JP2012056179A - 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理装置の制御方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 繰り返しオブジェクトの印刷物を用い、濃度測定を行うことでトナーや用紙を余分に消費することなく、精度よく濃度変動を補正することが簡単に可能となる画像処理装置を提供する。
【解決手段】 本発明における画像処理装置は、繰り返しオブジェクトが濃度補正のために測定されるのに適した繰り返しオブジェクトであるかを判定し、濃度補正のために測定されるのに適していると判定された繰り返しオブジェクトを含むページから、濃度補正のために測定される複数の測定ページ及び該測定ページにおける測定位置を決定するCPU114と、印刷された前記測定ページにおける測定位置の濃度を測定する測定部118とを有し、CPU114は、測定された測定ページの濃度に従って濃度補正を行う。
【選択図】 図5

Description

本発明は、繰り返しオブジェクトを使った濃度補正、特にVDPにおいて、複数回参照可能な繰り返しブジェクトであるリユーザブルオブジェクトを使った濃度補正を行う画像処理装置、画像処理装置の制御方法、プログラムに関する。
近年、One To One Marketingの市場拡大に伴い、個々の顧客ニーズに合わせた情報を提供するダイレクトメールが普及してきている。このようなダイレクトメールに係る可変バリアブルデータの印刷には、PPML(Personalized Print Markup Language)に代表される特殊なVDPのページ記述言語が採用されている。VDP(Variable Data Print)データは、以下の3つから構成される。複数ページで繰り返し利用されるリユーザブルオブジェクトと、ページ毎に可変な顧客情報等を含む多数のバリアブルオブジェクトと、文書情報の実態を定義したページ記述言語で構成される。ここで説明した前記リユーザブルデータは、繰り返しオブジェクトのことを示す。
また、マイクロソフト社製のパワーポイントなどプレゼンテーションで使うアプリでは各ページが同じ背景オブジェクトを繰り返し用いてジョブが構成されている。通常は各ページ同じ背景オブジェクトをページごとに繰り返し処理するため、印刷するまでの時間が多くかかってしまっていた。そこで同じオブジェクトの背景を一度処理して保存しておき、それぞれのページでは保存した処理済みのオブジェクトを使用することにより、高速に印刷するコントローラも市場にでてきている。ここで説明した背景オブジェクトは、繰り返しオブジェクトのことを示す。
次に特に印刷する手段として電子写真を用いたとき、インクを用いた印刷よりも濃度安定性が不安定なため、印刷中に印刷のデータとは別にデータを準備し、そのデータの変化を測定して濃度補正を行う技術が知られている。
例えば、特許文献1には、出力用紙上に同一又は異なる画像を周期的に画像形成して複数部数出力し、検出された基準画像とその同一画像の作像状態を比較し、その比較結果に基づいて画像形成条件の補正動作の実行を判断し制御する技術が記載されている。これにより周期的に濃度補正することで印刷での濃度変動を抑えることが可能となっている。また、特許文献2には、濃度変動を簡易的に測定するために画像形成の途中の中間転写体の画像を測定して濃度変動を抑えようとする技術が記載されている。
特開2006−293129号公報 特開2003−195584号公報
上記の背景のもと、特許文献1では別途濃度補正用の画像を用意して濃度補正を行っているため、印刷ジョブではない濃度補正用の用紙を余分に使う必要がある課題があった。
また、上記特許文献2では印刷ジョブ中に濃度変動を測定する。そのためジョブ間で画像形成を行う必要があるため、トナーを余分に使ってしまうという課題があった。また、特許文献2の方法では実際に印刷する紙ではなく中間転写体で濃度変動を測定しているため測定精度が実際の紙で測定した場合と比べて悪くなるという課題があった。
上記の課題を鑑み、本発明は、繰り返しオブジェクトの印刷物を用い、濃度測定を行うことでトナーや用紙を余分に消費することなく、精度よく濃度変動を補正することが簡単に可能となる画像処理装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明における画像処理装置は、複数のページで繰り返し使用される繰り返しオブジェクトを含む印刷ジョブを印刷する印刷手段を有する画像処理装置であって、前記繰り返しオブジェクトが濃度補正のために測定されるのに適した繰り返しオブジェクトであるかを判定する判定手段と、前記判定手段により、濃度補正のために測定されるのに適していると判定された繰り返しオブジェクトを含むページから、濃度補正のために測定される複数の測定ページ及び該測定ページにおける測定位置を決定する決定手段と、前記印刷手段により印刷された前記測定ページにおける前記測定位置の濃度を測定する測定手段と、前記測定手段により測定された前記測定ページの濃度に従って濃度補正を行う濃度補正手段とを有することを特徴とする。
本発明により、繰り返しオブジェクトの印刷物を用い、濃度測定を行うことでトナーや用紙を余分に消費することなく、精度よく濃度変動を補正することが簡単に可能となる。
本実施例に適用されるVDP印刷システムの構成を示すブロック図 PPMLデータのデータ構造を示す図 ページ画像とオブジェクトの関係を示す図 ページ画像の出力イメージの関係を示す図 本実施例の概要を説明するフローチャート データの解析とチェックを詳細に説明するフローチャート 繰り返しオブジェクトの解析とチェックを詳細に説明するフローチャート 印刷、繰り返しオブジェクト濃度補正を詳細に説明するフローチャート PPMLデータの一例を示す図 ページの配置例を示す図 ページの配置例を示す図 ページの配置例を示す図 ページの配置例を示す図 ページの配置例を示す図 繰り返しオブジェクトと測定位置例を示す図 繰り返しオブジェクトと測定位置例を示す図 繰り返しオブジェクトページと測定位置例を示す図 測定位置例を示す図 補正値と濃度調整値との対応関係の一例を示す図 グローバルな繰り返しオブジェクト濃度補正を詳細に説明するフローチャート グローバルな繰り返しオブジェクト濃度補正を詳細に説明するフローチャート 実施例を説明するUIを示す図
