JP2012048128A - 電子機器 - Google Patents

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Tsukasa Kobayashi
宰 小林
Hidehiko Amagi
英彦 天木
Shinya Aoyama
真也 青山
Hiroyuki Ogiwara
裕之 荻原
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Abstract

【課題】落下等の衝撃による表示装置の破損を防止できる電子機器を提供する。
【解決手段】電子機器10は、ケース22と、ケース22の内側に設けられた収容部41と、収容部に収容される表示装置26と、収容部41の内面41Aに設けられた接触片44とを備えている。接触片44は、ホルダ28の端面28Bに対して弾性的に接触可能で、かつ、ケース22の厚み方向に沿った線43を中心として湾曲可能な部材である。ケース22の厚み方向に沿った線43を中心として接触片44を湾曲可能とすることにより表示装置26に加わる衝撃を緩和できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、筐体の内側に収容部を設け、収容部に表示装置を収容した電子機器に関する。
電子機器は、通常、筐体に収容部が設けられ、収容部に表示装置が設けられている。この電子機器として、落下等の衝撃から表示装置を保護するように構成されたものが知られている(例えば、特許文献1)。
また、近年では、筐体の収容部に収容される表示装置を保護するために、収容部の内面あるいは表示装置の端面に接触片を設ける構造が試みられている。
この構造は、筐体の幅方向に沿った線を中心として接触片が湾曲することにより衝撃を緩和する。
特開2006−209037号公報(段落0007)
ところで、近年では、表示装置の筐体に対して表示装置の大画面化が求められている。
大画面化された表示装置は、大画面化に伴って、従来に比較して重量が増加するため、筐体が落下した際の衝撃を緩和するためには、接触片の湾曲半径を大きくする必要がある。
しかしながら、筐体の幅方向に沿った線を中心として湾曲する接触片は、湾曲半径を大きくすると、筐体の厚み寸法に影響を及ぼし、好ましくない。
本発明は、前述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、落下等の衝撃による表示装置の破損を防止できる電子機器を提供することにある。
本発明の第1の態様に係る電子機器は、筐体と、前記筐体の内側に設けられた収容部と、前記収容部に収容される表示装置と、前記収容部の内面に設けられ、前記表示装置の端面に対して弾性的に接触する接触片と、を備え、前記接触片の少なくとも一端が、前記収容部の側面に固定されており、前記接触片が前記固定されている部分を支点として湾曲可能に構成されている。
また、本発明の第2の態様に係る電子機器は、前記接触片の、前記表示装置の端面に接触する面の反対側に、湾曲許容空間が設けられている。
また、本発明の第3の態様に係る電子機器は、前記筐体の長手方向端部に、前記筐体の幅よりも短い幅を持つレシーバと、前記レシーバの幅方向端部側に設けられた凹部とを有し、前記接触片が前記収容部における前記レシーバ側に設けられ、前記湾曲許容空間は前記凹部である。
さらに、本発明の第4の態様に係る電子機器は、前記レシーバの幅方向端部側に設けられた凹部を有し、前記接触片が前記収容部と前記凹部とを区画する。
また、本発明の第5の態様に係る電子機器は、前記筐体を組み付けるために前記レシーバの幅方向端部側に貫通する固定部材と、前記筐体に前記固定部材の端部を収容するザグリとを有し、前記凹部および前記ザグリが連通している。
さらに、本発明の第6の態様に係る電子機器は、前記接触片の両端部が前記筐体に連結されている。
また、本発明の第7の態様に係る電子機器は、前記表示装置は、第1の端面が、前記第1の端面と逆の端面である第2の端面よりも衝撃に弱い構造を持ち、前記第1の端面が前記レシーバ側に配置される。
本発明の第1の態様に係る電子機器によれば、表示装置の端面に対して接触片を弾性的に接触させ、接触片の少なくとも一端を収容部の側面に固定し、収容部の側面に固定されている部分を支点として湾曲可能としたため、筐体の落下等により表示装置に加わる衝撃を緩和できるという効果を有する。
