JP2012055992A - 電動工具 - Google Patents

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Nobuhito Hosokawa
信仁 細川
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Abstract

【課題】作業性を改善し多様な加工部材を加工可能な電動工具の提供。
【解決手段】ロータリバンドソー1は、ハウジング2と、ハウジング2に収容される第1鋸車4と、ハウジング2に収容される第2鋸車5と、ハウジング2に収容される第1モータ6と、ハウジング2に収容される第2モータ7と、を有する。第1鋸車4は第1モータ6によって駆動され、第2鋸車5は第2モータ7によって駆動される。ロータリバンドソー1は、第1鋸車4と第2鋸車5とに張架された鋸刃3を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は電動工具に関する。
従来の電動工具たるロータリバンドソー101(バンドソー、帯鋸、又は帯鋸盤ともいう)は、ハウジング102と、ハウジング102内にその一部が収容される鋸刃103と、鋸刃103を回転可能に保持し、車軸141及び車軸151を中心に回転する第1鋸車104及び第2鋸車105と、モータハウジング121に収容され出力軸161を中心に回転駆動し第1鋸車104及び第2鋸車105を駆動するモータ106と、モータ106の駆動力を第1鋸車104に伝達する回転運動伝達機構108とから構成される(図7から10)。
特開2001−300819号公報
モータ106は、図10に示すように、単一のモータ106で第1鋸車104を駆動していた。このモータ106は円筒形状をしたモータであった。
さらに、モータ106は、複数のコイルを有するロータ162と、複数の磁石を有するステータ163と、複数の磁石の磁力漏れを防止するためのヨークと、を備えている。モータ106のヨークは鉄であるためその重量が重く、ロータリバンドソー101全体の重量の増加の要因となっていた。これにより、作業者の作業性が悪化していた。
さらに、図8及び図9に示すように、モータ106の出力軸161に直交する断面から見て、モータハウジング121の断面は車軸141及び車軸151に対して約50°傾斜し、モータハウジング121は上方に突出するように設けられている。このモータハウジング121の突出部分が作業時に障害となっていた。
さらに、モータ106のサイズ(出力軸161に直交する断面の大きさ)が大きいことによって、図7に示す作業深さLが小さく設定されてしまう。また、作業深さLを大きく採ろうとしてモータ106を図8の上方に移動させると、モータハウジング121の突起部分が作業時の障害となってしまうため、作業深さLを大きく採ることは困難であった。作業深さLが大きくなるとより大きな被削材を切断することが可能となるため、作業深さLのさらなる伸長化が求められていた。
そこで本発明は、作業性を改善し多様な被削材を加工可能な電動工具を提供することを目的とする。
本発明は、ハウジングと、前記ハウジングに収容される第1の鋸車と、前記ハウジングに収容される第2の鋸車と、前記ハウジングから一部が露出し前記第1の鋸車と前記第2の鋸車とによって駆動される鋸刃と、前記ハウジングに収容され前記第1の鋸車を駆動するための第1のモータと、前記ハウジングに収容され前記第2の鋸車を駆動するための第2のモータと、を有することを特徴とする電動工具を提供している。
このような構成によると、第1の鋸車は第1のモータによって駆動され、第2の鋸車は第2のモータによって駆動されているため、1つのモータで2つの鋸車を駆動する場合と比較するとより大きなトルクを得ることができる。これにより、硬い被削材であっても切断することが可能となる。
また、前記第1の鋸車の回転数を検出可能な第1の回転検出素子と、前記第2の鋸車の回転数を検出可能な第2の回転検出素子と、を有することが好ましい。
また、前記第1の回転検出素子によって検出した前記第1の鋸車の回転数と、前記第2の回転検出素子によって検出した前記第2の鋸車の回転数がほぼ同一になるように、前記第1のモータと前記第2のモータとを制御する制御部を有することが好ましい。
このような構成によると、第1の鋸車の径と第2の鋸車の径とが同一である場合には、第1のモータの回転数と第2のモータの回転数とが略同一となるため、鋸刃にかかる負荷が軽減される。これにより、鋸刃の長寿命化を図ることができる。
