JP2012052692A - 換気装置 - Google Patents

換気装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012052692A
JP2012052692A JP2010193493A JP2010193493A JP2012052692A JP 2012052692 A JP2012052692 A JP 2012052692A JP 2010193493 A JP2010193493 A JP 2010193493A JP 2010193493 A JP2010193493 A JP 2010193493A JP 2012052692 A JP2012052692 A JP 2012052692A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
upstream
air supply
downstream
heat exchange
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010193493A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryoji Inoue
良二 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2010193493A priority Critical patent/JP2012052692A/ja
Publication of JP2012052692A publication Critical patent/JP2012052692A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

【課題】フィルタ部のメンテナンスに要する負担を低減させることが可能な換気装置を提供する。
【解決手段】フィルタ51は、上流側排気流路Aから熱交換エレメント50aまたは上流側給気流路Cから熱交換エレメント50aに向かう空気中の集塵Gを捕捉する。掃除用ブラシ65は、フィルタ51が捕捉している集塵Gをフィルタ51から分離させ、分離させた分離物を下流側排気流路Bに存在させる。排気ファン43は、上流側排気流路Aから熱交換エレメント50aを通じて下流側排気流路Bに向かう空気流れを生じさせる。
【選択図】図7

Description

本発明は、換気装置に関する。
全熱交換エレメントを備えた換気装置として、例えば、特許文献1(特開2007−285584号公報)に記載されているように、室内の温度調和された空気と屋外から新鮮空気とを熱交換させることで、室内の空調負荷の増大を抑えつつ、室内空気の鮮度を向上させる換気装置が提案されている。
上述の特許文献1(特開2007−285584号公報)に記載されているような換気装置では、全熱交換エレメントの熱交換有効表面積が埃によって覆われて小さくなることを回避するために、フィルタが設けられている。このような、全熱交換エレメントに設けられたフィルタは、通風抵抗が増大しないように、定期的に清掃されることで目詰まりを防いでいる。
しかし、全熱交換エレメントに対して設けられたフィルタは、天井裏等に配置されているため、清掃を行う際の負担が大きくなりがちである。
本発明の課題は、フィルタ部のメンテナンスに要する負担を低減させることが可能な換気装置を提供することにある。
第1の観点に係る換気装置は、対象空間の空気と対象空間外である外部空間の空気との間で熱交換させながら換気を行うための換気装置であって、全熱交換部、上流側排気流路、下流側排気流路、上流側給気流路、下流側給気流路、分離機構、および、ファンを備えている。全熱交換部は、対象空間の空気と外部空間の空気との間で熱交換させる。上流側排気流路は、対象空間から全熱交換部まで延びている。下流側排気流路は、全熱交換部から外部空間まで延びている。上流側給気流路は、外部空間から全熱交換部まで延びている。下流側給気流路は、全熱交換部から対象空間まで延びている。フィルタ部は、上流側排気流路から全熱交換部または上流側給気流路から全熱交換部に向かう空気中の集塵を捕捉する。分離機構は、フィルタ部が捕捉している集塵をフィルタ部から分離させ、分離させた分離物を下流側排気流路に存在させる。ファンは、上流側排気流路から全熱交換部を通じて下流側排気流路に向かう空気流れを生じさせる。
この換気装置は、全熱交換部がフィルタによって保護されているため、全熱交換部の内部に集塵が入り込むことを抑制することができている。そして、分離機構によって、フィルタ部が捕捉した集塵がフィルタ部から分離される。このため、フィルタ部の目詰まり等によって、全熱交換部における熱交換効率が低減される状態を回避することが可能になっている。分離機構は、その際に生じる集塵を、下流側排出流路中に存在させるようにすることができる。この下流側排出流路中に存在することとなった集塵は、ファンが生じさせる空気流れによって外部空間に排出される。これにより、フィルタ部のメンテナンスに要する負担を低減させることが可能になる。
第2の観点に係る換気装置は、第1の観点に係る換気装置において、分離機構は、掻き落とし部と、移動機構と、を有している。移動機構は、掻き落とし部に対するフィルタ部の位置を相対的に変動させる。
この換気装置では、移動機構によって、掻き落とし部とフィルタ部とを相対的に移動させることができるため、フィルタ部が捕捉している集塵を分離させやすくすることができる。
第3の観点に係る換気装置は、第2の観点に係る換気装置において、掻き落とし部は、下流側排気流路中に配置されているか、もしくは、下流側排気流路の壁面の少なくとも一部によって構成されている。
この換気装置では、移動機構がフィルタ部を掻き落とし部まで移動させるだけで、フィルタ部から分離された分離物を容易に下流側排気流路中に存在させることができるようになる。
