JP2012055585A - 椅子 - Google Patents

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Abstract

【課題】座の動きに背もたれを追従させる。
【解決手段】座ベース2と、座ベース2に傾動可能に支持された座部材1と、座ベース2と座部材1の間に設けられ、座部材1を傾動していない姿勢に戻すように付勢する付勢手段4と、座部材1の傾動に連動して背もたれ6を変位させる連動手段5とを備え、連動手段5は、座部材1の傾動が右方向の成分を含む場合には背もたれ6の左側の側部を前方に変位させ、左方向の成分を含む場合には背もたれ6の右側の側部を前方に変位させるものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、椅子に関する。さらに詳しくは、本発明は、傾動可能な座を有する椅子に関するものである。
従来、座を傾動可能にした椅子がある。この椅子を図33に示す。この椅子は、椅子フレーム201の座フレーム202に固定された支持板203と座部204との間にユニバーサルジョイント207を設け、座部204を傾動可能に支持している。椅子フレーム201はパイプを曲げて形成され、脚205と背もたれ206を一体に形成している。
この椅子を使用すると、着座者が姿勢を傾けた方向に座部204を傾かせることができるので、姿勢を傾けながらの作業がしやすくなる。
特開2006−68223号公報
しかしながら、上述の椅子では、椅子フレーム201を曲げることで背もたれ206が形成されているため、座部204を傾動させても背もたれ206を移動させることができない。そのため、着座者が姿勢を傾けた場合、背もたれ206が使い難いものとなる。
本発明は、座の動きに背もたれを追従させることが可能な椅子を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、請求項1記載の椅子は、座ベースと、座ベースに傾動可能に支持された座部材と、座ベースと座部材の間に設けられ、座部材を傾動していない姿勢に戻すように付勢する付勢手段と、座部材の傾動に連動して背もたれを変位させる連動手段とを備え、連動手段は、座部材の傾動が右方向の成分を含む場合には背もたれの左側の側部を前方に変位させ、左方向の成分を含む場合には背もたれの右側の側部を前方に変位させるものである。
したがって、着座者が姿勢を左右に傾けると、座ベースに対して座部材が左右に傾動する。連動手段は座部材の傾動に連動してその傾動方向とは反対側の背もたれの側部を前方に変位させるので、背もたれが着座者との隙間を埋めるように変位する。そして、着座者が姿勢を戻すと、付勢手段が座部材の姿勢を元に戻す。これに連動して連動手段が背もたれを元の状態に戻す。
ここで、請求項2記載の椅子のように、連動手段は背もたれのランバーサポート部を前方に変位させるようにしても良い。なお、本明細書では、ランバーサポート部とは背もたれの左右方向の中央部を表すと共にその両側の所謂サイドサポート部分をも含むものとする。即ち、横から背もたれを見た場合、上下方向のほぼ中央部分で前方に最も突出している部分を指すものとし、ランバーサポート部を前方に変位させるとはランバーサポート部の一部(例えば、側部のみ)の変位を含んでいる。
また、請求項3記載の椅子は、背もたれは可撓性であり且つランバーサポート部が前方に突出するように湾曲しており、連動手段は、座部材の左右後部と背もたれの左右下部とをそれぞれ連結し、座部材の傾動に伴う座部材の後部の上昇によって背もたれの下部が持ち上げられて湾曲しランバーサポート部が前方に変位するものである。
したがって、着座者が姿勢を左右に傾けることで座部材が左右に傾動すると、連動手段によって背もたれの下部が持ち上げられる。背もたれは可撓性であり且つランバーサポート部が前方に突出するように湾曲しているので、下部を持ち上げられた背もたれは更に湾曲し、ランバーサポート部を前方に変位させる。例えば、着座者が右に姿勢を傾けると、座部材の左側が上昇するので、背もたれの左側が持ち上げられ、主にランバーサポート部の左側が前方に変位する。即ち、背もたれが着座者との隙間を埋めるように変位する。
また、請求項4記載の椅子は、背もたれの両側部の一部をそれぞれ背もたれ本体とは別部材として前後方向に揺動可能にすると共に、連動手段は座部材の後部左右と左右の別部材とをそれぞれ連結する左右一対のリンクを備え、リンクは座部材との連結点の下降によって別部材を後方に揺動させ、座部材との連結点の上昇によって別部材を前方に揺動させるものである。
したがって、着座者が姿勢を左右に傾けることで座部材が左右に傾動すると、連動手段のリンクによって背もたれ側部の別部材(以下、揺動プレートという)が揺動される。例えば、着座者が右に姿勢を傾けると、座部材の左側が上昇するので、左側のリンクが左側の揺動プレートを前方に揺動させる。即ち、背もたれが着座者との隙間を埋めるように変位する。
また、請求項5記載の椅子は、座ベースと座部材の間に座部材の後方への傾動を防止する傾動防止手段を備えるものである。したがって、座部材が後方に傾動するのを防止することができる。
また、請求項6記載の椅子は、背もたれは可撓性であり、左右一対の支持アームによって背もたれに左右方向の力を加えて背もたれを撓ませることにより背もたれの後方への撓み量を調整する背もたれ撓み量調整機構を備えるものである。
また、請求項7記載の椅子は、背もたれは可撓性であり、左右方向に延びる背フレームと、背フレームに設けられた押圧機構によって背もたれの左右中央部分に前後方向の力を加えて背もたれを撓ませることにより背もたれの後方への撓み量を調整する背凭れ撓み量調整機構を備えるものである。
したがって、背もたれの横断面形状の後方への撓み量を着座者の好みに合わせて変化させたり体型に合わせて調整したりすることができる。
請求項1記載の椅子によれば、連動手段が座部材の傾動に連動してその傾動方向とは反対側の背もたれの側部を前方に変位させることができ、これによって、背もたれが着座者との隙間を埋めるように変位するので、背もたれを着座者の姿勢の変化に追従させて変位させることができる。そのため、姿勢を傾けた場合の座り心地を向上させることができる。
ここで、請求項2記載の椅子のように、連動手段は背もたれのランバーサポート部を前方に変位させるようにしても良い。
また、請求項3記載の椅子のように、可撓性で且つランバーサポート部が前方に突出するように湾曲している背もたれを、連動手段によって下部を持ち上げるようにして更に湾曲させ、前方に変位させるようにしても良い。
また、請求項4記載の椅子のように揺動プレートを揺動させることで背もたれ全体として変位させるようにしても良い。
さらに、請求項5記載の椅子は、座ベースと座部材の間に座部材の後方への傾動を防止する傾動防止手段を備えるものである。したがって、座部材が後方に傾動するのを防止することができる。また、背もたれに凭り掛かる場合に感知手段の作動を防止することができるので、この点からも椅子の使い勝手をより一層向上させることができる。
