JP2012051238A - 画像形成装置 - Google Patents

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Kenichi Murahashi
賢一 村橋
Kazuya Kimie
和也 吉海江
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Abstract

【課題】インクジェットプリンターにおいて、表示装置を用いることなく、インク攪拌の進捗の程度をユーザーに知らせる。
【解決手段】インクカートリッジ内のインクの攪拌が必要な場合には、インクカートリッジを搭載するキャリッジ22の往復動の範囲が一往復当たり往路移動距離iから復路移動距離kを減じた距離(i−k)ずつホームポジションから離れる方向にスライドし、距離iの往路移動と距離kの復路移動とが必要往復回数nに亘って繰り返されたときに、キャリッジ22がホームポジションとは反対側の端まで移動するよう往路移動距離iと復路移動距離kとを設定する。これにより、キャリッジ22が現在どの位置にいるのかを目視することにより、インクの攪拌の進捗度を知ることができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、吐出ヘッドから液体を吐出することにより媒体に画像を形成する画像形成装置に関する。
従来、この種の画像形成装置としては、キャリッジを主走査方向に往復動させることにより、キャリッジに搭載される吐出ヘッド内やタンク内のインクを攪拌するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。顔料インクは、顔料粒子を溶液中に分散させたものであるため、長期間に亘って放置されると、顔料粒子が沈降し、顔料濃度がタンクの上部と下部とで不均一となる。このため、キャリッジを記録ヘッドのインクの吐出を伴わずに主走査方向に往復動(空スキャン)させることにより、インク濃度を均一化することができるとしている。
特開2004−1411号公報
キャリッジの往復動によるインクの攪拌動作は、十分な効果を得るためには、比較的長時間を要することが多く、その間、ユーザーを待機させなければならない。したがって、ユーザーに対して待ち時間の発生を知らせることが望ましい。この場合、インク攪拌の残り時間などを演算しプログレスバーとして表示装置に表示する手法によりユーザーに知らせることが考えられるが、表示装置を搭載しない装置では使用することができない。
本発明の画像形成装置は、表示装置を用いることなく、液体の攪拌の進捗の程度をユーザーに知らせることを主目的とする。
本発明の画像形成装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の画像形成装置は、
吐出ヘッドから液体を吐出することにより媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
動作状態の把握が可能で、前記吐出ヘッドを搭載して往復動するキャリッジと、
該キャリッジを移動させる移動手段と、
前記液体の攪拌が要求された場合、実行動作エリア内を前記キャリッジが往復動するよう前記移動手段を制御する攪拌制御手段と、
攪拌開始時の動作エリアと攪拌完了時の動作エリアとを異なる場所に設定し、攪拌の進捗が進むほど前記キャリッジが前記攪拌開始時の動作エリアから前記攪拌完了時の動作エリアに向かって近づくよう前記実行動作エリアを変更する実行動作エリア変更手段と
を備えることを要旨とする。
この本発明の画像形成装置では、液体の攪拌が要求された場合、実行動作エリア内をキャリッジが往復動するようキャリッジを移動させる移動手段を制御し、攪拌開始時の動作エリアと攪拌完了時の動作エリアとを異なる場所に設定し、攪拌の進捗が進むほどキャリッジが攪拌開始時の動作エリアから攪拌完了時の動作エリアに向かって近づくよう実行動作エリアを変更する。これにより、ユーザーは、キャリッジの動作状態を把握することにより、液体の攪拌の進捗の程度を知ることができる。ここで、「動作状態の把握」には、キャリッジの動作状態を目視することにより直接に把握するものの他、キャリッジの動作音を聞き取ることによりその動作状態を間接に把握するものが含まれる。
こうした本発明の画像形成装置において、前記実行動作エリア変更手段は、前記キャリッジの移動可能範囲の一端側に前記攪拌開始時の動作エリアを設定すると共に他端側に前記攪拌完了時の動作エリアを設定し、一往復の動作として往動時の移動距離を復動時の移動距離よりも長く設定することにより、前記キャリッジの位置が前記一端側から前記他端側に向かって時間の経過と共に徐々にスライドするよう前記実行動作エリアを変更する手段であるものとすることもできるし、前記実行動作エリア変更手段は、前記攪拌完了時の動作エリアを前記攪拌開始時の動作エリアよりも広く設定し、一往復の動作として今回の往動時および復動時の移動距離を前回よりも長く設定することにより、前記キャリッジの往復動の幅が時間の経過と共に徐々に広くなるよう前記実行動作エリアを変更する手段であるものとすることもできるし、前記実行動作エリア変更手段は、前記攪拌完了時の動作エリアを前記攪拌開始時の動作範囲よりも狭く設定し、一往復の動作として今回の往動時および復動時の移動距離を前回よりも短く設定することにより、前記キャリッジの往復動の幅が時間の経過と共に徐々に狭くなるよう前記実行動作エリアを変更する手段であるものとすることもできる。
