JP2012046310A - エレベータの制御装置 - Google Patents

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保 太 一 久
Eiko Suzuki
木 英 光 鈴
Kenji Tajima
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Abstract

【課題】不時の故障により停止した乗りかごから、積み残しなく、迅速かつ確実にすべての乗客を救出できるように、救出に向かう乗りかごの運転が状況に応じてきめ細かく制御する。
【解決手段】各エレベータについて運行上の支障となる故障等の異常の発生を検知し、エレベータに異常が検知された場合に、他の平常運転可能なエレベータの中から、故障したエレベータの乗りかごに乗っている乗客全員を収容可能な乗りかごを有するエレベータを選択し、異常の発生したエレベータの乗りかごを非常停止階を含めた停止可能な最寄り階に停止させるともに、選択した乗りかごを前記異常の発生した乗りかごが停止している階に走行させる。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、高層ビルや高層タワーのエレベータの制御装置に係り、特に、故障し最寄りの非常停止階に停止したエレベータの乗客救出に他のエレベータを向かわせるエレベータシステムに適用されるエレベータの制御装置に関する。
近年、エレベータの設置される建物の高層化が著しい。高層ビルや高層タワーでは、その最上階を展望フロアや展望台として一般客に開放しているところがある。この種の高層ビルや高層タワーでは、客を展望フロアに運ぶために、玄関フロアから展望フロアまで直通で運転されるエレベータを設置していることが多い。このような展望フロア直通エレベータでは、玄関フロアと展望フロア以外の階床は非サービス階になり、乗りかごは停止することなく通過するだけであり、玄関フロアおよび展望フロアのみがサービス階になる。
ところで、エレベータが故障などの原因で、乗りかごが昇降路の途中の非常停止階で停止してしまった場合には、乗りかごの乗客を救出する必要がある。特に、上記のような直通エレベータの場合には、途中にサービス階がなく急行ゾーンが非常に長いため、最寄りの非常停止階から階段で避難することが困難な場合があった。このため、故障により停止した乗りかごを救出するために、他の乗りかごを急行させて乗客を救出することが行われている。この種のエレベータの乗客救出に関する先行技術としては、例えば、特許文献1、2を挙げることができる。
特開2002−37559号公報 特開2008−273710号公報
高層ビルや高層タワーのように、玄関フロアと展望フロアの間を直通運転したり、非サービス階の区間が長いエレベータでは、不時の故障により停止した乗りかごに向けて他の正常な乗りかごを乗客の救出に向かわせる場合、次のような問題がある。
通常、高層ビルでは、複数の乗りかごが運転されており、一台の乗りかごが故障して停止した場合に、正常な他の乗りかごの中から、どの乗りかごを救出に向かわせるかが問題となる。同じ高層ビルのエレベータの乗りかごの中には、積載量の異なる乗りかごがある。故障した乗りかごに大勢の乗客が閉じこめられている場合に、積載量の小さな乗りかごが救出に向かっても乗客全員を一度に救出できずに、積み残しが生じることなる。
次に、他の乗りかごが乗客を救出すべく到着した後には、いつ救出号機を出発させるかという問題がある。救出号機の乗りかごに乗客全員を収容するのに十分な積載量があったとしても、全員を収容する前に出発してしまうと取り残される乗客が出ることになる。
また、現実問題として、救出が終わった後も、取り残された乗客がいる場合を想定して、対策を立てる必要がある。
以上は、一台のエレベータが故障した場合の問題点であるが、故障により停止するエレベータは、一台とは限らず、システムの重大な障害により複数台のエレベータが同時に故障して運転できなくなることも予想される。そのような場合、故障して停止したどの乗りかごから優先して救出するかが問題となる。
そこで、本発明の目的は、前記課題を解決し、不時の故障により停止した乗りかごから、積み残しなく、迅速かつ確実にすべての乗客を救出できるように、救出に向かう乗りかごの運転が状況に応じてきめ細かくかつ合理的に制御されるようにしたエレベータを提供することにある。
前記の目的を達成するために、本発明は、乗りかごが停止するサービス階の間の通過区間が長く前記通過区間の途中に非常停止階を有する区間を運転サービス区間とする、高層建築物に設置された複数台のエレベータの運転制御を行う制御装置において、前記各エレベータについて運行上の支障となる故障等の異常の発生を検知する手段と、エレベータに異常が検知された場合に、他の平常運転可能なエレベータの中から、故障したエレベータの乗りかごに乗っている乗客全員を収容可能な乗りかごを有するエレベータを選択する救出乗りかご選択手段と、異常の発生したエレベータの乗りかごを非常停止階を含めた停止可能な最寄り階に停止させるともに、選択した乗りかごを前記異常の発生した乗りかごが停止している階に走行させる救出運転制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、乗りかごが停止するサービス階の間の通過区間が長く前記通過区間の途中に非常停止階を有する区間を運転サービス区間とする、高層建築物に設置された複数台のエレベータの運転制御を行う制御装置において、前記各エレベータについて運行上の支障となる故障等の異常の発生を検知する手段と、エレベータに異常が検知された場合に、他の平常運転可能なエレベータの中から、異常の生じたエレベータの乗りかごに乗っている乗客を救出するエレベータを選択する救出乗りかご選択手段と、前記異常の発生したエレベータの乗りかごに乗っている乗客が救出乗りかごに乗り移った後に、積み残しの乗客が出ないように該救出乗りかごを最寄りのサービス階に向けて出発させるための出発条件が整ったかどうかを判定する出発条件手段と、異常の発生したエレベータの乗りかごを非常停止階を含めた停止可能な最寄り階に停止させるともに、選択した乗りかごを前記異常の発生した乗りかごが停止している階に走行させ、前記出発条件が整った場合に前記救出乗りかごを最寄りのサービス階まで走行させる救出運転制御手段と、を具備したことを特徴とする。
また、本発明は、乗りかごが停止するサービス階の間の通過区間が長く前記通過区間の途中に非常停止階を有する区間を運転サービス区間とする、高層建築物に設置された複数台のエレベータの運転制御を行う制御装置において、前記各エレベータについて運行上の支障となる故障等の異常発生を検知する手段と、エレベータに異常が検知された場合に、他の平常運転可能なエレベータの中から、異常の生じたエレベータの乗りかごに乗っている乗客を救出するエレベータの乗りかごと、予備の救出乗りかごとして待機するエレベータの乗りかごを選択する救出乗りかご選択手段と、異常の発生したエレベータの乗りかごを非常停止階を含めた停止可能な最寄り階に停止させるともに、選択した乗りかごを前記異常の発生したエレベータの乗りかごが停止している階に走行させる救出運転制御手段と、を具備したことを特徴とする。
