記憶されている閾値超過発生時の前後の測定データを取り出し、データを編集して無線通信回路部28に伝達する。無線通信回路部28は、CPU部18から送信起動がかかるとデータ編集部22から伝達されたデータを、アンテナ30を通してデータ収集装置(ホスト)へ無線で送信する。これにより、データ収集装置は、調査対象装置の異常発生時の物理量のデータを収集することができる。
(特徴的動作)
次に図2を用いて実施の形態1における自動閾値調整機能26の特徴的動作について説明する。図2は、閾値を更新するためにCPU部18が実行する制御ルーチンのフローチャートである。本ルーチンでは、まず、自動閾値調整機能26は、上述した閾値の初期値を比較機能24に設定する(ステップ100)。その後、自動閾値調整機能26は、比較機能24からの閾値超過信号、又は異常発生信号入力部14からの異常発生信号を待つ(ステップ105)。
比較機能24が閾値超過を検出すると、閾値超過信号が自動閾値調整機能26に伝達される。自動閾値調整機能26は、閾値超過が発生したと判定し(ステップ110)、このとき、異常発生信号入力部14から異常発生信号が伝達されているか否かを判定する(ステップ115)。異常発生信号は、調査対象装置に異常が発生した場合に、調査対象装置又はその制御装置・機器において生成され、当該装置に接続された異常発生信号入力部14に入力される。
異常発生信号入力部14から自動閾値調整機能26に異常発生信号が伝達されていない場合には、自動閾値調整機能26は、現在設定されている閾値が適正ではないと判断する。この場合、自動閾値調整機能26は、記憶部20から閾値超過発生時の測定データを読み込み(ステップ120)、閾値超過発生時の測定値が上限閾値を超過しているか否かを判定する(ステップ125)。上限閾値を超過している場合には、自動閾値調整機能26は、上限閾値を閾値超過発生時の測定値まで上げる(ステップ130)。一方、下限閾値を超過している場合には、下限閾値を閾値超過発生時の測定値まで下げる(ステップ135)。その後、閾値超過信号又は異常発生信号を待つ状態(ステップ105)へ戻る。
なお、上述のステップ110において、比較機能24が閾値超過を検出し閾値超過信号が自動閾値調整機能26に伝達されたとき、異常発生信号入力部14から自動閾値調整機能26に異常発生信号が伝達された場合には、自動閾値調整機能26は、現在設定されている閾値は適正であると判断する(ステップ115)。そのため、上述のステップ120以降の閾値の再設定は実行されず、再び閾値超過信号又は異常発生信号を待つ状態(ステップ105)へ戻る。
また、上述のステップ105において、閾値超過信号又は異常発生信号を待っているときに、設置対象装置で異常が発生すると、異常発生信号が異常発生信号入力部14を介して自動閾値調整機能26に伝達される。自動閾値調整機能26は、異常発生信号が入力されたと判定し(ステップ110)、このとき、比較機能24から閾値超過信号が伝達されているかを判定する(ステップ140)。
比較機能24から自動閾値調整機能26に閾値超過信号が伝達されていない場合には、自動閾値調整機能26は、現在設定されている閾値が適正ではないと判断する。この場合、自動閾値調整機能26は、記憶部20から異常発生信号入力時の測定データを読み込み(ステップ145)、異常発生信号入力時の測定値が下限閾値よりも上限閾値に近いか否かを判定する(ステップ150)。上限閾値に近い場合には、上限閾値を異常発生信号入力時の測定値まで下げる(ステップ155)。一方、下限閾値に近い場合には、下限閾値を異常発生信号入力時の測定値まで上げる(ステップ160)。その後、閾値超過信号又は異常発生信号を待つ状態(ステップ105)へ戻る。
なお、上述のステップ110において、異常発生信号がセンサー10の異常発生信号入力部14を介して自動閾値調整機能26に伝達されたとき、比較機能24から自動閾値調整機能26に閾値超過信号が伝達された場合には、自動閾値調整機能26は、現在設定されている閾値は適正であると判断する(ステップ140)。そのため、上述のステップ145以降の閾値の再設定は実行せず、再び閾値超過信号又は異常発生信号を待つ状態(ステップ105)へ戻る。
以上説明したように、本実施形態のシステムによれば、入力信号が単発的かつ予測困難なタイミングで発生する信号のように周期的な変化をしない信号であっても、センサー10のCPU部18に図2に示した単純な処理を実行させることにより、閾値をその調査対象装置にとってその時点で最適なものに自動的に再設定することができる。これにより、調査対象装置の異常発生無しに閾値超過が発生することなく、次回の調査対象装置の異常発生時には確実にデータが採取できることが期待できる。また、センサー10以外の特別な機器を使用しないため、設置場所やコスト面において設置環境調査装置として望ましい。
ところで、上述した実施の形態のシステムにおいては、センサー10を、調査対象装置の周辺の測定箇所又はその近傍に配置することとしているが、センサー10の配置はこれに限定されるものではない。複数のセンサー10を、調査対象装置の周辺の複数の測定箇所又はその近傍にそれぞれ配置することとしてもよい。この場合、複数の測定箇所における測定データを、共通のデータ収集装置で収集することが可能となる。
実施の形態2.