(実施例1)
本発明の第一の実施例をまず図1を用いて説明する。図1は、本実施例に適用されるVDP印刷システムの構成を示すブロック図である。VDP印刷システムは本発明に適用される情報処理装置であるPC(Personal Computer)101及び、本発明に適用される画像処理装置であるプリンタ108により構成される。また、PC101とプリンタ108とはネットワーク107を介して通信可能に接続されている。
PC101は、ホットフォルダ102、表示部103、CPU104、HDD105、RAM106からなる。ホットフォルダ102は、ネットワーク107を介してプリンタ108へPPML等ダイレクトプリントデータを送信するものである。表示部103は、CPU104を介してホットフォルダ102、HDD105等のPC101の状況を表示するものである。CPU104は、PC101の各種処理に用いられる中央演算ユニットである。HDD105は、PC101に関するデータや、PPML等ダイレクトプリントデータなど各種データを格納し、読みだされ使用されるものである。RAM106は、CPU104での各種演算処理で用いられるデータの記憶手段であり、PC101の各種処理に使用される。
プリンタ108は、コントローラ109、プリントエンジン117、測定部118からなる。コントローラ109は、インタプリタ110、RIP111、画像処理部112、UI(User Interface)113、CPU114、RAM115、HDD116からなる。インタプリタ110は、PC101からネットワーク107を介して送信されてきたPPML等PDL(Page Description Language)プリントデータを解釈翻訳するものである。RIP111は、解釈したプリントデータを各ページのビットマップの印刷データに変換するものである。画像処理部112は、ビットマップの印刷データをプリントエンジンに最適なプリントデータに変換したり補正したりするものである。UI113は、プリンタ108の各種状況を表示し、プリンタに各種設定を入力するものである。CPU114は、プリンタ108やプリントエンジン117の各種処理に用いられる中央演算ユニットである。RAM115は、CPU104での各種演算処理で用いられるデータの記憶手段であり、プリンタ108やプリントエンジン117の各種処理に使用される。HDD116は、プリンタ108やプリントエンジン117に関するデータや、プリントデータなど各種データを格納し、読みだされ使用されるものである。
プリントエンジン117は、コントローラ109で生成したプリントデータを実際に印刷するものである。測定部118はプリンタの濃度補正に用いられる濃度を測定する部分である。
次に、図1に示すVDP印刷システムにおける簡単な動作について説明する。まずPC101は、図示してないPPML言語を生成するアプリケーションでPPMLデータを作成する。作成されたデータは、ZipファイルにまとめられHDD105に保存される。この保存されたファイルをPC101の表示部に表示されているホットフォルダ102にファイルを格納し、印刷させるとネットワーク107を通してプリンタ108へPPMLデータを投入することができる。投入されたPPMLデータは、コントローラ109内のインタプリタ110で解釈翻訳される。解釈翻訳されたデータは、RIP111でページごとのビットマップデータに変換される。ビットマップデータは、画像処理部112でプリントエンジンに最適なプリントデータに変換補正される。プリントエンジン用のプリントデータは、プリントエンジン117で印刷出力される。ここで、プリントエンジン117は、印刷に合わせ濃度補正時にはRAM115やHDD116に格納された濃度補正パッチデータを読み出し印刷する。プリンタ108は、その印刷データを測定部118で濃度測定し、CPU114で濃度補正テーブルを演算作成し、画像処理部112で補正テーブルを使ってプリントデータが補正され適切な濃度に変換して出力する。
ここでPPMLデータのデータ構造について図2を例に説明する。PPMLデータ201は、JOB202、DOCUMENT203、204、205、206、PAGE207、208、209、リユーザブルオブジェクト210、バリアブルオブジェクト211、212、213からなる階層構造で定義管理されている。DOCUMENT203はPAGE207、208、209からなる1つの固まりとして管理され、この単位をレコードと呼ばれている。また、JOBは前記レコードの集まりからなり、図2に示されるPPMLのジョブは50のレコードからなる。図では、50のレコードのうちレコード1、レコード2、レコード34、レコード50が例として示されている。
PAGEは、リユーザブルオブジェクトとバリアブルオブジェクトからからなる。リユーザブルオブジェクト210は図2からもわかるように各PAGEから参照され、繰り返し使用されていることから繰り返しオブジェクトと呼ばれている。バリアブルオブジェクト211、212、213はそれぞれのページだけで使われている。VDPおいて、この繰り返しオブジェクトは、毎ページでインタプリタ処理行うのではなく、初めの一回のインタプリタ処理でRAMやHDDに一次保存されている。VDPの処理手法としては、その後、再利用する際、その保存しているデータを読み出し、インタプリタ処理をページ毎に行わないことにより、ページ毎の処理時間を短縮し、パフォーマンスを向上させる手法が一般的に用いられている。