第4の観点に係る換気装置は、第2の観点または第3の観点に係る換気装置において、フィルタ部は、少なくとも、上流側給気部分および上流側排気部分を有している。上流側給気部分は、上流側給気流路を通過する空気に含まれる集塵を捕捉する。上流側排気部分は、上流側排気流路を通過する空気に含まれる集塵を捕捉する。移動機構は、上流側給気部分に位置していた時に集塵を捕捉していた面が全熱交換部とは反対側を向いた状態で下流側排気流路中に位置するようにフィルタ部を移動させる、および/または、上流側排気部分に位置していた時に集塵を捕捉していた面が全熱交換部とは反対側を向いた状態で下流側排気流路中に位置するようにフィルタ部を移動させる。
この換気装置では、全熱交換部に流入しようとする排気および給気のいずれの空気についても清浄化させることができるため、全熱交換部の内部が集塵によって目詰まりしてしまうことを抑制できる。そして、フィルタ部を移動させるだけで、同じファンの空気流れによって、フィルタ部のうち上流側給気部分もしくは上流側排気部分において捕捉していた集塵を分離させ、外部空間に排出させることが可能になる。
第5の観点に係る換気装置は、第4の観点に係る換気装置において、フィルタ部は、下流側給気部分および下流側排気部分をさらに有している。下流側給気部分は、下流側給気流路に配置されている。下流側排気部分は、下流側排気流路に配置されている。上流側給気部分と上流側排気部分と下流側給気部分と下流側排気部分とは、一体化している。移動機構は、フィルタ部を全熱交換部に対して循環移動させることが可能である。
この換気装置では、フィルタ部を全熱交換部に対して循環移動させることで、集塵を捕捉している部分を容易に下流側排気流路中に移動させることが可能になる。
第6の観点に係る換気装置は、第5の観点に係る換気装置において、フィルタ部のうち集塵を捕捉していた面が下流側排気流路中に位置した状態では、上流側給気流路における空気流れを生じさせることなく、下流側排気流路に空気流れを生じさせる。
この換気装置では、フィルタ部が捕捉した集塵が対象空間に戻されることを回避することができる。
第7の観点に係る換気装置は、第4の観点または第5の観点に係る換気装置において、ファン風量制御部をさらに備えている。ファン風量制御部は、上流側給気部分が上流側給気流路に位置している状態もしくは上流側排気部分が上流側排気流路に位置している状態でのファンの風量よりも、移動機構が上流側給気部分もしくは上流側排気部分を下流側排気流路に配置させた状態でのファンの風量を増大させる。すなわち、フィルタ部を用いた集塵の捕捉が行われる配置状態でのファンの風量よりも、集塵を排出させる配置状態でのファンの風量の方が大きくなるように制御される。
この換気装置では、フィルタ部が捕捉している集塵をファンの風量を増大させることで排出しやすくすることが可能になる。
第1の観点の換気装置では、フィルタ部のメンテナンスに要する負担を低減させることが可能になる。
第2の観点の換気装置では、フィルタ部が捕捉している集塵を分離させやすくすることができる。
第3の観点の換気装置では、分離物を容易に下流側排気流路中に存在させることができるようになる。
第4の観点の換気装置では、フィルタ部を移動させるだけで、同じファンの空気流れによって、フィルタ部のうち上流側給気部分もしくは上流側排気部分において捕捉していた集塵を分離させ、外部空間に排出させることが可能になる。
第5の観点の換気装置では、集塵を捕捉している部分を容易に下流側排気流路中に移動させることが可能になる。
第6の観点の換気装置では、フィルタ部が捕捉した集塵が対象空間に戻されることを回避することができる。
第7の観点の換気装置では、ファンの風量を増大させることで排出しやすくすることが可能になる。
本発明の一実施形態にかかる換気装置が採用した例を示す概略構成図である。 換気装置のブロック構成図である。 換気装置の上面視における全熱交換換気状態を示す概略図である。 図3のX−X面における概略断面図である。 図3のY−Y面における概略断面図である。 換気動作時のフィルタと掃除機構との配置関係を示す概略側面図である。 フィルタ掃除動作の開始初期時の状態を示す概略側面図である。 フィルタ掃除動作の途中の状態を示す概略側面図である。 フィルタ掃除動作の終了間際の状態を示す概略側面図である。 他の実施形態(A)に係るフィルタと掃除機構との配置関係を示す概略側面図である。 他の実施形態(B)に係るフィルタと掃除機構との配置関係を示す概略側面図である。 他の実施形態(C)に係るフィルタと掃除機構との配置関係を示す概略側面図である。 他の実施形態(J)に係る換気装置が採用された例を示す概略構成図である。
以下、本発明の換気装置1の一実施形態について、図面に基づいて説明する。
(1)換気装置の構成
図1は本発明の一実施形態にかかる換気装置1が採用された対象物件の概略図である。
図2は、換気装置1のブロック構成図である。図3は、換気動作状態での換気ユニット5の上面視概略構成図である。図4は、図3のX−X面における側面視断面図である。図5は、図3のY−Y面における側面視断面図である。
換気装置1は、建物Hの室内の天井裏の空間に配置されており、室内SIの換気を行いつつ給気と排気とで熱交換を行わせる装置である。
換気装置1は、換気ユニット5、上流側排気ダクト21、下流側排気ダクト22、上流側給気ダクト23、下流側給気ダクト24、室内温度センサTH1、室外温度センサTH2、制御部70、および、リモコン97等を備えている。
換気ユニット5は、ケーシング50、給気ファン42、排気ファン43、熱交換エレメント50a、フィルタ51、フィルタ移動機構60、および、掃除用ブラシ65を有している。
ケーシング50は、内部に、略四角柱形状の熱交換エレメント50a、給気ファン42、排気ファン43等を収容しており、上流側排気ダクト21、下流側排気ダクト22、上流側給気ダクト23および下流側給気ダクト24とそれぞれ接続するための開口が設けられている。ケーシング50内には、熱交換エレメント50aに対して上流側排気ダクト21側には上流側排気用空間21aが、熱交換エレメント50aに対して下流側排気ダクト22側には下流側排気用空間22aが、熱交換エレメント50aに対して上流側給気ダクト23側には上流側給気用空間23aが、熱交換エレメント50aに対して下流側給気ダクト24側には下流側給気用空間24aが、それぞれ設けられている。
