JP2012053106A - 可搬型放射線画像検出装置 - Google Patents

可搬型放射線画像検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012053106A
JP2012053106A JP2010193344A JP2010193344A JP2012053106A JP 2012053106 A JP2012053106 A JP 2012053106A JP 2010193344 A JP2010193344 A JP 2010193344A JP 2010193344 A JP2010193344 A JP 2010193344A JP 2012053106 A JP2012053106 A JP 2012053106A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radiographic image
portable
image detection
detection apparatus
radiation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2010193344A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyoshi Ota
恭義 大田
Makoto Sugisaki
誠 杉▲崎▼
Naoyuki Nishino
直行 西納
Haruyasu Nakatsugawa
晴康 中津川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2010193344A priority Critical patent/JP2012053106A/ja
Publication of JP2012053106A publication Critical patent/JP2012053106A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Measurement Of Radiation (AREA)
  • Radiography Using Non-Light Waves (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Abstract

【課題】可搬型放射線画像検出装置がたとえ盗難されたとしても、通常通り使用することができなくすることによって盗難を抑制する。
【解決手段】放射線の照射を受けて放射線画像を記録する放射線画像検出器12と、放射線画像検出器12を収容する筐体11とを備えた可搬型放射線画像検出装置10において、可搬型放射線画像検出装置10が盗難されたと判断する盗難判断部と、盗難判断部により盗難されたと判断された場合に、検出基板12b,14aに対して突起17を衝突させて破壊する破壊機構15,16とを設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、放射線の照射を受けて放射線画像を記録する放射線画像検出器を筐体内に収容した可搬型の放射線画像検出装置に関するものである。
従来、放射線の照射を受けて電荷を発生する半導体を用いた放射線画像検出器が種々提案されている。そして、近年では、このような放射線画像検出器などを小型の筐体に収容した放射線画像撮影用カセッテも種々提案されている。この放射線画像撮影用カセッテは比較的薄型で且つ搬送可能なサイズのものであるため、例えば、身動きがとれない患者等に対して、患者をベッドに寝かせたまま撮影したい部位の下に放射線画像撮影用カセッテを置き、放射線画像撮影用カセッテと患者を挟んで対向する位置に放射線源を移動させて撮影を行う場合など、非常に自由度の高い撮影を行うことができる。
この放射線画像撮影用カセッテは、撮影時に外部コンソールと接続し、外部コンソール装置から患者ID等の撮影情報を取得し、撮影後に撮影画像データを外部コンソール装置へ送信する方式のものがあり、このような方式のものには、外部コンソール装置との通信を無線で行なうものも提案されている。
ここで、上述したような半導体を用いた放射線画像検出器を備えた放射線画像撮影用カセッテは、特に、従来の銀塩フィルムカセッテや蓄積性蛍光体シートを収容したカセッテと比較すると大変効果なものであり、また、近年では持ち運びしやすいように軽量化されているため盗まれやすい問題がある。
そこで、一般的なノート型パソコンのように、放射線画像撮影用カセッテ側にセキュリティワイヤをつける溝を設けて、その溝にセキュリティワイヤをはめ込み固定部材と固定することによって盗難防止を図ることができる。
特表2010−508454号公報 特開2002−236619号公報
しかしながら、ワイヤ自体を切断される可能性もあり、使用する度にワイヤの鍵を使って解錠する手間もかかる。また、鍵自体を紛失して通常の使用に支障をきたす恐れがある。