前記第1のモータ及び前記第2のモータは、それぞれ、出力軸と、略円板形状を成す基板上にコイルが固定され前記基板の軸方向と前記出力軸の軸方向とが一致するように前記出力軸に固定されたロータと、前記コイルと対向する位置に前記基板の円周方向に沿って配置される磁石及び前記磁石の磁力を強めるためのヨークを有するステータとから構成されることが好ましい。
このような構成によると、第1のモータ及び第2のモータのロータは略円板形状の基板の軸方向と出力軸の軸方向とが一致するように出力軸に固定されているため、第1のモータ及び第2のモータの軸方向のサイズをコンパクトにすることができる。さらに、従来のモータと比較すると各モータのヨークが小型化されるため、たとえモータが2つ搭載されたとしても従来のモータと比較すると大幅な重量低減が可能となる。これにより、電動工具の重量を低減し作業性を改善することができる。
また、前記ハウジングは前記第1の鋸車を保持する第1の保持部材と、前記第2の鋸車を保持する第2の保持部材と、を有し、前記第1の保持部材は前記第1のモータを保持しており、前記第2の保持部材は前記第2のモータを保持していることが好ましい。
このような構成によると、第1のモータと第1の鋸車とが第1の保持部材によって保持されていて、第2のモータと第2の鋸車とが第2の保持部材によって保持されているため、第1のモータと第1の鋸車とが互いに近接した位置にあって、第2のモータと第2の鋸車とが互いに近接した位置にある。これにより、第1のモータの駆動力を第1の鋸車に伝達する部品及び第2のモータの駆動力を第2の鋸車に伝達する部品を最小限に抑えることができる。
また、前記ハウジングは、前記第1の保持部材と前記第2の保持部材とを繋ぐとともに前記制御部を収容する接続部を有し、前記鋸刃は無端ベルト形状であって前記第1の鋸車に掛けられ、次にその一部が外部に露出し、次に前記第2の鋸車に掛けられ、次に前記接続部の内部を通過して再び前記第1の鋸車に掛けられるように配置されることが好ましい。
このような構成によると、第1の保持部材と第2の保持部材とは接続部によって接続されていて鋸刃は無端ベルト形状であって第1の鋸車に巻回されその一部が外部に露出し第2の鋸車に巻回され接続部の内部を通過して再び第1の鋸車に巻回されるように配置されるため、第1の保持部材と第2の保持部材とは接続部と露出されている鋸刃とによって互いに接続される構成となる。そうすると、接続部と露出している鋸刃とは所定距離離間することとなるため、大きな加工材料であっても加工することが可能になる。
前記第1の鋸車はその車軸を中心に回転し、前記第1の鋸車の車軸は前記第1のモータの出力軸と略平行であり、前記第2の鋸車はその車軸を中心に回転し、前記第2の鋸車の車軸は前記第2のモータの出力軸と略平行であることが好ましい。
また、前記第1のモータの形状と前記第2のモータの形状は略同一であることが好ましい。
本発明の別の観点では、第1のモータと、前記第1のモータによって回転駆動される第1の回転車と、第2のモータと、前記第2のモータによって回転駆動される第2の回転車と、前記第1の回転車と前記第2の回転車とを回転可能に保持するハウジングと、前記第1の回転車及び前記第2の回転車に保持され、前記第1の回転車及び前記第2の回転車に駆動され、被削材を加工可能な帯状部材と、を有し、前記第1の回転車と前記第2の回転車の回転数がほぼ同一となるように、前記第1のモータ及び前記第2のモータを制御することを特徴とする電動工具を提供している。
また、前記第1の回転車及び前記第2の回転車の回転数を検出可能な回転検出素子を設けることが好ましい。
本発明によれば、作業性を改善し多様な被削材を加工可能な電動工具を提供することができる。
本発明の実施の形態に係るロータリバンドソーの正面図。 本発明の実施の形態に係るロータリバンドソーの図1のII−IIに沿った断面図。 本発明の実施の形態に係るロータリバンドソーのロータの構成を説明するための図。 本発明の実施の形態に係るロータリバンドソーの図2のIV−IVの位置から見た概観図。 本発明の実施の形態に係るロータリバンドソーの制御を説明するためのブロック図。 本発明の実施の形態に係るロータリバンドソーの制御を説明するための概略図。 従来のロータリバンドソーの正面図。 従来のロータリバンドソーの図7のVIII−VIIIに沿った断面図。 従来のロータリバンドソーの図7のIX−IXに沿った断面図。 従来のロータリバンドソーの部分断面図。
