JP2012044838A - インバータ回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】トランスを必要とせず、構成が簡略化でき、高効率化を図ることができる多レベル出力が可能なインバータ回路を提供する。
【解決手段】インバータ回路10は、直列に接続された2つのスイッチング素子11a,11bからなる第1の回路要素11と直列に接続された2つのスイッチング素子12a,12bからなる第2の回路要素12とが並列に接続され、直列に接続された2つのスイッチング素子13a,13bからなる第3の回路要素13が、第1の回路要素11と第2の回路要素12との間で第1の回路要素11及び第2の回路要素12に並列に接続され、2つのスイッチング素子の接続点11c,12cと2つのスイッチング素子の接続点10iとの間には直流電源14,15が接続されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、インバータ回路に関し、特に、多レベル出力を得るために好適なインバータ回路に関するものである。
従来の電力変換装置として、高周波化スイッチング回路付き高圧多重インバータ装置がある(例えば、特許文献1参照)。この装置では、商用周波数の電源とトランスの1次側との間に平滑回路とスイッチング回路からなる周波数変換回路を挿入している。商用周波数の電源から供給された交流電力を平滑回路によって直流電力に変換し、スイッチング回路によって商用周波数より高い高周波数の交流電力に変換する。この変換された高周波数の交流電力をトランスの1次側から入力し、2次側に接続された複数の小容量インバータユニットに供給する。小容量インバータユニットの出力端を直列に接続し、小容量インバータユニットによって作られた可変周波数の交流小電力を一つにまとめて高電圧を出力する高圧多重インバータ装置としている。
特開2001−238462号公報
しかしながら、従来の電力変換装置では、複数の小容量インバータユニットからなるインバータ部と商用周波数の電源との間には周波数変換回路とトランスが必要であり、また、周波数変換回路には平滑回路とスイッチング回路が必要であった。そのため、装置構成が複雑であり、高い効率を得ることができないという問題点があった。
本発明の目的は、上記の課題に鑑み、トランスを必要とせず、構成が簡略化でき、高効率化を図ることができる多レベル出力が可能なインバータ回路を提供することにある。
本発明に係るインバータ回路は、上記の目的を達成するため、次のように構成される。
第1のインバータ回路(請求項1に対応)は、直列に接続された2つのスイッチング素子からなる第1の回路要素と直列に接続された2つのスイッチング素子からなる第2の回路要素とが並列に接続され、直列に接続された2つのスイッチング素子からなる第3の回路要素が、第1の回路要素と第2の回路要素との間で第1の回路要素及び第2の回路要素に並列に接続され、第1の回路要素の2つのスイッチング素子の接続点と第3の回路要素の2つのスイッチング素子の接続点との間と、第3の回路要素の2つのスイッチング素子の接続点と第2の回路要素の2つのスイッチング素子の接続点との間とには直流電源が接続されていることを特徴とする。
第2のインバータ回路(請求項2に対応)は、直列に接続された2つのスイッチング素子からなる第1の回路要素と直列に接続された2つのスイッチング素子からなる第2の回路要素とが並列に接続され、直列に接続された2つのスイッチング素子からなる第3の回路要素が、第1の回路要素と第2の回路要素との間で第1の回路要素及び第2の回路要素に並列に複数個接続され、隣り合う回路要素は、それぞれにおけるスイッチング素子の接続点との間に直流電源が接続されていることを特徴とする。
第3のインバータ回路(請求項3に対応)は、上記の構成において、好ましくは、第3の回路要素のスイッチング素子が、双方向スイッチング素子であることを特徴とする。
本発明によれば、トランスを必要とせず、構成が簡略化でき、高効率化を図ることができる多レベル出力が可能なインバータ回路を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係るインバータ回路の回路図である。 本発明の第1の実施形態に係るインバータ回路での1周期の出力パターンを示した図である。 図2の各出力期間におけるゲート論理テーブルを示す表である。 本発明の第2の実施形態に係るインバータ回路の回路図である。 本発明の第2の実施形態に係るインバータ回路での1周期の出力パターンを示した図である。 図5の各出力期間におけるゲート論理テーブルを示す表である。