また、請求項6,7記載の椅子によれば、背もたれ撓み量調整機構によって背もたれの横断面形状の後方への撓み量を着座者の好みに合わせて変化させたり体型に合わせて調整したりすることができ、背もたれのよりかかり利用の快適性の向上を図ることが可能になる。即ち、背もたれを着座者の姿勢の変化に追従させて変位させることができることと相俟って、より一層、椅子の使い勝手を向上させることができる。
本発明の椅子の第1の実施形態を示し、座部材が傾動していない状態の側面図である。 図1の椅子の背もたれと座を示す背面図である。 図1の椅子の平面図である。 本発明の椅子の第1の実施形態を示し、座部材が左に傾動している状態の側面図である。 図4の椅子の背もたれと座を示す背面図である。 図4の椅子の座を示す断面図である。 図4の椅子の平面図である。 本発明の椅子の第1の実施形態を示し、座部材が前に傾動している状態の側面図である。 本発明の椅子の第2の実施形態を示し、座部材が傾動していない状態の側面図である。 図9の椅子の背もたれと座を示す背面図である。 図9の椅子の平面図である。 本発明の椅子の第2の実施形態を示し、座部材が左に傾動している状態の側面図である。 図12の椅子の背もたれと座を示す背面図である。 図12の椅子の座を示す断面図である。 図12の椅子の平面図である。 本発明の椅子の第3の実施形態を示し、座部材が傾動していない状態の側面図である。 図16の椅子の背もたれと座を示す背面図である。 図16の椅子の平面図である。 本発明の椅子の第3の実施形態を示し、座部材が左に傾動している状態の側面図である。 図16の椅子の座を示す断面図である。 図16の椅子の平面図である。 傾動防止手段を有する椅子の平面図である。 背もたれ撓み量調整機構の一例を示す図で、背もたれの横断面形状の後方への撓み量が小さい状態を示す図である。(A)は背もたれ撓み量調整機構によって調整される背もたれの平面図である。(B)は背もたれ撓み量調整機構の背面図である。 背もたれ撓み量調整機構の一例を示す図で、背もたれの横断面形状の後方への撓み量が大きい状態を示す図である。(A)は背もたれ撓み量調整機構によって調整される背もたれの平面図である。(B)は背もたれ撓み量調整機構の背面図である。 実施形態の背もたれ撓み量調整機構の一部拡大側面図である。 実施形態の背もたれ撓み量調整機構(後ろ側部分で、支持アームを中心とする構成)の分解背面図である。 実施形態の背もたれ撓み量調整機構(前側部分で、背支桿を中心とする構成)の分解背面図である。 実施形態における支持アームと背もたれとの連結機構を示す一部拡大図である。(A)は連結機構の側面図である。(B)は連結機構の平面図である。 背もたれ撓み量調整機構の第1の変形例を示す図である。 背もたれ撓み量調整機構の第2の変形例を示す図である。 背もたれ撓み量調整機構の第3の変形例を示す図である。 背もたれ撓み量調整機構の第4の変形例を示す図である。 従来の椅子の側面図である。
以下、本発明の構成を図面に示す形態に基づいて詳細に説明する。
図1〜図8に、本発明の椅子の第1の実施形態を示す。椅子は、座ベース2と、座ベース2に傾動可能に支持された座部材1と、座ベース2と座部材1の間に設けられ、座部材1を傾動していない姿勢に戻すように付勢する付勢手段4と、座部材1の傾動に連動して背もたれを変位させる連動手段5とを備えている。
本実施形態では、背もたれ6を可撓性を有する板状の背もたれとしており、上下方向のほぼ中央に2本の水平なスリット7を設けて撓み易くしている。2本のスリット7の間が上下方向において最も前方に突出したランバーサポート部6bとなっている。即ち、背もたれ6はランバーサポート部6bが前方に突出するように湾曲している。背もたれ6の上部は背支桿10に取り付けられた左右一対の支持アーム11によって支持されており、下部は連動手段5によって支持されている。なお、ここでは、ランバーサポート部6bとは背もたれ6の左右方向の中央部を表すと共にその両側の所謂サイドサポート部分をも含むものとする。即ち、横から背もたれ6を見た場合、上下方向のほぼ中央部分で前方に最も突出している部分を指すものとし、ランバーサポート部6bを前方に変位させることには背もたれ6の側部のみを変位させる場合も含むものとする。
椅子の座は座ベース2と座部材1より構成されている。座ベース2は、脚13に支持される座受け部材14と座受け部材14に支持される背支桿10とによって前後を支持され、座と背の動きを連動させる所謂シンクロロッキング機構を構成している。また、本実施形態の座部材1は、支持板15上にクッション材16を重ねるように取り付けた構成となっている。座部材1は傾動手段3と付勢手段4とによって座ベース2上に傾動可能に支持されている。座ベース2と座部材1との間には傾動手段3及び付勢手段4を配置すると共に座部材1の傾動を可能にする空間17が設けられている。
本実施形態では傾動手段3としてユニバーサルジョイントを使用している。ただし、ユニバーサルジョイントに限るものではなく、例えばピボット軸受け、ボールジョイント等でも良く、あるいはコイルスプリングやゴム製ブロック等の弾性体の変形を利用して傾動可能に支持しても良く、座部材1を傾動可能に支持できるものであれば特に限定されるものではない。本実施形態では、ユニバーサルジョイントの2本の揺動中心軸を前後方向と左右方向に向けて配置している。ただし、この配置に限るものではない。傾動手段3は、座部材1をバランスさせる位置に設けられている。本実施形態では、座部材1の中央に対応する位置に傾動手段3を設けているが、座部材1の位置はこれに限るものではなく、上述の通り座部材1がバランスする位置であれば適宜設定可能である。
座部材1が傾動可能な最大の角度は、例えば座り心地等を考慮して適宜設定される。例えば、3度である。ただし、この限りではない。
なお、傾動手段3がユニバーサルジョイント、ピボット軸受け、ボールジョイント等である場合には、傾動によって座部材1の一側が下がると反対側が上がることになるが、ここでは下がる側の動作に着目して揺動の方向を決める。例えば、左側への傾動は、座部材1の左側が下がり、右側が上がる動きを意味する。一方、傾動手段3が弾性体の変形を利用するものである場合には、傾動によって一側が下がっても反対側はそれほど大きくは上又は下に動かない場合がある。このような場合には、大きく下がる側である一側の動作に着目して揺動の方向を決める。例えば、左側への傾動は、座部材1の左側が右側に対して大きく下がり、右側が小さく下がる又は上がる動き、即ち左側に沈む動きを意味する。
付勢手段4は座部材1を揺動していない姿勢になるように支持している。本実施形態では、座部材1の揺動していない姿勢は水平姿勢であるので、付勢手段4は座部材1が水平になるように付勢している。ただし、必ずしも座部材1を水平になるように支持する必要はなく、例えば若干前傾(前に傾く)又は後傾(後に傾く)するように支持しても良い。即ち、着座者の体重がかかっていない状態で座部材1を傾斜させても良い。