以下、本発明の実施の形態の電動工具の一例であるロータリバンドソー1を図1から6を参照して説明する。図1に示すように、ロータリバンドソー1は、ハウジング2と、ハウジング2に一部が収容される鋸刃3と、ハウジング2内に収容され鋸刃3を回転可能に支持する第1鋸車4と、ハウジング2内に収容され鋸刃3を回転可能に支持し第1鋸車と略同一の径を有する第2鋸車5と、第1鋸車4を駆動するための第1モータ6と、第2鋸車5を駆動するための第2モータ7と(図5)、第1モータ6の駆動力を第1鋸車4に伝達する第1回転運動伝達機構8と、第2モータ7の駆動力を第2鋸車5に伝達する図示せぬ第2回転運動伝達機構と、コントローラ10と、を主に備えている。
ハウジング2は、第1鋸車4を収容する第1ハウジング21と、第2鋸車5を収容する第2ハウジング22と、第1ハウジング21と第2ハウジング22とを繋ぐ接続部23と、接続部23から第1ハウジング21側に延出するハンドル24と、接続部23から第2ハウジング22側に延出するグリップ25とから構成される。図1において、接続部23に対して鋸刃3が位置する方向を後方と定義し、逆を前方と定義する。また第1ハウジング21に対して第2ハウジング22が位置する方向を左と定義し、逆を右と定義する。図2において、ハンドル24が延出する方向を上と定義し、反対側を下と定義する。ハウジング2からは電源コード26(図5、6)が延びており、図示せぬ電源と接続することによりロータリバンドソー1に電気が供給される。
第1ハウジング21の内部の構造と第2ハウジング22の内部の構造とは略同一であって、第1モータ6と第2モータ7との構造は略同一であるため、第1ハウジング21及び第1モータ6の構造についてのみ以下に説明する。第1ハウジング21には、第1鋸車4と、第1モータ6と、第1回転運動伝達機構8と、プーリ11とが収容されている。第1ハウジング21は、第1モータ6を収容するモータハウジング21Aと、モータハウジング21Aと接続され第1鋸車4の一部を収容する本体部21Bと、本体部21Bと着脱可能であって第1鋸車4を覆うように設けられている鋸車カバー21Cとから構成される。
第1鋸車4は略円板形状をなし、本体部21Bから延びる車軸41によって軸受42を介して回転可能に支承されている。第1鋸車4は車軸41の軸方向と平行な側面を備え、側面には鋸刃3を支持する支持部材43が円周方向側面の全周に亘って設けられている。第1鋸車4の支持部材43は、第2鋸車5と共同して鋸刃3を張架している。鋸刃3は、本体部21Bに支持されているプーリ11によって第2ハウジング22へと案内される。
車軸41の一端は本体部21Bに固定されており、他端にはナット44と螺合可能な雄ネジ41Aが形成されている。雄ネジ41Aとナット44とが螺合することにより、鋸車カバー21Cが本体部21Bに固定される。
第1モータ6は、モータハウジング21Aに回転可能に支承される出力軸61と、出力軸61に固定された略円板形状のロータ62と、複数の磁石63A及びヨーク63B(図3)から構成されるステータ63と、モータハウジング21Aに支持されるブラシ64とから構成される。
出力軸61の一端は軸受61Aによってモータハウジング21Aに対して回転可能に支承されており、他端には第1ギヤ81が同軸的に一体回転可能に固定されている。出力軸61上であって、ロータ62と第1ギヤ81との間には円筒形状の磁石61Bが固定されている。磁石61Bに対向する位置には、本体部21Bに支持される第1センサー68が設けられている。第1センサー68には、図示せぬホール素子が設けられていて第1モータ6の回転数を検出し、コントローラ10に送信している。
図3の領域Aは、図2におけるA−Aに沿った断面であり、図3の領域Bは、図2におけるB−Bに沿った断面であり、図3の領域Cは、図2におけるC−Cに沿った断面である。ロータ62は、ブラシ64と当接可能であって複数の整流子65Aが形成された略円板形状の整流子板65と、複数のコイル66Aが印刷されたコイル板66と、整流子板65とコイル板66との間に設けられたスペーサ67(図2)とから構成される。整流子65Aは、出力軸61を中心に放射状に整流子板65上に設けられており、整流子65Aの半径方向内方の一端はスペーサ67を介してコイル66Aと電気的に接続されている。コイル66Aは、出力軸61を中心に放射状にコイル板66上に印刷されている。コイル板66は複数のコイル66Aが出力軸61と直交する面である表面及び裏面に印刷された略円板形状の基板を積層することにより構成され、各層に印刷されたコイル66Aは互いに接続されている。また、コイル66Aは出力軸61に向かって延び整流子65Aと電気的に接続される一端部66Bと、一端部66Bと略同一の幅を有し基板の反対面に印刷されるコイル66Aと電気的に接続される他端部66Cと、一端部66Bと他端部66Cとの間に位置し一端部66B及び他端部66Cよりも大きな幅を有する拡大部66Dとからなる。スペーサ67は、整流子板65と同様に略円板形状であって、整流子板65よりも出力軸61の軸方向における厚みが厚い。スペーサ67は、ロータ62の強度を補強するために設けられている。
