JP2012050240A - 組電池モジュール、車両、および、プロセッサ - Google Patents

組電池モジュール、車両、および、プロセッサ Download PDF

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和人 黒田
Nobuo Shibuya
信男 渋谷
Yasuhiro Miyamoto
康弘 宮本
Fumiyuki Yamane
史之 山根
Yuki Kuwano
友樹 桑野
Shinichiro Kosugi
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Abstract


【課題】 二次電池セルの危険な状態を回避し、信頼性の高い組電池モジュール、車両、および、プロセッサを提供する。
【解決手段】 複数の二次電池セルを含む組電池14と、複数の二次電池セル14−1〜14−5の電圧および温度を検出する組電池監視回路21と、組電池監視回路21を制御する制御回路31と、前記制御回路へ信号を入力する通信信号入力線111aと、制御回路31から信号を出力する通信信号出力線111bと、を含む通信信号線111と、制御回路31が接続された通信バス110と、を備え、制御回路31は、通信バス110へ組電池監視回路21での検出データを出力するとともに、通信信号入力線111aから健全性を示す信号を受信し、通信信号受信線111bへ健全性を示す信号を出力するように構成されたことを特徴とする組電池モジュール。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、組電池モジュール、車両、および、プロセッサに関する。
相互接続された複数の装置間のデータ転送にCAN規格による通信バスが用いられている。CAN規格は耐ノイズ特性を意図して設計され、例えば車両において車速、エンジンの回転数、ブレーキの状態、故障診断の情報などの転送や、機器の制御情報の転送用として使用されている。
車両等に搭載される二次電池装置は、複数の二次電池モジュールを備えている。各二次電池モジュールは複数の二次電池セルを含む組電池を備えている。二次電池セルは、過充電や高温状態が継続すると、発火発煙等の事態を引き起こす場合がある。そのため、二次電池セルの端子間電圧や温度等を監視して保護するために、二次電池モジュールと電池管理装置との間でデータ転送を行なっている。
特開2009−89487号公報
二次電池モジュールと電池管理装置との間の通信手段が単一であると、通信手段が故障した場合に、二次電池セルの監視および保護を行うことができなくなり、二次電池装置の信頼性が低下し、危険な状態に至る場合がある。そのため、二次電池モジュールと電池管理装置と間での監視および保護系統を多重化し、少なくとも単一の通信手段の故障により危険な状態に至ることのない仕組みを検討する必要があった。
一方、それだけでは直ちに危険な状態であるとはいえない軽度な故障であれば、使用者へ警告を発したり一部機能を制限した状態で動作を継続できるようにしたいという要求もあった。
本発明は上記事情を鑑みて成されたものであって、二次電池セルの危険な状態を回避し、信頼性の高い組電池モジュール、車両、および、プロセッサを提供することを目的とする。
実施形態による組電池モジュールは、複数の二次電池セルを含む組電池と、前記複数の二次電池セルの電圧および温度を検出する組電池監視回路と、前記組電池監視回路を制御する制御回路と、前記制御回路へ信号を入力する通信信号入力線と、前記制御回路から信号を出力する通信信号出力線と、前記制御回路が接続された通信バスと、を備え、前記制御回路は、前記通信バスへ前記組電池監視回路での検出データを出力するとともに、前記通信信号入力線から健全性を示す信号を受信し、前記通信信号出力線へ前記健全性を示す信号を出力するように構成されている。
実施形態に係る車両の一構成例を説明するための図である。 第1実施形態に係る二次電池装置の一構成例を説明するための図である。 図2に示す組電池監視装置の一構成例を説明するための図である。 図2に示す組電池監視装置のMPUの動作の一例を説明するためのフローチャートである。 第2実施形態に係る二次電池装置の組電池監視装置のMPUの動作の一例を説明するためのフローチャートである。 組電池監視装置のMPUから出力される監視用信号の波形の一例を示す図である。 第3実施形態に係る二次電池装置の組電池監視装置のMPUの動作の一例を説明するためのフローチャートである。 第3実施形態に係る二次電池装置の組電池監視装置の一構成例を説明するための図である。 第4実施形態に係る二次電池装置の組電池監視装置のMPUの動作の一例を説明するためのフローチャートである。
以下、実施形態に係る組電池モジュールを搭載した二次電池装置、車両、および、プロセッサについて、図面を参照して説明する。
図1に、第1実施形態に係る車両の一構成例を概略的に示す。図1は車両100、車両100への二次電池装置の搭載個所、及び車両100の駆動モータ45などは概略的に示している。
