JP6616580B2 - 航空機の安全装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料タンクの防爆のために用いられる航空機の安全装置に関する。
航空機の燃料を貯留する燃料タンクとしての主翼の防爆を図るため、主翼の内部に窒素ガスを封入したり(特許文献1)、絶縁性のキャップを備えた耐雷ファスナ(特許文献2)を主翼に用いることが行われている。
特開2014−94662号公報 特開2012−20662号公報
主翼の内部には、外気に通じる通気路が設けられる。この通気路を介して行われる通気により、外気圧と主翼内部の圧力とがバランスされる。
その通気路内、および外気に臨む通気口の付近には、気化した燃料蒸気と空気とが混合した可燃ガスが存在する。この可燃ガスに被雷時や空港火災時に着火した場合、火炎が通気路を通じて燃料タンク内へと突入することを防止する必要がある。
さらに、通気口に火炎が保持された場合、その火炎から主翼のスキンを通じて伝搬した熱により燃料タンク内の燃料が加熱され、燃料タンク内で燃料が発火することを防止する必要もある。
本発明は、可燃ガスに着火したとしても、燃料タンクの爆発を確実に防止することができる航空機の安全装置を提供することを目的とする。
本発明は、航空機の燃料を貯留する燃料タンクを防爆するための安全装置であって、燃料タンクの内部と機外とを連通させる通気路の一部として通気路の機外側の末端の付近に配置され、機外から燃料タンクの内部へと通気路を介して火炎が伝搬することを阻止する火炎伝搬阻止部と、火炎伝搬阻止部よりも機外側に配置され、火炎から燃料タンク内の燃料への伝熱を抑制する伝熱抑制部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、可燃ガスに着火された際に、通気路を介して生じうる逆火を火炎伝搬阻止部により阻止することができる。
さらに、火炎伝搬阻止部よりも機外側で保炎されたとしても、伝熱抑制部により、火炎から燃料タンク内の燃料への伝熱が抑制されるので、燃料タンク内の燃料が発火点にまで加熱されて発火することを免れることができる。
本発明における伝熱抑制部は、火炎の熱を相転移により吸熱する吸熱材を備えることができる。その吸熱材は、通気路の周方向の略全体に亘り配置されることが好ましい。
また、本発明における伝熱抑制部は、通気路の末端から火炎伝搬阻止部に至るまでの区間に亘り通気路の一部を形成する内周部と、前記区間に亘り内周部を外側から包囲する外周部とを備えることができる。内周部および外周部の間に間隙が形成されることにより、内周部と外周部との間の伝熱を抑制する断熱性が与えられる。
間隙は、大気圧に対して減圧された密閉空間であることが好ましい。
本発明の航空機は、上述した安全装置を備えることを特徴とする。
その航空機の主翼の翼端に位置するサージタンクに、通気路の機外側の末端を形成するダクトが設けられていることが好ましい。
本発明によれば、可燃ガスに着火したとしても、伝熱抑制部により、燃料タンクの爆発を確実に防止することができる。
第1実施形態を示す図であり、(a)は航空機の主翼の内部(燃料タンク)を示し、(b)は主翼の外観(下面側)を示す。 主翼に設けられた安全装置を示す縦断面図である。 第1実施形態の変形例に係る安全装置を示す縦断面図である。 第1実施形態の別の変形例に係る安全装置を示す縦断面図である。 第2実施形態に係る安全装置を示す縦断面図である。
以下、添付図面を参照しながら、航空機の燃料タンクを防爆するために用いられる安全装置について説明する。
[第1実施形態]
航空機のエンジンに供給される燃料(ジェット燃料)は、図1(a)に示すように、主翼10および胴体11(中央翼)から構成された燃料タンク12内に貯留される。
ここで、飛行高度に応じて航空機の周囲の外気圧が変化しても、外気圧と燃料タンク12の内圧との差圧により燃料タンク12に過大な圧力が加わることを避ける必要がある。また、エンジンにより消費された燃料タンク12内の燃料の体積減少分、燃料タンク12内に空気を取り入れ、燃料の供給を継続する必要もある。