以下に、本発明の好適な実施形態(実施例)を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るインバータ回路の回路図である。インバータ回路10は、直列に接続された2つのスイッチング素子11a,11bからなる第1の回路要素11と、直列に接続された2つのスイッチング素子12a,12bからなる第2の回路要素12とが、配線10eの接続点10aと配線10fの接続点10bにおいて並列に接続され、直列に接続された2つのスイッチング素子13a,13bからなる第3の回路要素13が、第1の回路要素11と第2の回路要素12との間で、配線10eの接続点10cと配線10fの接続点10dにおいて並列に接続されている。そして、インバータ回路10は、2つのスイッチング素子11a,11bの接続点11cと2つのスイッチング素子13a,13bの接続点10iとの間には直流電源14が接続されており、また、2つのスイッチング素子13a,13bの接続点10iと2つのスイッチング素子12a,12bの接続点12cとの間には直流電源15が接続されている。さらに、インバータ回路10は、接続点10aから配線10eを介して出力端子10gが設けられ、接続点10bから配線10fを介して出力端子10hが設けられている。インバータ回路10は、直流電源14,15からの直流電力を交流電力に変換して出力端子10g、10hに接続される負荷RLに供給する。
スイッチング素子11aは、例えば、ゲート11ag、コレクタ11ac、エミッタ11aeを備えたIGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)11aiとダイオード11adとからなる。コレクタ11acは接続点11cと接続され、エミッタ11aeは、接続点10aと接続されている。ダイオード11adのアノードは、IGBT11aiのエミッタ11aeと接続され、ダイオード11adのカソードは、IGBT11aiのコレクタ11acと接続されている。スイッチング素子11aは、接続点11cと出力端子10gとの間の接続をON/OFFするためのものであり、図示しない制御部からON信号をゲート11agにかけることにより、接続点11cと出力端子10gとの間の接続をONし、図示しない制御部からOFF信号をゲート11agにかけることにより、接続点11cと出力端子10gとの間の接続をOFFする。
スイッチング素子11bは、例えば、ゲート11bg、コレクタ11bc、エミッタ11beを備えたIGBT11biとダイオード11bdとからなる。コレクタ11bcは接続点11cと接続され、エミッタ11beは、接続点10bと接続されている。ダイオード11bdのアノードは、IGBT11biのエミッタ11beと接続され、ダイオード11bdのカソードは、IGBT11biのコレクタ11bcと接続されている。スイッチング素子11bは、接続点11cと出力端子10hとの間の接続をON/OFFするためのものであり、図示しない制御部からON信号をゲート11bgにかけることにより、接続点11cと出力端子10hとの間の接続をONし、図示しない制御部からOFF信号をゲート11bgにかけることにより、接続点11cと出力端子10hとの間の接続をOFFする。
スイッチング素子12aは、例えば、ゲート12ag、コレクタ12ac、エミッタ12aeを備えたIGBT12aiとダイオード12adとからなる。コレクタ12acは接続点10aと接続され、エミッタ12aeは、接続点12cと接続されている。ダイオード12adのアノードは、IGBT12aiのエミッタ12aeと接続され、ダイオード12adのカソードは、IGBT12aiのコレクタ12acと接続されている。スイッチング素子12aは、接続点12cと出力端子10gとの間の接続をON/OFFするためのものであり、図示しない制御部からON信号をゲート12agにかけることにより、接続点12cと出力端子10gとの間の接続をONし、図示しない制御部からOFF信号をゲート12agにかけることにより、接続点12cと出力端子10gとの間の接続をOFFする。
スイッチング素子12bは、例えば、ゲート12bg、コレクタ12bc、エミッタ12beを備えたIGBT12biとダイオード12bdとからなる。コレクタ12bcは接続点10bと接続され、エミッタ12beは、接続点12cと接続されている。ダイオード12bdのアノードは、IGBT12biのエミッタ12beと接続され、ダイオード12bdのカソードは、IGBT12biのコレクタ12bcと接続されている。スイッチング素子12bは、接続点12cと出力端子10hとの間の接続をON/OFFするためのものであり、図示しない制御部からON信号をゲート12bgにかけることにより、接続点12cと出力端子10hとの間の接続をONし、図示しない制御部からOFF信号をゲート12bgにかけることにより、接続点12cと出力端子10hとの間の接続をOFFする。
スイッチング素子13aは、双方向スイッチング素子であり、例えば、ゲート13a1g、コレクタ13a1c、エミッタ13a1eを備えたIGBT13a1iとダイオード13a1dと、ゲート13a2g、コレクタ13a2c、エミッタ13a2eを備えたIGBT13a2iとダイオード13a2dと、からなる。そして、IGBT13a1iのコレクタ13a1cは、接続点13aj1に接続され、IGBT13a1iのエミッタ13a1eは、ダイオード13a1dのアノードと接続されている。ダイオード13a1dのカソードは接続点13aj2に接続されている。IGBT13a2iのコレクタ13a2cは、接続点13aj2に接続され、IGBT13a2iのエミッタ13a2eは、ダイオード13a2dのアノードと接続されている。ダイオード13a2dのカソードは接続点13aj1に接続されている。接続点13aj1は、接続点10cに配線13aL1によって接続され、接続点13aj2は、配線13aL2によって接続点10iに接続されている。