また、本発明の画像形成装置において、液体の攪拌に必要な必要往復回数を設定する必要往復回数設定手段を備え、前記実行動作エリア変更手段は、前記キャリッジの往復回数が前記設定された必要往復回数に至ったときに前記キャリッジが前記攪拌開始時の動作エリアから前記攪拌完了時の動作エリアに到達するよう両動作エリア間の間隔と前記必要往復回数とに基づいて変更幅を設定し該設定した変更幅ずつ前記実行動作エリアを変更する手段であるものとすることもできる。こうすれば、攪拌動作の進捗の程度をより正確にユーザーに知らせることができる。
さらに、本発明の画像形成装置において、液体の攪拌に必要な必要往復回数を設定する必要往復回数設定手段を備え、前記実行動作エリア変更手段は、前記必要往復回数が第1の往復回数の場合には攪拌の進捗が進むほど前記キャリッジが前記攪拌開始時の動作エリアから前記攪拌完了時の動作エリアに向かって近づくよう前記実行動作エリアを変更し、前記必要往復回数が前記第1の往復回数よりも少ない第2の往復回数の場合には前記攪拌完了時の動作エリアを前記実行動作エリアに設定する手段であるものとすることもできる。こうすれば、第2の往復回数が設定された場合でも、キャリッジの動作状態を把握することでユーザーは液体の攪拌が比較的短い時間で完了することを知ることができる。この態様の本発明の画像形成装置において、フラッシング動作時に前記吐出ヘッドから吐出された液体を受けるフラッシングエリアを備え、前記必要往復回数設定手段は、前記フラッシング動作を伴わずに液体の攪拌を行なう場合には前記第1の往復回数を設定し、前記フラッシング動作を伴って液体の攪拌を行なう場合には前記第2の往復回数を設定する手段であり、前記攪拌完了時の動作エリアは、前記フラッシングエリアを含むエリアに設定されてなるものとすることもできる。こうすれば、液体を攪拌しながらフラッシング動作をスムーズに行なうことができると共に、キャリッジの動作状態を把握することでユーザーはフラッシング動作を伴う攪拌が比較的短い時間で完了することを知ることができる。
本実施形態のインクジェットプリンター20の構成の概略を示す構成図。 プリンターカバー52を開けた状態の外観を示す外観図。 第1実施形態のインク攪拌処理ルーチンの一例を示すフローチャート。 インク攪拌の様子を示す説明図。 インク攪拌の進捗度とキャリッジ22の位置との関係を示す説明図。 第2実施形態のインク攪拌処理ルーチンを示すフローチャート。 インク攪拌の進捗度とキャリッジ22の位置との関係を示す説明図。 インク攪拌の進捗度とキャリッジ22の位置との関係を示す説明図。 第3実施形態のインク攪拌処理ルーチンを示すフローチャート。 インク攪拌の進捗度とキャリッジ22の位置との関係を示す説明図。 インク攪拌の進捗度とキャリッジ22の位置との関係を示す説明図。
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態としてのインクジェットプリンター20の構成の概略を示す構成図であり、図2はプリンターカバー52を開けた状態のインクジェットプリンター20の外観を示す外観図である。
本実施形態のインクジェットプリンター20は、図1に示すように、用紙Pを副走査方向(図中奥から手前の方向)に搬送する紙送り機構41と、紙送り機構41によりプラテン46上に搬送された用紙Pに対して主走査方向(図中左右の方向)の移動を伴って印刷ヘッド24に形成されたノズルからインク滴を吐出して印刷を行なうプリンター機構21と、装置全体をコントロールするコントローラー60と、を備える。プラテン46の主走査方向一端(図1中の右端)には、印刷ヘッド24のノズル面を封止するキャッピング装置50が設置されており、プラテン46の主走査方向他端(図1中の左端)には、ノズルの目詰まりを防止するために定期的に印刷ヘッド24のノズルからインク滴を吐出するフラッシングを行なうためのフラッシングエリア48が設けられている。
