JP2012046223A - 製袋充填機におけるシール装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一対のシール体がフィルムを挟持する所要の時間を確保しつつ、両シール体が筒状フィルムを挟持する噛合い位置と筒状フィルムから離間する開放位置との間の作動範囲を、簡単に調整する。
【解決手段】両シール体を支持する支持枠に配設した固定ギヤ34及び回転体35と、回転体35に配設して回転体35の軸周りを固定ギヤ34と係合しながら所定方向に一周周回する際に該周回方向とは逆向きに二周回転する移動ギヤ40と、回転体35の偏心位置で一方のシール体を支持する作動体49と、作動体49を移動ギヤ40の偏心位置で回動可能に支持する偏心支持部材48とを備え、作動体49の回動中心と回転体35の回転中心とを結ぶ直線方向に作動体49を案内しながら、両シール体を噛合い位置と開放位置との間で移動させる際、作動体49の回動中心からシール体の回動支持位置までの離間距離を変更して一対のシール体の作動範囲を調節可能にした。
【選択図】図4

Description

本発明は、帯状フィルムを筒状に成形しながら該筒状フィルム中に物品を供給して所定のシールを施して包装品を得るようにした製袋充填機におけるシール装置に関する。
従来、この種のシール装置としては、上下に対向して配設された一対のシール体が、互いに接近して筒状フィルムを挟持した状態で、筒状フィルムの搬送方向の上流側から下流側へ移動しながら離間して、フィルムにシールを施す所謂ボックスモーション運動を行うシール装置が知られている。そして、シール体をこのように駆動するための駆動部には、駆動伝達用のギヤが複数用いられている。
特許文献1に示されたシール装置の駆動部には、上下に並んだ3つの遊星機構が使用されており、3つの遊星機構のうち、中央の遊星機構におけるリングギヤが、駆動源から駆動を受けて回転すると、プラネタリギヤがその回転方向とは逆方向にサンギヤの外周を転動し、そのプラネタリギヤの偏心位置で、プラネタリギヤに回動可能に連結された下シール体のシール部を上方に向けた状態で下シール体を略円運動させる。また、上下の遊星機構における各リングギヤが、中央の遊星機構におけるリングギヤから駆動を受けて回転すると、上下の遊星機構における各プラネタリギヤが、その回転方向とは逆方向にサンギヤの外周を転動して、該各プラネタリギヤの偏心位置で、プラネタリギヤに回動可能に連結された上シール体のシール部を下方に向けた状態で、シール部を略円運動させる。このことによって、上下のシール体を接近離間させる。
特許第2969258号公報
このような従来の製袋充填機のシール装置では、例えば、被包装品のサイズの変更等に対応させる際に、一対のシール体が筒状フィルムを挟む噛合い位置と筒状フィルムから離間する開放位置との間のシール体の作動範囲を、被包装品のサイズに対応させつつ、両シール体がフィルムを挟持する所要の時間を確保するためには、駆動部を交換しなければならず、作動範囲の調節作業が大変面倒であった。
本発明は、製袋充填機のシール装置において、一対のシール体がフィルムを挟持する所要の時間を確保しつつ、両シール体が筒状フィルムを挟持する噛合い位置と筒状フィルムから離間する開放位置との間の作動範囲を、簡単に調整し得る手段を提供することを目的とする。
請求項1の発明にかかる製袋充填機のシール装置は、物品7が供給された筒状フィルム4の搬送路を挟んで対向する一対のシール体9,10が筒状フィルム4を挟持して筒状フィルム4の搬送と共に移動して横シールを施すように構成され、下記の固定ギヤ34と回転体35と駆動手段17と移動ギヤ40と作動体49と偏心軸49aと案内手段50,36a,44,45と連動機構Mとを備えている。固定ギヤ34は支持枠11に対し回転不能に取着されている。回転体35は該固定ギヤ34の同軸心上で回転可能に支持されている。駆動手段17は該回転体35を回転させる。移動ギヤ40は、該回転体35に配設され、前記固定ギヤ34と係合して該固定ギヤ34の軸周りを周回するよう支持され、該固定ギヤ34を一周する際に該周回方向とは異なる向きに二周回転するよう支持されている。作動体49は該回転体35の偏心位置51aで一対のシール体9,10の一方に連繋されている。偏心軸49aは前記移動ギヤ40と一体回転して前記作動体49を回動可能に支持する。案内手段50,36a,44,45は前記回転体35の回転中心35a上で前記作動体49を前記回転体35の径方向に移動可能に案内する。連動機構Mは前記両シール体9,10を噛合い位置と開放位置との間で移動させる。前記作動体49は、該連動機構Mに連結され、一対のシール体9,10を移動する連結部51を有する。前記回転体35の回転中心35aから前記回転体35の偏心位置51aまでの距離を変更して、前記作動体49の径方向への移動量を変更可能に構成している。従って、回転体35の偏心位置51aまでの距離を変更するだけで、作動体49の径方向への移動量が変わることから、一対のシール体9,10の作動範囲を容易に変更することができる。