図3では、図2で示した構造のレコード1の実際のページ画像とオブジェクトの関係を説明する。ページ1のページ画像は、リユーザブルオブジェクト304とバリアブルオブジェクト305からなり、301となる。ページ2のページ画像は、リユーザブルオブジェクト304とバリアブルオブジェクト306からなり、302となる。ページ3のページ画像は、リユーザブルオブジェクト304とバリアブルオブジェクト307からなり、303となる。このようにリユーザブルオブジェクト304は、繰り返し各ページで用いられ、繰り返しオブジェクトであることがわかる。ここでは繰り返しオブジェクトは、わかりやすく単純に描いているが、具体的には各ページで用いられる背景などに相当する。
図4では、図2で示した構造のPPMLデータ201の実際のページ画像の出力イメージを示している。このように繰り返しオブジェクト304は、各ページで背景として繰り返し用いられていることが分かる。
次に図5は、繰り返しオブジェクトを用いた濃度補正処理の概要を説明するフローチャートである。まず、ステップ501において、CPU104は、ユーザーの表示部103におけるジョブ投入操作により、ホットフォルダ102に対してPPMLデータ(印刷ジョブ)の投入を行う。PPMLデータは、図2で説明した構造のデータで以下説明を行う。ステップ502において、CPU104は、ユーザーの表示部103における印刷操作により、PC101からネットワーク107を介してPPMLデータをプリンタ108へ送信する。ステップ503において、CPU114は、PC101からの印刷指示を受け予めRAM115に記憶してある測定間隔と許容範囲をプログラムに設定する。
測定間隔は、濃度補正を行う間隔であり、予めプリントエンジン、プリント用紙、プリント環境、プリント耐久状況などによって規定されるものである。尚、測定間隔は、ユーザーがプリンタの状況からUI113を介して設定される構成であっても構わない。本実施例では、説明を簡単にするため測定間隔は100ページに設定されているものとして説明する。
次に、許容範囲は、CPU114により設定される、測定間隔の設定ページ数に対する前後の許容量である。本実施例では、許容範囲は設定ページ数の10%に設定されているものとする。具体的には、測定間隔が100ページであるため、許容範囲は10ページとなり、前5ページ、後ろ5ページとなる。許容範囲を設定することにより、実際の印刷データ内の繰り返しオブジェクトを用いた濃度測定の適用頻度を増すことが可能となる。
次に、ステップ504において、CPU114は、PC101から受信した印刷データであるPPMLデータの解析と判定を行う。CPU114は、PPMLデータに繰り返しオブジェクトがあるか、測定間隔を満たすか等の判定を行う。ステップ504での解析及び判定の詳細は、図6を用いて後述する。CPU114は、ステップ504の判定により条件を満たすときはステップ505にプログラムを進め、満たさないときはステップ507にプログラムを進める。ステップ507は、繰り返しオブジェクトでの濃度補正ができないときでの印刷ならびに簡易濃度補正の場合を示す。この場合は、CPU114の制御によりPPMLデータを印刷し、印刷とは別に従来方式の中間転写体に印刷したパッチで濃度補正を行う。
ステップ505では、CPU114により繰り返しオブジェクトの解析及び判定が行われる。ここでの解析及び判定の詳細は図7を用いて後述する。CPU114は、ステップ505の判定により条件を満たすときはステップ506にプログラムを進め、満たさないときはステップ507にプログラムを進める。ステップ506において、CPU114は、実際に印刷データのインタプリタ110、RIP111、画像処理部112を順次進め、プリントエンジン119でページ毎に印刷を行う。その際、CPU114は、繰り返しオブジェクトの測定ページでは測定部118で濃度を測定し、濃度補正を行いながら印刷を行う。ステップ506における処理の詳細は図8を用いて後述する。
図6は、ステップ504でのPPMLデータ(印刷ジョブ)の解析及び判定の詳細を説明するフローチャートである。尚、ステップ503で設定された測定間隔及び許容範囲は前述したとおり、測定間隔は100ページ、許容範囲は10ページとして設定がされているものとして説明する。
ステップ601において、CPU114は、全ての繰り返しオブジェクトについてチェックされたか否かを判定するために使用されるカウンタ(N)の初期化を行い、N=0とする。ステップ602において、CPU114は受信したPPMLデータの構造を解析し、PPMLデータに繰り返しオブジェクトが含まれているか否かを判定する。例えば、図2に示されるPPMLデータが解析された場合は、リユーザブルオブジェクト210が繰り返しオブジェクトなので、CPU114は、繰り返しオブジェクトが含まれている(Yes)と判定し、ステップ603に移行する。一方、繰り返しオブジェクトが含まれていない(No)と判定されたときは、CPU114はステップ507にプログラムを進める。
ステップ603において、CPU114は、印刷ジョブにおけるプリント総ページ(Total)と繰り返しオブジェクト数(K)を解析する。例えば、図2のPPMLデータでは、プリント総ページ(Total)は150ページ、繰り返しオブジェクト数(K)はリユーザブルオブジェクト210の1つとCPU114で解析される。
ステップ604において、CPU114は、カウンタNをカウントアップさせる。ステップ605において、CPU114は、チェック対象であるN番目の繰り返しオブジェクト(対象繰り返しオブジェクト)が印刷されるページ数である繰り返しオブジェクトプリントページ数(Reusable_page_N)を確認する。例えば、印刷ジョブの解析が始まった際には、まずは1番目の繰り返しオブジェクトのである繰り返しオブジェクトプリントページ数(Reusable_page_1)が確認される。図2のPPMLデータをCPU114が解析された場合には、リユーザブルオブジェクト210は、印刷ジョブの全てのページで印刷されるため、リユーザブルオブジェクト210の繰り返しオブジェクトプリントページ数は150となる。