また、特許文献1には、X線センサを再充電等するドッキング装置にX線センサをロックし、ソフトウェアからの指示に応じてロックを解除することが開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載の装置では、ドッキング装置が別途必要になり、また、ロックを解除するたびにソフトウェアからの指示が必要である。また、ドッキング装置も一緒に盗難されてしまう懸念もある。
また、特許文献2には、GPSを用いてセキュリティ処理装置の現在の位置情報を周期的に取得し、この現在の位置情報と予め登録された設置時の位置情報とに基づいて盗まれたことを判定し、セキュリティソフトウェア、耐タンパソフト等を消去する等の自己破壊処理を行う方法が提案されている。
しかしながら、特許文献2に記載の方法では、ハードウェアは破壊されていないので再び利用される可能性がある。
本発明は、上記の事情に鑑み、たとえ盗難されたとしても、通常通り使用することができなくすることによって盗難抑制効果を得ることができる可搬型放射線画像検出装置を提供することを目的とする。
本発明の可搬型放射線画像検出装置は、放射線の照射を受けて放射線画像を記録する放射線画像検出器と、放射線画像検出器を収容する筐体とを備えた可搬型放射線画像検出装置において、放射線画像検出器が、放射線の照射に応じて電荷を発生する検出素子が2次元状に配列された検出基板を備えたものであり、可搬型放射線画像検出装置が盗難されたと判断する盗難判断部と、盗難判断部により盗難されたと判断された場合に、検出基板に対して突起を衝突させて破壊する破壊機構とを備えたことを特徴とする。
本発明の可搬型放射線画像検出装置は、放射線の照射を受けて放射線画像を記録する放射線画像検出器と、放射線画像検出器を収容する筐体とを備えた可搬型放射線画像検出装置において、放射線画像検出器に電気的に接続された集積回路と、可搬型放射線画像検出装置が盗難されたと判断する盗難判断部と、盗難判断部により盗難されたと判断された場合に、集積回路を破壊する破壊機構とを備えたことを特徴とする。
また、上記本発明の可搬型放射線画像検出装置によれば、破壊機構を、集積回路を加熱する熱源を備えたものとできる。
本発明の可搬型放射線画像検出装置は、放射線の照射を受けて放射線画像を記録する放射線画像検出器と、放射線画像検出器を収容する筐体とを備えた可搬型放射線画像検出装置において、放射線画像検出器に電気的に接続された集積回路と、可搬型放射線画像検出装置が盗難されたと判断する盗難判断部と、盗難判断部により盗難されたと判断された場合に、集積回路と放射線画像検出器との電気的な接続を断つ破壊機構とを備えたことを特徴とする。
また、上記本発明の可搬型放射線画像検出装置においては、集積回路をTCP(Tape Carrier Package)に設けられたものとし、破壊機構を、TCPと放射線画像検出器との電気的接続を切断するものとできる。
また、破壊機構を、接合部の熱圧着を剥がすための熱源を備えたものとできる。
また、破壊機構を、接合部を剥がすためにTCPを引っ張る引っ張り機構を備えたものとできる。
本発明の可搬型放射線画像検出装置は、放射線の照射を受けて放射線画像を記録する放射線画像検出器と、放射線画像検出器を収容する筐体とを備えた可搬型放射線画像検出装置において、放射線画像検出器が、放射線を可視光に変換する蛍光体層と蛍光体層から発せられた可視光を電荷に変換して放射線画像を記録する光電変換層とを備えたものであり、可搬型放射線画像検出装置が盗難されたと判断する盗難判断部と、盗難判断部により盗難されたと判断された場合に、蛍光体層の封止部を破壊する破壊機構とを備えたことを特徴とする。
また、上記本発明の可搬型放射線画像検出装置においては、破壊機構を、封止部の破壊部分を介して蛍光体層に水分を供給する水供給機構を備えたものとできる。
また、本発明の可搬型放射線画像検出装置は、放射線の照射を受けて放射線画像を記録する放射線画像検出器と、放射線画像検出器を収容する筐体とを備えた可搬型放射線画像検出装置において、放射線画像検出器を冷却するための冷却機構と、可搬型放射線画像検出装置が盗難されたと判断する盗難判断部と、盗難判断部により盗難されたと判断された場合に、冷却機構から水漏れを生じさせる水漏れ機構とを備えたことを特徴とする。
また、上記本発明の可搬型放射線画像検出装置においては、筐体内に外部装置と通信する通信部を設け、盗難判断部を、通信部が外部装置と所定期間以上、通信不可能な場合に盗難されたと判断するものとできる。
また、盗難判断部を、可搬型放射線画像検出装置の所在地を検出する位置検出部を備え、位置検出部によって検出された位置が予め設定された範囲外である場合に盗難されたと判断するものとできる。
また、盗難判断部を、可搬型放射線画像検出装置に対応して予め設定されたライセンス情報が、一定期間更新されなかったこと示す警告表示が行われた後、さらにライセンス情報が一定期間更新されなかった場合に盗難されたと判断するものとできる。
本発明の可搬型放射線画像検出装置によれば、盗難されたと判断する盗難判断部を設け、その盗難判断部により盗難されたと判断された場合には、装置の一部の箇所を自己破壊するようにしたので、たとえ盗難されたとしても、そのことを自動的に判断し、一部を自己破壊することによって装置を正常に動作させることが不可能な状態にすることができ、盗難抑制効果を得ることができる。