請求項1の発明を前提とする請求項2の発明においては、前記作動体49の径方向への移動量が該作動体49における前記偏心軸49aと前記連結部51との距離の変更によって設定されることで、前記作動体49の径方向への移動量が変わることから、前記一対のシール体9,10の作動範囲を容易に変更することができる。
請求項2の発明を前提とする請求項3の発明においては、前記作動体49の径方向への移動量が偏心軸49aの交換によって設定されることで、前記作動体49の径方向への移動量が変わることから、前記一対のシール体9,10の作動範囲を容易に変更することができる。
請求項1〜3のうちいずれか一つの発明を前提とする請求項4の発明において、前記案内手段は、前記偏心軸49aと前記回転体35の回転中心35aとを結ぶ直線方向に前記作動体49に形成された開口50と、該開口50内を該直線方向に相対移動可能に支持された回転体35の回転軸36からなる。従って、回転体35の回転軸36が開口50に沿う直線方向に相対移動するだけの簡単な案内手段により、作動体49を案内することができると共に、回転体35に対する作動体49の位置出しが容易にできる。
請求項1〜4のうちいずれか一つの発明を前提とする請求項5の発明においては、前記支持枠11に対し着脱可能な支持体16を有し、該支持体16に前記固定ギヤ34及び回転体35が配設されており、前記支持枠11に対する支持体16の取付け高さを調節して、前記作動体49の径方向への移動量によって生じる前記噛合い位置のずれを調節する噛合い位置調節手段を備えている。従って、一対のシール体9,10の作動範囲を大きく変更する場合、支持体16の取付け高さを調節して、一対のシール体9,10の噛合い位置を調節することができる。
本発明は、大掛かりな分解や部品の交換を行うことなく、一対のシール体が筒状フィルムを所要の時間を挟持しつつ、両シール体が筒状フィルムを挟む噛合い位置と筒状フィルムから離間する開放位置との間の作動範囲を簡単に調整することができる。
横形製袋充填機を示す概略図。 固定枠を外したシール装置をフィルムの搬送方向から見た図。 図2の要部一部破断図。 (a)はギヤ機構の拡大斜視図、(b)はギヤ機構の拡大断面図。 (a)はギヤ機構の歯車列を示す概略図、(b)(c)は夫々作用説明図。
本実施形態にかかる横形製袋充填機は、図1に示すように、原反ロール1から引き出した帯状フィルム2を製袋手段3で筒状に成形して、その筒状フィルム4に縦シール手段5で縦シールを施すと共に、物品供給コンベヤ6から所定間隔毎に物品7を筒状フィルム4中に供給し、筒状フィルム4中の物品7の前後位置で、横シール手段を構成する上下のシール体9,10によって筒状フィルム4を挟持して筒状フィルム4の搬送方向に対し交差する左右方向に横シールし、筒状フィルム4を切断してピロー包装品を得る。この横シール手段は、搬送路を挟んで対向する上シール体9と下シール体10が筒状フィルム4を挟持した状態で筒状フィルム4と共に筒状フィルム4の搬送方向に移動しながら横シールを施した後に筒状フィルム4から互いに離間する所謂ボックスモーション運動を繰り返す。
図2或いは図3に示すように、支持枠11の一部を構成する固定枠12は、角材によって矩形状に形成された左右のフレーム12aと該左右のフレーム12aを連結する複数の連結部材12bを有し、後述する移動枠13や連動機構M等の側方周囲を囲むように構成されている。また、支持枠11の一部を構成する左右の移動枠13は、左右の側板13aと、該左右の側板13aを連結する複数の連結部材13bを有し、各固定枠12の内側に上下方向に延設されたガイドレール14によって固定枠12に対し上下方向に移動可能に支持されている。横シール装置は、固定枠12に対する移動枠13の支持位置(取付け高さ位置)をハンドル(不図示)の回動操作により雌雄ねじ機構(不図示)を介して調節することができる高さ調節手段(不図示)を備えている。
