JP2012050272A - 組電池モジュール、二次電池装置、車両、および、プロセッサ - Google Patents
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Abstract
【課題】 組み立て時のミスを回避するとともにコストを削減した組電池モジュール、二次電池装置、車両、およびプロセッサを提供する。
【解決手段】 複数の二次電池セル14−1〜14−5を含む組電池14と、複数の二次電池セル14−1〜14−5の電圧および温度を検出する組電池監視回路21と、組電池監視回路21を制御する制御回路31と、組電池監視回路21と制御回路31とに電源を供給する電源回路33と、電源回路33への電源供給を切り替える切替手段38と、制御回路31および切替手段38へ起動信号を入力する通信信号入力線111aと、制御回路31から起動信号を出力する通信信号出力線111bと、制御回路31と通信バス110とを接続する通信線と、を備える組電池モジュール。
【選択図】図2
Description
本発明の実施形態は、組電池モジュール、二次電池装置、車両、および、プロセッサに関する。
相互接続された複数の装置間のデータ転送にCAN規格によるバス配線が用いられている。CAN規格は耐ノイズ特性を意図して設計され、例えば車両において車速、エンジンの回転数、ブレーキの状態、故障診断の情報などの転送や、機器の制御情報の転送用として使用されている。バス配線を用いて複数の装置間でデータ転送を行なう場合には、各装置を識別するための符号を利用して通信を行なう。
車両等に搭載される二次電池装置は、複数の二次電池モジュールを備えている。各二次電池モジュールは複数の二次電池セルを含む組電池を備えている。二次電池セルは、過充電や高温状態が継続すると、発火発煙等の事態を引き起こす場合がある。そのため、二次電池セルの端子間電圧や温度等を監視して保護するために、二次電池モジュールと電池管理装置との間でデータ転送を行なっている。
1つの通信バスにより複数の二次電池モジュールが接続される場合、電池管理装置は各々の電池監視装置を識別して情報を扱う必要がある。
一方で、例えば電気自動車等の車両に搭載される二次電池モジュールになると、二次電池モジュールの数は数十個程度になる場合もある。この場合、二次電池モジュールの組み立て前に予め各々の組電池監視装置の識別符号を決めておいて、識別符号と実際の配置とが一致するように二次電池モジュールの組み立てをミスなく行うためには大変な手間がかかる上、二次電池モジュールの種類によって組電池の構成が異なるので、二次電池モジュールの機種ごとの対応が必要になり生産準備にかかるコストを上昇させる一因となることがあった。
本発明は、上記事情を鑑みて成されたものであって、組み立て時のミスを回避するとともにコストを削減できる組電池モジュール、二次電池装置、車両、およびプロセッサを提供することを目的とする。
実施形態に係る組電池モジュールは、複数の二次電池セルを含む組電池と、複数の二次電池セルの電圧および温度を検出する組電池監視回路と、前記組電池監視回路を制御する制御回路と、前記組電池監視回路と前記制御回路とに電源を供給する電源回路と、前記電源回路への電源供給を切り替える切替手段と、前記制御回路および前記切替手段へ起動信号を入力する通信信号入力線と、前記制御回路から前記起動信号を出力する通信信号出力線と、前記制御回路が接続された通信バスと、を備える。
以下、実施形態に係る組電池モジュール、二次電池装置、車両、および、プロセッサについて、図面を参照して説明する。
図1に、第1実施形態に係る車両の一構成例を概略的に示す。図1は車両100、車両100への二次電池装置の搭載個所、及び車両100の駆動モータ45などは概略的に示している。
車両100は、二次電池装置1と、二次電池装置1の上位制御手段である電気制御装置(ECU:Electric Control Unit)80と、外部電源70と、インバータ50と、駆動モータ45とを備えている。
二次電池装置1は、互いに直列に接続された複数の二次電池モジュール(組電池モジュール)12a、12b、12cと、電池管理装置(BMU:Battery Management Unit)11と、二次電池モジュール12a、12b、12cと電池管理装置11とを接続する通信バス110および補助通信信号線111と、スイッチ装置SWと、を備えている。
二次電池モジュール12aは、組電池14aと組電池監視装置(VTM:Voltage Temperature Monitoring)13aと、を備えている。二次電池モジュール12bは、組電池14bと組電池監視装置13bと、を備えている。二次電池モジュール12cは、組電池14cと組電池監視装置13cと、を備えている。二次電池モジュール12a、12b、12cは、それぞれ独立して取り離すことが可能であり、別の二次電池モジュールと交換することができる。
二次電池装置1の負極端子17には、接続ラインL1の一方の端子が接続されている。この接続ラインL1は、電池管理装置11内の電流検出部(図示せず)を介してインバータ50の負極入力端子に接続されている。
また二次電池装置1の正極端子16には、接続ラインL2の一方の端子が、スイッチ装置SWを介して接続されている。接続ラインL2の他方の端子は、インバータ50の正極入力端子に接続されている。