加えて、第1の態様に係る電子機器によれば、収容部の側面に固定された部分を支点として接触片を湾曲させる構造とすることにより、表示装置の大型化に対応させて接触片の接触半径(湾曲半径)を長くした場合でも、筐体の厚み寸法に影響を与える虞はない。
換言すれば、第1の態様に係る電子機器によれば、筐体の厚み寸法を大きくしなくとも、接触片の接触半径(湾曲半径)を長くして表示装置の大型化に対応させることができるという効果を有する。
ここで、接触片の接触半径(湾曲半径)とは、接触片が収容部の側面に対して固定された部分を支点として、その接触片が湾曲変形(弾性変形)可能な部位の長さ寸法をいう。
また、本発明の第2の態様に係る電子機器によれば、接触片の、表示装置の端面に接触する面の反対側に設けた湾曲許容空間により、接触片が湾曲可能な範囲を確保することができるので、接触片によってより大きな衝撃を緩和することができる。
また、本発明の第3の態様に係る電子機器は、接触片を収容部におけるレシーバ側に設けた。
近年の回路の小型化により、レシーバの幅方向の長さは、電子機器の幅方向の長さよりも短くなることが一般的である。そのため、電子機器には、通常、レシーバの近傍(幅方向両端部側)にデッドスペースがある。
そこで、本発明の第3の態様に係る電子機器によれば、このデッドスペースを利用し、レシーバの近傍(幅方向両端部側)に接触片を設けたため、筐体の寸法に影響を与えることなく接触片を設けることができるという効果を有する。
さらに、本発明の第4の態様に係る電子機器によれば、収容部および凹部を接触片で区画することにより、別途、区画部材を設ける必要がない。
これにより、本発明の第4の態様に係る電子機器によれば、部品点数の増加を抑えることができ、筐体の寸法に影響を与えないようにできるという効果を有する。
また、本発明の第5の態様に係る電子機器によれば、筐体に固定ビスの頭部を収容するザグリを有し、ザグリに凹部を連通させることにより凹部の容積を実質的に大きくでき、接触片の湾曲許容空間を大きくできる。
これにより、第5の態様に係る電子機器によれば、衝撃緩和のための接触片の変形ストロークを大きくできるため、大きな衝撃にも対応できるという効果を有する。
さらに、本発明の第6の態様に係る電子機器によれば、接触片の両端部を筐体に連結したので、片支持に比較して湾曲強度、湾曲ストローク等を所望値に設定しやすいという効果を有する。
また、本発明の第7の態様に係る電子機器によれば、表示装置は、第1の端面が、第1の端面と逆の端面である第2の端面よりも衝撃に弱い構造を持ち、第1の端面がレシーバ側に配置される。
これにより、衝撃に弱い端面を、レシーバ近傍のデッドスペースを湾曲許容空間として利用している接触片によって保護することができる。したがって、筐体の寸法を抑えつつ、表示装置の特に弱い端面を保護することができる。
本発明に係る第1実施形態の電子機器を示す斜視図 第1実施形態の第2筐体を示す分解斜視図 第1実施形態の第2筐体を示す斜視図 図3のI部拡大図 図4の接触片を示す斜視図 図4の接触片および凹部を示す平面図 (A)は本発明に係る表示装置で接触片を押圧した状態を示す平面図、(B)は本発明に係る接触片の湾曲変形により表示装置に加わる衝撃を緩和する状態を示す平面図 本発明に係る第2実施形態のザグリを示す斜視図 図8のザグリを示す平面図
以下、本発明の実施形態に係る電子機器について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1に示すように、本発明の第1実施形態である電子機器10は、略矩形体状に形成された第1筐体11と、略矩形体状に形成された第2筐体(筐体)12と、第1筐体11および第2筐体12を開閉自在に連結する連結部13と備えた開閉式の電子機器である。
この電子機器10は、連結部13を中心として相対的に回動することにより第1筐体11および第2筐体12が互いに重なり合う携帯状態と、連結部13を中心として相対的に回動することにより第1筐体11および第2筐体12が互いに離れる方向に展開された展開状態(図1参照)とを取り得る。
第1筐体11は、第1筐体11の表面11Aに操作キー14等を備えた操作部15が設けられている。
