JP2012047132A - 放出配管のカバー部材、これを備えた放出配管およびこれを備えたガスタービンプラント - Google Patents
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Abstract
【解決手段】可燃性流体を大気に放出させる放出配管11の放出側の端部を取り囲むように設けられて、その鉛直上方部が開放され、かつ、その鉛直下方部が閉止されていることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
また、リリーフ弁が作動し、ベント管から燃料ガスが放出される際に、何らかの原因で燃焼ガスに引火し、火炎が発生することがある。このため、ベント管の開放端部に金網を設けることによって、ベント管から火炎が吹出した場合であっても、吹き出す火炎長を抑制していた。
すなわち、本発明に係る放出配管のカバー部材によれば、可燃性流体を大気に放出させる放出配管の放出側の端部を取り囲むように設けられて、その鉛直上方部が開放され、鉛直下方部が閉止されていることを特徴とする。
以下、本発明の第1実施形態について、図1および図2を用いて説明する。
本実施形態に係るガスタービンコンバインドプラント(ガスタービンプラント)のガスタービン(図示せず)に設けられる燃焼器(図示せず)には、燃料ガス(可燃性流体)が燃料ガス供給配管(図示せず)から供給されて燃焼する。燃焼器において燃料ガスが燃焼することによって導出された燃焼ガスは、ガスタービンを回転駆動する。
燃料ガスベント管11の放出側の端部は、鉛直上方になるように設けられている。燃料ガスベント管11の途中位置には、燃料ガス供給配管内の余剰の燃料ガスを燃料ガス供給配管から燃料ガスベント管11へと導出する燃料逃がし弁(図示せず)が設けられている。燃料ガスベント管11には、その放出側の端部を包囲するようにカバー部材12が設けられている。
燃料ガス(可燃性流体)を大気に放出させる燃料ガスベント管11に接続されている内管13の放出側の端部には、その端部を取り囲んでいるカバー部材12を設けて、カバー部材12の鉛直上方部を開放して大気に連通させることとした。そのため、燃料ガスベント管11に接続されている内管13の端部から吹き出す火炎をカバー部材12の鉛直上方部から大気に放出させることができる。したがって、火炎が放出された場合に生じる被害範囲を従来に比べて縮小することができる。
本実施形態の燃料ガスベント管のカバー部材、これを備えた燃料ガスベント管およびこれを備えたガスタービンコンバインドプラントは、カバー部材の形状が異なる点で、第1実施形態と相違しその他は同様である。したがって、同一の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図3には、本実施形態の放出配管のカバー部材の縦断面構成図が示されている。
燃料ガス(可燃性流体)を大気に放出させる燃料ガスベント管(放出配管)に接続されている内管13の放出側の端部には、その端部を取り囲んでいるカバー部材22を設けて、カバー部材22の鉛直上方部を開放して大気に連通させることとした。そのため、燃料ガスベント管の端部から吹き出す火炎をカバー部材22の鉛直上方部から大気に放出させることができる。したがって、火炎が放出された場合に生じる被害範囲を従来に比べて縮小することができる。
本実施形態の燃料ガスベント管のカバー部材、これを備えた燃料ガスベント管およびこれを備えたガスタービンコンバインドプラントは、内管に設けられる孔の大きさが異なる点で、第1実施形態と相違しその他は同様である。したがって、同一の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図4には、本実施形態の放出配管のカバー部材の縦断面構成図が示されている。
内管13の上端面近傍の側壁には、カバー部材12の内部と連通している孔(転向部材)24が設けられている。孔24は、内管13の側壁に大きく例えば4箇所に開口している。各孔24の開口面積が大きいため、内管13の上端面近傍の側壁は、各孔24の間に棒状に形成されていることとなる。