車両100は、二次電池装置1と、二次電池装置1の上位制御手段である電気制御装置(ECU:Electric Control Unit)80と、外部電源70と、インバータ40と、駆動モータ45とを備えている。
二次電池装置1は、互いに直列に接続された複数の二次電池モジュール(組電池モジュール)12a、12b、12cと、電池管理装置(BMU:Battery Management Unit)11と、二次電池モジュール12a、12b、12cと電池管理装置11とを接続する通信バス110および補助通信信号線111と、スイッチ装置SWと、を備えている。
二次電池モジュール12aは、組電池14aと組電池監視装置(VTM:Voltage Temperature Monitoring)13aと、を備えている。二次電池モジュール12bは、組電池14bと組電池監視装置13bと、を備えている。二次電池モジュール12cは、組電池14cと組電池監視装置13cと、を備えている。二次電池モジュール12a、12b、12cは、それぞれ独立して取り離すことが可能であり、別の二次電池モジュールと交換することができる。
二次電池装置1の負極端子17には、接続ラインL1の一方の端子が接続されている。この接続ラインL1は、電池管理装置11内の電流検出部(図示せず)を介してインバータ40の負極入力端子に接続されている。
また二次電池装置1の正極端子16には、接続ラインL2の一方の端子が、スイッチ装置SWを介して接続されている。接続ラインL2の他方の端子は、インバータ40の正極入力端子に接続されている。
スイッチ装置SWは、電池への充電が行われるときにオンするプリチャージスイッチ(図示せず)、電池出力が負荷へ供給されるときにオンするメインスイッチ(図示せず)を含む。プリチャージスイッチおよびメインスイッチは、スイッチ素子の近傍に配置されたコイルに供給される信号によりオンおよびオフされるリレー回路(図示せず)を備える。
インバータ40は、入力した直流電圧をモータ駆動用の3相の交流(AC)の高電圧に変換する。このインバータ40は、後述する電池管理装置11あるいは車両全体動作を制御するための電気制御装置80からの制御信号に基づいて、出力電圧が制御される。インバータ40の3相の出力端子は、駆動モータ45の各3相の入力端子に接続されている。駆動モータ45の回転は、例えば差動ギアユニットを介して、駆動輪Wに伝達される。
電池管理装置11には、独立した外部電源70が接続されている。外部電源70は定格12Vの鉛蓄電池である。また、電池管理装置11は、運転者などの操作入力に応答して車両全体の管理を行なう電気制御装置80と接続されている。
図2に本実施形態に係る二次電池装置1の一構成例を示す。二次電池装置1は、複数個の二次電池モジュール12a、12b、12cと、電池管理装置11から構成されている。二次電池モジュール12a、12b、12cは、図2では例として3個であるが、単一であってもよい。
二次電池モジュール12aは、複数の二次電池セル14a−1〜14a−5からなる組電池14aおよび組電池監視装置13aを含む。二次電池モジュール12bは、複数の電池セル14b−1〜14b−5からなる組電池14bおよび組電池監視装置13bを含む。二次電池モジュール12cは、複数の二次電池セル14c−1〜14c−5からなる組電池14cおよび組電池監視装置13cを含む。
二次電池装置1は、例えば電気自動車や電力蓄積システムに接続され、正極端子16および負極端子17を通じて組電池14a、14b、14cへの充放電が行われる。また、電池管理装置11と二次電池装置1が組み込まれた装置(電気自動車など)との間で、通信線15により、二次電池セル14a−1〜14c−5の残容量等の二次電池装置1の保全に関するデータ転送が行われる。電池管理装置11には、電源供給配線18により二次電池装置1が組み込まれた装置から動作電源が供給される。
図2に図示はしていないが、二次電池装置1は正極端子16と負極端子17との接続を入り切りするための電磁接触器(例えば図1に示すスイッチ装置SW)を有している場合もある。
電池管理装置11は、二次電池装置1の保全に関する情報を集めるために、二次電池装置1を構成する組電池14a、14b、14cの二次電池セル14a−1〜14c−5の電圧、温度などの情報を組電池監視装置13との間で通信を行い収集する。
電池管理装置11と組電池監視装置13との間には、通信バス110、補助通信信号線111、および、電源供給線19が接続されている。
補助通信信号線111は、電池管理装置11から二次電池モジュール12へ信号を送信する配線111aと、二次電池モジュール12間で信号を順次送信する配線111b、111cと、二次電池モジュール12から電池管理装置11へ信号を送信する配線111dと、を備え、電池管理装置11が、補助通信信号線111へ健全性を表す信号(状態通知信号)等の所定の信号を出力し、複数の二次電池モジュール12を順次経由した信号を補助通信信号線111より受信可能としている。
補助通信信号線111は、電池管理装置11と組電池監視装置13cの補助通信信号入力(通信信号入力線)34との間に接続された配線111aと、組電池監視装置13cの補助通信信号出力35と組電池監視装置13bの補助通信信号入力34との間に接続された配線111bと、組電池監視装置13bの補助通信信号出力(通信信号出力線)35と組電池監視装置13aの補助通信信号入力34との間に接続された配線111cと、組電池監視装置13aの補助通信信号出力35と電池管理装置11との間に接続された配線111dと、を備えている。
