JP6254869B2 - 航空機の安全装置 - Google Patents
航空機の安全装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6254869B2 JP6254869B2 JP2014029317A JP2014029317A JP6254869B2 JP 6254869 B2 JP6254869 B2 JP 6254869B2 JP 2014029317 A JP2014029317 A JP 2014029317A JP 2014029317 A JP2014029317 A JP 2014029317A JP 6254869 B2 JP6254869 B2 JP 6254869B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flame
- safety device
- fuel
- fuel tank
- air passage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 239000007789 gas Substances 0.000 claims description 73
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 claims description 50
- 239000002828 fuel tank Substances 0.000 claims description 41
- 239000000446 fuel Substances 0.000 claims description 23
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 22
- 230000001629 suppression Effects 0.000 claims description 22
- 230000005291 magnetic effect Effects 0.000 claims description 5
- 230000001902 propagating effect Effects 0.000 claims description 5
- 239000002737 fuel gas Substances 0.000 claims description 3
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 21
- 238000004880 explosion Methods 0.000 description 10
- 239000000463 material Substances 0.000 description 7
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 5
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 5
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- VLKZOEOYAKHREP-UHFFFAOYSA-N n-Hexane Chemical compound CCCCCC VLKZOEOYAKHREP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N Atomic nitrogen Chemical compound N#N IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 2
- 230000035515 penetration Effects 0.000 description 2
- 230000000644 propagated effect Effects 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910000640 Fe alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 1
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
- 238000011038 discontinuous diafiltration by volume reduction Methods 0.000 description 1
- 239000003302 ferromagnetic material Substances 0.000 description 1
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 1
- 230000009970 fire resistant effect Effects 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 230000012447 hatching Effects 0.000 description 1
- 230000002401 inhibitory effect Effects 0.000 description 1
- 229910010272 inorganic material Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011147 inorganic material Substances 0.000 description 1
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 1
- 239000002923 metal particle Substances 0.000 description 1