上述した実施の形態1では、閾値が適切かどうかを判断する基準を、調査対象装置に異常が発生した場合に、調査対象装置又はその制御装置・機器において生成される異常発生信号とする場合について述べたが、この基準を他のセンサー群で発生した閾値超過信号としてもよい。図3及び図4を参照して本発明の実施の形態2について説明する。
図3は、本発明の実施の形態2に係るシステムの構成及び動作を説明するための図である。図3では、システムの各部をブロックで示し、ブロック間の信号の伝達(主なもの)を矢印で示している。図3に示すセンサー10の構成は、図1に示す異常発生信号入力部14に替えて、他センサーからの閾値超過信号(以下、外部閾値超過信号という。)が入力される外部閾値超過信号入力部32が設けられている点、他センサーへ閾値超過信号を出力する閾値超過信号出力部34が設けられている点を除き、図1に示すセンサー10の構成と同様である。図1に同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略又は簡略する。また、本実施形態のシステムは、調査対象装置の周辺の複数の測定箇所又はその近傍にそれぞれ配置される複数のセンサー10(複数の設置環境調査装置)からなる設置環境調査システムである。
次に、図3のシステムにおけるセンサー10の動作について説明する。アナログ信号入力部12には、調査対象装置の周辺の測定箇所における電気的な物理量の変化がアナログ信号として逐次入力される。アナログ信号入力部12は、常時入力されるアナログ信号をアナログ/ディジタル変換部16に伝達する。アナログ/ディジタル変換部16は、アナログ信号をディジタル信号に常時高速に変換して、CPU部18及び記憶部20に伝達する。このディジタル信号は測定箇所における電気的な物理量に相当する測定値である。記憶部20は、伝達された測定値と測定時刻とを関連付け、測定データとして所定時間記憶する。
また、CPU部18に伝達された測定値は、比較機能24において閾値と常時高速に比較される。この閾値は、アナログ信号入力部12から入力される信号の異常時の情報を測定するために、正常時における測定範囲の上限値である上限閾値と下限値である下限閾値とを定めたものである。以下、上限閾値と下限閾値とを特に区別しない場合には、単に閾値という。閾値の初期値には、従来と同様に人間が経験に基づいて決定した値を予め設定することとしてもよいし、センサー固有の値を持たせることとしてもよい。
比較機能24により、現在の測定値が上限閾値を上回っていると判定された場合(現在の測定値>上限閾値)、又は、現在の測定値が下限閾値を下回っていると判定された場合(現在の測定値<下限閾値)、比較機能24は、測定値が閾値を超過したこと(測定値が上限閾値を上回ること、又は下限閾値を下回ることをいう。)を示す閾値超過信号をデータ編集部22及び自動閾値調整機能26に伝達する。データ編集部22は、この閾値超過信号が伝達されると、記憶部20に記憶されている閾値超過発生時の前後の測定データを取り出し、データを編集して無線通信回路部28に伝達する。無線通信回路部28は、CPU部18から送信起動がかかるとデータ編集部22から伝達されたデータを、アンテナ30を通してデータ収集装置(ホスト)へ無線で送信する。なお、それぞれの設置環境調査装置(センサー10)は、共通のデータ収集装置へデータを送信する。これにより、データ収集装置は、調査対象装置の周辺の複数の測定箇所における異常発生時の物理量のデータを収集することができる。
(特徴的動作)
次に図4を用いて実施の形態2における自動閾値調整機能26の特徴的動作について説明する。図4は、閾値を更新するためにCPU部18が実行する制御ルーチンのフローチャートである。本ルーチンでは、まず、自動閾値調整機能26は、上述した閾値の初期値を比較機能24に設定する(ステップ200)。その後、自動閾値調整機能26は、比較機能24からの閾値超過信号、又は外部閾値超過信号入力部32からの外部閾値超過信号を待つ(ステップ205)。
