JP2012055471A - 生体監視装置、生体監視方法、生体監視システム、制御プログラム、および、該制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

生体監視装置、生体監視方法、生体監視システム、制御プログラム、および、該制御プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】測定対象(生体)の身体状況を見守り、測定された生体の状態に応じて、被制御装置を適切に制御する生体監視装置を実現する。
【解決手段】本発明の生体監視装置1は、生体から取得された少なくとも1つの生体信号情報を用いて、上記生体の状態を示す測定結果情報を導出する生体測定部20と、複数の被制御装置110の各動作が、生体測定部20によって導出された測定結果情報が示す生体の状態に応じて連携するように、複数の被制御装置110の各々を制御する連携動作制御部30とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、生体を監視する生体監視装置に関するものであり、特に、生体の状態を測定して得られた測定結果を用いて生体を監視する生体監視装置に関するものである。
従来、センサを用いて生体をセンシングし、センサから得られた信号情報に基づいて、生体の状態を測定する技術が広く使われている。そして、近年、この技術を応用して、生体から得られた測定結果を用いて該生体を監視するシステムが普及してきた。
例えば、特許文献1〜4には、監視対象となる生体の動作や状態を、センサを用いて測定し、センサで検知した生体の状態に応じた動作(通知動作、機器制御など)を行うシステムが開示されている。
具体的には、特許文献4には、ユーザの血圧や体温などの生体情報を生体センサによって検出し、ユーザの状態に応じた快適な環境を提供する環境機器制御システムが開示されている。上記環境機器制御システムでは、血圧や体温、心拍数といった生体情報を検出するための生体センサを用いて、ユーザについての生体情報を検出する。そして、リモートコントロール装置は、生体センサによって検出された生体情報を基に、各環境機器の制御内容を決定する。これにより、1つのリモートコントロール装置によって、複数の環境機器をユーザの生体情報に応じて統合的に制御することが可能となる。
なお、特許文献5には、見守り対象者の情報を、カメラやマイクを用いて収集し、収集した情報に基づいて遠隔地から対象者を見守る見守りシステムが開示されている。
特開2002−175581号公報(2002年6月21日公開) 特開2004−145875号公報(2004年5月20日公開) 特開2003−150716号公報(2003年5月23日公開) 特開2009−056075号公報(2009年3月19日公開) 特開2006−235978号公報(2006年9月7日公開)
しかしながら、上記特許文献4の技術では、複数の環境機器(被制御装置)の制御内容を決定する動作(例えば、ユーザの異常の内容や程度に応じて、複数の環境機器の各制御内容を連携させる動作)において、生体の状態に応じたきめ細やかな対応ができないという問題が生じる。
具体例を挙げると、特許文献4においてリモートコントロール装置は、複数の環境機器を制御する際、各環境機器の制御内容を個別に決定し、各環境機器にその制御内容を個別に送信している。
つまり、発生した異常の内容や程度に関わらず、異常時には、各環境機器の制御内容は互いに連携されることなく、各環境機器にその異常に応じた制御内容が決定されるのみである。発生した異常の如何によっては、各環境機器の制御内容を連携させる(例えば、1つの環境機器の制御内容に応じて、他の1つの環境機器の制御内容を決定させる)のが好ましい場合もある筈である。
したがって、特許文献4の技術では、生体の状態に応じた適切な処理が確実に実行されない虞がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、測定対象(生体)の身体状況を見守り、測定された生体の状態に応じて、被制御装置を適切に制御する生体監視装置を実現することにある。
本発明の生体監視装置は、上記課題を解決するために、生体から取得された少なくとも1つの生体信号情報を用いて、上記生体の状態を示す測定結果情報を導出する測定手段と、複数の被制御装置の各動作が、上記測定手段によって導出された測定結果情報が示す上記生体の状態に応じて連携するように、上記複数の被制御装置の各々を制御する制御手段とを備えることを特徴としている。
上記構成によれば、測定手段は生体の状態を示す測定結果情報を導出し、制御手段は、その測定結果情報が示す生体の状態において、各被制御装置の動作が互いに連携するように、各被制御装置を制御する。
このため、例えば、1つの被制御装置の動作に応じて、他の少なくとも1つの被制御装置の動作をさせることが可能となる。
したがって、生体を監視し、測定された生体の状態に応じて、被制御装置を適切に制御することができる。
上記制御手段は、上記測定手段によって導出された測定結果情報が示す上記生体の状態に応じて、上記複数の被制御装置のうち、少なくとも2つの被制御装置を選択する選択手段と、上記選択手段によって選択された各被制御装置に対して送信する、当該被制御装置の動作を規定する制御情報を生成する生成手段と、を有し、上記制御手段は、上記生成手段によって生成された制御情報を上記選択手段によって選択された被制御装置に送信することによって、当該被制御装置を制御することが好ましい。
上記構成によれば、選択手段は、測定手段によって導出された測定結果情報が示す生体の状態に応じて、制御すべき被制御装置を選択する。
生成手段は、選択手段によって選択された被制御装置の動作を規定する制御情報を生成する。
このため、制御手段は、このようにして生成された制御情報を被制御装置に送信することにより、制御すべきとされた複数の被制御装置の各々に、互いに連携された動作をさせることができる。
したがって、生体を監視し、測定された生体の状態に応じて、被制御装置を適切に制御することができる。
上記制御情報が各被制御装置に送信されるときの送信順序を規定する優先度を記憶する連携方法記憶部をさらに備え、上記制御手段は、上記連携方法記憶部に記憶された優先度に規定された送信順序に従って、各被制御装置に上記制御情報を送信することが好ましい。
上記構成によれば、連携方法記憶部は、制御すべき被制御装置に制御情報を送信する順番を示す優先度を予め記憶している。
制御手段は、連携方法記憶部に予め記憶されている優先度を参照し、それらの優先度に従って各被制御装置に制御信号を送信する。
このため、例えば、1つの被制御装置に制御情報を送信し、その制御情報に基づく動作が終了させた後、他の1つの被制御装置に制御情報を送信し、その制御情報に基づく動作を開始させることができる。
したがって、生体を監視し、測定された生体の状態に応じて、被制御装置を適切に連携させて制御することができる。
上記制御情報が各被制御装置に送信されるときの送信順序を規定する優先度を記憶する連携方法記憶部をさらに備え、上記制御手段は、上記選択手段によって選択された被制御装置のうち、上記優先度の最も高い第1の被制御装置に、当該制御情報を送信することにより、上記制御情報を、上記選択手段によって選択された各被制御装置の優先度に従って、上記第1の被制御装置から送信させ、各被制御装置間で授受させることが好ましい。
上記構成によれば、制御手段は、もっとも優先度の高い、つまり、制御情報を送信する順番が一番目である第1の被制御装置に制御情報を送信する。
制御情報には、例えば、各被制御装置に制御情報を送信する順番が含められており、その順番に従って、残りの被制御装置間において受け渡しが行われる。
このため、制御手段は、1つの被制御装置に制御情報を1回送信することにより、制御すべき被制御装置のすべてを制御することができる。
したがって、生体監視装置の負荷を低減し、被制御装置の制御の効率化を図ることができる。
上記測定手段は、さらに、予め入力された上記生体に関する情報を用いて、上記測定結果情報を導出することが好ましい。
上記構成によれば、測定手段は、生体から取得された生体信号情報に加えて、その生体に関し、予め入力された情報をさらに用いて測定結果情報を導出する。
このため、測定手段は、測定結果情報を精度よく導出することができる。
上記測定手段は、上記生体について導出した測定結果情報を蓄積し、さらに、蓄積した測定結果情報を用いて、上記生体の新たな測定結果情報を導出することが好ましい。
上記構成によれば、測定手段は、測定結果情報を導出するたびにその測定結果情報を蓄積しており、新たに測定結果情報を導出するとき、生体から取得された生体信号情報に加えて、これまで蓄積してきた測定結果情報をさらに用いて測定結果情報を導出する。
このため、測定手段は、測定結果情報を精度よく導出することができる。
本発明の生体監視方法は、上記課題を解決するために、生体から取得された少なくとも1つの生体信号情報を用いて、上記生体の状態を示す測定結果情報を導出する測定ステップと、複数の被制御装置の各動作が、上記測定ステップにて導出された測定結果情報が示す上記生体の状態に応じて連携するように、上記複数の被制御装置の各々を制御する制御ステップとを含むことを特徴としている。
上記構成によれば、測定ステップでは生体の状態を示す測定結果情報を導出し、制御ステップでは、その測定結果情報が示す生体の状態において、各被制御装置の動作が互いに連携するように、各被制御装置を制御する。