通信バス110は、1組の通信線を複数のノード(電池管理装置11と1つ以上の組電池監視装置13と)で共有するように構成されている。通信バス110は、例えばCAN(Control Area Network)規格に基づいて構成された通信バスである。
電源供給線19は、組電池監視装置13の動作電源を送信する配線である。図2では、動作電源は電池管理装置11を経由して組電池監視装置13へ供給されるように構成されているが、二次電池装置1が搭載された電気自動車や電力蓄積システム等から組電池監視装置13へ直接供給されてもよい。また、二次電池装置1の接続先である電気自動車や電力蓄積システム等から電源供給線19へ常時電源が供給されることも好適である。
組電池監視装置13a〜13cは、電池管理装置11からの通信による指令に基づいて、組電池を構成する個々の電池の電圧、温度を計測する。さらに、セルバランシングと呼ばれる各々の二次電池セル14a−1〜14c−5に並列に接続された抵抗器(図示せず)へのスイッチ(図示せず)を電池管理装置11からの通信による指令に基づいて制御し、充電量が過多となった二次電池セル14a−1〜14c−5を放電させるように構成されている。ただし、温度は1つの組電池14a〜14cにつき数箇所だけで測定し、全ての二次電池セル14a−1〜14c−5の温度は測定しなくてもよい。
なお、上記の組電池監視装置13a、13b、13cと電池管理装置11とを備える二次電池装置1の要素の全部または一部は、半導体集積回路により構成されることが多い。
図3に、組電池監視装置13の一構成例を概略的に示す。なお、図2には、組電池監視装置13cの構成例を示しているが、組電池監視装置13b、13cも同様の構成である。
組電池監視装置13cは、補助通信信号入力34と、補助通信信号出力35と、電源回路33と、組電池監視回路21と、マイクロプロセッサ(MPU)31と、電気的に消去および書き込み可能な読み出し専用記憶装置(EPROM)36と、を備える。
組電池監視回路21は、二次電池セル14c−1〜14c−5の電圧や温度を検出するとともに、セルバランシングを行うように構成されている。
MPU31は、組電池監視回路21での電圧や温度の検出のタイミングとセルバランスとの制御、通信バス110を介した通信、補助通信信号線111を介した通信、電源回路33の制御、EPROM36への書き込みおよび読み出し、および、後述する識別符号の取得等を行うように構成されている。
MPU31は、補助通信信号入力34の波形が所定の波形か否かを判断する手段と、組電池監視回路21の動作が正常か否か判断する手段と、二次電池セル14a−1〜14c−5の電圧および温度が正常の範囲であるか否か判断する手段と、を備えている。
図4に、MPU31の動作の一例を説明するためのフローチャートを示す。組電池監視装置13の補助通信信号入力34に補助通信信号線111を介して接続されている電池管理装置11また組電池監視装置13は、正常に動作しているときは補助通信信号線111に対して所定の波形を出力する。組電池監視装置13の補助通信信号入力34に補助通信信号線111を介して接続されている電池管理装置11また組電池監視装置13に異常があった場合、信号が途絶したり異常な波形が補助通信信号入力34に入力される。
MPU31は、電池管理装置11または高電位側の組電池監視装置13から受信した補助通信信号入力34が所定の波形か否か判断して(ステップSTA1)、補助通信信号入力34が所定の波形である場合には、組電池監視回路21の動作状態を通信線22により取得して組電池監視回路21が正常に動作しているか否か判断する(ステップSTA2)。
さらに、組電池監視回路21が正常に動作している場合には、組電池監視回路21から二次電池セル14a−1〜14c−5の電圧および温度を取得して、電圧および温度が正常の範囲か否か判断して(ステップSTA3)、電圧および温度が正常の範囲である場合には、補助通信信号出力35へ所定の波形を出力する(ステップSTA4)。
電池管理装置11または高電位側の組電池監視装置13から受信した補助通信信号入力34が所定の波形ではなかった場合、組電池監視回路21の動作が正常ではなかった場合、あるいは、二次電池セル14a−1〜14c−5の電圧および温度が正常の範囲で無かった場合には、MPU31は補助通信信号出力35への所定の波形出力を止め(ステップSTA5)、故障解析のためにそのような事態があったことの記録をEPROM36へ記録し(ステップSTA6)、セルバランスのための放電を停止する(ステップSTA7)。
このように、MPU31は、補助通信信号出力35への所定の波形出力を停止することにより、補助通信信号線111を介して接続されている下位側の組電池監視装置13の補助通信信号出力35または電池管理装置11に、二次電池セル14a−1〜14c−5の過充電や高温、組電池監視回路21の異常等の異常状態を通知する。