プリンター機構21は、図1に示すように、キャリッジガイド28によりガイドされながら主走査方向に往復動可能なキャリッジ22と、キャリッジガイド28の一端側と他端側にそれぞれ設置されたキャリッジモーター34および従動ローラー35と、キャリッジモーター34と従動ローラー35とに掛け渡されると共にキャリッジ22に取り付けられたキャリッジベルト32と、キャリッジ22に搭載され溶媒としての水に顔料粒子を分散させたシアン(C),ライトシアン(LC),マゼンタ(M),ライドマゼンタ(LM),イエロー(Y),ブラック(K)の各色のインクを貯留し各色毎に独立して交換が可能なインクカートリッジ26と、インクカートリッジ26からそれぞれ供給された各インクに加圧してインク滴を吐出する複数のノズルが形成された印刷ヘッド24と、を備える。キャリッジ22は、キャリッジモーター34によりキャリッジベルト32を駆動することにより、主走査方向に往復動されるようになっている。なお、キャリッジ22の背面側には、キャリッジ22の主走査方向における位置を検出するキャリッジポジションセンサー36が取り付けられている。このキャリッジポジションセンサー36は、フレーム58にキャリッジガイド28に沿って配置されたリニア式の光学スケール36aと、光学スケール36aに対向するようキャリッジ22の背面に取り付けられ光学スケール36aを光学的に読み取る光学センサー36bとにより構成されている。
紙送り機構41は、図1に示すように、用紙Pをプラテン46上に搬送させる搬送ローラー42と、搬送ローラー42を回転駆動する搬送モーター44と、を備える。搬送モーター44は、その回転軸に回転量を検出するロータリーエンコーダー49が取り付けられており、ロータリーエンコーダー49からの回転量に基づいて駆動制御されている。なお、ロータリーエンコーダー49は、図示しないが、所定回転角間隔で目盛りが付されたロータリースケールと、ロータリースケールの目盛りを読み取るためのロータリースケールセンサーとにより構成されている。
キャッピング装置50は、印刷ヘッド24をキャッピング装置50に対向する位置(いわゆるホームポジション)に移動させた状態でノズル面を封止することによりノズル内のインクの乾燥を防止したり、ノズル面を封止した状態でノズル内のインクを吸引することにより印刷ヘッド24をクリーニングしたりする。キャッピング装置50は、印刷ヘッド24のノズル面を密閉するために上方が開口された略直方体のキャップ51の他に、キャップ51の底部に接続されたチューブ(図示せず)や、チューブに取り付けられた吸引ポンプ(図示せず)などを備えている。このキャッピング装置50は、印刷ヘッド24をクリーニングする場合には、キャップ51により印刷ヘッド24のノズル面を封止した状態で吸引ポンプを駆動することにより、印刷ヘッド24のノズル面とキャップ51とにより形成される内部空間を負圧とし、ノズル内のインクを強制的に吸引する。
コントローラー60は、CPU61を中心とするマイクロプロセッサーとして構成されており、処理プログラムを記憶したROM62と、一時的にデータを記憶するRAM63と、書き換え可能で電源を切ってもデータは保持されるフラッシュメモリー64と、タイマー65と、インターフェース(I/F)66と、を備える。このコントローラー60には、キャリッジポジションセンサー36からのキャリッジ22の位置や、ロータリーエンコーダー49からの搬送ローラー42の回転量,電源ボタン68からの電源オン信号,インクジェットプリンター20の雰囲気温度を検出する温度センサー69からの雰囲気温度などがI/F66を介して入力されており、コントローラー60からは印刷ヘッド24への駆動信号や搬送モーター44への駆動信号,キャリッジモーター34への駆動信号,吸引ポンプへの駆動信号などがI/F66を介して出力されている。また、コントローラー60は、ユーザーPC10からの印刷指示や印刷データをI/F66を介して受け付けたりする。なお、RAM63には、印刷バッファー領域が設けられており、ユーザーPC10から印刷データが受け付けられると、受け付けた印刷データは印刷バッファー領域に記憶される。
本実施形態のインクジェットプリンター20は、図2に示すように、プリンターカバー52を開けた状態の上面には、インクカートリッジ26の取り付けや交換をこの位置で行なうためのカートリッジ交換用の開口部54と、ユーザーからのボタン操作によって交換が必要なインクカートリッジ26がマーク55の位置まで移動する様子を確認するための交換カートリッジ確認用の開口部56とが形成されている。本実施形態では、交換カートリッジ確認用の開口部56は、幅広に形成されており、カートリッジ交換用の開口部54や交換カートリッジ確認用の開口部56から印刷ヘッド24(キャリッジ22)が一端側(ホームポジション)から他端側まで往復動する様子も確認することができるようになっている。
次に、こうして構成された本実施形態のインクジェットプリンター20の動作、特に、インクカートリッジ26内のインクを攪拌してインク濃度を均一にするための動作について説明する。図3は、コントローラー60のCPU61により実行されるインク攪拌処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、所定時間毎に繰り返し実行される。本実施形態では、インクとして顔料インクを用いており、染料に比して溶媒中の顔料が沈降し易いため、インクカートリッジ26を搭載するキャリッジ22を印刷ヘッド24からインクを吐出させずに往復動させることにより、インクカートリッジ26内の顔料を攪拌し、その濃度を均一化させている。