給気ファン42は、下流側給気用空間24aに配置されており、給気ファンモータ42mを有している。排気ファン43は、下流側排気用空間22aに配置されており、排気ファンモータ43mを有している。
上流側排気ダクト21は、室内SIの天井に設けられた開口13を介して、ケーシング50の上流側排気用空間21aまで延びている。下流側排気ダクト22は、ケーシング50の下流側排気用空間22aから、屋外SOに向けて開口している開口15まで延びている。上流側給気ダクト23は、開口15とは別に屋外SOに向けて開口している開口14から、ケーシング50の上流側給気用空間23aまで延びている。下流側給気ダクト24は、ケーシング50の下流側給気用空間24aから、室内SIの天井に設けられた開口13とは別の開口12まで延びている。
上流側排気ダクト21と上流側排気用空間21aとは、熱交換エレメント50aに対する上流側排気流路Aを構成している。下流側排気ダクト22と下流側排気用空間22aとは、熱交換エレメント50aに対する下流側排気流路Bを構成している。上流側給気ダクト23と上流側給気用空間23aとは、熱交換エレメント50aに対する上流側給気流路Cを構成している。下流側給気ダクト24と下流側給気用空間24aとは、熱交換エレメント50aに対する下流側給気流路Dを構成している。
図4の側面視断面図および図1に示すように、屋外SOの外気OAは、給気ファン42が駆動することで、上流側給気流路Cを介して、熱交換エレメント50aに至り、熱交換エレメント50aを通過した空気は、新鮮な給気SAとして室内SIに供給される。図5の側面視断面図および図1に示すように、室内SIの室内空気RAは、排気ファン43が駆動することで、上流側排気流路Aを介して、熱交換エレメント50aに至り、熱交換エレメント50aを通過した空気は、排気EAとなって屋外SOに排出される。ここで、熱交換エレメント50aでは、互いに混ざり合うことがないようにしつつ室内空気RAと外気OAとの間で熱交換を行わせ、屋外OAの温度を室内SIの室内空気RAの温度に近づけることで、換気に伴う空調負荷等を低減化させている。
フィルタ51は、図5の側面視断面図に示すように、熱交換エレメント50aのうち、空気が流入する面および流出する面の全体を取り囲んで覆うように構成されている。以下、フィルタ51に対して熱交換エレメント50a側を「内側」とし、フィルタ51に対して熱交換エレメント50a側とは反対側を「外側」とする。このフィルタ51は、フィルタ移動機構60によって、熱交換エレメント50aに対して循環可能に設けられている。フィルタ51は、この循環方向において無端形状となっており、フィルタ移動機構60の回転軸方向視において輪を構成するようにして設けられている。このフィルタ51は、上流側排気用空間21a内に位置している上流側排気部分51aと、下流側排気用空間22a内に位置している下流側排気部分51bと、上流側給気用空間23a内に位置している上流側給気部分51cと、下流側給気用空間24a内に位置している下流側給気部分51dと、を有しており、これらが一体に接続されることで一重の輪を構成している。これにより、外気OAおよび室内空気RAのいずれの空気についても、熱交換エレメント50aに供給する前に埃を除去することができ、熱交換エレメント50a内に集塵Gが流入することを防ぐことができている。
フィルタ移動機構60は、フィルタ51と熱交換エレメント50aとの間に配置されており、固定配置されている熱交換エレメント50aに対してフィルタ51を循環移動させる。具体的には、図6に示すように、フィルタ移動機構60は、熱交換エレメント50aの下方においてフィルタ51を保持している第1フィルタ支持軸61と、熱交換エレメント50aの上方においてフィルタ51を保持している第3フィルタ支持軸63と、熱交換エレメント50aの上流側給気流路Cと下流側排気流路Bとの境界近傍においてフィルタ51を保持している第2フィルタ支持軸62と、熱交換エレメント50aの上流側排気流路Aと下流側給気流路Dとの境界近傍においてフィルタ51を保持している第4フィルタ支持軸64とを有している。これらの第1フィルタ支持軸61〜第4フィルタ支持軸64は、熱交換エレメント50aの角部分に沿うようにして略水平方向に延びるそれぞれの軸方向を中心として、自転可能に構成されている。この第1フィルタ支持軸61〜第4フィルタ支持軸64がそれぞれ自転することで、フィルタ51が循環移動することになる。なお、フィルタ移動機構60は、第1フィルタ支持軸61の軸に対して回転させる動力を与えるためのフィルタ用モータ61mを有している。このフィルタ用モータ61mによって第1フィルタ支持軸61に与えられる駆動力によって、フィルタ51が循環移動しつつ、他の第2フィルタ支持軸62〜第4フィルタ支持軸64がそれぞれ自転することになる。
掃除用ブラシ65は、図6に示すように、フィルタ51のうち下流側排気流路B内に位置している部分の一部と互いに圧接するようにして、下流側排気用空間22a内に配置されており、ブラシ用モータ65mから動力を受けて自転可能となっている。フィルタ51がフィルタ移動機構60によって循環移動されている状態で、ブラシ用モータ65mを駆動させることにより、フィルタ51が捕捉していた集塵Gが掻き落とされる。ここでは、フィルタ51と掃除用ブラシ65とが圧接している部分において、フィルタ51の進行方向と、掃除用ブラシ65の回転進行方向とが、対向するように駆動される。ここで、掃除用ブラシ65は、下流側排気流路B内に配置されおり、この下流側排気流路B内においてフィルタ51と圧接して集塵Gを掻き落とすため、掻き落とされた集塵Gは、下流側排気流路B内に存在するようになる。フィルタ51のうち掃除用ブラシ65によって清掃された部分は、第3フィルタ支持軸63を介して、下流側給気流路D内に移動することになるが、下流側給気流路D内に移動するフィルタ51の部分は、すでに清浄された状態となっているため、下流側給気流路D内に集塵Gが存在しにくいようにすることができている。
室内温度センサTH1は、室内SIの温度を検出する。室外温度センサTH2は、屋外SOの温度を検出する。
リモコン97は、室内SIに存在しているユーザが換気装置1について、各種設定操作するためのものである。