本発明の可搬型放射線画像検出装置の第1の実施形態を用いた放射線画像撮影用カセッテの概略構成を示す斜視図 図1に示す放射線画像撮影用カセッテの2−2線断面図 本発明の第1の実施形態を用いた放射線画像撮影用カセッテの回路基板の概略構成を示すブロック図 本発明の第2の実施形態を用いた放射線画像撮影用カセッテの断面図 本発明の第3の実施形態を用いた放射線画像撮影用カセッテの断面図 本発明の第4の実施形態を用いた放射線画像撮影用カセッテの断面図 本発明の第5の実施形態を用いた放射線画像撮影用カセッテの断面図 本発明の第6の実施形態を用いた放射線画像撮影用カセッテの断面図 本発明の第7の実施形態を用いた放射線画像撮影用カセッテの断面図
以下、図面を参照して本発明の可搬型放射線画像検出装置の第1の実施形態を用いた放射線画像撮影用カセッテについて説明する。図1は、本実施形態の放射線画像撮影用カセッテの概略構成を示す斜視図である。
本実施形態の放射線画像撮影用カセッテ10は、図1に示すように、放射線Xの照射線を受けて放射線画像を記録する放射線画像検出器12と、放射線画像検出器12および後述する回路基板13に電力を供給するバッテリ10aと、放射線画像検出器12、バッテリ10aおよび回路基板13を収容する筐体11とを備えている。
放射線画像撮影用カセッテ10に収容される放射線画像検出器12としては、たとえば、半導体を用いたものを利用することができ、放射線の照射を直接受けて電荷を発生する、いわゆる直接型の放射線画像検出器を用いてもよいし、放射線を一旦可視光に変換し、その可視光を電荷信号に変換する、いわゆる間接型の放射線画像検出器を用いるようにしてもよい。また、半導体を用いたものに限らず、増感紙やフイルム、または蓄積性蛍光体を用いることもできる。なお、本実施形態においては、半導体を用いた間接変換型の放射線画像検出器を用いるものとする。
筐体11は、放射線を透過する材料から形成されており、図1に示すように平面視において略長方形状に成形されている。そして、バッテリ10aは、放射線画像検出器12の短辺に沿って筐体11内のスペースに配設されている。
図2に、図1に示す放射線画像撮影用カセッテ10の2−2線断面図を示す。図2に示すように、放射線画像検出器12は、筐体11内に設けられた支柱14bの上に設けられた基台14aによって支持されて設置されている。基台14aは、AlやCuなどから構成されるものである。
そして、放射線画像検出器12は、具体的には、図2に示すように、放射線を可視光の変換する蛍光体層12aと、蛍光体層12aから発せられた可視光を光電変換して電荷信号を検出する検出素子とTFT(thin film transistor)スイッチとを備えた画素部がガラス基板上にマトリクス状に2次元状に配列された光電変換層12bとが積層されたものである。
また、蛍光体層12aの表面には防湿のための防湿フイルム12cが貼り付けられ、蛍光体層12aの側面を含む周縁部には防湿のためのモールド樹脂部19が設けられている。
そして、図2に示すように、放射線画像検出器12の基台14aの放射線Xの照射側とは反対側の面には回路基板13が設置され、その回路基板13と光電変換層12bとがTCP(Tape Carrier Package)18によって電気的に接続されている。このTCP18には、光電変換層12bのTFTを駆動する駆動回路や、電荷信号を読み出すための増幅器などを備えたIC18aが設けられている。そして、このIC18aは、光電変換層12bと回路基板13とに電気的に接続されるものである。
また、図2に示すように、筐体11内の基台14aには、突起17が先端近傍に設けられた支持部材16と、その支持部材16を矢印A方向に移動させる突起移動機構15とが設けられている。
突起移動機構15は、放射線画像撮影用カセッテ10が、通常通り使用されている場合には、図2に示すように突起17が基台14aから離れた位置にくるように支持部材16を支持し、放射線画像撮影用カセッテ10が盗難されたと判断された場合には、支持部材16を矢印A方向に付勢して移動させ、突起17を基台14aに衝突させることによって基台14aを突起17が突き破り、これによりガラス基板からなる光電変換層12bを破壊するように構成されている。
次に、図2に示す回路基板13の構成について説明する。図3は、回路基板13の概略構成を示すブロック図である。回路基板13は、CPU(Central Processing Unit)などを備えたASIC(Application Specific Integrated Circuit)や半導体メモリなどを備えており、これらのハードウェアによって、図3に示すような、AD変換部20、記憶部21、通信部22、制御部23が構成されている。
AD変換部20は、TCP18のIC18aから出力されたアナログ信号の放射線画像信号をデジタル信号に変換してデジタル信号の放射線画像信号を生成するものである。