本発明によるエレベータの制御装置が適用されるエレベータの構成説明図である。 本発明の第1実施形態によるエレベータの制御装置が実行する運転制御のフローチャートである。 本発明の第1実施形態によるエレベータの制御装置が実行する運転制御の他の例を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態によるエレベータの制御装置が実行する運転制御の他の例を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態によるエレベータの制御装置が実行する運転制御の他の例を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態によるエレベータの制御装置が実行する運転制御の他の例を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態によるエレベータの制御装置が実行する運転制御の例を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態によるエレベータの制御装置が実行する運転制御の他の例を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態によるエレベータの制御装置が実行する運転制御の他の例を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態によるエレベータの制御装置が実行する運転制御の例を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態によるエレベータの制御装置が実行する運転制御の他の例を示すフローチャートである。
以下、本発明によるエレベータの制御装置の一実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。
第1実施形態
図1は、本発明によるエレベータの制御装置が適用されるエレベータの全体構成を示す図である。この実施形態は、高層タワーに4基のエレベータを設置した例である。高層タワーには、展望台が設けられている。乗客はエレベータを使って1階の玄関階から展望台まで直通で行くことができる。4基あるエレベータは、それぞれ1号機、2号機、3号機、4号機として番号で区別する。これら1号機、2号機、3号機、4号機の乗りかごについては、それぞれ乗りかご12a、12b、12c、12dとして区別する。
この高層タワーの場合、例えば、地上から最上部までの高さは600メートル、地上からX階の展望台までの高さは350メートルである。この高層タワー場合、玄関階と展望台以外は一般客が訪れることのできる階床はないが、展望台は一般客に開放されている。
4基のエレベータは、1号機から4号機まで全て1階から展望台のある階床Xまで直通で乗客を運ぶ。このようにエレベータが運行されるサービス階は、1階と展望台のあるX階であり、通過する区間は350メートルもの非常に長い区間になっている。1階と展望台の途中には、非常時停止階Zが設けられている。この非常時停止階Zは、1号機から4号機までのいずれの号機のエレベータも普段は通過する。エレベータに故障等の異常が発生した場合に、そのエレベータの乗りかごは非常時停止階Zに暫定的に移動し、乗客はここで他のエレベータによる救出を待つことになる。
なお、この実施形態では、1つの非常時停止階Zだけを設けているが、複数の非常時停止階を設けるようにしてもよい。
次に、図1において、参照番号14は、4基のエレベータの運行を統括管理する群管理制御装置を示す。この群管理制御装置14の下位には、エレベータの1号機乃至4号機の運転をそれぞれ制御する制御装置16a、16b、16c、16dが接続されている。これらエレベータ各号機の制御装置16a乃至16dからは、各号機の乗りかごの運転状態に関する情報が群管理制御装置14に常時送信されている。平常運転時には、群管理制御装置14は、各号機の運転状況を把握し、エレベータ各号機の運転状態が最適になるように、各号機の制御装置16a乃至16dに指令を送信する。
また、群管理装置14では、各エレベータについて運行上の支障となる故障等の異常の発生を検知する異常検知手段と、エレベータに異常が検知された場合に、他の平常運転可能なエレベータの中から、故障したエレベータの乗りかごに乗っている乗客全員を収容可能な乗りかごを有するエレベータを選択する救出乗りかご選択手段と、異常発生時に非常停止階を含めた停止可能な最寄り階に停止させるともに、選択した乗りかごを前記異常の発生した乗りかごが停止している階に走行させる救出運転制御手段などのさまざまな機能がソフトウェアおよび図示しない内部構成によって実現されている。これらの機能については、詳細はフローチャートとともに後述する。
1号機のエレベータでは、巻上機17によって駆動されるシーブ18にロープが巻き掛けられており、このロープの一端は乗りかご12aに連結され、他端は図示しないカウンタウェイトに連結されている。巻上機17には、エンコーダ19が設けられ、乗りかご12aの走行距離に応じた数のパルスが制御装置16aに出力される。
乗りかご12aの床下には、乗客が乗り込むことで、乗りかご12aにかかっている荷重を測定する荷重測定装置20が設けられている。また、乗りかご12aの内部には、監視カメラ21が設置されており、撮像した画像により乗りかごの12aの内部状況が把握できるようになっている。参照番号22は、行き先階登録装置を示し、この行き先階登録装置22にはかご内釦やかご位置を示す表示装置などが設けられている。
なお、2号機乃至4号機のエレベータも1号機と同様に構成されるものであり、同一の参照番号を付して説明は省略する。
他方、1階のエレベータホールおよび展望台のエレベータホールには、各号機にそれぞれ乗場呼び装置24が設けられている。
次に、図2のフローチャートを参照しながら、エレベータに異常が発生したときの救出運転の制御内容について説明する。
まず、図1において、4台あるエレベータのうち、例えば、2号機エレベータの機器に異常が発生したとする。残りの1号機、3号機および4号機の各エレベータは平常運転を行っている。
このとき、異常が発生したことを示す信号は、2号機の制御装置16bから群管理制御装置14に送信される。これにより群管理制御装置14は、2号機に異常が発生したことを検知することができる(ステップS10のyes)。続いて、群管理制御装置14は、異常の発生した2号機の制御装置16bに、非常時停止階Zに乗りかご12bを移動させる指令を送信する(ステップS11)。この指令を受けて、2号機の制御装置16bは、乗りかご12bを非常時停止階Zに移動させ、乗りかご12bは非常時停止階Zにて停止する。
非常時停止階Zは、本来、緊急避難といった非常時にのみ利用される停止階であり、普段は利用されることのない階床である。このため非常時停止階Zは、サービス階ほど堅牢に構築されていない場合や、足場と手すりおよび転落防止用の安全ネットを張り巡らした程度の暫定的な停止階であることがある。