スイッチ装置SWは、電池への充電が行われるときにオンするプリチャージスイッチ(図示せず)、電池出力が負荷へ供給されるときにオンするメインスイッチ(図示せず)を含む。プリチャージスイッチおよびメインスイッチは、スイッチ素子の近傍に配置されたコイルに供給される信号によりオンおよびオフされるリレー回路(図示せず)を備える。
インバータ50は、入力した直流電圧をモータ駆動用の3相の交流(AC)の高電圧に変換する。このインバータ50は、後述する電池管理装置11あるいは車両全体動作を制御するための電気制御装置80からの制御信号に基づいて、出力電圧が制御される。インバータ50の3相の出力端子は、駆動モータ45の各3相の入力端子に接続されている。駆動モータ45の回転は、例えば差動ギアユニットを介して、駆動輪Wに伝達される。
電池管理装置11には、独立した外部電源70が接続されている。外部電源70は定格12Vの鉛蓄電池である。また、電池管理装置11は、運転者などの操作入力に応答して車両全体の管理を行なう電気制御装置80と接続されている。
図2に、本実施形態に係る二次電池装置1の一構成例を示す。二次電池装置1は、複数個の二次電池モジュール12a、12b、12cと、電池管理装置11から構成されている。二次電池モジュール12a、12b、12cは、図2では例として3個であるが、単一であってもよい。
二次電池モジュール12aは、複数の二次電池セル14a−1〜14a−5からなる組電池14aおよび組電池監視装置13aを含む。二次電池モジュール12bは、複数の電池セル14b−1〜14b−5からなる組電池14bおよび組電池監視装置13bを含む。二次電池モジュール12cは、複数の二次電池セル14c−1〜14c−5からなる組電池14cおよび組電池監視装置13cを含む。
二次電池装置1は、例えば電気自動車や電力蓄積システムに接続され、正極端子16および負極端子17を通じて組電池14a、14b、14cへの充放電が行われる。また、電池管理装置11と二次電池装置1が組み込まれた装置(電気自動車など)との間で、通信線15により、二次電池セル14a−1〜14c−5の残容量等の二次電池装置1の保全に関するデータ転送が行われる。電池管理装置11には、電源供給線18により二次電池装置1が組み込まれた装置から動作電源が供給される。
図2に図示はしていないが、二次電池装置1は正極端子16と負極端子17との接続を入り切りするための電磁接触器(例えば図1に示すスイッチ装置SW)を有している場合もある。
電池管理装置11は、二次電池装置1の保全に関する情報を集めるために、二次電池装置1を構成する組電池14a、14b、14cの二次電池セル14a−1〜14c−5の電圧、温度などの情報を組電池監視装置13との間で通信を行い収集する。
電池管理装置11と組電池監視装置13との間には、通信バス110、補助通信信号線111、および、電源供給線19が接続されている。
補助通信信号線111は、電池管理装置11から二次電池モジュール12へ信号を送信する配線111aと、二次電池モジュール12間で信号を順次送信する配線111b、111cと、を備えている。
補助通信信号線111は、電池管理装置11と組電池監視装置13cの補助通信信号入力(通信信号入力線)34との間に接続された配線111aと、組電池監視装置13cの補助通信信号出力35と組電池監視装置13bの補助通信信号入力34との間に接続された配線111bと、組電池監視装置13bの補助通信信号出力(通信信号出力線)35と組電池監視装置13aの補助通信信号入力34との間に接続された配線111cと、を備えている。
配線111aは組電池監視装置13cの通信信号入力線に接続されている。配線111bは、組電池監視装置13cの通信信号出力線に接続され、組電池監視装置13bの通信信号入力線に接続されている。配線111cは、組電池監視装置13bの通信信号出力線に接続され、組電池監視装置13aの通信信号入力線に接続されている。
通信バス110は、1組の通信線を複数のノード(電池管理装置11と1つ以上の組電池監視装置13と)で共有するように構成されている。通信バス110は、例えばCAN(Control Area Network)規格に基づいて構成された通信バスである。
電源供給線19は、組電池監視装置13の動作電源を送信する配線である。図2では、動作電源は電池管理装置11を経由して組電池監視装置13へ供給されるように構成されているが、二次電池装置1が搭載された電気自動車や電力蓄積システム等から組電池監視装置13へ直接供給されてもよい。また、二次電池装置1の接続先である電気自動車や電力蓄積システム等から電源供給線19へ常時電源が供給されることも好適である。
組電池監視装置13a〜13cは、電池管理装置11からの通信による指令に基づいて、組電池を構成する個々の電池の電圧、温度を計測する。さらに、セルバランシングと呼ばれる各々の二次電池セル14a−1〜14c−5に並列に接続された抵抗器(図示せず)へのスイッチ(図示せず)を電池管理装置11からの通信による指令に基づいて制御し、充電量が過多となった二次電池セル14a−1〜14c−5を放電させるように構成されている。ただし、温度は1つの組電池14a〜14cにつき数箇所だけで測定し、全ての二次電池セル14a−1〜14c−5の温度は測定しなくてもよい。