このため、例えば、1つの被制御装置の動作に応じて、他の1つの被制御装置の動作をさせることが可能となる。
したがって、生体を監視し、測定された生体の状態に応じて、被制御装置を適切に制御することができる。
なお、上記生体測定装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記生体測定装置をコンピュータにて実現させる生体測定装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明の生体監視装置は、上記課題を解決するために、生体から取得された少なくとも1つの生体信号情報を用いて、上記生体の状態を示す測定結果情報を導出する測定手段と、複数の被制御装置の各動作が、上記測定手段によって導出された測定結果情報が示す上記生体の状態に応じて連携するように、上記複数の被制御装置の各々を制御する制御手段とを備えることを特徴としている。
本発明の生体監視方法は、上記課題を解決するために、生体から取得された少なくとも1つの生体信号情報を用いて、上記生体の状態を示す測定結果情報を導出する測定ステップと、複数の被制御装置の各動作が、上記測定ステップにて導出された測定結果情報が示す上記生体の状態に応じて連携するように、上記複数の被制御装置の各々を制御する制御ステップとを含むことを特徴としている。
したがって、測定された生体の状態に応じて、被制御装置を適切に制御することが可能になるという効果を奏する。
本発明の実施形態における生体監視装置の要部構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態における生体監視システムの構成を示す概略図である。 生体監視装置の測定方法記憶部に記憶される、属性情報と状態測定アルゴリズムとの対応関係を示す対応テーブルの具体例を示す図である。 測定方法記憶部に記憶される、状態測定アルゴリズムの具体例を示す図である。 測定方法記憶部に記憶される、状態測定アルゴリズムの具体例を示す図である。 測定方法記憶部に記憶される、属性情報と状態測定アルゴリズムとの対応関係を示す対応テーブルの他の具体例を示す図である。 測定方法記憶部に記憶される、属性情報と状態測定アルゴリズムとの対応関係を示す対応テーブルの他の具体例を示す図である。 (a)および(b)は、正常心音である場合の、音センサから採取された音データの波形を示す図である。 (a)および(b)は、異常心音である場合の、音センサから採取された音データの波形を示す図である。 上記生体監視システムの具体例の概略構成を示す図である。 被制御装置と装置IDとの関連付けを説明するための図である。 装置IDと制御内容と優先度との対応付けを説明するための図である。 制御情報の具体例を説明するための図である。
本発明の実施形態について、図1〜図13に基づいて説明すると以下のとおりである。
本発明の生体監視装置は、生体の状態を測定して得られた測定結果情報を用いて生体を監視する。測定結果情報は、上記生体監視装置が、生体の状態をセンシングする生体センサから生体信号情報を取得し、そこから得られる生体パラメータを用いて生体の様々な状態、症状、程度などを測定することにより得られるものである。
本実施形態では、本発明の生体監視装置は、生体の一例として、人間(以下、被験者と称する)の状態を見守り対象とする。つまり、上記生体監視装置は、生体の一例としての人間(被験者)の状態をセンシングし、該被験者の状態を測定する。なお、本発明の生体監視装置は、人間以外の動物(例えば犬など)を見守り対象とし、動物の生体信号情報を取得して、動物の状態を測定し、監視することも可能である。
また、本実施形態では、本発明の生体監視装置を、可搬性、携帯性にすぐれた小型の情報処理装置にて実現する場合について説明する。この場合、上記生体監視装置は、上記生体センサを内蔵していてもよい。また、上記生体監視装置は、内蔵の生体センサに加えて、あるいは、代えて、自装置とは別体の生体センサと通信してもよい。よって、本実施形態では、生体センサが取得した生体信号情報は、無線または有線の適宜の通信手段を介して生体監視装置に供給される。しかし、これに限らず、本発明の生体測定装置は、パソコンなどの据え置き型の情報処理装置にて実現してもよい。
さらに、本実施形態では、本発明の生体監視装置は、上で述べたようにして被験者を監視しつつ、被験者が生活する住宅に設けられた複数の住宅機器を被験者の状態に応じて制御する。そして、本発明の生体監視装置は、それら複数の住宅機器の各々に対する制御内容が連携させる。
ここで、住宅機器とは、例えば、被験者の住宅の玄関のドアロックや、被験者の住宅内に設けられるガス器具(例えば、ガスレンジやガスファンヒータ)、家電機器(例えば、照明器具やエアコン、テレビ、ステレオ、パソコン、電子レンジ、冷蔵庫、電話機)である。さらに、住宅機器には、被験者が保持する携帯電話機等の携帯情報端末も含まれる。
〔生体監視システム〕
図2は、本発明の実施形態における生体監視システム100の構成を示す概略図である。本発明の生体監視システム100は、少なくとも、1以上の生体センサ(図示する2a、2b、3〜5などの生体センサ)と、生体監視装置1と、被制御装置110とを含む構成となっている。図2に示すとおり、さらに、生体監視システム100には、情報供給装置120が含まれていてもよい。
生体センサは、被験者130の状態をセンシングして、検出した生体信号情報d1を生体監視装置1に供給するものである。生体センサは、少なくとも一つあればよいが、図2に示すように、複数設けられていてもかまわない。図2に示す例では、生体センサとしては、被験者130が発する音を検出する音センサ2(音センサ2a、2b)と、被験者130の経皮的動脈血酸素飽和度(SpO)を測定するパルスオキシメータ3と、被験者130の脈波を検出する脈波センサ4と、被験者130の体温を測定する体温計5とが設けられている。さらに、生体監視装置1は、被験者130の体の動き(体動)を検出する加速度センサ6や、被験者130の位置を検出するGPS7を、生体センサとして備えていてもよい。
各種センサは、検出した生体信号情報(音、SpO、脈波、体温、加速度、被験者130の位置などのデータ)d1を生体監視装置1に対して送信する。
例えば、音センサ2a、2bは、被験者130の体に装着され、被験者130が発する音を検出する密着型のマイクロフォンである。音センサ2の表面には粘着剤層が設けられており、この粘着剤層によって音センサ2が被験者130の体表面に装着される。音センサ2の装着位置は、目的の音が効果的に拾える箇所であればよく、例えば、被験者130の呼吸音、咳音などを検出する目的では、音センサ2は、気道、胸のあたりに装着され、被験者130の心音、心拍数などを検出する目的では、胸部左(被験者130から見て)に装着され、被験者130の腹腔音を検出する目的では、腹部に装着される。
音センサ2aは、検出した呼吸音の音データを生体信号情報として生体監視装置1に送信する。音センサ2bは、検出した心音の音データを生体信号情報として生体監視装置1に送信する。
パルスオキシメータ3は、赤色光、赤外光をそれぞれ出射するLEDを備え、これらのLEDからの出射光が被験者130の指先を透過した結果生じる透過光の光量に基づいて、動脈血中酸素飽和度を計測する。さらに、脈拍数を計測してもよい。パルスオキシメータ3は、計測したSpOと計測時間とを対応付けた測定データを生体信号情報として生体監視装置1に送信する。
加速度センサ6は、被験者130の体の動き(体動)を検出する。GPS7は、被験者の位置を検出する。
なお、被験者130に装着される生体センサの種類は、上述の例に限定されず、生体の体内、体外に出現する生理状態を検出できさえすれば、あらゆる種類の生体センサを本発明の生体監視システム100に採用することができる。
本実施形態では、各生体センサは、無線通信部を備えており、生体監視装置1、あるいは、他の生体センサ)と無線通信することができる。無線通信手段としては、Bluetooth(登録商標)通信、WiFi通信などの近距離無線通信手段を採用し、各種の装置と直接近距離無線通信を行うことが想定される。上記無線通信部は、生体センサが採取した生体信号情報を生体監視装置1に送信したり、生体監視装置1から送信された制御データを受信したりする。制御データは、生体監視装置1が、測定の開始や終了、測定条件の設定などを、各生体センサに対して遠隔制御するための情報である。
なお、各生体センサと生体監視装置1とがケーブルを介して有線接続されていてもよく、この場合、生体センサは、無線通信部の代わりに、ケーブルを介して有線通信を行う有線通信部を備え、この有線通信部が、ケーブルを介して、生体監視装置1などとの間で、各種情報の送受信を実行する。
生体監視装置1は、上記生体センサから取得した生体信号情報に基づいて、被験者130の状態を測定し、測定された被験者130の状態に応じて被制御装置110を連携させつつ制御するものである。すなわち、生体監視装置1は、被験者130の状態を測定する生体測定機能と、測定結果に応じて被制御装置110の連携動作を実行する連携動作制御機能とを有している。
生体監視装置1は、各生体センタから取得した生体信号情報d1に基づいて、1または複数の、被験者130に係る様々な情報(生体パラメータ)を抽出する。そして、抽出した生体パラメータを、各種アルゴリズムに基づいて処理することにより、測定結果情報を導出することができる。