図2、図3に示すように、第2筐体12は、互いに厚み方向に組み合わせられる樹脂製のカバー21および樹脂製のケース22と、カバー21およびケース22を組み付ける固定ビス24と、ケース22に収容された表示装置26と、表示装置26に連結されたフレキシブルケーブル31と、表示装置26の表示部26Aを覆う表示部パネル32と、カバー21(図1参照)の長手方向端部21Aに設けられたレシーバ34とを備えている。
表示装置26は、ガラス基板を積層させて画像等を表示する略矩形状の本体27と、本体27の周囲(四辺)を保護するように囲う枠状のホルダ28とを備えている。
なお、本実施例の本体27はガラス基板を二層積層させたものである。
フレキシブルケーブル31は、端部31Aがホルダ28の長手方向端部28Aにおいて本体27に連結され、収容部41に設けられた孔部42からレシーバ34側に案内されて折り返されている。
レシーバ34は、カバー21の長手方向端部21Aに設けられ、受話用の音声を出力する部品である。
なお、レシーバ34の幅方向の長さは、図中で隠れている部分を含めても、ケース22の幅方向の長さよりも短い。
このレシーバ34は、カバー21の長手方向端部21Aに設けられるとともに幅方向中央部に設けられ、ケース22の第1レシーバホール36に対向するように配置されている。
第1レシーバホール36は、ケース22の長手方向端部22Aに設けられるとともに幅方向中央部22Bに設けられている。この第1レシーバホール36は、表示部パネル32の第2レシーバホール32Aに同軸上に配置されている。
表示装置26を収容するケース22は、略矩形状に形成された樹脂製の部材である。
このケース22は、固定ビス24が貫通可能な貫通孔37と、貫通孔37に対して同軸上に形成されたザグリ(座ぐり)38と、ケース22の内側に設けられた収容部41と、収容部41に設けられた接触片44と、レシーバ34(第1レシーバホール36)の幅方向端部22C側に設けられた凹部46とを備えている。
貫通孔37は、ケース22において、レシーバ34(第1レシーバホール36)の幅方向端部22C側に形成されるとともに、連結部13側の幅方向端部22D側に形成されている。
すなわち、貫通孔37は、略矩形状に形成されたケース22の四隅に設けられている。
さらに、ケース22の表面22E側に、貫通孔37に対して同軸上にザグリ(段差凹部)38が形成されている。
ケース22の表面22E側から固定ビス24が貫通孔37に貫通されてカバー21にねじ結合されている。固定ビス24をねじ結合することにより、固定ビス24でカバー21およびケース22が組み付けられている。
この状態において、固定ビス24の頭部25がザグリ38に収容されている(図4参照)。
収容部41は、表示装置26が収容される収容凹部であり、表示装置26より一回り大きな略矩形状に形成されている。
図4、図5に示すように、収容部41の長手方向端部で、かつ、幅方向端部に凹部46が収容部41に隣接された状態に形成されている。
収容部41および凹部46間に接触片44が設けられている。
接触片44は、収容部41の内面41Aに端部44A,44Bが設けられている。
具体的には、端部44A,44Bのうち端部44Aが、内面41Aの側面41Bに設けられている。
また、端部44Bは、図5に示すとおり一部(上方)が切り欠かれた構成となっており、これによって、接触片44の弾性を確保している。
また、接触片44は、図5に示すとおり、端部44Aおよび端部44Bにて収容部41の底面41Dに対しても固定されている。これにより、収容部41に表示装置26を収容した際に、表示装置26を確実に位置規制することができる。
なお、衝撃の緩和を重視するのであれば、接触片44の厚み方向におけるケース22側の部分の一部または全体を、収容部41の底面41Dから分離する構成としてもよい。これにより、接触片44のケース22側の部分も弾性変形可能となるので、より衝撃を緩和することができるようになる。
一方、端部44Bは、内面41Aの端面41Cに設けられている。この状態で、接触片44が収容部41および凹部46間に設けられている。
よって、収容部41および凹部46が接触片44で区画されている。
この接触片44は、ホルダ28の端面28Bに対して弾性的に接触し、かつ、ケース22の厚み方向(第2筐体12の厚み方向)に沿った線43を中心として矢印方向(図5参照)に湾曲可能な弾性片である。