なお、上記の組電池監視装置13a、13b、13cと電池管理装置11とを備える二次電池装置1の要素の全部または一部は、半導体集積回路により構成されることが多い。
補助通信信号線111は、組電池監視装置13を起動させる信号(起動指令信号)の供給配線として使用できる。起動指令信号は例えば2値の論理信号であって、組電池監視装置13は、起動指令信号の電圧が所定のしきい値以上(Hレベル)であれば電源が入り、所定のしきい値電圧以下(Lレベル)であれば電源が切れるように構成される。
なお、起動指令信号がLレベル以下になった際には即座に組電池監視装置13の電源を切らずに、起動指令信号がLレベル以下になったことを検出後、所定の終了準備処理を行ってから組電池監視装置13の電源を切る構成とすることが望ましい。
図3に、二次電池装置1の組電池監視装置13cの一構成例を示す。なお、図3には組電池監視装置13cの構成例を示しているが、組電池監視装置13a、13bの構成も同様であるため、以下の説明では組電池監視装置13a〜13cを組電池監視装置13と記載して共通の構成を説明する。
組電池監視装置13は、電源回路33と、二次電池セル14−1〜14−5の電圧および温度を検出する組電池監視回路21と、組電池監視回路21の取得のタイミング制御や通信バス110を介した通信、電源の制御、以下に示す識別符号の取得等を行うマイクロプロセッサ(MPU)31と、電気的に消去書き込み可能な読み出し専用記憶装置(E2PROM)36と、切替手段38と、を備える。
切替手段38は、電源供給線19から電源回路33への電源供給を切り替えるスイッチ32と、論理和回路と、を備えている。切替手段38は、マイクロプロセッサ31から出力される電源ON信号と、補助通信信号入力としての起動指令信号入力34との論理和をスイッチ32のゲートに印加して、電源供給線19から供給される電源の電源回路33への供給を切り替えるように構成されている。すなわち、電源ON信号と起動指令信号入力34とのいずれか一方がHレベルであるときに、スイッチ32のソース−ドレインパスが導通し、電源供給線19から電源回路33へ電源が供給される。
マイクロプロセッサ31は、電源ON信号をHレベルにすることにより、自己への電源供給を維持させることができる。また、起動指令信号入力34はマイクロプロセッサ31にも入力されている。マイクロプロセッサ31は、起動指令信号入力34がLレベルになったことを検出した後、電源ON信号をLレベルとしてスイッチ32のソース−ドレインパスを開いて、電源供給線19から電源回路33への電源供給を停止させるように構成されている。
上記のように切替手段38を構成することにより、起動指令信号入力34がLレベルであるときでも、E2PROM36への必要なデータの格納など必要な終了処理を行った後に、マイクロプロセッサ31の制御により電源を切ることができる。
電源回路33は、電源供給線19から供給される電力を安定化し、組電池監視回路21、マイクロプロセッサ31、および、E2PROM36へ動作のための電力を供給する。
補助通信信号入力34は図1に示すように他の組電池監視装置13の補助通信信号出力35または電池管理装置11の補助通信信号出力に接続されている。
図4に、組電池監視装置13a、13b、13cの起動指令信号入力34および起動指令信号出力35の波形と、組電池監視装置13a、13b、13cの動作の一例とを説明する図を示す。
また、図5に、組電池監視装置13a、13b、13cのマイクロプロセッサ31の起動処理の一例を説明するフローチャートを示す。
電池管理装置11が補助通信信号線111aへHレベルの起動指令信号を出力すると、組電池監視装置13cの起動指令信号入力34がHレベルとなる。起動指令信号入力34がHレベルとなると、切替手段38のスイッチ32のソース−ドレインパスが導通し、電源供給線19から電源回路33へ電源が供給される。電源回路33は、電源供給線19から供給される電力を安定化し、組電池監視回路21、マイクロプロセッサ31、および、E2PROM36へ動作のための電力を供給して組電池監視装置13cを起動する。
マイクロプロセッサ31が起動されると起動処理を開始する。まず、マイクロプロセッサ31は必要な後初期化処理を行い(ステップ5−1)、続いて電源ON信号をHレベルとする(ステップ5−2)。次に、マイクロプロセッサ31は、E2PROM36の所定のアドレスにアクセスし(ステップ5−3)、有効な識別符号が読み出されたか否か判断する(ステップ5−4)。
有効な識別符号が読み出されなかった場合、マイクロプロセッサ31は、通信バス110により識別符号を電池管理装置11へ問い合わせて(ステップ5−5)、識別符号を取得して、E2PROM36の所定のアドレスへ書き込む(ステップ5−6)。電池管理装置11は、通信バス110により識別符号の要求があった場合は、何番目に起動した組電池監視装置13であるかを識別して、その結果を元に識別符号を返答する。
ステップ5−4で有効な識別符号が読み出されたと判断した場合、あるいは、ステップ5−6でE2PROM36に識別符号を書き込んだ後に、マイクロプロセッサ31は、通信バス110により電池管理装置11へ正常に起動したことを通知する(ステップ5−7)。続いて、マイクロプロセッサ31は起動指令信号出力35をHレベルとし(ステップ5−8)、起動処理を終了する。