生体監視装置1は、そのような測定結果情報を用い、被制御装置110に各々の制御内容を指示するための制御情報d2を生成する。制御情報d2は、生体監視装置1から被制御装置110へ供給される。制御情報d2は、後述するように、生体監視装置1が制御すべき被制御装置110を特定し、且つ、その特定された被制御装置110の各々に対する制御内容を表す情報である。
各被制御装置110の制御内容は、被験者130の測定結果情報を基にして、各制御内容に基づく各被制御装置110の動作が連携するように、決定されている。
さらに、制御情報d2は、生体監視装置1が制御すべき被制御装置110の各々に個別に送信されるものではない。言い換えると、生体監視装置1は、この制御情報d2を、生体監視装置1が制御すべき被制御装置110のいずれか1つに送信する。
そのように送信された制御情報d2は、一旦、1つの被制御装置110に送信されると、その後、制御情報d2が表す残余の被制御装置110に対し、順次、1つの被制御装置110から他の一つまたは複数の被制御装置110に送信されることになる。
このようにして、生体監視装置1は、自身が制御すべき被制御装置110の制御内容を連携させることができる。
生体監視装置1は、生体パラメータを処理する方法として、幾通りものアルゴリズムを記憶している。この幾通りものアルゴリズムは、生体センサに関する属性情報ごとに用意されている。属性情報とは、以下に限定する意図はないが、例えば、(1)生体センサが被験者130の体のどこに装着されているか(以下、属性情報名は「装着位置」)、(2)生体センサで被験者130の体のどの部位を測定したいのか、すなわち、大まかな測定の目的(以下、属性情報名は「測定部位」)、および、(3)生体センサで被験者130のどのような状態(具体的な症状、病状)を測定したいのか、すなわち、詳細な測定の目的(以下、属性情報名は「測定項目」)などである。
したがって、生体監視装置1は、用いる生体センサの種類が少なくても(例えば、音センサ1種類で固定されていても)、生体センサの属性情報(装着位置、測定部位、測定項目)に応じて、幾通りものアルゴリズムを記憶しておくことによって、実行すべき最適なアルゴリズムを選択し、実行することが可能である。つまり、多種多様な生体センサを併用しなくとも、生体センサの装着位置や測定の目的に応じて、多様な生体測定機能を実現し、測定の目的に適った測定結果情報を導出することができる。つまり、生体監視装置1は、属性情報に応じて、適切なアルゴリズムを選択して、生体パラメータを分析することができる。結果として、被験者130の状態について判定の精度を向上させることができる上、単なる正常/異常の二値ではなくて、症状の重度や、病名などの多様な内容を含む測定結果情報を出力することが可能となる。
生体監視装置1において、上記属性情報がどのようにして決定されるのかについては、以下で詳しく説明するが、例えば、情報供給装置120から、ユーザが指定する属性情報d3が生体監視装置1に供給されるという形態が想定される。あるいは、生体監視装置1の入力操作部を介してユーザが直接属性情報を入力する構成であってもよい。
なお、本実施形態では、生体監視装置1は、生体測定機能を実行するにあたり、生体パラメータを含め、被験者130に関する様々なパラメータを用いる。例えば、生体監視装置1は、測定結果の精度を向上させるために、生体センサ以外の装置(情報供給装置120)から取得した外部取得情報d4、および、生体監視装置1に直接入力された外部取得情報からパラメータを抽出して利用することができる。
ここで、各種生体センサから得られる生体信号情報から得られるパラメータを「生体パラメータ」、また、上記外部取得情報から得られるパラメータを「外的パラメータ」と称し、これらの用語は、両者を性質上区別する必要がある場合に用いる。
生体パラメータは、被験者130の生理状態を反映したものである。生体パラメータは、以下の具体例に限定されないが、例えば、音センサ2が検出した音データ(生体信号情報d1)から取得される「音量」、「周波数分布」などが想定される。さらに、波形がパターン化される場合に、波形のパターンを分析することにより、波形の「間隔」、「周期」、「有無」、「長短」、「回数」などが、生体パラメータとして抽出されてもよい。また、パルスオキシメータ3から得られる「SpO」、脈波センサ4が検出した脈波から得られる「脈拍数」、体温計5から得られる「体温」なども生体パラメータとして抽出される。
なお、脈波センサ4が検出した脈波による、自律神経バランスを算出することにより、被験者130の睡眠状況についても検出することができる。この場合、被験者130の体動による脈波の乱れは、加速度センサ6を用いて補正することができる。
外的パラメータは、上記生体パラメータが被験者130の生理状態を反映したものであるのに対し、被験者130の体外の環境条件を反映したものである。外的パラメータの具体例としては、例えば、生体センサの仕様情報(バージョン情報、どういった情報を検出できる機能を持つのか、など)、上記生体センサの装着位置(胸部、腹部、背中、気道付近など)、上記被験者130に関する被験者情報(年齢、性別、睡眠時間、直前の食事時間、運動量、過去の疾患履歴など)、および、上記被験者130が置かれた測定環境(気温、気圧、湿度など)が挙げられるが、これに限定されるものではない。
生体監視装置1は、上記生体パラメータに、上記外的パラメータを適切に組み合わせて測定結果情報を導出することにより、測定の目的に適ったさらに精度よい判定を実現することが可能となる。
生体監視装置1は、生体測定機能を実施して、生体信号情報を処理し、測定結果情報を導出すると、その測定結果情報を用いて、上で述べたような連携動作制御機能を実施し、被験者130の状態に応じた適切な動作を実行する。本発明の生体監視装置1は、特に、被験者130の状態に応じて複数の被制御装置110の制御内容を決定する際における各被制御装置110間の制御内容の連携動作が適切に実行されるように必要な制御を行う。
被制御装置110は、生体監視装置1がその動作を制御する制御装置である。本実施形態の生体監視システム100において、被制御装置110は、生体監視装置1から出力される制御情報d2を、生体監視装置1から直接的に受信する、あるいは、他の被制御装置110から間接的に受信する。被制御装置110は、このようにして受信する制御情報d2が表す、自身に対する制御内容に沿って動作する装置であれば、どのような装置であってもよい。例えば、被制御装置110が上で述べたような住宅機器であれば、住宅の玄関のドアロック114、115や照明器具117、テレビ116、携帯電話機112などである。住宅の玄関のドアロック114、115は、その状態が施錠と解錠との間で切り替えられる。照明器具117は、その状態が電源オンと電源オフとの間で切り替えられる。テレビ116は、その状態が電源オンと電源オフとの間で切り替えられる。携帯電話機112は、予め登録された電話番号やメールアドレスへ自動発信される。被制御装置110のこのような動作が生体監視装置1によって制御されればよい。
また、被制御装置110は、公知のホームネットワークを介してお互いに情報のやり取りが可能となっている。被制御装置110同士は、ホームネットワークを介して、上で述べたような制御情報d2の送受信を互いに行うことができる。
情報供給装置120は、生体監視装置1に対して情報を供給する供給元の装置である。本実施形態の生体監視システム100において、情報供給装置120は、属性情報d3または外部取得情報d4を、記憶したり、ユーザ入力を受け付けることによって取得したりして、これらの情報を生体監視装置1に対して送信することができればどのような装置であってもよい。例えば、情報供給装置120は、サーバ装置121、ノートパソコン111、携帯電話機112、携帯端末装置113などで実現される。しかし、情報供給装置120として適用される装置は上述の例に限定されない。
なお、上述のノートパソコン111、携帯電話機112、および、携帯端末装置113などのように、1台の装置が、被制御装置110および情報供給装置120の両方として機能してもよい。
次に、上述した生体監視装置1の構成についてさらに詳細に説明する。まず、生体測定機能を実現するための生体監視装置1の構成について説明し、後に、連携動作制御機能を実現するための生体監視装置1に構成について説明する。
〔生体監視装置1の構成(生体測定機能)〕
図1は、本発明の実施形態における生体監視装置1の要部構成を示すブロック図である。
図1に示すとおり、本実施形態における生体監視装置1は、制御部10、記憶部11、センサ通信部12、入力操作部13、通信部14および出力部15を備える構成となっている。また、生体監視装置1は、上述の各部の回路に電力を供給する図示しない電力供給部を有する。上述したとおり、生体監視装置1は、さらに、加速度センサ6と、GPS7とを備えていてもよい。
センサ通信部12は、生体監視装置1と別体で設けられた各種生体センサ(音センサ2、パルスオキシメータ3、脈波センサ4および体温計5など)と通信するものである。本実施形態では、一例として、センサ通信部12は、無線通信手段にて実現される。無線通信手段としては、Bluetooth(登録商標)通信、WiFi通信などの近距離無線通信手段を採用し、各生体センタと生体監視装置1とが直接近距離無線通信を行うことが想定される。また、身体周辺に限定したエリアネットワークを構築し、これを介して生体監視装置1と生体センサとが無線通信を行ってもよい。