なお、接触片44は、図5に示すとおり、線43が記載されている部分で収容部41の側面に固定されているのみならず、収容部41の底面41Dにも固定された構造となっている。そのため、厳密には、接触片44は、ホルダ28の端面28Bが接触する接触面44Cが収容部41の底面41Dに向かって先細りとなる円錐面となるように撓むことになる。この際、円弧面は線43と平行な線を母線とする。
なお、接触片44は、収容部41の底面41Dに固定されていなければ、接触面44Cが線43と平行な線を中心とする凹状の円弧面となるように撓むことになる。
さらに、接触片44は、収容部41の底面41Dに固定されていないとともに、端部44Bが設けられていない、換言すれば端部44Aによる片支持構造である場合、線43を中心として凸状の円弧面となるように撓むことになる。
以上のように、接触片44は、その構造に関わらず、線43あるいは線43と平行な線を基準として平坦な接触面44Cが円錐面、円弧面となるように撓む。なお、接触片44とホルダ28の端面28Bとの接触の態様、接触片44の材質等、衝撃の方向に応じて、接触片44は、厳密には、多少歪んだ円錐面、円弧面に変形する可能性もある。本出願では、特に断らない限り、これらの例も含めて円錐面への変形、円弧面への変形と呼ぶ。
また、説明を簡単にするため、以下の例では、線43を中心に接触片44が湾曲するものとして説明する。
接触片44が、ケース22の厚み方向に沿った線43を中心として湾曲可能とすることにより、電子機器10(第2筐体12)の落下等により表示装置26に加わる衝撃を緩和できる。
加えて、ケース22の厚み方向に沿った線43を中心として接触片44を湾曲させる構造としたため、表示装置26の大型化に対応させて接触片44の接触半径(湾曲半径)Lを長くした場合でも、ケース22(第2筐体12)の厚み寸法に影響を与える虞はない。
換言すれば、ケース22の厚み寸法を大きくしなくとも、接触片44の接触半径(湾曲半径)Lを長くして表示装置26の大型化、重量増に対応させることができる。
ここで、接触片44の接触半径(湾曲半径)Lとは、接触片44が収容部41の側面41Bに対して固定された部分を支点として、その接触片44が湾曲変形(弾性変形)可能な部位の長さ寸法をいう。
なお、上記では、接触片44が線43を中心として湾曲するものとして説明したが、厳密には、接触片44が収容部41の内面41A(側面41B,端面41C)に固定されており、それらの固定されている箇所45A,45Bを支点として湾曲可能であれば、衝撃を緩和することができる。
図6に示すように、接触片44は、凹部46におけるレシーバ34(図4参照)側に設けられている。
ここで、上述したようにレシーバ34の幅方向の長さは、ケース22の幅方向の長さよりも短いので、ケース22においてレシーバ34の近傍(幅方向両端部22F側)にデッドスペースが存在する。
そこで、レシーバ34の近傍(幅方向両端部22F側)に凹部46を設け、この凹部46のレシーバ34側に接触片44を設けるようにした。この凹部46を接触片44が湾曲した際に接触片44が収容される空間(湾曲許容空間)として用いることで、接触片44の湾曲可能な範囲を広げることができ、より大きな衝撃を吸収することができるようになる。
なお、図6に示すとおり、接触片44を、端部44Aと端部44Bとの両方で支持する場合、湾曲許容空間は、接触片44と表示装置26とが接触する部分(図6では、端面28B)よりも幅広となるよう構成することが望ましい。これにより、図7(B)に示すとおり、接触片44を、ケース22の幅方向の両方で変形させることが可能となるため、より大きな衝撃を緩和することができる。
これにより、ケース22(第2筐体12)の寸法に与える影響を抑えつつ接触片44およびその湾曲許容空間を設けることができる。
具体的には、ケース22の厚さ寸法や幅寸法に影響を与えることなく接触片44を設けることができる。
なお、第1実施形態では、レシーバ34の近傍のデッドスペースを湾曲許容空間として利用することで、ケース22の厚み寸法に与える影響を抑えつつ湾曲許容空間を確保していた。しかし、湾曲許容空間を設ける箇所は、これに限られるものではない。ケース22に他の目的で設けられた凹部を湾曲許容空間として用いたり、ケース22に湾曲許容空間として用いる凹部を追加したりしてもよい。
