JP2019028038A - 電池管理システムおよび電池管理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】保守性の高い電池管理システムを提供する。【解決手段】組電池と、組電池を管理する電池管理装置と、組電池と電池管理装置との間で情報を伝達する情報伝達部と、電池管理装置に設けられ、情報伝達部に接続された複数の接続部と、複数の接続部の各々を介して組電池から取得した各情報について、各情報を用いて情報伝達部の異常を検知する各診断を行い、各診断の結果に基づいて故障個所を判定する判定部と、を備え、判定部は、各診断の全てにおいて情報伝達部の異常を検知した場合、情報伝達部が故障個所であると判定し、各診断の何れかで情報伝達部の異常を検知した場合、電池管理装置が故障個所であると判定するようにした。【選択図】図1

Description

本発明は電池管理システムおよび電池管理装置に関し、例えば組電池を管理する電池管理システムおよび電池管理装置に適用して好適なものである。
ハイブリッド自動車(HEV:Hybrid Electric Vehicle)、電気自動車(EV:Electric Vehicle)などでは、所望の高電圧を確保するため、二次電池のセルを多数直列接続して構成される組電池(電池システム)が一般的に用いられている。
従来、このような組電池には、各セルの容量計算、保護管理等のため、電池管理装置がワイヤーハーネスを介して接続されている。この電池管理装置により、各セルの充放電状態を制御することで、セルの管理が行われている。
特に、セルにリチウムイオン電池を用いた組電池の場合、リチウムイオン電池は、高エネルギー密度であるので、電池管理装置が正常に動作せずに過充電状態となるのは危険である。そのため、各部の故障が発生した場合であっても過充電状態を回避するための故障診断が実装されている。
また、故障が発生した場合、故障部位を交換するため、故障部位を特定する必要がある。この点、電池の短絡とワイヤーハーネスの断線とを切り分ける技術が開示されている(特許文献1参照)。
特開2015−97461号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、ワイヤーハーネスの故障と電池管理装置の故障とを見分けることができないという問題がある。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、ワイヤーハーネスの異常であるか否かを判定することが可能な保守性の高い電池管理システムを提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、組電池と、前記組電池を管理する電池管理装置と、前記組電池と前記電池管理装置との間で情報を伝達する情報伝達部と、前記電池管理装置に設けられ、前記情報伝達部に接続された複数の接続部と、前記複数の接続部の各々を介して前記組電池から取得した各情報について、前記各情報を用いて前記情報伝達部の異常を検知する各診断を行い、前記各診断の結果に基づいて故障個所を判定する判定部と、を備え、前記判定部は、前記各診断の全てにおいて前記情報伝達部の異常を検知した場合、前記情報伝達部が故障個所であると判定し、前記各診断の何れかで前記情報伝達部の異常を検知した場合、前記電池管理装置が故障個所であると判定するようにした。
また本発明においては、組電池を管理する電池管理装置であって、前記組電池と前記電池管理装置との間で情報を伝達する情報伝達部に接続された複数の接続部と、前記複数の接続部の各々を介して前記組電池から取得した各情報について、前記各情報を用いて前記情報伝達部の異常を検知する各診断を行い、前記各診断の結果に基づいて故障個所を判定する判定部と、を備え、前記判定部は、前記各診断の全てにおいて前記情報伝達部の異常を検知した場合、前記情報伝達部が故障個所であると判定し、前記各診断の何れかで前記情報伝達部の異常を検知した場合、前記電池管理装置が故障個所であると判定するようにした。
上記構成では、複数の接続部の各々を介して組電池から取得した各情報について、各情報を用いて情報伝達部の異常を検知する各診断を行い、各診断の全てにおいて情報伝達部の異常を検知した場合、ワイヤーハーネスの異常であると判定する。
本発明によれば、保守性の高い電池管理システムを実現することができる。
第1の実施の形態による電池管理システムの構成の一例を示す図である。 第1の実施の形態による故障個所に対する異常検知の診断結果の一例を示す図である。 第1の実施の形態による電池管理システムの具体的態様の一例を示す図である。 第1の実施の形態による電池管理装置の構成要素を第1接続部と第2接続部と第3接続部の何れかに分類した例を示す図である。 第1の実施の形態による故障個所に対する異常検知の診断結果の一例を示す図である。 第2の実施の形態による電池管理システムの構成の一例を示す図である。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)第1の実施の形態