なお、生体監視装置1のセンサ通信部12は、有線通信手段によって生体センサとの通信を実現してもよい。ただし、生体センサと生体監視装置1との通信を無線で実現することが好ましい。無線通信にすることで、生体センサの被験者130への装着が平易になり、測定環境下における被験者130の行動に対する制約が減り、被験者130のストレスや負担を低減できるからである。
入力操作部13は、ユーザ(被験者130自身あるいは測定を行う操作者を含む)が生体監視装置1に指示信号を入力するためのものである。生体監視装置1が、図2に示すように小型の情報処理装置にて実現される場合には、入力操作部13は、数個のボタン(十字キー、決定キー、文字入力キーなど)、タッチパネル、タッチセンサ、もしくは、音声入力部と音声認識部などの適宜の入力装置で構成される。なお、生体監視装置1が据え置き型の情報処理装置にて実現される場合には、入力操作部13としては、上述の入力装置の他に、複数のボタン(十字キー、決定キー、文字入力キーなど)で構成されるキーボード、マウスなどの入力装置が採用されてもよい。本実施形態では、ユーザは、入力操作部13を用いて、測定の開始や終了の指示を入力したり、生体センサの装着位置、測定部位、測定項目などの属性情報を選択したりすることができる。さらに、ユーザは、入力操作部13を用いて、測定に必要な情報を生体監視装置1に直接入力してもよい。例えば、被験者130の年齢、性別、平均睡眠時間、測定日当日の睡眠時間、直近の食事時間、食事内容、運動量などの外部パラメータが生体監視装置1に入力される。
通信部14は、被制御装置110、情報供給装置120などの外部の装置と通信するものである。本実施形態では、例えば、通信部14は、無線アクセスポイントおよび広域通信網を介して外部の装置と通信を行う。例えば、生体監視装置1は、生体の状態測定に利用する外的パラメータを得るための外部取得情報を、通信部14を介して、情報供給装置120から受信してもよい。ここで、通信部14が取得する外部取得情報としては、特定の日、特定の地域の天気、気温、気圧、湿度や、利用する各生体センサの仕様情報などが想定される。例えば、仕様情報を参照することにより、生体監視装置1は、どの測定項目に応じてどの生体センサからの生体パラメータを利用するべきかを判断したり、あるいは、複数の生体センサを同時に利用するときの組み合わせの条件や、禁忌を把握したりすることができる。あるいは、通信部14は、属性情報の指定を、情報供給装置120から受け付けてもよい。なお、通信部14は、無線通信手段、および、有線通信手段のいずれの手段で採用されてもよく、生体監視システム100の実施の形態に合わせて最適な手段が適宜採用される。本実施形態では、被験者130の行動範囲に制約を与えない点や、生体監視システム100の設計の自由度などにおいて有利な無線通信手段を採用する。
出力部15は、生体監視装置1が実行した生体測定の測定結果情報を外部に出力するものである。出力方法としては、出力部15が、LCD(液晶ディスプレイ)などの表示装置で構成される場合には、文字、記号、図形、絵柄、静止画、動画などを表示して測定結果情報をユーザに提供することができる。あるいは、出力部15が、スピーカなどの音声出力装置で構成される場合には、音声、効果音、音楽などを再生して測定結果情報をユーザに提供することができる。あるいは、出力部15が、LEDなどの発光装置で構成される場合には、発光色、発光パターン(点灯、消灯、点滅)などを変化させることにより、測定結果情報をユーザに提供することができる。
制御部10は、生体監視装置1が備える各部を統括制御するものであり、機能ブロックとして、属性情報決定部21、アルゴリズム選択部22および状態測定部23を備えている。これらの機能ブロック全体が、生体監視装置1の生体測定機能を実現するための生体測定部(測定手段)20として機能する。生体監視装置1が有する連携動作制御機能に対応する連携動作制御部(制御手段)30およびその各機能ブロックについては後に詳述する。
制御部10に示された上述の各機能ブロックは、CPU(central processing unit)が、ROM(read only memory)、NVRAM(non-Volatile random access memory)等で実現された記憶装置(記憶部11)に記憶されているプログラムを不図示のRAM(random access memory)等に読み出して実行することで実現できる。
記憶部11は、制御部10が実行する(1)制御プログラム、(2)OSプログラム、(3)制御部10が、生体監視装置1が有する各機能を実行するためのアプリケーションプログラム、および、(4)該アプリケーションプログラムを実行するときに読み出す各種データを記憶するものである。特に、記憶部11は、生体監視装置1が実行する測定処理を実行する際に読み出す各種プログラム、データを記憶する。具体的には、記憶部11には、少なくとも測定方法記憶部40が含まれる。
なお、生体監視装置1は、図示しない一時記憶部を備える。一時記憶部は、生体監視装置1が実行する各種処理の過程で、演算に使用するデータおよび演算結果等を一時的に記憶するいわゆるワーキングメモリであり、RAMなどで構成される。
属性情報決定部21は、生体の状態測定において用いられる生体センサの属性情報を決定するものである。本実施形態では、属性情報の入力画面を、情報供給装置120の表示部に表示して、ユーザに選択させる構成が考えられる。属性情報決定部21は、通信部14を介して、ユーザによって選択された属性情報を情報供給装置120から受信し、受信した内容に基づいて、ユーザによって指定された装着位置および測定部位(および測定項目)を決定する。ユーザは、入力操作部13を用いて属性情報を直接生体監視装置1に入力してもよい。
ユーザは、例えば、情報供給装置120のマウスを操作して、表示された装着位置のうち、所望の装着位置をクリックすることにより、各生体センサの装着位置を指定することができる。このように装着位置が指定されると、属性情報決定部21は、ユーザによってクリックされた位置に対応する装着位置(例えば、「正面−胸−左上」)を、属性情報「装着位置」として決定する。なお、属性情報決定部21は、想定されるすべての装着位置を候補としてリストにして表示し、ユーザに選択させてもよい。同様に、属性情報決定部21は、ユーザによって選択された選択肢を、属性情報「測定部位」、「測定項目」として決定することができる。具体的には、ユーザは、測定の目的について、漠然と「心音」「呼吸音」「血流音」「腹腔音」「胎児心音」・・・のように、測定部位を選択することもできれば、さらに詳細に具体的な疾患名(測定項目)を選択することもできる。
属性情報決定部21は、上述のとおり決定した属性情報をアルゴリズム選択部22に伝達する。
アルゴリズム選択部22は、属性情報決定部21によって決定された属性情報に応じて、生体監視装置1の状態測定部23が実行すべきアルゴリズムを、複数通りある中から選択するものである。測定方法記憶部40には、生体の状態を測定するための処理について、幾通りものアルゴリズムが属性情報に対応付けて記憶されている。アルゴリズム選択部22は、測定方法記憶部40を参照し、決定された属性情報に基づいて、状態測定部23が実行すべきアルゴリズムを選択する。
状態測定部23は、生体センサから得られた生体信号情報を分析して生体パラメータを抽出し、抽出した生体パラメータを処理した演算結果に基づいて生体の状態を測定するものである。状態測定部23は、この一連の処理を、アルゴリズム選択部22が選択したアルゴリズムに従って実行する。このアルゴリズムの実行によって導出された測定結果情報は、状態測定部23から連携動作制御部30へと伝達される。
〔状態測定処理の具体例〕
次に、生体測定部20の各部が実行する状態測定処理について、状態測定アルゴリズムの具体例に基づいて、より詳細に説明する。
(具体例1)
本具体例は、指定された「測定項目」に応じて適切なアルゴリズムが選択されることにより、多種多様な測定項目に適った精度の良い状態測定が実現される例である。
図3は、測定方法記憶部40に記憶される、属性情報と状態測定アルゴリズムとの対応関係を示す対応テーブルの具体例を示す図である。
図3に示すとおり、生体監視装置1が実施できる測定内容を表した、属性情報「測定項目」ごとに、状態測定アルゴリズムが対応付けて記憶されている。
上記データ構造によれば、「測定項目」が定まれば、その測定を実施するために最適な状態測定アルゴリズムが特定される。例えば、ユーザが「測定項目:無呼吸度」を指定した場合には、属性情報決定部21が、測定項目を「無呼吸度」と決定する。そして、アルゴリズム選択部22は、図3に示す対応テーブルを参照し、決定された「測定項目:無呼吸度」に対応する「無呼吸度算出アルゴリズム」を選択する。
さらに、図3に示すとおり、各測定項目に対し、生体センサをどこに装着すべきかを示す、属性情報「装着位置」が対応付けて記憶されていてもよい。上記データ構造によれば、「測定項目」が定まることによって、属性情報決定部21は、さらに、該「測定項目」に対応する、生体センサの「装着位置」を決定することが可能となる。属性情報決定部21が決定した「装着位置」の情報は、生体センサを装着すべき推奨位置として、ユーザに提示されてもよい。