インク攪拌処理ルーチンが実行されると、コントローラー60のCPU61は、まず、処理に必要なデータを入力し(ステップS100)、入力されたデータに基づいてインクの攪拌が必要が否かを判定する(ステップS102)。本実施形態では、電源オンされた直後や,電源オンされてからの経過時間が所定時間以上のとき、インクカートリッジ26が新規に取り付けられたとき、インクカートリッジ26が交換されたときにインクの攪拌が必要と判定するものとした。インクの攪拌が不要と判定された場合には、何もせずに本ルーチンを終了する。
一方、インクの攪拌が必要と判定されると、インクを攪拌させるために印刷ヘッド24を往復動させる際にフラッシングが必要か否かを判定する(S104)。本実施形態では、インクカートリッジ26が新規に取り付けられ初期充填の必要がある場合と、インクカートリッジ26が交換されて印刷ヘッド24をクリーニングする必要がある場合に、初期充填やクリーニングによりノズルの目詰まりは解消されるため、フラッシングは不要と判定するものとした。
フラッシングは不要と判定された場合には、インクの攪拌が完了するまでに必要なキャリッジ22の往復回数である必要往復回数nを設定する(ステップS106)。フラッシングが不要と判定される場合は、インクカートリッジ26が新規に取り付けられた場合かインクカートリッジ26が交換された場合かのいずれかであり、インクカートリッジ26が長期間に亘って放置されている可能性があることから、必要往復回数nとして比較的多い回数(例えば、250回や270回,300回など)を設定するものとした。なお、必要往復回数nは、例えば、インクカートリッジ26に製造年月を記録したICチップを取り付けるものとすれば、製造年月を読み取って放置時間を算出することにより、算出した放置時間に基づいて設定するものとしてもよい。また、インク色によって顔料の沈降の進み具合が異なる場合があるため、交換されたインクカートリッジの色毎に異なる必要往復回数nを設定するものとしてもよい。必要往復回数nを設定すると、設定した必要往復回数nに基づいてキャリッジ22を往復動させる際の往路の移動距離iを次式(1)により計算する(ステップS108)。ここで、式(1)中の「k」は復路の移動距離を示し、「j」はキャリッジ22の主走査方向の一端側(ホームポジション側)から他端側(フラッシングエリア48側)までの移動可能距離を示す。続いて、往復回数カウンターNを値0に初期化し(ステップS110)、キャリッジ22が現在値から距離iまで往路移動するようキャリッジモーター34を駆動制御し(ステップS112)、キャリッジ22を往路移動させた後に反転して距離kまで復路移動するようキャリッジモーター34を駆動制御する(ステップS114)。そして、往復回数カウンターNを値1だけインクリメントし(ステップS116)、往復回数カウンターNが必要往復回数nに達したか否かを判定する(ステップS118)。往復回数カウンターNが必要往復回数nに達していない場合にはステップS112に戻ってキャリッジ22の往路移動と復路移動とを行なうと共に往復回数カウンターNを値1だけインクリメントするステップS112〜S116の処理を繰り返し、往復回数カウンターNが必要往復回数nに達した場合には、これで本ルーチンを終了する。図4に、キャリッジ22の移動によるインク攪拌の様子を示す。インクの攪拌は、図示するように、往路移動時に距離iだけ進んで復路移動時に距離kだけ戻る動作を繰り返すことにより行なわれる。したがって、キャリッジ22の往復動の範囲は一往復当たり往動距離iから復動距離kを減じた距離(i−k)ずつスタート位置から離れる方向にスライドすることになる。往路の移動距離iは、式(1)により計算されるため、距離iの往路移動と距離kの復路移動とが必要往復回数nに亘って繰り返されると、キャリッジ22はホームポジション側のスタート位置から距離jの位置、本実施形態では、ホームポジションとは反対側の端のフラッシングエリア48側まで移動することになる。
i=k+(j-k)/n …(1)
一方、フラッシングは必要と判定された場合には、必要往復回数nを設定する(ステップS120)。ここで、フラッシングが必要と判定される場合は、電源オンされた直後か電源オンされてからの経過時間が所定時間以上の場合のいずれかであり、インクカートリッジ26が新規に取り付けられた場合やインクカートリッジ26が交換された場合に比して、インクカートリッジ26の放置の期間は短いと考えられることから、必要往復回数nとして比較的少ない回数(例えば、60回や70回,80回など)を設定するものとした。続いて、ステップS100で入力したデータのうち雰囲気温度に基づいてフラッシング間隔Tfを設定する(ステップS122)。ここで、フラッシング間隔Tfは、本実施形態では、温度センサー69からの雰囲気温度が所定温度(例えば、35℃など)以上の場合には比較的短い間隔(例えば、5秒や6秒,7秒など)に設定され、雰囲気温度が所定温度未満の場合には比較的長い間隔(例えば、10秒や12秒,15秒など)に設定される。