制御部70は、図2に示すように、給気ファンモータ42m、排気ファンモータ43m、リモコン97、室内温度センサTH1、室外温度センサTH2、フィルタ用モータ61m、および、ブラシ用モータ65mと接続されており、各種温度情報を取得したり、これらの各機器の駆動状体を制御する。
(2)換気動作
制御部70は、室内温度センサTH1の検知温度と室外温度センサTH2の検知温度とが、換気運転を開始させるための所定の関係条件を満たした場合には、図3に示すように、給気ファン42および排気ファン43の両方を駆動させることで換気動作を行う。
このように、換気動作を行うことで、室内SIに対して、新鮮な空気を供給することができる。さらに、室内SIに供給される給気SAは、熱交換エレメント50aにおいて室内空気RAと熱交換することで、室内温度に近づけることができ、室内SIの空調負荷等を低減させることができる。
(3)フィルタ掃除動作
制御部70は、1月に1回、もしくは、1年に1回等の予め定められた所定時間間隔で、フィルタ51を清掃するフィルタ掃除動作を行う。ここでの所定時間間隔は、ユーザによってリモコン97等を用いて予め設定しておくことができる。
制御部70は、図7示すように、給気ファン42を停止状態とすることで室内SIへの給気流れが生じないようにした状態で、排気ファン43のみを駆動させて、フィルタ掃除動作を行う。ここで、制御部70は、フィルタ掃除動作を行う際の排気ファン43の風量を、換気動作を行う際の風量よりも大きくなるように調節する。また、制御部70は、フィルタ掃除動作の進行していく様子を段階的に示している図7、図8、図9に示すように、フィルタ用モータ61mおよびブラシ用モータ65mを駆動させることで、フィルタ51が捕捉していた集塵Gを掻き落としていく。
ここで、フィルタ移動機構60のフィルタ用モータ61mは、図7、図8、図9に示すように、図示において、左回転の力を第1フィルタ支持軸61に伝え、これによって、第1フィルタ支持軸61〜第4フィルタ支持軸64が、それぞれ左回転することになる。これにより、フィルタ51は、熱交換エレメント50aに対して左回転するように循環移動することになる。すなわち、フィルタ51のうち、換気動作時において上流側給気流路Cに位置していた上流側給気部分51cの集塵Gを捕捉している外側の面は、熱交換エレメント50aに対して外側を向いた状態を維持したままで、下流側排気流路B内にまで循環移動される。同様に、フィルタ51のうち、換気動作時において上流側排気流路Aに位置していた上流側排気部分51aの集塵Gを捕捉している外側の面についても、熱交換エレメント50aに対して外側を向いた状態を維持したままで、上流側給気部分51cが下流側排気流路B内を通過した後で、下流側排気流路B内にまで循環移動される。なお、ここで、フィルタ51のうち、換気動作時において下流側排気流路Bに位置していた下流側排気部分51bは、集塵Gを捕捉していなかった面であるため、フィルタ移動機構60によってフィルタ51が循環移動されて下流側給気流路D内に移動したとしても、下流側給気流路D内に集塵Gを落としてしまうことがない。換気動作時において、フィルタ51のうち、下流側給気流路Dに位置していた下流側給気部分51dについても同様に、集塵Gを下流側給気流路D内に落としてしまうことはない。
他方で、掃除用ブラシ65は、ブラシ用モータ65mによって、図示において左回転の力が与えられることで、左回転することになる。そして、フィルタ51と掃除用ブラシ65とが接している部分では、フィルタ51のうち下流側排気流路Bを通過する部分の進行方向と、掃除用ブラシ65のブラシの回転移動方向とが、互いに対向する方向となっている。これにより、図7、図8、図9にそれぞれ示すように、フィルタ51が保持していた集塵Gは、掃除用ブラシ65によって、図示における右下方向へ掻き落とされる。このようにして掻き落とされた集塵Gは、下流側排気流路B内に存在することになり、その際に排気ファン43が駆動されていることで、下流側排気流路B内において屋外SOに向かう空気気流れが生じているため、集塵Gを効率的に排出することができるようになっている。また、フィルタ掃除動作時の排気ファン43の風量は、換気動作の際の風量よりも大きくなるように調節されているため、下流側排気流路B内に掻き落とされた集塵Gや、掃除用ブラシ65がフィルタ51から掻き取っている集塵Gや、フィルタ51に付着したままの集塵Gについても、下流側排気流路B内に生じた空気流れによって、効率良く排出させることができるようになる。
このようにして、フィルタ51のうち、換気動作時において上流側給気流路Cに位置していた上流側給気部分51c、および、換気動作時において上流側排気流路Aに位置していた上流側排気部分51aは、いずれも、掃除用ブラシ65によって掃除された後の状態で、下流側給気流路D内に移動していくため、下流側給気流路D内に集塵Gを落としてしまうことがない。
さらに、フィルタ掃除動作中は給気ファン42が停止しているため、上流側給気流路C、下流側給気流路D、および熱交換エレメント50aのうちのこれらの流路を接続する部分には、空気流れが生じていない。このため、仮に、フィルタ51が捕捉していた集塵Gが下流側給気流路D内に到達してしまうことがあっても、室内SIに送られることを防ぐことができる。
(4)換気装置1の特徴
(4−1)
上記実施形態の換気装置1では、フィルタ51によって熱交換エレメント50a内部に集塵Gが入り込んでしまうことを防ぐことができている。そして、所定時間間隔でフィルタ51が掃除されることで、フィルタ51の目詰まりを生じさせにくくすることができている。これにより、排気ファン43や給気ファン42の消費電力を小さく抑えることも可能になっている。また、このように所定時間間隔でフィルタ掃除動作を行うことで、一回の掃除によって屋外SOに排出される集塵Gの量を少なくすることができる。
