JP2012050727A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】表示パネルの絵柄を裏側から照らす光源が設けられたパネルユニットに形成したランプハウジング内に、それぞれ光源が配置されるようにランプハウジングを仕切ることでこれを複数の区画に分割するための可動壁を設け、該可動壁を隣接する区画を遮光状態に分割する遮光位置と隣接する区画を透光状態につなげる透光位置とを選択可能となるよう構成し、一の区画を画定する可動壁が透光位置にある場合に、一の区画に隣接する他の区画の光源からの光によって一の区画の前面の装飾体に部分的な明暗の差が生じないように前記両可動壁を配置した。
【選択図】図15
Description
このスロットマシンでは、遊技者がメダルを投入して遊技開始時にスタートレバーを操作すると、リールユニットの左リール、中リール及び右リールが回転し始め、その後、適当なタイミングで左リール停止ボタン、中リール停止ボタン及び右リール停止ボタンを任意の順に押すことにより各リールを停止させる。そのときに各リールの絵柄の組み合わせに応じて、所定枚数のメダルを払い出したり遊技者にとって有利な遊技状態に移行したりする。
また表示パネルの裏面側にはランプ、7セグメント表示、LED、液晶表示等を行う各種表示装置が配置された裏面側部材(パネルユニット)が取り付けられており、これらの各種表示装置は、表示パネルの裏面側から表示パネルを照らし表示パネルを透過させた光を目視させることで、遊技者の遊技の興趣を向上させる演出を行ったりスロットマシンの内部情報を表示したりする。
し込まれることで区画を画定しており、区画をつなげる場合にはこれを引き抜き除去することで行われていた。
ここで仕切り板を除去した場合には各区画にそれぞれ設けられた光源からの光が隣接する区画正面の表示パネルなどまで到達するが、従来からこの光については特に何の配慮もなされていなかった。そのため表示パネルに描かれた絵柄等に部分的な明暗の差が生じることがあり、かかる明暗の差は遊技者に不快感等を与える虞があった。このことは光源に指向性の強いLEDを採用した場合に特に顕著であった。
以上のように構成された筐体11は、遊技ホールへの設置の際にいわゆる島設備に対し釘を打ち付ける等して取り付けられる。
キーシリンダ20と、基枠に対して上下方向に移動可能に組み付けられた長尺状の連動杆21とを備えている。そして、施錠装置のうちキーシリンダ20だけが前面扉12の前方に突出した状態で設けられている。キーシリンダ20が設けられる位置は前面扉12の中でも肉厚の薄い上部位置とされており、その結果、全長の短い汎用性のあるキーシリンダ20を採用することができる。なお、本実施の形態では、キーシリンダ20として、不正解錠防止機能の高いオムロック(商標名)が用いられている。連動杆21は、キーシリンダ20に差し込んだキーを時計回りに操作することで下方へ移動される。連動杆21には、鉤形状をなす上下一対の鉤金具22が設けられており、筐体11に対して前面扉12を閉鎖した際には、鉤金具22が筐体11側の係止金具23に係止されて施錠状態となる。なお、鉤金具22には施錠状態を維持する側へ付勢するコイルバネ等の付勢部材が設けられている。キーシリンダ20に対してキーが時計回りに操作されると、連動杆21が下方に移動し、前記付勢部材の付勢力に抗して鉤金具22が移動されることにより当該鉤金具22と係止金具23との係止状態が解除され、筐体11に対する前面扉12の施錠状態が解除される。
この枠体303は複数の各種表示装置の台座となるものであるが、各表示装置の光が他の表示領域に漏れないようにするための機能も有している。図で示したスロットマシン用のパネルユニット301では、表示パネルに描かれた絵柄に対応するように、枠体303の左右の部分が6つの区画Sに分割されている。各区画には裏面側から取り付けられた表示パネル用基盤220上の表示装置(図示せず)がそれぞれ配置されるようになっている。ここで、この区画は照射された絵柄に隣接する絵柄には光が届かないように仕切り板305(壁面)によって仕切られて形成されている。
そしてスロットマシン等の機種変更や表示パネルに傷がついたり破損した場合などに、筐体や前面扉ごと交換することなくその表示パネルのみを簡単に交換出来るように、表示パネルは前面扉に対して着脱自在に構成されている。