本実施形態では付勢手段4としてコイルスプリングを使用している。ただし、コイルスプリングに限るものではなく、その他のスプリングを使用しても良く、着座者が立ち上がって座部材1に作用する着座者の荷重が消滅した場合に座部材1を水平に戻すことができるものであれば特に制限されない。コイルスプリングは例えば4本設けられており、座部材1の四隅に対応して配置されている。ただし、コイルスプリングの数は必ずしも4本に限るものではない。コイルスプリングの座部材1側のスプリングシートは支持板15に、座ベース2側のスプリングシートは座ベース2に設けられた支持アーム2aにそれぞれ取り付けられている。コイルスプリングは上下方向に沿って設けられている。
本実施形態では、平面視の形状において、座部材1に比べて座ベース2が小さいので、座ベース2の四隅に支持アーム2aを設け、支持アーム2aと座部材1との間に付勢手段4を設けることで、座の四隅に付勢手段4を配置するようにしている。
付勢手段4の付勢力の強さは、例えば椅子が使用されていない状態や使用されていても座部材1がバランスしている状態では、若干の外力を受けても座部材1が傾動せず、且つ、バランスが崩れた場合には座部材1の傾動を可能にする強さに設定されている。ただし、必ずしもこのようにする必要はなく、例えば付勢手段4の付勢力の強さを弱いものとしてもよく、具体的には外力を受ければ座部材1が傾動する程度の付勢力としてもよい。
なお、付勢手段4は座部材1の最大傾動角度を決定するストッパとしても機能する。即ち、座部材1は付勢手段4の変形量が限界に達するまで傾動可能になっている。ただし、必ずしも付勢手段4をストッパとして機能させる必要はなく、付勢手段4とは別にストッパを設けても良い。
連動手段5は、座部材1の傾動が右方向の成分を含む場合には背もたれ6の左側の側部を前方に変位させ、左方向の成分を含む場合には背もたれ6の右側の側部を前方に変位させるものである。本実施形態では、連動手段5は背もたれ6のランバーサポート部6bを前方に変位させるようにしている。ただし、必ずしもランバーサポート部6bを前方に変位させる必要はなく、背もたれ6の側部であれば、ランバーサポート部6b以外の部位を前方に変位させるようにしても良い。
また、本実施形態の連動手段5は、座部材1の左右後部と背もたれ6の左右下部とをそれぞれ連結し、座部材1の傾動に伴う座部材1の後部の上昇によって背もたれ6の下部を持ち上げて湾曲させランバーサポート部6bが前方に変位するようにしている。
連動手段5は、例えば左右一対の連結片(以下、連結片5という)である。連結片5は座部材1の支持板15の後部に取り付けられており、後方に延出し、背もたれ6の前面の下端近傍に設けられた取付具30に揺動自在に連結されている。連結の揺動の中心軸は椅子の左右方向に沿っている。
次に、連動手段5の作動について説明する。椅子が使用されていない状態では、座部材1はバランスしあるいは付勢手段4によって付勢されて水平になっている。そのため、連動手段5は作動せず、背もたれ6は正面を向いている(図3)。
この状態で椅子が使用され、着座者が姿勢を傾けると、座部材1はバランスが崩れて揺動する。例えば、着座者が左側に姿勢を傾ける(左側に体重を掛ける)と、座部材1は左側に傾動する(図6)ので、左側の連結片5が背もたれ6の左側部を下げて背もたれ6の左側部を伸ばして湾曲を少なくし、右側の連結片5が背もたれ6の右側部を持ち上げて背もたれ6の右側部を更に湾曲させる(図5)。即ち、背もたれ6のランバーサポート部6bの左側部が後退し、右側部が前進することになり、背もたれ6全体を左向きに撓ませるように変位させることができる(図7)。また、着座者が右側に姿勢を傾けると、座部材1は右側に傾動するので、上述の場合とは逆に背もたれ6を右向きに撓ませるように変位させることができる。このように、背もたれ6を着座者の姿勢の変化に追従させて着座者との間の隙間を埋めるように変位させることができる。そのため、椅子の使い勝手を向上させることができる。
また、図8に示すように、着座者が前に姿勢を傾けた場合には、座部材1は前側に傾動するので、左右の連結片5が両方とも上昇する。したがって、この場合には背もたれ6の下端がほぼ全幅に亘り持ち上げられ、背もたれ6全体が押し縮められるようにして更に湾曲され、ランバーサポート部6bがほぼ全幅に亘り前進する。したがって、背もたれ6を着座者の姿勢の変化に追従させて着座者との間の隙間を埋めるように変位させることができる。そのため、この場合にも椅子の使い勝手を向上させることができる。
さらに、着座者が後に姿勢を傾けた場合には、座部材1は後側に傾動するので、左右の連結片5が両方とも下降する。したがって、この場合には背もたれ6の下端がほぼ全幅に亘り下に引っ張られ、背もたれ6全体が伸ばされて湾曲が少なくなるので、ランバーサポート部6bがほぼ全幅に亘り後退する。したがって、背もたれ6を着座者の姿勢の変化に追従させて変位させることができる。そのため、この場合にも椅子の使い勝手を向上させることができる。
そして、着座者が姿勢を戻すと、傾動していた座部材1は付勢手段4によって元の姿勢(角度)に戻される。これにより、左右の連結片5が元の位置に戻され、背もたれ6を変位させていた力が消滅するので、背もたれ6が自身の弾性力によって元の形状に戻る。
なお、着座者が立ち上がり、椅子が使用されていない状態では、付勢手段4が座部材1を傾動していない姿勢に維持している。
また、本実施形態の椅子は、左右一対の支持アーム11によって背もたれ6に左右方向の力を加えて背もたれ6を撓ませることにより背もたれ6の後方への撓み量を調整する背もたれ撓み量調整機構33を備えている。背もたれ撓み量調整機構33の一例を図23〜図28に詳しく示す。
左右の支持アーム11は、各々の結合板部材105b,105bが前後に重ね合わせられると共に各々のアーム105a,105aが離間した状態で、背支桿10の直立部材101bの上端部分に揺動可能に取り付けられる。
そして、本実施形態では、図28に示すように、背もたれ6の上部は、当該背もたれ6に縦軸Lを中心に軸回転可能に支持されると共に横軸Hを中心に軸回転可能に左右の支持アーム11の上端が連結される回転ブロック6cを介して左右の支持アーム11に支持されるようにしている。
具体的には左右の支持アーム11のそれぞれの上端部と背もたれ6後面(背面)の上端寄りの左右両端の部分とは連結機構106によって連結される。連結機構106は、左右の支持アーム11のそれぞれに設けられ、把持部材106a・106a,取付部材106b,回転ブロック106c,揺動縦軸ピン106d・106d,揺動横軸ピン106e・106eからなる。すなわち、本実施形態では背もたれ6と左右の支持アーム11との連結機構としてユニバーサルジョイントを用いるようにしているが、連結機構はユニバーサルジョイントに限定されるものではなく、例えばピボット軸受けやボールジョイント等でも良く、或いはコイルスプリングやゴム製ブロック等の弾性体を利用しても良い。
