JP2012054096A - フラットケーブル - Google Patents

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Atsushi Tsujino
厚 辻野
Masayuki Hiramoto
雅之 平本
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Abstract

【課題】コストアップを極力抑えつつ、要求に合わせた設計が可能なフラットケーブルを提供する。
【解決手段】複数本の平角導体2が平面上に所定ピッチで配列され、平角導体2の配列面の両面に絶縁フィルム3a,3bが設けられたフラットケーブル1であって、平角導体2は、幅寸法W1が0.35mm以下、厚さ寸法T1が0.035mm以下であり、一方の絶縁フィルム3aを延在させた延在部11を有し、延在部11には、平角導体2にそれぞれ導通する導電性ペースト12aからなる導電部12が平角導体2毎に設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子機器などの配線に用いられるフラットケーブルに関する。
限られたスペースで高密度の配線が可能な配線部材として、フラットケーブルが用いられている。フラットケーブルは、複数本の導体を一平面上に配列し、その配列面の両側からそれぞれ絶縁フィルムをラミネートしたものである。
フラットケーブルとして、導体同士の狭ピッチ化を図るべく、導体のそれぞれに長手方向に沿って幅広部と幅狭部とが形成され、隣り合っている導体同士では、一方の導体の幅広部と他方の導体の幅狭部とが隣り合っている部分を有すると共に、一方の導体の幅狭部と他方の導体の幅広部とが隣り合っている部分を有するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、表面全体にわたって導電性ペースト層を設けた導体を幅方向に複数配列し、一体をなすよう導体をフィルムによりラミネートしてなるフラットケーブルにおいて、導電性ペースト層を溶融させて導体と回路とを接続することが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−319247号公報 特許第3723991号公報
近年、デジタルカメラ、PDA(Personal Digital Assistant)あるいは音楽プレーヤーなどの小型情報機器では、その内部配線に用いられるフラットケーブルとして、容積や厚さの小さいものが求められている。特に、ノートパソコン用のCD/DVDドライブでは、スリム化が進み、それに使用されるフラットケーブルには、薄くかつ屈曲性に優れたものが要求されている。
ところで、コネクタに接続する端部では、導体のピッチ、幅寸法及び厚さ寸法をコネクタに合わせる必要がある。一方、端部以外の箇所では、特性インピーダンス値、耐電圧値、電流値等が満たされる範囲で幅が狭くかつ厚さの薄い導体が要求される。このような場合、コネクタが接続される端部に対して端部以外では導体のピッチ、幅寸法及び厚さ寸法を長さ方向に沿って変えなければならなくなる。
しかし、フラットケーブルは、その使用用途によって長さ等が異なる多品種なものであるので、導体の長さ方向で導体のピッチ、幅寸法及び厚さ寸法を変更すると、それぞれの品種に合わせた多品種の導体が必要となり、導体の単価が高くなる。このため、このような少量多品種であるフラットケーブルでは、コストアップを招くとともに、管理に手間がかかってしまう。
本発明の目的は、コストアップを極力抑えつつ、要求に合わせた設計が可能なフラットケーブルを提供することにある。
上記課題を解決することのできる本発明のフラットケーブルは、複数本の導体が平面上に所定ピッチで配列され、前記導体の配列面の両面に絶縁層が設けられたフラットケーブルであって、
前記導体は、幅寸法が0.35mm以下、厚さ寸法が0.035mm以下であり、
一方の前記絶縁層を延在させた延在部を有し、前記延在部には、前記導体にそれぞれ導通する導電性ペーストからなる導電部が前記導体毎に設けられていることを特徴とする。