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 229910052757 nitrogen Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011368 organic material Substances 0.000 description 1
- 239000011819 refractory material Substances 0.000 description 1
- 239000003566 sealing material Substances 0.000 description 1
- 238000005245 sintering Methods 0.000 description 1
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 1
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 1
- 230000008016 vaporization Effects 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B64—AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
- B64D—EQUIPMENT FOR FITTING IN OR TO AIRCRAFT; FLIGHT SUITS; PARACHUTES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF POWER PLANTS OR PROPULSION TRANSMISSIONS IN AIRCRAFT
- B64D37/00—Arrangements in connection with fuel supply for power plant
- B64D37/32—Safety measures not otherwise provided for, e.g. preventing explosive conditions
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Solid-Fuel Combustion (AREA)
- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
Description
主翼の内部には、外気に通じる通気路が設けられる。この通気路を介して行われる通気により、外気圧と主翼内部の圧力とがバランスされる。
ここで、通気路内、および外気に臨む通気口の付近には、気化した燃料蒸気と空気とが混合した可燃ガスが存在する。このガスが落雷により着火されることを防ぐため、ガスの出入りは許容しつつ、スパーク等の着火源から通気口を遮る半覆いを設けることがある。
なお、航空機の燃料タンクの防爆を図るために、絶縁性のキャップを備える耐雷ファスナが用いられる(特許文献1)。
着火した場合、通気路を通じて燃料タンク内へと火炎が突入することを阻止する必要がある。
さらに、通気口に火炎が保持される場合、火炎を熱源として燃料タンク内の燃料が加熱され、燃料タンク内で燃料が発火することを防止する必要もある。
本発明は、可燃ガスに着火したとしても、燃料タンクの爆発を確実に防止することができる航空機の安全装置を提供することを目的とする。
さらに、ガス供給抑制部が火炎の熱により加熱されると、可燃ガスが火炎へと供給されることを抑制するので、火炎を抑制することができる。そのため、保炎されたとしても、燃料タンク内への熱の伝搬が抑制される。したがって、燃料が発火点にまで加熱されて発火することを免れることができる。
そうすると、外気側で着火された火炎の伝搬が火炎伝搬阻止部により阻止されるとともに、火炎伝搬阻止部によっては消炎しきらずに外気側に残存する火炎の熱によりガス供給抑制部を機能させることができる。
(1)通気路の一部を構成する支持体と、支持体の内周に設けられ、火炎の熱により膨張する熱膨張部と、を備える構成。
(2)通気路を閉塞可能な閉塞部材と、通気路が開通している状態に閉塞部材を磁力により保持する保持部材と、を備える構成。保持部材は、火炎の熱により加熱されると、閉塞部材の保持を解除する。
[第1実施形態]
航空機のエンジンに供給される燃料(ジェット燃料)は、図1(a)に示すように、主翼10および胴体11から構成された燃料タンク12内に貯留される。
ここで、飛行高度に応じて航空機の周囲の外気圧が変化しても、外気圧と燃料タンク12の内圧との差圧により燃料タンク12に過大な圧力が加わることを避ける必要がある。また、エンジンの消費により燃料タンク12内から出て行った燃料の体積減少分、燃料タンク12内に空気を取り入れ、燃料の供給を継続する必要もある。
そのため、燃料タンク12に、内部と外部とを通気させる通気路20を設けることにより、外気圧と内圧とのバランスを図る。
燃料タンク12は、隔壁121によってインナータンク13とアウタータンク14とに区分される。
インナータンク13およびアウタータンク14に貯留される燃料は、図示しない燃料ポンプによりエンジンへと送られる。燃料ポンプは、インナータンク13およびアウタータンク14の双方にそれぞれ設けることができる。あるいは、タンク間で燃料を移送する機構が設けられている場合は、いずれか一方のタンクにだけ燃料ポンプを設けることができる。
アウタータンク14は、隔壁121を介してインナータンク13に隣接し、主翼10の先端の近傍にまで延在する。主翼10の先端には、サージタンク15が設けられる。
アウタータンク14およびサージタンク15は、左右の主翼10にそれぞれ設けられる。
サージタンク15は、インナータンク13またはアウタータンク14から通気路20に過渡的に入り込んだ燃料を受け止め、機外に直ちには漏れ出ないようにする。
通気路20は、インナータンク13から、アウタータンク14を経由して、サージタンク15に至るまで、主翼10の長手方向に延びている。