図1は、本実施の形態に係る電池管理システム1の構成の一例を示す。電池管理システム1は、電池管理装置100、n個のセル(BC1〜BCn)を含む組電池200、情報伝達部300(L0〜Ln)を含んで構成される。
電池管理装置100は、情報伝達部300を介して組電池200の管理を行う。電池管理装置100は、組電池200の管理として、組電池200のセルの電圧情報を用い、セルの充放電電力の制御を行うこと、充電状態の高いセルを放電して各セルの充電状態を均等化するバランシングを行うこと等ができる。
電池管理装置100は、情報伝達部300に接続された複数の接続部(以下では、第1接続部110、第2接続部120を例に挙げて説明する。)と、各接続部から得られた情報に基づいて各種の判定を行う判定部130とを備える。
判定部130は、第1接続部110から得られた情報により情報伝達部300の異常を検知する第1診断と、第2接続部120から得られた情報により情報伝達部300の異常を検知する第2診断とを行う。判定部130は、第1診断と第2診断の両方で情報伝達部300の異常を検知した場合、故障個所が情報伝達部300であると判定し、第1診断と第2診断の何れか一方のみで情報伝達部300の異常を検知した場合、故障個所が電池管理装置100であると判定する。
図2は、故障個所に対する異常検知の診断結果の一例を示す。故障個所として、情報伝達部300、並びに、電池管理装置100の故障個所の例として第1接続部110および第2接続部120を示している。
判定部130は、故障個所が無い場合、第1診断と第2診断において共に情報伝達部300が「正常」であると判断する。
また、判定部130は、第1接続部110が故障している場合、第2診断では、第2接続部120経由の情報で情報伝達部300の故障診断を行うので、情報伝達部300が「正常」であると判定(正常検知)する。しかしながら、第1診断では、第1接続部110を経由して情報伝達部300の故障診断を行うので、情報伝達部300の故障診断が正常にできず、情報伝達部300が「正常」であると判定する場合と「異常」であると判定(異常検知)する場合とがある。
この際、第1診断のみで故障個所が判断されると、診断の対象である情報伝達部300が故障していないにもかかわらず、異常であると誤判定されてしまうことがある。この場合、ディーラーにて故障であると誤診断された情報伝達部300を交換しても正常復帰せず、車両所有者への迷惑と、故障個所の調査費用の増大を招くという問題がある。第2接続部120が故障した場合おいても、同様の問題が生じる。
この点、電池管理装置100では、第1診断と第2診断の両方で異常検知した場合、情報伝達部300の故障であると診断(判断)しているので、第1接続部110と第2接続部120の何れか一方に故障があったとしても誤判断することはなく、上記問題を解消することができる。
また上述のように、電池管理システム1は、情報伝達部300、第1接続部110、第2接続部120のうちの何れかの故障(1重故障)である場合に、情報伝達部300の異常であるか否かを判定する構成を有する。ここで、電池管理システム1における1重故障は、基本的には、1FIT(10−9)というように小さな故障率であり、2重故障(例えば、第1接続部110と第2接続部120が同時に故障)する確率は、10−18(10−9×10−9)という極めて小さな値となる。つまり、実質的には1重故障が起こっているので、運用上は、1重故障の場合に情報伝達部300の異常を見分けることが有用であるので、1重故障である場合に、情報伝達部300の異常であるか否かを判定する構成を例に挙げて説明する。ただし、2重故障、3重故障にも対応できるように、接続部をさらに増やす等してもよい。
図3は、電池管理システム1の具体的態様の一例を示す。情報伝達部300は、組電池200のn個のセル(BC1〜BCn)の各々の両端と電池管理装置100とを接続するn+1本のワイヤーハーネス(L0〜Ln)から構成されている。このように、情報伝達部300をワイヤーハーネスで構成したので、組電池200の各セルの電圧が電池管理装置100へ印可され、電池管理装置100は、組電池200の各セルの電圧情報を取得することが可能となる。
なお、ワイヤーハーネスの本数は、n+1本に限定されるものでなく、状況に応じて採用することができる。例えば、サービスディスコネクトを組電池200のセル間に配置し、その両端にワイヤーハーネスを接続してもよい。また、例えば、電池管理装置100内の部品構成に応じて、ワイヤーハーネスを分岐して接続してもよい。
電池管理装置100は、電圧を検出するための電圧測定線(SL0〜SLn)に接続された電圧測定用ノイズフィルタ回路150(RC、CC)と、バランシングを行う調整線(SW0〜SWn)に接続された調整線用フィルタ回路160(RB、CB)と、セルコントローラIC170と、判定部130が実装されたマイコン180とを有する。