各リール42L,42M,42Rは、その中心軸線が当該リールの回転軸線となるように回転可能に支持されている。各リール42L,42M,42Rの回転軸線は略水平方向に延びる同一軸線上に配設され、それぞれのリール42L,42M,42Rが各表示窓31L,31M,31Rと1対1で対応している。従って、各リール42L,42M,42Rの表面の一部はそれぞれ対応する表示窓31L,31M,31Rを通じて視認可能な状態となっている。また、リール2L,42M,42Rが正回転すると、各表示窓31L,31M,31Rを通じてリール42L,42M,42Rの表面は上から下へ向かって移動しているかのように映し出される。
おいて、前述したように、各リール42L,42M,42Rに対応させて配置されたモータプレート53の側面の表示パネル側に取り付けられている。そして、各バックライト装置100L,100M,100Rは、上下方向にみて同じ位置に配置されている。
図9に示すように、左バックライト装置100Lは、前方側が開放された箱形状であって上下方向の長さ及び左右方向の長さが表示窓31L(図1)とほぼ同じ長さであるベース101Lを備えている。ベース101Lは、その開口領域を区切る隔壁が等間隔に上下に2個形成されていることにより、第1開口領域102L、第2開口領域103L及び第3開口領域104Lが上・中・下段に並ぶ構成となっている。そして、前面扉12を閉じた状態においては、各開口領域102L,103L,104Lはそれぞれ表示窓31Lの上・中・下段に対応した位置の後方に位置することとなる。具体的には、第1開口領域102Lは表示窓31Lの上段付近の後方に位置し、第2開口領域103Lは表示窓31Lの中段付近の後方に位置し、第3開口領域104Lは表示窓31Lの下段付近の後方に位置する。また、第1開口領域102Lの開口前面は若干上方を向いており、第3開口領域104Lの開口前面は若干下方をむいている。従って、ベース101Lの側面は表示パネル30側に向けて膨らんだ円弧状となっている。
これにより、遊技者に当該光が照射されている部分のリールテープの外側面が、赤くなっていることを視認させることができ、リールテープの光が照射されている部分に付されている絵柄を他の部分に付されている絵柄よりも強調することができる。例えば、ラインL1及びラインL2上のバックライト105が点灯することにより、表示窓31L,31M,31Rの上段に対応した位置付近のリールテープが赤くなり、表示窓31L,31M,31Rの上段に対応した位置付近のリールテープに付されている絵柄を強調することができる。また、各リール42L,42M,42Rが回転しているときは、点灯しているバックライト105の前方を通過するリールテープに付された絵柄が強調されることとなる。なお、各バックライト装置100L,100M,100Rのバックライト105は、後述する同期変動が行われる際に所定のパターンで点灯され、同期変動が行われない際は基本的に消灯している。この同期変動が行われていない間の各リール42L,42M,42Rのリールテープに付された絵柄を照らす光源として、図示しないフロントライトが前面扉12の背面側であって表示窓31L,31M,31Rの上方に配設されている。また各バックライト装置100L,100M,100Rのバックライト105の代わりに、たとえば液晶装置を光源として用いることによって、リールテープに付されている絵柄を後ろ側から照らしてこれを強調してやることもできる。
図10には、左リール42L,中リール42M,右リール42Rのそれぞれに巻かれるリールテープに描かれた絵柄配列が示されている。同図に示すように、各リール42L,42M,42Rにはそれぞれ21個の絵柄が一列に設けられている。各リール42L,42M,42Rに対応して番号が1〜21まで付されているが、これは説明の便宜上付したものであり、リール42L,42M,42Rに実際に付されているわけではない。但し、以下の説明では当該番号を使用して説明する。
かれる。セレクタ83には、後述するメダル通路切替部材84が設けられ、そのメダル通路切替部材84の状態に応じてメダルの通過方向が排出用通路82側か、貯留用通路81側かで切り替えられるようになっている。貯留用通路81に導かれたメダルは、筐体11の内部に収納されたホッパ装置91へと導かれる。一方、排出用通路82に導かれたメダルは、前面扉12の前面下部に設けられたメダル排出口17からメダル受け皿18へと導かれ、遊技者に返却される。
クス121が設けられている。電源ボックス121は、電源スイッチ122やリセットスイッチ123や設定キー挿入孔124などを備えている。電源スイッチ122は、主制御装置131を始めとする各部に電源を供給するための起動スイッチである。