通気路20は、通常の配管を用いて構成することができるほか、スキンの裏面に主翼10の長手方向に沿って平行に設けられるストリンガを用いて構成することもできる。具体的に、隣り合うストリンガとストリンガとの間に位置する空間を燃料タンク12内の貯留空間とは仕切ることで、それらのストリンガの間に通気路20を形成することができる。
通気路20は、左右の主翼10の各々に左右対称に設けられており、インナータンク13には、左右の通気路20の通気口23が配置される。
したがって、機体への落雷により主翼10に大電流が流れ、ファスナが設けられた箇所などで放電したり、空港の建物火災や他の航空機の火災によって火炎や火花が主翼10の周囲に及んだりすると、スパークや火花等を着火源として、通気ダクト21の付近に存在する可燃ガスが着火されるおそれがある。
そのため、通気路20は、可燃ガスへの着火により生じた火炎Fに対して燃料タンク12を防爆する安全装置30を備える。
スキン16および蓋部材161は、アルミニウム合金、ステンレス鋼などの金属材料、あるいは繊維強化樹脂から形成される。
通気ダクト21の下端に位置する通気口21Aは、機外で外気に臨む。通気口21Aは、機首側に向けて拡げられる。
安全装置30は、着火により生じた火炎Fが燃料タンク12内へと伝搬することを阻止する火炎伝搬阻止部31(フレームアレスタ)と、可燃ガスが火炎Fへと供給されることを抑制するガス供給抑制部32とを備える。
火炎伝搬阻止部31およびガス供給抑制部32は、通気路20に組み込まれる。
火炎伝搬阻止部31は、火炎Fが燃料タンク12内へと突き抜けることを阻止する阻止部本体33と、通気路20の一部を構成し、阻止部本体33の外周を包囲するケース34とを備える。
阻止部本体33には、想定される可燃ガスの温度および圧力に応じて、適切な隙間の寸法および熱容量が設定される。
阻止部本体33は、隙間を通じたガスの出入りを許容する。
筒部35の上端は、サージタンク15の内部空間を介して通気路20の本体と接続される。
火炎Fは、火炎伝搬阻止部31により吸熱されることで消失する場合もあるし、保炎の条件が整うことで火炎伝搬阻止部31よりも下側(外気側)に留まる場合もある。
ガス供給抑制部32は、火炎伝搬阻止部31よりも外気の近くに位置するので、保炎された火炎Fの熱に曝される。ガス供給抑制部32は、その火炎Fへと可燃ガスが供給されることを抑制する。
上フランジ372は、火炎伝搬阻止部31のフランジ36と突き合わせられて固定される。
下フランジ373は、蓋部材161の裏側に固定される。
支持体筒部371の内側には、通気ダクト21の上端が挿入される。
通気ダクト21の径に対してケース34の径が大きく設定されており、支持体筒部371は上方にいくほど次第に拡径される。
また、支持体筒部371の内周は、支持体筒部371の軸心に対して対称に形成される。
図3(a)に示すように、熱膨張部38は、支持体筒部371の周方向全体に亘って設けられる。熱膨張部38は、火炎Fにより加熱されると、図3(b)に示すように、主として径方向に向けて膨張し、支持体筒部371の内部を閉塞する。支持体筒部371の内部は完全に閉塞されていてもよいし、図3(b)に示すように少し間隙を残して閉塞されていてもよい。
支持体筒部371の内部が完全に閉塞されると、通気路20内の可燃ガスの流れが遮断される。支持体筒部371の内部が一部を残して閉塞される場合でも、通気路20内の可燃ガスの流れが滞る。いずれにしても、通気路20を介して可燃ガスが火炎Fへと供給されることが抑制される。
そのような材料から形成された製品としては、例えば、因幡電機産業株式会社の「熱膨張性耐熱シールIP」(耐火パテ)、共成株式会社の熱膨張シール材「インツメックス」、株式会社十川ゴムの熱膨張材料、積水化学工業株式会社の熱膨張耐火材「フィブロック」(登録商標)などが挙げられる。
上記のうち、テープまたはシートの形態で提供されるものは、支持体筒部371の内周に沿って貼り付けることができる。片面に粘着性を有していると便利である。
なお、クリップ等を用いてテープやシートを支持体筒部371の内周に保持することも可能である。
支持体筒部371の径と、火炎Fの想定される温度に対応する膨張率に基づいて、膨張前における熱膨張部38の厚みを設定することができる。
例えば、支持体筒部371の内径が40mmの箇所を閉塞するためには、想定温度において20倍に膨張する熱膨張部38を1mmの厚みで設けるとよい。テープやシートを必要な厚みに貼り重ねることもできる。
以上で説明した本実施形態の安全装置30によれば、機体や機体の周囲で生じた着火源により可燃ガスに着火された際に、通気路20を通じて瞬間的に生じうる逆火を火炎伝搬阻止部31により阻止することができる。
この火炎伝搬阻止部31によれば、逆火による火炎の突入により貯留燃料が燃焼することで燃料タンク12の内圧が急激に上がり、燃料タンク12が爆発することを未然に防止することができる。
それに加えて、火炎Fの熱に曝されることで加熱されたガス供給抑制部32の熱膨張部38が元の体積の例えば数十倍にも膨張することで、支持体筒部371の内部が閉塞される(図3(b))。これによって火炎Fへの可燃ガスの供給が妨げられるので、火炎Fのエネルギが低減されて火勢が弱まる。
膨張した熱膨張部38は、火炎Fの抵抗となって火炎Fの圧力を低減させるので、火炎Fの伝搬を阻止することにも寄与する。
支持体筒部371の内部が完全に閉塞されることで火炎Fへの可燃ガスの供給が完全に途絶えれば、速やかに消炎に至る。
そのため、アウタータンク14およびインナータンク13内の燃料が発火点にまで加熱されることを免れることができる。
したがって、ガス供給抑制部32によれば、燃料の発火による燃料タンク12の爆発を未然に防止することができる。
次に、図4を参照し、本発明の第2実施形態について説明する。
第2実施形態は、安全装置のガス供給抑制部の構成が第1実施形態とは相違し、そのほかの構成は第1実施形態と同様である。