電池管理装置11は、組電池監視装置13aの補助通信信号出力35と接続された補助通信信号線111dの波形が所定波形であるかどうかを判断し、波形が異常の場合は通信線15を介して二次電池装置使用装置へ通知したり、安全のために必要な処置を行う。
このように、電池管理装置11と組電池監視装置13との間で、通信バス110だけでなく補助通信信号線111により二次電池セル14a−1〜14c−5の過充電や高温、組電池監視回路21の異常等の異常状態を通知することによって、通信バス110による通信系統が故障した場合であっても二次電池セル14a−1〜14c−5の危険な状態を回避することができ、信頼性の高い組電池モジュール、車両、および、プロセッサを提供することができる。
次に、第2実施形態に係る組電池モジュールを搭載した二次電池装置、車両、および、プロセッサについて図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、上述の第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
上述の第1実施形態では、補助通信信号線111に所定の波形の信号が供給されるが否かにより異常状態の有無を判断していたが、本実施形態ではより連続的な変化の監視用信号を補助通信信号線111で通信するように構成されている。
MPU31は、補助通信信号入力34の監視用信号波形を復調する手段と、復調して得られた二次電池セル14a−1〜14c−5の電圧および温度の最高値と、組電池監視回路21から取得した電圧および温度の最高値とを比較して、高いほうを選択する手段と、補助通信信号出力35へ選択された電圧および温度の値に対応する信号(監視用信号)を出力する手段と、をさらに備えている。
補助通信信号入力34の監視用信号を復調する手段は、補助通信信号入力34の監視用信号の周波数およびduty比から、電圧および温度の値を復調するように構成されている。
図6に、補助通信信号入力34の監視用信号波形の例を示す。例えば、補助通信信号線111へ送信される監視用信号は方形波であって、周波数は二次電池セル14a−1〜14c−5の電圧に比例した周波数であり、パルスduty比は組電池14の温度に比例している。図6に示す場合では、二次電池セル14a−1〜14c−5の電圧が3.3Vであるときの監視用信号の周波数は33Hz、電圧が2.5Vであるときの監視用信号の周波数は25Hz、電圧が1Vであるときの監視用信号の周波数は10Hzである。組電池14の温度が65℃であるときの監視用信号のduty比は90%、組電池14の温度が25℃であるときの監視用信号のduty比は50%、組電池14の温度が−25℃であるときの監視用信号のduty比は10%である。
なお、図6の温度とduty比との関係、および、電圧と周波数との関係は一例であり、周波数やduty比以外にも監視用信号の位相や電圧振幅などを変化させて、二次電池セル14a−1〜14c−5や組電池14に関する同様の情報を送信することができる。
図5に、MPU31の動作の一例を説明するフローチャートを示す。
まず、MPU31は、補助通信信号入力34の監視用信号波形の周波数およびduty比から、電圧および温度の値を復調する(ステップSTB1)。なお、電池管理装置11からは、電池管理装置11が正常な時は組電池監視装置13が正常であると識別できる波形が補助通信信号線111aへ送信される。したがって組電池監視装置13cのMPU31は電圧および温度を復調することなく次のステップSTB2を実行する。
続いて、MPU31は、電池管理装置11または高電位側の組電池監視装置13から受信した補助通信信号入力34が所定の監視用信号波形の範囲か否か判断して(ステップSTB2)、補助通信信号入力34が所定の監視用信号波形である場合には、組電池監視回路21の動作状態を通信線22により取得して組電池監視回路21が正常に動作しているか否か判断する(ステップSTB3)。
さらに、組電池監視回路21が正常に動作している場合には、組電池監視回路21から二次電池セル14a−1〜14c−5の電圧および温度を取得して、電圧および温度が正常の範囲か否か判断して(ステップSTB4)、電圧および温度が正常の範囲である場合には、ステップSTB1で復調した電圧(周波数)および温度(duty比)と、自ら監視する二次電池セル14a−1〜14c−5の電圧および組電池14の温度とを比較し、高い方の電圧と温度とを選択し(ステップSTB5)、選択した電圧および温度に比例した周波数とduty比を持った方形波を補助通信信号出力35へ出力する(ステップSTB6)。
電池管理装置11または高電位側の組電池監視装置13から受信した補助通信信号入力34が所定の監視用信号波形の範囲ではなかった場合、組電池監視回路21の動作が正常ではなかった場合、あるいは、二次電池セル14a−1〜14c−5の電圧および温度が正常の範囲で無かった場合には、MPU31は共に二次電池装置1を構成する電池管理装置11または組電池監視装置13に異常があったと判断して、補助通信信号出力35への所定の波形出力を止め(ステップSTB7)、故障解析のためにそのような事態があったことの記録をEPROM36へ記録し(ステップSTB8)、セルバランスのための放電を停止する(ステップSTB9)。