表示部32が点灯して中央ラインが有効ラインとなる。第2クレジット投入スイッチ78が押された際には、仮想メダルが2枚投入されたこととして残数表示部35に表示されている数値が2つディクリメントされ、第1有効ライン表示部32および第2有効ライン表示部33が点灯して合計3本の組合せラインが有効ラインとなる。第1クレジット投入スイッチ77が押された際には、仮想メダルが3枚投入されたこととして残数表示部35に表示されている数値が3つディクリメントされ、全ての有効ライン表示部32〜34が点灯して合計5本の組合せラインが有効ラインとなる。
以下、本願発明の特徴的部分であるパネルユニットの構造について詳細に説明する。
図13にパネルユニットおよび表示パネルの分解斜視図、図14にパネルユニットの表面(a)および裏面(b)の斜視図、図15にパネルユニットのランプハウジング部分の斜視図、図16および図17にパネルユニットのランプハウジング部分の正面図(a),A−A断面図(b), B−B断面図(c)を示した。なお図15において、(a)は各
区画が壁面により画定された状態を、(b)は全区画がつなげられた状態を表しており、図16は各区画が壁面により画定された状態を、図17は全区画がつなげられた状態を表している。
このパネルユニット201はその四方が壁で囲まれており、その中央部が表示パネルの表示窓31L,31M,31Rに対応するように開口するほぼ矩形枠形の外形をした樹脂製の枠体203と、この枠体203の左右両辺にその裏面側から固定された2つの縦長矩形の表示パネル用基盤220L,220Rと、枠体203の下辺にその裏面側から固定された横長矩形の表示パネル用基盤220Mから構成されている。
207が3つ開口して形成されている。
なお図面には省略したが、板状体200bの左右の側端には微小な凸部が突起して形成されており、これが左右の壁面の形成した凹部に嵌ることで、それぞれの板状体200bは倒立時や転倒時にその状態を保持することができるようになっている。そして板状体200bはある程度の柔軟性を有しているため、凹部および凸部の係合を容易に解除して板状体200bの遮光位置と透光位置とを切り替えてやることができる。
そして表示パネル30を交換してその絵柄も変更する場合には可動壁200の遮光位置と透光位置との変更により、例えばランプハウジング205を5つの区画に分割して使用、2つの区画をつなげて使用、5つの区画を全てつなげて使用など、必要に応じて容易に区画をつなげたり分割したりすることができる。なお、可動壁200は着脱式ではないため、可動壁を構成する板状体200bを紛失する虞もない。また板状体200bが着脱式であったとしても遮光位置または透光位置でこれをパネルユニットに保持可能であるため、その紛失を少なくすることができる。
この図に示したように、一の区画を画定Sする可動壁200が透光位置にある場合に、表示パネル30の一の区画の前面部分全体を、一の区画に隣接する他の両区画の光源からの光が、隙間なく、かつ、重複することなく照らすよう両可動壁が配置されており、これにより一の区画の前面の表示パネル(装飾体)に部分的な明暗の差が生じないようになっている。
また逆に間接光(斜面での反射光)を利用して、可動壁が透光位置にある際に若干暗くなりがちな各区画中央部正面の明るさを補ってやるべく、図20に表したように斜面をLED光源と隣接する区画中央部正面(光の照射範囲の境界部分)とを結ぶ線に沿って形成してやることで、一の区画の斜面で反射させた光を隣接する区画中央部正面に反射させてやることも好ましい。もしくは一の区画の斜面の傾斜角を最適化しすなわちより急傾斜として、一の区画の斜面で反射させた光をその区画中央部正面(光の照射範囲の境界部分)に反射させてやってもよい。またさらに、例えば板状体200bが形成する斜面を凹むように湾曲する斜面に形成しこの斜面に反射した反射光をその区画又は隣接する区画の中央部正面付近(光の照射範囲の境界部分)に集光するようにしてやることで、より効率的に区画中央部正面の明るさを補ってやることが可能となる(後述する図20の説明を参照)。なおこの場合の最小区画区数は3つとなる。
一方、板状体200bの斜面の裏面は鏡面加工などを施して高反射率面としてやることが好ましい。これにより可動壁200を構成する一対の板状体200bが遮光位置にあり
、低反射率に加工された面が向かい合わせに合わさって閉じているときには、外側を向く高反射率面で光を効率的に反射させることで、各区画Sが仕切られているときの表示パネル30の明るさを際立たせてやることができる。