図2或いは図4に示すように、各側板13aの外側には着脱可能に取着された支持パネル16によって、後述するギヤ機構20の回転体35が回転可能に支持されていると共に固定ギヤ34が回転不能状態で支持されている。
一方の側板13aの外側には駆動源としてのサーボモータ17が配設されている。そのサーボモータ17の駆動力は、プーリー伝達手段18を介して、左右の側板13a間に支持された駆動シャフト19に伝達され、該駆動シャフト19に配設された連動ギヤ19aを介して後述する夫々の回転体35のギヤ歯37aに入力されて夫々の回転体35を所定方向に回転させるように構成されている。これらのサーボモータ17等によって回転体35を駆動する駆動手段が構成されている。
各側板13aの下方両側からステー13cが突出しており、夫々のステー13c間には第1ガイドロッド21が側板13aに対し平行に前後方向へ延びるように架設されている。各第1ガイドロッド21にはスライド体22が前後方向に移動可能に支持されている。各スライド体22は、支軸23によって連結され、上下方向に貫通した第1案内孔(不図示)を有している。これらの第1案内孔(不図示)には第2ガイドロッド25が嵌入されている。各第2ガイドロッド25の上端間及び下端間には夫々枠体26,27が架設されている。上側の枠体26には上シール体9を支持する支持部材28が配設されている。スライド体22の上方で各第2ガイドロッド25間には下シール体10を支持する支持部材29が架設されている。支持部材29は上下方向に貫通する第2案内孔(不図示)を有しており、第2ガイドロッド25を上下方向にスライドさせ得るように支持することにより、上シール体9が配設された枠体26は各第2ガイドロッド25と共に上下方向にのみ移動し、下シール体10を支持する支持部材29は各第2ガイドロッド25に案内されて上下方向にのみ移動する。
スライド体22に架設された支軸23がリンク31を、また下シール体10を支持する支軸29bがリンク32を、また第2ガイドロッド25の下端間の枠体27がリンク33を夫々回動可能に支持すると共に、リンク31の両側にリンク32,33が互いに回動可能に接続されることにより、トグルリンク機構30が構成されている。本実施形態のトグルリンク機構30では、各リンク31,32,33が支軸23を支点に点対称状態で配設されており、上シール体9と噛合状態にある下シール体10が支軸23側に接近した際に、その接近した距離と同じ距離だけ上シール体9を上方に移動させて、上下のシール体9,10を互いに離間させることができる。
図4に示すように、前記ギヤ機構20は、支持パネル16に対して回転不能に取着された固定ギヤ34と、固定ギヤ34に係合しながら回転する回転体35を備えている。固定ギヤ34は中空状の円筒体であり、その円筒体の一端側の外周にはギヤ歯34aが設けられている。回転体35は、固定ギヤ34を貫通して固定ギヤ34に対し同軸心上で回転可能に支持された回転軸36と、該回転軸36に固定されて回転軸36と一体で回転すると共に前記駆動シャフト19の連動ギヤ19aと常に噛合するギヤ歯37aを外周に有する第1回転部材37と、第2回転部材38を備えている。第2回転部材38は、回転体35の回転軸36に対して同軸心上で回転可能に支持されたプレート41と、固定ギヤ34に対して回転可能に支持されたプレート42を有している。これらのプレート41,42は連結板(不図示)で連結され、両プレート41,42間には図4(a)及び図5(a)に示すように中間ギヤ39及びその中間ギヤ39に常に噛合する移動ギヤ40が配設されて両プレート41,42に回転可能に支持されている。移動ギヤ40の歯数は固定ギヤ34の歯数の二分の一に設定されている。
回転軸36の先端にはカムフォロア36a(案内手段)が取着されており、カムフォロア36aは、第1回転部材37のパネル37bから表面側に突出している。パネル37bの表面側には作動体49が配設されており、該作動体49に形成された長孔50(案内手段)にカムフォロア36aが嵌入されている。第1回転部材37のパネル37bには第2回転部材38の移動ギヤ40の位置に対応して開口47が形成されており、移動ギヤ40と嵌合した偏心支持部材48が該開口47を貫通している。偏心支持部材48は、偏心軸49aが移動ギヤ40の中心40aに対し偏心しており、偏心軸49aに嵌入された軸受48aが作動体49の孔49cに嵌入されることで、作動体49が偏心軸49aに回動可能に支持される。作動体49は、外周四箇所にガイド溝44(案内手段)が形成されており、各ガイド溝44内には第1回転部材37のパネル37bに配設されたガイドローラ45(案内手段)が嵌入される。なお、作動体49のガイド溝44に嵌入されるガイドローラ45は、ガイドローラ45を軸支するボルト46に対して偏心しているため、ボルト46を締め付けると、ガイドローラ45が作動体49に接近し、ボルト46を締め付けを緩めると、ガイドローラ45が作動体49から離間して、第1回転部材37に対し作動体49を容易に着脱可能になっている。