上記のように、補助通信信号出力35への所定の波形出力を停止することにより、MPU31は、組電池監視装置13の補助通信信号出力35に補助通信信号線111を介して接続されている電池管理装置11また下位の組電池監視装置13へ異常状態を通知する。
このように補助通信信号線111により監視用信号の送受信を行なうことにより、電池管理装置11は、最も高い温度と最も高い電圧の二次電池セル14a−1〜14c−5の情報を補助通信信号線111を通して得ることができる。一般に二次電池セル14a−1〜14c−5は高温時および高電圧時に危険な状態であると考えられるため、より信頼性を向上させることができる。
また、電池管理装置11は通信バス110から取得した情報と補助通信信号線111から得られる情報を比較して、データの整合性を確認して、異常の場合は通信線15を介して二次電池装置使用装置へ通知したり、安全のために必要な処置を行うことができる。
さらに、通信バス110途絶などの故障発生時にも、最も危険な二次電池セル14a−1〜14c−5に関する情報は得られるので、充電はできなくとも放電は可能などの機能を限定した運用を安全に行うことが可能となる。
すなわち、本実施形態によれば、二次電池セルの危険な状態を回避し、信頼性の高い組電池モジュール、車両、および、プロセッサを提供することができる。
次に、第3実施形態に係る組電池モジュールを搭載した二次電池装置、車両、および、プロセッサについて図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、上述の第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
電池管理装置11による二次電池セル電圧の取得は複数の組電池監視装置13間で同時に行われることが望ましい。特に、組電池14の充放電電流が変動しているときは、二次電池セル14a−1〜14c−5の持つインピーダンスにより二次電池セル14a−1〜14c−5の端子電圧は電流の大きさや向きによって変動するので、電圧取得タイミングを揃えないと電池管理装置11の演算処理において無視できない電圧の誤差が生じるときがあった。
ところが、通信バス110のプロトコルによっては、エラー再送の仕組みによる影響などにより、電池管理装置11から各組電池監視装置13へ一斉に電池電圧の取得を監視する命令を送っても、組電池監視装置13間で無視できない電圧の取得タイミングのズレが生じる場合があった。本実施形態は、このような場合を考慮したものである。
電池管理装置11から組電池監視装置13へ補助通信信号線111を介して、状態通知信号と弁別可能な変調方法による所定の信号を送り、それが組電池監視装置13間で転送される仕組みとし、組電池監視装置13は所定の信号を通知されるとそれを電池電圧の取得開始タイミングとすれば、組電池監視装置13間で電池電圧の取得タイミングをそろえることができる。
タイミングを表す所定の信号の通知方法としては、図6の例のように状態通知信号は10〜33Hzまでしか変化しない場合、電池管理装置11は、タイミングを表す所定の信号として例えば状態通知信号とは大幅に異なる周波数である100Hzのパルスを送る。
MPU31は、補助通信信号入力34が状態通知とは異なる所定のタイミング信号か否かを判断する手段と、補助通信信号出力35へタイミングを表す所定の波形を出力する手段と、をさらに備える。本実施形態の二次電池装置では、状態通知とは異なる所定のタイミング信号が組電池監視装置13間で順次転送される。
MPU31は、補助通信信号入力34として100Hzのパルスを受信することにより、二次電池セル電圧の取得を開始すると共に、遅滞なく補助通信信号出力35へ100Hzのパルスと転送し、組電池監視装置13間で二次電池セル電圧の取得タイミングがそろうようにする。なお、MPU31は所定の信号が異常な信号ではないと判断できるように構成される。
また、図8に本実施形態に係る二次電池装置の組電池監視装置の他の構成例を概略的に示す。図8に示す場合、組電池監視装置13はMPU31の前段に配置された低域通過フィルタ71と低域除去フィルタ72と、を備えている。
状態通知信号とタイミング信号とは大幅に異なる周波数の組み合わせで状態を通知する信号とタイミング信号を送る場合は、組電池監視装置13は、図8に示すようにMPU31の手前に低域通過フィルタ71と低域除去フィルタ72とを設け、片方のフィルタ(第フィルタ)には状態通知信号のみを通過させて、もう一方のフィルタ(第2フィルタ)ではタイミング信号のみを通過させるように構成してもよい。
状態通知信号の周波数がタイミング信号の周波数よりも大幅に大きい周波数である場合、状態通知信号の周波数帯域を通過させるとともにタイミング信号の周波数帯域を除去する低域除去フィルタ72と、タイミング信号の周波数帯域を通過させるとともに状態通知信号の周波数帯域を除去する低域通過フィルタ71とを設ける。