燃料ガスベント管(放出配管)に接続されている内管13の放出側の端部には、燃料ガスベント管(図示せず)に接続されている内管13内に導かれた燃料ガス(可燃性流体)の流れ方向を水平方向に転向させる閉止板(転向部材)および内管13の側壁に開口している孔(転向部材)24を設けることとした。そのため、カバー部材12の鉛直上方部が大気開放になっていても燃料ガスベント管内への雨水の侵入を防止することができる。したがって、燃料ガスベント管内への雨水などの侵入を防止しつつ、火炎を鉛直上方に放出させることができる。
本実施形態の燃料ガスベント管のカバー部材、これを備えた燃料ガスベント管およびこれを備えたガスタービンコンバインドプラントは、燃料ガスベント管の上端部の形状が異なる点で、第1実施形態と相違しその他は同様である。したがって、同一の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図5には、本実施形態の放出配管のカバー部材の縦断面構成図が示されている。
内管13は、カバー部材12内に設けられている内管13の上部が、エルボ形状(転向部材)26となって水平方向に曲げられている。エルボ形状26の端部は、カバー部材12内に開口している。このエルボ形状26によって、燃料ガスベント管(放出配管)から内管13に導かれた燃料ガス(可燃性流体)は、流れ方向が水平方向に転向されてカバー部材12内に排出される。
燃料ガスベント管(放出配管)に接続されている内管13の放出側の端部は、燃料ガスベント管(図示せず)に接続されている内管13内に導かれた燃料ガス(可燃性流体)の流れ方向を水平方向に転向させるエルボ形状(転向部材)26とすることとした。そのため、カバー部材12の鉛直上方部が大気開放になっていても燃料ガスベント管内への雨水の侵入を防止することができる。したがって、燃料ガスベント管内への雨水などの侵入を防止しつつ、火炎を鉛直上方に放出させることができる。
また、エルボ形状26やT字形状27における放出側の端部は、水平方向よりもさらに鉛直下方側へ曲げられていてもよい。このような構成とすることにより、燃料ガスベント管内への雨水などの侵入を防止しつつ、火炎を鉛直上方に放出させることができる。
本実施形態の燃料ガスベント管のカバー部材、これを備えた燃料ガスベント管およびこれを備えたガスタービンコンバインドプラントは、内管の先端が下方に向いている異なる点で、第1実施形態と相違しその他は同様である。したがって、同一の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図7には、本実施形態の放出配管のカバー部材の縦断面構成図が示されている。
燃料ガス(可燃性流体)を大気に放出させる燃料ガスベント管(放出配管)に接続されている内管13の放出側の端部には、その端部を取り囲んでいるカバー部材28を設けて、カバー部材28の鉛直上方部を開放して大気に連通させることとした。そのため、燃料ガスベント管(図示せず)の端部から吹き出す火炎をカバー部材28の鉛直上方部から大気に放出させることができる。したがって、火炎が放出された場合に生じる被害範囲を従来に比べて縮小することができる。
12 カバー部材
Claims (7)
- 可燃性流体を大気に放出させる放出配管の放出側の端部を取り囲むように設けられて、その鉛直上方部が開放され、鉛直下方部が閉止されていることを特徴とする放出配管のカバー部材。
- 前記鉛直上方部には、火炎放出抑制手段が設けられることを特徴とする請求項1に記載の放出配管のカバー部材。
- 前記火炎放出抑制手段は、多孔を有する板状部材であることを特徴とする請求項2に記載の放出配管のカバー部材。
- 前記放出配管の放出側の端部には、該放出配管内に導かれる可燃性流体の流れ方向を水平方向または水平方向よりも鉛直下方側に転向させる転向部材を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の放出配管のカバー部材。
- 前記カバー部材は、鉛直下方近傍にドレン孔を有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の放出配管のカバー部材。
- 請求項1から請求項5のいずれかに記載の放出配管のカバー部材を有することを特徴とする放出配管。
- 請求項6に記載の放出配管を一部に備え、ガスタービンに可燃性流体を供給する可燃性流体供給配管を備えたことを特徴とするガスタービンプラント。
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