作動体49には、偏心支持部材48によって回動支持された位置とは逆の他端側に支持軸51b(連結部)が配設されており、該支持軸51bに軸受51(連結部)が配設され、該軸受51が下シール体10を支持する支持部材29の連動部29aに嵌入されて回転体35の偏心位置(軸受51の回動中心51a)で支持部材29を回動可能に支持している。
第1回転部材37は、前記駆動手段(サーボモータ17等)からの駆動入力によって回転軸36を中心に(回転中心35aの周りを)回転する。その際、第1回転部材37に対して、偏心支持部材48及び移動ギヤ40を介して連結された第2回転部材38も、第1回転部材37と同方向に回転する。第1回転部材37と第2回転部材38が回転中心35aの周りを所定方向に夫々回転する際に、図5(a)に示すように固定ギヤ34に噛合している中間ギヤ39と中間ギヤ39に噛合している移動ギヤ40は、固定ギヤ34の外周を回転体35と同じ所定方向(矢印A方向)に周回すると共に、移動ギヤ40は該周回方向とは異なる向きに回転(自転)する。移動ギヤ40は、固定ギヤ34の軸周りである回転体35の回転軸36を中心に中間ギヤ39を介して固定ギヤ34と係合しながら所定方向(矢印A方向)に一周する際に周回方向とは異なる向きに二周回転するように構成されている。
このため、図5(b)に示す夫々の周回過程S1乃至S12から明らかように、移動ギヤ40の中心40aが矢視A方向に移動軌跡Bを描くように移動する過程で中心40aから距離E1だけ偏心した作動体49の偏心軸49aの中心49bから回転体35の回転中心35aまでの距離が変化して、偏心軸49aは回転体35の回転軸36を中心とする楕円を描くように移動し、その移動の際に、作動体49が、偏心軸49aの中心49bと回転体35の回転中心35aとを結ぶ直線方向に移動することから、その直線の延長上に位置する作動体49の他端側の回動中心51aも前記周回過程S1乃至S12の順番に対応させて付したポイントR1乃至R12から明らかなように、回転体35の回転軸36を中心とした楕円上の移動軌跡Cを移動する。よって、下シール体10を支持する支持部材29が下シール体10と共に、上下方向が短径で搬送方向が長径となる楕円運動を行う。
この楕円運動によって、スライド体22が第1ガイドロッド21に案内されて搬送方向に移動すると共に、トグルリンク機構30を介して連結された第2ガイドロッド25がスライド体22によって上下方向に案内されるため、シール体9は、下シール体10とは逆の向きに略同形の楕円の軌跡を描くように回転し移動する。上下のシール体9,10は、下シール体10が上方位置に移動した際に、上下のシール体9,10が噛み合って、下シール体10が最も下方位置に移動した際に、上下のシール体9,10が上下方向に最も離間するように支持されている。楕円の長径が筒状フィルム4の搬送方向を向いていることから、上下のシール体9,10が筒状フィルム4を挟持しながら筒状フィルム4の搬送方向に移動する時間を長く確保でき、連続的な包装においてシールが良好になる。なお、この時、上シール体9は支持部材28のコイルばね28aを圧縮しており、実質的には、下シール体10のような楕円運動を行っていない。
被包装品のサイズの変更等に対応させるために、本実施形態では、作動体49が図5(c)に示す別の作動体60等に交換される。作動体60は、作動体60の回動中心60aから、下シール体10が回動支持される軸受51の回動中心51aまでの距離L2が、作動体49における偏心軸49aの中心49bから回動中心51aまでの距離L1より短く設定されている。距離L1を距離L2に変更した際も、回動中心51aが回転中心35aを中心とした楕円運動を行うが、回転中心35aから回動中心51aまでの距離L2が作動体49の場合よりも短くなる。この変更によって、上下一対のシール体9,10が離間する距離を被包装品のサイズに対応させて包装の高速処理化を可能にする。