ステータ63を構成する磁石63Aは、隣接する磁石63Aとは極が異なるように出力軸61を中心として円周状に配置される。より詳細には、コイル板66の下面であってコイル66Aの拡大部66Dと対向するような位置に配置される。ヨーク63Bはモータハウジング21Aに支持されるとともに複数の磁石63Aを支持し、コイル板66の上面及び下面に対向する位置に配置されている。ヨーク63Bは鉄からなり、磁石63Aの磁力をより強めるために設けられている。これにより、磁石63Aからの磁束は出力軸61と平行に延びコイル板66上の拡大部66Dを通過する。
図2に示すように、ブラシ64の一端は、整流子65Aと当接している。ブラシ64の他端には、バネ64Aが設けられていて、バネ64Aによってブラシ64は整流子板65方向に付勢されている。図4に示すように、ブラシ64は出力軸61を中心に互いに対極に位置するように2つ設けられている。ブラシ64から整流子65Aを介してコイル66Aに電気が供給されている場合は、コイル板66に出力軸61を中心とする円周方向にトルクが発生し、ロータ62が回転する。
第1回転運動伝達機構8は、第1ギヤ81と、第2ギヤ82と、固定ピン83とから構成される。第1ギヤ81は、出力軸61に固定されていて第2ギヤ82と噛合している。第2ギヤ82は、車軸41に回転可能に支承されており、固定ピン83によって第1鋸車4と同軸的に一体回転可能に固定されている。このような構成により、第1モータ6の回転力は第1ギヤ81及び第2ギヤ82を介して第1鋸車4に伝達される。
第2ハウジング22には、図1に示すように、作業時の切断位置(鋸刃3と被削材とが当接する位置)を照らす照明27と、照明27の入/切を切替えるスイッチ28と、ダイヤル29と、張り調整ノブ30と、が設けられている。作業者はダイヤル29を調整することにより、加工材料の材質に適した鋸刃3の速度で作業を行うことができる。具体的には、ダイヤル29を調整することにより、ステンレスや合金などの金属、塩化ビニル、及び木材などの材料を切断することができる。張り調整ノブ30は、鋸刃3の張力の微調整のために設けられており、例えば鋸刃3を交換した際の張力の調整に用いられる。
図4に示すように、第2ハウジング22は第2モータ7を収容するモータハウジング22Aを有し、第2モータ7に電力を供給するためのブラシ74が設けられている。第2ハウジング内の構成は、第1ハウジング21と略同一であるため、説明を省略する。
接続部23は、その内部にコントローラ10が設けられるとともに鋸刃3が通過する空間が形成されている。接続部23の後側端面から露出している鋸刃3までの距離をL´と定義する。図7に示す従来のロータリバンドソー101の距離Lと、図1に示す本発明の実施の形態のロータリバンドソー1の距離L´とを比較すると、距離L´のほうが距離Lよりも長くなるように構成される。図7及び10に示すように、従来のロータリバンドソー101では出力軸161に直交する断面の断面積が大きなモータ106が設けられていたために、距離Lを長く取ることができなかった。しかし、本発明の実施の形態のロータリバンドソー1では、第1モータ6は第1ハウジング21に、第2モータ7は第2ハウジング22に設けられているため、接続部23にはコントローラ10のみが収容されている。このような構成によって距離L´を距離Lよりも長く取ることができる。ハンドル24には、本体の起動スイッチであるトリガ24Aが設けられている。
鋸刃3は無端ベルト形状をなし、図2に示すように第1鋸車4の支持部材43に支持され(第1鋸車4に巻回され)、プーリ11に案内されて図1に示すように外部に露出し、再びプーリ11に案内されて第2ハウジング22内に入り、第2鋸車5に支持され(第2鋸車5に巻回され)、接続部23の内部空間を通過して再び第1鋸車4の支持部材43に支持されるように配置されている。鋸刃3は本発明の帯状部材に相当する。