そのため、燃料タンク12に、内部と外部とを通気させる通気路20を設けることにより、外気圧と内圧とのバランスを図っている。
〔主翼のタンク構成〕
燃料タンク12は、隔壁121によってインナータンク13とアウタータンク14とに区分される。
インナータンク13およびアウタータンク14に貯留される燃料は、図示しない燃料ポンプによりエンジンへと送られる。燃料ポンプは、インナータンク13およびアウタータンク14の双方にそれぞれ設けることができる。あるいは、タンク間で燃料を移送する機構が設けられている場合は、いずれか一方のタンクにだけ燃料ポンプを設けることができる。
インナータンク13は、胴体11から、左右の主翼10(一方のみを図示)の基端側にかけて設けられる。
アウタータンク14は、隔壁121を介してインナータンク13に隣接し、主翼10の先端の近傍にまで延在する。主翼10の先端(翼端)には、サージタンク15が設けられる。
アウタータンク14およびサージタンク15は、左右の主翼10にそれぞれ設けられる。
サージタンク15は、隔壁122を介してアウタータンク14に隣接する。
サージタンク15は、インナータンク13またはアウタータンク14から通気路20に過渡的に入り込んだ燃料を受け止めて機外に漏れ出ないようにする。普段は、サージタンク15の内部空間には燃料が貯留されていない。
〔通気路〕
通気路20は、インナータンク13から、アウタータンク14を経由して、サージタンク15に至るまで、主翼10の長手方向に延びている。
通気路20は、通常の配管を用いて構成することができるほか、スキンの裏面に主翼10の長手方向に沿って平行に設けられるストリンガを用いて構成することもできる。具体的に、隣り合うストリンガとストリンガとの間に位置する空間を燃料タンク12内の貯留空間と仕切ることで、それらのストリンガの間に通気路20を形成することができる。
通気路20は、アウタータンク14の内部に通じる通気口22と、インナータンク13の内部に通じる通気口23と、サージタンク15に設置されて外気に通じる通気ダクト21とを備えている。
通気路20は、左右の主翼10の各々に左右対称に設けられており、インナータンク13には、左側の通気路20の通気口23と、右側の通気路20の通気口23とが配置される。
通気路20により、インナータンク13およびアウタータンク14の各々の内部空間が外気に通じる。そして、外気圧と各タンクの内圧との差圧に応じて、外気が各タンク内へと流入する、あるいは、各タンク内のガスが機外へと流出することによって、外気圧と各タンクの内圧とが均圧される。
ここで、通気路20内には、インナータンク13およびアウタータンク14に貯留される燃料が気化した燃料蒸気(例えば、ヘキサン)と、空気とが混合した可燃ガスが流れる。
したがって、機体の被雷により主翼10に大電流が流れ、ファスナが設けられた箇所などで放電したり、空港の建物火災や他の航空機の火災によって火炎や火花が主翼10の周囲に及んだりすると、スパークや火花等を着火源として、通気ダクト21の付近に存在する可燃ガスが着火するおそれがある。
そのため、通気路20は、可燃ガスへの着火により生じた火炎Fに対して燃料タンク12を防爆する安全装置30を備える。
図1(b)および図2に示すように、通気路20の末端部を構成する通気ダクト21は、主翼10の下側のスキン16に組み付けられたベース部材161に設けられている。
ベース部材161は、スキン16に形成された開口160の周縁部に設けられている。
スキン16およびベース部材161は、アルミニウム合金、ステンレス鋼などの金属材料、あるいは繊維強化樹脂から形成される。
通気ダクト21は、ベース部材161の裏側に立ち上がり、安全装置30の下端に接続される。
通気ダクト21の下端に位置する通気口21Aは、ベース部材161を貫通して機外に開放されており、外気に臨む。通気口21Aは、通気路20の機外側の末端に相当する。
〔安全装置〕
安全装置30は、着火により生じた火炎Fが燃料タンク12内へと伝搬することを阻止する火炎伝搬阻止部31(フレームアレスタ)と、火炎Fから燃料タンク12内の燃料へと熱が伝搬するのを抑制する伝熱抑制部32とを備える。