スイッチング素子13aは、接続点10iと接続点10cとの間を双方向にスイッチングするためのものであり、図示しない制御部からON信号をゲート13a1gにかけることにより、接続点10cから接続点10i方向に電流を流すようにIGBT13a1iをONし、図示しない制御部からOFF信号をゲート13a1gにかけることにより、接続点10cから接続点10i方向に電流を流すIGBT13a1iをOFFする。図示しない制御部からON信号をゲート13a2gにかけることにより、接続点10iから接続点10c方向に電流を流すようにIGBT13a2iをONし、図示しない制御部からOFF信号をゲート13a2gにかけることにより、接続点10iから接続点10c方向に電流を流すIGBT13a2iをOFFする。従って、双方向スイッチング素子13aは、図示しない制御部からON信号をゲート13a1gにかけ、図示しない制御部からOFF信号をゲート13a2gにかけることにより、接続点10cから接続点10i方向に電流を流すような接続をONすることになる。また、図示しない制御部からOFF信号をゲート13a1gにかけ、図示しない制御部からON信号をゲート13a2gにかけることにより、接続点10iから接続点10c方向に電流を流すような接続をONすることになる。また、後述のように、図示しない制御部からON信号をゲート13a1g及び13a2gにかけることにより、IGBT13a1i及びIGBT13a2iを同時にONすることもできる。
スイッチング素子13bは、双方向スイッチング素子であり、例えば、ゲート13b1g、コレクタ13b1c、エミッタ13b1eを備えたIGBT13b1iとダイオード13b1dと、ゲート13b2g、コレクタ13b2c、エミッタ13b2eを備えたIGBT13b2iとダイオード13b2dと、からなる。そして、IGBT13b1iのコレクタ13b1cは、接続点13bj1に接続され、IGBT13b1iのエミッタ13b1eは、ダイオード13b1dのアノードと接続されている。ダイオード13b1dのカソードは接続点13bj2に接続されている。IGBT13b2iのコレクタ13b2cは、接続点13bj2に接続され、IGBT13b2iのエミッタ13b2eは、ダイオード13b2dのアノードと接続されている。ダイオード13b2dのカソードは接続点13bj1に接続されている。接続点13bj1は、接続点10dに配線13bL1によって接続され、接続点13bj2は、配線13bL2によって接続点10iに接続されている。
スイッチング素子13bは、接続点10iと接続点10dとの間を双方向にスイッチングするためのものであり、図示しない制御部からON信号をゲート13b1gにかけることにより、接続点10dから接続点10i方向に電流を流すようにIGBT13b1iをONし、図示しない制御部からOFF信号をゲート13b1gにかけることにより、接続点10dから接続点10i方向に電流を流すIGBT13b1iをOFFする。図示しない制御部からON信号をゲート13b2gにかけることにより、接続点10iから接続点10d方向に電流を流すIGBT13b2iをONし、図示しない制御部からOFF信号をゲート13b2gにかけることにより、接続点10iから接続点10d方向に電流を流すような接続をOFFする。従って、双方向スイッチング素子13bは、図示しない制御部からON信号をゲート13b1gにかけ、図示しない制御部からOFF信号をゲート13b2gにかけることにより、接続点10dから接続点10i方向に電流を流すIGBT13b1iをONすることになる。また、図示しない制御部からOFF信号をゲート13b1gにかけ、図示しない制御部からON信号をゲート13b2gにかけることにより、接続点10iから接続点10d方向に電流を流すIGBT13b2iをONすることになる。また、後述のように、図示しない制御部からON信号をゲート13b1g及び13b2gにかけることにより、IGBT13b1i及びIGBT13b2iを同時にONすることもできる。
上記構成のインバータ回路10では、2つの直流電源14,15と4つのスイッチング素子11a,11b,12a,12bと2つの双方向スイッチング素子13a,13bにより、多レベル出力を可能にすると共に、トランスを必要とせず、構成が簡略化でき、高効率化を図ることができる。
この電力変換装置は、直流電源14の電圧をV1、直流電源15の電圧をV2としたとき、スイッチング素子11a,11b,12a,12b,13a,13bのオンオフの組み合わせによって(−(V1+V2),−V2,−V1,0,V1,V2,V1+V2)のいずれかの電圧を出力端子10g,10hから出力することができる。