既に説明した構成と同様の構成には同じ符号を付している。以降の各実施形態でも同様である。
ガス供給抑制部42は、通気路20の一部である筒体47と、筒体47の内部を閉塞可能な蓋43(閉塞部材)と、蓋43を吊り下げる吊下具44(保持部材)とを備える。
蓋43は、下端部371Bに挿入された通気ダクト21の上端の内径よりも少し径が大きな円形の板であり、筒体47の上端側の内側に、保持部材44により吊り下げられる。蓋43は、耐火性を有する金属から形成される。
また、蓋43が火炎伝搬阻止部31の下面から離れているので、火炎伝搬阻止部31の下面のガスの出入りに支障はない。
したがって、吊下具44は、火炎Fの熱により加熱されると、蓋43の保持を解除する。
吊下具44は、例えば、耐熱温度が100℃未満である樹脂から形成することができる。
これに続いて、火炎Fにより吊下具44が溶断、焼失すると、吊下具44による保持が解除されるので、図5(b)に示すように蓋43が自重により落下し、通気ダクト21の上端により支持される。この蓋43により通気路20が閉塞されるので、通気路20内のガスの流れが遮断される。それによって火炎Fへの可燃ガスの供給が停止するので、火炎Fのエネルギが減少し、消炎に至る。また、蓋43は、火炎Fの抵抗となって火炎Fの圧力を低減させるので、火炎Fの突き抜けを阻止することにも寄与する。
次に、図5を参照し、本発明の第3実施形態について説明する。
第3実施形態は、自重により蓋43を落下させることで通気路20を閉塞する点は第2実施形態と同様であるが、蓋43を吊り下げて鉛直方向に落下させるのではなく、筒体47の内壁に沿って保持した蓋43を通気ダクト21の上端に向けて滑り落とす。
以下、第2実施形態との相違点を中心に述べる。
図5(a)に示す安全装置50は、火炎伝搬阻止部31と、火炎伝搬阻止部31よりも通気口21Aの近くに位置するガス供給抑制部52とを備える。
本実施形態の蓋43は強磁性を有する材料、例えば、鉄合金から形成されており、磁石54に吸引されることで筒体47の内壁にほぼ沿って保持される。このとき通気路20は開放される。
次に、図6を参照し、本発明の第4実施形態について説明する。
第3実施形態では自重によって蓋43が移動するが、第4実施形態では、バネ力で蓋43を移動させる。
シャッタ60は、それぞれに複数のスリット65が形成された2枚の円形の板61,62を備える。板61を白色で示し、板62を灰色で示す(図7(b)参照)。
これらの板61,62は中心で軸支されており、板61のスリット65と板62のスリット65との位置を合わせると、図7(a)のようにシャッタ60が開いた状態となる。板62は板61の裏側に位置する。図7(a)において各スリット65の領域(開口)を斜線で示す。各スリット65を介してガスが出入りする。
図7(a)に示す状態からスリット65の1つ分の角度だけ板62を時計回りに回転させると、図7(b)に示すように、板61の各スリット65の背後に板62が配置されるので、シャッタ60が閉じた状態となる。
保持部材66は、平常時はシャッタ60を開いた状態に保持し(図7(a))、火炎Fにより加熱されると、シャッタ60を閉じた状態に切り替える(図7(b))。保持部材66としては、例えば、2種類の金属の熱膨張率の違いに基づいて動作するバイメタルスイッチを利用することができる。
本発明の安全装置は、水平方向や上方を向いた通気口の付近に設けることもできる。その場合、例えばバネ力を用いて蓋を移動させることで、通気路を閉塞することができる。
本発明における通気路の配管、ダクトなどは、任意に構成することができる。上記各実施形態では、製造性や組立性を考慮して、火炎伝搬阻止部31のケース34、ガス供給抑制部32の筒体(支持体37含む)、および通気ダクト21が別体に構成されるが、これらを一体に構成することもできる。
また、支持体37の内周が、支持体37の軸心に対して非対称に形成されていてもよい。
本発明の安全装置を通気口21Aの近くと、通気路20の途上の少なくとも1箇所に設けることも好ましい。
本発明の安全装置は、航空機の燃料タンクの防爆に限らず、各種のプラントや設備などの燃料タンクの防爆に利用することができる。
11 胴体
12 燃料タンク
13 インナータンク
14 アウタータンク
15 サージタンク
16 スキン
20 通気路
21 通気ダクト
21A 通気口(外気に臨む通気口)
22,23 通気口
30,40,50 安全装置
31 火炎伝搬阻止部
32 ガス供給抑制部
33 阻止部本体
34 ケース
35 筒部
36 フランジ
37 支持体
38 熱膨張部
42 ガス供給抑制部
43 蓋(閉塞部材)
44 吊下具(保持部材)
47 筒体
51 ヒンジ
52 ガス供給抑制部
53 バネ
54 磁石(保持部材)
60 シャッタ(閉塞部材)
61,62 板
65 スリット
66 保持部材
121,122 隔壁
160 開口
161 蓋部材
371 支持体筒部
371A 上端部
371B 下端部
372 上フランジ
373 下フランジ
374 リブ
A 基端側
B 先端側
F 火炎
Claims (5)
- 航空機の燃料を貯留する燃料タンクを防爆するための安全装置であって、
前記燃料タンクの内部と外部とを通気させる通気路を介して前記燃料タンクの外部から内部へと火炎が伝搬されることを阻止する火炎伝搬阻止部と、
前記火炎の熱により加熱されると、前記燃料のガスを含む可燃ガスが前記通気路を介して前記火炎へと供給されることを抑制するガス供給抑制部と、を備え、
前記ガス供給抑制部は、
前記通気路の一部を構成する支持体と、
前記支持体の内周に設けられ、前記火炎の熱により膨張する熱膨張部と、を備える、
ことを特徴とする航空機の安全装置。 - 航空機の燃料を貯留する燃料タンクを防爆するための安全装置であって、
前記燃料タンクの内部と外部とを通気させる通気路を介して前記燃料タンクの外部から内部へと火炎が伝搬されることを阻止する火炎伝搬阻止部と、