上記実施例1では可動壁200が透光位置にある場合の可動壁の高さを最適化し、表示パネル30の一の区画Sの前面部分全体を、その区画のLED光源107からの光が照らすとともに、隣接する両区画のLED光源からの光がそれぞれ半分ずつ照らすようにしたが、本実施例では可動壁が透光位置にある場合に、表示パネル(装飾体)の一の区画の前面部分全体を、一の区画に隣接する他の区画の光源からの光が、隙間なく、かつ、一の区画の前面部分を越えることなく照らすように可動壁を配置することで、一の区画の前面の表示パネルに部分的な明暗の差が生じないように工夫されている。すなわち、表示パネル30の一の区画Sの前面部分全体を、その区画のLED光源107からの光が照らすとともに、隣接する他の区画(1つ又は2つ)のLED光源からの光も一の区画の前面部分全体をちょうどよい範囲で照らすようになっている。なお本実施例のパネルユニット201は実施例1のものと比して、その厚みが薄く各区画Sもその深さが浅くなっている。
この図に示したように、一の区画Sを画定する可動壁200が透光位置にある場合に、表示パネル30の一の区画の前面部分全体を、一の区画に隣接する他の両区画の光源からの光が、隙間なく、かつ、一の区画の前面部分を越えることなく照らすよう両可動壁が配置されている。
さらにいえば、縦に並んだ5つの区画Sのうち最上段の区画および最下段の区画以外の中央の3区画の前面の表示パネル30は、その区画に設けられたLED光源107からの光によって照らされるほか、その区画に隣接する上下の区画に設けられたLED光源からの光によっても照らされるため、その明るさはそれらの3光源からの光の合成光(合成波)によるものとなる。一方、最上段の区画Sおよび最下段の区画の前面の表示パネル30は、その区画に設けられたLED光源からの光と、その区画に隣接する上又は下の区画に設けられた2光源からの光によって照らされるに止まる。
図22(b)の実太線部分からも明らかなように最上段の区画Sおよび最下段の区画の前面の表示パネル30以外はほぼ均一な明るさに照らされていることが分かる。そして実際には光の拡散や可動壁200の斜面による若干の反射によってその明るさはより均一となる。一方、最上段の区画Sおよび最下段の区画の前面の表示パネル30は他の区画の前面の表示パネルよりも若干暗くなっていることが分かる。
また逆に間接光(斜面での反射光)を利用して、可動壁が透光位置にある際に若干暗くなりがちな区画境界付近の明るさを補ってやるべく、図22に表したように一の区画の斜面を、一の区画のLED光源と隣接する区画の一の区画から遠い方の区画境界付近(光の照射範囲の境界部分)とを結ぶ線に沿って形成してやることで、一の区画の斜面で反射させた光を隣接する区画の区画境界付近に反射させてやることも好ましい。もしくは一の区画の斜面の傾斜角を最適化しすなわちより急傾斜として、一の区画の斜面で反射させた光をその区画と隣接する区画との区画境界付近に反射させてやってもよい。またさらに、例えば板状体200bが形成する斜面を凹むように湾曲する斜面に形成しこの斜面に反射した反射光をその区画と隣接する区画との区画境界付近に集光するようにしてやることで、より効率的に区画境界付近の明るさを補ってやることが可能となる(前述の図22の説明を参照)。なおこの場合の最小区画区数は2つとなる。
一方、板状体200bの斜面の裏面は鏡面加工などを施して高反射率面としてやることが好ましい。可動壁200を構成する一対の板状体200bが遮光位置にあり、低反射率に加工された面が向かい合わせに合わさって閉じているときには、外側を向く高反射率面で光を効率的に反射させることで、各区画Sが可動壁で仕切られているときの表示パネル30の明るさを際立たせてやることができる。
また上記では可動壁200はその先端部の板状体200bが倒立・転倒することでその高さを変更可能としたが、可動壁200が遮光位置と透光位置とを選択可能に構成されたものであればどのような構造でもよく、例えば可動壁200の先端部の板状体200bが基部200a内に収納される構造とすることなども可能である。また板状体は透光位置と遮光位置との変更を一度取り外してからその位置を選択して再び取り付ける形態のものについても本発明を適用することができる。さらに上記実施例では板状体200bは2枚となっているが、1枚や3枚以上で構成してやってもよい。また光源はLEDに限られず電球や冷陰極管などすべての発光体を適用することができ、また他所に設けた光源からの光を光ファイバなどの手段を用いてパネルユニット内まで導光する構成とすることもできる。