タイミング信号の周波数が状態通知信号の周波数よりも大幅に大きい周波数である場合、タイミング信号の周波数帯域を通過させるとともに状態通知信号の周波数帯域を除去する低域除去フィルタ72と、状態通知信号の周波数帯域を通過させるとともにタイミング信号の周波数帯域を除去する低域通過フィルタ71とを設ける。
図7に、MPU31の動作の一例を説明するためのフローチャートを示す。
まず、MPU31は、補助通信信号入力34がタイミング信号か否か判断する(ステップSTC1)。MPU31は、補助通信信号入力34の周波数等が、タイミング信号の周波数等と一致するか否か判断する。補助通信信号入力34がタイミング信号である場合、MPU31は、タイミングを表す所定の波形を補助通信信号出力35へ出力し(ステップSTC6)、組電池監視回路21へ二次電池セルの電圧および温度取得の開始を指令する(ステップSTC7)。
補助通信信号入力34がタイミング信号でない場合、あるいは、電圧および温度取得の開始を指令した後、MPU31は、電池管理装置11または高電位側の組電池監視装置13から受信した補助通信信号入力34が所定の波形か否か判断して(ステップSTC2)、補助通信信号入力34が所定の波形である場合には、組電池監視回路21の動作状態を通信線22により取得して組電池監視回路21が正常に動作しているか否か判断する(ステップSTC3)。
さらに、組電池監視回路21が正常に動作している場合には、組電池監視回路21から二次電池セル14a−1〜14c−5の電圧および温度を取得して、電圧および温度が正常の範囲か否か判断して(ステップSTC4)、電圧および温度が正常の範囲である場合には、補助通信信号出力35へ正常状態を通知する所定の波形を出力する(ステップSTC5)。
電池管理装置11または高電位側の組電池監視装置13から受信した補助通信信号入力34が所定の波形ではなかった場合、組電池監視回路21の動作が正常ではなかった場合、あるいは、二次電池セル14a−1〜14c−5の電圧および温度が正常の範囲で無かった場合には、MPU31は補助通信信号出力35への所定の波形出力を止め(ステップSTC8)、故障解析のためにそのような事態があったことの記録をEPROM36へ記録し(ステップSTC9)、セルバランスのための放電を停止する(ステップSTC10)。
このように、補助通信信号出力35への波形出力を停止することにより、MPU31は、補助通信信号線111を介して接続されている下位側の組電池監視装置13の補助通信信号出力35または電池管理装置11に、二次電池セル14a−1〜14c−5の過充電や高温、組電池監視回路21の異常等の異常状態を通知する。
電池管理装置11は、組電池監視装置13aの補助通信信号出力35と接続された補助通信信号線111dの波形が所定波形であるかどうかを判断し、波形が異常の場合は通信線15を介して二次電池装置使用装置へ通知したり、安全のために必要な処置を行う。
上記のように、電池管理装置11が組電池監視装置13へタイミング信号を出力し、組電池監視装置13はタイミングを表す所定信号が通知されるとそれを電池電圧の取得開始タイミングとすることで、組電池監視装置13間で二次電池セル電圧の取得タイミングをそろえることができる。
すなわち、本実施形態によれば、二次電池セルの危険な状態を回避し、信頼性の高い組電池モジュール、車両、および、プロセッサを提供することができる。
次に、第4実施形態に係る組電池モジュールを搭載した二次電池装置、車両、および、プロセッサについて図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、上述の第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図2のように構成された二次電池装置1を考えたとき、1つの通信バス110に組電池監視装置13が複数接続されるため、電池管理装置11は各々の組電池監視装置13を識別して情報を扱う必要がある。
一方で、電気自動車等の車両用途の二次電池装置1になると、数十個の二次電池モジュール12が搭載される場合があり、二次電池装置1の組み立て前に予め各々の組電池監視装置13の識別符号を決めておいて、識別符号と実際の配置とが一致するように二次電池装置1の組み立てをミスなく行うためには大変な手間がかかる上、二次電池装置1の機種によって二次電池モジュール12の構成が異なるので、二次電池装置1の機種ごとの対応が必要になり生産準備にかかるコストが上昇することがある。
そこで、本実施形態では、MPU31は、二次電池セル14a−1〜14c−5の電圧や温度が正常であると判断したときは補助通信信号線111からの入力を例えば1/2分周して補助通信信号出力35へ出力するように構成されている。
電池管理装置11は、自身が正常に動作しているときは組電池監視装置13へ補助通信信号線111を通じて所定の周波数の方形波を出力する。最後尾の組電池監視装置13aの補助通信信号線111dの出力は、電池管理装置11の入力へ接続される。
電池管理装置11から出力される補助通信信号線111の方形波の周波数は予め決まっており(例えば32.768kHz)、全ての組電池監視装置13が正常であった場合、電池管理装置11には2の組電池監視装置13の数乗で分周された周波数の方形波が戻ってくる。例えば、4つの組電池監視装置が接続されていた場合、電池管理装置11へ戻る方形波の周波数は32.768kHz×(1/2)=2.048kHzになる。