図4の(a)〜(e)は、「測定項目:無呼吸度」に対応する状態測定アルゴリズム(無呼吸度算出アルゴリズム)の具体例を示す図である。なお、同図に示す例では、状態測定アルゴリズムをテーブル形式にて表すが、これは一例であって、本発明を限定する意図はない。
睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠時、一定以上頻繁に、無呼吸または低呼吸の状態に陥る症状のことである。無呼吸の状態と判断する目安としては、口、鼻の気流が10秒以上停止すること、低呼吸の状態と判断する目安としては、10秒以上換気量が50%以上低下することであると考えられる。
このような無呼吸、低呼吸の状態を検出するためには、脳波、眼電図、頤筋筋電図による睡眠ステージ、口・鼻の気流、胸・腹部の動きによる呼吸パターン、パルスオキシメータによる経皮的動脈血酸素飽和度(SpO)を分析することが考えられる。
そこで、本実施形態では、無呼吸度の判定材料として、呼吸の有無(10秒以上呼吸が止まる回数)、呼吸音の音量、呼吸の長短(呼気と吸気の時間的長さ)、単位時間あたりの呼吸数、SpOのパラメータを用いることとした。本実施形態における「無呼吸度」は、値が高いほど、睡眠時無呼吸症候群である可能性が高いことを示す。なお、無呼吸度の判定に用いるパラメータの例は、一例であり、上述した例に限定されるものではない。例えば、さらに、脈拍数のパラメータを用いてもよい。
図4の(a)に示すテーブルのうち、フィールド名「パラメータ」には、「測定項目:無呼吸度」を測定するために用いるパラメータを指定する情報が格納されている。また、フィールド名「パラメータ種別」には、そのパラメータが、当該測定において、必須のパラメータ(必須パラメータ)であるのか、精度向上を目的とする補助的なパラメータ(補助パラメータ)であるのかを指定する情報が格納されている。また、フィールド名「センサ」には、その生体パラメータをどの生体センサの生体信号情報から抽出すればよいのかを示す情報が格納されている。
すなわち、無呼吸度算出アルゴリズムが選択された場合、状態測定部23は、図4の(a)に示すテーブルにしたがって、波形(呼吸)有無、(呼吸)音量、波形(呼吸)長短、波形(呼吸)数のパラメータを必須パラメータとして利用すべきであり、任意でSpOおよび心拍数の補助パラメータを使用してもよいということを認識する。
そして、状態測定部23は、音センサ2aによって気道付近から集音された呼吸音のデータから、上記必須パラメータを抽出し、パルスオキシメータ3および脈波センサ4のそれぞれから出力された生体信号情報から、上記補助パラメータをそれぞれ抽出する。
図4の(a)に示すテーブルのうち、「IF値」のフィールドには、抽出されたそれぞれのパラメータごとに、3つの条件が格納されている。そして、これらの3つの条件は、それぞれ、「THEN値」、すなわち、正常値、要注意値、異常値の3段階に対応付けられている。これにより、パラメータがどのような値を有しているのかに応じて、各パラメータに対して、正常値、要注意値、異常値の3段階評価を出力することができる。
例えば、状態測定部23は、音センサ2aの音データを分析して、単位時間あたりの呼吸回数が「7回」というパラメータを抽出した場合には、「パラメータ:波形(呼吸)数」については、「要注意」との評価を出力する。
図4の(b)に示すテーブルは、3段階評価されたパラメータに対し、評価に応じたスコアを付与するためのスコア情報を示すものである。該テーブルに示すスコア情報にしたがって、状態測定部23は、必須パラメータについては、「正常」と評価されたパラメータに0、「要注意」と評価されたパラメータに1、「異常」と評価されたパラメータに2のスコアを付与する。すなわち、本実施形態では、必須パラメータについて無呼吸に関する異常項目が多ければ多いほどスコアの合計が高くなる。補助パラメータについては、「正常」、「要注意」、「異常」のパラメータに対し、それぞれ、0、0、1のスコアを付与する。
さらに、状態測定アルゴリズムは、図4の(c)に示すテーブルを含んでいてもよい。図4の(c)に示すテーブルは、パラメータごとに求められたスコアに対して付与する重み付け情報を示すものである。重み付けは、パラメータごとに対応付けて記憶される。重み付けの数値が大きいということは、そのパラメータが、当該指標を算出する上でより重要な、影響の大きい情報であるということを示す。
図4の(c)に示す例では、無呼吸度を算出する上で、「10秒以上呼吸が停止する回数」を示す波形(呼吸)有無が、最も考慮されるべき重要な情報であるので、重み付けが「4」と定められている。状態測定部23は、すべてのパラメータについて求められたスコアについて、「スコア×重み付け値=最終スコア」を求める。
図4の(d)に示すとおり、無呼吸度算出アルゴリズムには、各パラメータのスコアに基づいて、指標「無呼吸度」を算出するための算出式が含まれている。図4の(d)の算出式は一例であって、本発明を限定する意図はない。図4の(d)に示す算出式にしたがって、状態測定部23は、各パラメータの最終スコアを合計して、無呼吸度を算出する。
さらに、図4の(e)に示すとおり、無呼吸度算出アルゴリズムには、指標「無呼吸度」に関して、被験者130の状態を判定するための判定基準情報が記憶されている。
図4の(e)に示すとおり、判定基準情報のテーブルにおいて、算出された無呼吸度の値に応じて、判定すべき状態判定結果が対応付けられている。状態測定部23は、図4の(e)に示す判定基準情報にしたがって、被験者130の無呼吸に係る状態を判定する。例えば、無呼吸度が「3」と算出された場合には、状態測定部23は、被験者130の無呼吸に係る状態は、「正常」であると判定する。
なお、判定基準情報のテーブルには、この状態判定結果を表示する方法を規定する情報が対応付けられていてもよい。図4の(e)に示す例では、例えば、状態判定結果「正常」には、表示「緑」が対応付けられている。これは、状態判定結果を緑色の文字で表示したり、緑色のランプ(発光装置117)に出力したりすることを意味する。このように、状態判定結果が色分けして出力されることにより、ユーザは、より直感的に状態判定結果を理解することができる。
図5の(a)〜(e)は、「測定項目:心臓モニタリング」に対応する状態測定アルゴリズム(心臓活動度算出アルゴリズム)の具体例を示す図である。本実施形態における「心臓活動度」は、値が高いほど、心臓の活動が不安定で、異常であることを示す。図5の(a)〜(e)の各種情報に基づいて、状態測定部23が実施する、心臓活動度の算出手順、および、状態判定手順は、図4の(a)〜(e)に基づく手順と比較して、使用するパラメータや閾値が異なる以外は同様である。したがって、ここでは説明を繰り返さない。
上記構造によれば、生体監視装置1は、属性情報「測定項目」が決定されたときに、その測定に必要なパラメータを把握し、どの生体センサから生体情報信号を取得するべきかを認識することができる。また、当該測定に最適な状態測定アルゴリズムを「測定項目」に応じて選択し、状態測定を実施するので、導出される測定結果情報の精度の向上が期待できる。
(具体例2)
本具体例は、「装着位置」、「測定部位」および「測定項目」ごとに、最適なアルゴリズムがきめ細かく用意されている例である。ここでは、指定された「装着位置」、「測定部位」および「測定項目」に応じて、多数のアルゴリズムの中からその測定に最適なアルゴリズムが選択されるので、そのアルゴリズムを用いて状態測定が実施されると、測定の精度を格段に向上させることが可能となる。
図6は、測定方法記憶部40に記憶される、属性情報(装着位置および測定部位)と状態測定アルゴリズムとの対応関係を示す対応テーブルの具体例を示す図である。図7は、測定方法記憶部40に記憶される、属性情報(測定項目)と状態測定アルゴリズムとの対応関係を示す対応テーブルの具体例を示す図である。図6および図7に示す例では、対応関係を示す情報は、対応テーブルとしてテーブル形式にて保持されているが、対応関係が維持されてさえいれば、どのようなデータ構造でもかまわない。
図6に示す対応テーブルでは、「装着位置」かつ「測定部位」ごとにアルゴリズムのセットが対応付けられている。図6に示す例では、一例として、装着位置のバリエーションは27個、測定部位のバリエーションは5個であるので、27×5=135通りのアルゴリズムが予め用意されている。そして、上記135通りのアルゴリズムのセットごとに、図7に示す対応テーブルが対応付けられている。図7に示す対応テーブルでは、「測定項目」ごとに、状態測定アルゴリズムが、さらに細かく分類されて対応付けられている。
アルゴリズム選択部22は、属性情報決定部21が決定された「装着位置」と「測定部位」とに基づいて、図6に示す対応テーブルからアルゴリズムセットを選択する。例えば、属性情報が、「装着位置:正面−胸−左上」および「測定部位:心音」と決定された場合、アルゴリズム選択部22は、図6に示す対応テーブルを参照し、A3のアルゴリズムセットを選択する。