比較機能24が閾値超過を検出すると、閾値超過信号が自動閾値調整機能26に伝達される。自動閾値調整機能26は、閾値超過が発生したと判定し(ステップ210)、このとき、他のセンサーに接続された外部閾値超過信号入力部32から外部閾値超過信号が伝達されているか否かを判定する(ステップ215)。外部閾値超過信号は、相関のある物理量、具体的には、同一調査対象装置の周辺の他の測定箇所における電気的な物理量の変化を測定している他センサーにおいて生成され、他センサーに接続された自センサーの外部閾値超過信号入力部32に入力される。
外部閾値超過信号入力部32から自動閾値調整機能26に外部閾値超過信号が伝達されていない場合には、自動閾値調整機能26は、現在設定されている閾値が適正ではないと判断する。この場合、自動閾値調整機能26は、記憶部20から閾値超過発生時の測定データを読み込み(ステップ220)、閾値超過発生時の測定値が上限閾値を超過しているか否かを判定する(ステップ225)。上限閾値を超過している場合には、自動閾値調整機能26は、上限閾値を閾値超過発生時の測定値まで上げる(ステップ230)。一方、下限閾値を超過している場合には、下限閾値を閾値超過発生時の測定値まで下げる(ステップ235)。その後、自センサーの閾値超過信号又は他センサーからの外部閾値超過信号を待つ状態(ステップ205)へ戻る。
なお、上述のステップ210において、比較機能24が閾値超過を検出し閾値超過信号が自動閾値調整機能26に伝達されたとき、外部閾値超過信号入力部32から自動閾値調整機能26に外部閾値超過信号が伝達された場合には、自動閾値調整機能26は、現在設定されている閾値は適正であると判断する(ステップ215)。そのため、上述のステップ220以降の閾値の再設定は実行されず、再び自センサーの閾値超過信号又は他センサーからの外部閾値超過信号を待つ状態(ステップ205)へ戻る。
また、上述のステップ205において、自センサーの閾値超過信号又は他センサーからの外部閾値超過信号を待っているときに、他センサーで閾値超過が発生すると、外部閾値超過信号が自センサーの外部閾値超過信号入力部32を介して自動閾値調整機能26に伝達される。自動閾値調整機能26は、外部閾値超過信号が入力されたと判定し(ステップ210)、このとき、比較機能24から閾値超過信号が伝達されているかを判定する(ステップ240)。
比較機能24から自動閾値調整機能26に閾値超過信号が伝達されていない場合には、自動閾値調整機能26は、現在設定されている閾値が適正ではないと判断する。この場合、自動閾値調整機能26は、記憶部20から外部閾値超過信号入力時の測定データを読み込み(ステップ245)、外部閾値超過信号入力時の測定値が下限閾値よりも上限閾値に近いか否かを判定する(ステップ250)。上限閾値に近い場合には、上限閾値を外部閾値超過信号入力時の測定値まで下げる(ステップ255)。一方、下限閾値に近い場合には、下限閾値を外部閾値超過信号入力時の測定値まで上げる(ステップ260)。その後、自センサーの閾値超過信号又は他センサーからの外部閾値超過信号を待つ状態(ステップ205)へ戻る。
なお、上述のステップ210において、外部閾値超過信号が外部閾値超過信号入力部32を介して自動閾値調整機能26に伝達されたとき、比較機能24から自動閾値調整機能26に閾値超過信号が伝達された場合には、自動閾値調整機能26は、現在設定されている閾値は適正であると判断する(ステップ240)。そのため、上述のステップ245以降の閾値の再設定は実行せず、再び自センサーの閾値超過信号又は他センサーからの外部閾値超過信号を待つ状態(ステップ205)へ戻る。
また、自センサーの比較機能24は、閾値超過を検出すると閾値超過信号出力部34に閾値超過信号を伝達する。閾値超過信号出力部34は閾値超過信号を他センサーに出力する。自センサーと同様の構成を有する他センサーは、これを外部閾値超過信号として入力し、他センサーにおける上述の制御ルーチンに用いることができる。