火炎伝搬阻止部31は、通気路20の一部として通気口21Aの付近に配置されている。
伝熱抑制部32は、火炎伝搬阻止部31よりも機外側に配置されている。
火炎伝搬阻止部31および伝熱抑制部32は、いずれも通気路20に組み込まれている。
〔火炎伝搬阻止部〕
火炎伝搬阻止部31は、火炎Fが燃料タンク12内へと突き抜けることを阻止する阻止部本体33と、阻止部本体33の外周を包囲するケース34とを備える。
阻止部本体33には、火炎Fを形成する可燃ガスに固有な上限値が与えられる隙間が形成されており、阻止部本体33は、隙間を通過しようとする火炎Fの熱を吸収する。それによって火炎Fのエネルギが減少されるので、阻止部本体33よりも先に火炎Fが伝搬することが阻止される。
阻止部本体33には、想定される可燃ガスの温度および圧力に応じて、適切な隙間の寸法および熱容量が設定される。
阻止部本体33は、隙間を通じたガスの出入りを許容する。
阻止部本体33としては、瞬間的な火炎Fの突き抜け(逆火)を阻止する消炎素子として知られる種々のタイプ、例えば、クリンプリボンタイプ、金網を重ねたメッシュタイプ、平行板タイプ、多孔板タイプなどを用いることができる。これらのいずれのタイプも耐火性を有する金属から形成される。金属粒子を焼結することにより阻止部本体33を形成することも可能である。
クリンプリボンタイプは、細かなクリンプ(折りひだ)を付けた金属リボンと平坦なリボンとを重ねたものを同心円状に配置したもので、横断面には三角状の多数の隙間が密集して配置される。クリンプリボンタイプは、ガスの圧力損失が比較的小さい上、火炎Fの突き抜けを阻止する性能が高く、さらに、火炎圧力による衝撃に耐える十分な強度を有するといった利点を有する。
ケース34は、阻止部本体33の外周を覆う筒部35と、筒部35の下端に位置するフランジ36とを有する。筒部35およびフランジ36は、耐火性を有する金属から一体に形成される。
筒部35の上端は、サージタンク15の内部空間を介して通気路20の本体と接続される。
〔伝熱抑制部〕
火炎Fは、火炎伝搬阻止部31により吸熱されることで消失する場合もあるし、可燃ガスが通気路20を介して供給されることで保炎の条件が整い、火炎伝搬阻止部31よりも下側(外気側)でそのまま保持される(保炎)場合もある。
その火炎Fの熱がスキン16を介して伝導することにより燃料タンク12内の燃料の温度が上昇したとしても、その温度が発火点に達しないうちに、機内の乗客および乗員が機外へと脱出するために必要な時間を確保しなくてはならない。脱出に要する時間は、例えば、数十秒間〜数分間である。その時間を確保するために、伝熱抑制部32により、火炎Fから燃料タンク12内の燃料への伝熱を抑制している。
伝熱抑制部32は、火炎伝搬阻止部31よりも機外側で、火炎伝搬阻止部31を支持する支持体37と、支持体37に設けられた吸熱材38とを備える。
支持体37は、通気路20の一部を構成している。
支持体37は、筒部371と、筒部371の上端に位置する上フランジ372と、筒部371の下端に位置する下フランジ373と、上フランジ372および下フランジ373を連結するリブ374とを備えている。
支持体37は、例えばアルミニウム合金等の金属材料から形成することができる。
上フランジ372は、火炎伝搬阻止部31のフランジ36と突き合わせられて固定される。
下フランジ373は、ベース部材161の裏側に固定される。
筒部371の内側には、通気ダクト21の上端が挿入される。本実施形態の筒部371は上方にいくほど拡径されている。
吸熱材38は、筒部371の外周部に設けられている。リブ374を避けながら筒部371の周方向の略全体に亘り吸熱材38が設けられることが好ましい。
吸熱材38は、常温では固相であり、火炎Fにより熱が加えられることで融解することによって液相へと転移する。
融解時の潜熱に基づいて、吸熱材38は、吸熱材38に加えられる火炎Fの熱を吸熱する。吸熱材38により吸熱される分だけ、火炎Fから燃料タンク12への伝熱が抑制される。
吸熱材38を筒部371の内周部に設けることもできる。