次に、本発明の第1の実施形態に係るインバータ回路の動作を、図2と図3を参照して説明する。図2は、本発明の第1の実施形態に係るインバータ回路での1周期の出力パターンを示した図である。横軸は、時間を示し、期間1〜8までを示しており、縦軸は、出力電圧を示す。図3は、図2の各出力期間1〜8におけるゲート論理テーブルを示す表である。この図3では、第1欄に期間を示し、第2欄に各期間での電力供給源を示し、第3欄にONにするスイッチング素子を示している。第4欄は、期間の切り替わり時にONしているスイッチング素子を示している。
期間1:図示しない制御部からON信号をゲート11agとゲート13b1gにかけ、スイッチング素子11aのIGBT11aiをONにし、スイッチング素子13bのIGBT13b1iをONにする。このとき、接続点10d→接続点10i→接続点11c→接続点10aの方向に電流が流れる接続がONされる。これにより、出力端子10gと出力端子10hとの間には、直流電源14の電圧V1が出力される。
期間2:図示しない制御部からON信号を期間1から継続してゲート11agにかけ、スイッチング素子11aのIGBT11aiをONのまま継続する。また、図示しない制御部からON信号をゲート12bgにかけ、スイッチング素子12bのIGBT12biをONにする。その後、ゲート13b1gに図示しない制御部からOFF信号をかけ、スイッチング素子13bのIGBT13b1iをOFFする。期間1から期間2に変わるときは、スイッチング素子13bのIGBT13b1iとスイッチング素子12bのIGBT12biとが同時にONになる状態があるが、そのときは、ダイオード13b1dがあるために、接続点10iから接続点10dへの電流が流れないので、直流電源15の短絡は生じない。このとき接続点10b→接続点12c→接続点10i→接続点11c→接続点10aの方向に電流が流れる接続がONされる。これにより、出力端子10gと出力端子10hとの間には、直流電源14の電圧V1と直流電源15の電圧V2の和の電圧(V1+V2)が出力される。
期間3:図示しない制御部からON信号を期間2から継続してゲート12bgにかけ、スイッチング素子12bのIGBT12biをONのまま継続する。また、図示しない制御部からON信号をゲート13a2gにかけ、スイッチング素子13aのIGBT13a2iをONし、接続点10iから接続点10cの方向に電流が流れる接続をONにする。その後、ゲート11agに図示しない制御部からOFF信号をかけ、スイッチング素子11aのIGBT11aiをOFFする。期間2から期間3に変わるときは、スイッチング素子13aのIGBT13a2iとスイッチング素子11aのIGBT11aiが同時にONになる状態があるが、そのときは、ダイオード13a2dがあるために、接続点10cから接続点10iへの電流が流れないので、直流電源14の短絡は生じない。このとき接続点10b→接続点12c→接続点10i→接続点10c→接続点10aの方向に電流が流れる接続がONされる。このため、出力端子10gと出力端子10hとの間には、直流電源15の電圧V2が出力される。
期間4−1:図示しない制御部からON信号を期間3から継続してゲート13a2gにかけ、スイッチング素子13aのIGBT13a2iをONし、接続点10iから接続点10cの方向に流れる接続をONのまま継続する。また、図示しない制御部からON信号をゲート13b1gにかけ、スイッチング素子13bのIGBT13b1iをONし、接続点10dから接続点10iの方向に電流が流れる接続をONにする。その後、ゲート12bgに図示しない制御部からOFF信号をかけ、スイッチング素子12bのIGBT12biをOFFする。このときは、電流供給源は、なくなった状態となる。すなわち、出力端子10gと出力端子10hとの間の電圧は、0Vとなる。
期間4−2:期間3の終了時にスイッチング素子12bのIGBT12biがOFFとなった後、期間4−2に入る。期間4−2では、図示しない制御部からゲート13a1gにON信号をかけ、スイッチング素子13aのIGBT13a1iをONし、接続点10cから接続点10iの方向に流れる接続をONにする。また、図示しない制御部からゲート13b2gにON信号をかけ、また、スイッチング素子13bのIGBT13b2iをONし、接続点10iから接続点10dの方向に流れる接続もONにする。したがって、期間4−2では、4つのスイッチング素子IGBT13a1i,IGBT13a2i,IGBT13b1i,IGBT13b2iに同時にON信号が入る。この4−2の期間は、スイッチング素子の切換時間や、制御回路の遅れなどを考慮して切換が安定に行える期間として予め定めておくとよい。この期間も出力端子10gと出力端子10hとの間の電圧は0Vとなる。期間4−2において、出力端子10gまたは10h付近の回路内に設けられた図示しない電流センサにより、電流を監視し、電流がゼロになった後、期間4−3に入る。