したがって、乗りかご12bが停止した後、パニックに陥った乗客がかご内のドア開釦を押して、乗りかごのドアをいきなり開けると危険であることがある。そこで、群管理制御装置14は、天候、風、建物のゆれといったさまざまな状況に係るデータをもとに安全かどうかを判断し、その結果、ドアを開けても安全上問題がないと判断した場合に開けられるようにすることが望ましい。
また、異常が発生したときには、2号機の乗りかご12bに乗っている乗客に無用な心配を与えないために、運転の現状をアナウンスすることが好ましい。特に、非常時停止階Zの状況についての説明をアナウンスすることが望ましい。また、他の号機のエレベータがただちに救出に出発することを報知したり、救出乗りかごが到着するまで、乗りかごの中で待機して、非常時停止階Zに出ないようにアナウンスすることがのぞましい。この報知は音声、画像といった媒体は問わない。これにより、乗客の不安をいくらかでも和らげることができる。
他方、エレベータの運転中、1号機から4号機の各制御装置16a乃至16dは、荷重測定装置20から送られてくる各乗りかご12a乃至12dの荷重に関するデータを群管理制御装置14に常時送信しており、群管理制御装置14は、2号機に異常が発生した時点での1号機から4号機の乗りかごの荷重を検出する(ステップS12)。そして、続くステップS13では、救出に向かう候補となる号機が選択される。
ここで、候補となるのは、1号機、3号機、4号機である。そして、異常の発生した2号機の乗りかご12bには定員の半分ほどの乗客が乗っていたものとする。また、この時点で、例えば、1号機の乗りかご12aは、乗客を定員近くまで多数乗せており、3号機の乗りかご12cには、定員の2/3程の乗客が乗っていたものとし、4号機の乗りかご12dには乗客が一人も乗っていなかったとする。
ステップS13では、まず、救出に向かう候補として1号機を選択する。続くステップS14では、1号機の乗りかごに積載可能な荷重を算出しこれと、故障した2号機の乗りかご12bの荷重と、を比較する。
この例では、1号機はすでに定員近くまで乗客が乗っているので、2号機の荷重は1号機の積載可能荷重をはるかに越えているので、救出に向かう号機としては不適当と判定される(ステップS14のNo)。
再度、ステップS13に戻って、次は3号機が救出に向かう候補として選択される。そして、故障した2号機の乗りかご12bの荷重と、3号機の乗りかご12cの積載可能な荷重を比較する。この場合、3号機には定員の2/3ほどの乗客が乗っているので、2号機の乗客全員を収容する余裕はなく、救出に向かう号機としては不適当と判定される(ステップS14のNo)。
さらに、ステップS13に戻って、次は4号機が救出に向かう候補として選択される。そして、故障した2号機の乗りかご12bの荷重と、4号機の乗りかご12dの積載可能な荷重を比較する。この場合、4号機の乗りかご12dは空なので、比較の結果(ステップS14のyes)、2号機の乗りかご12bに乗っている乗客全員を収容するのに十分な積載可能荷重をもつ乗りかごを有するエレベータであると判定され、4号機は救出に向かうエレベータに決定される(ステップS15)。こうしてすべての候補について判定した後(ステップS16)、救出に向かうエレベータは4号機に決まることになる。
続いて群管理制御装置14は、4号機の制御装置16dに乗りかご12dを非常時停止階Zに移動させる指令を送信する(ステップS17)。
救出に向かった4号機の乗りかごの16dが非常停止階Zに到着すると、群管理制御装置14は制御装置16dに乗りかご12dのドアを開けるように指令し、4号機の乗りかご12dは、ドアを開いてそのまま待機する。
一方、既に非常時停止階Zに停止していて救援を待っていた2号機の乗りかご12bでは、救援のエレベータが到着したことが乗客に音声でアナウンスされ、あるいは文字で表示される。そして、救出に到着した4号機の乗りかご12dに乗り移る手順、乗り移る際の注意事項等の必要な事項について音声あるいは文字で案内される。
以上のようにして、乗客を救出するために非常時停止階Zに到着した4号機の乗りかご12dは、2号機の乗客を全員収容できる積載可能荷重をもっているので、一人残らず全員を乗り込ませて救出することできる。
次に、図3は、エレベータに異常が発生したときの救出運転制御の他の例を示すフローチャートである。
この図3に示すフローチャートは、乗客の救出に向かわせるエレベータの選択するための条件として、乗りかごの最大積載荷重に着目した例である。
まず、図1において、4台あるエレベータのうち、例えば、2号機エレベータの機器に異常が発生したとする。残りの1号機、3号機および4号機の各エレベータは平常運転を行っている。
このとき、異常が発生したことを示すデータは、2号機の制御装置16bから群管理制御装置14に送信される。これにより群管理制御装置14は、2号機に異常が発生したことを検知することができる(ステップS20のyes)。続いて、群管理制御装置14は、異常の発生した2号機の制御装置16bに、非常時停止階Zに乗りかご12bを移動させる指令を送信する(ステップS21)。この指令を受けて、2号機の制御装置16bは、乗りかご12bを非常時停止階Zに移動させ、乗りかご12bは非常時停止階Zにて停止する。
このとき、乗りかご12bが停止した後、パニックに陥った乗客がかご内のドア開釦を押して、乗りかごのドアをいきなり開けると危険であることがある。そこで、群管理制御装置14は、天候、風、建物のゆれといったさまざまな状況に係るデータをもとに安全かどうかは判断し、その結果、ドアを開けても安全上問題がないと判断した場合に開けられるようにすることが望ましい。
また、異常が発生したときには、2号機の乗りかご12bに乗っている乗客に無用な心配を与えないために、運転の現状をアナウンスすることが好ましい。特に、非常時停止階Zの状況についての説明をアナウンスすることが望ましい。また、他の号機のエレベータがただちに救出に出発することを報知したり、救出乗りかごが到着するまで、乗りかごの中で待機して、ドア開釦を押して非常停止階Zに出ないようにアナウンスすることがのぞましい。この報知は音声、画像、文字といった媒体は問わない。これにより、乗客の不安をいくらかでも和らげることができる。
続くステップS22、S23では、1号機から4号機までのそれぞれの乗りかごの最大積載荷重のデータが読み込まれ、救出に向かう候補となる号機が選択される。
ここで、候補となるのは、1号機、3号機、4号機である。この例では、1号機から4号機まで乗りかごによって最大積載荷重が異なり、例えば、
1号機>2号機>3号機>4号機であったとする。
そして、これら各号機についての乗りかごの最大積載荷重のデータは、群管理制御装置14の図示しない記憶装置に記録されている。
ステップS23では、まず、順に1号機から救出に向かう候補を選択する。続くステップS24では、故障した2号機の乗りかご12bの最大積載荷重と、1号機の乗りかごの最大積載荷重な荷重を比較することになる。
1号機の最大積載荷重は2号機の最大積載荷重よりも大きいので、救出に向かう号機の候補として適当と判断され(ステップS24のYes)、救出に向かう号機に決定される(ステップS25)。