図9に、MPU31の動作の一例を説明するためのフローチャートを示す。
MPU31は、電池管理装置11または高電位側の組電池監視装置13から受信した補助通信信号入力34が所定の波形か否か判断して(ステップSTD1)、補助通信信号入力34が所定の波形である場合には、組電池監視回路21の動作状態を通信線22により取得して組電池監視回路21が正常に動作しているか否か判断する(ステップSTD2)。
さらに、組電池監視回路21が正常に動作している場合には、組電池監視回路21から二次電池セル14a−1〜14c−5の電圧および温度を取得して、電圧および温度が正常の範囲か否か判断して(ステップSTD3)、電圧および温度が正常の範囲である場合には、補助通信信号出力35へ所定の波形を1/2分周して出力する(ステップSTD4)。
電池管理装置11または高電位側の組電池監視装置13から受信した補助通信信号入力34が所定の波形ではなかった場合、組電池監視回路21の動作が正常ではなかった場合、あるいは、二次電池セル14a−1〜14c−5の電圧および温度が正常の範囲で無かった場合には、MPU31は補助通信信号出力35への所定の波形出力を止め(ステップSTD5)、故障解析のためにそのような事態があったことの記録をEPROM36へ記録し(ステップSTD6)、セルバランスのための放電を停止する(ステップSTD7)。
このように、MPU31は、補助通信信号出力35への所定の波形出力を停止することにより、補助通信信号線111を介して接続されている下位側の組電池監視装置13の補助通信信号出力35または電池管理装置11に、二次電池セル14a−1〜14c−5の過充電や高温、組電池監視回路21の異常等の異常状態を通知する。
電池管理装置11は、組電池監視装置13aの補助通信信号出力35と接続された補助通信信号線111dの波形が所定波形であるかどうかを判断し、波形が異常の場合は通信線15を介して二次電池装置使用装置へ通知したり、安全のために必要な処置を行う。
さらに、電池管理装置11は、接続される組電池監視装置13の数が予めわかっている場合、2の組電池監視装置13の数乗で分周された周波数が補助通信信号線111の入力へ入力されているかどうかを判断することにより、全ての組電池監視装置13が正常動作しているかどうか判断できる。
また、組み立て直後の初期設定時には、電池管理装置11は補助通信信号線111の入力へ入力されている周波数を測定することにより、接続される組電池監視装置13の数を自動で識別することが可能である。
また、組電池監視装置13は電池管理装置11から出力される補助通信信号線111の方形波の周波数を予め記憶しておき、補助通信信号線111から入力される方形波の周波数を測定することにより、電池管理装置11から何番目に接続されているかを識別することができる。たとえば、電池管理装置11から出力される方形波の周波数が32.768kHzであるとき、組電池監視装置13が周波数32.768kHzの方形波を受信したときは1番目、周波数16.384kHzの方形波を受信したときは2番目である。
組み立て直後の初期設定時には、MPU31は、上記方法により何番目に接続された組電池監視装置13であるかをEPROM36に記憶して、通信バス110の識別符号を認識すると共に、それを記憶して、通常使用時は接続順番から期待される周波数から受信した周波数がずれていないことを識別することにより、自らよりも上位にいる組電池監視装置13が正常に動作しているかを識別できる。
また、分周により方形波の周波数を変更した場合にはDuty比が50%となるため、MPU31が方形波の周波数のほかにDuty比を観測するように構成されている場合には、より確実に異常を検出できる。
なお、上記の実施形態では、単純に分周したが、MPU31により分周以外の方法により周波数を変えていくことも可能である。例えば、電池管理装置11から出力された補助通信信号線111の方形波の周波数は10MHz、それに接続される組電池監視装置13が正常なときに出力される補助通信信号線111の方形波の周波数は9MHz、…と以降、組電池監視回路の毎に1MHzずつ小さくしていく例も考えられる。
このような場合、前記と同様に方形波の周波数を監視することにより、電池管理装置11は組電池監視装置13の数や正常か異常かを判別できる。さらに、MPU31により補助通信信号線111の方形波のDuty比へセル最高温度やセル最高電圧の情報を対応させることにより、正常か異常かの2値ではなく、通信バス110から取得される電圧や温度の情報のうち、最も安全性を確保する上で重要な情報であるセル最高温度やセル最高電圧が正しく取得できているか電池管理装置11が確認することができ、より安全性が高まる。
また、通信バス110が何らかの理由により途絶した場合でも、安全性に関わる情報は取得可能なので充電禁止など機能を限定した上で電池として機能し続けることも可能である。