期間4−3:図示しない制御部からゲート13a1gにON信号をかけ、スイッチング素子13aのIGBT13a1iをONし、接続点10cから接続点10iの方向に流れる接続をONのまま継続する。また、図示しない制御部からゲート13b2gにON信号をかけ、スイッチング素子13bのIGBT13b2iをONし、接続点10jから接続点10dの方向に流れる接続をONのまま継続する。さらに、図示しない制御部からOFF信号をゲート13a2gにかけ、スイッチング素子13aのIGBT13a2iをOFFし、接続点10iから接続点10cの方向に流れる接続をOFFする。また、図示しない制御部からOFF信号をゲート13b1gにかけ、スイッチング素子13bのIGBT13b1iをOFFし、接続点10dから接続点10iの方向に電流が流れる接続をOFFにする。この期間も出力端子10gと出力端子10hとの間の電圧は0Vとなる。
期間5:図示しない制御部からON信号を期間4−3から継続してゲート13b2gにかけ、スイッチング素子13bのIGBT13b2iをONし、接続点10iから接続点10dの方向に流れる接続をONのまま継続する。また、図示しない制御部からON信号をゲート12agにかけ、スイッチング素子12aのIGBT12aiの接続をONにする。その後、ゲート13a1gに図示しない制御部からOFF信号をかけ、スイッチング素子13aのIGBT13a1iをOFFする。このとき、接続点10a→接続点12c→接続点10i→接続点10d→接続点10bの方向に電流が流れる接続がONされる。このときは、出力端子10gと出力端子10hとの間には、直流電源15の電圧−V2が出力される。
期間6:図示しない制御部からON信号を期間5から継続してゲート12agにかけ、スイッチング素子12aのIGBT12aiをONのまま継続する。また、図示しない制御部からON信号をゲート11bgにかけ、スイッチング素子11bのIGBT11biをONにする。その後、ゲート13b2gに図示しない制御部からOFF信号をかけ、スイッチング素子13bのIGBT13b2iをOFFする。期間5から期間6に変わるときは、スイッチング素子13bのIGBT13b2iとスイッチング素子11bのIGBT11biが同時にONになる状態があるが、そのときは、ダイオード13b2dがあるために、接続点10dから接続点10jへの電流が流れないので、直流電源14の短絡は生じない。このとき、接続点10a→接続点12c→接続点10i→接続点11c→接続点10bの方向に電流が流れる接続がONされる。このため、出力端子10gと出力端子10hとの間には、直流電源14の電圧−V1と直流電源15の電圧−V2の和の電圧−(V1+V2)が出力される。
期間7:図示しない制御部からON信号を期間6から継続してゲート11bgにかけ、スイッチング素子11bのIGBT11biをONのまま継続する。また、図示しない制御部からON信号をゲート13a1gにかけ、スイッチング素子13aのIGBT13a1iをONし、接続点10cから接続点10iの方向に電流が流れる接続をONにする。その後、ゲート12agに図示しない制御部からOFF信号をかけ、スイッチング素子12aのIGBT12aiをOFFする。期間6から期間7に変わるときは、スイッチング素子13aのIGBT13a1iとスイッチング素子12aのIGBT12aiが同時にONになる状態があるが、そのときは、ダイオード13a1dがあるために、接続点10jから接続点10cへの電流が流れないので、直流電源15の短絡は生じない。このとき接続点10a→接続点10i→接続点11c→接続点10bの方向に電流が流れる接続がONされる。このため、出力端子10gと出力端子10hとの間には、直流電源14の電圧−V1が出力される。
期間8−1:図示しない制御部からON信号を期間7から継続してゲート13a1gにかけ、スイッチング素子13aのIGBT13a1iをONし、接続点10cから接続点10iの方向に流れる接続をONのまま継続する。また、図示しない制御部からON信号をゲート13b2gにかけ、スイッチング素子13bのIGBT13b2iをONし、接続点10iから接続点10dの方向に電流が流れる接続をONにする。その後、ゲート11bgに図示しない制御部からOFF信号をかけ、スイッチング素子11bのIGBT11biをOFFする。このときは、電流供給源は、なくなった状態となる。すなわち、出力端子10gと出力端子10hとの間の電圧は0Vとなる。
期間8−2:期間7の終了時にスイッチング素子11bのIGBT11biがOFFとなった後、期間8−2に入る。期間8−2では、図示しない制御部からゲート13a2gにON信号をかけ、スイッチング素子13aのIGBT13a2iをONし、接続点10iから接続点10cの方向に流れる接続をONにする。また、図示しない制御部からゲート13b1gにON信号をかけ、また、スイッチング素子13bのIGBT13b1iをONし、接続点10dから接続点10iの方向に流れる接続もONにする。したがって期間8−2では4つのスイッチング素子13a1i,13a2i,13b1i,13b2iに同時にON信号が入る。この期間も出力端子10gと出力端子10hとの間の電圧は0Vとなる。期間8−2において出力端子10gまたは10h付近の回路内に設けられた図示しない電流センサにより、電流を監視し、電流がゼロになった後、期間8−3に入る。