コントローラ10には、第1モータ6の回転数が第1センサー68によって入力される(図5,6)。第2ハウジング22内にも第1ハウジング21と同様に、第2モータ7の回転数を検出するための第2センサー78が設けられており、第2センサー78によって検出された第2モータ7の回転数がコントローラ10に入力される。コントローラ10は、コネクタ29Aを介してダイヤル29と接続されており、ダイヤル29の設定に応じて第1モータ6及び第2モータ7の回転数を制御する。具体的には、コントローラ10は第1モータ6と第2モータ7とが常に同一の回転数となるように制御する。電源コード26とコントローラ10との間にトリガ24Aが設けられており、トリガ24Aが引かれることによりコントローラ10に電源が供給されて第1モータ6及び第2モータ7が回転する。また、照明27はスイッチ28をオンすることにより点灯する。
次に、ロータリバンドソー1の動作について説明する。作業者は、電源コード26を図示せぬ電源に接続して、一方の手でグリップ25を持ち、他方の手でハンドル24を持ってトリガ24Aを引く。トリガ24Aを引くことにより、ブラシ64、74に電圧が印加される。これにより、第1モータ6及び第2モータ7がダイヤル29によって指定された回転数で回転する。被削材を切断しているときに、鋸刃3に負荷がかかって第1モータ6又は第2モータ7のいずれか一方の回転数に変動が生じた(第1モータ6と第2モータ7との回転数がずれた)場合であっても、コントローラ10は第1センサー68又は第2センサー78からの信号によって回転数の変動を検知し、第1モータ6と第2モータ7との回転数が一致するように両者を制御する。作業者がトリガ24Aを離すことにより、第1モータ6及び第2モータ7が停止する。
このような構成によると、第1鋸車4は第1モータ6によって駆動され、第2鋸車5は第2モータ7によって駆動されているため、1つのモータで2つの鋸車を駆動する場合と比較するとより大きなトルクを得ることができる。これにより、硬い被削材であっても切断することが可能となる。
このような構成によると、第1鋸車4と第2鋸車5との径が同一であって、モータ6の回転数と第2モータ7の回転数とが略同一であるため、鋸刃3にかかる張力が常に一定となり鋸刃3にかかる負荷が軽減される。これにより、鋸刃3の長寿命化を図ることができる。
このような構成によると、第1モータ6及び第2モータ7のロータ62は略円板形状のコイル板66の軸方向と出力軸61の軸方向とが一致するように出力軸61に固定されているため、第16モータ及び第2モータ7の軸方向のサイズをコンパクトにすることができる。これにより、ロータリバンドソー1の上下方向の小型化が可能となり、ロータリバンドソー1と被削材との干渉が低減されるため作業性が向上する。さらに、従来のモータと比較すると第1モータ6及び第2モータ7の各ヨークが小型化されるため、たとえモータが2つ搭載されたとしても従来のモータと比較すると大幅な重量低減が可能となる。これにより、ロータリバンドソー1の重量を低減し作業性を改善することができる。
このような構成によると、第1モータ6と第1鋸車4とが第1ハウジング21によって保持されていて、第2モータ7と第2鋸車5とが第2ハウジング22によって保持されているため、第1モータ6と第1鋸車4とが互いに近接した位置にあって、第2モータ7と第2鋸車5とが互いに近接した位置にある。これにより、第1モータ6の駆動力を第14鋸車に伝達する第1回転運動伝達機構8の部品及び第2モータ7の駆動力を第2鋸車5に伝達する図示せぬ第2回転運動伝達機構の部品を最小限に抑えることができる。
このような構成によると、第1ハウジング21と第2ハウジング22とは接続部23によって接続されていて鋸刃3は無端ベルト形状であって第1鋸車4に巻回されその一部が外部に露出し第2鋸車5に巻回され接続部23の内部を通過して再び第1鋸車4に巻回されるように配置されるため、第1の保持部材と第2の保持部材とは接続部と露出されている鋸刃とによって互いに接続される構成となる。そうすると、接続部と露出している鋸刃とは所定距離離間することとなるため、大きな加工材料であっても加工することが可能になる。
本発明による電動工具は上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。
本発明の電動工具の実施例として、ロータリバンドソー1を基に説明した。しかし、2つのモータを有し、この2つのモータでそれぞれ2つの回転車を回転させる電動工具であれば、本発明の効果を奏することができる。このような電動工具の例としては、例えば、ベルトサンダがある。