吸熱材38により火炎Fから燃料タンク12への伝熱を抑制する目的を十分に達するために、火炎Fの温度域に融点を有し、融解に必要な単位質量あたりの熱量(吸熱熱量)が大きい適宜な材料を吸熱材38に用いることができる。例えば、エリスリトール(C10)を例示することができる。その他にも、蓄熱材として用いられる公知の材料を吸熱材38に用いることができる。
吸熱材38は、そういった材料を用いて成形されたものであってもよいし、そういった材料が用いられた、形状が定まらないあるいは安定していない状態のものがバッグ381に封入されたものであってもよい。本実施形態では、バッグ381に封入されたシート状の吸熱材38を用いている。
さらには、耐火材(例えば、発泡コンクリート)と、耐火材に含ませた水とによって吸熱材38を構成することもできる。その場合も、火炎Fにより熱せられて水が気化する際の潜熱に基づいて、火炎Fの熱を吸熱することができる。
吸熱材38の厚みは、機外への脱出に必要な時間を考慮して定めることができる。燃料タンク12内の燃料の温度上昇を遅らせ、機外への脱出に必要な時間を長く確保するためには、吸熱材38の厚みを増し、吸熱材38により吸熱される熱量を大きく確保するとよい。
〔本実施形態の作用効果〕
以上で説明した本実施形態の安全装置30によれば、通気路20の内部またはその周辺に存在する可燃ガスに着火された際に、通気路20を通じて生じうる逆火を火炎伝搬阻止部31により阻止することができる。
この火炎伝搬阻止部31によれば、逆火による火炎の突入により貯留燃料が燃焼することで燃料タンク12の内圧が急激に上がり、燃料タンク12が爆発することを未然に防止することができる。
その後、火炎Fが消炎されることなく、火炎伝搬阻止部31よりも機外側に保炎されたとする。その場合、引き続き、火炎伝搬阻止部31により燃料タンク12内への火炎の伝搬が阻止される。
それに加えて、火炎Fの熱が伝搬することで燃料が発火することをも阻止する必要がある。
火炎Fが保持される通気ダクト21および支持体37は、燃料を貯留していないサージタンク15のスキン16に組み付けられたベース部材161に設けられているので、火炎Fの熱が通気ダクト21や支持体37を介してベース部材161およびその周囲に伝導しただけでは燃料の温度は上昇しない。
しかし、火炎Fが保持された状態が続くと、燃料が貯留されたアウタータンク14およびインナータンク13に対応するスキン16上の領域にまで火炎Fの熱が伝導し、スキン16により加熱されることで燃料の温度が上昇する。
そこで、本実施形態では、火炎Fにより熱せられる伝熱抑制部32の吸熱材38によって火炎Fの熱を吸熱する。火炎Fの熱は、吸熱材38が固相から液相へと融解するために使われる(吸熱作用)。つまり、吸熱材38が融解する間は吸熱材38の温度が上昇しない。
吸熱材38が融解するために使われる熱量の分だけ火炎Fが吸熱されることにより、火炎Fの熱がスキン16を介してタンク13,14内の燃料へと伝熱することが抑制される。
そのため、保炎された状態が続いたとしても、少なくとも、機内の乗客および乗員が機外へと脱出するために必要な時間が経過するまでの間は、アウタータンク14およびインナータンク13内の燃料の温度が発火点よりも低い温度に維持される。
以上より、本実施形態の安全装置30によれば、可燃ガスに着火されたとしても、火炎Fの伝搬阻止と、火炎Fの吸熱により、燃料タンク12の防爆を確実に図ることができる。
本実施形態の吸熱材38は、火炎Fにより加熱されることで液相となっても、そのままバッグ381内に留められる。その後、冷えて固相へと戻った吸熱材38を再び利用することができる。
吸熱材38は、火炎伝搬阻止部31よりも機外側に保持された火炎Fの熱が十分に加えられる適宜な箇所に配置することができる。
図3に示す例では、支持体37の筒部371が、内周部37Aと外周部37Bとからなる二重管構造となっており、内周部37Aと外周部37Bとの間に全周に亘り形成された間隙Sに、吸熱材38が配置されている。
間隙Sは、内周部37Aおよび外周部37Bの下端で閉塞されている。上端が閉塞されていてもよい。
図3に示す例でも、融解して液相となった吸熱材38が間隙S内に留められるので、固相に戻った吸熱材38を再び利用することができる。