記憶部21は、信号処理部20において生成された放射線画像信号を一時的に記憶するものである。
通信部22は、記憶部21から読み出した放射線画像信号を無線通信信号に変換して出力するものである。通信方式としては、公知のものを利用することができるが、たとえば、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11a/b/g/nなどに代表される無線LAN(Local Area Network)の規格に対応したものを用いることができる。また、光通信などを利用してもよい。
また、通信部22は、放射線画像撮影用カセッテ10に撮影指示などの制御信号を出力するとともに、放射線画像撮影用カセッテ10から出力された放射線画像信号を受信して放射線画像を表示させる外部コンソール装置との間で無線通信を行うものである。なお、本実施形態においては、通信部22を、外部コンソール装置と無線通信をするものとしたが、無線通信に限らず、放射線画像撮影用カセッテ10と外部コンソール装置とをケーブルで接続し、通信部22を有線通信するものとしてもよい。
制御部23は、外部コンソール装置からの制御信号に応じて放射線画像検出器12からの電荷信号の読出しを制御したり、通信部22から外部コンソール装置へ放射線画像信号を出力させたりと放射線画像撮影用カセッテ10全体の制御を行うものである。
さらに、制御部23は、放射線画像撮影用カセッテ10が盗難されたか否かを判断する盗難判断部23aを備えている。そして、制御部23は、盗難判断部23aによって放射線画像撮影用カセッテ10が盗難されたと判断された場合には、突起移動機構15に制御信号を出力し、突起移動機構15によって突起17を移動させて基台14aを突き破り、これによりガラス基板からなる光電変換層12bに突起17を衝突させるものである。
盗難判断部23aは、上述したように放射線画像撮影用カセッテ10が盗難されたか否かを判断するものであるが、より具体的には、本実施形態においては、通信部22が、外部コンソール装置と所定期間以上、通信不可能な場合に盗難されたと判断する。そして、その判断処理するタイミングとしては、たとえば、放射線画像撮影用カセッテ10の電源をオンしたときに行ってもよいし、電源をオンした後でも定期的に行ってもよい。
また、放射線画像撮影用カセッテ10が盗難されたか否かの判断方法は、上述したような方法に限らずその他の方法を採用するようにしてもよい。たとえば、放射線画像撮影用カセッテ10の筐体11内に、放射線画像撮影用カセッテ10の所在地を検出するGPS(Global Positioning System)を設け、GPSによって検出された放射線画像撮影用カセッテ10の位置が、盗難判断部23aに予め設定された範囲外である場合に盗難されたと判断するようにしてもよい。
また、盗難判断部23aに対し、定期的に更新されるライセンス情報を予め設定しておくとともに、このライセンス情報が一定期間更新されなかった場合に、所定の表示部に警告表示を行うようにし、その警告表示がされた後、さらにライセンス情報が一定期間更新されなかった場合に、盗難されたと判断するようにしてもよい。なお、警告表示については、放射線画像撮影用カセッテ10に表示部を設け、その表示部によって行うようにしてもよいし、外部コンソール装置の方で行うようにしてもよい。
また、各放射線画像撮影用カセッテ10に対応づけられたラインセンス情報を外部コンソール装置側に予め設定しておき、外部コンソール装置において、警告表示がされた後、さらにライセンス情報が一定期間更新されなかったことを検出し、その検出情報を盗難判断部23aに出力し、盗難判断部23aがその検出情報に基づいて盗難されたと判断するようにしてもよい。
なお、誤って突起の移動が行われないように、上述したような盗難判断部23aにおける盗難の判断を事前に解除できるようにしてもよい。盗難の判断の解除を行う際には、予め設定されたパスワードの入力や指紋や静脈などの生体認証などを要求するようにすることが望ましい。
また、盗難判断時に、盗難状態であってもすぐに盗難判断とせずに、アラームや発光等の警報装置を筐体11に設け、その警報装置で警報し、警報をパスワードや生体認証等で解除されなければ、盗難と判断するように、段階的に行ってもよい。
上記第1の実施形態の放射線画像撮影用カセッテ10によれば、盗難判断部23aによって盗難されたか否かを判断し、盗難されたと判断された場合には、突起17を基台14aに衝突させて放射線画像検出器12を破壊するようにしたので、放射線画像検出器12を正常に動作させることが不可能な状態にすることができる。
次に、本発明の可搬型放射線画像検出装置の第2の実施形態を用いた放射線画像撮影用カセッテについて説明する。図4に、第2の実施形態の放射線画像撮影用カセッテ30の断面概略図を示す。第2の実施形態の放射線画像撮影用カセッテ30は、上述した第1の実施形態の放射線画像撮影用カセッテ10とは、放射線画像検出器12を破壊するための構成が異なる。なお、その他の構成については、上述した第1の実施形態と同様であるので詳細な説明は省略する。