さらに、弾球式でない遊技機、例えば、外枠に開閉可能に支持された遊技機本体に貯留部及び取込装置を備え、貯留部に貯留されている所定数の遊技球が取込装置により取り込まれた後にスタートレバーが操作されることによりリールの回転を開始する、パチンコ機とスロットマシンとが融合された遊技機として本発明を実施するようにしても良い。
このスロットマシンでは、遊技者がメダルを投入して遊技開始時にスタートレバーを操作すると、リールユニットの左リール、中リール及び右リールが回転し始め、その後、適当なタイミングで左リール停止ボタン、中リール停止ボタン及び右リール停止ボタンを任意の順に押すことにより各リールを停止させる。そのときに各リールの絵柄の組み合わせに応じて、所定枚数のメダルを払い出したり遊技者にとって有利な遊技状態に移行したりする。
また表示パネルの裏面側にはランプ、7セグメント表示、LED、液晶表示等を行う各種表示装置が配置された裏面側部材(パネルユニット)が取り付けられており、これらの各種表示装置は、表示パネルの裏面側から表示パネルを照らし表示パネルを透過させた光を目視させることで、遊技者の遊技の興趣を向上させる演出を行ったりスロットマシンの内部情報を表示したりする。
われることも多いが、スロットマシンそのものを交換すると多くの費用を要することとなるため、スロットマシンの表示パネルと内部プログラム等を交換することで機種変更が行われることも多くなってきている。
またLEDは光の指向性が高いため、仕切られた各区画の底部に設けられた1〜2個程度のLEDによって裏面側から照らされる表示パネルの絵柄に明暗が生じることがあり見栄えが悪いといった問題もあった。
装飾が施された装飾体(表示パネル)と、該装飾体の裏面側に配置され前記装飾体の装飾を裏側から照らす光源が設けられた裏面側部材(パネルユニット)と、を備え、前記裏面側部材には壁面によって囲まれた囲い部(ランプハウジング)が形成されており、該囲い部の少なくとも1つには光源が配置されるように囲い部を仕切ることでこれを複数の区画に分割するための可動壁を設け、該可動壁を隣接する区画を遮光状態に分割する遮光位置と隣接する区画を透光状態につなげる透光位置とを選択可能となるよう構成し、一の区画を画定する可動壁が透光位置にある場合に、一の区画に隣接する他の区画の光源からの光によって照らされる一の区画の前面の装飾体の明暗の差が少なくなるように、前記可動壁を配置したことを特徴とする。
上記遊技機1において、一の区画を画定する両可動壁が透光位置にある場合に、前記装飾体の一の区画の前面部分全体を、隣接する両区画の光源からの直接光が、隙間なく、かつ、重複することなく照らすよう前記両可動壁を配置したことを特徴とする遊技機。
一の区画の前面部分をできるだけ均等に照らすべく可動壁の配置を最適化することで、その区画の光源からの光だけでなく隣接する両区画の光源からの直接光が上下から片方ずつこの部分を照らすように、すなわち一の区画に隣接する他の2区画の光源からの直接光の照射範囲に重複や隙間がなるべく生じないように、他の2区画の光源からの直接光の境界がほぼ一致するようになっている。なおこの場合には最小区画数は3つとなる。
上記遊技機1において、一の区画を画定する少なくとも一つの可動壁が透光位置にある場合に、前記装飾体の一の区画の前面部分全体を、一の区画に隣接する他の区画の光源からの直接光が、隙間なく、かつ、該一の区画の前面部分を越えることなく照らすよう前記両可動壁を配置した、ことを特徴とする遊技機。
一の区画の前面部分をできるだけ均等に照らすべく可動壁の配置を最適化することで、その区画の光源からの光だけでなく隣接する区画(1つ又は2つ)の光源からの直接光がこの部分全体を照らすようになっている。なおこの場合には最小区画数は2つとなる。
上記遊技機1乃至3のいずれかにおいて、前記光源はLED光源であり、光源から放射状に描いた直線が前記装飾体に到達する範囲を直接光の照明可能範囲とする、ことを特徴とする遊技機。
LED光源は指向性が強いため、特にその照射範囲を適切に規定することで、より有効に装飾体を均一に照らしてやることができる。
上記遊技機1乃至4のいずれかにおいて、前記可動壁の先端部は基端部を軸に回動することで倒立・転倒する一対の板状体からなり、該一対の板状体は倒立時には対向し、転倒時には先端が開くように離隔する、ことを特徴とする遊技機。
この遊技機によれば、可動壁をその先端部が回動して倒立・転倒する一対の板状体としてやることで、隣接する区画を対称形となるようにつなげたり分割したりすることができるため、ともに照明する場合に隣接する区画の明暗にできるだけ差が出ないようにすること等ができる。なお倒立・転倒する一対の板状体を採用しても、隣接する区画を非対称形とすることもできるのはもちろんである。