期間8−3:図示しない制御部からゲート13a2gにON信号をかけ、スイッチング素子13aのIGBT13a2iをONし、接続点10iから接続点10cの方向に流れる接続をONのまま継続する。また、図示しない制御部からゲート13b1gにON信号をかけ、スイッチング素子13bのIGBT13b1iをONし、接続点10dから接続点10iの方向に流れる接続をONのまま継続する。さらに、図示しない制御部からOFF信号をゲート13a1gにかけ、スイッチング素子13aのIGBT13a1iをOFFし、接続点10cから接続点10iの方向に流れる接続をOFFする。また、図示しない制御部からOFF信号をゲート13b2gにかけ、スイッチング素子13bのIGBT13b2iをOFFし、接続点10iから接続点10dの方向に電流が流れる接続をOFFにする。この期間も出力端子10gと出力端子10hとの間の電圧は0Vとなる。
期間1:図示しない制御部からON信号を期間8−3から継続してゲート13b1gにかけ、スイッチング素子13bのIGBT13b1iをONし、接続点10dから接続点10iの方向に流れる接続をONのまま継続する。また、図示しない制御部からON信号をゲート11agにかけ、スイッチング素子11aのIGBT11aiの接続をONにする。その後、ゲート13a2gに図示しない制御部からOFF信号をかけ、スイッチング素子13aのIGBT13a2iをOFFする。このときは、出力端子10gと出力端子10hとの間には、直流電源14の電圧V1が出力される。
以上のようにして、上記構成のインバータ回路10では、2つの直流電源14,15と4つのスイッチング素子11a,11b,12a,12bと2つの双方向スイッチング素子13a,13bにより、多レベル出力を出力することができる。
なお、本実施形態では、接続点13aj1と接続点10cとの間に配線13aL1を設け、接続点13aj2と接続点10iとの間に配線13aL2を設け、接続点13bj2と接続点10iとの間に配線13bL2を設け、接続点13bj1と接続点10dとの間に13bL1を設けて説明したが、接続点13aj1と接続点10cとを直接接続し、接続点13aj2と接続点10iとを直接接続し、接続点13bj2と接続点10iとを直接接続し、接続点13bj1と接続点10dとを直接接続するようにしてもよい。
次に、本発明の第2の実施形態に係るインバータ回路を説明する。第2の実施形態に係るインバータ回路では、直列に接続された2つのスイッチング素子からなる第3の回路要素が、第1の及び第2の回路要素の間で第1の回路要素及び第2の回路要素に並列に複数個接続され、隣り合う回路要素は、それぞれにおける2つのスイッチング素子の接続点との間に直流電源が接続されている点が、第1の実施形態とは異なるところである。ここでは、第3の回路要素が3つ設けられた場合について説明する。しかしながら、本発明では、第3の回路要素が3つに限らず、それ以外の個数でも構成することができ、第3の回路要素の個数が多ければ多いほど、より多くの電圧レベルの出力をすることが可能となる。
図4は、本発明の第2の実施形態に係るインバータ回路の回路図である。インバータ回路20は、直列に接続された2つのスイッチング素子11a,11bからなる第1の回路要素11と、直列に接続された2つのスイッチング素子12a,12bからなる第2の回路要素12とが、配線20aの接続点20iと配線20bの接続点20jにおいて並列に接続され、直列に接続された2つのスイッチング素子21a,21bからなる第3の回路要素21と、直列に接続された2つのスイッチング素子22a,22bからなる第3の回路要素22と、直列に接続された2つのスイッチング素子23a,23bからなる第3の回路要素23とが、第1の回路要素11と第2の回路要素12との間で、それぞれ配線20aの接続点20c、20d、20eと配線20bの接続点20f、20g、20hにおいて並列に接続されている。
そして、インバータ回路20は、2つのスイッチング素子11a,11bの接続点11cと2つのスイッチング素子21a,21bの接続点21cとの間には直流電源30が接続されており、2つのスイッチング素子21a,21bの接続点21cと2つのスイッチング素子22a,22bの接続点22cとの間には直流電源31が接続されており、2つのスイッチング素子22a,22bの接続点22cと2つのスイッチング素子23a,23bの接続点23cとの間には直流電源32が接続されており、2つのスイッチング素子23a,23bの接続点23cと2つのスイッチング素子12a,12bの接続点12cとの間には直流電源33が接続されている。さらに、インバータ回路20は、接続点20iから配線20aを介して出力端子20mが設けられ、接続点20jから配線20bを介して出力端子20nが設けられている。インバータ回路20は、直流電源30〜33からの直流電力を交流電力に変換して出力端子20m、20nに接続される負荷RLに供給する。
スイッチング素子11aは、例えば、ゲート11ag、コレクタ11ac、エミッタ11aeを備えたIGBT11aiとダイオード11adとからなる。コレクタ11acは接続点11cと接続され、エミッタ11aeは、接続点20iと接続されている。ダイオード11adのアノードは、IGBT11aiのエミッタ11aeと接続され、ダイオード11adのカソードは、IGBT11aiのコレクタ11acと接続されている。スイッチング素子11aは、接続点11cと出力端子20mとの間の接続をON/OFFするためのものであり、図示しない制御部からON信号をゲート11agにかけることにより、接続点11cと出力端子20mとの間の接続をONし、図示しない制御部からOFF信号をゲート11agにかけることにより、接続点11cと出力端子20mとの間の接続をOFFする。
スイッチング素子11bは、例えば、ゲート11bg、コレクタ11bc、エミッタ11beを備えたIGBT11biとダイオード11bdとからなる。コレクタ11bcは接続点11cと接続され、エミッタ11beは、接続点20jと接続されている。ダイオード11bdのアノードは、IGBT11biのエミッタ11beと接続され、ダイオード11bdのカソードは、IGBT11biのコレクタ11bcと接続されている。スイッチング素子11bは、接続点11cと出力端子20nとの間の接続をON/OFFするためのものであり、図示しない制御部からON信号をゲート11bgにかけることにより、接続点11cと出力端子20nとの間の接続をONし、図示しない制御部からOFF信号をゲート11bgにかけることにより、接続点11cと出力端子20nとの間の接続をOFFする。
スイッチング素子12aは、例えば、ゲート12ag、コレクタ12ac、エミッタ12aeを備えたIGBT12aiとダイオード12adとからなる。コレクタ12acは接続点20iと接続され、エミッタ12aeは、接続点12cと接続されている。ダイオード12adのアノードは、IGBT12aiのエミッタ12aeと接続され、ダイオード12adのカソードは、IGBT12aiのコレクタ12acと接続されている。スイッチング素子12aは、接続点12cと出力端子20mとの間の接続をON/OFFするためのものであり、図示しない制御部からON信号をゲート12agにかけることにより、接続点12cと出力端子20mとの間の接続をONし、図示しない制御部からOFF信号をゲート12agにかけることにより、接続点12cと出力端子20mとの間の接続をOFFする。
スイッチング素子12bは、例えば、ゲート12bg、コレクタ12bc、エミッタ12beを備えたIGBT12biとダイオード12bdとからなる。コレクタ12bcは接続点20jと接続され、エミッタ12beは、接続点12cと接続されている。ダイオード12bdのアノードは、IGBT12biのエミッタ12beと接続され、ダイオード12bdのカソードは、IGBT12biのコレクタ12bcと接続されている。スイッチング素子12bは、接続点12cと出力端子20nとの間の接続をON/OFFするためのものであり、図示しない制御部からON信号をゲート12bgにかけることにより、接続点12cと出力端子20nとの間の接続をONし、図示しない制御部からOFF信号をゲート12bgにかけることにより、接続点12cと出力端子20nとの間の接続をOFFする。
スイッチング素子21aは、双方向スイッチング素子であり、例えば、ゲート21a1g、コレクタ21a1c、エミッタ21a1eを備えたIGBT21a1iとダイオード21a1dと、ゲート21a2g、コレクタ21a2c、エミッタ21a2eを備えたIGBT21a2iとダイオード21a2dと、からなる。そして、IGBT21a1iのコレクタ21a1cは、接続点21aj1に接続され、IGBT21a1iのエミッタ21a1eは、ダイオード21a1dのアノードと接続されている。ダイオード21a1dのカソードは接続点21aj2に接続されている。IGBT21a2iのコレクタ21a2cは、接続点21aj2に接続され、IGBT21a2iのエミッタ21a2eは、ダイオード21a2dのアノードと接続されている。ダイオード21a2dのカソードは接続点21aj1に接続されている。接続点21aj1は、接続点20cに配線21aL1によって接続され、接続点21aj2は、配線21aL2によって接続点21cに接続されている。
スイッチング素子21aは、接続点21cと接続点20cとの間を双方向にスイッチングするためのものであり、図示しない制御部からON信号をゲート21a1gにかけることにより、接続点20cから接続点21c方向に電流を流すように接続をONし、図示しない制御部からOFF信号をゲート21a1gにかけることにより、接続点20cから接続点21c方向に電流を流すような接続をOFFする。図示しない制御部からON信号をゲート21a2gにかけることにより、接続点21cから接続点20c方向に電流を流すように接続をONし、図示しない制御部からOFF信号をゲート21a2gにかけることにより、接続点21cから接続点20c方向に電流を流すような接続をOFFする。従って、スイッチング素子21aは、図示しない制御部からON信号をゲート21a1gにかけ、図示しない制御部からOFF信号をゲート21a2gにかけることにより、接続点20cから接続点21c方向に電流を流すような接続をONすることになる。また、図示しない制御部からOFF信号をゲート21a1gにかけ、図示しない制御部からON信号をゲート21a2gにかけることにより、接続点21cから接続点20c方向に電流を流すような接続をONすることになる。