取付部材106bは板状をなし、この板状の取付部材106bの一方の面から二枚の板状の把持部材106a,106aが対向して延出する。すなわち、これら把持部材106a,106aと取付部材106bとは全体として側面視コ字形に形成される。把持部材106a各々には貫通ねじ孔が形成される。
板状の取付部材106bのうち把持部材106a側とは反対側の面が背もたれ6後面の上端寄りの左右端部に例えばねじ止めされて取り付けられる。
二枚の把持部材106a,106aの間に回転ブロック106cが配置される。回転ブロック106cには中心位置において直交する二本の貫通孔が形成される。なお、本実施形態では回転ブロック106cは立方体に形成されているが、回転ブロック106cの形状はこれに限られるものではなく、例えば球であっても良い。
そして、二本の揺動縦軸ピン106d,106dが上側把持部材106aの上方と下側把持部材106aの下方とからそれぞれ把持部材106aに形成された貫通ねじ孔を貫通して回転ブロック106cの貫通孔に挿入されて二枚の把持部材106a,106aの間に回転ブロック106cが取り付けられる。なお、揺動縦軸ピン106dの軸部(ピン)は、回転ブロック106cに形成されている二本の貫通孔が交わる部分までは到達しない長さに調整される。
ここで、揺動縦軸ピン106d,106dの軸部の先端部分にはねじ山が形成されていない一方で軸部の根もと部分にはねじ山が形成されており、これにより、揺動縦軸ピン106d,106dは、軸部根もと部分のねじによって把持部材106a,106aに対してねじ止めされ固定されると共に、軸部先端部分によって回転ブロック106cを摺動軸回転可能に支持する。
すなわち、回転ブロック106cは、揺動縦軸ピン106d,106dによって把持部材106a,106aに対して縦軸Lを中心に軸回転可能に支持される。なお、縦軸Lは概ね上下方向軸である。
支持アーム11のアーム105aの上端部分は開口部を背もたれ6側に向けた横断面コ字形に形成され、左右の側壁のそれぞれから背もたれ6に向けて対向して突出する二枚の板状の把持部105c,105cが形成される。把持部105c各々には貫通ねじ孔が形成される。
そして、二つの把持部105c,105cが回転ブロック106cを左右から挟んだ状態で二本の揺動横軸ピン106e,106eが右側把持部105cの右側方と左側把持部105cの左側方とからそれぞれ把持部105cに形成された貫通ねじ孔を貫通して回転ブロック106cの貫通孔に挿入されて回転ブロック106cに背フレーム105のアーム105a上端部分が連結される。なお、揺動横軸ピン106eの軸部(ピン)は、回転ブロック106cに形成されている二本の貫通孔が交わる部分までは到達しない長さに調整される。したがって、前述の揺動縦軸ピン106dの構造と相まって、揺動縦軸ピン106d,106dと揺動横軸ピン106e,106eとは回転ブロック106c内で相互に接触することがない。
ここで、揺動横軸ピン106e,106eの軸部の先端部分にはねじ山が形成されていない一方で軸部の根もと部分にはねじ山が形成されており、これにより、揺動横軸ピン106e,106eは、軸部根もと部分のねじによって把持部105c,105cに対してねじ止めされ固定されると共に、軸部先端部分によって回転ブロック106cを摺動軸回転可能に支持する。
すなわち、アーム105a上端部分は、揺動横軸ピン106e,106eによって回転ブロック106cに対して横軸Hを中心に軸回転可能に連結される。なお、横軸Hは左右方向軸である。
上述の構成により、背もたれ6の上部左右両端部は、回転ブロック106cを介して縦軸Lを中心に軸回転可能及び横軸Hを中心に軸回転可能、且つ、高さ位置は固定されて支持アーム11(アーム105a)の上端部に支持される。このように支持アーム11(アーム105a)による背もたれ6の支持部分を各方向に軸回転可能にすることにより、背もたれ6が変形する際に当該支持部分に応力が集中することがないので部品の破損や摩耗を防ぐことができると共に、背もたれ6が円滑に変形し易くなるので使い勝手や使い心地が良くなる。
上述のように、背もたれ6の上部を連結機構6によって高さ位置固定且つ縦軸中心及び横軸中心回転可能に支持アーム11に支持することにより、背もたれ6が変形する際の自由度が高いので背もたれ6の必要な変形が円滑に行われる。
左側の支持アーム11と右側の支持アーム11との各々の結合板部材105bには貫通孔105dが形成される。そして、本実施形態の背もたれ撓み量調整機構33では、この貫通孔105dを中心として左側の支持アーム11と右側の支持アーム11とが揺動することによって背もたれ6に左右方向の力が加えられたり解除されたりする。
左側の支持アーム11,右側の支持アーム11それぞれの貫通孔105dには帯板環状の摺動支持部材103が取り付けられる。摺動支持部材103の内側縁辺部には当該縁辺部を一周する環状の突起部103aが形成される。そして、左側の支持アーム11に対しては前側から、右側の支持アーム11に対しては後ろ側から貫通孔105dに突起部103aを嵌め合わせて摺動支持部材103が取り付けられる。なお、左側の支持アーム11及び右側の支持アーム11は摺動支持部材103に対して摺動可能である。
一方、背支桿10の直立部材101bは、上端部分であって左右一対の対向する側壁の間に板部116aを備えると共に、当該板部116aから後ろ向きに延出する環状の周壁を有する摺動支持部116bを備える。また、摺動支持部116bの中央位置には貫通ねじ孔116cが形成される。
そして、背支桿10の直立部材101b上端部の摺動支持部116bに、結合板部材105bの前面側に摺動支持部材103が取り付けられた左側の支持アーム11が摺動支持部材103中央の貫通孔に摺動支持部116bを貫通させて取り付けられ、さらに、結合板部材105bの後ろ面側に摺動支持部材103が取り付けられた右側の支持アーム11が摺動支持部材103中央の貫通孔に摺動支持部116bを貫通させて取り付けられる。
このとき、上述の構成によって当接することになる左側の支持アーム11の結合板部材105bと右側の支持アーム11の結合板部材105bとは摺動可能である。
さらに、右側の支持アーム11に取り付けられた摺動支持部材103の後ろ面に円盤状の蓋部材104が備えられる。
蓋部材104の中央位置には貫通孔104aが形成されており、当該貫通孔104aから直立部材101bの摺動支持部116b中央の貫通ねじ孔116cまで到達し貫通するねじ114が貫通孔104aから挿入されて貫通ねじ孔116cにねじ込まれる。
これにより、左側の支持アーム11と右側の支持アーム11とは、背支桿10の直立部材101b上端部に対し、摺動支持部116bを介して左右に揺動可能に取り付けられる。
続いて、操作レバー117による操作を伝達して左側の支持アーム11と右側の支持アーム11とに左右方向の力を加えてこれらを揺動させるための操作伝達機構は、本実施形態では、上部リンク107A及び左右一対の下部リンク107B,107B(以下、左右下部リンク107B,107Bとも適宜表記する)を含むリンク機構107と左右一対のスライダー109,109とを有する。