電圧測定用ノイズフィルタ回路150は、電圧測定線(SL0〜SLn)を介して測定されるセル(BC1〜BCn)の電圧からノイズ成分を除去するための回路である。電圧測定用ノイズフィルタ回路150は、電圧測定線にそれぞれ接続された抵抗(RC)と、電圧測定線とグランド線GNDの間にそれぞれ接続されたコンデンサ(CC)とにより構成されている。なお、セルの電圧を精密に測定できるように、電圧測定用ノイズフィルタ回路150の時定数には、比較的大きな値を設定することが好ましい。
調整線用フィルタ回路160のバランシング抵抗(RB)は、調整線にそれぞれ接続されたバランシング抵抗により構成されている。バランシング抵抗は、バランシング機能を用いてセル(BC1〜BCn)を放電させるときに調整線に流れるバランシング電流を制限するための回路である。また、調整線用フィルタ回路160のバランシング抵抗およびバランシングコンデンサ(CB)は、電圧測定線を介して測定されるセルの電圧からノイズ成分を除去するための回路である。
セルコントローラIC170は、上述の電圧測定機能、バランシング機能、各種の診断等を実現するための電圧測定等を行う回路であり、IC(Integrated Circuit:集積回路)等を用いて構成されている。セルコントローラIC170は、電圧測定端子(Ta0〜Tan)を介して電圧測定線(SL0〜SLn)に接続され、バランシング端子(Tb0〜Tbn)を介して調整線(SW0〜SWn)に接続され、グランド端子(Tg)を介してグランド線(GND)に接続されている。セルコントローラIC170において、各バランシング端子(Tb)の間には、組電池200の各セルの放電を制御するためのバランシングスイッチ171(BSW1〜BSWn)が配置されている。
なお、図3では、1つのセルコントローラIC170のみを図示しているが、電池管理装置100にセルコントローラIC170を複数個配置してもよい。その場合、各セルコントローラIC170とマイコン180との間の通信は、それぞれ個別で行ってもよいし、デイジーチェーン方式で行ってもよい。例えば、組電池200のセルを所定個数ごとにグループ化することで、組電池200内に複数のセルグループを設けるようにし、各セルグループに対してセルコントローラIC170を配置することができる。
また、セルコントローラIC170は、バランシングスイッチ171、第1選択回路172、第2選択回路173、第3選択回路174、差動増幅器175、AD変換器176、第1REF回路177、第2REF回路178、および送受信回路179を有する。
第1選択回路172は、電圧の測定対象とする組電池200のセルに対して、当該セルに対応する互いに隣接し合う2つの電圧測定端子を選択する。これにより、ワイヤーハーネスを介して当該セルの正極と負極にそれぞれ接続されている電圧測定線の中から、当該セルの正極と負極にそれぞれ接続されている一対の電圧測定線を選択する。そして、選択した2つの電圧測定端子の電位、すなわち選択した一対の電圧測定線の電位を、第3選択回路174に出力する。
第2選択回路173は、互いに隣接し合う2つのバランシング端子を選択する。これにより、ワイヤーハーネスに接続されている調整線の中から、対象とする一対のワイヤーハーネスにそれぞれ接続されている一対の調整線を選択する。そして、選択した2つのバランシング端子の電位、すなわち選択した一対の調整線の電位を、第3選択回路174に出力する。
第3選択回路174は、第1選択回路172と第2選択回路173の何れか一方を選択し、選択した方の回路において選択されている一対の電圧測定線間の電圧または一対の調整線間の電圧を差動増幅器175に出力する。すなわち、第3選択回路174は、第1選択回路172を選択した場合、第1選択回路172において選択されている一対の電圧測定線間の電圧を電圧信号として差動増幅器175に出力する。一方、第3選択回路174は、第2選択回路173を選択した場合、第2選択回路173において選択されている一対の調整線間の電圧を電圧信号として差動増幅器175に出力する。
差動増幅器175は、第3選択回路174から出力された電圧信号を所定の増幅率で増幅することにより、第3選択回路174からの電圧信号をAD変換器176の入力レンジ内の電圧信号に変換する電圧変換を行い、AD変換器176に出力する。
AD変換器176は、第3選択回路174から出力されて差動増幅器175で電圧変換された電圧信号を、所定のAD変換範囲内でアナログ値からデジタル値に変換するための回路である。すなわち、AD変換器176は、第1選択回路172において選択されている一対の電圧測定線間の電圧、または第2選択回路173において選択されている一対の調整線間の電圧を、所定のAD変換範囲内でアナログ値からデジタル値に変換する。これにより、セルコントローラIC170において、一対の電圧測定線間の電圧または一対の調整線間の電圧が測定される。