さらに、接触片44は、収容部41および凹部46を区画し、かつ、両端部44A,44Bが収容部41の内面41Aに連結されている。
収容部41および凹部46を接触片44で区画することにより、接触片44で区画部材を兼用できる。
収容部41および凹部46を接触片44で区画することにより、別途、区画部材を設ける必要がない。
これにより、部品点数の増加を抑えることができ、ケース22(第2筐体12)の寸法に影響を与えないようにできる。
加えて、接触片44の両端部44A,44Bが収容部41の内面41Aに連結されている。
接触片44の両端部44A,44Bを収容部41の内面41Aに連結したので、片支持に比較して湾曲強度、湾曲ストローク等を所望値に設定しやすくできる。
なお、衝撃の吸収を目的とするのであれば、片支持であっても構わない。
次に、電子機器10の落下により表示装置26に加わる衝撃を緩和する例を図7に基づいて説明する。
図7(A)に示すように、表示装置26(ホルダ28)の端面28Bが接触片44に接触している。
この状態で、電子機器10が落下することにより、ホルダ28の端面28Bが接触片44を矢印A方向に押圧する。
図7(B)に示すように、端面28Bが接触片44を押圧することにより、接触片44が、ケース22の厚み方向に沿った線43(図5も参照)を中心として矢印B方向に湾曲変形(弾性変形)する。
接触片44が湾曲変形することにより、電子機器10(第2筐体12)の落下により表示装置26に加わる衝撃を接触片44で緩和できる。
次に、第2実施形態を図8〜図9に基づいて説明する。
なお、第2実施形態において第1実施形態の電子機器10と同一類似部材については同じ符号を付して説明を省略する。
(第2実施形態)
図8に示すように、第2実施形態の電子機器60は、第1実施形態のザグリ38をザグリ(段差部)62に代えたもので、その他の構成は第1実施形態の電子機器10と同じである。
ザグリ62は、第1実施形態のザグリ38と同様に、固定ビス24の頭部25を収容可能で、さらに凹部46まで延ばされている。
図9に示すように、第1実施形態のザグリ38をザグリ62に代えることにより、凹部46およびザグリ62が連通されている。
ザグリ38に凹部46を連通させることにより凹部46の容積を実質的に大きくでき、接触片44の湾曲許容空間を大きくできる。
これにより、衝撃緩和のための接触片44の変形ストロークを大きくできるので大きな衝撃にも対応できる。
加えて、第2実施形態の電子機器60によれば、第1実施形態の電子機器10と同様の効果が得られる。
なお、本発明に係る電子機器は、前述した第1実施形態,第2実施形態に限定されるものではなく適宜変更、改良等が可能である。
例えば、第1実施形態,第2実施形態では、ホルダ28の長手方向端部28Aにフレキシブルケーブル31の端部31Aを連結した例について説明したが、これに限らないで、本体27の長手方向端部28Aにフレキシブルケーブル31の端部31Aを連結することも可能である。
表示装置26は、ガラス基板を二層積層したものであるが、フレキシブルケーブル31が取り付けられている部分については一層のガラス基板で構成されている。そのため、フレキシブルケーブル31の端部31Aをレシーバ34側に配置することにより、衝撃に弱い1層の部分を接触片44によって保護することができる。
なお、表示装置26の取り付け方向を逆にし、レシーバ34の反対側に1層の端面を配置するとしてもよいが、レシーバ34の反対側には、一般的に、回路基板が筐体の隅まで配置されているため、湾曲許容空間として利用するスペースを別途設ける必要があり、セット全体の寸法が大きくなってしまう。そのため、セット全体の寸法を抑えつつ、1層の端面を保護するためには、レシーバ34側にてフレキシブルケーブル31を折り返すことが望ましい。
なお、フレキシブルケーブル31がない側の端面は二層であるため、湾曲許容空間を設けない接触片44、もしくは、従来技術と同様の手段で支持するようにしても衝撃に耐えられる可能性が高い。したがって、フレキシブルケーブル31がない端面について上述したような構造を採用することにより、筐体全体の寸法を抑えることができる。なお、ここでは、最大二層のガラス基板を例にして説明したが、これに限られるものではない。三層以上であってもよいし、ガラス基板以外のものが多層化されていてもよい。また、積層された形に限らず、一方の端面が他方の端面よりも衝撃に弱い材質で構成されていたり、積層はされていないが一方の端面が他方の端面よりも薄くなるよう構成されている場合等に、同様の構造にするとしてもよい。すなわち、一方の端面が他方の端面よりも衝撃に弱い場合に、その端面が、レシーバ近傍のデッドスペースを湾曲許容空間とした接触片44に支持される構成であれば、どのようなものであっても構わない。