再度、ステップS26からステップS23に戻って、次に3号機が救出に向かう候補として選択される。そして、故障した2号機の乗りかご12bの最大積載と、3号機の乗りかご12cの最大積載を比較する。この場合、3号機の方が最大積載荷重は小さいので、救出に向かう号機としては不適当と判定される(ステップS24のNo)。
さらに、ステップS23に戻って、4号機が救出に向かう候補として選択される。そして、故障した2号機の乗りかご12bの最大積載荷重と、4号機の乗りかご12cの最大積載荷重を比較する。この場合、4号機の方が最大積載荷重は小さいので、救出に向かう号機としては不適当と判定される(ステップS24のNo)。かくして救出に向かうエレベータは1号機に決まることになる。
続いて群管理制御装置14は、1号機の制御装置16aに乗りかご12aを非常時停止階Zに移動させる指令を送信する(ステップS27)。このとき、1号機の乗りかご12aに乗客が乗っていれば、玄関階ですべての乗客を降ろしてから非常時停止階Zに向かうことになる。
救出に向かった1号機の乗りかごの16aが非常停止階Zに到着すると、群管理制御装置14は制御装置16aに乗りかごのドアを開けるように指令し、1号機の乗りかご12aは、ドアを開いてそのまま待機する。
一方、既に非常停止階Zに停止していて救援を待っていた2号機の乗りかご12bでは、救援のエレベータが到着したことが乗客に音声でアナウンスされたり、あるいは文字で表示される。そして、救出に到着した1号機の乗りかご12aに乗り移る手順、乗り移る際の注意事項等の必要な事項について音声あるいは文字で案内される。
以上のようにして、乗客を救出するために非常時停止階Zに到着した1号機の乗りかご12aは、2号機の乗客を全員収容できる最大積載量をもっているので、一人残らず全員を乗り込ませて救出することできる。
なお、以上は救出するエレベータに一台を選択する例であるが、2台以上が候補になった場合は、空の乗りかごを優先させるなど、そのときの運転状況に応じて決定するようにしてもよい。
次に、図4のフローチャートは、エレベータに異常が発生したときの救出運転制御の他の例を示すフローチャートである。
この図4に示すフローチャートでは、乗客の救出に向かわせるエレベータを選択するための条件として、乗りかごの使用床面積に着目した例である。
まず、図1において、4台あるエレベータのうち、例えば、3号機エレベータの機器に異常が発生したとする。残りの1号機、2号機および4号機の各エレベータは平常運転を行っている。
このとき、異常が発生したことを示すデータは、3号機の制御装置16cから群管理制御装置14に送信される。これにより群管理制御装置14は、3号機に異常が発生したことを検知することができる(ステップS30のyes)。続いて、群管理制御装置14は、異常の発生した3号機の制御装置16cに、非常時停止階Zに乗りかご12cを移動させる指令を送信する(ステップS31)。この指令を受けて、3号機の制御装置16cは、乗りかご12cを非常時停止階Zに移動させ、乗りかご12cは非常時停止階Zにて停止する。
このとき、乗りかご12cが非常時停止階Zに停止した後、パニックに陥った乗客がかご内のドア開釦を押して、平常運転時のように乗りかごのドアをいきなり開けると危険であることがある。そこで、群管理制御装置14は、天候、風、建物のゆれといったさまざまな状況に係るデータをもとに安全かどうかを判断し、その結果、ドアを開けても安全上問題がないと判断した場合に開けられるようにすることが望ましい。
また、異常が発生したときには、3号機の乗りかご12cに乗っている乗客に無用な心配を与えないために、運転の現状をアナウンスすることが好ましい。特に、非常時停止階Zの状況についての説明をアナウンスすることが望ましい。また、他の号機のエレベータがただちに救出に出発することを報知したり、救出乗りかごが到着するまで、乗りかごの中で待機して、ドア開釦を押して非常停止階Zに出ないようにアナウンスすることがのぞましい。この報知は音声、画像、文字といった媒体は問わない。これにより、乗客の不安をいくらかでも和らげることができる。
ここで、候補となるのは、1号機、2号機、4号機である。そして、異常の発生した3号機の乗りかご12cには定員の2/3半分ほどの乗客が乗っていたものとする。
ステップS32では、まず、異常の発生した3号機の乗りかご12cに設置してある監視カメラ21にて、乗りかごの12c内を撮影する。この画像データは、制御装置16cを介して群管理制御装置14に送信される。この画像データに基づいて、群管理制御装置14の画像処理部は、3号機の乗りかご14cにおいて乗客で占有されているところの使用床面積を算出する。
続くステップS33では、救出に向かう候補となる号機が選択される。
1号機から順に救出に向かう候補を選択する。続くステップS34では、1号機の乗りかご12aの床面積と故障した3号機の乗りかご12cの使用床面積とを比較することになる。
この例では、例えば、1号機と2号機の乗りかご12a、12bの床面積は、3号機の乗りかご12cの床面積と同じ床面積をもち、4号機の乗りかご12dの床面積は、3号機の半分ほどであったとする。そして、これら各号機についての乗りかごの床面積に関するデータは、群管理制御装置14の図示しない記憶装置に記録されている。
1号機の乗りかご12aの床面積は、救出を待つ3号機の乗りかご12cの乗客に占有されている使用床面積よりも大きいので、救出に向かう号機の候補として適当と判断され(ステップS34のYes)、救出号機に決定される(ステップS35)。
再度、ステップ36からステップS33に戻って、次に、2号機が救出に向かう候補として選択される。そして、2号機の乗りかご12bの床面積と、故障した3号機の乗りかご12cの使用床面積を比較する。この場合も、2号機は、救出に向かう号機としては適当と判定され(ステップS34のYes)、救出号機に決定される(ステップS35)。
さらに、ステップS33に戻って、4号機が救出に向かう候補として選択される。そして故障した2号機の乗りかご12bの乗客に占有されている使用床面積と、4号機の乗りかご12dの床面積を比較する。4号機の床面積は、3号機の使用床面積よりも小さいので、救出に向かう号機としては不適当と判定される(ステップS34のNo)。
かくして救出に向かうエレベータの候補は1号機、2号機に決まることになる。
続いて群管理制御装置14は、候補となった1号機、2号機の運転状況を判断し、1号機の乗りかご12aが、例えば、かご呼びをまって待機している状況にあれば、1号機を救出に向かうエレベータと決定し(ステップS36)、1号機の制御装置16aに乗りかご12aを非常時停止階Zに移動させる指令を送信する(ステップS37)。
救出に向かった1号機の乗りかごの16aが非常時停止階Zに到着すると、群管理制御装置14は制御装置16aに乗りかご12aのドアを開けるように指令し、1号機の乗りかご12aは、ドアを開いてそのまま待機する。
一方、既に非常時停止階Zに停止していて救援を待っていた3号機の乗りかご12cでは、救援のエレベータが到着したことが乗客に音声でアナウンスされたり、あるいは文字で表示される。そして、救出に到着した1号機の乗りかご12aに乗り移る手順、乗り移る際の注意事項等の必要な事項について音声あるいは文字で案内される。