また、図4に示すように、通気ダクト21やベース部材161に吸熱材38を設置することもできる。
この例より、吸熱材38を支持するために支持体37は必ずしも必要ではなく、火炎伝搬阻止部31よりも機外側に位置する適宜な部材に吸熱材38を設置することができる。
支持体37、通気ダクト21、およびベース部材161のうちから選択した1つ以上に吸熱材38を設置することにより、火炎Fから燃料タンク12内の燃料への伝熱を抑制できるので、機外への脱出に必要な時間を確保することができる。
〔第2実施形態〕
次に、図5を参照し、本発明の第2実施形態について説明する。
第2実施形態では、第1実施形態とは相違する事項を中心に説明する。第1実施形態と同様の構成には同じ符号を付している。
第2実施形態に係る安全装置40は、火炎伝搬阻止部31と、伝熱抑制部42とを備えている。
第2実施形態の伝熱抑制部42は、第1実施形態の伝熱抑制部32と同様に、火炎伝搬阻止部31よりも機外側で保炎されたとしても、火炎Fから燃料タンク12内の燃料へと熱が伝搬することを抑制する。
そのために、伝熱抑制部42は、火炎伝搬阻止部31を支持する内周部42Aと、内周部42Aを外側から包囲する外周部42Bとからなる二重管構造を備えている。
内周部42Aは、通気路20の一部を構成している。
内周部42Aおよび外周部42Bは、通気路20の末端である通気口21Aから火炎伝搬阻止部31に至るまでの区間に亘り、通気路20を構成する支持体37および通気ダクト21に設けられている。
内周部42Aおよび外周部42Bの間に空気が内在する間隙Sが形成されることにより、伝熱抑制部42に断熱性が与えられている。間隙Sは内周部42Aと外周部42Bとの間に全周に亘り形成されている。
本実施形態では、間隙Sが大気に対して所定の真空度に減圧された密閉空間とされていることで、伝熱抑制部42の断熱性が高められている。
内周部42Aおよび外周部42Bを備えた支持体37は、耐熱性が十分に高い金属材料(例えばステンレス鋼)から形成されることが好ましい。
通気ダクト21や支持体37に保持された火炎Fにより、伝熱抑制部42の内周部42Aが直接的に熱せられても、間隙S内の空気の低い熱伝導率に基づく断熱作用により、火炎Fの熱が内周部42Aを超えてスキン16へと伝熱することが抑制される。
そのため、少なくとも、機外へと脱出するために必要な時間が経過するまでの間は、アウタータンク14およびインナータンク13内の燃料の温度を発火点よりも低い温度に維持し、燃料の発火により燃料タンク12が爆発することを未然に防止することができる。
間隙Sを所定の真空度にまで減圧する他に、空気よりも熱伝導率が低い二酸化炭素や炭化水素等のガスを間隙Sに充填したり、グラスウールや発泡ウレタン等の断熱材を間隙Sに配置することで、間隙Sの寸法が比較的大きい場合の間隙S内の気体の対流を防ぐことも、断熱性を高めるために有効である。
また、通気ダクト21内の火炎Fから放射により熱が伝搬するのを抑制するため、例えば内周部42Aや間隙Sに、火炎Fから放射される熱を内側に向けて反射する熱反射部材(銅箔等)を設けたり、熱反射部材と同様に機能する鏡面加工を内周部42Aに施すことも有効である。
上述した第1実施形態の構成と第2実施形態の構成とを組み合わせることもできる。
例えば、第2実施形態の伝熱抑制部42が、通気ダクト21やベース部材161に設置される吸熱材38(図4)を備えていると、断熱作用および吸熱作用に基づいて、火炎Fから燃料タンク12内の燃料への伝熱をより一層抑制することができる。
上記以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
本発明の安全装置は、水平方向や上方を向いた通気口の付近に設けることもできる。
また、本発明における通気路の配管、ダクトなどは、任意に構成することができる。上記各実施形態では、製造性や組立性を考慮して、火炎伝搬阻止部31のケース34、支持体37、および通気ダクト21が別体に構成されるが、これらを一体に形成することもできる。