ここで、AD変換器176には、2つの定電圧発生回路(第1REF回路177および第2REF回路178)が接続されている。AD変換器176は、セルの電圧測定時、差動増幅器175の出力電圧を第1REF回路177を基準にしてデジタル化することにより、アナログ値をデジタル値に変換する。AD変換器176は、AD変換器176の診断時、差動増幅器175からの出力電圧の代わりに第2REF回路178の出力電圧をAD変換器176に入力し、第1REF回路177を基準としてデジタル化した値を診断値とする。なお、AD変換器176の診断については後述する。
送受信回路179は、マイコン180との間で通信を行い、各種の情報を送受信する。例えば、送受信回路179は、セルコントローラIC170の動作内容を示す情報をマイコン180から受信する。これにより、セルコントローラIC170は、マイコン180からの指示を受けることができる。また、送受信回路179は、セルコントローラIC170において測定された一対の電圧測定線間の電圧または一対の調整線間の電圧をマイコン180に送信する。これにより、セルコントローラIC170は、測定結果をマイコン180に出力することができる。
マイコン180は、セルコントローラIC170との間で通信を行い、セルコントローラIC170の動作を制御する。例えば、マイコン180には、判定部130が実装され、各種の判定が実行される。なお、判定部130は、マイコン180に実装される構成に限られるものではなく、例えば、専用回路により実現されてもよいし、図示しない他のコンピュータにより(例えばCPU(Central Processing Unit)がメモリにプログラムを読み出して)実現されてもよい。
図4は、電池管理装置100の構成要素を第1接続部110、第2接続部120、第1接続部110および第2接続部120に共通して用いられる第3接続部(共通接続部)に分類した例を示す。
第1接続部110は、電圧測定線に接続され、第2接続部120と独立した構成要素が分類される。例えば、第1接続部110は、電圧測定用ノイズフィルタ回路150、第1選択回路172等、電池管理装置100が組電池200の各セルの電圧を測定するための既存の回路を含んで構成される。
第2接続部120は、調整線に接続され、第1接続部110と独立した構成要素が分類される。例えば、第2接続部120は、調整線用フィルタ回路160、第2選択回路173等、電池管理装置100が組電池200の充電状態を均等化するための既存の回路を含んで構成される。
第3接続部は、第1接続部110と第2接続部120の何れにも接続された共通接続部である。例えば、第3接続部は、バランシングスイッチ171、第3選択回路174、差動増幅器175、AD変換器176、送受信回路179等、第1接続部110と第2接続部120で共通に用いられる既存の回路等を含んで構成される。なお、本実施の形態において、バランシングスイッチ171は、第1接続部110に係る第1診断と第2接続部120に係る第2診断の何れにも使用する機能であるので、第3接続部に分類される。
また、電池管理装置100には、第3接続部を診断する第3診断を実行する手段(本実施の形態では、判定部130)が実装されている。第3診断としては、ワイヤーハーネス、第1接続部110、または第2接続部120が故障した場合、これらの影響を受けることなく、第3接続部を判定可能な診断手法を採用している。
(第1診断)
第1接続部110を用いて情報伝達部300(ワイヤーハーネス)の異常を検知する第1診断について説明する。第1診断では、バランシングスイッチ171(BSW1〜BSWn)をオンしたときの電圧測定端子(Ta0〜Tan)間の電圧を用いて、情報伝達部300の異常を検知する。
本実施の形態では、Ln−1のワイヤーハーネスが断線した場合を例に挙げて説明する。ここでは、セル(BC1〜BCn)の電圧が各4.0V、バランシング抵抗(RB)が50Ω、ワイヤーハーネス(L0〜Ln)の抵抗が0.1Ωである場合について説明する。
Ln−1が断線の状態で、BSWn−1をオンすると、BCn−1に対応するTan−1とTan−2間の電圧は、ほぼ0Vとなる。また、BCnに対応するTanとTan−1間の電圧は、BCnの電圧とBCn−1の電圧の和となるので、約8.0Vとなる。
次に、ワイヤーハーネスが断線していない場合を例に挙げて説明する。バランシング電流0.04A(=4.0V/100Ω)とワイヤーハーネス(Ln、Ln−1、Ln−2)の抵抗値0.1Ωによるドロップ電圧の変化が電圧測定端子に現れるが、0.004Vとなるので、BCnに対応するTanとTan−1間の電圧、BCn−1に対応するTan−1とTan−2間の電圧は、共に4.0Vとなる。
本実施の形態では、マイコン180からの指示に従って所定のタイミングで(例えば、奇数側のセルと偶数側のセルを交互に定期的に)電圧測定端子間の電圧が測定され、測定された電圧がマイコン180に送信され、マイコン180の判定部130にてワイヤーハーネスが断線しているか否かが判定される。