本実施形態の操作レバー117は、グリップ117aと、当該グリップ117aから延出する第一主軸部117bと、当該第一主軸部117bから屈曲して軸心位置が第一主軸部117bの軸心位置から偏心している偏心軸部117cと、当該偏心軸部117cから再度屈曲して第一主軸部117bと軸心位置を同じくする第二主軸部117dとからなる。
背支桿10の直立部材101bを構成する左右一対の対向する側壁の中間位置には貫通孔が設けられる。そして、当該貫通孔に操作レバー117の軸部が挿入され、直立部材101bの一方の側壁に操作レバー117の第一主軸部117bが回転可能に支持されると共に他方の側壁に第二主軸部117dが回転可能に支持され、左右一対の側壁の間に偏心軸部117cが配置される。
上部リンク107Aは細長板状に形成され、上端部分に貫通孔107Aaが設けられる。そして、上部リンク107Aは、貫通孔107Aaに操作レバー117の偏心軸部117cを貫通させて直立部材101bを構成する左右一対の側壁の間に配置される。
上部リンク107Aは、前面から前方に突出する凸部に固定されるガイド板107Abと、後ろ面から後方に突出する凸部に固定される下部リンク取付板107Acとを備える。
本実施形態では、上部リンク107Aのガイド板107Abをガイド保持するために摺動保持するリンク支持機構118を備える。リンク支持機構118を取り付ける基部として、背支桿10の直立部材101bは、中間部分であって左右一対の対向する側壁の間に板部118aを備える。当該板部118aには貫通ねじ孔(本実施形態では六つ)が形成される。
直立部材101bの左右の側壁の間の板部118aの後ろ面には、中央の空間にガイド板107Abを収容する枠部材118bが備えられる。枠部材118bの枠部分には、直立部材101bに設けられる板部118aの貫通ねじ孔の位置に合わせて貫通孔が形成される。
また、枠部材118bの後ろ面には、左右中央位置に上下方向のスリット(ガイド板107Abの左右方向の幅よりも狭い)を有する蓋部材118cが備えられる。蓋部材118cの周縁部にも、直立部材101bに設けられる板部118aの貫通ねじ孔の位置に合わせて貫通孔が形成される。
そして、板部118aに枠部材118bが備えられ、当該枠部材118bの内側空間にガイド板107Abが収納され、上部リンク107Aのガイド板107Abが固定される前面の凸部を上下方向のスリットに貫通させて蓋部材118cが備えられ、蓋部材118cの貫通孔からボルトが挿入されて枠部材118bの貫通孔を通過して板部118aの貫通ねじ孔にねじ止めされる
上述によりガイド板107Abを摺動可能に収容した状態で枠部材118b及び蓋部材118cが板部118aに固定され、枠部材118b及び蓋部材118cはガイド板107Abを摺動可能に保持することによって上部リンク107Aの上下方向の動きをガイドする。
下部リンク107Bの長手方向の両端寄りの位置には貫通孔が形成される。また、下部リンク107Bの長手方向の両端部は円弧状に形成され、一方の端部にはギヤが形成される。
また、上部リンク107Aの下部リンク取付板107Acには左右一対のねじ孔が形成される。そして、ねじ山が形成されていない根もと部分とねじ山が形成されている先端部分とからなる軸部を有する揺動軸ピンにより、下部リンク107Bのギヤが形成されている端部側の貫通孔と下部リンク取付板107Acの貫通孔との位置を合わせた状態で、下部リンク取付板107Acに対して二本の下部リンク107B,107Bが揺動可能に取り付けられる。
背支桿10の直立部材101bの下端寄りの位置には、スライダーガイド119が取り付けられる。スライダーガイド119は、底板及び前壁と左右の側壁とを有し、スライダープレート119aを介して底板及び前壁によって左右一対のスライダー109,109を摺動可能に支持する。
スライダーガイド119の左右の側壁のそれぞれには貫通孔が設けられると共に、スライダー109,109にも左右方向の貫通孔が設けられる。そして、スライダーガイド119は、当該スライダーガイド119内に左右一対のスライダー109,109を載置した状態で、スライダーガイド119の左右の側壁の貫通孔及び左右一対のスライダー109,109の左右方向の貫通孔の全てを貫通するスライダー軸119bを備える。なお、スライダーガイド119に備えられた状態でスライダー軸119bの両端にはストッパ(図示省略)が取り付けられて抜け止めされる。
これにより、各スライダー109は、スライダーガイド119及びスライダープレート119aに支持されると共にスライダー軸119bによってガイドされながら、上下位置固定の状態で左右方向に摺動する。
各スライダー109の後ろ面にはねじ孔が形成される。また、前述の通り、左右下部リンク107B,107Bの長手方向の両端寄りの位置には貫通孔が形成される。さらに、左右の背フレーム105A,105Bのそれぞれには下端部に貫通孔105eが形成される。なお、貫通孔105eは左右の背フレーム105A,105Bの設置状態において左右の二つでハの字形をなす傾斜を有する長孔に形成される。
そして、左右一対のスライダー109,109それぞれの後方に、当該スライダー109後ろ面のねじ孔の位置にギヤが形成されていない端部側(即ち下端側)の貫通孔の位置を合わせて左右下部リンク107B,107Bの下端部分が備えられ、その後方に、スライダー109後ろ面のねじ孔の位置に下端部の貫通孔105eの位置を合わせて左右の背フレーム105A,105Bの下端部分が備えられる。その上で、ねじ山が形成されていない根もと部分とねじ山が形成されている先端部分とからなる軸部を有する揺動軸ピンが背フレーム105A,105Bの貫通孔及び下部リンク107Bの貫通孔を貫通すると共にスライダー109のねじ孔に挿入されてねじ止めされる。
これにより、スライダー109に対して下部リンク107B及び背フレーム105A,105Bが揺動可能に連結される。なお、左右下部リンク107B,107Bは背面視ハの字形に取り付けられる。
上述の構成により、左右の背フレーム105A,105Bは、スライダー109が左右にスライドすることによって貫通孔105dを中心として揺動する。
具体的には、前述の通り本実施形態の操作レバー117は、軸心位置を同じくする第一主軸部117b及び第二主軸部117d、並びに、これら主軸部117b,117dの軸心位置から偏心している偏心軸部117cとを有する。そして、偏心軸部117cに上部リンク107Aが連結されているので、操作レバー117を軸回転させることによって上部リンク107Aが上下移動する。
そして、上部リンク107Aの下端部に左右下部リンク107B,107Bの上端部が連結されていると共に左右下部リンク107B,107Bそれぞれの下端部に上下位置が固定されたスライダー109が連結されているので、上部リンク107Aが上下移動すると下部リンク107Bは上端部の上下移動を下端部を左右方向にスライドさせることによって吸収するようにし、スライダー109が左右に移動する。