これは、雰囲気温度が高いほどインクの増粘のリスクが高まり、ノズルの目詰まり確率が高まることに基づく。そして、キャリッジ22がフラッシングエリア48に移動するようキャリッジモーター34を駆動制御し(ステップS124)、往復回数カウンターNを値0に初期化すると共に(ステップS126)、フラッシングタイマーTをリセットする(ステップS128)。その後、キャリッジ22が現在値から前述した距離kまで往路移動するようキャリッジモーター34を駆動制御し(ステップS130)、フラッシングタイマーTがフラッシング間隔Tfに達しているか否かを判定する(ステップS132)。フラッシングタイマーTがフラッシング間隔Tfに達している場合には、キャリッジ22はフラッシングエリア48の真上に位置していることから、この位置に印刷ヘッド24の全ノズルからフラッシングエリア48に向けてインク滴を吐出するフラッシング処理を実行して(ステップS134)、フラッシングタイマーTをリセットし(ステップS136)、フラッシングタイマーTがフラッシング間隔Tfに達していない場合には、フラッシング処理をスキップする。そして、キャリッジ22を反転させて同じ距離kまで復路移動するようキャリッジモーター34を駆動制御し(ステップS138)、往復回数カウンターNを値1だけインクリメントし(ステップS140)、往復回数カウンターNが必要往復回数nに達しているか否かを判定する(ステップS142)。往復回数カウンターNが必要往復回数nに達していない場合には、ステップS130に戻ってキャリッジ22の往路移動やフラッシング処理の判定、復路移動、往復回数カウンターNのインクリメントを実行するステップS130〜S140の処理を繰り返し、ステップS142で往復回数カウンターNが必要往復回数nに達した場合には、これで本ルーチンを終了する。
図5に、インク攪拌の進捗度とキャリッジ22の位置との関係を示す。前述したように、キャリッジ22の往復動の範囲は一往復当たり往動距離iから復動距離kを減じた距離(i−k)ずつホームポジション側のスタート位置から離れる方向にスライドし、距離iの往路移動と距離kの復路移動とが必要往復回数nに亘って繰り返されると、キャリッジ22はホームポジションとは反対側の端(フラッシングエリア48側)まで移動する。したがって、ユーザーは、プリンターカバー52を開けた状態で、キャリッジ22がホームポジションからフラッシングエリア48までのどの位置にいるのかを目視することにより、インクの攪拌の進捗度を知ることができる。
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態の印刷ヘッド24が本発明の「吐出ヘッド」に相当し、キャリッジ22が「キャリッジ」に相当し、キャリッジベルト32やキャリッジモーター34などが「移動手段」に相当し、図3のインク攪拌処理ルーチンのステップS106,S110〜S118のキャリッジ22を往復動させる処理を実行するコントローラー60が「攪拌制御手段」に相当し、式(1)の関係を用いてキャリッジ22の往路移動距離iと復路移動距離kとを設定することにより、ホームポジションにおけるキャリッジ22の一往復分の移動範囲(攪拌開始時の動作エリア)からフラッシングエリア48におけるキャリッジ22の一往復分の移動範囲(攪拌完了時の動作エリア)まで、一往復分の移動範囲(実行動作エリア)を往路移動距離iから復路移動距離kを減じた距離(i−k)ずつ変更する図3のインク攪拌処理ルーチンのステップS108の処理を実行するコントローラー60が「実行動作エリア変更手段」に相当する。
以上説明した本実施形態のインクジェットプリンター20によれば、インクカートリッジ26内のインクの攪拌が必要な場合には、キャリッジ22の往復動の範囲が一往復当たり往路移動距離iから復路移動距離kを減じた距離(i−k)ずつホームポジションから離れる方向にスライドし、距離iの往路移動と距離kの復路移動とが必要往復回数nに亘って繰り返されたときに、キャリッジ22がホームポジションとは反対側の端のフラッシングエリア48まで移動するよう往路移動距離iと復路移動距離kとを設定するから、ユーザーはプリンターカバー52を開けた状態でキャリッジ22がホームポジション(一端側)からフラッシングエリア48(他端側)までのどの位置にいるのかを目視することにより、インクの攪拌の進捗度を知ることができる。この結果、液晶ディスプレイなどの表示装置を用いることなく、インクの攪拌の進捗度を知ることができる。しかも、フラッシング処理が必要でキャリッジ22の必要往復回数nが比較的少ない場合にはキャリッジ22を直接にフラッシングエリア48で往復動させるから、フラッシング処理をスムーズに行なうことができると共にユーザーはキャリッジ22の位置を目視することによりインクの攪拌が完了するまでに要する時間が短いことを知ることができる。