以上説明したように、本実施形態のシステムによれば、入力信号が単発的かつ予測困難なタイミングで発生する信号のように周期的な変化をしない信号であっても、センサー10のCPU部18に図4に示した単純な処理を実行させることにより、閾値をその調査対象装置にとってその時点で最適なものに自動的に再設定することができる。これにより、相関のある物理量を測定している他センサーで閾値超過が発生せずに、自センサーの閾値超過が発生することはなく、次回相関のある物理量を測定している他センサーで閾値超過が発生した時には、自センサーでも確実にデータが採取できることが期待できる。また、複数のセンサー以外の特別な機器を使用しないため、設置場所やコスト面において設置環境調査装置システムとして望ましい。
さらに、本実施形態のシステムによれば、複数のセンサーが相互に連携して互いの閾値を最適に再設定することができる。そのため、複数の他センサーから外部閾値超過信号があったときに、外部において閾値超過があったと判定することし更に自動閾値調整機能26における判定精度を高めて閾値を再設定することも可能となる。
なお、相関のない物理量を測定しているセンサーは、自センサーには接続されない。したがって、相関のないセンサーで閾値超過が発生しても、その閾値超過信号は取り込まれず本機能が動作することはない。
実施の形態3.
上述した実施の形態1では、異常発生信号入力時に閾値超過が検出されない場合、又は、閾値超過が検出された時に異常発生信号が入力されない場合に、異常発生信号入力時の測定値を新たな閾値として再設定したが、センサーに測定値の最大値と最小値を保持する機能を持たせ、この値を新たな閾値として再設定することもよい。図5及び図6を参照して本発明の実施の形態3について説明する。
図5は、本発明の実施の形態3に係るシステムの構成及び動作を説明するための図である。図5では、システムの各部をブロックで示し、ブロック間の信号の伝達(主なもの)を矢印で示している。図5に示すセンサー10の構成は、CPU部18内部に、測定値の最大値および最小値を求め保持する最大値最小値保持機能36が加えられている点を除き、図1に示すセンサー10の構成と同様である。図1と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略又は簡略する。
次に、図5のシステムにおけるセンサー10の動作について説明する。アナログ/ディジタル変換部16は、アナログ信号をディジタル信号に常時高速に変換して、CPU部18及び記憶部20に伝達する。このディジタル信号は電気的な物理量に相当する測定値である。CPU部18に伝送された測定値は、比較機能24及び最大値最小値保持機能36に伝達される。最大値最小値保持機能36は、逐次伝達される測定値から所定期間内における最大値と最小値とを求め記憶する。その他の基本的動作については、実施の形態1で述べた図1と同様であるためその説明を省略する。
(特徴的動作)
次に図6を用いて実施の形態3における自動閾値調整機能26の特徴的動作について説明する。図6は、閾値を更新するためにCPU部18が実行する制御ルーチンのフローチャートである。この制御ルーチンは、図2に示すステップ120〜ステップ135の処理がステップ320〜ステップ330の処理に替えられている点、ステップ145〜ステップ160の処理がステップ345〜ステップ355の処理に替えられている点を除き、図2に示すルーチンと同様である。以下、図6において、図2に示すステップと同一のステップについては、同一の符号を付してその説明を省略または簡略する。
ステップ115において、異常発生信号入力部14から自動閾値調整機能26に異常発生信号が伝達されていないと判定される場合には、自動閾値調整機能26は、現在設定されている閾値が適正ではないと判断する。この場合、自動閾値調整機能26は、最大値最小値保持機能36から閾値超過発生時前後の所定期間内における測定値の最大値と最小値とを読み込む(ステップ320)。そして、自動閾値調整機能26は、測定値の最大値を上限閾値として再設定する(ステップ325)。また、測定値の最小値を下限閾値として再設定する(ステップ330)。これは、調査対象装置の設置環境では電圧、電流などの物理量は単発的な変化をすることが一般的であるためである。その後、閾値超過信号又は異常発生信号を待つ状態(ステップ105)へ戻る。