図7に示す対応テーブルは、選択されたA3のアルゴリズムセットを格納している。図7に示すとおり、A3の状態測定アルゴリズムは、さらに、「測定項目」ごとに幾通りか用意されている。そこで、アルゴリズム選択部22は、決定された「測定項目」に基づいて、対応する状態測定アルゴリズムを選択する。例えば、「測定項目」として「僧帽弁開放音(疾患名:僧帽弁閉鎖不全)」がユーザによって選択された場合、アルゴリズム選択部22は、図7の対応テーブルに格納されている、A3の状態測定アルゴリズムの中から、対応するA3−1のアルゴリズム、すなわち、僧帽弁閉鎖不全評価アルゴリズムを選択する。ここで選択された僧帽弁閉鎖不全評価アルゴリズムは、被験者130の「正面−胸−左上」に装着された音センサから取得された「心音」の音データを分析して、被験者130が「僧帽弁閉鎖不全」であるか否かを判定するのに最も適したアルゴリズムである。僧帽弁閉鎖不全評価アルゴリズムは、例えば、生体パラメータを評価する評価関数「f1(x)」と、判定に用いる閾値「6」などを含んでいる。アルゴリズム選択部22は、選択したA3−1のアルゴリズムを状態測定部23に伝達する。
上記構成によれば、同じ心音を評価するアルゴリズムA3であっても、状態測定アルゴリズムは、その心雑音の特性(測定項目、または、対象疾患)ごとにさらに細分化された、異なるアルゴリズムが設けられている。このため、状態測定部23は、1種類の音センサ2から取得される音データに基づいて、様々な疾患ごとに詳細な評価を行うことが可能であり、測定の精度を格段に向上させることが可能である。
次に、図7に示すA3−1の僧帽弁閉鎖不全評価アルゴリズムが選択された場合の、状態測定部23の測定の動作について図8および図9を参照しながら説明する。
図8の(a)および(b)は、正常心音である場合の、音センサから採取された音データの波形を示す図である。より詳細には、図8の(a)は、10秒間の波形を示し、図8の(b)は、このうち、相対経過時間が4秒から5秒までの間の1秒間の波形を拡大したものを示す。図中の(1)は、心音のI音の波形を示し、(2)は、II音の波形を示す。
図9の(a)および(b)は、異常心音である場合の、音センサから採取された音データの波形を示す図である。より詳細には、図9の(a)は、10秒間の波形を示し、図9の(b)は、このうち、相対経過時間が4秒から5秒までの間の1秒間の波形を拡大したものを示す。図中の(1)は、心音のI音の波形を示し、(2)は、II音の波形を示す。
図9に示す音データの波形は、図8に示す正常心音の波形と比べて、I音とII音との間に比較的大きな、雑音のような信号音Nが存在している。結論から述べると、図9に示す波形は、異常心音の典型例の一つであり、具体的には、僧帽弁閉鎖不全の(心臓の左心房と左心室の間にある僧帽弁の閉鎖が不完全である)被験者130の心音波形の例を示している。
ここで、アルゴリズム選択部22によって選択される状態測定アルゴリズムは、上述したとおり、A3−1の僧帽弁閉鎖不全評価アルゴリズムである。この僧帽弁閉鎖不全評価アルゴリズムは、評価関数「f1(x)」および閾値「6」を含む。
そこで、状態測定部23は、選択された状態測定アルゴリズムに含まれる、次式
Figure 2012055471
(以下、式1)として示される、関数f1(x)を計算する。
具体的には、まず、状態測定部23は、図9の(b)に示すように、少なくとも心拍の1周期以上の音データを含む音データ列をA(x)とし、A(x)において、I音からII音の時間間隔Tに対し、その前後25%ずつを取り除いた区間Δtを求める。そして、状態測定部23は、この区間Δtの音データ列A(x)の信号電力を、上記式1を用いて計算する。上記式1にしたがって、図9に示す音データについて、f1(x)を求めると、12.6となる。
上記状態測定アルゴリズムには、f1(x)の値が閾値6以上の場合に、僧帽弁閉鎖不全の異常ありと判定し、閾値6未満の場合に、異常なしと判定する判定条件が含まれている。
したがって、状態測定部23は、上記で求めたf1(x)=12.6を、閾値6と比較して、f1(x)≧6であると判断する。この判断に基づいて、状態測定部23は、図9に示す音データを採取した被験者130の状態が「心音異常、特に、僧帽弁閉鎖不全の疑いあり」の状態であると測定する。
なお、上で述べた心音にはさらに、III音およびIV音がある。救急医療が必要な心疾患には、胸痛症状がある狭心症と心筋梗塞、動悸が主症状の不整脈、呼吸困難がみられる心不全などがある。これらの心疾患を判定する際に心音のIII音、IV音が用いられ、正常時には聞かれない。
また、これらの心疾患では、呼吸困難に陥ることから呼吸音も同時に拾うことにより、より正確な判定が行うことができる。
このようにして状態測定部23が導出した測定結果情報は、連携動作制御部30に供給される。そして、連携動作制御部30の制御下で、測定結果情報を基に、被制御装置110の制御内容が決定される。なお、測定結果情報は出力部15に出力されたり、被制御装置110に送信されたりした後に、ユーザに提示されてもよい。
上述の評価関数および閾値は、状態測定アルゴリズム、特に、僧帽弁閉鎖不全評価アルゴリズムのほんの一例である。状態測定アルゴリズムは、これに限定されず、目的の疾患、あるいは、症状を検出するためのあらゆる数式、値を含むものである。これらの状態測定アルゴリズムは、医学的な知識、経験から適宜定められる。
上記構造によれば、生体監視装置1は、測定の開始指示とともに属性情報が指定されると、指定された属性情報に最も適したアルゴリズムを選択し、選択したアルゴリズムにそって、生体センサから生体情報信号を処理し、測定結果情報を導出することができる。
したがって、生体センサの種類が限られていても、測定方法について多数のバリエーションを持ち、属性情報に応じて最適な方法で測定が実施される。よって、導出される測定結果情報の精度の向上が期待できる。
(具体例3)
上述の具体例2では、測定開始準備段階で、ユーザが、属性情報、すなわち、「装着位置」、「測定部位」および「測定項目」を指定することにより、属性情報決定部21が属性情報を決定する構成であった。具体例2の上記構成は、測定の目的(測定部位または測定項目)が明確であり、そのための測定方法(装着位置)について、ある程度の知識を有するユーザに対して、特に有効な構成であるといえる。
本具体例では、ユーザから測定の目的について入力を受け付けた後に、生体監視装置1が、音センサ2の装着位置を特定し、測定の目的に応じて有効な装着位置を、ユーザに対して提示する構成を有する。したがって、本具体例の構成は、測定の目的は明確であるが、そのための測定方法(装着位置)について、知識を持たないユーザに対しても有効な構成であるといえる。
本具体例では、生体監視装置1の測定方法記憶部40には、さらに、装着位置情報が記憶されている。装着位置情報とは、測定の目的(測定部位または測定項目)ごとに、最適な装着位置の情報が対応付けられた情報である。属性情報決定部21は、ユーザから測定の目的としての「測定部位」および「測定項目」の指定を受け付けると、測定方法記憶部40に記憶されている装着位置情報を参照し、指定された「測定部位」および「測定項目」に対応付けられた「装着位置」を特定して、これを、当該測定における生体センサの「装着位置」として決定する。
決定された「装着位置」の情報は、出力部15を介してユーザに提示されることが好ましい。これにより、ユーザは、行いたい測定に際して、被験者130の身体の適切な位置に生体センサを取り付けることが可能となる。
こうして、最終的に決定された「装着位置」、「測定部位」および「測定項目」に基づいて、具体例2と同様にアルゴリズムが選択され、被験者130の状態測定が実施される。
上記構成によれば、ユーザは、測定したい対象音(測定部位)や疾患(測定項目)が明確であるが、そのための測定方法(装着位置)について、知識が十分でなくとも、有効な装着位置を生体監視装置1から通知してもらうことにより、測定を実施することが可能となる。さらに、生体監視装置1は、必須の装着位置や測定ガイダンスを表示することが好ましい。これによって、ユーザに対し、測定のための知識を補完することができるので、知識の乏しいユーザに対しても利便性の高い生体監視装置1を実現することが可能となる。
(具体例4)
上述の具体例3では、測定開始準備段階で、ユーザが、属性情報として、「測定部位」および「測定項目」を指定することにより、「装着位置」の候補がある程度絞り込まれてユーザに選択させたり、一意に特定されたりすることにより、属性情報決定部21が属性情報を決定する構成であった。具体例3の上記構成は、測定の目的が明確であるが、測定方法について知識を持たないユーザに対して、特に有効な構成であるといえる。
本具体例では、ユーザは、属性情報の入力を一切行わずに、まず、被験者130に生体センサ(音センサ2)を装着する。本具体例では、所望する測定部位の周辺に適当に生体センサが装着されればよい。ここでは、装着された生体センサから取得される音データに基づいて、属性情報「装着位置」および「測定部位」を特定する構成について説明する。したがって、実施形態3の構成は、大まかな測定の目的と大まかな装着位置は明確であるが、詳細については知識を持たないユーザに対して有効な構成であるといえる。また、属性情報を指定するという詳細な手動入力操作が不要となるので、測定開始準備段階のユーザ操作をさらに簡素化することができる。
本具体例では、生体監視装置1の測定方法記憶部40には、さらに、音源データベースが格納されている。音源データベースには、属性情報「装着位置」ごとに、その装着位置に装着された音センサ2が採取する音データの標本が対応付けて格納されている。
属性情報決定部21は、とりあえず被験者130の身体の適当な位置に装着された音センサ2からの音データを、音源データベースに格納されている標本音データと比較し、最も類似する標本音データを特定して、それがどの装着位置の音源であるのかを特定することにより、当該測定における「装着位置」を決定する。