第2の実施形態のインクジェットプリンター20は、ホームポジションからインクの攪拌を開始し、一往復する毎にキャリッジ22の往復動の範囲(往路および復路の移動距離)を広げるものである。この第2の実施形態のインクジェットプリンター20では、図3のインク攪拌処理ルーチンに代えて図6のインク攪拌処理ルーチンが実行される。以下、図6のインク攪拌処理ルーチンについて説明する。なお、図6のルーチンの各処理のうち図3のルーチンと同一の処理についての説明は重複するからできる限り省略する。図6のインク攪拌処理ルーチンでは、ステップ202でインク攪拌が必要で且つステップS204でフラッシングが不要と判定された場合には、図3のステップS106と同様に必要往復回数nを設定し(ステップS206)、往復回数カウンターNを値0に初期化した後に(ステップS208)、移動距離iを値0に初期化し(ステップS209)、キャリッジ22の往路および復路の移動距離iを次式(2)により設定する(ステップS210)。続いて、ホームポジションから距離iまでキャリッジ22を往路移動させ(ステップS212)、距離iまでキャリッジ22を復路移動させてホームポジションに戻る(ステップS214)。そして、往復回数カウンターNを値1だけインクリメントし(ステップS216)、往復回数カウンターNが必要往復回数nに達しているか否かを判定する(ステップS218)。往復回数カウンターNが必要往復回数nに達していない場合には、ステップS210に戻って前述した式(2)により往路および復路の移動距離iを設定すると共に設定した移動距離iをもってキャリッジ22の往路移動と復路移動とを行ない往復回数カウンターNを値1だけインクリメントするステップS210〜S216の処理を繰り返す。往復回数カウンターNが必要往復回数nに達している場合には、これで本ルーチンを終了する。図7に、インク攪拌の進捗度とキャリッジ22の位置との関係を示す。ここで、往路および復路の移動距離iは、式(2)からわかるように、キャリッジ22の一端(ホームポジション)から他端(フラッシングエリア48)までの移動可能距離jを必要往復回数nで除した距離(j/n)を繰り返し回数だけ積算することにより導出されるものであるから、キャリッジ22の移動範囲が一往復する毎に距離(j/n)ずつ広がることになる。したがって、ユーザーは、プリンターカバー52を開けた状態で、キャリッジ22の移動範囲がどの程度広がっているのかを目視することにより、インクの攪拌の進捗度を知ることができる。なお、この実施形態では、キャリッジ22の移動範囲が広がるに従ってキャリッジ22の反転音の間隔が長くなるから、この動作音によってもユーザーはインクの攪拌の進捗度をある程度知ることができる。なお、ステップS202でインクの攪拌が必要と判定されステップS204でフラッシングが必要と判定された場合には、図3のステップS120〜S142と同一のステップS220〜S242の処理を実行して本ルーチンを終了する。
i=i+j/n …(2)
この第2の実施形態では、キャリッジ22が一往復する毎に、キャリッジ22の一端(ホームポジション)から他端(フラッシングエリア48)までの移動可能距離jを必要往復回数nで除した距離(j/n)ずつ往復動の範囲(往路および復路の移動距離)を広げるものとしたが、攪拌開始時にはキャリッジ22を一端から他端までの移動距離をもって往復動させ、一往復する毎に、距離(j/n)ずつ往復動の範囲を狭めるものとしてもよい。この場合のインク攪拌の進捗度とキャリッジ22の位置との関係を図8に示す。
本発明の第3の実施形態のインクジェットプリンター20は、センターポジションからインクの攪拌を開始し、一往復する毎にキャリッジ22の往復動の範囲(往路および復路の移動距離)を広げるものである。この第3の実施形態のインクジェットプリンター20では、図3のインク攪拌処理ルーチンに代えて図9のインク攪拌処理ルーチンが実行される。以下、図9のインク攪拌処理ルーチンについて説明する。なお、図9のルーチンの各処理のうち図3のルーチンと同一の処理についての説明は重複するからできる限り省略する。図9のインク攪拌処理ルーチンでは、ステップ302でインク攪拌が必要で且つステップS304でフラッシングが不要と判定された場合には、図3のステップS106と同様に必要往復回数nを設定し(ステップS306)、キャリッジ22がセンターポジションに移動するようキャリッジモーター34を駆動制御して(ステップS307)、往復回数カウンターNを値0に初期化し(ステップS308)、往路移動距離iと復路移動距離kとを値0に初期化する(ステップS309)。そして、次式(3)により往路移動距離iを設定し(ステップS310)、設定した往路移動距離iを用いて次式(4)により復路移動距離kを設定する(ステップS311)。往路移動距離iと復路移動距離kとを設定すると、往路移動距離iをもってキャリッジ22を往路移動させると共に反転させて復路移動距離kをもってキャリッジ22を復路移動させ(ステップS312,S314)、往復回数カウンターNを値1だけインクリメントする(ステップS316)。