組電池監視装置13cが起動処理を終了すると、下位側の組電池監視装置13の起動指令信号入力34が順次Hレベルとなり、接続された順に起動しいく。なお、起動処理が終了後は、マイクロプロセッサ31は、電池管理装置11に対して組電池14の状態を報告したり、電池管理装置11の要求によりセルバランス動作を実行したりする通常処理に移行する。
なお、E2PROM36に有効な識別符号が記録されていない場合に用いられる所定の識別符号は、全ての電池管理装置11で共通(付与する識別符号としては欠番)にしておく。または、必ずしも全ての電池管理装置11で共通でなくとも良いが有効な識別符号との差異が明らかである識別符号であるとする。
有効な識別符号が記録されていない場合の所定の識別符号は、識別符号が与えられていない起動処理中の組電池監視装置でのみ使用されるため、図2のように組電池監視装置を補助通信信号線111により直列に接続することにより、1つの通信バス110に接続された複数の組電池監視装置のうちで識別符号が与えられていない起動処理中の組電池監視装置は1台しか存在しない。したがって、有効な識別符号が記録されていない場合の所定の識別符号を全ての電池管理装置11で共通としても通信の混乱が生じることはない。
このようにすれば、二次電池装置1の組み立て直後は組電池監視装置13が識別されていない(有効な識別番号が付与されていない)状態であるが、一度起動処理を行えば自動的に接続された順番どおりに識別符号を与えることができる。
さらに、メンテナンスや製造上の都合を考慮すれば、通信バス110を介して組電池監視装置13へ命令して識別符号を初期化し、有効な識別符号が記録されていない状態に戻せるように構成することが好適である。
また、電池管理装置11は、構成されるべき組電池監視装置13の数を予め記憶しておき、補助通信信号(起動指令信号)を組電池監視装置13へ出力してから、所定の間にそれぞれの組電池監視装置13より正常に起動が完了した通知が通信バス110経由で得られない場合、異常と判断し、電池管理装置11の補助通信信号出力(起動指令信号出力)を一旦Lレベルにして組電池監視装置13の電源を切った後、再度補助通信信号出力(起動指令信号出力)をHレベルにして組電池監視装置13の電源を入れ、再起動を図ることが好適である。
さらに、電池管理装置11は組電池監視装置13が起動する順番と付与した識別符号の対応関係を記憶しておけば、起動時に対応関係を確認して、接続状態の正誤を判断することが可能となる。
本実施形態によれば、例えば二次電池装置1を構成する二次電池モジュール12の1セットだけを交換した場合、新たに取り付けられた二次電池モジュール12に搭載された組電池監視装置13は有効な識別符号が記録されていないため、交換された1台だけが自動的に電池管理装置11に対して識別符号を要求することになる。したがって、メンテナンス時は識別符号の存在を意識する異なく二次電池モジュール12を交換することができる。
上記のように、本実施形態に係る組電池モジュール、二次電池装置、車両、および、プロセッサによれば、通信バスとは別途に設けた補助通信信号を使用してハードウェア上は同一構成の組電池監視装置を二次電池モジュールに組み込んだ後に、組電池監視装置の識別符号を自動的に付与される構成により、組み立て時に個々の組電池監視装置を識別することを不用とすることができる。
すなわち、本実施形態によれば、組み立て時のミスを回避するとともにコストを削減した組電池モジュール、二次電池装置、車両、およびプロセッサを提供することができる。
次に、第2実施形態に係る組電池モジュール、二次電池装置、車両、および、プロセッサについて図面を参照して説明する。なお、以下の説明において上述の第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態は組電池監視装置13の構成が上述の第1実施形態と異なっている。
図6に、本実施形態に係る二次電池装置1の組電池監視装置13の一構成例を示す。本実施形態に係る二次電池装置1の組電池監視装置13は、常時通電電源(スイッチ32に制御されない電源)により識別符号が付与されたという状態を記憶する手段を備えている。
組電池監視装置13は、常時通電電源により組電池監視装置13の電源がオフの時でも論理状態を保持することができるRSフリップフロップ37と、RSフリップフロップ37の出力と起動指令信号入力34とが入力される論理積回路C1と、論理積回路C1の出力とマイクロプロセッサ31からの制御信号とが入力される論理和回路C2と、を備えている。論理和回路C2の出力が補助通信信号線111bに出力される。マイクロプロセッサ31から論理和回路C2に入力される制御信号は、例えばE2PROM36に有効な識別符号が記録されている場合にはHレベルとなり、E2PROM36に有効な識別符号が記録されていない場合にはLレベルとなる。
RSフリップフロップ37は、RSフリップフロップ37は、マイクロプロセッサ31からのS入力(HレベルになるとQ出力がHレベルになる)とR入力(HレベルになるとQ出力がLレベルになる)とにより、論理状態が制御される。