フィルタ掃除動作によってフィルタ51から掻き落とされた集塵Gは、下流側排気流路B内を流れる空気流れによって、屋外SOに排出することができる。このため、フィルタ51を掃除するために、ユーザやサービスエンジニアが、室内SIの天井裏の空間に入り込む等の煩雑な動作を行う必要がない。さらに、全熱交換換気を行うために換気ユニット5に予め備わっている排気ファン43および下流側排気流路Bを流用して、集塵Gの排出を行うことができるため、集塵Gを排出するための新たな構成を設ける必要が無く、簡単な構成によってフィルタ掃除動作を自動的に行うことが可能になっている。
上記フィルタ51から集塵Gを掻き落とすための掃除用ブラシ65は、下流側排気流路B内に配置されている。そして、フィルタ51についても、集塵Gを捕捉している部分を下流側排気流路B内に移動させることができる。このため、掃除用ブラシ65によって掻き落とされた集塵Gは、下流側排気流路B内に移動させるための手段等を用いることなく、そのまま下流側排気流路B内に存在させることができ、容易に屋外SOに排出することができる。
さらに、上記フィルタ51は、無端形状であるため、循環移動させることが可能であるため、フィルタ51の全体を掃除することができるようになっている。このように、フィルタ51を循環移動させ、掃除用ブラシ65の位置を固定させておくことで、集塵Gを掃除用ブラシ65の近傍に容易に集めることができる。さらに、フィルタ51のうち、集塵Gを捕捉している部分を掃除用ブラシ65の位置まで移動させる場合であっても、フィルタ51の全体の位置は変わらないため、清掃のために別途新たにスペースを設ける必要が無い。
(4−2)
上記実施形態の換気装置1では、換気動作を行う際の排気ファン43の風量よりも、フィルタ掃除動作の排気ファン43の風量の方が大きくなるように制御を行っている。このため、より効果的に集塵Gを排出させることができる。
<他の実施形態>
以上、本発明の一実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、この実施形態に限られるものではなく、以下のように、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
(A)
上記実施形態では、熱交換エレメント50aの空気が通過する面の全てを覆うように設けられたフィルタ51を例に挙げて説明した。
しかし、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、図10に示すように、下流側給気流路D側の部分が存在せず、上流側排気流路A側、上流側給気流路C側、および、下流側排気流路B側において、それぞれ二重に設けられ一体化されたフィルタ251であってもよい。
このフィルタ251は、上流側排気流路A内において外側に位置している外側上流側排気部分251aと、下流側排気流路B内において外側に位置している外側下流側排気部分251bと、上流側給気流路C内において外側に位置している外側上流側給気部分251cと、上流側排気流路A内において内側に位置している内側上流側排気部分251eと、下流側排気流路B内において内側に位置している内側下流側排気部分251fと、上流側給気流路C内において内側に位置している内側上流側給気部分251gと、を有しており、これらが一体化されて構成されている。フィルタ251は、全体形状がU字形状(凹状)となっているが、循環可能な輪状でもある。
フィルタ移動機構260は、上記実施形態のフィルタ移動機構60に加えて、第5フィルタ支持軸261および第6フィルタ支持軸262を備えている。第5フィルタ支持軸261は、第1フィルタ支持軸61の内側において、軸方向が共通になるように配置されている。第6フィルタ支持軸262についても同様に、第2フィルタ支持軸62の内側において、軸方向が共通になるように配置されている。
フィルタ251は、自身の輪の内部には第1フィルタ支持軸61〜第4フィルタ支持軸64を配置しており、フィルタ251と熱交換エレメント50aとの間には上記第5フィルタ支持軸261および第6フィルタ支持軸262を配置している。これにより、フィルタ251は、フィルタ移動機構260によって循環移動される。具体的には、上流側排気流路Aの外側に位置していた外側上流側排気部分251aは、上流側給気流路Cの外側、下流側排気流路Bの外側、下流側排気流路Bの内側、上流側給気流路Cの内側、上流側排気流路Aの内側をこの順で循環移動し、もとの位置に戻ることになる。上流側給気流路Bの外側に位置していた外側上流側給気部分251cについても、同様である。また、捕捉した集塵Gが下流側排気流路Bにおいて掃除用ブラシ65によって掻き落とされる点は、上記実施形態と同様である。
なお、このようなフィルタ251およびフィルタ移動機構260を採用した場合であっても、換気動作時において上流側排気流路Aの外側に位置していた外側上流側排気部分251aや上流側給気流路Cの外側に位置していた外側上流側給気部分251cは、下流側排気流路Bにおいて掃除用ブラシ65によって掃除された後で他の場所に移動するため、熱交換エレメント50a内や室内SIに集塵Gを送り込んでしまうことを避けることができている。
(B)
また、図11に示すように、上記他の実施形態(A)の構成から、さらに、上流側排気流路Aの部分を取り除き、下流側給気流路Dおよび上流側排気流路Aの部分が存在せず、上流側給気流路C側、および、下流側排気流路B側において、それぞれ二重に設けられ一体化されたフィルタ351であってもよい。この構成は、室内SI側からの排気に含まれる集塵Gが少ないことが想定される環境で実施する場合に特に有用である。
具体的には、フィルタ351は、下流側排気流路B内において外側に位置している外側下流側排気部分351bと、上流側給気流路C内において外側に位置している外側上流側給気部分351cと、下流側排気流路B内において内側に位置している内側下流側排気部分351fと、上流側給気流路C内において内側に位置している内側上流側給気部分351gと、を有しており、これらが一体化されて構成されている。フィルタ351は、全体形状がV字形状となっているが、循環可能な輪状でもある。
フィルタ移動機構360は、上記実施形態のフィルタ移動機構60から第4フィルタ支持軸64を除いた構成に加えて、第7フィルタ支持軸362を備えている。第7フィルタ支持軸362は、第2フィルタ支持軸62の内側において、軸方向が共通になるように配置されている。