併せて、属性情報決定部21は、被験者130の音データを分析して、音データが被験者130のどの「測定部位」の音を含んでいるのかを特定する。例えば、測定方法記憶部40には、属性情報「測定部位」ごとにあらかじめ標本の音データの周波数分布が記憶されている。属性情報決定部21は、取得された被験者130の音データの周波数スペクトルと、あらかじめ保存されている標本の周波数スペクトルとを比較し、その周波数分布と最も合致する周波数スペクトルがどの部位の音データのものかを特定し、このときの部位を、当該測定における「測定部位」として決定する。
こうして、最終的に決定された「装着位置」および「測定部位」に基づいて、アルゴリズムが選択され、被験者130の状態測定が実施される。ここでは「測定項目」が特定されないが、この場合には、状態測定部23は、「装着位置」および「測定部位」に基づいて選択されたアルゴリズムのセットをすべて実施してもよい。あるいは、属性情報決定部21は、特定した「測定部位」の下位に属する「測定項目」を絞り込み、「測定項目」の候補をユーザに提示して選択させることにより「測定項目」を決定してもよい。例えば、属性情報決定部21は、「測定部位:心音」が特定された場合には、心音を診断することにより判定可能な疾患(心臓疾患など)に関する測定項目を候補として提示する。
上記構成によれば、ユーザは、深い思慮無しに「とりあえず装着して測定できる」という利便性を享受することができる。また、1つの音センサを、複数の対象音や複数の疾患に関する測定に用いる場合、一般的には、疾患ごとに装着箇所についての多くの知識をユーザに要求しなければならないが、本発明によれば、採取した音データに基づいて、ユーザが測定対象としたい音源や疾患を推定し、候補を表示することができるため、ユーザの事前の知識を廃して、ユーザに対して利便性の高い生体監視装置1を実現することが可能となる。
続いて、生体監視機能を実現する生体監視装置1の構成について説明する前に、本発明の生体監視システム100を被験者130の住宅200に設けられた住宅機器である被制御装置の制御に適用した場合の生体監視システム100aについて説明する。以下、生体監視装置1の構成を説明する際には、この具体例に基づいて説明するが、これは本発明の理解を容易にするためのものであって、本発明を限定する意図はない。
〔生体監視システム100aの概要〕
図10は、生体監視システム100aの全体構成を示す図である。図10に示すように、生体監視システム100aは、被験者130の住宅200の居室202内に設けられている。この生体監視システム100aは、被験者130に装着された生体監視装置1と、携帯電話機112と、住宅200の玄関201のドアロック114(以下、「第1のドアロック」と記す)と、住宅200の玄関201のドアロック115(以下、「第2のドアロック」と記す)と、テレビ116と、照明器具117と、を備えている。
携帯電話機112と、第1のドアロック114と、第2のドアロック115と、テレビ116と、照明器具117とは、上で述べた被制御装置110に相当するものであり、公知のホームネットワーク203を介して、情報の送受信が可能となっている。なお、携帯電話機112は、ホームネットワーク203に接続された無線基地局204を用いてホームネットワーク203と接続すればよい。
ホームネットワーク203は、いわゆる家庭内LAN(Local Area Network)であり、例えば、有線のイーサネット(登録商標)で構成されていても、IEEE802.11規格の無線LANで構成されていてもよい。さらには、その他の仕様の家庭内LANであってもよい。また、無線基地局204は、例えば、赤外光による通信部であっても、RFID(Radio Frequency Identification)タグなどで用いられている微弱無線通信の通信部であっても、ブルートゥース仕様の無線通信部であってもよい。
携帯電話機112は、公知の通話機能、メール着信機能を備えるほか、Webのブラウザ機能とを備えているほうが好ましい。また、Webブラウザ機能を搭載したパソコン、テレビ、PDA(Personal Digital Assistant)のいずれも利用することができる。
携帯電話機112は、例えば、生体監視装置1から次のような制御内容が与えられる。
(1−1)予め登録された電話番号への自動発信
(1−2)予め登録されたメールアドレスへの自動発信
(1−3)上記の(1−1)の自動発信において流れる音声メッセージの内容
(1−4)上記の(1−2)の自動発信において送信されるメール本文の内容
第1のドアロック114は、住宅200の玄関201の外側および内側のいずれの側からであっても施錠および解錠が可能である。
第1のドアロック114は、例えば、生体監視装置1から次のような制御内容が与えられる。
(2−1)住宅200内の被験者130が近づくことによる解錠
(2−2)住宅200外の被験者130が遠ざかることによる施錠
(2−3)住宅200内の被験者130が遠ざかることによる施錠
(2−4)住宅200外の被験者130が近づくことによる解錠
(2−5)被験者130の如何によらない解錠
第2のドアロック115は、住宅200の玄関201の内側からのみ施錠および解錠が可能である。
第2のドアロック115は、例えば、生体監視装置1から次のような制御内容が与えられる。
(3−1)住宅200内の被験者130が近づくことによる解錠
(3−2)住宅200内の被験者130が遠ざかることによる施錠
(3−3)被験者130の如何によらない解錠
テレビ116は、例えば、生体監視装置1から次のような制御内容が与えられる。
(4−1)住宅200内の被験者130の睡眠による電源オフ
(4−2)住宅200内の被験者130の起床による電源オン
照明器具117は、例えば、生体監視装置1から次のような制御内容が与えられる。
(5−1)住宅200内の被験者130の睡眠による電源オフ
(5−2)住宅200内の被験者130の起床による電源オン
各被制御装置110に与えられるこのような制御内容は、生体監視装置1によって決定され、各被制御装置110に送信される。生体監視装置1は、後述するように、各被制御装置110の各々に対する制御内容が互いに連携するように、各被制御装置110を制御する。
なお、このような制御内容は、それらが与えられる各被制御装置の動作を規定するものである。
生体監視装置1は、このような複数の被制御装置の各制御内容を連携させるべく、後述する連携動作制御機能を実行する。
〔生体監視装置1の構成(連携動作制御機能)〕
次に、連携動作制御機能を実現する生体監視装置1の構成について説明する。連携動作制御機能とは、上述の構成および手順に基づいて、生体監視装置1の生体測定機能が導出した測定結果情報に応じて、複数の被制御装置110の連携動作を制御する機能であり、連携動作制御部30によって実行される。
図1に示すとおり、制御部10は、さらに、機能ブロックとして、選択部(選択手段)31、決定部(生成手段)32、および、生成部(生成手段)33を少なくとも備えている。これらの機能ブロック全体が、生体監視装置1の連携動作制御機能を実現するための連携動作制御部30として機能する。また、記憶部11には、連携方法記憶部41が含まれる。
選択部31は、生体測定部20によって導出された測定結果情報を取得する。そして、選択部31は、その測定結果情報を解析し、被験者130の状態を特定する。
また、選択部31は、被験者130の状態を特定すると、その被験者130の状態に応じて、制御すべき被制御装置110を選択する。
決定部32は、選択部31によって制御すべき被制御装置110が選択されると、制御すべきとした被制御装置110の各々に与えるべき、上で述べたような制御内容を決定する。
連携方法記憶部41は、決定部32によって決定される複数の被制御装置110において、各被制御装置110に制御内容をどのような順番で与えるかを示す優先度を予め記憶する。この優先度は、例えば、次のようにして決めることができる。
被験者130の状態の各々に応じて決定される被制御装置110は、予め選定しておくことが可能である。例えば、被験者130が睡眠したときであれば、テレビ116と照明器具117とを電源オフすればよい。このため、被験者130の状態が睡眠であれば、制御すべき被制御装置110としてテレビ116と照明器具117とが選定される。
被験者130の状態が睡眠のとき、テレビ116および照明器具117の各々に制御内容を与える順番としては、例えば、先にテレビ116の電源をオフし、その後、照明器具117の電源をオフするという順番が考えられる。この場合であれば、テレビ116および照明器具117の各々に制御内容を与える順番は、テレビ116→照明器具117となる。したがって、テレビ116の電源オフという制御内容の優先度を照明器具117の電源オフという制御内容の優先度よりも高くすればよい。
また、例えば、被験者130が呼吸困難に陥ったときであれば、携帯電話機112の自動発信と、第1のドアロック114の解錠と、第2のドアロック115の解錠とをすればよい。このため、被験者130の状態が呼吸困難であれば、制御すべき被制御装置110として携帯電話機112と第1のドアロック114と第2のドアロック115とが選定される。