例えば、判定部130は、第1しきい値(例えば、1V)に基づいて、電圧測定端子間の電圧が小さいと判定した場合、ワイヤーハーネスが断線していると判定してもよい。また、例えば、判定部130は、第2しきい値(例えば、6V)に基づいて、電圧測定端子間の電圧が大きいと判定した場合、ワイヤーハーネスが断線していると判定してもよい。
また、例えば、判定部130は、第1しきい値と第2しきい値の両方を用い、隣接する電圧測定端子間の電圧を用いて断線しているか否かを判定してもよい。より具体的には、判定部130は、第1の電圧測定端子間の電圧が第1しきい値より小さいと判定し、かつ、第2の電圧測定端子間の電圧が第2しきい値より大きいと判定した場合、ワイヤーハーネスが断線していると判定してもよい。この際、判定部130は、隣接する電圧測定端子間の電圧を用いて断線しているワイヤーハーネスを特定することができる。例えば、判定部130は、第1の電圧測定端子間の電圧が第1しきい値より小さいと判定し、かつ、第1の電圧測定端子間に隣接する第2の電圧測定端子間の電圧が第2しきい値より大きいと判定した場合、両者の電圧に係るワイヤーハーネスが断線していると判定すると共に、断線しているワイヤーハーネスを特定することができる。
このように、電池管理装置100は、電圧測定端子間の電圧を測定し、マイコン180の判定部130で判定することにより、ワイヤーハーネスの断線を検知でき、故障しているワイヤーハーネスを特定できる。
なお、第1診断は、上述の診断方法にかかわらず、例えば、バランシングスイッチ171をオンしてオフした後の電圧測定端子間の電圧を利用して故障診断を行う等、他の手法を適用することができる。
(第2診断)
第2接続部120を用いて情報伝達部300(ワイヤーハーネス)の異常を検知する第2診断について説明する。第2診断には、発明者らが考案した特開2015−219094号公報で開示されている第二の断線診断方式を適用することができる。より具体的には、バランシングスイッチ171(BSW1〜BSWn)をオンしてオフした後のバランシング端子(Tb)間の電圧を用いて情報伝達部300の異常を検知する。
まず、Ln−1のワイヤーハーネスが断線していない場合(正常な場合)を例に挙げて説明する。ここでは、セル(BC1〜BCn)の電圧は、各4.0V、バランシング抵抗(RB)が50Ω、バランシングスイッチ171(BSW1〜BSWn)のオン抵抗が1Ωである場合について説明する。
Ln−1が断線していない場合、BCn−1に対応したBSWn−1をオンしたとき、BCn−1に対応したTbn−1とTbn−2間の電圧は、バランシング電流とBSWn−1のオン抵抗で決定されるので、4.0V/50Ω×1Ω=0.08Vとなる。その後、BSWn−1をオフにすると、BCn−1から充電電流が流れるので、BCn−1に対応したTbn−1とTbn−2間の電圧は、4.0Vに戻る。
他方、Ln−1が断線している場合、BCn−1に対応したBSWn−1をオンしたとき、BCn−1に対応したTbn−1とTbn−2間の電圧は、バランシング電流が流れないため0Vとなる。その後、BSWn−1をオフすると、Ln−1が断線しているため、当該ノードに接続されるリーク電流による変動程度となるので、ほぼ0Vのままである。
したがって、判定部130は、Ln−1のワイヤーハーネスが正常なときと断線したときとのバランシング端子間の電圧の相違により、Ln−1の断線を検知することができる。
このように、電池管理装置100は、ワイヤーハーネスが正常なときと断線したときとのバランシング端子間の電圧を測定し、マイコン180の判定部130で判定することにより、当該ワイヤーハーネスの断線を検知でき、当該ワイヤーハーネスが故障していることを特定できる。
(第3診断)
第3診断について、AD変換器176を例に挙げて説明をする。定電圧発生回路である第1REF回路177で生成された電圧と第2REF回路178で生成された電圧の各々は、既知の電圧であるので、判定部130は、診断値が固定値となる場合にAD変換器176が正常であると検知し、固定値とならない場合にAD変換器176が異常であると検知する。このようにして、AD変換器176の異常を検知できることがわかる。
また、第3診断では、差動増幅器175の入力電圧を使用しないので、ワイヤーハーネス、第1接続部110、または第2接続部120が故障していたとしても、その影響を受けないので、第3接続部を独立して診断していることがわかる。
なお、AD変換器176以外の第3接続部についても同様に、第1接続部110または第2接続部120を介することなく当該第3接続部の異常を検知する構成を適宜に採用することができる。
(診断結果)