すなわち、本実施形態によれば、二次電池セルの危険な状態を回避し、信頼性の高い組電池モジュール、車両、および、プロセッサを提供することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…二次電池装置、11…電池管理装置、12a〜12c…二次電池モジュール(組電池モジュール)、13a〜13c…組電池監視装置、14a〜14c…組電池、14a−1〜14c−5…二次電池セル、15…通信線、16…正極端子、17…負極端子、18…電源供給配線、19…電源供給線、21…組電池監視回路、22…通信線、31…マイクロプロセッサ(MPU)、31…MPU、33…電源回路、34…補助通信信号入力、35…補助通信信号出力、36…専用記憶装置(EPROM)、71…低域通過フィルタ、72…低域除去フィルタ、100…車両、110…通信バス、111(111a〜111d)…補助通信信号線。

Claims (9)

  1. 複数の二次電池セルを含む組電池と、
    前記複数の二次電池セルの電圧および温度を検出する組電池監視回路と、
    前記組電池監視回路を制御する制御回路と、
    前記制御回路へ信号を入力する通信信号入力線と、
    前記制御回路から信号を出力する通信信号出力線と、
    前記制御回路が接続された通信バスと、を備え、
    前記制御回路は、前記通信バスへ前記組電池監視回路での検出データを出力するとともに、前記通信信号入力線から健全性を示す信号を受信し、前記通信信号出力線へ前記健全性を示す信号を出力するように構成されたことを特徴とする組電池モジュール。
  2. 前記制御回路は、受信した前記健全性を示す信号が所定の波形か否かを判断し、受信した信号が所定の波形であるときに前記組電池監視回路の動作が正常か否かを判断し、前記組電池監視回路の動作が正常であるときに前記組電池監視回路で検出された前記複数の二次電池セルの電圧および温度が正常範囲か否かを判断し、前記二次電池セルの電圧および温度が正常範囲であるときに健全性を示す信号を前記通信信号出力線へ送信するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の組電池モジュール。
  3. 前記制御回路は、受信した前記健全性を示す信号から二次電池セルの電圧および温度の最高値を復調し、復調して得られた二次電池セルの電圧および温度の最高値と、前記組電池監視回路から取得した電圧および温度の最高値とを比較して、高いほうを選択し、選択された電圧および温度の値に対応する信号を前記通信信号出力線へ送信するように構成されたことを特徴とする請求項1記載の組電池モジュール。
  4. 前記組電池監視回路は、複数の二次電池セルを個々に放電するように構成され、
    前記制御回路は、受信した前記健全性を示す信号が所定の波形ではない場合、前記組電池監視回路の動作が正常でない場合、および、前記組電池監視回路で検出された前記複数の二次電池セルの電圧および温度が正常範囲でない場合に、前記複数の二次電池セルを個々に放電させる動作を停止するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の組電池モジュール。
  5. 前記制御回路は、前記通信信号入力線から前記健全性を表す信号とは弁別可能な変調方法によるタイミング信号を受信した場合、前記組電池監視回路により複数の二次電池セルの電圧および温度を検出するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の組電池モジュール。
  6. 前記二次電池モジュールは、前記制御回路の前段に配置され前記健全性を表す信号の周波数帯域を通過させるとともに前記タイミング信号の周波数帯域を除去するように構成された第1フィルタと、前記制御回路の前段に配置され前記タイミング信号の周波数帯域を通過させるとともに前記健全性を表す信号の周波数帯域を除去する第2フィルタと、をさらに備えることを特徴とする請求項5記載の組電池モジュール。
  7. 前記制御回路は、前記通信信号出力線へ、受信した信号の周波数を分周した信号を出力するように構成されている請求項1乃至請求項6のいずれか1項記載の組電池モジュール。
  8. 電池管理装置と、
    請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載された組電池モジュールが複数結線されて、前記電池管理装置に情報を流している通信系と、
    前記組電池モジュールからの電力により駆動される車軸と、を具備することを特徴とする車両。
  9. 複数の二次電池セルの電圧および温度を検出する組電池監視回路と、を制御するプロセッサであって、
    受信した信号が所定の波形か否かを判断し、受信した信号が所定の波形であるときに前記組電池監視回路の動作が正常か否かを判断し、前記組電池監視回路の動作が正常であるときに前記組電池監視回路で検出された前記複数の二次電池セルの電圧および温度が正常範囲か否かを判断し、前記二次電池セルの電圧および温度が正常範囲であるときに健全性を示す信号を送信するように構成されていることを特徴とするプロセッサ。
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