以上のようにして、乗客を救出するために非常時停止階Zに到着した1号機の乗りかご12aは、2号機の乗客を全員収容できる床面積をもっているので、一人残らず全員を乗り込ませて救出することができる。
次に、図5のフローチャートは、複数台のエレベータに故障が発生し、実際に救出に向かう優先順位を割り当てるための処理の流れを示す。この場合、故障したエレベータの乗りかごが停止している位置と、候補に選択されたエレベータの乗りかごの現在位置との位置関係に基づいて、故障したエレベータの乗りかごに最も近い乗りかごのもつエレベータの組み合わせに救出の高い優先順位を割り当てるようになっている。
まず、図1において、4台あるエレベータのうち、例えば、2号機、3号機のエレベータの機器に異常が発生したとする。残りの1号機、4号機の各エレベータは平常運転を行っている。
このとき、異常が発生したことを示すデータは、2号機、3号機の制御装置16b、16cから群管理制御装置14に送信される。これにより群管理制御装置14は、2号機と3号機に異常が発生したことを検知することができる(ステップS40のyes)。続いて、群管理制御装置14は、異常の発生した2号機、3号機の制御装置16b、16cに、非常時停止階Zに乗りかご12b、12cを移動させる指令を送信する(ステップS41)。この指令を受けて、2号機、3号機の制御装置16b、16cは、乗りかご12b、12cを非常時停止階Zに移動させる。
このとき、パニックに陥った乗客がかご内のドア開釦を押して、平常運転時のように乗りかごのドアをいきなり開けると危険であることがある。そこで、群管理制御装置14は、天候、風、建物のゆれといったさまざまな状況に係るデータをもとに安全かどうかを判断し、その結果、ドアを開けても安全上問題がないと判断した場合に開けられるようにすることが望ましい。
また、異常が発生したときには、乗っている乗客に無用な心配を与えないために、運転の現状をアナウンスすることが好ましい。特に、非常時停止階Zの状況についての説明をアナウンスすることが望ましい。また、他の号機のエレベータがただちに救出に出発することを報知したり、救出乗りかごが到着するまで、乗りかごの中で待機して、ドア開釦を押して非常時停止階Zに出ないようにアナウンスすることが望ましい。この報知は音声、画像、文字といった媒体は問わない。これにより、乗客の不安をいくらかでも和らげることができる。
続くステップS42では、救出に向かう候補となる号機が選択される。非常時停止階Zに停止している2号機、3号機に乗っている乗客を救出に向かうエレベータとしては、どの号機を救出号機に選択するかについては、図2乃至図4のいずれのフローチャートに示された処理内容を適用することができる。
次に、1号機から4号機の各乗りかご12a乃至12dの位置データは、各号機の制御装置16a乃至16dから群管理制御装置14に送信されており、群管理制御装置14は、異常が発生した時点での、1号機、4号機の乗りかご12a、12dと、2号機および3号機の乗りかご12b、12c間の位置関係を検出する(ステップS43)。
そして、群管理制御装置14は、次のようにして、救出を待っている2号機、3号機と救出に向かう1号機、4号機の組み合わせに対して救出の優先順位を割り当てる。
群管理制御装置14は、救出を待っている2号機、3号機と救出に向かう1号機、4号機の相対的な位置関係から、最も位置関係が近い組み合わせを選び出す。異常が発生した時点で、図1に示すような位置関係になっていれば、2号機に対しては1号機、3号機に対しては4号機の組み合わせが選び出され、2号機の乗りかご12bに救出に向かう1号機に対して優先順位が与えられ、3号機の乗りかご12cに救出に向かう4号機に対しては劣後した順位が与えられる(ステップS44)。
次いで、優先順位にしたがって、1号機、4号機の制御装置16a、16dに乗りかご12aを非常時停止階Zに移動させる指令が順次送信される(ステップS45)。救出に向かった1号機の乗りかごの16aの方が先に非常停止階Zに到着するので、群管理制御装置14は制御装置16aに乗りかご12aのドアを開けるように指令し、1号機の乗りかご12aは、ドアを開いてそのまま待機する。
一方、既に非常停止階Zに停止していて救援を待っていた2号機の乗りかご12bでは、救援のエレベータが到着したことが乗客に音声でアナウンスされたり、あるいは文字で表示される。そして、救出に到着した1号機の乗りかご12aに乗り移る手順、乗り移る際の注意事項等の必要な事項について音声あるいは文字で案内される。このとき救援を待っている3号機の乗りかご12cで待っている乗客には、別のエレベータが救援に向かっており、まもなく到着することを音声あるいは文字で案内される。
やがて、4号機の乗りかご12dが救援に到着し、同様にして3号機の乗りかご12cに乗っている乗客を収容することになる。
以上のようにして、複数のエレベータに異常が生じた場合でも、優先順位を付けて乗りかごを救出に向かわせることで、乗客にパニックを起こさせることなく、乗客全員を救出することができる。
次に、図6のフローチャートは、複数台のエレベータに故障が発生し、実際に救出に向かう優先順位を割り当てるための処理の流れを示す。この図6のフローチャートでは、故障したエレベータが車いす利用者用のエレベータであった場合に救出の高い優先順位が割り当てられるようになっている。
まず、図6において、4台あるエレベータのうち、例えば、2号機、3号機のエレベータの機器に異常が発生したとする。残りの1号機、4号機の各エレベータは平常運転を行っている。そして、2号機の乗りかごが車いす利用者が利用できる乗りかごであったものとする。
このとき、異常が発生したことを示すデータは、2号機、3号機の制御装置16b、16cから群管理制御装置14に送信される。これにより群管理制御装置14は、2号機と3号機に異常が発生したことを検知することができる(ステップS40のyes)。続いて、群管理制御装置14は、異常の発生した2号機、3号機の制御装置16b、16cに、非常時停止階Zに乗りかご12b、12cを移動させる指令を送信する(ステップS41)。この指令を受けて、2号機、3号機の制御装置16b、16cは、乗りかご12b、12cを非常時停止階Zに移動させる。
このとき、パニックに陥った乗客がかご内のドア開釦を押して、平常運転時のように乗りかごのドアをいきなり開けると危険であることがある。そこで、群管理制御装置14は、天候、風、建物のゆれといったさまざまな状況に係るデータをもとに安全かどうかを判断し、その結果、ドアを開けても安全上問題がないと判断した場合に開けられるようにすることが望ましい。
また、異常が発生したときには、乗っている乗客に無用な心配を与えないために、運転の現状をアナウンスすることが好ましい。特に、非常時停止階Zの状況についての説明をアナウンスすることが望ましい。また、他の号機のエレベータがただちに救出に出発することを報知したり、救出乗りかごが到着するまで、乗りかごの中で待機して、ドア開釦を押して非常停止階Zに出ないようにアナウンスすることが望ましい。この報知は音声、画像、文字といった媒体は問わない。これにより、乗客の不安をいくらかでも和らげることができる。