上部リンク107Aが上向きに移動すると左右下部リンク107B,107Bの下端部に連結される左右のスライダー109,109は相互に近づくように移動し、これらに下端部が連結する左右の背フレーム105A,105Bは貫通孔105dを中心として揺動して上端部分が相互に離れるように移動し、背もたれ6の上側部分に左右方向の力が加えられる。具体的には、背もたれ6の上側部分は左右方向に拡げられ、背もたれ6の横断面形状の後方への撓み量が小さくなる(図23)。
一方、上部リンク107Aが下向きに移動すると左右下部リンク107B,107Bの下端部に連結される左右のスライダー109,109は相互に離れるように移動し、これらに下端部が連結する左右の背フレーム105A,105Bは貫通孔105dを中心として揺動して上端部分が相互に近づくように移動し、背もたれ6の上側部分に左右方向の力が加えられる。具体的には、背もたれ6の上側部分は左右方向に狭められ、背もたれ6の横断面形状の後方への撓み量が大きくなる(図24;図中の一点鎖線は図23に示す後方への撓み量が小さい場合の背もたれ6の形状)。
上述の通り、背もたれ撓み量調整機構33によれば、背もたれ6の横断面形状の後方への撓み量を着座者の好みに合わせて変化させたり体型に合わせて調整したりすることができ、背凭れの寄りかかり利用の快適性の向上を図ることが可能になる。即ち、背もたれ6を着座者の姿勢の変化に追従させて変位させることができることと相俟って、より一層、椅子の使い勝手を向上させることができる。
次に、本発明の椅子の第2の実施形態について説明する。なお、図1の椅子の部材と同一部材については同一の符号を付してそれらの説明を省略する。本実施形態の椅子は、第1の実施形態の椅子に対して背もたれ6の形状が異なっている。
図9〜図15に本実施形態の椅子を示す。本実施形態の背もたれ6は縦に3分割されて、中央背部6C、右側背部6D、左側背部6Eより構成され、両側背部6D,6Eをそれぞれ独立して湾曲させることを可能にしている。本実施形態では、2本の垂直なスリット31を設けることで、中央背部6C、右側背部6D、左側背部6Eを区分けすると共にこれらを上部のみで連結し背もたれ6として一体化している。背もたれ6の上部(連結部分)は背支桿10に取り付けられた左右一対の支持アーム11によって支持されており、中央背部6Cの下端は背支桿10によって支持されている。また、左側の連結片5が左側背部6Eの下端に、右側の連結片5が右側背部6Dの下端にそれぞれ連結されている。
次に、連動手段5の作動について説明する。例えば、着座者が左側に姿勢を傾けると、座部材1は左側に傾動するので、左側の連結片5が背もたれ6の左側背部6Eの下端を下げて左側背部6Eの湾曲を少なくし、右側の連結片5が背もたれ6の右側背部6Dの下端を持ち上げて右側背部6Dを更に湾曲させる。したがって、左側背部6Eのランバーサポート部6bが後退し、右側背部6Dのランバーサポート部6bが前進するので、背もたれ6全体では、左向きに撓むように変位することになる。また、着座者が右側に姿勢を傾けると、座部材1は右側に傾動するので、上述の場合とは逆に背もたれ6全体では右向きに撓むように変位することになる。このように、背もたれ6を着座者の姿勢の変化に追従させて着座者との間の隙間を埋めるように変位させることができる。そのため、椅子の使い勝手を向上させることができる。
また、着座者が前に姿勢を傾けた場合には、座部材1は前側に傾動するので、左右の連結片5が両方とも上昇する。したがって、この場合には両側背部6D,6Eの下端が持ち上げられて更に湾曲され、両側背部6D,6Eランバーサポート部6bが前進するので、背もたれ6全体では前進するように変位することになる。このように、背もたれ6を着座者の姿勢の変化に追従させて着座者との間の隙間を埋めるように変位させることができる。そのため、この場合にも椅子の使い勝手を向上させることができる。
さらに、着座者が後に姿勢を傾けた場合には、座部材1は後側に傾動するので、左右の連結片5が両方とも下降する。したがって、この場合には両側背部6D,6Eの下端が下に引っ張られて伸ばされ湾曲が少なくなるので、両側背部6D,6Eのランバーサポート部6bが後退することになり、背もたれ6全体では後退するように変位することになる。このように、背もたれ6を着座者の姿勢の変化に追従させて変位させることができる。そのため、この場合にも椅子の使い勝手を向上させることができる。
そして、着座者が姿勢を戻すと、傾動していた座部材1は付勢手段4によって元の姿勢に戻される。これにより、左右の連結片5が元の位置に戻され、背もたれ6を変位させていた力が消滅するので、背もたれ6が自身の弾性力によって元の形状に戻る。
次に、本発明の椅子の第3の実施形態について説明する。なお、図1の椅子の部材と同一部材については同一の符号を付してそれらの説明を省略する。本実施形態の椅子は、第1の実施形態の椅子に対して背もたれ6と連動手段5が異なっている。
図16〜図21に、本実施形態の椅子を示す。本実施形態の背もたれ6は、その両側部の一部をそれぞれ背もたれ本体6aとは別部材として前後方向に揺動可能にしている。本実施形態では、背もたれ6の両側部の上下方向ほぼ中央部分が部分的に切り離されて別部材の揺動プレート8となっている。左右の揺動プレート8は内側の側縁をヒンジ9によって背もたれ本体6aに連結されており、外側の側縁を前方に向けて旋回させるように揺動可能となっている。背もたれ本体6aの上部は背支桿10に取り付けられた左右一対の支持アーム11によって支持されており、下部は背支桿10によって支持されている。
連動手段5は座部材1の左右後部と左右の揺動プレート8とをそれぞれ連結する左右一対のリンク21を備え、リンク21は座部材1との連結点(力点19)の下降によって揺動プレート8を後方に揺動させ、座部材1との連結点(力点19)の上昇によって揺動プレート8を前方に揺動させるものである。
本実施形態のリンク21は、座ベース2との連結点を支点18とし、座部材1との連結点を力点19とし、揺動プレート8との連結点を作用点20とし、力点19の下降により支点18を中心に揺動して作用点20を後退させると共に、力点19の上昇により支点18を中心に揺動して作用点20を前進させるものである。各点18,19,20は、下側の端から上側の端に向けて支点18、力点19、作用点20の順番に配置されている。本実施形態では、リンク21はほぼL字形状を成し、リンク21の下側の先端に支点18を、支点18の近傍に力点19を、上側の先端に作用点20を設けている。支点18と力点19との間の距離よりも支点18と作用点20との間の距離の方が大きいので、座部材1の傾動距離に比べて揺動プレート8を大きく揺動させることができる。