図5は、故障個所に対する異常検知の診断結果の一例を示す。故障個所の例として、ワイヤーハーネスのオープン、電圧測定用ノイズフィルタ回路150に配置されたRCのオープン、第1選択回路172のオープン、調整線用フィルタ回路160に配置されたRBのオープン、第2選択回路173のオープン、AD変換器176の異常を採り上げ、それぞれの故障に対し、上述した第1診断、第2診断、第3診断の診断結果が正常検知と異常検知のどちらとなるのかを示す。
故障がワイヤーハーネスのオープンである場合、上述の通り、判定部130は、第1診断と第2診断で共に異常検知する。第3診断では、ワイヤーハーネスのオープンの影響を受けないので、判定部130は、AD変換器176が正常であると判定する。
故障がRCのオープンである場合、オープン箇所の電圧測定端子間の電圧がフローティングとなるので、判定部130は、第1診断で正常検知する場合と異常検知する場合とがある。即ち、第1診断のみでワイヤーハーネスのオープンを判断すると、RCのオープンをワイヤーハーネスのオープンとして誤検知する場合がある。なお、RCのオープンは、バランシング端子間の電圧に影響を与えないので、第2診断では、判定部130は、正常検知する。また、第3診断では、RCのオープンの影響を受けないので、判定部130は、AD変換器176が正常であると判定する。
故障が第1選択回路172のオープンである場合、第1選択回路172と第3選択回路174間がフローティング電位となるので、判定部130は、第1診断で正常検知する場合と異常検知する場合とがある。即ち、第1診断のみでワイヤーハーネスのオープンを判断すると、第1選択回路172のオープンをワイヤーハーネスのオープンとして誤検知する場合がある。なお、第1選択回路172のオープンは、第2選択回路173と第3選択回路174間の電位に影響を与えないので、第2診断では、判定部130は、正常検知する。また、第3診断では、第1選択回路172のオープンの影響を受けないので、判定部130は、AD変換器176が正常であると判定する。
故障がRBのオープンである場合、バランシングスイッチ171のオフ後の電位がほぼ0Vとなるので、判定部130は、第2診断で異常検知する。即ち、第2診断のみでワイヤーハーネスのオープンを判断すると、RBのオープンをワイヤーハーネスのオープンとして誤検知する。なお、RBのオープンは、電圧測定端子間の電圧に影響を与えないので、第1診断では、判定部130は、正常検知する。また、第3診断では、RBのオープンの影響を受けないので、判定部130は、AD変換器176が正常であると判定する。
故障が第2選択回路173のオープンである場合、第2選択回路173と第3選択回路174間がフローティング電位となるので、判定部130は、第2診断で正常検知する場合と異常検知する場合とがある。即ち、第2診断のみでワイヤーハーネスのオープンを判断すると、第2選択回路173のオープンをワイヤーハーネスのオープンとして誤検知する場合がある。なお、第2選択回路173のオープンは、第1選択回路172と第3選択回路174間の電位に影響を与えないので、第1診断では、判定部130は、正常検知する。また、第3診断では、第2選択回路173のオープンの影響を受けないので、判定部130は、AD変換器176が正常であると判定する。
故障がAD変換器176にある場合、判定部130は、上述の通り第3診断でAD変換器176が異常であると判定する。第1診断と第2診断では、判定部130は、AD変換器176を介して判定することになるので、異常検知する場合と正常検知する場合とがある。
以上の通り、第1診断のみでは電池管理装置100の故障をワイヤーハーネスの故障として誤検知する場合があることがわかる。また、同様に、第2診断のみでは電池管理装置100の故障をワイヤーハーネスの故障として誤検知する場合があることがわかる。この点、電池管理装置100では、第1診断と第2診断の両方が異常であると判断した場合にワイヤーハーネスのオープンであると判断するようにしたので、ワイヤーハーネスのオープンと電池管理装置100の故障とを切り分けることができる。
また、さらに第3診断が正常である場合、より具体的には、第1診断が異常、第2診断が異常、第3診断が正常であるときにワイヤーハーネスのオープンであると判断することによって、電池管理装置100に第3接続部が設けられる場合であっても、ワイヤーハーネスのオープンを確実に検知することが可能となる。
さらに、第3診断で異常検知した場合、第3接続部の異常であると判定することにより、第3接続部の故障と第1接続部110または第2接続部120の故障とを切り分けることができるので、電池管理装置100内の故障個所を特定することができる。
(2)第2の実施の形態
図6は、本実施の形態に係る電池管理システム2の構成の一例を示す。電池管理システム2は、電池管理装置400、複数個のセル(BC1〜BCn)を含む組電池500、情報伝達部600(L0〜Ln)を含んで構成される。