1・・ロータリバンドソー 2・・ハウジング 3・・鋸刃 4・・第1鋸車 5・・第2鋸車 6・・第1モータ 7・・第2モータ 8・・第1回転運動伝達機構 10・・コントローラ 21・・第1ハウジング 22・・第2ハウジング 24・・ハンドル 61・・出力軸 62・・ロータ 63・・ステータ 64・・ブラシ 65・・整流子板 66・・コイル板 68・・第1センサー 61B・・磁石 65A・・整流子 66A・・コイル 78・・第2センサー

Claims (10)

  1. ハウジングと、
    前記ハウジングに収容される第1の鋸車と、
    前記ハウジングに収容される第2の鋸車と、
    前記ハウジングから一部が露出し前記第1の鋸車と前記第2の鋸車とによって駆動される鋸刃と、
    前記ハウジングに収容され前記第1の鋸車を駆動するための第1のモータと、
    前記ハウジングに収容され前記第2の鋸車を駆動するための第2のモータと、を有することを特徴とする電動工具。
  2. 前記第1の鋸車の回転数を検出可能な第1の回転検出素子と、
    前記第2の鋸車の回転数を検出可能な第2の回転検出素子と、を有することを特徴とする請求項1に記載の電動工具。
  3. 前記第1の回転検出素子によって検出した前記第1の鋸車の回転数と、前記第2の回転検出素子によって検出した前記第2の鋸車の回転数がほぼ同一になるように、前記第1のモータと前記第2のモータとを制御する制御部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の電動工具。
  4. 前記第1のモータ及び前記第2のモータは、それぞれ、出力軸と、略円板形状を成す基板上にコイルが固定され前記基板の軸方向と前記出力軸の軸方向とが一致するように前記出力軸に固定されたロータと、前記コイルと対向する位置に前記基板の円周方向に沿って配置される磁石と前記磁石の磁力を強めるためのヨークとを有するステータと、から構成されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電動工具。
  5. 前記ハウジングは前記第1の鋸車を保持する第1の保持部材と、前記第2の鋸車を保持する第2の保持部材と、を有し、
    前記第1の保持部材は前記第1のモータを保持しており、前記第2の保持部材は前記第2のモータを保持していることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電動工具。
  6. 前記ハウジングは、前記第1の保持部材と前記第2の保持部材とを繋ぐとともに前記制御部を収容する接続部を有し、前記鋸刃は無端ベルト形状であって前記第1の鋸車に掛けられ、次にその一部が外部に露出し、次に前記第2の鋸車に掛けられ、次に前記接続部の内部を通過して再び前記第1の鋸車に掛けられるように配置されることを特徴とする請求項5に記載の電動工具。
  7. 前記第1の鋸車はその車軸を中心に回転し、前記第1の鋸車の車軸は前記第1のモータの出力軸と略平行であり、前記第2の鋸車はその車軸を中心に回転し、前記第2の鋸車の車軸は前記第2のモータの出力軸と略平行であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の電動工具。
  8. 前記第1のモータの形状と前記第2のモータの形状は略同一であることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の電動工具。
  9. 第1のモータと、
    前記第1のモータによって回転駆動される第1の回転車と、
    第2のモータと、
    前記第2のモータによって回転駆動される第2の回転車と、
    前記第1の回転車と前記第2の回転車とを回転可能に保持するハウジングと、
    前記第1の回転車及び前記第2の回転車に保持され、前記第1の回転車及び前記第2の回転車に駆動され、被削材を加工可能な帯状部材と、を有し、
    前記第1の回転車と前記第2の回転車の回転数がほぼ同一となるように、前記第1のモータ及び前記第2のモータを制御することを特徴とする電動工具。
  10. 前記第1の回転車及び前記第2の回転車の回転数を検出可能な回転検出素子を設けたことを特徴とする請求項9に記載の電動工具。
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