第2の実施形態の放射線画像撮影用カセッテ30においては、図4に示すように、回路基板13に対して発熱部31が設けられている。発熱部31としては、具体的には、セラミックヒータやコイルや電磁誘導加熱機などを用いることができる。
発熱部31は、放射線画像撮影用カセッテが、通常通り使用されている場合には、特に動作せず、放射線画像撮影用カセッテ30が盗難されたと判断された場合に、制御部23からの制御信号に応じて発熱するよう制御されるものである。
このように盗難判断部23aによって盗難されたと判断された場合に発熱部31が発熱することによって回路基板13を破壊することができ、放射線画像検出器12を正常に動作させることが不可能な状態にすることができる。
次に、本発明の可搬型放射線画像検出装置の第3の実施形態を用いた放射線画像撮影用カセッテについて説明する。図5に、第3の実施形態の放射線画像撮影用カセッテ40の断面概略図を示す。第3の実施形態の放射線画像撮影用カセッテ40も、上述した第1の実施形態の放射線画像撮影用カセッテ10とは、放射線画像検出器12を破壊するための構成が異なる。なお、その他の構成については、上述した第1の実施形態と同様であるので詳細な説明は省略する。
第3の実施形態の放射線画像撮影用カセッテ40においては、図5に示すように、TCP18と光電変換層12bとの熱圧着の接合部42を加熱する発熱部41が設けられている。発熱部41としては、第2の実施形態と同様に、セラミックヒータやコイルや電磁誘導加熱機などを用いることができる。
発熱部41は、放射線画像撮影用カセッテ40が、通常通り使用されている場合には、特に動作せず、放射線画像撮影用カセッテ40が盗難されたと判断された場合に、制御部23からの制御信号に応じて発熱するよう制御されるものである。
このように盗難判断部23aによって盗難されたと判断された場合に発熱部41が発熱することによって、TCP18と放射線画像検出器12との熱圧着の接合部を剥がすことができ、これによりTCP18と放射線画像検出器12との電気的接続を切断し、放射線画像検出器12を正常に動作させることが不可能な状態にすることができる。
次に、本発明の可搬型放射線画像検出装置の第4の実施形態を用いた放射線画像撮影用カセッテについて説明する。図6に、第4の実施形態の放射線画像撮影用カセッテ50の断面概略図を示す。第4の実施形態の放射線画像撮影用カセッテ50も、上述した第1の実施形態の放射線画像撮影用カセッテ10とは、放射線画像検出器12を破壊するための構成が異なる。なお、その他の構成については、上述した第1の実施形態と同様であるので詳細な説明は省略する。
第4の実施形態の放射線画像撮影用カセッテ50においては、図6に示すように、TCP18を筐体内側の面側に引っ張るための引っ張り部材52と、その引っ張り部材52を矢印B方向に移動させる移動機構51とが設けられている。
移動機構51は、放射線画像撮影用カセッテ50が、通常通り使用されている場合には、図6に示すような位置に引っ張り部材52を配置させてTCP18に引っ張り力が付加されないようにし、放射線画像撮影用カセッテ50が盗難されたと判断された場合には、制御部23からの制御信号に応じて引っ張り部材52を矢印B方向に移動させ、TCP18を上方に引っ張ることによってTCP18を放射線画像検出器12から引き剥がすように構成されている。
このように盗難判断部23aによって盗難されたと判断された場合に引っ張り部材52によってTCP18を放射線画像検出器12から引き剥がすことによって、放射線画像検出器12とTCP18との電気的接続を切断することができ、放射線画像検出器12を正常に動作させることが不可能な状態にすることができる。
なお、本実施形態においては、TCP18と放射線画像検出器12との電気的接続を切断するために、TCP18を引っ張ることにより剥がす例を示したが、TCP18を剥がす例としては、たとえば、基台14aから棒などを押し出してTCP18を剥がすようにしてもよい。また、TCP18自体を切断するカッターなどを基台14aに設けるようにしてもよい。
次に、本発明の可搬型放射線画像検出装置の第5の実施形態を用いた放射線画像撮影用カセッテについて説明する。図7に、第5の実施形態の放射線画像撮影用カセッテ60の断面概略図を示す。第5の実施形態の放射線画像撮影用カセッテ60も、上述した第1の実施形態の放射線画像撮影用カセッテ10とは、放射線画像検出器12を破壊するための構成が異なる。なお、その他の構成については、上述した第1の実施形態と同様であるので詳細な説明は省略する。
第5の実施形態の放射線画像撮影用カセッテ60においては、図7に示すように、モールド樹脂部19の近傍に設けられた針部62と、その針部62を矢印C方向に移動させる移動機構61とが設けられている。
移動機構61は、放射線画像撮影用カセッテ60が、通常通り使用されている場合には、図6に示すような位置に針部62を配置させて針部62がモールド樹脂部19に接触しないようにし、放射線画像撮影用カセッテ60が盗難されたと判断された場合には、制御部23からの制御信号に応じて針部62を矢印C方向に移動させ、針部62がモールド樹脂部19を突き破って蛍光体層12aまで達するように構成されている。