ステップ606において、CPU114は、対象繰り返しオブジェクトが、設定されている測定間隔を満たすか否かを判定する。ここで、プリント総ページ(Total)に対して設定されている測定間隔で測定行うための最低限の条件は、Total/測定間隔が繰り返しオブジェクトプリントページ数より小さいときである。そのため、対象繰り返しオブジェクトの繰り返しオブジェクトプリントページ数が、Total/測定間隔より大きい場合、測定間隔を満たすと判定される。一方、対象繰り返しオブジェクトの繰り返しオブジェクトプリントページ数が、Total/測定間隔以下である場合、測定間隔を満たさないと判定される。図2のPPMLデータでは、プリント総ページTotalは150、繰り返しオブジェクトプリントページ数150、測定間隔100となり、Total/測定間隔=1.5<150で条件を満たすと判定される。一方、例えば、測定間隔が50、プリント総ページTotal=150、繰り返しオブジェクトの総プリントページ数2の場合には、Total/測定間隔=3>2で条件を満たさないと判定される。条件を満たすと判定された場合は、ステップ607に移行し、条件を満たさないと判定された場合は、ステップ608に移行する。
ステップ607において、CPU114は、対象繰り返しオブジェクトに対して測定候補オブジェクトフラグを立てる。例えばN番目の対象繰り返しオブジェクトが測定間隔を満たすと判定された場合には、Pre_Flag_N=ON(1)と設定される。ステップ608において、CPU114は、対象繰り返しオブジェクトに対して測定候補オブジェクトフラグを立てない。例えばN番目の対象繰り返しオブジェクトが測定間隔を満たさないと判定された場合には、Pre_Flag_N=OFF(0)と設定される。
ステップ609において、CPU114は、繰り返しオブジェクトをすべてチェックしたかどうかをカウンタNと繰り返しオブジェクト数Kを比較することで判断する。具体的には、NとKとが等しいしいときはすべてチェックしたと判断され、ステップ505に移行する。カウンタNと繰り返しオブジェクト数Kを比較の結果が等しくないときは、CPU114はステップ604まで戻り次の繰り返しオブジェクトをチェックする。例えば、図2のPPMLデータではK=1なので1回のチェックとなる。
以上の処理により、印刷ジョブに繰り返しジョブが含まれているか否かが判定され、含まれてない場合は、従来の簡易濃度補正が行われる。繰り返しジョブが含まれている場合にはその繰り返しオブジェクトが間隔を満たすかどうかが解析され、フラグが立てられたうえで、図7で説明する繰り返しオブジェクトの解析及び判定の処理に進むこととなる。
図7は、ステップ505での繰り返しオブジェクトの解析及び判定の詳細に説明するフローチャートある。ステップ701において、CPU114は、カウンタ(N)の初期化を行い、N=0とする。ステップ702において、CPU114は、繰り返しオブジェクトをすべてチェックしたかどうかをカウンタNと繰り返しオブジェクト数Kを比較することで判断する。具体的には、NとKとが等しいしいときはすべての繰り返しオブジェクトがチェックされ、濃度測定に用いられるのに適した繰り返しオブジェクトがなかったと判断され、ステップ507に移行する。カウンタNと繰り返しオブジェクト数Kを比較の結果が等しくないときは、次の対象繰り返しオブジェクトのチェックを行うため、ステップ703に移行する。
ステップ703において、CPU114は、カウンタNをカウントアップさせる。ステップ704以降において、チェック対象であるN番目の繰り返しオブジェクト(対象繰り返しオブジェクト)の解析及びチェックが行われる。
ステップ704において、CPU114は、対象繰り返しオブジェクトが、測定候補オブジェクトであるかどうかを、測定候補オブジェクトフラグPre_Flag_Nを用いて確認する。測定候補オブジェクトフラグPre_Flag_NがON(1)である場合には、対象繰り返しオブジェクトは測定候補オブジェクトであると判断され、ステップ705に移行する。一方、測定候補オブジェクトフラグPre_Flag_NがOFF(0)である場合には、対象繰り返しオブジェクトは測定候補オブジェクトではないと判定されステップ702に移行する。
ステップ705において、CPU114は、対象繰り返しオブジェクトが測定位置の許容測定ページ内にあるか確認を行う。例えば、図2のPPMLデータでは、ページの配置は図4のようになる。この場合、CPU114は、最初の測定ページである1ページ目に対して許容測定ページ範囲は1ページ目から6ページ目となる。図4の例では繰り返しオブジェクト304は全てのページに使用されており、許容測定ページ範囲内に対象繰り返しオブジェクトあると判断される。このときCPU114は、N番目の繰り返しオブジェクトに関して印刷ジョブの中で測定対象となるページを示す項目であるReusable_ScanPgae_Nに1ページ目を示す1を記録する。ここでは、許容測定ページ範囲のうち最も測定ページに近いページが記録されることが望ましい。次に、CPU114は、測定間隔100ページ後の101ページにおいても同じように対象繰り返しオブジェクトが、許容測定範囲96ページから106ページにあるか確認行う。図4のように対象繰り返しオブジェクトは101ページにあるので、CPU114は、Reusable_ScanPgae_1に101を記録する。上記の確認を全ての許容測定ページ範囲に対して行い、全ての許容測定ページ範囲に対象繰り返しオブジェクトが使用されている時、CPU114は対象繰り返しオブジェクトが測定位置の許容測定ページ内にあると判断し、ステップ710にプログラムを進める。