電池管理装置400は、情報伝達部600を介して組電池500の管理を行う。電池管理装置400は、組電池500の管理として、組電池500のセルの電圧情報を用い、セルの充放電電力の制御を行うこと、充電状態の高いセルを放電して各セルの充電状態を均等化するバランシングを行うこと等ができる。
情報伝達部600は、電磁波700を介して情報を送受信する無線送受信機611を有する情報取得装置610を備える。情報取得装置610は、組電池500の情報の取得機能、バランシング機能などを有している。
電池管理装置400には、第1接続部410と第2接続部420が設けられる。第1接続部410には、電磁波700を介して情報を送受信する無線送受信機411が設けられる。第2接続部420には、電磁波700を介して情報を送受信する無線送受信機421が設けられる。
また、電池管理装置400には、第1接続部410と第2接続部420にそれぞれ接続された判定部430が設けられる。判定部430は、第1接続部410から得られた情報(例えば各セルの電圧情報)により情報伝達部600の異常を検知する第1診断と、第2接続部420から得られた情報(例えば各セルの電圧情報)により情報伝達部600の異常を検知する第2診断とを実行する。判定部430は、第1診断と第2診断の両方で異常を検知した場合、故障個所が情報伝達部600であると判断し、第1診断と第2診断の何れか一方のみで異常を検知した場合、電池管理装置400の異常であると判断する。
このように、情報伝達部600が電池管理装置400と無線通信する構成であっても、情報伝達部600の故障と電池管理装置400の故障とを切り分けることが可能となる。
また、各部の故障に対する第1診断、第2診断の診断結果は、第1の実施の形態で示した図2と同様になる。このように診断することにより、第1の実施の形態と同様、故障部位の特定が可能となる。
なお、第1の実施の形態と同様、第1接続部410として、電圧測定用ノイズフィルタ回路150、第1選択回路172等、電池管理装置400が組電池500の各セルの電圧を測定するための既存の回路を用い、第2接続部420として、調整線用フィルタ回路160、第2選択回路173等、電池管理装置400が組電池500の充電状態を均等化するための既存の回路を用いてもよい。
さらに、第1の実施の形態と同様、電池管理装置400に第1接続部410と第2接続部420とに共通の第3接続部(共通接続部)を設け、第3診断を実装してもよい。この際、判定部430は、第3診断で第3接続部の正常を検知し、第1診断および第2診断で情報伝達部600の異常を検知した場合、情報伝達部600が故障していると判定してもよい。かかる構成によれば、第1の実施の形態と同様、第3接続部が設けられる場合であっても、情報伝達部600の故障と電池管理装置400の故障とを切り分けることができる。また、判定部430は、第3診断で第3接続部の異常を検知した場合、電池管理装置400(第3接続部)が故障していると判定してもよい。また、判定部430は、第3診断で第3接続部の正常を検知し、第1診断または第2診断で情報伝達部600の異常を検知した場合、第1接続部410または第2接続部420が故障していると判定してもよい。かかる構成によれば、第1の実施の形態と同様、電池管理装置400内の故障個所の特定が可能となる。
(3)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、本発明を、情報伝達部300が例えばワイヤーハーネスであり、電池管理装置100と組電池200とで情報を素早く伝達することができ、高精度な制御を実現できる電池管理システム1、または情報伝達部600が例えば無線送受信機(無線通信機)を備え、無線通信により組電池500の配置の自由度が高められた電池管理システム2に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々の電池管理システムに広く適用することができる。
また上述の実施の形態においては、複数の接続部として、第1接続部110,410と第2接続部120,420との2つを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、接続部を3つ以上設けるようにしてもよい。この場合、判定部130,430は、各接続部の全ての診断において、情報伝達部300,600の異常が検知された場合、情報伝達部300,600の故障であると判定し、各接続部の何れかの診断において、情報伝達部300,600の異常が検知された場合、電池管理装置100,400の故障であると判定する。
また上述の実施の形態においては、第1接続部110,410と第2接続部120,420とが異なる場合について述べたが、本発明はこれに限らず、第1接続部110,410と第2接続部120,420との経路が異なれば、適宜の構成を採用することができ、例えば、第1接続部110,410と第2接続部120,420とを同じものとしてもよい。