フィルタ351は、自身の輪の内部には第1フィルタ支持軸61〜第3フィルタ支持軸63を配置しており、フィルタ351と熱交換エレメント50aとの間には上記第7フィルタ支持軸362を配置している。これにより、フィルタ351は、フィルタ移動機構360によって循環移動される。具体的には、上流側給気流路Cの外側に位置していた外側上流側給気部分351cは、下流側排気流路Bの外側、下流側排気流路Bの内側、上流側給気流路Cの内側、をこの順で循環移動し、もとの位置に戻ることになる。また、捕捉した集塵Gが下流側排気流路Bにおいて掃除用ブラシ65によって掻き落とされる点は、上記実施形態と同様であり、集塵Gが熱交換エレメント50a内や室内SIに送り込まれない点は上記他の実施形態(A)と同様である。
(C)
上記実施形態の換気装置1では、フィルタ51から集塵Gを掻き落とすために、掃除用ブラシ65を用いる場合を例に挙げて説明した。
しかし、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、図12に示すように、掃除用ブラシ65およびブラシ用モータ65mの構成の代わりに、ケーシング50の一部分として、例えば、下流側排気流路Bを構成するための壁面465の一部分において掻き落とし部Pを有した構成を採用してもよい。
この構成では、フィルタ51の集塵Gを捕捉していた部分を、この掻き落とし部Pに押し当てつつスライドさせるようにすることで、集塵Gを下流側排気流路Bにおいて掻き落とす。
この掻き落とし部Pの形状としては、先端が突出している形状であることが好ましい。
また、集塵Gがフィルタ551から掻き落とされる効率を上げるために、この掻き落とし部565がフィルタ551に接する部分において、フィルタ551の形状を外側に凸になるように湾曲させることができる構成であることが好ましい。この他の実施形態(C)の例は、フィルタ51は、第3フィルタ支持軸63の近傍において外側に凸に湾曲しており、その湾曲部分が掻き落とし部Pに接するように構成されているため、集塵Gの掻き落としを効率的に行うことができる。
(D)
上記実施形態の換気装置1では、フィルタ移動機構60の回転軸方向視において輪を形成するような無端形状のフィルタ51について例に挙げて説明した。
しかし、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、フィルタとしては、端部を有するような構成のものであってもよい。
この場合に、例えば、一端側に巻き取られるようにして集められているフィルタを、他端側が巻き取るようにしてフィルタを移動させるような構成であってもよい。
(E)
上記実施形態では、掃除用ブラシ65の位置が固定されている場合について例に挙げて説明した。
しかし、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、フィルタ51に対して移動可能な掃除用ブラシ65を有するフィルタ移動機構が採用されていてもよい。
(F)
上記実施形態では熱交換エレメント50aにおいて熱交換換気された空気を、そのまま室内SIに供給する換気装置1を例に挙げて説明した。
しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、熱交換エレメント50aを通過した新鮮な空気を、別途設けられた空気調和装置の室内機の熱交換器をさらに通じさせた後に、室内SIに供給するようにしてもよい。
(G)
上記実施形態の換気装置1では、フィルタ51から掻き落とした集塵Gを、屋外SOに排出する場合について例に挙げて説明した。
しかし、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、下流側排気流路Bの途中の屋外SOに到達する前の位置であって、室内SI側からのアクセスが容易な位置に設けられた、集塵溜め部のような空間を設けるようにしてもよい。このように室内SI側からのアクセスが容易な位置に集塵Gを集めておき、定期的にユーザが溜まった集塵Gを処理するようにした場合であっても、上記実施形態と同様に、換気ユニット5を分解してフィルタの掃除を行う等の煩雑な作業を行う必要がなくなる。
(H)
上記実施形態の換気装置1では、ユーザによって予め定められた時間間隔によってフィルタ掃除動作を行う場合について例に挙げて説明した。
しかし、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、換気動作が行われた合計の時間長さや、予め定めた日時、時刻に従って、制御部70がフィルタ掃除動作を開始するようにしてもよい。
また、フィルタ51の汚れ度合いを検知するセンサや、通過する空気の汚れ度を検知するセンサ等を用いて、センサによる検知結果に応じてフィルタ掃除動作を開始するようにしてもよい。
(I)
上記実施形態の1では、フィルタ掃除動作を行う場合には、給気ファン42を停止させる場合について例に挙げて説明した。
しかし、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、集塵Gが下流側給気流路D内に到達することを抑制させる構造を採用した場合には、フィルタ掃除動作中であっても、給気ファン42の駆動を、換気動作時と同様に継続させるようにしてもよい。
また、フィルタ掃除動作中に給気ファン42を完全に停止させるのではなく、換気動作時の場合よりも風量を弱めて駆動させるようにしてもよい。
(J)
上記実施形態の換気装置1では、排気ファン43がケーシング50の下流側排気用空間22a内に配置され、給気ファン42がケーシング50の下流側給気用空間24a内に配置された場合について例に挙げて説明した。
しかし、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、図13に示すように、排気ファン543および排気ファンモータ543mをケーシング50の上流側排気用空間21a内に配置し、給気ファン542および給気ファンモータ542mをケーシング50の上流側給気用空間23a内に配置した換気ユニット505を有する換気装置501としてもよい。