前記火炎の熱により加熱されると、前記燃料のガスを含む可燃ガスが前記通気路を介して前記火炎へと供給されることを抑制するガス供給抑制部と、を備え、
前記ガス供給抑制部は、
前記通気路を閉塞可能な閉塞部材と、
前記通気路が開通している状態に前記閉塞部材を磁力により保持する保持部材と、を備え、
前記保持部材は、火炎の熱により加熱されると、前記閉塞部材の保持を解除する、
ことを特徴とする航空機の安全装置。 - 前記閉塞部材は、
前記保持部材による保持が解除されると、自重により落下することで前記通気路を閉塞する、
ことを特徴とする請求項2に記載の航空機の安全装置。 - 前記ガス供給抑制部は、
前記火炎伝搬阻止部よりも外気の近くに位置する、
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の航空機の安全装置。 - 前記通気路において外気に臨む通気口の近傍に設けられる、
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の航空機の安全装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014029317A JP6254869B2 (ja) | 2014-02-19 | 2014-02-19 | 航空機の安全装置 |
US14/613,575 US9751633B2 (en) | 2014-02-19 | 2015-02-04 | Aircraft safety device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014029317A JP6254869B2 (ja) | 2014-02-19 | 2014-02-19 | 航空機の安全装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015151101A JP2015151101A (ja) | 2015-08-24 |
JP6254869B2 true JP6254869B2 (ja) | 2017-12-27 |
Family
ID=53797428
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014029317A Expired - Fee Related JP6254869B2 (ja) | 2014-02-19 | 2014-02-19 | 航空機の安全装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9751633B2 (ja) |
JP (1) | JP6254869B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB201204941D0 (en) * | 2012-03-21 | 2012-05-02 | Airbus Operations Ltd | A vent for an aircraft wing fuel tank |
CN108860630A (zh) * | 2018-04-25 | 2018-11-23 | 成都飞机工业(集团)有限责任公司 | 一种排气装置 |
US20220409937A1 (en) * | 2021-06-25 | 2022-12-29 | Essex Industries, Inc. | Flame arrestor |
KR102664411B1 (ko) * | 2022-03-07 | 2024-05-09 | 주식회사 디앤이 | 역화 방지장치 |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2850083A (en) * | 1952-10-08 | 1958-09-02 | A V Roe Canada Ltd | Cellular fuel tank |
US3567536A (en) * | 1968-02-07 | 1971-03-02 | Goodyear Tire & Rubber | Container and method of preparation |
US3708330A (en) * | 1971-01-28 | 1973-01-02 | Firestone Tire & Rubber Co | Producing container with foam interior |
US4013190A (en) * | 1972-05-10 | 1977-03-22 | Mcdonnell Douglas Corporation | Flame arresting and explosion attenuating system |
US4468194A (en) * | 1983-03-24 | 1984-08-28 | Marathon Oil Company | Automatic flame snuffer for storage tank vent lines with manual override |
US4676463A (en) * | 1985-10-30 | 1987-06-30 | Tansill Horace A | Means for fuel handling and storage having increased safety |
US4615455A (en) * | 1985-11-04 | 1986-10-07 | Tansill Horace A | Explosion-resistant fuel tank device |
DK0680452T3 (da) * | 1993-01-23 | 1997-10-13 | Helmut Schiwek | Sikerhedsbeholder til eksplosions- og/eller miljøfarlige stoffer. |