更に、本実施形態では、移動ギヤ40の中心40aから作動体49の偏心軸49aまでの距離E1より短い距離E2に変更するために、偏心支持部材48が別の偏心支持部材48等に交換されている。この交換は、図5(c)に示すように、回動中心51aの移動軌跡Bを図5(b)の形状に類似する楕円形状とすることによって、上下一対のシール体9,10が筒状フィルム4を挟持する時間を長くして、連続包装において、包装材の種類が変更されても最適なシール時間が確保できる。
なお、上記距離E1から距離E2への変更、及び、上記距離L1から距離L2への変更は、何れも、上下一対のシール体9,10の作動範囲を変更するものであるが、上記距離L1,L2を変更する方が、作動範囲が大きく変化する。
上下一対のシール体9,10が筒状フィルム4を適正に挟持していた状態から、両シール体9,10の作動範囲を大きく変更したことによって、両シール体9,10が接近し過ぎる場合や、逆に互いに離れ過ぎる場合には、支持パネル16(支持体)を側板13aに対し取着するための支持孔15の取付け位置を上下に調節することによって、両シール体9,10の噛合い位置のずれを修正できるように噛合い位置調節手段が設けられている。なお、上下一対のシール体9,10の作動範囲が僅かに変更される際には、コイルばね28aを圧縮するだけで、噛合い位置の僅かなずれを修正することができるので、コイルばね28aも噛合い位置調節手段に含まれる。
本実施形態は下記の効果を有する。
(1) 作動体49の偏心軸49aからシール体9が回動支持される回動中心51aまでの離間距離が異なる別の作動体60に交換したり、移動ギヤ40に対する作動体49の偏心軸49aまでの偏心距離が異なる別の偏心支持部材48に交換するだけで、一対のシール体9,10の作動範囲を容易に変更することができる。従って、大掛かりな分解や部品の交換を行うことなく、上下一対のシール体9,10が筒状フィルム4を所要の時間、挟持しつつ、両シール体9,10が筒状フィルム4を挟む噛合い位置と筒状フィルム4から離間する開放位置との間の作動範囲を簡単に調整することができる。
(2) 作動体49の偏心軸49aと回転体35の回転中心35aとを結ぶ直線方向へ回転体35の回転軸36が長孔50に沿って相対移動するだけの簡単な案内手段により、作動体49を案内することができる。
(3) 一対のシール体9,10の作動範囲を大きく変更する場合、固定ギヤ34及び回転体35を備えたギヤ機構20を配設した支持パネル16の取付け高さを支持枠11(側板13a)に対し調節することによって、一対のシール体9,10の噛合い位置のずれを調節することができる。
本発明の趣旨に反しない範囲で前記実施形態以外にも適宜変更可能であり、例えば下記のような構成を採用することができる。
・ サーボモータ17の回転軸を回転体35の回転軸36に連結する等して、サーボモータ17からギヤ歯37aを介すことなく、駆動伝達して回転体35を回転させてもよい。
・ 本実施形態では、作動体49の両側に形成したガイド溝44にガイドローラ45を配設して案内手段を構成すると共に、作動体49に形成した長孔50に回転体35の回転軸36のカムフォロア36aを嵌め込んで案内手段を構成し、作動体49の偏心軸49aと回転体35の回転中心35aとを結ぶ直線方向にのみ移動するようにしたが、案内手段としては、ガイドローラ45または長孔50の何れか一方のみでもよく、また、第1回転部材37のパネル37bの複数個所からリブを突出させて夫々のリブによって直線方向に移動するように、作動体49の両側を支持するようにしてもよい。
・ 作動体49と偏心支持部材48とを一体で着脱するように構成してもよい。
・ 本実施形態では、固定ギヤ34と、該固定ギヤ34の外周を周回する中間ギヤ39及び移動ギヤ40からなる遊星機構によって、移動ギヤ40が、回転体35の軸周りを一周周回する際に周回方向とは逆向きに二周回転する構成としたが、固定ギヤを環状に形成し、環状の固定ギヤの内周側で中間ギヤ及び移動ギヤを周回させてもよい。また、はすば歯車等を用いたギヤ機構によって、移動ギヤが、回転体の軸周りを一周周回する際に周回方向とは逆向きに二周回転させるようにしてもよい。
・ 1つのプレート部品に各種の構成部品を配設して回転体を構成するようにしてもよい。