また、ステップ140において、比較機能24から自動閾値調整機能26に閾値超過信号が伝達されていない場合には、自動閾値調整機能26は、現在設定されている閾値が適正ではないと判断する。この場合、自動閾値調整機能26は、最大値最小値保持機能36から異常発生信号入力時前後の所定時間内における測定値の最大値と最小値とを読み込む(ステップ345)。そして、自動閾値調整機能26は、測定値の最大値を上限閾値として再設定する(ステップ350)。また、測定値の最小値を下限閾値として再設定する(ステップ355)。これは、調査対象装置の設置環境では電圧、電流などの物理量は単発的な変化をすることが一般的であるためである。その後、閾値超過信号又は異常発生信号を待つ状態(ステップ105)へ戻る。
以上説明したように、本実施形態のシステムによれば、入力信号が単発的かつ予測困難なタイミングで発生する信号のように周期的な変化をしない信号であっても、センサー10のCPU部18に図6に示した単純な処理を実行させることにより、所定期間内における最大値・最小値で閾値を更新し、実施の形態1に比してより好適な閾値の再設定を実現することができる。これにより、調査対象装置の異常発生無しに閾値超過が発生することなく、次回の調査対象装置の異常発生時には確実にデータが採取できることが期待できる。また、実施の形態1のシステムにおける効果も得ることができる。
ところで、上述した実施の形態のシステムにおいては、センサー10を、調査対象装置の周辺の測定箇所又はその近傍に配置することとしているが、センサー10の配置はこれに限定されるものではない。複数のセンサー10を、調査対象装置の周辺の複数の測定箇所又はその近傍にそれぞれ配置することとしてもよい。この場合、複数の測定箇所における測定データを、共通のデータ収集装置で収集することが可能となる。
実施の形態4.
上述した実施の形態2では、他センサーからの外部閾値超過信号入力時に自センサーの閾値超過信号が検出されない場合、又は、自センサーの閾値超過信号が検出された時に外部閾値超過信号が入力されない場合に、外部閾値超過信号入力時の測定値を新たな閾値として再設定したが、センサーに測定値の最大値と最小値を保持する機能を持たせ、この値を新たな閾値として再設定することとしてもよい。図7及び図8を参照して本発明の実施の形態4について説明する。
図7は、本発明の実施の形態4に係るシステムの構成及び動作を説明するための図である。図7では、システムの各部をブロックで示し、ブロック間の信号の伝達(主なもの)を矢印で示している。図7に示すセンサー10の構成は、CPU部18内部に、測定値の最大値および最小値を求め保持する最大値最小値保持機能36が加えられている点を除き、図3に示すセンサー10の構成と同様である。図3と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略又は簡略する。
次に、図7のシステムにおけるセンサー10の動作について説明する。アナログ/ディジタル変換部16は、アナログ信号をディジタル信号に常時高速に変換して、CPU部18及び記憶部20に伝達する。このディジタル信号は電気的な物理量に相当する測定値である。CPU部18に伝送された測定値は、比較機能24及び最大値最小値保持機能36に伝達される。最大値最小値保持機能36は、逐次伝達される測定値から所定期間内における最大値と最小値とを求め記憶する。その他の基本的動作については、実施の形態2で述べた図3と同様であるためその説明を省略する。
(特徴的動作)
次に図8を用いて実施の形態3における自動閾値調整機能26の特徴的動作について説明する。図8は、閾値を更新するためにCPU部18が実行する制御ルーチンのフローチャートである。この制御ルーチンは、図4に示すステップ220〜ステップ235の処理がステップ420〜ステップ430の処理に替えられている点、ステップ245〜ステップ260の処理がステップ445〜ステップ455の処理に替えられている点を除き、図4に示すルーチンと同様である。以下、図8において、図4に示すステップと同一のステップについては、同一の符号を付してその説明を省略または簡略する。