そして、往復回数カウンターNが必要往復回数nに達しているか否かを判定し(ステップS318)、往復回数カウンターNが必要往復回数nに達していない場合には、ステップS310に戻って前述した式(3)により往路移動距離iを設定すると共に前述した式(4)により復路移動距離kを設定し、設定した往路移動距離iをもってキャリッジ22を往路移動させると共に復路移動距離kをもってキャリッジ22を復路移動させ、往復回数カウンターNを値1だけインクリメントするステップS310〜S316の処理を繰り返す。なお、往復回数カウンターNが必要往復回数nに達している場合には、これで本ルーチンを終了する。図10に、インク攪拌の進捗度とキャリッジ22の位置との関係を示す。ここで、往路移動距離iは、式(3)からわかるように、キャリッジ22の一端(ホームポジション)から他端(フラッシングエリア48)までの移動可能距離jを必要往復回数nの2倍で除した距離(j/2n)を直近の復路移動距離kに加えたものであり、復路移動距離kは、式(4)からわかるように、前述した距離(j/2n)を直近の往路移動距離iに加えたものであるから、キャリッジ22の移動範囲はセンターポジションから一往復する毎に距離(j/n)ずつ広がることになる。したがって、ユーザーは、プリンターカバー52を開けた状態で、キャリッジ22の移動範囲がどの程度広がっているのかを目視することにより、インクの攪拌の進捗度を知ることができる。なお、この実施形態では、キャリッジ22の移動範囲が広がるに従ってキャリッジ22の反転音の間隔が長くなるから、この動作音によってもユーザーはインクの攪拌の進捗度をある程度知ることができる。なお、ステップS302でインクの攪拌が必要と判定されステップS304でフラッシングが必要と判定された場合には、図3のステップS120〜S142と同一のステップS320〜S342の処理を実行して本ルーチンを終了する。
i=k+j/2n …(3)
k=i+j/2n …(4)
この第3の実施形態では、キャリッジ22の移動範囲をセンターポジションから一往復する毎に距離(j/n)ずつ広げるものとしたが、攪拌開始時にはキャリッジ22を一端から他端までの移動範囲をもって往復動させ、一往復する毎に、距離(j/n)ずつ往復動の範囲を狭めてセンターポジションに近づけるものとしてもよい。この場合のインク攪拌の進捗度とキャリッジ22の位置との関係を図11に示す。
上述した実施形態では、一往復する毎にキャリッジ22の攪拌エリア(往復動の範囲)を徐々に変更させるものとしたが、同じ箇所で所定回数に亘ってキャリッジ22を往復動させ往復回数が所定回数に達したときに順次キャリッジ22の攪拌エリアを変更するものとしてもよい。この場合、攪拌開始から攪拌完了までの攪拌エリアの数をAとすると、所定回数として攪拌エリア数Aを必要往復回数nで除した(A/n)回に亘ってキャリッジ22を往復動させたときに次の攪拌エリアに移動するものとすればよい。
上述した実施形態では、インクカートリッジ26をキャリッジ22に搭載したいわゆるオンキャリッジ方式のインクジェットプリンター20に適用するものとしたが、インクカートリッジをフレーム58に固定しインクカートリッジと印刷ヘッド24とチューブにより接続してインクを供給するいわゆるオフキャリッジ方式のインクジェットプリンターに適用するものとしてもよい。この場合でも、印刷ヘッド内のインクやチューブ内のインク(インクカートリッジとは別にキャリッジにサブタンクを備える場合にはサブタンク内のインク)の攪拌は可能である。
上述した実施形態では、印刷ヘッド24として、圧電素子に電圧を印加することによりこの圧電素子を変形させてインクを加圧する方式を採用するものとしたが、発熱抵抗体(例えばヒーターなど)に電圧を印加することによりインクを加熱して発生した気泡によりインクを加圧する方式を採用するものとしてもよい。
上述した実施形態では、本発明の画像形成装置をインクジェットプリンター20に適用して説明したが、原稿の読み取りが可能なスキャナーを備えるマルチファンクションプリンターに適用するものとしたり、FAX機能を備えるFAX装置に適用するものとしてもよい。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
20 インクジェットプリンター、21 プリンター機構、22 キャリッジ、24 印刷ヘッド、26 インクカートリッジ、28 キャリッジガイド、32 キャリッジベルト、34 キャリッジモーター、36 キャリッジポジションセンサー、36a 光学スケール、36b 光学センサー、41 紙送り機構、42 給紙ローラー、46 プラテン、48 フラッシングエリア、49 ローターリーエンコーダー、50 キャッピング装置、51 キャップ、52 プリンターカバー、54 カートリッジ交換用の開口部、55 マーク、56 交換カートリッジ確認用の開口部、60 コントローラー、61 CPU、62 ROM、63 RAM、64 フラッシュメモリー、65 タイマー、66 インターフェース(I/F)、68 電源ボタン、69 温度センサー。