また、給気ファンと排気ファンの配置については、上記実施形態の配置と本他の実施形態の配置とを適宜組み合わせるようにしてもよい。
なお、排気ファン543を、上流側排気用空間21a内に配置した場合には、フィルタ掃除動作によってフィルタ51から掻き落とされた集塵Gが、屋外SOに排出されるまでの間に排気ファン43が存在しないことになるため、集塵Gを排気ファン543が取り込んでしまうことによる不具合を抑制することができる。
(K)
上記実施形態の1では、フィルタ51が捕捉した集塵Gを掻き落とすことでフィルタ掃除動作を行う場合を例に挙げて説明した。
しかし、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、集塵Gと共に、フィルタ51に付着している他の付着物についても、一緒に掻き落とすようにしてもよい。
(L)
上記実施形態および上記(A)〜(K)の各他の実施形態は、発明をこれらに限定するものではなく、当業者に自明な手法によって上記実施形態および(A)〜(K)の内容を各種組み合わせて行うことができ、そのようにして組み合わされた内容も本発明に含まれる。
本発明の換気装置は、フィルタ部のメンテナンスに要する負担を低減させることが可能なため、フィルタを有する換気装置において、特に、有用である。
1 換気装置
43 排気ファン(ファン)
50a 熱交換エレメント(全熱交換部)
51 フィルタ(フィルタ部)
51a 上流側給気部分
51c 上流側排気部分
51d 下流側給気部分
51b 下流側排気部分
65 掃除用ブラシ(分離機構、掻き落とし部)
70 制御部(ファン風量制御部)
A 上流側排気流路
B 下流側排気流路
C 上流側給気流路
D 下流側給気流路
P 掻き落とし部(分離機構)
SI 室内(対象空間)
SO 屋外(外部空間)
特開2007−285584号公報

Claims (7)

  1. 対象空間(SI)の空気と前記対象空間外である外部空間(SO)の空気との間で熱交換させながら換気を行うための換気装置(1、501)であって、
    前記対象空間の空気と前記外部空間の空気との間で熱交換させる全熱交換部(50a)と、
    前記対象空間から前記全熱交換部まで延びる上流側排気流路(A)と、
    前記全熱交換部から前記外部空間まで延びる下流側排気流路(B)と、
    前記外部空間から前記全熱交換部まで延びる上流側給気流路(C)と、
    前記全熱交換部から前記対象空間まで延びる下流側給気流路(D)と、
    前記上流側排気流路から前記全熱交換部または前記上流側給気流路から前記全熱交換部に向かう空気中の集塵を捕捉するフィルタ部(51、251、351)と、
    前記フィルタ部が捕捉している前記集塵を前記フィルタ部から分離させ、前記分離させた分離物を前記下流側排気流路に存在させる分離機構(60、65、260、360、465、P)と、
    前記上流側排気流路から前記全熱交換部を通じて前記下流側排気流路に向かう空気流れを生じさせるファン(43、543)と、
    を備えた換気装置(1、501)。
  2. 前記分離機構は、掻き落とし部(65、465、P)と、前記掻き落とし部に対する前記フィルタ部の位置を相対的に変動させる移動機構(60、260、360、460)と、を有している、
    請求項1に記載の換気装置。
  3. 前記掻き落とし部は、前記下流側排気流路中に配置されているか、もしくは、前記下流側排気流路の壁面の少なくとも一部(465、P)によって構成されている、
    請求項2に記載の換気装置。
  4. 前記フィルタ部は、少なくとも、前記上流側給気流路を通過する空気に含まれる前記集塵を捕捉する上流側給気部分(51c、251c)と、前記上流側排気流路を通過する空気に含まれる前記集塵を捕捉する上流側排気部分(51a、251a)と、を有しており、
    前記移動機構は、
    前記上流側給気部分に位置していた時に前記集塵を捕捉していた面が前記全熱交換部とは反対側を向いた状態で前記下流側排気流路中に位置するように前記フィルタ部を移動させる、および/または、
    前記上流側排気部分に位置していた時に前記集塵を捕捉していた面が前記全熱交換部とは反対側を向いた状態で前記下流側排気流路中に位置するように前記フィルタ部を移動させる、
    請求項2または3に記載の換気装置。
  5. 前記フィルタ部は、前記下流側給気流路に配置された下流側給気部分(51d)と、前記下流側排気流路に配置された下流側排気部分(51b)と、をさらに有しており、前記上流側給気部分と前記上流側排気部分と前記下流側給気部分と前記下流側排気部分とが一体化しており、
    前記移動機構は、前記フィルタ部を前記全熱交換部に対して循環移動させることが可能である、
    請求項4に記載の換気装置。
  6. 前記フィルタ部のうち前記集塵を捕捉していた面が前記下流側排気流路中に位置した状態では、前記上流側給気流路における空気流れを生じさせることなく、前記下流側排気流路に空気流れを生じさせる、
    請求項5に記載の換気装置。
  7. 前記上流側給気部分が前記上流側給気流路に位置している状態もしくは前記上流側排気部分が前記上流側排気流路に位置している状態での前記ファンの風量よりも、前記移動機構が前記上流側給気部分もしくは前記上流側排気部分を前記下流側排気流路に配置させた状態での前記ファンの風量を増大させるファン風量制御部(70)をさらに備えた、
    請求項4または5に記載の換気装置。
JP2010193493A 2010-08-31 2010-08-31 換気装置 Pending JP2012052692A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010193493A JP2012052692A (ja) 2010-08-31 2010-08-31 換気装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010193493A JP2012052692A (ja) 2010-08-31 2010-08-31 換気装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012052692A true JP2012052692A (ja) 2012-03-15