一方、全ての許容測定ページ範囲において対象繰り返しオブジェクトが使用されていない場合、CPU114は対象繰り返しオブジェクトが測定位置の許容測定ページ内にないと判断し、ステップ706にプログラムを進める。
上記では、繰り返しオブジェクトが測定位置にあるときを説明したが、測定位置になかった時を以下に説明する。図9は、PPML901のデータ構造において、ジョブ1(902)、ジョブ2(903)、ジョブ3(904)、ジョブ4(905)が、ダイレクトメールの配送先としてそれぞれのジョブ内で印刷物がまとまっている必要がある場合を示している。ジョブ1(902)で、レコード11(906)とレコード12(907)は、同じ配送先なのでレコード同士を切り離せない。図9のPPMLデータでは、ページの配置は図10のようになる。この場合、ステップ705でCPU114は、最初の測定ページ1において許容測定ページ範囲は1ページから6ページで、その範囲内に繰り返しオブジェクトは1ページにあるので、Reusable_ScanPgae_1に1を記録する。次に測定間隔100ページ後の101ページにおいてもCPU114は同じように繰り返しオブジェクトが、許容測定範囲96ページから106ページにあるか確認行う。図10のように繰り返しオブジェクトは許容測定範囲96ページから106ページにないためステップ705でCPU114はNOと判断し、ステップ706にプログラムを進める。
ステップ706において、CPU114は、許容測定ページ範囲に含まれるレコードと、対象繰り返しオブジェクトが使用されているレコードとを入れ替えることが可能であるかを判定する。例えば、図10に示されるように、対象繰り返しオブジェクトが使用されているページ1001、1002を許容測定ページ範囲内に移動させたい場合を考える。この時、ページ1001はすでに許容測定範囲内にあるため、ページ1002を含むレコード12を、次の許容測定ページ範囲内にあるレコード31又はレコード32と入れ替える必要がある。しかしながら、図10の印刷ジョブではレコード31と、レコード32とが同一のジョブとしてまとまって設定されているためこれらのジョブを他のジョブに含まれるレコードと入れ替えることができない。このような場合、レコードを入れ替えることが不可能と判定され、ステップ702に移行する。
次に、図11に示されるように、対象繰り返しオブジェクトが使用されているページ1101、1102を許容測定ページ範囲内に移動させたい場合を考える。この時、ページ1101はすでに許容測定範囲内にあるため、ページ1102を含むレコード31を、次の許容測定ページ範囲内にあるレコード32と入れ替える必要がある。図11の印刷ジョブではレコード31と、レコード32とが同一のジョブとしてまとまって設定されているためレコード31と、レコード32とを入れ替えることができる。このような場合、レコードを入れ替えることが可能と判定され、ステップ707に移行する。
ステップ707において、CPU114は、ステップ706において可能と判定されたレコードの入れ替えを行う。ステップ708において、CPU114は、レコードが入れ替えられた後の印刷ジョブにおいて、対象繰り返しオブジェクトが測定位置の許容測定ページ内にあるか確認を行う。ここでの処理は、ステップ705の処理と同様である。ここで、図12は、図11の印刷ジョブにおいてレコード31とレコード32とが入れ替えられた後のレコードの並びを示す図である。レコードの入れ替えにより、入れ替え前は許容測定ページ範囲内になかったページ1102が許容測定ページ範囲である102ページ目に移動した。そのため、この場合、ステップ708において、対象繰り返しオブジェクトが測定位置の許容測定ページ内にあると判断される。そして、Reusable_ScanPgae_Nに102が記録された後、ステップ710に移行する。
一方、レコードが入れ替えられた後の印刷ジョブにおいて、対象繰り返しオブジェクトが測定位置の許容測定ページ内にないと判断された場合は、ステップ709に移行する。このような場合の例について、図13及び図14に示す。図13はレコード入れ替え前の印刷ジョブ、図14はレコード入れ替え後の印刷ジョブをそれぞれ示す図である。図13及び図14において、黒く塗りつぶされているページが対象繰り返しオブジェクトの使用されているページである。図13において、許容測定ページ内にあるレコード3と対象繰り返オブジェクトの使用されているページを有するレコード2を入れ替えると、図14に示される並びになる。ここで、レコード2に含まれるページ数が多いため、レコードを入れ替えたにも関わらず、対象繰り返しオブジェクトの使用されているページが許容測定ページ内に含まれない。このような場合に、ステップ708で、対象繰り返しオブジェクトが測定位置の許容測定ページ内にないと判断されることとなる。
ステップ709において、CPU114は、ステップ707において入れ替えられたレコードを元に戻し、ステップ702に移行する。
ステップ705またはステップ708において、対象繰り返しオブジェクトが測定位置の許容測定ページ内にあると判断されReusable_ScanPage_Nが確定した後、ステップ710以降で、ページ内での測定位置の決定処理が行われる。
ステップ710において、CPU114は、対象繰り返しオブジェクトが測定部により測定可能な位置(測定部位置)にあるか否かを判定する。対象繰り返しオブジェクト測定部位置にあると判定された場合は、ステップ711に移行し、対象繰り返しオブジェクトが測定部位置にないと判定された場合は、ステップ702に移行する。ここで、図15及び図16を用いて、対象繰り返しオブジェクトが測定部位置にある場合、ない場合の例についてそれぞれ説明する。尚、以下の説明では簡略化のためモノクロ画像の例について説明を行う。