続くステップS42では、救出に向かう候補となる号機が選択される。非常時停止階Zに停止している2号機、3号機に乗っている乗客を救出に向かうエレベータとして、どの号機を救出号機に選択するかについては、図2乃至図5のいずれのフローチャートに示された処理内容を適用することができる。ここでは、例えば、1号機、4号機が救出号機に選択されたものとする。
次に、群管理制御装置14は、次のようにして、救出を待っている2号機、3号機に対して救出の優先順位を割り当てる。
群管理制御装置14は、記憶装置に記録されている乗りかごについてのデータを参照して、救出を待っている2号機、3号機のそれぞれについて、乗りかご12b、12cが車いす利用者用の乗りかごであるか否かを判断し(ステップS46)、例えば、2号機の乗りかご12bが車いす利用者用の乗りかごであれば救出順位について高い優先順位が与えられ、3号機の乗りかご12cに劣後した順位が与えられる(ステップS48)。
次いで、1号機の制御装置16aに乗りかご12aを非常時停止階Zに移動させる指令が順次送信される(ステップS49)。救出に向かった1号機の乗りかごの12aが非常停止階Zに到着すると、群管理制御装置14は制御装置16aに乗りかご12aのドアを開けるように指令し、1号機の乗りかご12aは、ドアを開いてそのまま待機する。
一方、既に非常時停止階Zに停止していて救援を待っていた2号機の乗りかご12bでは、救援のエレベータが到着したことが乗客に音声でアナウンスされたり、あるいは文字で表示される。そして、救出に到着した1号機の乗りかご12aに乗り移る手順、乗り移る際の注意事項等の必要な事項について音声あるいは文字で案内される。このとき救援を待っている3号機の乗りかご12cで待っている乗客には、別のエレベータが救援に向かっており、まもなく到着することを音声あるいは文字で案内される。
やがて、4号機の乗りかご12dが救援に到着し、同様にして3号機の乗りかご12cに乗っている乗客を収容することになる。
以上のようにして、複数のエレベータに異常が生じた場合でも、優先順位を付けて、体の不自由な乗客等が乗っている可能性のある乗りかごから優先して、乗客全員を救出することできる。
第2実施形態
この第2実施形態では、エレベータに故障が発生し、他のエレベータの乗りかごが救出に向かい、乗客を収容した後の出発条件に関するエレベータの運転制御を扱う。救出号機の乗りかごが非常時停止階Zに到着するまでの制御処理については、図2乃至図6のフローチャートに示された制御内容を適用することができる。
図7は、故障したエレベータの乗りかごから救出乗りかごへの乗客の移動を救出乗りかごの荷重の変化により監視し、荷重の変化から全員が乗り移ったと判定できる場合に、救出号機を出発させる処理の流れを示すフローチャートである。
エレベータの運転中、1号機から4号機の各制御装置16a乃至16dは、荷重測定装置20から各乗りかご12a乃至12dの荷重に関するデータを群管理制御装置14に常時送信しており、群管理制御装置14は、2号機に異常が発生した時点での1号機から4号機の乗りかごの荷重をデータとして取得している。
ここで、異常の発生した2号機の乗りかご12bには定員の半分ほどの乗客が乗っていたものとする。また、この時点で、例えば、1号機の乗りかご12aは、乗客を定員近くまで多数乗せており、3号機の乗りかご12cには、定員の1/3程の乗客が乗っていたものとし、4号機の乗りかご12dには乗客が一人も乗っていなかったとする。
そこで、異常の発生した2号機の乗りかご12bは非常時停止階Zに移動し、4号機が救出号機に選択されたものとする。やがて、4号機の乗りかご12dが非常時停止階Zに到着し、2号機の乗りかご12bの乗客が4号機の乗りかご12dに乗り移ってきたとする。
まず、ステップS50では、故障した2号機の乗りかご12bと、4号機の乗りかご12dの荷重変化を監視する。2号機の乗りかご12bから4号機の乗りかご12d乗客が移ると、乗りかご12bの荷重は減少し、その減った分だけ乗りかご12dの荷重が増加する。乗客全員が4号機の乗りかご12dに乗り移ると、4号機の乗りかご12dの荷重は、故障した時点での2号機の乗りかご12bの荷重と同じ重量になる。そこで、群管理制御装置14は、2号機の乗客全員が4号機の乗りかご12dに乗り移って出発条件が整ったと判定する(ステップS51のYes)。
しかる後、群管理制御装置14は、4号機の制御装置16dに乗りかご12dを玄関階に移動させる指令を送信する(ステップS52)。
以上のようにして、4号機の乗りかごは、乗客全員を収容して無事玄関階に到着し、全員を積み残しなく確実に救出することができる。
次に、図8は、故障したエレベータの乗りかごから救出乗りかごへの乗客の移動を監視カメラによる画像により監視し、全員が乗り移ったと判定できる場合に、救出号機を出発させる処理の流れを示すフローチャートである。なお、救出号機の乗りかごが非常時停止階Zに到着するまでの制御については、図2乃至図6のフローチャートに示された制御内容を適用することができる。ここで、2号機に異常が発生したものとし、4号機が救出号機として選択されたものとする。
そこで、異常の発生した2号機の乗りかご12bは非常時停止階Zに移動し、やがて、4号機の乗りかご12dが非常時停止階Zに到着し、2号機の乗りかご12bの乗客が4号機の乗りかご12dに乗り移ってきたとする。
まず、ステップS53では、故障した2号機の乗りかご12bの中に設置してある監視カメラ21で、乗りかご12b内部を撮像する。この画像データは、制御装置16bを介して群管理制御装置14に送信される。この画像データに基づいて、群管理制御装置14の画像処理部は、2号機の乗りかご12bにおいて乗客の移動を監視する(ステップS54)。
やがて4号機の乗りかご12dに乗客が移り終わると、2号機の乗りかご12bの中は空になって人影がなくなるので、このことは、2値化等の所定の画像処理により判別することができる。
このとき、群管理制御装置14は、2号機の乗客全員が4号機の乗りかご12dに乗り移り出発条件が整ったと判定する(ステップS55のYes)。
しかる後、群管理制御装置14は、4号機の制御装置16dに乗りかご12dを玄関階に移動させる指令を送信する(ステップS56)。
以上のようにして、4号機の乗りかご12dは、乗客全員を収容して無事玄関階に到着し、全員を積み残しなく確実に救出することができる。
次に、図9は、複数のエレベータの乗りかごが救出に向かった場合に、乗客を救出した後の出発時間について、所定の間隔を設定して先発、後発の出発条件を設定するようにした処理の流れを示すフローチャートである。なお、救出号機の乗りかごが非常時停止階Zに到着するまでの制御については、図2乃至図6のフローチャートに示された制御内容を適用することができる。ここで、2号機に異常が発生したものとし、3号機、4号機が救出号機として選択されたものとする。
まず、異常の発生した2号機の乗りかご12bは非常時停止階Zに移動し、やがて、3号機の乗りかご12c、4号機の乗りかご12dが非常時停止階Zに到着したとする。そして2号機の乗りかご12bの乗客は、3号機の乗りかご12cあるいは4号機の乗りかご12dに乗り移ってきたとする。
そこで、群管理制御装置14は、3号機、4号機について、乗客を収容した後にどちらが先発、後発となるか、および先発と後発の間の時間間隔を設定する(ステップS57)。ここでは、3号機が先発、4号機が後発と設定されたものとする。