また、第1実施形態,第2実施形態で使用した電子機器、第2筐体、収容部、表示装置、接触片、レシーバ、凹部、固定ビス、ザグリおよびフレキシブルケーブル等の形状や構成は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
また、第1実施形態、第2実施形態では、固定ビス24を用いていたが、これに限られるものではない。固定ビス24は、固定手段の一例であり、ツメ等の他の手段による固定を行うとしてもよい。また、ザグリに配置される部分も固定ビス24の頭部とは限らず、何らかの固定手段の一端であればよい。
また、第1実施形態、第2実施形態では、ホルダ27も含めた構造を表示装置26と呼んでいたが、これに限られるものではない。ホルダ27を用いず、表示部26Aを直接ケース22が保持する構成としても良い。すなわち、本発明における表示装置とは、ホルダ27のあるものとホルダ27のないものの両方を含む。また、ホルダ27の内部にも接触片44と同様の構成を設け、ホルダ27と表示部26Aの間でも衝撃を吸収できるようにするとしてもよい。
また、上記で説明した各実施形態および変形例を適宜組み合わせたものも本発明に含まれる。
本発明は、筐体の内側に収容部が設けられ、収容部に表示装置が収容された電子機器への適用に好適である。
10,60 電子機器
12 第2筐体(筐体)
22 ケース
22A ケースの長手方向端部(筐体の長手方向端部)
24 固定ビス
25 固定ビスの頭部
26 表示装置
28 ホルダ
28B ホルダの端面(表示装置の端面)
31 フレキシブルケーブル
34 レシーバ
38,62 ザグリ
41 収容部
41A 収容部の内面
42 孔部
43 ケースの厚み方向に沿った線(筐体の厚み方向に沿った線)
44 接触片
44A,44B 接触片の両端部
46 凹部

Claims (7)

  1. 筐体と、
    前記筐体の内側に設けられた収容部と、
    前記収容部に収容される表示装置と、
    前記収容部の内面に設けられ、前記表示装置の端面に対して弾性的に接触する接触片と、を備え、
    前記接触片の少なくとも一端が前記収容部の側面に固定されており、前記接触片が前記固定されている部分を支点として湾曲可能に構成されている電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器であって、
    前記接触片の、前記表示装置の端面に接触する面の反対側に、湾曲許容空間が設けられている電子機器。
  3. 請求項2に記載の電子機器であって、
    前記筐体の長手方向端部に、前記筐体の幅よりも短い幅を持つレシーバと、前記レシーバの幅方向端部側に設けられた凹部とを有し、
    前記接触片が前記収容部における前記レシーバ側に設けられ、前記湾曲許容空間は前記凹部である電子機器。
  4. 請求項3に記載の電子機器であって、
    前記接触片が前記収容部と前記凹部とを区画する電子機器。
  5. 請求項4に記載の電子機器であって、
    前記筐体を組み付けるために前記レシーバの幅方向端部側に貫通する固定部材と、
    前記筐体に前記固定部材の端部を収容するザグリとを有し、
    前記凹部および前記ザグリが連通している電子機器。
  6. 請求項1ないし請求項5のうちのいずれか1項に記載の電子機器であって、
    前記接触片の両端部が前記筐体に連結されている電子機器。
  7. 請求項3ないし請求項6のうちのいずれか1項に記載の電子機器であって、
    前記表示装置は、第1の端面が、前記第1の端面と逆の端面である第2の端面よりも衝撃に弱い構造を持ち、前記第1の端面が前記レシーバ側に配置される電子機器。
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