本発明のフラットケーブルによれば、端部の延在部に、導体に導通する導電性ペーストからなる導電部が設けられているので、この延在部の寸法をコネクタ等の被接続側に合わせて設計し、かつコネクタ等に接続する端部以外では、幅寸法が0.35mm以下、厚さ寸法が0.035mm以下の導体を所定ピッチに配列させてケーブル幅を小さくし、薄型化及び屈曲性の向上を図りつつ、特性インピーダンス値、耐電圧値、電流値等の要求に合わせて設計を行うことができる。これにより、要求に合わせるために長手方向に導体の幅寸法や厚さ寸法を変化させたフラットケーブルと比較して、導体の品種を少なくすることができ、コストアップを抑えることができる。
本発明に係る実施形態のフラットケーブルの一方の面を示す平面図である。 図1のフラットケーブルの断面図である。 図1のフラットケーブルの端部における断面図である。 他の実施形態のフラットケーブルの端部における断面図である。 導体に絶縁フィルムを貼着する工程の例を示す模式的な斜視図である。
以下、本発明に係るフラットケーブルの実施形態の例について図面を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、フラットケーブル1は、複数本の平角導体(導体)2を備えている。これらの平角導体2は、所定の並列ピッチPで平面上に配列されており、平角導体2の配列面の両面にそれぞれ絶縁フィルム3a,3bが貼着(ラミネート)されている。図1では平角導体2を4本有する例を示しているが、平角導体2の本数は適宜変更される。例えば、平角導体2を20本とすることもできる。
平角導体2は、幅寸法W1が0.35mm以下、厚さ寸法T1が0.035mm以下とされている。本実施形態では、平角導体2は、その幅寸法W1が0.2mm、厚さ寸法T1が0.02mmである。また、各平角導体2の並列ピッチPは0.5mmとされている。なお、平角導体2の幅寸法W1、厚さ寸法T1及び並列ピッチPは、要求される特性インピーダンス値、耐電圧値、電流値等に合わせて設定される。
平角導体2は、例えば、圧延銅箔からなり、銅基材の外周全域に錫メッキが施されたものであることが好ましい。銅基材としては、銅または銅合金が用いられる。
図3に示すように、フラットケーブル1の長手方向の両端部は、一方の絶縁フィルム3aが延在されており、この絶縁フィルム3aの延在された部分が延在部11とされている。この延在部11では、平角導体2を覆うように、導電性ペースト12aを塗布してなる導電部12が平角導体2毎に設けられており、この導電性ペースト12aからなる導電部12が、各導体2に接触して電気的に導通されている。この導電部12を有するフラットケーブル1の両端部は、電気コネクタの弾性コンタクト片等に接続可能な接続端末13として形成されている。
導電部12を構成する導電性ペースト12aは、導電粒子と接着剤とから構成されている。導電粒子としては、例えば、銀粉末、カーボン粉末、銅粉末、ニッケル粉末、あるいはこれらの混合粉末などが使用可能である。また、接着剤としては、例えば、ポリエステル系接着剤、ポリウレタン系接着剤、エポキシ系1液接着剤、あるいはエポキシ系2液接着剤等のいずれかが使用可能である。
この導電部12は、その幅寸法W2が約0.3mm、厚さ寸法T2が約0.01mmであり、導電性ペースト12a、導体2、絶縁フィルム3aおよび端末補強テープ14を含む導電部12の厚さ寸法は、0.3mm±0.05mmである。
絶縁フィルム3a,3bは、ポリエチレンテレフタレート、ポリエステル、ポリイミドあるいはポリフェニレンサルファイド等の樹脂から形成された基材部分とポリエステル系接着剤または難燃ポリ塩化ビニル系の絶縁性接着剤からなる接着層を有している。平角導体2に対して、接着層の面を対向させて2枚の絶縁フィルム3a,3bが貼り合わされている。これにより、平角導体2同士の電気的絶縁を図っている。この絶縁フィルム3a,3bの厚さは、基材部分および接着層をそれぞれ0.01mm以上0.1mm以下とすることが好ましい。
また、接続端末13の導電部12が設けられていない側の面には、ポリエチレンテレフタレート、ポリエステル等の絶縁樹脂からなる端末補強テープ14が絶縁フィルム3aに貼着されており、導電部12が設けられた接続端末13を支持して変形を防止している。なお、この端末補強テープ14を絶縁フィルム3aへ接着する接着剤としては、ポリエステル系接着剤が用いられる。