Claims (7)

  1. 吐出ヘッドから液体を吐出することにより媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
    動作状態の把握が可能で、前記吐出ヘッドを搭載して往復動するキャリッジと、
    該キャリッジを移動させる移動手段と、
    前記液体の攪拌が要求された場合、実行動作エリア内を前記キャリッジが往復動するよう前記移動手段を制御する攪拌制御手段と、
    攪拌開始時の動作エリアと攪拌完了時の動作エリアとを異なる場所に設定し、攪拌の進捗が進むほど前記キャリッジが前記攪拌開始時の動作エリアから前記攪拌完了時の動作エリアに向かって近づくよう前記実行動作エリアを変更する実行動作エリア変更手段と
    を備える画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置であって、
    前記実行動作エリア変更手段は、前記キャリッジの移動可能範囲の一端側に前記攪拌開始時の動作エリアを設定すると共に他端側に前記攪拌完了時の動作エリアを設定し、一往復の動作として往動時の移動距離を復動時の移動距離よりも長く設定することにより、前記キャリッジの位置が前記一端側から前記他端側に向かって時間の経過と共に徐々にスライドするよう前記実行動作エリアを変更する手段である
    画像形成装置。
  3. 請求項1記載の画像形成装置であって、
    前記実行動作エリア変更手段は、前記攪拌完了時の動作エリアを前記攪拌開始時の動作エリアよりも広く設定し、一往復の動作として今回の往動時および復動時の移動距離を前回よりも長く設定することにより、前記キャリッジの往復動の幅が時間の経過と共に徐々に広くなるよう前記実行動作エリアを変更する手段である
    画像形成装置。
  4. 請求項1記載の画像形成装置であって、
    前記実行動作エリア変更手段は、前記攪拌完了時の動作エリアを前記攪拌開始時の動作範囲よりも狭く設定し、一往復の動作として今回の往動時および復動時の移動距離を前回よりも短く設定することにより、前記キャリッジの往復動の幅が時間の経過と共に徐々に狭くなるよう前記実行動作エリアを変更する手段である
    画像形成装置。
  5. 請求項1ないし4いずれか1項に記載の画像形成装置であって、
    液体の攪拌に必要な必要往復回数を設定する必要往復回数設定手段を備え、
    前記実行動作エリア変更手段は、前記キャリッジの往復回数が前記設定された必要往復回数に至ったときに前記キャリッジが前記攪拌開始時の動作エリアから前記攪拌完了時の動作エリアに到達するよう両動作エリア間の間隔と前記必要往復回数とに基づいて変更幅を設定し該設定した変更幅ずつ前記実行動作エリアを変更する手段である
    画像形成装置。
  6. 請求項1ないし5いずれか1項に記載の画像形成装置であって、
    液体の攪拌に必要な必要往復回数を設定する必要往復回数設定手段を備え、
    前記実行動作エリア変更手段は、前記必要往復回数が第1の往復回数の場合には攪拌の進捗が進むほど前記キャリッジが前記攪拌開始時の動作エリアから前記攪拌完了時の動作エリアに向かって近づくよう前記実行動作エリアを変更し、前記必要往復回数が前記第1の往復回数よりも少ない第2の往復回数の場合には前記攪拌完了時の動作エリアを前記実行動作エリアに設定する手段である
    画像形成装置。
  7. 請求項6記載の画像形成装置であって、
    フラッシング動作時に前記吐出ヘッドから吐出された液体を受けるフラッシングエリアを備え、
    前記必要往復回数設定手段は、前記フラッシング動作を伴わずに液体の攪拌を行なう場合には前記第1の往復回数を設定し、前記フラッシング動作を伴って液体の攪拌を行なう場合には前記第2の往復回数を設定する手段であり、
    前記攪拌完了時の動作エリアは、前記フラッシングエリアを含むエリアに設定されてなる
    画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016041489A (ja) * 2014-08-18 2016-03-31 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置及び液体噴射装置の制御方法

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JP2016041489A (ja) * 2014-08-18 2016-03-31 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置及び液体噴射装置の制御方法

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