Family

ID=45906219

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010193493A Pending JP2012052692A (ja) 2010-08-31 2010-08-31 換気装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012052692A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020159659A (ja) * 2019-03-28 2020-10-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 熱交換換気装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62196532A (ja) * 1986-02-25 1987-08-29 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機用フイルタ
JPH04359794A (ja) * 1991-06-04 1992-12-14 Daikin Ind Ltd 回転型全熱交換器
JPH0674521A (ja) * 1992-08-21 1994-03-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和装置
WO2004013541A1 (ja) * 2002-08-05 2004-02-12 Daikin Industries,Ltd. 空気調和装置
JP2009257651A (ja) * 2008-04-15 2009-11-05 Daikin Ind Ltd 換気装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62196532A (ja) * 1986-02-25 1987-08-29 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機用フイルタ
JPH04359794A (ja) * 1991-06-04 1992-12-14 Daikin Ind Ltd 回転型全熱交換器
JPH0674521A (ja) * 1992-08-21 1994-03-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和装置
WO2004013541A1 (ja) * 2002-08-05 2004-02-12 Daikin Industries,Ltd. 空気調和装置
JP2009257651A (ja) * 2008-04-15 2009-11-05 Daikin Ind Ltd 換気装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020159659A (ja) * 2019-03-28 2020-10-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 熱交換換気装置
JP7336629B2 (ja) 2019-03-28 2023-09-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 熱交換換気装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5533451B2 (ja) 換気装置
JPH1114093A (ja) 空気調和機
JP5327081B2 (ja) 自動フィルタ清掃装置及び空気調和機
JP6423626B2 (ja) 空気調和機
JP2010249358A (ja) 空気調和機の室内機
JP2011021802A (ja) 空気調和機の室内機
CN104717855B (zh) 具有过滤功能的机箱
JP4988618B2 (ja) 空気調和機
JP2008116139A (ja) 空気調和機
JP5262001B2 (ja) 除塵装置
JP2007101116A (ja) 空気調和機のフィルター装置
JP2008145074A (ja) 空気調和機の室内機
JP2012052692A (ja) 換気装置
EP2742987A1 (en) An arrangement for cleaning of an exhaust air ductwork and a dust separation unit for an exhaust air ductwork
JP2007101117A (ja) フィルター清掃装置
JP5836809B2 (ja) 空気調和機のフィルタ清掃装置、及び空気調和機
JP2007170789A (ja) 空気調和機
CN209530378U (zh) 一种过滤效果好的空调用空气净化器
JP2012151298A (ja) フィルタユニットを具えた電気機器
KR102014503B1 (ko) 환기시스템의 급기구필터 자동청소장치
JP2011214742A (ja) 空気調和機のフィルタ清掃装置
JP2007071494A (ja) 空気調和機
JP2007127337A (ja) 空気調和機
JP5040866B2 (ja) 空調機
JP2006105590A (ja) 空気調和機のフィルター装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130417

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140107

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140307

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140401