この時、先発する3号機の乗りかご12bcでは、先に出発すること、4号機の乗りかご12dもその後から出発するので、あわてないように冷静な対応をお願いすることなどが音声、文字によって乗客にアナウンスされる。
同様に、後発する4号機の乗りかご12dでは、先に、3号機の乗りかご12cが出発すること、4号機の乗りかご12dも遅滞なく出発することなど音声、文字等によって乗客にアナウンスされる。
次いで、群管理制御装置14は、乗客が3号機の乗りかご12cに乗り移り出発条件が整ったか否かを判定する(ステップS58のYes)。この出発条件では、図7のフローチャートのように荷重の変化あるいは図8のフローチャートのように監視カメラの画像により判断してもよいし、その他、種々の出発条件を設定してもよい。
しかる後、群管理制御装置14は、先発の3号機の制御装置16cに乗りかご12cを玄関階に移動させる指令を送信する(ステップS59)。
ステップS60で時間間隔経過後、後発の4号機の制御装置16dに乗りかご12dを玄関階に移動させる指令が送信される(ステップS61)。
以上のようにして、3号機、4号機というように、複数の乗りかごが救出に向かった場合でも、最初に到着した3号機の乗りかご12cに乗客が殺到して混乱するというようなことを回避することができ、乗客全員を収容して無事玄関階に到着し、積み残しなく全員を確実に救出することができる。
第3実施形態
この第3実施形態では、エレベータに故障が発生し、他のエレベータの乗りかごが救出に向かって乗客を収容した後に、万が一積み残しの乗客があった場合のエレベータの運転制御を扱い、図10はその運転制御の処理の流れを示すフローチャートである。
まず、図1において、4台あるエレベータのうち、例えば、2号機エレベータの機器に異常が発生したとする。残りの1号機、3号機および4号機の各エレベータは平常運転を行っている。
このとき、異常が発生したことを示すデータは、2号機の制御装置16bから群管理制御装置14に送信される。これにより群管理制御装置14は、2号機に異常が発生したことを検知することができる(ステップS70のyes)。続いて、群管理制御装置14は、異常の発生した2号機の制御装置16bに、非常時停止階Zに乗りかご12bを移動させる指令を送信する(ステップS71)。この指令を受けて、2号機の制御装置16bは、乗りかご12bを非常時停止階Zに移動させ、乗りかご12bは非常時停止階Zにて停止する。
続くステップS72では、救出に向かう号機が選択される。救出号機を選択し、その乗りかごが非常時停止階Zに到着するまでの制御処理については、図2乃至図6のフローチャートに示された制御内容を適用することができる。この実施形態では、例えば、1号機の乗りかご12aが乗客救出に向かうものとし、その乗りかご12aには、保守員が乗り込んでいるものとする。
ステップS73では、残りの3号機、4号機の中から、予備の救出号機として待機するエレベータの乗りかごを選択する。ここでは、乗りかごが空である3号機が予備の救出号機に選択されたものとする。
そこで、群管理制御装置14は、1号機の制御装置16aに乗りかご12aを非常時停止階Zに移動させる指令を送信する(ステップS74)。救出に向かった1号機の乗りかごの16aが非常停止階Zに到着すると、1号機の乗りかご12aは、ドアを開いてそのまま待機する。
一方、既に非常停止階Zに停止していて救援を待っていた2号機の乗りかご12bでは、救援のエレベータの到着したことが乗客に音声でアナウンスされたり、あるいは文字で表示される。そして、救出に到着した1号機の乗りかご12aに乗り移る手順、乗り移る際の注意事項等の必要な事項について音声あるいは文字で案内される。また、保守員が誘導の案内をする。
やがて2号機の乗りかご12bから1号機の乗りかご12aに乗客が移り終わると、2号機の乗客全員が1号機の乗りかご12aに乗り移り出発条件が整ったと判定される(ステップS75のYes)。なお、乗客を収容した後の出発条件にしては、図7乃至9のフローチャートに示された制御内容を適用することも可能である。
しかる後、群管理制御装置14は、1号機の制御装置16aに乗りかご12aを玄関階に移動させる指令を送信する(ステップS76)。こうして、1号機の乗りかご12aは、乗客全員を収容して無事玄関階に到着し、全員を積み残しなく確実に救出することができる。
他方、そのまま残った保守員は、非常時停止階Zに停止したままになっている2号機の乗りかご12bの中を点検し、残った乗客がいないかどうかを確認する。この間、予備の救出号機である3号機は、待機を継続する。
保守員による点検の結果、残された乗客はおらず、乗客全員が救出されたことが確認されたら、保守員は、非常時停止階Zに設置してある救出完了確認釦26を押して確認信号を群管理制御装置14に送信する。
群管理制御装置14は、確認信号を受信すると(ステップS77のYes)、待機していた3号機の待機を解除し、平常運転に復帰する(ステップS78)。
他方、保守員による確認信号を受信しないかぎり、予備の救出号機である3号機は待機を継続する。そして、万一、2号機の乗りかご12b内や、非常時停止階に残っている乗客が発見された場合には、非常時停止階Zに設置してあるかご呼び釦24を押すと、待機していた3号機の乗りかご12cが救出に向かうことになる。
なお、以上は、保守員が実際に非常時停止階Zまで行って確認する態様であるが、乗りかご内に設置した監視カメラや、非常時停止階Zに設置してある監視カメラによる映像を保守員が見ながら、残された乗客がいないかどうかを確認するようにしてもよい。
次に、図11に示すフローチャートは、救出乗りかごが乗客を収容して出発したのち、故障した乗りかごのかご内釦が押された場合には、予備の救出乗りかごを救出に向かわせるようにした運行制御を示すフローチャートである。この場合、ステップS70〜76までは図10と同一の内容であるので、説明は省略する。
救出に向かった1号機の乗りかご12aが、乗客全員を収容して無事玄関階向けて出発した後も、3号機の乗りかご12cは、予備の救出乗りかごとして待機を続けている。
そこで、2号機の乗りかご12bにある釦が押され、群管理制御装置14は、その信号を受信すると(ステップS79のYes)、群管理制御装置14は、乗りかご12b内に乗客がまだ残っていると判断する。続く、ステップS80では、それまで待機していた3号機の制御装置16cに対して、非常時停止階Zまで乗客の救出に向かうように指令する。
以上のようにして、万が一、積み残された乗客がいた場合でも、予備の救出乗りかごが救出に向かうので、一人残らず全員を乗り込ませて救出することできる。
以上、本発明のエレベータの制御装置について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明は、高層タワーだけでなく、高層ビルのエレベータシステムにも適用することができる。
また、これらの実施形態は、例示として挙げたもので、発明の範囲の制限を意図するものではない。もちろん、明細書に記載された新規な方法およびシステムは、様々な形態で実施され得るものであり、さらに、本発明の主旨から逸脱しない範囲において、種々の省略、置換、変更が可能である。請求項およびそれらの均等物の範囲は、発明の主旨の範囲内で実施形態あるいはその改良物をカバーすることを意図している。