また、RSフリップフロップ37は、電源供給線19から電源供給されている。したがって、RSフリップフロップ37は、組電池監視装置13の電源がオフおよびオンに関わらず、マイクロプロセッサ31により設定されたQ出力を保持することができる。
マイクロプロセッサ31は、組電池監視装置13の起動処理において、E2PROM36の所定のアドレスへ書き込む(図5のステップ5−6)と同時に、RSフリップフロップ37のS入力をHレベルとするように構成されている。RSフリップフロップ37は、S入力がHレベルとなると、次にR入力がHレベルとなるまでHレベルのQ出力を保持する。
したがって、組電池監視装置13の起動処理により一度識別符号が付与された後、起動指令信号入力34がLレベルとなり組電池監視装置13の電源がオフされた後、起動指令信号入力34がHレベルとなって組電池監視装置13が再起動された場合、RSフリップフロップ37のQ出力と起動指令信号34とにより、論理積回路C1の出力がHレベルとなり、論理和回路C2の出力がHレベルとなる。
上述の第1実施形態では、マイクロプロセッサ31が起動してから識別符号の有効無効を確認する時間を要するため、各組電池監視装置13についてミリ秒オーダーの起動の遅延が生じることがある。
これに対し、本実施形態では、組電池監視装置13が識別符号を与えられた後は、常時通電電源(電源供給線19からの給電)が断たれない限り、即座に次の組電池監視装置13へ接続された補助通信信号出力35をHレベルにすることができるため、多数の組電池監視装置13から構成される二次電池装置1の場合は、二次電池装置1全体としての起動時間を短縮することができる。
本実施形態は、上記の構成以外は上述の第1実施形態に係る組電池モジュール、二次電池装置、車両、および、プロセッサと同様の構成である。
上記のように、本実施形態に係る組電池モジュール、二次電池装置、車両、および、プロセッサによれば、通信バスとは別途に設けた補助通信信号を使用してハードウェア上は同一構成の組電池監視装置を二次電池モジュールに組み込んだ後に、組電池監視装置の識別符号を自動的に付与される構成により、組み立て時に個々の組電池監視装置を識別することを不用とすることができる。
すなわち、本実施形態によれば、組み立て時のミスを回避するとともにコストを削減した組電池モジュール、二次電池装置、車両、およびプロセッサを提供することができる。
次に、第3実施形態に係る組電池モジュール、二次電池装置、車両、および、プロセッサについて図面を参照して説明する。
図7に、本実施形態に係る二次電池装置1の組電池監視装置13の一構成例を示す。組電池監視装置13は、論理積回路C3と、論理和回路C4と、をさらに備えている。
論理積回路C3には、補助通信信号入力34と、マイクロプロセッサ31からの起動指令出力データ41の反転値とが入力される。
論理和回路C4には、論理積回路C3の出力と、マイクロプロセッサ31からの起動指令出力制御信号40とが入力される。論理和回路C4の出力は、補助通信信号出力35として補助通信信号線111bへ出力される。
本実施形態では、電池管理装置11は、補助通信信号線111へ、起動指令信号と、停止指令信号と、識別符号付与指令信号と、を出力する。
図8に、起動指令信号と、停止指令信号と、識別符号付与指令信号との一例を示す。図8に示す場合では、起動指令は、補助通信信号がHレベルになった時とする。停止指令は、補助通信信号のLレベルが一定期間以上続いた時とする。識別符号付与指令は、補助通信信号のLレベルが一定期間続き、その後Hレベルが一定期間続いた時を識別符号付与の指令とする。識別符号については、識別符号付与指令の後の一定期間内に一定の幅をもったHレベルパルスの数とする。識別符号付与指令は、組電池監視装置13に対して識別符号の付与を行う時のみ使用される。
なお、識別符号付与指令は、組電池監視装置13を製造して最初に起動する時、組電池監視装置13と電池管理装置11とを接続して最初に起動する時、および、組電池監視装置13の識別符号を変えたい時等に発行される。
上記各指示は、まず、電池管理装置11から、電池管理装置11と直接接続されている組電池監視装置13cに発行され、続いて、従属接続されている順序で各指示が他の組電池監視装置13b、13aへ転送される。
ここで、起動指令出力制御信号40が存在するのは、識別符号付与指令については起動指令とは異なり、次の組電池監視装置13への指令は、マイロプロセッサ13により生成される。マイクロプロセッサ31により生成された次の組電池監視装置13の識別符号付与指令の内容は起動指令出力データ41として出力される。そのため、起動後に自信が受けとる識別符号付与指令については、次の組電池監視装置13に伝わらないようにする必要があるためである。
そこで、本実施形態では、起動指令出力制御信号40により識別符号付与指令を遮断するようにしている。本実施形態では、起動指令出力制御信号40はHレベルで遮断(Mask)され、Lレベルで通過(Non Mask)となる。
組電池監視装置13の起動、停止および識別符号付与の動作について説明する。
図9に、組電池監視装置13の起動処理の一例を説明するフローチャートを示す。補助通信信号線111aからHレベルの起動指令信号入力34を受信すると、切替手段38のスイッチ32のソース−ドレインパスが導通し、電源供給線19から電源回路33へ電源が供給され、電源回路33は、電源供給線19から供給される電力を安定化し、組電池監視回路21、マイクロプロセッサ31、および、E2PROM36へ動作のための電力を供給して組電池監視装置13を起動する。