US6021978A (en) * | 1998-04-04 | 2000-02-08 | Goss; Clinton Gilbert | Anti-explosion protection system for flammable vapors |
US6994932B2 (en) * | 2001-06-28 | 2006-02-07 | Foamex L.P. | Liquid fuel reservoir for fuel cells |
US8616498B2 (en) * | 2009-03-31 | 2013-12-31 | The Boeing Company | Aircraft insulation systems and methods |
JP5535956B2 (ja) | 2011-02-14 | 2014-07-02 | 三菱重工業株式会社 | 耐雷ファスナ |
GB201107087D0 (en) * | 2011-04-28 | 2011-06-08 | Airbus Operations Ltd | A flame trap cartridge, flame arrestor, method of preventing flame propagation into a fuel tank and method of operating an aircraft |
-
2014
- 2014-02-19 JP JP2014029317A patent/JP6254869B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2015
- 2015-02-04 US US14/613,575 patent/US9751633B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US9751633B2 (en) | 2017-09-05 |
US20150232193A1 (en) | 2015-08-20 |
JP2015151101A (ja) | 2015-08-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6254869B2 (ja) | 航空機の安全装置 | |
JP5134619B2 (ja) | 航空機の機体用防火障壁 | |
JP6830804B2 (ja) | 航空機用のファイアシール構造および航空機 | |
US3079242A (en) | Flame arrestor | |
US6085699A (en) | Air inlets for water heaters | |
JP6735217B2 (ja) | 航空機用のファイアシール構造および航空機 | |
US3748111A (en) | Flame arrestor | |
JP4226628B2 (ja) | 永久的に防火性の火炎防止器 | |
JP6616580B2 (ja) | 航空機の安全装置 | |
KR20070011645A (ko) | 가스 역화방지 및 역화제거 시스템 | |
KR200477663Y1 (ko) | 방화용 댐퍼 | |
WO2000006947A1 (en) | Air inlets for gas water heaters | |
CN211693676U (zh) | 自动抗爆泄爆通气装置 | |
JP5535369B1 (ja) | 自動車運搬船のホールドファンダクト構造 | |
CN102247678B (zh) | 一种新型防爆泄压装置及使用该装置的气溶胶灭火器 | |
JP2016519267A (ja) | 貯蔵容器の緊急開放装置 | |
CN210593518U (zh) | 一种储罐气相平衡系统用的复合式液封阻爆器 | |
KR102664411B1 (ko) | 역화 방지장치 | |
RU2552901C1 (ru) | Способ гашения пламени горючих газов и устройство для задержания огня и свободного прохождения газов | |
JP2023530022A (ja) | フレームアレスタ | |
CN204739306U (zh) | 防爆防火阀 | |
CN209876077U (zh) | 一种管道阻火阀 | |
USRE22668E (en) | Safety tank and fuel system for | |
CN117982826A (zh) | 一种管端耐烧阻火器、耐烧阻火呼阀及耐烧阻火呼吸阀 | |
CN112107819B (zh) | 一种高效阻爆轰阻火器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A625 | Written request for application examination (by other person) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625 Effective date: 20161209 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170828 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170905 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20171101 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20171121 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20171201 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6254869 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |