JP2012045673A - 産業機器の回転関節制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】減速機を使用して回転負荷にトルクを供給するトルク制御において、駆動状態あるいは制動状態といったトルクの供給状態を検知する。
【解決手段】本発明は、回転負荷83に対して回転動力を供給する回転関節装置が発生させるトルクを制御する回転関節制御装置71を提供する。回転関節装置は、駆動トルクを発生する駆動トルク発生部51と、所定の回転比で変速された回転数の回転動力を所定の効率で出力する出力軸を有する変速装置30と、出力側トルクを伝達するトルク伝達構造とを有する。回転関節制御装置71は、変速装置30が出力軸に回転動力を出力している伝達状態である駆動状態と、変速装置30が入力軸に回転動力を出力している伝達状態である制動状態とを判定する伝達状態判定部71aを備える。伝達状態判定部71は、駆動トルクと回転比の積である無損失トルクと、出力側トルクとの比較に基づいて駆動状態と制動状態と判別する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、産業用ロボットのアームに関する技術であり、特にアームの駆動制御に関する。
産業用ロボットのアームは、典型的には、電動モータで発生させた駆動トルクを変速機で変速させてアームに回転動力(回転仕事率)を伝達させることによって操作されている。アームと変速機との間の回転動力の伝達は、アームと変速機とを機械的に接続する締結構造によって伝達される。締結構造の設計仕様は、従来は、予め想定される運転範囲内において締結構造に印加される最大のトルクである最大トルクが印加される状態(ワーストケース)を想定し、電動モータの駆動トルクにトルク制限を設けることを前提として設定されていた。トルク制限は、産業用ロボットを過大なトルクから保護するとともに、締結構造等の産業用ロボットの構造の軽量化を実現している。
特開平6−190770号公報
しかし、本発明者は、締結構造に最大トルクが印加される状態(ワーストケース)がアームの制動時(減速時)において発生することと、アームの駆動時(増速時)においては締結構造に加えられるトルクが制動時に比較して顕著に小さくなっていることを見出した。本知見によれば、アームの駆動時においては締結構造の構造強度や剛性といった特性を十分に活かしきれていないことになる。
本発明は、上述の従来の課題を解決するために創作されたものであり、変速装置を使用して回転負荷にトルクを供給するトルク制御において、駆動状態あるいは制動状態といったトルクの供給状態の検知を可能とすることを目的とする。このような検知が可能となれば、トルクの供給状態に応じたトルク制限を可能として締結構造の構造強度や剛性といった特性を十分に活かすことができるとともに、回転関節制御装置の故障探知といった他の目的にも利用することができる。
以下、上記課題を解決するのに有効な手段等につき、必要に応じて効果等を示しつつ説明する。
手段1.回転負荷に対して回転動力を供給する回転関節装置が発生させるトルクを制御する産業機器の回転関節制御装置であって、
前記回転関節装置は、駆動トルクを発生させる駆動トルク発生部と、前記駆動トルクを入力する入力軸と所定の回転比で変速された回転数の回転動力を所定の効率で出力する出力軸とを有する変速装置と、前記出力軸から前記回転負荷に伝達されるトルクである出力側トルクを伝達するトルク伝達構造と、を有し、
前記変速装置が前記入力軸から回転動力の供給を受けて前記所定の効率で前記出力軸に回転動力を出力している伝達状態である駆動状態と、前記変速装置が前記出力軸から回転動力の供給を受けて前記所定の効率で前記入力軸に回転動力を出力している伝達状態である制動状態と、の2つの伝達状態の少なくとも一方を判定する伝達状態判定部を備え、
前記伝達状態判定部は、前記駆動トルクを前記回転比で除算した無損失トルクと前記出力側トルクとの比較に基づいて、前記出力側トルクが前記無損失トルクよりも小さい場合に前記駆動状態と判定し、前記出力側トルクが前記無損失トルクよりも大きい場合に前記制動状態と判定し、
前記出力側トルクは、前記入力軸の回転加速度と、前記回転比と、前記回転負荷の慣性モーメントとの積を使用して算出されることを特徴とする回転関節制御装置。
手段1は、出力側トルクと無損失トルクと比較することによって、回転関節装置が回転負荷を駆動されている駆動状態と、回転関節装置が回転負荷を制動している制動状態(ブレーキ状態)とが判別される。出力側トルクは、入力軸の回転加速度と回転比と回転負荷の慣性モーメントとの積を使用して算出され、無損失トルクは、駆動トルク発生部が発生させる駆動トルクを回転比で除算して得ることができるので、出力側トルクを計測するためのセンサを出力軸に設ける必要が無く、簡易な実装を実現することができる。これにより、駆動状態と制動状態(ブレーキ状態)とが簡易に判別可能なので、制御対象の状態を正確に検知して回転関節制御装置の故障探知や制御性能の向上に利用することができる。なお、判定内容は、駆動状態と制動状態のいずれか一方あるいは駆動状態と制動状態の双方のいずれであってもよい。
手段2.前記回転関節装置が前記駆動状態であると判定された場合に、前記制動状態のトルク制限値である制動時トルク制限値よりも大きなトルク制限値である駆動時トルク制限値で前記駆動トルクを制限するトルク制限部を備える手段1に記載の回転関節制御装置。
手段2では、駆動状態においては制動状態よりも大きなトルク制限値で駆動トルクが制限されるので、駆動状態におけるトルク制限を緩和することができる。トルク制限の緩和は、駆動状態においては駆動トルク(実施形態ではモータのトルク)が、変速装置における損失によって減衰した状態でトルク伝達構造に伝達されることに着目して実現されているものである。駆動状態は、変速装置が入力軸から回転動力の供給を受け、所定の効率で出力軸に回転動力が出力されている状態である。これにより、回転駆動力を供給する回転関節装置の駆動トルクの出力範囲を広げることができる。回転比は、入力軸と出力軸の回転数の比であり、減速比と増速比とを含む広い意味を有している。なお、トルク制限値は、一般的にはトルク伝達構造によるトルクの伝達が許容される値として設定されている。
本発明は、発明者による以下の知見に基づいて創作されたものである。駆動トルク発生部が発生させる駆動トルクのトルク制限を一定の値とすると、制動状態すなわち回転負荷が減速しつつ変速装置に回転動力を回生している状態が設計上の標定状態となる。この状態は、トルク伝達構造に仕様上の最大トルクを発生させる際において、駆動トルク発生部に発生する制動トルク(負の駆動トルク)を最小とする状態だからである。このような設計上の標定状態に基づき、駆動トルクの許容値(トルク制限)を設定すれば、予め想定された運転範囲内において、トルク伝達構造に対して設計仕様を超えるトルクが印加されないことになる。
しかしながら、発明者は、駆動状態すなわち駆動トルクが変速装置に供給され、回転負荷が増速している状態においては、駆動トルクが上述の制限値を超えてもトルク伝達構造に対して設計仕様を超えるトルクが印加されないことを見出した。変速装置の特性によって、制動状態では、トルク伝達構造のトルクに対して比較的に小さな制動トルク(負の駆動トルク)が回生されるのに対して、駆動状態では、トルク伝達構造のトルクに対して比較的に大きな駆動トルクが要求されるからである。
変速装置の特性は、回転動力(仕事率)の供給を受ける一方、回転数を変化させて所定の効率で回転動力を出力するという伝達機能を特徴としている。この伝達機能は、双方向に働くが、損失は常に回転動力の供給先に発生するという特徴を有している。さらに、一般的に所定の効率は変速装置においてはトルクの伝達効率を意味し、回転数には損失(効率)が存在しないので、入力されたトルクに対して減殺されたトルクが出力されることを意味する。
手段3.前記駆動状態は、前記無損失トルクよりも小さく且つ前記所定の効率と前記無損失トルクの積よりも大きい値として予め設定された第1の閾値よりも、前記出力側トルクが小さい場合に判定され、
前記制動状態は、前記無損失トルクよりも大きく且つ前記所定の効率の逆数と前記無損失トルクの積よりも小さい値として予め設定された第2の閾値よりも、前記出力側トルクが大きい場合に判定される手段1又は2に記載の回転関節制御装置。
手段3では、駆動状態は、無損失トルクよりも小さく且つ所定の効率と無損失トルクの積よりも大きい値として予め設定された第1の閾値よりも、出力側トルクが小さい場合に判定される。なお、手段1の「出力側トルクが無損失トルクよりも小さい場合に駆動状態と判定し」の意味は、所定の効率と無損失トルクの積と、無損失トルクとの間に設定された第1の閾値を基準として比較する構成も含む広い意味を有している。一方、たとえば第1の閾値を所定の効率と無損失トルクの積に近づけるほど駆動状態との判定がされにくくなるので、第1の閾値の設定は、駆動状態の判定信頼性を高めることができるといった設計自由度を提供することができる。
一方、制動状態は、無損失トルクよりも大きく且つ所定の効率の逆数と無損失トルクの積よりも小さい値として予め設定された第2の閾値よりも、出力側トルクが大きい場合に判定される。なお、手段1の「出力側トルクが無損失トルクよりも大きい場合に制動状態と判定し」の意味は、所定の効率の逆数と無損失トルクの積と、無損失トルクとの間に設定された第2の閾値を基準として比較する構成も含む広い意味を有している。一方、たとえば第2の閾値を所定の効率の逆数と無損失トルクの積に近づけるほど制動状態との判定がされにくくなるので、第2の閾値の設定は、制動状態の判定信頼性を高めることができるといった設計自由度を提供することができる。
手段4.前記回転負荷に対して前記駆動トルクを操作して前記回転負荷の回転加速度を計測し、前記駆動トルクと前記計測された回転加速度とに基づいて前記回転負荷の慣性モーメントを推定する慣性モーメント推定部を備え、
前記伝達状態判定部は、前記推定された慣性モーメントに基づいて前記伝達状態を判定する手段1乃至3のいずれか1つに記載の回転関節制御装置。
手段4では、計測された回転負荷の回転加速度と駆動トルクとに基づいて回転負荷の慣性モーメントを推定し、その推定値に基づいてトルク制限値を決定することができるので、あらゆる形態の回転関節装置に対して自動的にトルク制限値を決定することができる。これにより、本発明の簡易な実装を可能とすることができる。
なお、本発明は、回転関節制御装置だけでなく、トルク制御方法やトルク制御を実現するコンピュータプログラム及びそのプログラムを格納する記録媒体等の形態で実現することもできる。
実施形態のロボット装置の概要を示す正面図。 実施形態のロボット装置の関節部における内部構造を示す断面図。 ロボット装置の駆動制御の内容を示す機能ブロック図。 順伝達における駆動力の伝達状態を示す模式図と表。 逆伝達における駆動力の伝達状態を示す模式図と表。
以下、本発明を垂直多関節型ロボットとして具体化した一実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態のロボットは、例えば産業用ロボット装置として機械組立工場などの組立システムにて用いられる。
(ロボット装置の構成)
図1は、実施形態のロボット装置の概要を示す正面図である。ロボット装置10は、6軸ロボットであり、回動中心軸線として第1軸線J1、第2軸線J2、第3軸線J3、第4軸線J4、第5軸線J5、および第6軸線J6を有している。本実施形態では、第1軸線J1が鉛直方向に延びるようにしてロボット装置10が床等のロボット設置箇所に設置されている。以下の説明では、図1の上下方向が鉛直方向を示すとしている。
ロボット装置10の主要な構成要素は、以下のとおりである。ロボット装置10は、床に固定される基台11と、下アーム15と、上アーム16と、手首部17と、ハンド部18と、を有している。基台11は、第1軸線J1を回動中心として相互に回動可能に連結されている固定部11Aと回動部11Bとを有している。上アーム16は、第4軸線J4を回動中心として相互に回動可能に連結されている基端側の第1上アーム16Aと先端側の第2上アーム16Bの2つのアーム部に分割されて構成されている。基端側の第1上アーム16Aは下アーム15に連結されている。先端側の第2上アーム16Bは手首部17に連結されている。
ロボット装置10の各構成要素は、以下のように回動可能に連結されている。ロボット装置10は、基台11の固定部11Aで床等に固定されている。固定部11Aには、回動部11Bが第1軸線J1を回動中心として水平方向(床基準)に回動可能に連結されている。回動部11Bには、下アーム15が第2軸線J2を回動中心として垂直方向(床基準)に回動可能に連結されている。下アーム15には、上アーム16の基端側の第1上アーム16Aが第3軸線J3を回動中心として垂直方向(床基準)に回動可能に連結されている。第1上アーム16Aには、先端側の第2上アーム16Bが第4軸線J4を回動中心として回動可能に連結されている。第2上アーム16Bには、手首部17が第5軸線J5を回動中心として回動可能に連結されている。手首部17には、ハンド部18が第6軸線J6を回動中心として回動可能に連結されている。
ロボット装置10の各軸線J1〜J6は、減速機構を介して各サーボモータ(図示省略)に連結されている。以下では、第2軸線J2の連結部(関節部)を例示してその詳細を説明する。
図2は、下アーム15と回動部11Bとを連結する連結部の内部構造を示す断面図である。図2は、図1のII−II線断面図に相当する。下アーム15と回動部11Bとは、下アームカバー15aの中で相互に回動可能に軸受50で連結されている。回動部11Bは、固定部カバー11Baの中で固定部11Aに回動可能に連結されている。
下アーム15と回動部11Bとの間の連結部は、軸受50によって回動可能な連結として構成されている。すなわち、下アーム15は、その主構造部材としてのアームフレーム41と、アームフレーム41を軸受50の内輪49に締結している複数のボルト42とを備えている。回動部11Bは、その主構造部材としての基台フレーム21と、基台フレーム21を軸受50の2つの外輪29a,29bに締結している複数のボルト24とを備えている。軸受50の外輪29a,29bと内輪49は、第2軸線J2の回りに相互に回転可能なので、下アーム15と回動部11Bとの間も相互に回転可能に機械的に接続されていることになる。
下アーム15と回動部11Bとの間の連結部には、ハーモニックドライブ(登録商標)と呼ばれる減速機30を介してサーボモータ51から相対的に回転駆動させるための駆動力が供給されている。減速機30は、楕円状のカムの外周にボールベアリングが組み付けられてなるウェーブジェネレータ31と、その外側に配置される薄肉カップ状のフレクスプライン(弾性歯車)32と、その外側に配置される剛体環状のサーキュラスプライン(内歯車)33とを備えている。減速機30は、サーボモータ51によってウェーブジェネレータ31を回転駆動し、サーキュラスプライン33とフレクスプライン32との間に高い減速比で回転動力を伝達させることができる。サーキュラスプライン33は、サーボモータ51と共に回動部11B側に固定されている。
トルク伝達構造は、たとえば回動部11Bを固定基準として下アーム15にトルクを伝達構造として把握すると以下のように構成されている。フレクスプライン32には、下アーム15のアームフレーム41に接続されているので、減速機30は、下アーム15に回転動力を伝達することができる。フレクスプライン32とアームフレーム41の間の接続は、軸受50の内輪49と、内輪49とフレクスプライン32とを締結する取付部材45及び複数のボルト44と、内輪49とアームフレーム41とを締結する複数のボルト42とによって構成されている。
一方、固定基準としての回動部11Bは、フレクスプライン32から下アーム15に伝達されるトルクの反作用としてサーキュラスプライン33が受けるトルクを受けるトルク伝達構造として機能している。サーキュラスプライン33には、回動部11Bの基台フレーム21に接続されているので、減速機30は、回動部11Bに回転動力を伝達することができる。サーキュラスプライン33と基台フレーム21の間の接続は、環状の形状を有する金属製のモータプレート23と、基台フレーム21に対してモータプレート23を締結している複数のボルト22と、モータプレート23に対してサーキュラスプライン33を締結している複数組のスタッドボルト25及びナット26と、によって構成されている。
一方、サーボモータ51の固定は、モータ支持台52への締結と、モータプレート23の段差形状がモータプレート23の孔に嵌合するとともに、減速機30のサーキュラスプライン33とサーボモータ51とでモータプレート23を挟むように締結構造28で締結することによって実現されている。サーキュラスプライン33は、スタッドボルト25とナット26とによってモータプレート23に締結されている。
このように、下アーム15と回動部11Bは、回動可能に接続されているとともに、サーボモータ51の駆動力が減速機30で減速されて高トルクとなった回転動力が伝達可能な構成とされている。減速比は、サーボモータ51の回転駆動力とサーキュラスプライン33とフレクスプライン32との間に発生する回転動力の回転比である。
(ロボット装置の制御)
図3は、ロボット装置10が有する第2軸線J2の回りの駆動制御の内容を示す機能ブロック図である。制御の目的は、下アーム15と回動部11Bとの間に発生する駆動トルクを下アーム15と回動部11Bの連結部に許容されている許容トルク(トルク制限)を超えない範囲で、外部から与えられた目標値θに相対角度を近づけることである。相対角度は、下アーム15と回動部11Bの間の角度である。許容トルクは、下アーム15と回動部11Bの連結部の機械的な仕様として設定されているトルクである。換言すれば、下アーム15と回動部11Bの連結部は、許容トルクを想定して機械的な強度や剛性が設定されている。
制御対象は、慣性質量を有し、重力に起因するトルクを発生させる出力段83と、出力段83に対して減速機30からの高駆動トルク(低回転数)を伝達する締結部材Bと、減速機30に低駆動トルク(高回転数)を伝達する締結部材Aと、締結部材Aに低駆動トルクを供給するモータ51と、を含んでいる。締結部材Bの高駆動トルクは、床に固定されている回動部11Bと自由端としての下アーム15との間の連結部に働くトルクとして減速機30から供給される。
出力段83は、下アーム15と、上アーム16と、手首部17と、ハンド部18と、を含んでいる。出力段83は、ハンド部18が物体(図示省略)を掴んでいる場合には、その物体も含むことになる。出力段83は、第2軸線J2の回りの回転駆動によっては慣性モーメントが変化せず、重力に起因するトルクが変化するという物理的な性質を有している。ただし、出力段83の慣性モーメントは、他の軸J1,J3,J4,J5,J6の回動角度によって変化する。出力段83の第2軸線J2の回りのモーメントアームが変動するからである。
締結部材Bは、フレクスプライン32とアームフレーム41の間を接続する構造として、軸受50の内輪49と、内輪49とフレクスプライン32とを締結する取付部材45及び複数のボルト44と、内輪49とアームフレーム41とを締結する複数のボルト42とを備えている。
締結部材Aは、減速機30のウェーブジェネレータ31とサーボモータ51の回転軸(図示省略)とを締結しているボルトを有する締結構造28と、サーボモータ51を基台フレーム21に締結するモータプレート23とを含んでいる。なお、モータプレート23は、締結部材Aと締結部材Bの双方の機能を兼ねた構造部材として構成されていることになる。
ただし、サーボモータ51の回転は、ロボット装置10では、一般に大きな減速比(たとえば1/100)で減速されるので、締結部材Aに比較して締結部材Bに印加されるトルクが顕著に大きいことになる。したがって、一般には締結部材Bの構造強度や剛性が連結部の構造設計の標定となるので、駆動トルクの観点からは締結部材Bについてのみ考慮すれば良いことになる。
モータ51は、直流サーボモータであり、電源装置72からの電力供給に応じて駆動トルクを発生させる。電流指令値Tiは、制御部71から与えられる。制御部71は、電源装置72からモータ51に供給されている電流値とモータ51の回転数に基づいて予め設定されている制御則に基づいて電流指令値Tiを決定する。一方、モータ51は、出力段83の制動時(ブレーキ時)においては回生電力を発生させる。回生電力は、たとえば電源装置72の回生抵抗(図示省略)で処理される。モータ51に供給されている電流値は、電機子電流としてモータ51の駆動トルクに比例する値として利用可能である。電機子電流は、電源装置72が有する電流センサ(図示省略)を有している。
制御部71は、モータ51に供給されている電流値とモータ51の駆動トルクとの対応関係を表す電流/トルク値変換テーブルデータ(図示省略)を有している。伝達状態判定部71aは、電流/トルク値変換テーブルデータと電流センサで計測された電流値とに基づいて駆動トルクを推定することができる。
図4は、モータ51が発生させる駆動トルクによって出力段83を回転駆動させる際の回転動力の伝達状態を示す説明図である。図4(a)は、減速機30に着目した回転動力の伝達状態を示す概念図である。図4(b)は、締結部材Aに印加される駆動トルクと、締結部材Bに印加される出力側トルクと、減速機30によるトルクの伝達状態を示す表T1である。この伝達状態では、モータ51は、減速機30に約1000Wの回転動力(仕事率)を供給している。モータ51から減速機30を介して出力段83に回転動力を伝達している状態は順伝達状態と呼ばれる。順伝達状態は駆動状態とも呼ばれる。なお、説明を分りやすくするために、図4及び図5では、円周率πを3として計算している。
この伝達状態では、たとえば表T1に示されるように、減速機30は、モータ51から締結部材Aを介して1000rpmの回転数で10Nmのトルクの回転動力(約1000W)が供給されている。一方、減速機30は、出力段83に対して締結部材Bを介して10rpmの回転数で700Nmのトルクの回転動力(約700W)を供給している。換言すれば、減速機30には、10rpmの回転数で700Nmのトルクの回転動力が供給されていることになる。
減速機30の効率は、たとえばハーモニックドライブ(登録商標)のように歯車を利用した滑りを伴わない機構においては回転数の損失が発生しないので、トルク損失に一致することになる。したがって、効率70%の減速機30では、減速比に基づいて増大したトルクに対する比となる。すなわち、1/100の減速比で理論上のトルクが100倍に増大して1000Nmのトルクとなった場合には、その70%の700Nmが出力されるトルクとなる。
換言すれば、減速機30の特性は、回転動力(仕事率)の供給を受ける一方、回転数を変化させて所定の効率で回転動力を出力するという伝達機能を特徴としている。この伝達機能は、双方向に働くが、損失は常に出力側(変速装置が回転動力を供給する側)に発生するという特徴を有している。さらに、所定の効率は変速装置においてはトルクの伝達効率を意味し、回転数には損失(効率)が存在しないので、入力されたトルクに対して減殺されたトルクが出力されることを意味するのである。
制御部71は、順伝達時においては締結部材Bの出力側トルクが許容トルク(トルク制限)を超えないようにモータ51の駆動トルクを操作する。モータ51の駆動トルクは、たとえばモータ51の電機子電流に基づいて計測することができるので、この例では、たとえば締結部材Bの許容トルクが700Nmであると仮定すると、モータ51の駆動トルクが10Nmを超えないように制御すればよいことになる。すなわち、電流指令値Tiは、モータ51が10Nmのトルクを発生させる電流値Tinを上限として設定すればよいことになる。このように、順伝達状態(駆動状態)では、電流値Tinを上限として設定すれば締結部材Bの伝達トルクが700Nmを超えないように制御できることになる。
図5は、出力段83の制動(ブレーキ)が発生させる制動トルクによってモータ51を回転させる際の制動動力の伝達状態を示す説明図である。この伝達状態では、出力段83は、たとえば表T2に示されるように、減速機30に1500Wの回転動力(仕事率)を供給し、減速機30からモータ51には1000Wの動力が回生されている。このように、出力段83から減速機30を介してモータ51に制動トルクを伝達している状態は逆伝達状態と呼ばれる。逆伝達状態は制動状態とも呼ばれる。
制御部71は、逆伝達時においては締結部材Bの出力側トルクが許容トルクを超えないようにモータ51の駆動トルク(制動トルク)を操作する。この例では、たとえば表T3に示されるように、たとえば締結部材Bの許容トルクが700Nmであると仮定すると、モータ51の駆動トルク(制動トルク)が4.9Nmを超えないように制御しなければならないことになる。すなわち、電流指令値Tiは、逆伝達状態を想定すると、モータ51が4.9Nmの駆動トルク(制動トルク)を発生させる電流値Tirを上限として設定しなければならないことになる。このように、逆伝達状態(制動状態)では、過度に低い電流値Tirを上限として設定しなければ締結部材Bの伝達トルクが700Nmを超えてしまうことになる。
このように、順伝達状態と逆伝達状態の双方を想定して、電流指令値Tiの上限を設定すると、モータ51の駆動トルク(制動トルク)が4.9Nmを超えないように制御しなければならないことになる。順伝達状態では、トルク制限の標定となっている締結部材Bの出力側トルクに損失が発生しているのに対して、逆伝達状態では、モータ51が受ける駆動トルク(制動トルク)に損失が発生しているからである。これにより、順伝達状態においては、モータ51のトルクが10Nmに達しても締結部材Bの十分な強度や剛性(締結部材Bでは700Nmに相当)を有しているにも拘わらず、4.9Nm(締結部材Bでは約350Nmに相当)が上限となってしまうことが本発明者によって見出された。
このような問題を解決するためには、締結部材Bにトルクセンサを装備することが通例であるが、トルクセンサの装備は、ロボット装置10の構成を複雑にし、大型化やコスト上昇の要因となってしまうという問題を有している。しかし、本発明者は、新たなトルクセンサを装備することなく、制御部71の制御則の変更のみ、すなわちソフトウェアの書き換えだけで、上述の問題を解決する方法を新規に創作することに成功した。
(伝達状態の判定方法)
以下に示される判定式F1,F2は、伝達状態の判定方法に使用される。
Figure 2012045673
順伝達判定式F1は、順伝達状態であることを判定するために使用される判定式である。順伝達判定式F1の左項は、減速機30が無損失(効率100%)で作動すると仮定したときの無損失トルクの大きさ(絶対値)を算出する式である。無損失トルクは、たとえば1/100の減速比では、モータトルクの100倍のトルクとなる。順伝達判定式F1の右項は、出力段トルクの大きさの推定値である。出力段トルクの大きさは、出力段83の慣性質量Iとモータ51の回転加速度αと減速比の逆数とを使用して、その積として算出される。出力段83の慣性質量Iは、予め取得しておいた値である。
順伝達判定式F1は、順伝達状態では、出力段トルクの側(締結部材Bの側)に損失が発生していることを利用して判定している。具体的には、たとえば1/100の減速比の減速機30を使用するロボット装置10において、モータトルクが10Nmであれば、無損失トルクの大きさは、1000Nmと算出される。一方、出力段トルクの大きさは、減速機30の損失によって、700Nmに近い値となる。出力段トルクの値は、モータ51の回転数の微分値を使用して制御部71の伝達状態判定部71aによって算出される(図4(b)参照)。
このように、順伝達判定式F1は、順伝達状態においては、左項側が損失のない無損失トルクとしての出力段トルクとなる一方、右項側が損失を含む現実の出力段トルクとなることを判定原理として利用している。この判定原理によれば、表T1の例では、左項(1000Nm)>右項(700Nm)であれば順伝達状態と判定することができる。
一方、逆伝達判定式F2は、逆伝達状態では、モータトルクの側(締結部材Aの側)に損失が発生していることを利用して判定する。具体的には、たとえば1/100の減速比の減速機30を使用するロボット装置10において、計測されたモータトルクの大きさが4.9Nmである場合には、出力段における無損失トルクの大きさは490Nmとなる。しかし、逆伝達状態では、計測されたモータトルクは、出力段から70%の効率で伝達されたものなので、現実の出力段トルクは、700Nmとなる。
このように、逆伝達判定式F2は、逆伝達状態においては、左項側が損失を含む現実のモータトルクとなる一方、右項側が損失のない無損失トルクとしての出力段トルクとなることを判定原理として利用している。この判定原理によれば、表T3の例では、左項(490Nm)<右項(700Nm)であれば逆伝達状態と判定することができる。
判定式F1は、さらに信頼性の高い判定とするために、左項に1以下の所定の係数(たとえば効率が0.7のときには、その効率以上の値(たとえば0.8)で1.0より小さな値)を乗じて設定された閾値(本閾値は第1の閾値とも呼ばれる。)を用いて判定するようにしてもよい。本明細書では、「無損失トルク」とは、減速機30が無損失で回転動力を伝達したことを想定してモータトルクから算出された出力段側のトルクを意味している。第1の閾値を所定の効率と無損失トルクの積に近づけるほど駆動状態との判定がされにくくなるので、第1の閾値の設定は、駆動状態の判定信頼性を高めることができるといった設計自由度を提供することができる。
一方、判定式F2は、さらに信頼性の高い判定とするために、左項に1以上の所定の係数(たとえば効率が0.7のときには、その効率の逆数以下の値(たとえば1.3)で1.0より小さな値)を乗じて設定された閾値(本閾値は第2の閾値とも呼ばれる。)を用いて判定するようにしてもよい。第2の閾値を所定の効率の逆数と無損失トルクの積に近づけるほど制動状態との判定がされにくくなるので、第2の閾値の設定は、制動状態の判定信頼性を高めることができるといった設計自由度を提供することができる。
これにより、本実施形態では、駆動状態においては制動状態よりも大きなトルク制限値で駆動トルクが制限されるので、駆動状態におけるトルク制限を緩和することができる。この結果、回転動力を供給するモータ51の駆動トルクの出力範囲が広げられることになる。
出力段83の慣性質量Iは、新規開発のロボットにおいては既知の値として利用可能であると考えられるが、たとえば製造後(運用中も含まれる。)のロボットに関しては、自動的な計測機能が利用可能である。
具体的には、たとえば予め想定されている運転範囲(各軸線J1〜J6の角度の範囲)において、短パルス(ステップ状あるいはランプ状)の駆動トルクを与えて出力段83の回転加速度を計測すれば、その計測された回転加速度と駆動トルクの大きさとで出力段83の慣性質量Iを推定することができる。さらに、運転状態(各軸線J1〜J6の角度)において、出力段83の慣性質量Iが大きく変動する場合には、出力段83の慣性質量Iを運転状態の関数として利用することもできる。
さらに、伝達状態判定の検証は、たとえば以下の機能確認試験を行うことによっても簡易に実現することができる。本機能確認試験では、出力段83に軸線J2からの距離が相互に相違する複数の加速度計を装着し、あるいは軸線J2の近傍にジャイロを装着して出力段83の回転状態を実測可能な装備状態として行うこともできる。
この装備状態において、たとえばロボット装置10に短パルス(ステップ状あるいはランプ状)の駆動トルクを与えて静止状態から回転状態に変化させた場合(加速状態)には、出力段83の制動状態ではないことが明らかなので、駆動状態であることを前提として想定された状態量が出力段83で検出されれば適切に作動していることが確認できる。一方、たとえばロボット装置10の回転状態から静止状態に変化させた場合(減速状態)には、出力段83の制動状態であることが明らかなので、制動状態であることを前提として想定された状態量が出力段83で検出されれば適切に作動していることが確認できる。