本実施形態では、座部材1の底面に固定された取付具22にリンク21の力点19が揺動自在に連結され、座ベース2に設けられたアーム23の先端にリンク21の支点18が揺動自在に連結され、揺動プレート8の裏面に固定された取付具24にリンク21の作用点20が揺動自在に連結されている。各18,19,20点の揺動の中心軸は椅子の左右方向に沿っている。
次に、連動手段5の作動について説明する。例えば、着座者が左側に姿勢を傾けると、座部材1は左側に傾動するので、左側のリンク21の力点19が下がり、作用点20が後退して左側の揺動プレート8を後方に揺動させる。一方、右側のリンク21の力点19は上がり、作用点20が前進して右側の揺動プレート8を前方に揺動させる。揺動プレート8は背もたれ6の前方に最も突出する位置に設けられている。したがって、背もたれ6全体では左に向くのに似た変位となる。また、着座者が右側に姿勢を傾けると、座部材1は右側に傾動するので、右側のリンク21の力点19が下がり、作用点20が後退して右側の揺動プレート8を後方に揺動させる。一方、左側のリンク21の力点19は上がり、作用点20が前進して左側の揺動プレート8を前方に揺動させる。したがって、背もたれ6全体では右に向くのに似た変位となる。このように、背もたれ6を着座者の姿勢の変化に追従させて着座者との間の隙間を埋めるように変位させることができる。そのため、椅子の使い勝手を向上させることができる。
また、着座者が前に姿勢を傾けた場合には、座部材1は前側に傾動するので、左右のリンク21の力点19が両方とも上昇し、各作用点20が前進する。したがって、この場合には左右の揺動プレート8を同時に前方に揺動させることができ、背もたれ6全体では前進するのに似た変位となる。即ち、背もたれ6を着座者の姿勢の変化に追従させて着座者との間の隙間を埋めるように変位させることができる。そのため、この場合にも椅子の使い勝手を向上させることができる。
さらに、着座者が後に姿勢を傾けた場合には、座部材1は後側に傾動するので、左右のリンク21の力点が両方とも下降し、各作用点20が後退する。したがって、この場合には左右の揺動プレート8を同時に後方に揺動させることができ、背もたれ6全体では後退するのに似た変位となる。即ち、背もたれ6を着座者の姿勢の変化に追従させて変位させることができる。そのため、この場合にも椅子の使い勝手を向上させることができる。
そして、着座者が姿勢を戻すと、傾動していた座部材1は付勢手段4によって元の姿勢に戻される。これにより、左右のリンク21が元の位置に戻され、揺動プレート8が元の位置に戻る。即ち、背もたれ6全体として、元の形状に戻る。
なお、上述の形態は本発明の好適な形態の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
例えば、上述の説明では、シンクロロッキング機構を有する椅子(ロッキング椅子)を例にしていたが、本発明が適用可能な椅子はロッキング椅子に限るものではない。例えば、背支桿10と座ベース2とを連結せず、背もたれ6の動きを座ベース2に伝えない椅子(所謂固定椅子)でも良い。
例えば、上述の説明では、座部材1は後方へも傾動可能であったが、座ベース2と座部材1の間に座部材1の後方への傾動を防止する傾動防止手段29を備えるようにしても良い。傾動防止手段29を図22に示す。傾動防止手段29は、例えば座ベース2と座部材1の間の空間17の傾動手段3の後方に設けられた凸部である。この例では傾動防止手段29を座ベース2の上面に設けているが、座部材1の支持板15の下面に設けても良い。座部材1が後方に傾動しようとすると座部材1が傾動防止手段29に当たるので、座部材1は後方に揺動することができない。これにより、座部材1が後方に傾動して着座者を驚かせることが無く、使い勝手をより一層向上させることができる。
また、傾動防止手段29を設けることで、背もたれ6に凭り掛かってリラックスする場合等に座部材1が後方に傾動するのを防止して連動手段5の作動を防止することができる。即ち、背もたれ6を使用する場合に連動手段5が作動しないようにできるので、背もたれ6を使用する椅子については傾動防止手段29を備えておくことが好ましい。
また、上述の説明では、傾動手段3は座部材1を360度どの方向へも傾動可能にしていたが、必ずしも360度どの方向へも傾動可能にする必要はなく、例えば、左右方向(椅子の幅方向)にのみ傾動可能にしても良い。この場合には、着座者が姿勢を左方向又は右方向に傾けた場合に背もたれ6を追従させることができる。
また、連動手段5として背もたれ6の変位させた位置にエアバッグ等の膨出部を設け、座部材1の揺動によって膨出部を膨らませることで背もたれ6を着座者の姿勢の変化に追従させるようにしても良い。この場合、膨出部を着座者に直接接触させるようにしても良いし(この場合は、膨出部を背もたれ6の一部と考え、背もたれ6の一部が変位することになる)、膨出部が膨らむことで背もたれ6を変形させて変位させるようにしても良い。膨出部は、例えば、座部材1と座ベース2との間に設けられたポンプから流体が供給される。即ち、座部材1の傾動によってポンプが潰され、ポンプ内の流体がチューブを介して膨出部に供給されることで、膨出部が膨れる。そして、座部材1の傾動が解除されると、潰れていたポンプが元に戻り、膨出部内の流体がポンプに吸引される。これにより、膨出部が元の形状に戻り、変位していた背もたれ6が元の形状に戻る。膨出部を膨らます流体としては、例えば空気,ガス等の気体、ジェル、水等の液体の使用が可能である。
また、連動手段5は、例えば電気的な手段によって背もたれ6を変位させるものでも良い。例えば、座部材1の傾動によりオンされるスイッチと、スイッチ操作によって背もたれ6を予め設定された所定時間だけ変位させるモータやポンプ等のアクチュエータを設け、アクチュエータの作動によって背もたれ6を変位させるようにしても良い。
また、上述の説明では、回転ブロック106cが背もたれ6に対して縦軸Lを中心に軸回転可能に支持されると共にアーム105a上端部分が回転ブロック106cに対して横軸Hを中心に軸回転可能に連結されるようにしているが、軸回転の方向の関係は逆でも良い。すなわち、背もたれ6側の二枚の把持部材106a,106aの対向方向とアーム105a側の二枚の把持部105c,105cの対向方向とを90度回転し、回転ブロック106cが背もたれ6に対して横軸を中心に軸回転可能に支持されると共にアーム105a上端部分が回転ブロック106cに対して縦軸を中心に軸回転可能に連結されるようにしても良い。また、上述の実施形態では連結機構106は縦軸中心及び横軸中心回転可能であるように構成されているが、縦軸(L)中心でのみ回転可能であるように構成しても良い。さらに、左右の支持アーム11によって背もたれ6を支持するための両者の連結は、連結機構106を用いた上述の実施形態のようにフレキシブルな連結でなく、固定的な連結であっても良い。この場合でも、可撓性を有する背もたれ6の変形は可能である。