このように盗難判断部23aによって盗難されたと判断された場合に針部62によってモールド樹脂部19を突き破ることによって、蛍光体層12aに対する防湿効果を失わせることができるので、これにより蛍光体層12aを空気中の湿気により加水分解させて十分に発光しないようにすることができ、放射線画像検出器12を正常に動作させることが不可能な状態にすることができる。
また、本実施形態においては、針部62がモールド樹脂部19を突き破るようにしたが、これに限らず、針部によって防湿フイルム12cを突き破る構成としてもよい。
次に、本発明の可搬型放射線画像検出装置の第6の実施形態を用いた放射線画像撮影用カセッテについて説明する。図8に、第6の実施形態の放射線画像撮影用カセッテ70の断面概略図を示す。第6の実施形態の放射線画像撮影用カセッテ70も、上述した第1の実施形態の放射線画像撮影用カセッテ10とは、放射線画像検出器12を破壊するための構成が異なる。なお、その他の構成については、上述した第1の実施形態と同様であるので詳細な説明は省略する。
第6の実施形態の放射線画像撮影用カセッテ70は、第5の実施形態と同様に、モールド樹脂部19の近傍に設けられた針部72と、その針部72を矢印C方向に移動させる移動機構71とが設けられているが、本実施形態の移動機構71は、針部72を移動させるだけでなく、基台14aの下面に設けられた水タンク73からホース74を介して供給された水を針部72の内部に流入させるよう構成されたものである。針部72は中が空洞になっているとともにその先端に穴が設けられており、針部72の内部に流入された水は蛍光体層12aに注入される。
移動機構71は、放射線画像撮影用カセッテ70が、通常通り使用されている場合には、図8に示すような位置に針部72を配置させて針部72がモールド樹脂部19に接触しないようにし、放射線画像撮影用カセッテ70が盗難されたと判断された場合には、針部72を矢印C方向に移動させ、針部62がモールド樹脂部19を突き破って蛍光体層12aまで達するように構成され、さらにこのとき水タンク73から供給された水を針部72を介して蛍光体層12aに注入するよう構成されている。
このように盗難判断部23aによって盗難されたと判断された場合に針部72によってモールド樹脂部19を突き破って蛍光体層12aに水を注入することにより、蛍光体層12aを加水分解させて十分に発光しないようにすることができ、放射線画像検出器12を正常に動作させることが不可能な状態にすることができる。
また、本実施形態においては、針部72がモールド樹脂部19を突き破るようにしたが、これに限らず、針部によって防湿フイルム12cを突き破る構成としてもよい。
また、針部によってTCP18の熱圧着の接合部など絶縁防湿剤などが使用される場所に水を注入し、TCP18のIC18aや回路基板13などを破壊するようにしてもよい。
また、第6の実施形態の放射線画像撮影用カセッテ70における水タンク73は、放射線画像検出器12を冷却するものとしても用いることができる。
次に、本発明の可搬型放射線画像検出装置の第7の実施形態を用いた放射線画像撮影用カセッテについて説明する。図9に、第7の実施形態の放射線画像撮影用カセッテ80の断面概略図を示す。第7の実施形態の放射線画像撮影用カセッテ80も、上述した第1の実施形態の放射線画像撮影用カセッテ10とは、放射線画像検出器12を破壊するための構成が異なる。
第7の実施形態の放射線画像撮影用カセッテ80は、放射線画像検出器12を水冷するために基台14aに設けられたヒートパイプ81と、ヒートパイプ81に接続された放熱板82とを備えている。そして、ヒートパイプ81には、ヒートパイプ81中に流れる液体を外に漏れ出させる水漏れ機構83が設けられている。
水漏れ機構83としては、たとえば、ヒートパイプ81に穴をあけて破壊するものとしてもよいし、もしくはヒートパイプ81内外を連通させる小窓を有するものとしてもよい。
水漏れ機構83は、放射線画像撮影用カセッテ80が、通常通り使用されている場合にはヒートパイプ81から液体が漏れないようにし、放射線画像撮影用カセッテ60が盗難されたと判断された場合には、ヒートパイプ81に穴をあけたり、上述した小窓を開放したりしてヒートパイプ81中の液体を外に漏らすように構成されるものである。
このように盗難判断部23aによって盗難されたと判断された場合にヒートパイプ81から水を漏れさせることにより、蛍光体層12aを加水分解させて十分に発光しないようにしたり、IC18や回路基板13をショートさせたりして放射線画像検出器12を正常に動作させることが不可能な状態にすることができる。
10 放射線画像撮影用カセッテ
11 筐体
12 放射線画像検出器
12a 蛍光体層
12b 光電変換層
12c 防湿フイルム
13 回路基板
14a 基台
14b 支柱
15 突起移動機構
16 支持部材
17 突起
19 モールド樹脂部
20 信号処理部