図15(A)は、図3に示した繰り返しオブジェクト304と、測定部118における各測定部位1501〜1510とを重ね合わせた図である。測定部位1501〜1510はページの中央部分に位置する。これは、一般的にプリンタの濃度は中央部が安定しており、濃度の安定した部分で測定を行うためである。ステップ710では、CPU114は1501から1510までの測定部位における平均濃度を求め、値があれば測定部にオブジェクトがあると判断する。図15(B)は、図15(A)の例における判定結果を示す表である。表に示すように測定部位1501〜1510まで平均濃度はいずれの100であり、全ての測定部位で対象繰り返しオブジェクトがあると判定されている。
図16(A)は、ページ1601に、対象繰り返しオブジェクト1602が含まれている場合の例を示す図である。この場合、対象繰り返しオブジェクト1602が、測定部位1501〜1510の範囲外にあるため、図16(B)の表に示すように、全ての測定部位において、対象繰り返しオブジェクトがないと判定されている。
ステップ711において、CPU114は必要に応じて入力値をデバイス値に変換を行う。ここでは、モノクロ色空間をモノクロデバイス向けで説明しているので変換は行わないが、RGB色空間などではモノクロデバイス向けにモノクロ色空間への変換を行う。ステップ712において、CPU114は、測定する対象オブジェクトの測定部位における平均濃度が、プリントエンジン性能に応じて予め規定されている測定濃度の範囲内にあるか確認を行う。例えば、ハイライト部の低濃度は階調が飛びやすく、ダーク部の高濃度部は階調がつぶれやすい場合は、80から120の中濃度が測定濃度の範囲となる。ステップ712において、平均濃度が測定濃度の範囲内にあると判断された場合、ステップ713に移行し、平均濃度が測定濃度の範囲内にないと判断された場合、ステップ702に移行する。例えば、図15の例では、図15(B)の表に示される通り、測定部位1501〜1510において平均濃度が100となっているため、測定濃度の範囲内にあると判断される。
ステップ713において、CPU114は、対象繰り返しオブジェクトを含むページに対してRIP処理を施すようRIP111を制御し、ビットマップ画像の生成を行う。尚、すでに各ページのRIP処理が終了している場合には、すでに生成されているビットマップ画像を取得する構成であってもかまわない。ステップ714において、CPU114は、対象繰り返しオブジェクトと他のオブジェクトの重なりが測定に問題がないかについて判定する。ここで実際の濃度測定は、対象繰り返しオブジェクトだけでなく、例えば文字などの他のオブジェクトと重なって印刷が行われたページに対して行われる。そのため、他のオブジェクトが重なった後のページに対して測定が可能かを判定する必要がある。
ステップ714での判定の具体例について図17を用いて説明する。図17(A)は、図3に示されるページ301であり、ページ301には、対象繰り返しオブジェクト304と、バリアブルオブジェクト305とが含まれる。図17(B)は、判定結果を示す表である。ここでは、各測定部位において重なり前の平均濃度と重なり後の平均濃度とを比較し、異なっている場合は該測定部位において対象繰り返しオブジェクトと他のオブジェクトとが重なっており測定不可能と判定している。図17(B)の例では、測定部位1502、1503、1504において重なりが起きており、測定不可能とされ、測定部位1501、1505、1506、1507、1508、1509、1510において重なりが起きておらず測定可能とされている。CPU114は、このような判定をReusable_ScanPage_Nとして記録されている全てのページに対して行う。そして、その結果全てのページで測定可能と判定された測定部位が存在する場合には、ステップ714の判定では対象繰り返しオブジェクトと他のオブジェクトの重なりが測定に問題がないと判定されステップ715に移行する。一方、全てのページで測定可能と判定された測定部位が存在しない場合には、対象繰り返しオブジェクトと他のオブジェクトの重なりが測定に問題があると判定され、ステップ702に移行する。ステップ714の判定において、問題があると判定されるのは、例えば、判定したページのいずれかで全ての測定部位において測定不可能だった場合、測定可能な測定部位がページ毎でことなり、同一の測定部位で測定可能と判定されなかった場合などである。
ステップ715において、CPU114は、濃度測定において、測定部118により測定がおこなわれる測定ページ及び、測定ページにおいてどの測定部位で測定を行うかを示す測定位置を決定する。具体的には、測定ページを示すReusable_ScanPageの項目に現在の対象繰り返しオブジェクトにおけるReusable_ScanPage_Nの値を記録する。また、測定位置を示すReusable_ScanPoint全ての測定ページで測定可能な測定部位の番号を記録する。例えば、測定ページが全部で2ページ(第一の測定ページ、第二の測定ページ)の場合を考える。第一の測定ページでは測定部位1501、1509、1510が測定可能であり、第二の測定ページでは測定部位1507、1508、1509が測定可能である場合、両方の測定ページで測定可能な測定部位1509が記録されることとなる。
ステップ715で、測定ページ及び測定位置が決定された後、ステップ506に移行する。尚、本実施例においては、1種類の測定ページが決定したらその測定ページを用いて濃度補正が行われることになる。しかし、この方法に限らず、全ての繰り返し対象オブジェクトをチェックし、複数種類の測定ページが決定された場合により適切な測定ページを選択する構成であってもかまわない。