・ 単一の回転体35から出力される駆動力を上下一対のシール体9,10に伝達するために、トグルリンク機構30、第1ガイドロッド21、第2ガイドロッド25、スライド体22等からなる連動機構Mを配設したが、連動機構Mとしては、上下一対のシール体9,10を相反する向きに同じ距離だけ移動させる構成であれば、例えばトグルリンク機構30の各リンク31,32,33に代えて複数のギヤ等を用いて構成してもよい。
・ 連動機構Mの連動部29aとの作動体49,60の連結部を軸受51及び支持軸51bで構成したが、連動機構Mと作動体49,60が回動可能に連結される構成であれば、例えば、軸受51は連動部29a側に配設されていてもよい。
・ 作動体49の連結部(軸受51及び支持軸51b)を作動体49の本体から着脱可能にすると共に、該取り外した連結部を作動体49の本体の別の位置に装着し、作動体49における偏心軸49aから軸受51の回動中心51aまでの距離を変更可能に構成する等、回転体35の回転中心35aから軸受51の回動中心51a(偏心位置)までの距離を変更して作動体49の径方向への移動量を変更可能にしてもよい。
・ 作動体49については、作動体49が回転体35の径方向のみ移動し得る構成であれば、長孔50に限定されることなく、種々の開口を採用できる。
・ 本発明に係るシール装置を横形製袋充填機に採用したが、縦型製袋充填機にも利用可能である。
4…筒状フィルム、7…物品、9…上シール体、10…下シール体、11…支持枠、16…支持パネル(支持体)、34…固定ギヤ、35…回転体、35a…回転中心、36…回転軸、36a…カムフォロア(案内手段)、40…移動ギヤ、44…ガイド溝(案内手段)、45…ガイドローラ(案内手段)、48…偏心支持部材、49,60…作動体、49a…偏心軸、50…長孔(案内手段)、51…軸受(連結部)、51a…回動中心(偏心位置)、M…連動機構。

Claims (5)

  1. 物品が供給された筒状フィルムの搬送路を挟んで対向する一対のシール体が筒状フィルムを挟持して筒状フィルムの搬送と共に移動して横シールを施す製袋充填機のシール装置であって、
    支持枠に対し回転不能に取着された固定ギヤと、
    該固定ギヤの同軸心上で回転可能に支持された回転体と、
    該回転体を回転させる駆動手段と、
    該回転体に配設され、前記固定ギヤと係合して該固定ギヤの軸周りを周回するよう支持され、該固定ギヤを一周する際に該周回方向とは異なる向きに二周回転するよう支持された移動ギヤと、
    該回転体の偏心位置で一対のシール体の一方に連繋された作動体と、
    前記移動ギヤと一体回転して前記作動体を回動可能に支持する偏心軸と、
    前記回転体の回転中心上で前記作動体を前記回転体の径方向に移動可能に案内する案内手段と、
    前記両シール体を噛合い位置と開放位置との間で移動させる連動機構と、
    該連動機構に連結され、一対のシール体を移動する連結部を有する前記作動体を備え、
    前記回転体の回転中心から前記回転体の偏心位置までの距離を変更して、前記作動体の径方向への移動量を変更可能に構成した
    ことを特徴とする製袋充填機におけるシール装置。
  2. 前記作動体の径方向への移動量は、該作動体における前記偏心軸と前記連結部との距離の変更によって設定されるように構成したことを特徴とする請求項1に記載の製袋充填機におけるシール装置。
  3. 前記作動体の径方向への移動量は、偏心軸の交換によって設定されるように構成したことを特徴とする請求項2に記載の製袋充填機におけるシール装置。
  4. 前記案内手段は、前記偏心軸と前記回転体の回転中心とを結ぶ直線方向に前記作動体に形成された開口と、該開口内を該直線方向に相対移動可能に支持された回転体の回転軸からなることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一つに記載の製袋充填機におけるシール装置。
  5. 前記支持枠に対し着脱可能な支持体を有し、該支持体に前記固定ギヤ及び回転体が配設されており、前記支持枠に対する支持体の取付け高さを調節して、前記作動体の径方向への移動量によって生じる前記噛合い位置のずれを調節する噛合い位置調節手段を備えたことを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか一つに記載の製袋充填機におけるシール装置。
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