23a 盗難判断部
30 放射線画像撮影用カセッテ
31 発熱部
40 放射線画像撮影用カセッテ
41 発熱部
42 接合部
50 放射線画像撮影用カセッテ
51 移動機構
52 引っ張り部材
60 放射線画像撮影用カセッテ
61 移動機構
62 針部
70 放射線画像撮影用カセッテ
71 移動機構
72 針部
73 水タンク
74 ホース
80 放射線画像撮影用カセッテ
81 ヒートパイプ
82 放熱板
83 水漏れ機構

Claims (13)

  1. 放射線の照射を受けて放射線画像を記録する放射線画像検出器と、該放射線画像検出器を収容する筐体とを備えた可搬型放射線画像検出装置において、
    前記放射線画像検出器が、前記放射線の照射に応じて電荷を発生する検出素子が2次元状に配列された検出基板を備えたものであり、
    前記可搬型放射線画像検出装置が盗難されたと判断する盗難判断部と、
    該盗難判断部により盗難されたと判断された場合に、前記検出基板に対して突起を衝突させて破壊する破壊機構とを備えたことを特徴とする可搬型放射線画像検出装置。
  2. 放射線の照射を受けて放射線画像を記録する放射線画像検出器と、該放射線画像検出器を収容する筐体とを備えた可搬型放射線画像検出装置において、
    前記放射線画像検出器に電気的に接続された集積回路と、
    前記可搬型放射線画像検出装置が盗難されたと判断する盗難判断部と、
    該盗難判断部により盗難されたと判断された場合に、前記集積回路を破壊する破壊機構とを備えたことを特徴とする可搬型放射線画像検出装置。
  3. 前記破壊機構が、前記集積回路を加熱する熱源を備えたものであることを特徴とする請求項2記載の可搬型放射線画像検出装置。
  4. 放射線の照射を受けて放射線画像を記録する放射線画像検出器と、該放射線画像検出器を収容する筐体とを備えた可搬型放射線画像検出装置において、
    前記放射線画像検出器に電気的に接続された集積回路と、
    前記可搬型放射線画像検出装置が盗難されたと判断する盗難判断部と、
    該盗難判断部により盗難されたと判断された場合に、前記集積回路と前記放射線画像検出器との電気的な接続を断つ破壊機構とを備えたことを特徴とする可搬型放射線画像検出装置。
  5. 前記集積回路がTCP(Tape Carrier Package)に設けられたものであり、
    前記破壊機構が、前記TCPと前記放射線画像検出器との電気的接続を切断するものであることを特徴とする請求項4記載の可搬型放射線画像検出装置。
  6. 前記破壊機構が、前記接合部の熱圧着を剥がすための熱源を備えたものであることを特徴とする請求項5記載の可搬型放射線画像検出装置。
  7. 前記破壊機構が、前記接合部を剥がすために前記TCPを引っ張る引っ張り機構を備えたものであることを特徴とする請求項5記載の可搬型放射線画像検出装置。
  8. 放射線の照射を受けて放射線画像を記録する放射線画像検出器と、該放射線画像検出器を収容する筐体とを備えた可搬型放射線画像検出装置において、
    前記放射線画像検出器が、前記放射線を可視光に変換する蛍光体層と該蛍光体層から発せられた可視光を電荷に変換して前記放射線画像を記録する光電変換層とを備えたものであり、
    前記可搬型放射線画像検出装置が盗難されたと判断する盗難判断部と、
    該盗難判断部により盗難されたと判断された場合に、前記蛍光体層の封止部を破壊する破壊機構とを備えたことを特徴とする可搬型放射線画像検出装置。
  9. 前記破壊機構が、前記封止部の破壊部分を介して前記蛍光体層に水分を供給する水供給機構を備えたものであることを特徴とする請求項8記載の可搬型放射線画像検出装置。
  10. 放射線の照射を受けて放射線画像を記録する放射線画像検出器と、該放射線画像検出器を収容する筐体とを備えた可搬型放射線画像検出装置において、
    前記放射線画像検出器を冷却するための冷却機構と
    前記可搬型放射線画像検出装置が盗難されたと判断する盗難判断部と、
    該盗難判断部により盗難されたと判断された場合に、前記冷却機構から水漏れを生じさせる水漏れ機構とを備えたことを特徴とする可搬型放射線画像検出装置。
  11. 前記筐体内に外部装置と通信する通信部を備え、
    前記盗難判断部が、前記通信部が前記外部装置と所定期間以上、通信不可能な場合に盗難されたと判断するものであることを特徴とする請求項1から10いずれか1項記載の可搬型放射線画像検出装置。
  12. 前記盗難判断部が、前記可搬型放射線画像検出装置の所在地を検出する位置検出部を備え、該位置検出部によって検出された位置が予め設定された範囲外である場合に盗難されたと判断するものであることを特徴とする請求項1から10いずれか1項記載の可搬型放射線画像検出装置。
  13. 前記盗難判断部が、前記可搬型放射線画像検出装置に対応して予め設定されたライセンス情報が、一定期間更新されなかったこと示す警告表示が行われた後、さらに前記ライセンス情報が一定期間更新されなかった場合に盗難されたと判断するものであることを特徴とする請求項1から10いずれか1項記載の可搬型放射線画像検出装置。