上記のフラットケーブル1を製造するには、図5に示すように、それぞれ長尺の平角導体2が巻き取られている複数のリール30から平角導体2を送り出して所定の並列ピッチPで同一平面上に配列する。そして、これらの平角導体2の表裏に、リール31から長尺の絶縁フィルム3a,3bを送り出してヒータローラ32間に通して絶縁フィルム3a、3bを加熱すると同時に圧着して貼り合わせて長尺フラットケーブルとする。このフラットケーブルを巻き取りローラ33に巻き取る。長尺フラットケーブルには、延在部11を設けるために、一方の絶縁フィルム3bの長手方向の一部に窓部15を形成する。
その長尺フラットケーブルに対して、窓部15において露出されている平角導体2の上部に導電性ペースト12aを印刷等によって塗布して乾燥させる。その後、長尺フラットケーブルを、その窓部15の中央位置で切断し、両端に導電部12が設けられた延在部11を有するフラットケーブル1とする。
なお、長尺フラットケーブルを、窓部15の中央位置で切断して延在部11を有するフラットケーブル1とした後に、延在部11において露出されている平角導体2の上部に導電性ペースト12aを印刷等によって塗布して乾燥させて導電部12を形成しても良い。
また、一方の絶縁フィルム3aに平角導体2を貼り付け、延在部11となる箇所における平角導体2に導電性ペースト12aを塗布し、その後、延在部11を除く箇所に他方の絶縁フィルム3bを貼り付け、延在部11となる箇所で切断してフラットケーブル1としても良い。この場合、延在部11となる位置に予め窓部を形成した絶縁フィルム3bを用いるか、短尺の絶縁フィルム3bを、延在部11となる位置を避けて間隔をあけるように貼り付ける。
このようにすると、図4に示すように、平角導体2における絶縁フィルム3bが貼り付けられる箇所の一部にも導電性ペースト12aが塗布された構造とすることができる。このように絶縁フィルム3a,3bの間に導電性ペースト12aが入り込んだフラットケーブル1では、絶縁フィルム3bと延在部11との境界部分において平角導体2を補強することができ、また、導電性ペースト12aの剥離を防止することができる。
上記実施形態に係るフラットケーブルによれば、端部の延在部11に、平角導体2に導通する導電性ペースト12aからなる導電部12の幅をコネクタ等に接続するのに十分な幅とすることができる。さらに、導電部12を厚くしてコネクタの接点により損傷を受けない程度とすることができる。また、コネクタ等に接続する端部以外では、制約を受けることなく幅寸法が0.3mm以下、厚さ寸法が0.03mm以下の平角導体2を所定ピッチPに配列させてケーブル幅を小さくし、薄型化及び屈曲性の向上を図りつつ、特性インピーダンス値、耐電圧値、電流値等の要求に合わせて設計を行うことができる。
なお、上記の実施形態では、延在部11に平角導体2が延在した構造を例示したが、平角導体2を延在部11には設けずに、導電性ペースト12aからなる導電部12だけを延在部11に設けて導電性ペースト12aを平角導体2と導通させても良い。
また、上記のフラットケーブル1の外周をシールドフィルムで覆っても良く、このようにすると、シールド効果に優れたフラットケーブルとすることができる。また、絶縁フィルム3aの裏側の端末補強テープ14は場合により設けなくてもよい。
1:フラットケーブル、2:平角導体(導体)、3a,3b:絶縁フィルム(絶縁層)、11:延在部、12:導電部、12a:導電性ペースト、P:ピッチ、T1:厚さ寸法、W1:幅寸法

Claims (1)

  1. 複数本の導体が平面上に所定ピッチで配列され、前記導体の配列面の両面に絶縁層が設けられたフラットケーブルであって、
    前記導体は、幅寸法が0.35mm以下、厚さ寸法が0.035mm以下であり、
    一方の前記絶縁層を延在させた延在部を有し、前記延在部には、前記導体にそれぞれ導通する導電性ペーストからなる導電部が前記導体毎に設けられていることを特徴とするフラットケーブル。
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