マイクロプロセッサ31は、電源回路33から電源が供給されることにより起動し、起動処理を開始する。まず、マイクロプロセッサ31は必要な後初期化処理を行い(ステップ9−1)、続いて電源ON信号をHレベルとする(ステップ9−2)。次に、マイクロプロセッサ31は、起動指令出力制御信号40をHレベルとし(ステップ9−3)、起動指令信号出力35への出力が遮断される。続いて、マイクロプロセッサ31は、E2PROM36の所定のアドレスにアクセスし所定のアドレスを読み出す(ステップ9−4)。マイクロプロセッサ31は、正常に起動したことを通信バス110により電池管理装置11へ通知し、通常処理を開始する。
起動指令出力信号40は、最初Lレベルに設定されているため、Hレベルの起動指令信号入力34は論理積回路C3と論理和回路C4とで構成された組み合わせ回路を通過して起動指令信号出力35として出力され、略同時に組電池監視装置13a〜13cに入力される。このため、マイクロプロセッサ31の起動をまたずに、次の組電池監視装置13に起動指令が伝わり、二次電池装置1の起動時間を短縮することが可能となる。
図10に、組電池監視装置13の停止処理および識別符号付与処理の一例を説明するタイミングチャートを示す。マイクロプロセッサ31は、Lレベルの起動指令信号入力34を検出すると(ステップ10−1)、一定期間後に起動指令信号入力34がHレベルとなるか否か判断する(ステップ10−2)。
起動指令信号34がHレベルにならずに一定期間が経過した場合、マイクロプロセッサ31は、起動指令出力制御信号をLレベルとし(ステップ10−3)、起動指令信号入力34を起動指令信号出力35として次の組電池監視装置13へ出力させる。
続いて、マイクロプロセッサ31は、ログデータ保存等の必要な処理を行い(ステップ10−4)、電源ON信号をLレベルとして(ステップ10−5)、切替手段38のスイッチ32を開き、電源回路33からマイクロプロセッサ31への電源供給を停止させ、停止処理を終了する(ステップ10−6)。
図11に、組電池監視装置13の識別符号付与処理の一例を説明するタイミングチャートを示す。図10のステップ10−2において、一定期間後に起動指令信号入力34がHレベルとなった場合、続く一定期間のHレベルを保持したパルスの回数をカウントし、識別符号とする(ステップ10−8)。
続いて、マイクロプロセッサ31は、E2PROM36の所定のアドレスへ識別符号を書き込み(ステップ10−8)、起動指令出力制御信号40をLレベルとし(ステップ10−9)、起動指令出力データ41を起動指令信号出力35として出力可能とする(Maskを解除する)。
続いて、マイクロプロセッサ31は、受信した識別符号に1を加えた識別符号とする識別符号付与指令を生成して、起動指令出力データ41へ出力する(ステップ10−10)。なお、起動指令出力データ41は、論理積回路C3の入力の際に反転されるため、起動指令信号出力35に対して反転された信号とする。
例えば、図11では、組電池監視装置13cに入力される起動指令信号入力34では、識別符号付与指令の判定部分に続く一定期間のHレベルを保持したパルスが1つであるので、識別符号は“1”となる。組電池監視装置13bに入力される起動指令信号入力34(組電池監視装置13cの起動指令信号出力35)では、識別符号付与指令の判定部分に続く一定期間のHレベルを保持したパルスが2つであるので、識別符号は“2”となる。組電池監視装置13aに入力される起動指令信号入力34(組電池監視装置13bの起動指令信号出力35)では、識別符号付与指令の判定部分に続く一定期間のHレベルを保持したパルスが3つであるので、識別符号は“3”となる。
次に、マイクロプロセッサ31は、起動指令出力制御信号40をHレベルとして(ステップ10−11)、起動指令出力データ41および起動指令信号入力34を遮断し(Maskし)、識別符号付与処理を終了する(ステップ10−12)。
上記のように、本実施形態に係る組電池モジュール、二次電池装置、車両、および、プロセッサによれば、通信バスとは別途に設けた補助通信信号を使用してハードウェア上は同一構成の組電池監視装置を二次電池モジュールに組み込んだ後に、組電池監視装置の識別符号を自動的に付与される構成により、組み立て時に個々の組電池監視装置を識別することを不用とすることができる。
すなわち、本実施形態によれば、組み立て時のミスを回避するとともにコストを削減した組電池モジュール、二次電池装置、車両、およびプロセッサを提供することができる。
なお、電池管理装置11は、二次電池装置1の健全性を知るための情報のひとつとして、所定の数の組電池監視装置13が接続されているか知る必要がある。そこで、最後尾の組電池監視装置13aの補助通信信号出力35を電池管理装置11に送信する補助通信信号線をさらに設けることにより、電池管理装置11は接続された組電池監視装置13すべてが起動したことを検出して、健全性を確認することができる。