ステップ215において、外部閾値超過信号入力部32から自動閾値調整機能26に外部閾値超過信号が伝達されていない場合には、自動閾値調整機能26は、現在設定されている閾値が適正ではないと判断する。この場合、自動閾値調整機能26は、最大値最小値保持機能36から閾値超過発生時前後の所定時間内における測定値の最大値と最小値とを読み込む(ステップ420)。そして、自動閾値調整機能26は、測定値の最大値を上限閾値として再設定する(ステップ425)。また、測定値の最小値を下限閾値として再設定する(ステップ430)。これは、調査対象装置の設置環境では電圧、電流などの物理量は単発的な変化をすることが一般的であるためである。その後、自センサーの閾値超過信号又は他センサーからの外部閾値超過信号を待つ状態(ステップ205)へ戻る。
また、ステップ240において、比較機能24から自動閾値調整機能26に閾値超過信号が伝達されていない場合には、自動閾値調整機能26は、現在設定されている閾値が適正ではないと判断する。この場合、自動閾値調整機能26は、最大値最小値保持機能36から外部閾値超過発生時前後の所定時間内における測定値の最大値と最小値とを読み込む(ステップ445)。そして、自動閾値調整機能26は、測定値の最大値を上限閾値として再設定する(ステップ450)。また、測定値の最小値を下限閾値として再設定する(ステップ455)。これは、調査対象装置の設置環境では電圧、電流などの物理量は単発的な変化をすることが一般的であるためである。その後、自センサーの閾値超過信号又は他センサーからの外部閾値超過信号を待つ状態(ステップ205)へ戻る。
以上説明したように、本実施形態のシステムによれば、入力信号が単発的かつ予測困難なタイミングで発生する信号のように周期的な変化をしない信号であっても、センサー10のCPU部18に図8に示した単純な処理を実行させることにより、所定期間内における最大値・最小値で閾値を更新し、実施の形態2に比してより好適な閾値の再設定を実現することができる。これにより、相関のある物理量を測定している他センサーで閾値超過が発生せずに、自センサーの閾値超過が発生することはなく、次回相関のある物理量を測定している他センサーで閾値超過が発生した時には、自センサーでも確実にデータが採取できることが期待できる。また、実施の形態2のシステムにおける効果も得ることができる。
10 センサー、 12 アナログ信号入力部、 14 異常発生信号入力部、
16 アナログ/ディジタル変換部、 18 CPU部、 20 記憶部、
22 データ編集部、 24 比較機能、 26 自動閾値調整機能、
28 無線通信回路部、 30 アンテナ、 32 外部閾値超過信号入力部、
34 閾値超過信号出力部、 36 最大値最小値保持機能

Claims (8)

  1. 調査対象装置の周辺の測定箇所に配置され、該測定箇所における電気的な物理量が逐次入力される入力部と、該入力部に入力された電気的な物理量に相当する測定値が測定範囲の上限値又は下限値を定めた閾値を超えているか否かを判定する判定部と、を有する設置環境調査装置において、
    前記調査対象装置からの異常発生信号が入力される異常発生信号入力手段と、
    前記異常発生信号があり且つ前記測定値が前記閾値を超えていない場合に、又は前記異常発生信号がなく且つ前記測定値が前記閾値を超えている場合に、前記閾値に前記測定値を再設定する閾値再設定手段と、
    を備えることを特徴とする設置環境調査装置。
  2. 前記設置環境調査装置は、
    前記入力部に逐次入力される電気的な物理量に相当する値とその測定時とを対応付けて所定期間記憶する記憶部と、
    前記測定値が前記閾値を超えた場合に、前記閾値を超えた時前後に対応する前記記憶部に記憶された値を外部に送信する送信部と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1記載の設置環境調査装置。