12a〜12d…乗りかご、14…群管理制御装置、17…巻上機、19…エンコーダ、20…荷重測定装置、21…監視カメラ、22…行き先階登録装置、24…乗場呼び装置

Claims (13)

  1. 乗りかごが停止するサービス階の間の通過区間が長く前記通過区間の途中に非常停止階を有する区間を運転サービス区間とする、高層建築物に設置された複数台のエレベータの運転制御を行う制御装置において、
    前記各エレベータについて運行上の支障となる故障等の異常の発生を検知する手段と、
    エレベータに異常が検知された場合に、他の平常運転可能なエレベータの中から、故障したエレベータの乗りかごに乗っている乗客全員を収容可能な乗りかごを有するエレベータを選択する救出乗りかご選択手段と、
    異常の発生したエレベータの乗りかごを非常停止階を含めた停止可能な最寄り階に停止させるともに、選択した乗りかごを前記異常の発生した乗りかごが停止している階に走行させる救出運転制御手段と、
    を備えたことを特徴とするエレベータの制御装置。
  2. 前記救出乗りかご選択手段は、
    各エレベータの乗りかごの荷重を監視する手段と、
    故障したエレベータの乗りかごの荷重と、平常運転可能な他のエレベータの乗りかごの積載可能荷重を比較し、故障したエレベータの乗りかごに乗っている乗客全員を収容するのに十分な積載可能荷重をもつ乗りかごを有するエレベータを判別する手段と、からなることを特徴とする請求項1に記載のエレベータの制御装置。
  3. 前記救出乗りかご選択手段は、
    故障したエレベータの乗りかごの最大積載荷重と、平常運転可能な他のエレベータの乗りかごの最大積載荷重を比較し、故障したエレベータの乗りかごの最大積載荷重の同等以上の最大積載荷重をもつ乗りかごを有するエレベータを判別することを特徴とする請求項1に記載のエレベータの制御装置。
  4. 前記救出乗りかご選択手段は、
    各エレベータの乗りかごの使用床面積を認識する手段と、
    故障したエレベータの乗りかごの使用床面積と、平常運転可能な他のエレベータの乗りかごの使用床面積を比較し、故障したエレベータの乗りかごの使用床面積と同等以上の床面積をもつ乗りかごを有するエレベータを判別する手段と、
    からなることを特徴とする請求項1に記載のエレベータの制御装置。
  5. 複数のエレベータが故障した場合には、それぞれ救出に向かうエレベータを選択すると
    ともに、故障したエレベータの乗りかごが停止している位置と、選択されたエレベータの乗りかごの現在位置との位置関係に基づいて、故障したエレベータの乗りかごと選択されたエレベータの乗りかごのとの位置関係が最も近い組み合わせに優先順位を割り当てる優先順位判定手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至4の何れかの項に記載のエレベータの制御装置。
  6. 前記救出乗りかご選択手段は、異常の発生したエレベータが障害者の利用できるエレベータを含む複数のエレベータであった場合には、障害者の利用できるエレベータに優先順位を割り立てる優先順位判定手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至4の何れかの項に記載のエレベータエレベータの制御装置。
  7. 乗りかごが停止するサービス階の間の通過区間が長く前記通過区間の途中に非常停止階を有する区間を運転サービス区間とする、高層建築物に設置された複数台のエレベータの運転制御を行う制御装置において、
    前記各エレベータについて運行上の支障となる故障等の異常の発生を検知する手段と、
    エレベータに異常が検知された場合に、他の平常運転可能なエレベータの中から、異常の生じたエレベータの乗りかごに乗っている乗客を救出するエレベータを選択する救出乗りかご選択手段と、
    前記異常の発生したエレベータの乗りかごに乗っている乗客が救出乗りかごに乗り移った後に、積み残しの乗客が出ないように該救出乗りかごを最寄りのサービス階に向けて出発させるための出発条件が整ったかどうかを判定する出発条件判定手段と、
    異常の発生したエレベータの乗りかごを非常停止階を含めた停止可能な最寄り階に停止させるともに、選択した乗りかごを前記異常の発生した乗りかごが停止している階に走行させ、前記出発条件が整った場合に前記救出乗りかごを最寄りのサービス階まで走行させる救出運転制御手段と、
    を具備したことを特徴とするエレベータの制御装置。
  8. 前記出発条件判定手段は、異常の生じたエレベータの乗りかごから救出乗りかごへの乗客の移動を救出乗りかごの荷重の変化により監視し、前記救出乗りかごの荷重が異常の生じたエレベータの乗りかごの異常発生時の荷重と同じになるまでは、出発条件が整ったとは判定しないことを特徴とする請求項7に記載のエレベータの制御装置。
  9. 前記出発条件判定手段は、異常の生じたエレベータの乗りかごから救出乗りかごへの乗客の移動をそれぞれ乗りかごに設置されている監視カメラの画像に基づいて監視し、全員が乗り移るまでは出発条件が整ったとは判定しないことを特徴とする請求項7に記載のエレベータの制御装置。
  10. 前記救出運転制御手段は、複数のエレベータの乗りかごが救出に向かった場合には、乗客を救出した後の出発時間について、各乗りかごのそれぞれに所定の間隔を設定して先発、後発の出発条件をさらに設定することを特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載のエレベータの制御装置。
  11. 乗りかごが停止するサービス階の間の通過区間が長く前記通過区間の途中に非常停止階を有する区間を運転サービス区間とする、高層建築物に設置された複数台のエレベータの運転制御を行う制御装置において、
    前記各エレベータについて運行上の支障となる故障等の異常発生を検知する手段と、
    エレベータに異常が検知された場合に、他の平常運転可能なエレベータの中から、異常の生じたエレベータの乗りかごに乗っている乗客を救出するエレベータの乗りかごと、予備の救出乗りかごとして待機するエレベータの乗りかごを選択する救出乗りかご選択手段と、
    異常の発生したエレベータの乗りかごを非常停止階を含めた停止可能な最寄り階に停止させるともに、選択した乗りかごを前記異常の発生したエレベータの乗りかごが停止している階に走行させる救出運転制御手段と、
    を具備したことを特徴とするエレベータの制御装置。
  12. 前記救出運転制御手段は、乗客救出作業完了の確認信号を受信するまで、予備の救出乗りかごを待機させることを特徴とする請求項11に記載のエレベータの制御装置。
  13. 前記救出運転制御手段は、救出乗りかごが乗客を収容して出発したのち、故障した乗りかごのかご内の釦が押された場合には、前記予備の救出乗りかごを救出に向かわせることを特徴とする請求項11に記載のエレベータの制御装置。
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