さらに、電池管理装置11は、所定の補助通信信号を組電池監視装置13へ出力してから、所定の間にそれぞれの組電池監視装置13より正常に起動が完了した通知が通信バス110経由で得られない場合、異常と判断し、電池管理装置11から補助通信信号線111aへの出力を一旦Lレベルにして組電池監視装置13の電源を切り、その後に再度補助通信信号線111aへの出力をHレベルにして組電池監視装置13の電源を入れ、再起動を図ることが好適である。
なお、組電池監視装置13間の補助通信信号線は、電池管理装置11に近い順に電池電圧の高電位順または低電位順となるように二次電池モジュールが順次並ぶように接続することが望ましい。この場合、組電池監視装置13の識別符号と物理的な位置との対応がわかりやすくなるため、メンテナンス時のミスの低減に有効である。
また、図12に複数の二次電池モジュールが並列接続された二次電池装置1の一構成例を示す。図12に示す場合では、二次電池モジュール12a〜12cが直列に接続され、二次電池モジュール12d〜12fが直列に接続されている。二次電池モジュール12a〜12cと二次電池モジュール12d〜12fとは並列に接続されている。
二次電池モジュール12a〜12cは通信バス110aに接続されている。電池管理装置11と二次電池モジュール12cの組電池監視装置13cとの間には補助通信信号線111aが接続されている。二次電池モジュール12cの組電池監視装置13cと二次電池モジュール12bの組電池監視装置13bとの間には補助通信信号線111bが接続されている。二次電池モジュール12bの組電池監視装置13bと二次電池モジュール12aの組電池監視装置13aとの間には補助通信信号線111cが接続されている。
二次電池モジュール12d〜12fは通信バス110bに接続されている。電池管理装置11と二次電池モジュール12fの組電池監視装置13fとの間には補助通信信号線111aが接続されている。二次電池モジュール12fの組電池監視装置13fと二次電池モジュール12eの組電池監視装置13eとの間には補助通信信号線111eが接続されている。二次電池モジュール12eの組電池監視装置13eと二次電池モジュール12dの組電池監視装置13dとの間には補助通信信号線111dが接続されている。
図12のように組電池監視装置13を従属接続する補助通信信号線の組を並列接続数だけ用意すると、識別符号と物理的な位置との対応がわかりやすくなる。図12の場合には、二次電池モジュール12a〜12cが一組の補助通信信号線により従属接続され、二次電池モジュール12d〜12fが一組の補助通信信号線により従属接続されている。
さらに、一般的に通信バスは1つに接続できるノード数(組電池監視装置数)が、通信量と通信速度との関係や識別符号のとりえる組み合わせ数の制約により制限されるため、図12のように並列接続数だけ複数の通信バス110a、110bを設けると、例えば電気自動車に搭載されるような、多数の二次電池モジュール12から構成される二次電池装置1にとって、好適な構成である。
通信バスとは別途に設けた補助通信信号を使用してハードウェア上は同一構成の組電池監視装置を二次電池装置に組み込んだ後で、組電池監視装置の識別符号を自動的に付与される構成により、組み立て時に個々の組電池監視装置を識別することを不用とし、組み立て時のミスとコストを本質的に削減することを実現した組電池モジュールを提供できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
C1…論理積回路、C2…論理和回路、C3…論理積回路、C4…論理和回路、1…二次電池装置、11…電池管理装置、12(12a〜12f)…二次電池モジュール(組電池モジュール)、13(13a〜13f)…組電池監視装置、14(14a〜14f)…組電池、14−1〜14−5…二次電池セル、21…組電池監視回路、31…マイクロプロセッサ(制御回路)、32…スイッチ、33…電源回路、34…補助通信信号入力(起動指令信号入力)、35…補助通信信号出力(起動指令信号出力)36…E2PROM(専用記憶装置)、37…RSフリップフロップ、38…切替手段、40…起動指令出力制御信号、41…起動指令出力データ、100…車両、110、110a、110b…通信バス、111(111a〜111e)…補助通信信号線。
Claims (13)
- 複数の二次電池セルを含む組電池と、
複数の二次電池セルの電圧および温度を検出する組電池監視回路と、
前記組電池監視回路を制御する制御回路と、
前記組電池監視回路と前記制御回路とに電源を供給する電源回路と、
前記電源回路への電源供給を切り替える切替手段と、
前記制御回路および前記切替手段へ起動信号を入力する通信信号入力線と、
前記制御回路から前記起動信号を出力する通信信号出力線と、
前記制御回路と通信バスとを接続する通信線と、を備えることを特徴とする組電池モジュール。 - 前記切替手段は、前記電源回路への電源供給を切り替えるスイッチと、前記スイッチをオンおよびオフするように構成された論理和回路と、を備え、
前記制御回路は、前記電源回路から電源が供給されると所定レベルの電源ON信号を出力するように構成され、
前記論理和回路は、前記起動信号および前記電源ON信号を受信し、前記起動信号あるいは前記電源ON信号が前記所定レベルであるときに前記スイッチをオンするように構成されていることを特徴とする請求項1記載の組電池モジュール。 - 記録手段をさらに備え、