  3. 前記入力部に逐次入力される電気的な物理量に相当する値の所定期間内における最大値を記憶する最大値記憶手段、を更に備え、
    前記閾値再設定手段は、前記閾値が前記測定範囲の上限値を定めた上限閾値である場合において、前記異常発生信号があり且つ前記測定値が前記上限閾値を上回らない場合に、又は前記異常発生信号がなく且つ前記測定値が前記上限閾値を上回る場合に、前記上限閾値に前記最大値記憶手段が記憶している最大値を再設定すること、
    を特徴とする請求項1又は2記載の設置環境調査装置。
  4. 前記入力部に逐次入力される電気的な物理量に相当する値の所定期間内における最小値を記憶する最小値記憶手段、を更に備え、
    前記閾値再設定手段は、前記閾値が前記測定範囲の下限値を定めた下限閾値である場合において、前記異常発生信号があり且つ前記測定値が前記下限閾値を下回らない場合に、又は前記異常発生信号がなく且つ前記測定値が前記下限閾値を下回る場合に、前記下限閾値に前記最小値記憶手段が記憶している最小値を再設定すること、
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の設置環境調査装置。
  5. 調査対象装置の周辺の複数の測定箇所にそれぞれ配置され、該測定箇所における電気的な物理量が逐次入力される入力部と、該入力部に入力された電気的な物理量に相当する測定値が測定範囲の上限値又は下限値を定めた閾値を超えているか否かを判定する判定部と、を有する複数の設置環境調査装置からなる設置環境調査システムにおいて、
    前記複数の設置環境調査装置のうち少なくとも1つの設置環境調査装置は、
    他の設置環境調査装置からの閾値超過信号(以下、外部閾値超過信号という。)が入力される外部閾値超過信号入力手段と、
    前記外部閾値超過信号があり且つ前記測定値が前記閾値を超えていない場合に、又は前記外部閾値超過信号がなく且つ前記測定値が前記閾値を超えている場合に、前記閾値に前記測定値を再設定する閾値再設定手段と、
    を備えることを特徴とする設置環境調査システム。
  6. 前記複数の設置環境調査装置のうち少なくとも1つの設置環境調査装置は、
    前記入力部に逐次入力される電気的な物理量に相当する値とその測定時とを対応付けて所定期間記憶する記憶部と、
    前記測定値が前記閾値を超えた場合に、前記閾値を超えた時前後に対応する前記記憶部に記憶された値を外部に送信する送信部と、
    を更に備えることを特徴とする請求項5記載の設置環境調査システム。
  7. 前記複数の設置環境調査装置のうち少なくとも1つの設置環境調査装置は、
    前記入力部に逐次入力される電気的な物理量に相当する値の所定期間内における最大値を記憶する最大値記憶手段、を更に備え、
    前記閾値再設定手段は、前記閾値が前記測定範囲の上限値を定めた上限閾値である場合において、前記外部閾値超過信号があり且つ前記測定値が前記上限閾値を上回らない場合に、又は前記外部閾値超過信号がなく且つ前記測定値が前記上限閾値を上回る場合に、前記上限閾値に前記最大値記憶手段が記憶している最大値を再設定すること、
    を特徴とする請求項5又は6記載の設置環境調査システム。
  8. 前記複数の設置環境調査装置のうち少なくとも1つの設置環境調査装置は、
    前記入力部に逐次入力される電気的な物理量に相当する値の所定期間内における最小値を記憶する最小値記憶手段、を更に備え、
    前記閾値再設定手段は、前記閾値が前記測定範囲の下限値を定めた下限閾値である場合において、前記外部閾値超過信号があり且つ前記測定値が前記下限閾値を下回らない場合に、又は前記外部閾値超過信号がなく且つ前記測定値が前記下限閾値を下回る場合に、前記下限閾値に前記最小値記憶手段が記憶している最小値を再設定すること、
    を特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項記載の設置環境調査システム。
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