このように、本機能確認試験は、本発明の一つの態様がその本来の効果を奏するように適用されていることを確認する試験として利用可能である。なお、ハンド部18が予め想定された質量体(図示省略)を掴んだ状態や離した状態を含むようにしてもよい。
このように、本実施形態のトルク制御方法は、新製品の開発時だけでなく納入後の製品にも簡易に実装することができる。
以上詳述した本実施形態は以下の利点を有する。
本実施形態は、ロボット装置10が備える構造強度や剛性(たとえば締結部材Bの強度等)を十分に活かした運用を実現することができる。この方法は、ロボット装置10のハードウェアを一切変更することなくソフトウェアの変更だけで実装することができる。さらに、製造後の製品にも簡易に実装することができる。
(他の実施形態)
なお、実施の形態は上記した内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。
上記の実施形態では、駆動状態と制動状態のいずれの状態であるかを判定し、その判定結果に基づいて電流指令値の最大値を変化させているが、たとえばその判定結果を回転関節制御装置の故障探知や制御性能の向上に利用するようにしてもよい。この判定では、回転関節装置が回転負荷を駆動されている駆動状態と、回転関節装置が回転負荷を制動している制動状態(ブレーキ状態)とを判別することが可能なので、制御対象の作動状態の状態量を正確に計測することができるからである。
10…ロボット装置、11…基台、11A…固定部、11B…回動部、15…下アーム、16…上アーム、16A…第1上アーム、16B…第2上アーム、17…手首部、18…ハンド部、21…基台フレーム、23…モータプレート、30…減速機、41…アームフレーム、45…取付部材、50…軸受、51…サーボモータ、71…制御部、71a…伝達状態判定部、72…電源装置、83…出力段。

Claims (4)

  1. 回転負荷に対して回転動力を供給する回転関節装置が発生させるトルクを制御する産業機器の回転関節制御装置であって、
    前記回転関節装置は、駆動トルクを発生させる駆動トルク発生部と、前記駆動トルクを入力する入力軸と所定の回転比で変速された回転数の回転動力を所定の効率で出力する出力軸とを有する変速装置と、前記出力軸から前記回転負荷に伝達されるトルクである出力側トルクを伝達するトルク伝達構造と、を有し、
    前記変速装置が前記入力軸から回転動力の供給を受けて前記所定の効率で前記出力軸に回転動力を出力している伝達状態である駆動状態と、前記変速装置が前記出力軸から回転動力の供給を受けて前記所定の効率で前記入力軸に回転動力を出力している伝達状態である制動状態と、の2つの伝達状態の少なくとも一方を判定する伝達状態判定部を備え、
    前記伝達状態判定部は、前記駆動トルクを前記回転比で除算した無損失トルクと前記出力側トルクとの比較に基づいて、前記出力側トルクが前記無損失トルクよりも小さい場合に前記駆動状態と判定し、前記出力側トルクが前記無損失トルクよりも大きい場合に前記制動状態と判定し、
    前記出力側トルクは、前記入力軸の回転加速度と、前記回転比と、前記回転負荷の慣性モーメントとの積を使用して算出されることを特徴とする回転関節制御装置。
  2. 前記回転関節装置が前記駆動状態であると判定された場合に前記制動状態のトルク制限値である制動時トルク制限値よりも大きなトルク制限値である駆動時トルク制限値で前記駆動トルクを制限するトルク制限部を備える請求項1に記載の回転関節制御装置。
  3. 前記駆動状態は、前記無損失トルクよりも小さく且つ前記所定の効率と前記無損失トルクの積よりも大きい値として予め設定された第1の閾値よりも、前記出力側トルクが小さい場合に判定され、
    前記制動状態は、前記無損失トルクよりも大きく且つ前記所定の効率の逆数と前記無損失トルクの積よりも小さい値として予め設定された第2の閾値よりも、前記出力側トルクが大きい場合に判定される請求項1又は2に記載の回転関節制御装置。
  4. 前記回転負荷に対して前記駆動トルクを操作して前記回転負荷の回転加速度を計測し、前記駆動トルクと前記計測された回転加速度とに基づいて前記回転負荷の慣性モーメントを推定する慣性モーメント推定部を備え、
    前記伝達状態判定部は、前記推定された慣性モーメントに基づいて前記伝達状態を判定する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の回転関節制御装置。
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