上記遊技機1乃至4のいずれかにおいて、前記可動壁の先端部が可動壁の基部に重なるように又は収納されるようにスライド移動することで可動壁の高さを変更可能とした、ことを特徴とする遊技機。
この遊技機によれば、可動壁先端部が伸縮する構造とすることで、隣接する区画を容易につなげたり分割したりすること等ができる。
さらに、弾球式でない遊技機、例えば、外枠に開閉可能に支持された遊技機本体に貯留部及び取込装置を備え、貯留部に貯留されている所定数の遊技球が取込装置により取り込まれた後にスタートレバーが操作されることによりリールの回転を開始する、パチンコ機とスロットマシンとが融合された遊技機として本発明を実施するようにしても良い。具体的には以下の通りである。
14…スピーカ、15…補助表示部、30…表示パネル、31L,31M,31R…表示窓、41…リールユニット、42L,42M,42R…リール、51L,51M,51R…指示表示部、絵柄…52a,52b、53…モータプレート、59…操作パネル、61L,61M,61R…リール駆動モータ、71…スタートレバー、72,73,74…ストップスイッチ、75…メダル投入口、77〜79…クレジット投入スイッチ、80…切換スイッチ、83…セレクタ、81…貯留用通路、82…排出用通路、84…メダル通路切替部材、84a…通路切替片、85…案内通路、85a…突条、86…第1投入メダル検出センサ、87…第2投入メダル検出センサ、91…ホッパ装置、92…貯留タンク、93…払出装置、94…開口、95…予備タンク、96…誘導プレート、107…光源、111…表示制御装置、121…電源ボックス、122…電源スイッチ、123…リセットスイッチ、124…設定キー挿入孔、131…主制御装置、200…可動壁、200a…基部、200b…板状体、201…パネルユニット、203…枠体、205…ランプハウジング、207…小窓、220(220L,220R,220M)…表示パネル用基盤、300…固定壁、S…区画
Claims (6)
- 装飾が施された装飾体と、該装飾体の裏面側に配置され前記装飾体の装飾を裏側から照らす光源が設けられた裏面側部材と、を備え、
前記裏面側部材には壁面によって囲まれた囲い部が形成されており、
該囲い部に、それぞれ光源が配置されるよう囲い部を仕切ることでこれを一列に並ぶ複数の区画に分割する可動壁を設け、該可動壁を隣接する区画を遮光状態に分割する遮光位置と隣接する区画を透光状態につなげる透光位置とを選択可能となるよう構成し、
一の区画を画定する可動壁が透光位置にある場合に、一の区画に隣接する他の区画の光源からの光によって一の区画の前面の装飾体に部分的な明暗の差が生じないように前記可動壁を配置した、ことを特徴とする遊技機。 - 一の区画を画定する両可動壁が透光位置にある場合に、前記装飾体の一の区画の前面部分全体を、隣接する両区画の光源からの直接光が、隙間なく、かつ、重複することなく照らすよう前記両可動壁を配置した、ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 一の区画を画定する少なくとも一つの可動壁が透光位置にある場合に、前記装飾体の一の区画の前面部分全体を、一の区画に隣接する他の区画の光源からの直接光が、隙間なく、かつ、該一の区画の前面部分を越えることなく照らすよう前記両可動壁を配置した、ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 前記光源はLED光源であり、光源から放射状に描いた直線が前記装飾体に到達する範囲を直接光の照明可能範囲とする、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の遊技機。
- 前記可動壁の先端部は基端部を軸に回動することで倒立・転倒する一対の板状体からなり、該一対の板状体は倒立時には対向し、転倒時には先端が開くように離隔する、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の遊技機。
- 前記可動壁の先端部が可動壁の基部に重なるように又は収納されるようにスライド移動することで可動壁の高さを変更可能とした、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の遊技機。
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