本発明の安全装置は、窒素富化ガスを燃料タンク内に供給する防爆システムや、耐雷ファスナの採用による防爆構造と併用することもできる。
本発明の安全装置は、航空機の燃料タンクの防爆に限らず、各種のプラントや設備などの燃料タンクの防爆にも利用することができる。
10 主翼
11 胴体
12 燃料タンク
13 インナータンク
14 アウタータンク
15 サージタンク
16 スキン
20 通気路
21 通気ダクト(ダクト)
21A 通気口(通気路の機外側の末端)
22 通気口
23 通気口
30 安全装置
31 火炎伝搬阻止部
32 伝熱抑制部
33 阻止部本体
34 ケース
35 筒部
36 フランジ
37 支持体
37A 内周部
37B 外周部
38 吸熱材
40 安全装置
42 伝熱抑制部
42A 内周部
42B 外周部
121 隔壁
122 隔壁
160 開口
161 ベース部材
371 筒部
372 上フランジ
373 下フランジ
374 リブ
381 バッグ
F 火炎
S 間隙

Claims (12)

  1. 航空機の燃料を貯留する燃料タンクを防爆するための安全装置であって、
    前記燃料タンクの内部と機外とを連通させる通気路の一部として前記通気路の機外側の末端の付近に配置され、機外から前記燃料タンクの内部へと前記通気路を介して火炎が伝搬することを阻止する火炎伝搬阻止部と、
    前記火炎伝搬阻止部よりも機外側に配置され、前記火炎から前記燃料タンク内の前記燃料への伝熱を抑制する伝熱抑制部と、を備えるとともに、
    前記伝熱抑制部は、
    前記通気路の一部を形成する内周部と、
    前記内周部を外側から包囲する外周部と、を備え、
    前記内周部および前記外周部の間に間隙が形成されている、
    ことを特徴とする航空機の安全装置。
  2. 前記間隙に、前記火炎の熱を吸熱する吸熱材が配置されている、
    請求項1に記載の航空機の安全装置。
  3. 前記間隙に、断熱材が配置されている、
    請求項1に記載の航空機の安全装置。
  4. 前記間隙は、
    大気圧に対して減圧された密閉空間である、
    請求項1に記載の航空機の安全装置。
  5. 前記間隙に、空気よりも熱伝導率が低いガスが充填されている、
    請求項1に記載の航空機の安全装置。
  6. 航空機の燃料を貯留する燃料タンクを防爆するための安全装置であって、
    前記燃料タンクの内部と機外とを連通させる通気路の一部として前記通気路の機外側の末端の付近に配置され、機外から前記燃料タンクの内部へと前記通気路を介して火炎が伝搬することを阻止する火炎伝搬阻止部と、
    前記火炎伝搬阻止部よりも機外側に配置され、前記火炎から前記燃料タンク内の前記燃料への伝熱を抑制する伝熱抑制部と、を備えるとともに、
    前記伝熱抑制部は、
    前記通気路の末端から前記火炎伝搬阻止部に至るまでの区間に亘り前記通気路の一部を形成する内周部と、
    前記区間に亘り前記内周部を外側から包囲する外周部と、を備え、
    前記内周部および前記外周部の間に間隙が形成されることにより、前記内周部と前記外周部との間の伝熱を抑制する断熱性が与えられている、
    ことを特徴とする航空機の安全装置。
  7. 前記間隙は、
    大気圧に対して減圧された密閉空間である、
    請求項6に記載の航空機の安全装置。
  8. 前記間隙に、前記火炎の熱を吸熱する吸熱材が配置されている、
    請求項6に記載の航空機の安全装置。
  9. 前記間隙に、断熱材が配置されている、
    請求項6に記載の航空機の安全装置。
  10. 前記間隙に、空気よりも熱伝導率が低いガスが充填されている、
    請求項6に記載の航空機の安全装置。
  11. 請求項1から10のいずれか一項に記載の安全装置を備える、
    ことを特徴とする航空機。
  12. 前記通気路の前記末端を形成するダクトが、
    主翼の翼端に位置するサージタンクに設けられている、
    ことを特徴とする請求項11に記載の航空機。
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