前記制御回路は、前記電源回路から電源が供給された後に、前記記録手段の所定アドレスを読み出して有効な識別符号が記録されているか否か判断し、前記有効な識別符号が記録されていた場合に正常に起動したことを通知する信号を前記通信バスへ出力するとともに、前記通信信号出力線へ前記所定レベルの起動信号を出力し、前記有効な識別符号が記録されていなかった場合に識別符号を問い合わせる信号を前記通信バスへ出力し、前記通信バスから取得した識別符号を前記記録手段に記録した後、正常に起動したことを通知する信号を前記通信バスへ出力するとともに、前記通信信号出力線へ前記所定レベルの起動信号を出力するように構成されている請求項1記載の組電池モジュール。 - 外部から電源供給される記憶手段と、前記記憶手段の出力信号と前記起動信号とが入力される論理積回路と、前記論理積回路の出力信号と前記制御回路からの制御信号とが入力される論理和回路と、を備え、
前記制御回路は、識別符号を付与されたときに前記記憶手段の出力信号を所定レベルに設定するように構成されている請求項1記載の組電池モジュール。 - 前記起動信号と前記制御回路から出力された起動指令出力データの反転値とが入力される論理積回路と、前記論理積回路の出力信号と前記制御回路から出力された起動指令出力制御信号とが入力される論理和回路と、をさらに備え、
前記制御回路は、前記起動信号が前記第1レベルから前記第2レベルとなった後、前記一定期間経過する前に前記第1レベルとなった場合に、前記一定期間経過後に入力される一定幅の第1レベルのパルスの数をカウントし、前記起動指令出力制御信号を第2レベルとし、前記起動指令出力データとして一定幅の第1レベルのパルス数に1を加えた識別符号に対応する起動信号の反転値を出力し、前記起動指令出力制御信号を第1レベルとするように構成されている請求項1記載の組電池モジュール。 - 前記制御回路は、前記起動信号が第1レベルから第2レベルとなった後、一定期間前記第2レベルが継続した場合に、停止処理を行うように構成されていることを特徴とする請求項1記載の組電池モジュール。
- 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載された組電池モジュールと、
前記通信バスに接続されるとともに前記通信信号入力線へ起動信号を出力する電池管理装置と、を備え、
前記電池管理装置は、所定の時間内に全ての組電池監視装置の起動した旨の通知を受信しなかった場合に、組電池監視装置を再起動するように構成されていることを特徴とする二次電池装置。 - 請求項3乃至請求項5のいずれか1項に記載された組電池モジュールと、
前記通信バスに接続されるとともに前記通信信号入力線へ起動信号を出力する電池管理装置と、を備え、
前記電池管理装置は、所定の時間内に前記二次電池モジュールへの識別符号の付与が完了しなかった場合に、異常と判定して組電池監視装置を再起動するように構成されている二次電池装置。 - 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載された組電池モジュールと、
前記通信バスに接続されるとともに前記通信信号入力線へ起動信号を出力する電池管理装置と、を備え、
複数の前記組電池モジュールの電圧の高い順、もしくは、低い順に識別符号が付与されるように、前記通信信号入力線と前記通信信号出力線とが接続されていることを特徴とする二次電池装置。 - 電池管理装置と、
請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載された複数の組電池モジュールが結線されて、前記電池管理装置に情報を流している通信系と、
前記組電池モジュールからの電力により駆動される車軸と、を具備することを特徴とする車両。 - 電源が供給された後に、電源供給を維持するための信号を第1レベルとし、記録手段の所定のアドレスを読み出し、有効な識別符号が読み出された否かを判断し、前記有効な識別符号が記録されていた場合に正常に起動したことを通知する信号を通信バスへ出力するとともに、前記所定レベルの起動信号を通信信号出力線へ出力し、前記有効な識別符号が記録されていなかった場合に識別符号を問い合わせる信号を前記通信バスへ出力し、取得した識別符号を前記記録手段に記録した後、正常に起動したことを通知する信号を前記通信バスへ出力するとともに、前記所定レベルの起動信号を前記通信信号出力線へ出力するように構成されていることを特徴とするプロセッサ。
- 起動信号が前記第1レベルから前記第2レベルとなった後一定期間経過した場合に、前記電源供給を維持するための信号を第2レベルとするように構成されている請求項11記載のプロセッサ。
- 起動信号が前記第1レベルから前記第2レベルとなった後、一定期間経過する前に前記第1レベルとなった場合に、前記一定期間経過後に入力される一定幅の第1レベルのパルスの数をカウントし、起動指令出力制御信号を第2レベルとし、一定幅の第1レベルのパルス数に1を加えた識別符号に対応する起動信号の反転値を出力した後、前記起動指令出力制御信号を第1レベルとするように構成されていることを特徴とする請求項11記載のプロセッサ。
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