JP2010193344A 2010-08-31 2010-08-31 可搬型放射線画像検出装置 Withdrawn JP2012053106A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010193344A JP2012053106A (ja) 2010-08-31 2010-08-31 可搬型放射線画像検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010193344A JP2012053106A (ja) 2010-08-31 2010-08-31 可搬型放射線画像検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012053106A true JP2012053106A (ja) 2012-03-15

Family

ID=45906525

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010193344A Withdrawn JP2012053106A (ja) 2010-08-31 2010-08-31 可搬型放射線画像検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012053106A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111317488A (zh) * 2018-12-17 2020-06-23 佳能株式会社 放射线摄影装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111317488A (zh) * 2018-12-17 2020-06-23 佳能株式会社 放射线摄影装置
CN111317488B (zh) * 2018-12-17 2024-03-19 佳能株式会社 放射线摄影装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4266898B2 (ja) 放射線検出装置とその製造方法および放射線撮像システム
JP5224726B2 (ja) 放射線画像撮影装置及びその制御方法
US9786141B2 (en) Package delivery notification and protection device, system and method
JP5538694B2 (ja) 放射線画像撮影装置及びその制御方法
JP5693174B2 (ja) 放射線検出装置及び放射線検出システム
EP2491861B1 (en) Radiographic imaging system
JP5570912B2 (ja) 放射線撮影制御装置およびその動作制御方法
WO2010038877A1 (ja) 放射線検出装置及び放射線撮影装置
JP2012168128A (ja) 放射線検出装置及び放射線撮像システム
US7538671B2 (en) Medical system having a magnetic field with a high magnetic field intensity
JP2006334281A (ja) 放射線画像信号出力制御方法および装置
US9177922B2 (en) Electric device, method for manufacturing the same, and radiation inspection apparatus
JP2004141240A (ja) 放射線検出用カセッテおよび画像情報管理システム
WO2009148143A1 (en) Radiation detecting apparatus and radiation detecting system
JP2012053106A (ja) 可搬型放射線画像検出装置
JP2009276619A (ja) 放射線画像検出装置及び放射線画像検出システム
JP2008224429A (ja) 放射線検出装置
JP2012112699A (ja) 放射線検出パネル及び放射線撮像装置
US20140093041A1 (en) Detecting apparatus, radiation detecting system, and method of manufacturing detecting apparatus
JP2012103062A (ja) 放射線検出装置
JP2012032570A (ja) 可搬型放射線画像検出装置
JP2009219585A (ja) 放射線画像撮影システム
JP3989659B2 (ja) 放射線検出用カセッテ
JP5832584B2 (ja) X線画像検出器およびx線撮影装置
JP5619203B2 (ja) 放射線画像撮影装置、制御装置、及び制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20131105