実際には図18(A)に示すように測定位置のReusable_ScanPointに対応した出力画像の座標が図18の始点1901、終点1902として定義されており、その座標にあわせたタイミングで印刷物は測定器で読み取られる。図18(B)は各測定部位に定義されている座標の一例を示す表である。
以上の処理により、対象繰り返しオブジェクトが濃度補正のために測定されるのに適した繰り返しオブジェクトであるか否かが判定される。そして、濃度補正のために測定されるのに適した繰り返しオブジェクトと判定された繰り返しオブジェクトを含むページから測定ページ及び該測定ページにおける測定位置が決定されることとなる。これにより、繰り返しオブジェクトを使って濃度変動を測定するための条件がプログラムに設定され、ステップ506では、定義された条件を元に繰り返しオブジェクト濃度補正が行われる。
図8は、ステップ506での印刷、繰り返しオブジェクト濃度補正を詳細に説明するフローチャートである。ステップ801において、CPU114は、必要なカウンタの初期化であるN=0を行う。ステップ802において、CPU114は、カウンタNをカウントアップする。ステップ803において、CPU114は、プリントエンジン117にNページ目の印刷を指示する。
ステップ804において、CPU114は、図7のステップ715で記録されたReusable_ScanPageを参照し、現在のページが測定ページかどうかを判断する。測定ページであると判断された場合は、ステップ805に移行し、測定ページでないと判定された場合は、ステップ812に移行する。ステップ805において、CPU114は、図7のステップ715で記録されたReusable_ScanPointを参照し、測定位置を確認する。そして、CPU114は、図18(B)に示される測定座標を参考に測定部118で印刷されたページの繰り返しオブジェクト上の濃度を測定する。
ステップ806において、CPU114は、測定が一回目であるか否かを判断する。一回目であると判断されたときはステップ807に移行する。一方、一回目ではないと判断された時は、ステップ808に移行する。ステップ807において、CPU114は、ステップ805で測定した測定値を測定値1に格納する。ステップ808において、CPU114は、ステップ805で測定した測定値を測定値2に格納する。
ステップ809において、CPU114は、補正値を式1から求める。尚、測定位置が複数あるときはそれぞれの位置の補正値を求め、複数の補正値の平均値を最終補正値にすると測定誤差を低減させることが可能となる。
補正値=測定値2−測定値1 (式1)
ステップ810において、CPU114は、図19に示されるように予め定義されている補正値と濃度調整値の対応関係に従って濃度調整値を取得し、濃度補正用のLUT(Look Up Table)の値を取得した濃度調整値に書き換える。これにより、補正値が大きいときは濃度を薄くし、補正値が小さいときは濃度を濃くすることができ、一定の濃度での出力を可能にする。ステップ811において、CPU114は、次回の補正値測定のために測定値1に測定値2を格納する。
ステップ812でCPU114は、すべて印刷したかをNが総プリント数Totalと等しいかで判断し、等しくないときは次のページの印刷のためステップ802にプログラムを進め、等しいときはすべて印刷したこととなり処理を終了する。
以上から、繰り返し用いられるオブジェクトの印刷物を直接読み込みことでトナーや用紙を余分に消費することなく、精度よく濃度変動を補正することが簡単に可能となる。VDPの特徴を利用し、測定ページに繰り返しオブジェクトがない場合もレコードを入れ替えることで測定可能となる。
説明では印刷ジョブであるVDPデータとしてPPMLデータで説明を行ったが、PDF/VTデータなど他のVDPデータの場合でも本発明を適用可能であり、同様の効果を得ることができる。
(実施例2)
繰り返しオブジェクトが1つのPPMLデータ内だけでなく、一度繰り返しオブジェクトをプリンタ108に登録すると他のPPMLデータ(印刷ジョブ)でも参照可能となるグローバルオブジェクトがある。実施例2では、このグローバルな繰り返しオブジェクトでの例を説明する。尚、本実施例においては、実施例1と同一のシステムを用いて、その説明を省略する。また、フローチャートの処理についても、実施例1と同様の処理を行う部分は、同じ付番で記載し、その説明を省略し、差異についてのみ説明する。
図20は、初めにグローバルな繰り返しオブジェクトの値を次のデータ時にも利用できるようにするフローチャートである。基本は図8と同じで同一の部分は説明を省く。CPU114はグローバル測定値が設定されてないときに図20の処理を行う。図20では、図8からステップ2001が追加され、CPU114は測定した測定値1を順次グローバル測定値として保持する。こうすることで印刷データの最終の測定値をCPU114は保持することが可能となる。次にCPU114はグローバル測定値が設定されているときに図21の処理を行う。図20で記憶した同じグローバルな繰り返しオブジェクトを用いたデータがプリンタ108に投入された際の動きを図21で説明する。図20では、CPU114は繰り返しオブジェクトの一回目は濃度変動を比較する測定値がないので補正を行わない。しかし、図21では前のグローバル測定値がCPU114で保持しているので、ステップ2101で補正値をグローバル測定値と測定値1からCPU114は求めることが可能となる。ステップ2102では、実施例1で説明したように補正Lutの書き換えを行う。最後に図21でもステップ2103でCPU114は測定した測定値1を順次グローバル測定値として保持することで、次のデータの際に再度図21を用いて濃度補正を行うことが可能となる。