また、背もたれ撓み量調整機構33は、左右一対の支持アーム11によって背もたれ6に左右方向の力を加えるものであったが、上述の実施形態のものには限られない。具体的には例えば、図29に示すように(第1の変形例)、左右のスライダー109,109をねじ機構122によって左右方向に摺動させるようにしても良い。ねじ機構122は、グリップ122aと、当該グリップ122aから延出して設置状態において左右方向の軸122bと、当該軸122bの左右両側に設けられる左側ねじ122c及び右側ねじ122dとを有する。そして、例えば、左側ねじ122cのねじ山が左ねじの雄ねじであると共に左側の支持アーム11下端部に連結するスライダー109に左右方向の左ねじの雌ねじ貫通孔が形成され(左ねじれはすば歯車と左ねじれウォームとの組み合わせ)、右側ねじ122dのねじ山が右ねじの雄ねじであると共に右側の支持アーム11下端部に連結するスライダー109に左右方向の右ねじの雌ねじ貫通孔が形成される(右ねじれはすば歯車と右ねじれウォームとの組み合わせ)。このねじ機構122を用いた構成によってもグリップ122aを持って回転操作することによって左右のスライダー109,109を相互に近づけたり離れさせたりすることができ、それによって左右の支持アーム11を揺動させて背もたれ6に左右方向の力を加えることができる。ねじ機構122を用いた場合には背もたれ6の後方への撓み量を無段階に調整することとができる。
また、上述の背もたれ撓み量調整機構33ではスライダー109を支持アーム11のアーム105aの下端部と連結させるようにしているが、スライダー109とアーム105aとの連結位置はこれに限られるものではない。例えば、支持アーム11の結合板部材105bよりも上方位置においてスライダー109とアーム105aとを連結させるようにしても良い。具体的には、図30に示すように(第2の変形例)、ねじ機構122を適用して左右のスライダー109,109のそれぞれを左右の背フレーム105A,105Bのアーム105a,105aと連結させるようにしても良い。
また、上述の実施形態では左右の支持アーム11をアーム105aと結合板部材105bとを有するものとして構成すると共に結合板部材105bに形成された貫通孔105dを中心に左右の支持アーム11を揺動させることによって背もたれ6に左右方向の力を加えるようにしているが、左右の支持アーム11の構成及び支持アーム11を揺動させるための構成はこれに限られるものではない。例えば、図31に示すように(第3の変形例)、左側の支持アーム11をL字形(く字形でも良い)に形成すると共に右側の支持アーム11を左右逆向きのL字形(く字形でも良い)に形成し、左右の支持アーム11の下端部のそれぞれに左右のスライダー109,109を連結するようにしても良い。そして、図31に示す例では、左右のスライダー109,109をねじ機構122によって左右方向に摺動させるようにしている。この構成の場合も、ねじ機構122により左右のスライダー109,109を左右方向に摺動させることによって左右の支持アーム11の間隔を拡げたり狭めたりすることができるので、背もたれ6に左右方向の力を加えることができる。
また、上述の実施形態では背もたれ6の後方への撓み量を調整するために左右一対の支持アーム11によって背もたれ6に左右方向の力を加えるようにしているが、背もたれ6の後方への撓み量を調整するための構成として図32に示す構成(第4の変形例)をとるようにしても良い。すなわち、背フレーム主部105'と背フレーム左枝部105A'と背フレーム右枝部105B'とを有する背フレーム105を備え、背フレーム左枝部105A'と背フレーム右枝部105B'とによって背もたれ6の左右両側を支持させる。また、背フレーム左枝部105A'と背フレーム右枝部105B'との中央位置に、グリップ123aとねじ軸部123bとを有する押圧機構123を設ける。そして、グリップ123aを回転操作することによってねじ軸部123bを前後方向に出し入れすることによって背もたれ6の左右中央位置への押圧を調整するようにしても良い。なお、この構成の場合には、押圧機構123による押圧が解除されたときには後方への撓み量が最大になるように背もたれ6が成形される。この構成によっても、背もたれ6の後方への撓み量を調整することができる。
また、上述の椅子は背もたれ撓み量調整機構33を備えていたが、背もたれ撓み量調整機構33を備えていなくても良い。
また、上述の説明では、背もたれ6にスリット7,31を設けていたが、スリット7,31を省略しても良い。
1 座部材
2 座ベース
4 付勢手段
5 連動手段
6 背もたれ
6a 背もたれ本体
6b ランバーサポート部
8 揺動プレート(別部材)
21 リンク
29 傾動防止手段
33 背もたれ撓み量調整機構

Claims (7)

  1. 座ベースと、前記座ベースに傾動可能に支持された座部材と、前記座ベースと前記座部材の間に設けられ、前記座部材を傾動していない姿勢に戻すように付勢する付勢手段と、前記座部材の傾動に連動して背もたれを変位させる連動手段とを備え、前記連動手段は、前記座部材の傾動が右方向の成分を含む場合には前記背もたれの左側の側部を前方に変位させ、左方向の成分を含む場合には前記背もたれの右側の側部を前方に変位させることを特徴とする椅子。
  2. 前記連動手段は前記背もたれのランバーサポート部を前方に変位させることを特徴とする請求項1記載の椅子。
  3. 前記背もたれは可撓性であり且つランバーサポート部が前方に突出するように湾曲しており、前記連動手段は、前記座部材の左右後部と前記背もたれの左右下部とをそれぞれ連結し、前記座部材の傾動に伴う前記座部材の後部の上昇によって前記背もたれの下部が持ち上げられて湾曲し前記ランバーサポート部が前方に変位することを特徴とする請求項1記載の椅子。
  4. 前記背もたれの両側部の一部をそれぞれ背もたれ本体とは別部材として前後方向に揺動可能にすると共に、前記連動手段は前記座部材の後部左右と前記左右の別部材とをそれぞれ連結する左右一対のリンクを備え、前記リンクは前記座部材との連結点の下降によって前記別部材を後方に揺動させ、前記座部材との連結点の上昇によって前記別部材を前方に揺動させることを特徴とする請求項1記載の椅子。
  5. 前記座ベースと前記座部材の間に前記座部材の後方への傾動を防止する傾動防止手段を備えることを特徴とする請求項1記載の椅子。
  6. 前記背もたれは可撓性であり、左右一対の支持アームによって前記背もたれに左右方向の力を加えて前記背もたれを撓ませることにより前記背もたれの後方への撓み量を調整する背もたれ撓み量調整機構を備えることを特徴とする請求項1記載の椅子。
  7. 前記背もたれは可撓性であり、左右方向に延びる背フレームと、前記背フレームに設けられた押圧機構によって前記背もたれの左右中央部分に前後方向の力を加えて前記背もたれを撓ませることにより前記背もたれの後方への撓み量を調整する背もたれ撓み量調整機構を備えることを特徴とする請求項1記載の椅子。
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