被験者130の状態が呼吸困難のとき、携帯電話機112、第1のドアロック114および第2のドアロック115の各々に制御内容を与える順番としては、例えば、先に携帯電話機112の自動発信をし、次に、第2のドアロック115を解錠して、その後、第1のドアロック114を解錠する順番が考えられる。第2のドアロック115は、住宅200の玄関201の内側からのみ解錠が可能であり、早期に解錠が行われる必要性があるからである。この場合であれば、携帯電話機112、第1のドアロック114および第2のドアロック115の各々に制御内容を与える順番は、携帯電話機112→第2のドアロック115→第1のドアロック114となる。したがって、携帯電話機112の自動発信という優先度は、第2のドアロック115の解錠という優先度よりも高く、第2のドアロック115の解錠という優先度は、第1のドアロック114の解錠という優先度よりも高くすればよい。
連携方法記憶部41は、例えば図11に示すように、各被制御装置110に固有の装置IDを各被制御装置110に与えており、そのような装置IDを用いることによって、連携方法記憶部41内おける各被制御装置110と各被制御装置110に与えられる制御内容とが関連付けられている。そして、例えば、図12に示すように、「装置ID」、「制御内容」および「優先度」がそれぞれ対応付けられており、上で述べたような方法によって、各制御内容の「優先度」が決められている。このような対応付けは、例えば、想定される、被験者の状態の各々に関して用意し、連携方法記憶部41に記憶しておけばよい。
生成部33は、制御すべき被制御装置110およびそれら被制御装置110に与えられる制御内容を示す制御情報を生成する。例えば図13に示すように、制御情報300は、制御すべき被制御装置110の装置IDとその被制御装置110に与えられる制御内容とを一組の基本情報とする、複数の基本情報とから構成されている。図13においては、制御情報300は、基本情報301、基本情報302、基本情報303、…というように複数の基本情報が配置構成されている。
また、図13の制御情報300においては、例えば、被制御装置110の制御内容の優先度に従うよう、基本情報301、基本情報302、基本情報303の順に配置すればよい。そうすることにより、制御すべき被制御装置110の各々に制御内容を与える順番を制御情報300に規定することができる。
連携動作制御部30は、このようにして生成された制御情報を、制御すべき被制御装置110に送信することによって、被制御装置110を制御する。
(制御情報)
上で述べたように、生体監視装置1は、制御情報を被制御装置に送信することによって、被制御装置を制御する。
生体監視装置1は、例えば、制御情報に含まれる被制御装置110のうち、もっとも優先度の高い制御内容が与えられる被制御装置110のみにその制御情報を送信することができる。この場合、制御情報は、その後、制御情報に規定された順番に従って、ホームネットワーク203を介して被制御装置110間を送受信されることになる。
そうすることにより、生体監視装置1は制御情報の1回の送信によって、複数の被制御装置110を制御情報に規定された順番に従って、被制御装置110の制御を行うことが可能となる。
したがって、被制御装置110の連携動作を効率よく行うことができる。
なお、生体監視装置1の各ブロック、特に、生体測定部20および連携動作制御部30は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、生体監視装置1は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである生体監視装置1の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記生体監視装置1に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、生体監視装置1を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを、通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
なお、本発明は、以下のようにも表現できる。
すなわち、本発明は、利用者の生体情報を取得する生体情報取得手段と、上記利用者から取得された生体情報を蓄積し判定する手段と、上記判定手段によって判定された結果に基づき制御信号を送信する手段と、上記送信手段により送信された信号を受信し、機器の制御を行う手段を備える機器制御システムである。
上記機器制御システムにおいて、上記生体情報取得手段は1つもしくはそれ以上の取得手段を備えることが好ましい。
上記機器制御システムにおいて、上記生体情報の判定は、予め入力した値を基に判定することが好ましい。
上記機器制御システムにおいて、上記生体情報の判定は、日々蓄積された情報を基に判定することが好ましい。
本発明は、被験者の状態を精度高く測定し、その測定結果に応じて、例えば住宅の玄関のドアロック、住宅内のテレビや照明器具、被験者が保有する携帯電話機といった被制御装置を連携させながら動作させることができるため、高齢者の見守りといった被験者の監視装置などに適用できる。
1 生体監視装置
2a 音センサ(生体センサ)
2b 音センサ(生体センサ)
3 パルスオキシメータ(生体センサ)
4 脈波センサ(生体センサ)
5 体温計(生体センサ)
6 加速度センサ(生体センサ)
7 GPS
10 制御部
11 記憶部
12 センサ通信部
13 入力操作部
14 通信部
15 出力部
20 生体測定部(測定手段)
21 属性情報決定部
22 アルゴリズム選択部
23 状態測定部
30 連携動作制御部(制御手段)
31 選択部(選択手段)
32 決定部(生成手段)
33 生成部(生成手段)
40 測定方法記憶部
41 連携方法記憶部
110 被制御装置
111 ノートパソコン
112 携帯電話機
113 携帯端末装置
114、115 ドアロック
116 テレビ
117 照明器具
120 情報供給装置
121 サーバ装置
d1 生体信号情報
d2 制御情報
d3 属性情報
d4 外部取得情報

Claims (9)

  1. 生体から取得された少なくとも1つの生体信号情報を用いて、上記生体の状態を示す測定結果情報を導出する測定手段と、
    複数の被制御装置の各動作が、上記測定手段によって導出された測定結果情報が示す上記生体の状態に応じて連携するように、上記複数の被制御装置の各々を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする生体監視装置。
  2. 上記制御手段は、
    上記測定手段によって導出された測定結果情報が示す上記生体の状態に応じて、上記複数の被制御装置のうち、少なくとも2つの被制御装置を選択する選択手段と、
    上記選択手段によって選択された各被制御装置に対して送信する、当該被制御装置の動作を規定する制御情報を生成する生成手段と、を有し、
    上記制御手段は、上記生成手段によって生成された制御情報を上記選択手段によって選択された被制御装置に送信することによって、当該被制御装置を制御することを特徴とする請求項1に記載の生体監視装置。
  3. 上記制御情報が各被制御装置に送信されるときの送信順序を規定する優先度を記憶する連携方法記憶部をさらに備え、
    上記制御手段は、上記連携方法記憶部に記憶された優先度に規定された送信順序に従って、各被制御装置に上記制御情報を送信することを特徴とする請求項2に記載の生体監視装置。
  4. 上記制御情報が各被制御装置に送信されるときの送信順序を規定する優先度を記憶する連携方法記憶部をさらに備え、
    上記制御手段は、上記選択手段によって選択された被制御装置のうち、上記優先度の最も高い第1の被制御装置に、当該制御情報を送信することにより、上記制御情報を、上記選択手段によって選択された各被制御装置の優先度に従って、上記第1の被制御装置から送信させ、各被制御装置間で授受させることを特徴とする請求項2に記載の生体監視装置。
  5. 上記測定手段は、さらに、予め入力された上記生体に関する情報を用いて、上記測定結果情報を導出することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の生体監視装置。
  6. 上記測定手段は、上記生体について導出した測定結果情報を蓄積し、さらに、蓄積した測定結果情報を用いて、上記生体の新たな測定結果情報を導出することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の生体監視装置。
  7. 生体から取得された少なくとも1つの生体信号情報を用いて、上記生体の状態を示す測定結果情報を導出する測定ステップと、
    複数の被制御装置の各動作が、上記測定ステップにて導出された測定結果情報が示す上記生体の状態に応じて連携するように、上記複数の被制御装置の各々を制御する制御ステップと
    を含むことを特徴とする生体監視装置。
  8. コンピュータを、請求項1〜6のいずれか1項に記載の生体監視装置の各手段として機能させるための制御プログラム。
  9. 請求項8に記載の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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