グローバルデータで必ずしも前のデータとの濃度変動を補正したい場合とも限らない。たとえば、階調キャリブレーションを行ったのちに出力するようなときは、階調キャリブレーションで同じ繰り返しオブジェクトを出力しても濃度が変わっている可能性が高いからである。そこでUI113で表示した図22に示す画面において、初期化ボタン2203でグローバル測定値の初期化を行う。CPU114はグローバル測定値の初期化を行い、グローバル測定値が設定されてない状態になるので、濃度補正処理としては図20の処理を行う。
また、階調キャリブレーションを行うごとに初期化しないで済むように、グローバルオブジェクトのデータ間濃度変動ハンドリングをしないと図22のUI113で選択可能とすることでユーザーの好みの設定が可能となる。
以上から、データ間で共通に用いられるグローバルな繰り返しオブジェクトを用いて、データ間での濃度変動も補正することが可能となる。また、前記データ間での濃度補正をしないようにし、前のデータの初期化を可能とし、ユーザーの好みの設定を可能とする。
以上が本発明の実施例の説明であるが、本発明において、これら上記の構成に限られるものではなく、特許請求の範囲で示した機能、または実施の形態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのようなものであっても適用可能である。
以上、本発明の実施例について具体例を挙げて説明したが、本発明は上記の実施例に限定されるものではない。また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。

Claims (10)

  1. 複数のページで繰り返し使用される繰り返しオブジェクトを含む印刷ジョブを印刷する印刷手段を有する画像処理装置であって、
    前記繰り返しオブジェクトが濃度補正のために測定されるのに適した繰り返しオブジェクトであるかを判定する判定手段と、
    前記判定手段により、濃度補正のために測定されるのに適していると判定された繰り返しオブジェクトを含むページから、濃度補正のために測定される複数の測定ページ及び該測定ページにおける測定位置を決定する決定手段と、
    前記印刷手段により印刷された前記測定ページにおける前記測定位置の濃度を測定する測定手段と、
    前記測定手段により測定された前記測定ページの濃度に従って濃度補正を行う濃度補正手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記判定手段は、前記印刷ジョブにおいて前記繰り返しオブジェクトが印刷されるページ数が、濃度補正における測定間隔を満たす場合に、前記前記繰り返しオブジェクトが濃度補正のために測定されるのに適した繰り返しオブジェクトであると判定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記判定手段は、前記繰り返しオブジェクトが印刷されるページが、濃度補正において測定されるページとして許容される範囲内にある場合に、前記前記繰り返しオブジェクトが濃度補正のために測定されるのに適した繰り返しオブジェクトであると判定することを特徴とする請求項1または2いずれかに記載の画像処理装置。
  4. 前記繰り返しオブジェクトが印刷されるページが、濃度補正において測定されるページとして許容される範囲内にない場合に、印刷ジョブに含まれるレコードを入れ替えることで、前記繰り返しオブジェクトが印刷されるページを、濃度補正において測定されるページとして許容される範囲内に移動させる入れ替え手段をさらに有することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記判定手段は、前記繰り返しオブジェクトが、濃度補正おいて前記測定手段が測定可能な位置にある場合に、前記前記繰り返しオブジェクトが濃度補正のために測定されるのに適した繰り返しオブジェクトであると判定することを特徴とする請求項1乃至4いずれか一項に記載の画像処理装置。
  6. 前記判定手段は、前記繰り返しオブジェクトの濃度が、濃度補正において、測定される測定濃度の範囲内である場合に、前記前記繰り返しオブジェクトが濃度補正のために測定されるのに適した繰り返しオブジェクトであると判定することを特徴とする請求項1乃至5いずれか一項に記載の画像処理装置。
  7. 前記判定手段は、ページ内での前記繰り返しオブジェクトと他のオブジェクトとの重なりが、濃度測定に問題がない場合に、前記前記繰り返しオブジェクトが濃度補正のために測定されるのに適した繰り返しオブジェクトであると判定することを特徴とする請求項1乃至6いずれか一項に記載の画像処理装置。
  8. 前記決定手段は、前記複数の測定ページのうちいずれの測定ページにおいても前記測定手段により測定可能な位置を前記測定位置として決定することを特徴とする請求項1乃至7いずれか一項に記載の画像処理装置。
  9. 複数のページで繰り返し使用される繰り返しオブジェクトを含む印刷ジョブを印刷する印刷手段を有する画像処理装置の制御方法であって、
    前記繰り返しオブジェクトが濃度補正のために測定されるのに適した繰り返しオブジェクトであるかを判定する判定工程と、
    前記判定工程において、濃度補正のために測定されるのに適していると判定された繰り返しオブジェクトを含むページから、濃度補正のために測定される複数の測定ページ及び該測定ページにおける測定位置を決定する決定工程と、
    前記印刷手段により印刷された前記測定ページにおける前記測定位置の濃度を測定する測定工程と、
    前記測定工程において測定された前記測定ページの濃度に従って濃度補正を行う濃度補正工程とを有することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  10. 請求項9に記載の画像処理装置の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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