また上述の実施の形態においては、第1接続部110,410と第2接続部120,420とを既存の回路を利用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、第1接続部110,410と第2接続部120,420とを既存の回路とは別に新たに設けるようにしてもよい。
また上述の実施の形態においては、故障としてオープンを例に挙げて述べたが、本発明はこれに限らず、故障については、ショート、抵抗上昇等、他の故障であっても本発明を適用できる。
上述した実施の形態の構成は、発明の範囲を逸脱しない限り、適宜に組わせることができる。
以上説明した内容はあくまで一例であり、発明の特徴が損なわれない限り、本発明は上述の内容に限定されるものではない。
1,2……電池管理システム、100,400……電池管理装置、110,410……第1接続部、120,420……第2接続部、130,430……判定部、200,500……組電池、300,600……情報伝達部。

Claims (7)

  1. 組電池と、
    前記組電池を管理する電池管理装置と、
    前記組電池と前記電池管理装置との間で情報を伝達する情報伝達部と、
    前記電池管理装置に設けられ、前記情報伝達部に接続された複数の接続部と、
    前記複数の接続部の各々を介して前記組電池から取得した各情報について、前記各情報を用いて前記情報伝達部の異常を検知する各診断を行い、前記各診断の結果に基づいて故障個所を判定する判定部と、を備え、
    前記判定部は、前記各診断の全てにおいて前記情報伝達部の異常を検知した場合、前記情報伝達部が故障個所であると判定し、前記各診断の何れかで前記情報伝達部の異常を検知した場合、前記電池管理装置が故障個所であると判定する、
    ことを特徴とする電池管理システム。
  2. 前記電池管理装置に設けられ、前記複数の接続部で共通に用いられる共通接続部を更に備え、
    前記判定部は、
    前記共通接続部を介して前記各情報を取得し、
    前記複数の接続部を介することなく前記共通接続部の異常を検知する共通接続部用診断を行い、
    前記共通接続部用診断で前記共通接続部の異常を検知しなかった場合、かつ、前記各診断の全てで前記情報伝達部の異常を検知した場合、前記情報伝達部が故障個所であると判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電池管理システム。
  3. 前記複数の接続部は、第1接続部と第2接続部とから構成され、
    前記第1接続部は、前記電池管理装置が前記組電池の電圧を測定するための回路であり、
    前記第2接続部は、前記電池管理装置が前記組電池の充電状態を均等化するための回路である、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の電池管理システム。
  4. 前記組電池は、複数のセルを含んで構成され、
    前記情報伝達部は、前記複数のセルの各々の両端に接続されるように複数設けられ、
    前記情報伝達部の各々に前記第1接続部の電圧測定線と前記第2接続部の調整線とが接続され、
    前記判定部は、前記情報伝達部ごとに、前記情報伝達部に接続された前記第1接続部の電圧測定線と隣接する少なくとも一方の前記第1接続部の電圧測定線との間の電圧に基づいて前記情報伝達部の異常を検知し、前記情報伝達部が正常であるときと異常であるときとの前記情報伝達部に係るセルに対応する前記第2接続部の調整線間における電圧の相違に基づいて前記情報伝達部の異常を検知する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の電池管理システム。
  5. 前記情報伝達部は、ワイヤーハーネスで構成されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の電池管理システム。
  6. 前記情報伝達部は、無線通信機を含んで構成されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の電池管理システム。
  7. 組電池を管理する電池管理装置であって、
    前記組電池と前記電池管理装置との間で情報を伝達する情報伝達部に接続された複数の接続部と、
    前記複数の接続部の各々を介して前記組電池から取得した各情報について、前記各情報を用いて前記情報伝達部の異常を検知する各診断を行い、前記各診断の結果に基づいて故障個所を判定する判定部と、を備え、
    前記判定部は、前記各診断の全てにおいて前記情報伝達部の異常を検知した場合、前記情報伝達部が故障個所であると判定し、前記各診断の何れかで前記情報伝達部の異常を検知した場合、前記電池管理装置が故障個所であると判定する、
    ことを特徴とする電池管理装置。
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