スイッチング素子21bは、双方向スイッチング素子であり、例えば、ゲート21b1g、コレクタ21b1c、エミッタ21b1eを備えたIGBT21b1iとダイオード21b1dと、ゲート21b2g、コレクタ21b2c、エミッタ21b2eを備えたIGBT21b2iとダイオード21b2dと、からなる。そして、IGBT21b1iのコレクタ21b1cは、接続点21bj1に接続され、IGBT21b1iのエミッタ21b1eは、ダイオード21b1dのアノードと接続されている。ダイオード21b1dのカソードは接続点21bj2に接続されている。IGBT21b2iのコレクタ21b2cは、接続点21bj2に接続され、IGBT21b2iのエミッタ21b2eは、ダイオード21b2dのアノードと接続されている。ダイオード21b2dのカソードは接続点21bj1に接続されている。接続点21bj1は、接続点20fに配線21bL1によって接続され、接続点21bj2は、配線21bL2によって接続点21cに接続されている。
スイッチング素子21bは、接続点21cと接続点20fとの間を双方向にスイッチングするためのものであり、図示しない制御部からON信号をゲート21b1gにかけることにより、接続点20fから接続点21c方向に電流を流すように接続をONし、図示しない制御部からOFF信号をゲート21b1gにかけることにより、接続点20fから接続点21c方向に電流を流すような接続をOFFする。図示しない制御部からON信号をゲート21b2gにかけることにより、接続点21cから接続点20f方向に電流を流すように接続をONし、図示しない制御部からOFF信号をゲート21b2gにかけることにより、接続点21cから接続点20f方向に電流を流すような接続をOFFする。従って、スイッチング素子21bは、図示しない制御部からON信号をゲート21b1gにかけ、図示しない制御部からOFF信号をゲート21b2gにかけることにより、接続点20fから接続点21c方向に電流を流すような接続をONすることになる。また、図示しない制御部からOFF信号をゲート21b1gにかけ、図示しない制御部からON信号をゲート21b2gにかけることにより、接続点21cから接続点20f方向に電流を流すような接続をONすることになる。
スイッチング素子22aは、双方向スイッチング素子であり、例えば、ゲート22a1g、コレクタ22a1c、エミッタ22a1eを備えたIGBT22a1iとダイオード22a1dと、ゲート22a2g、コレクタ22a2c、エミッタ22a2eを備えたIGBT22a2iとダイオード22a2dと、からなる。そして、IGBT22a1iのコレクタ22a1cは、接続点22aj1に接続され、IGBT22a1iのエミッタ22a1eは、ダイオード22a1dのアノードと接続されている。ダイオード22a1dのカソードは接続点22aj2に接続されている。IGBT22a2iのコレクタ22a2cは、接続点22aj2に接続され、IGBT22a2iのエミッタ22a2eは、ダイオード22a2dのアノードと接続されている。ダイオード22a2dのカソードは接続点22aj1に接続されている。接続点22aj1は、接続点20dに配線22aL1によって接続され、接続点22aj2は、配線22aL2によって接続点22cに接続されている。
スイッチング素子22aは、接続点22cと接続点20dとの間を双方向にスイッチングするためのものであり、図示しない制御部からON信号をゲート22a1gにかけることにより、接続点20dから接続点22c方向に電流を流すように接続をONし、図示しない制御部からOFF信号をゲート22a1gにかけることにより、接続点20dから接続点22c方向に電流を流すような接続をOFFする。図示しない制御部からON信号をゲート22a2gにかけることにより、接続点22cから接続点20d方向に電流を流すように接続をONし、図示しない制御部からOFF信号をゲート22a2gにかけることにより、接続点22cから接続点20d方向に電流を流すような接続をOFFする。従って、スイッチング素子22aは、図示しない制御部からON信号をゲート22a1gにかけ、図示しない制御部からOFF信号をゲート22a2gにかけることにより、接続点20dから接続点22c方向に電流を流すような接続をONすることになる。また、図示しない制御部からOFF信号をゲート22a1gにかけ、図示しない制御部からON信号をゲート22a2gにかけることにより、接続点22cから接続点20d方向に電流を流すような接続をONすることになる。また、後述のように、図示しない制御部からON信号をゲート22a1g及び22a2gにかけることにより、IGBT22a1i及び22a2iを同時にONすることもできる。
スイッチング素子22bは、双方向スイッチング素子であり、例えば、ゲート22b1g、コレクタ22b1c、エミッタ22b1eを備えたIGBT22b1iとダイオード22b1dと、ゲート22b2g、コレクタ22b2c、エミッタ22b2eを備えたIGBT22b2iとダイオード22b2dと、からなる。そして、IGBT22b1iのコレクタ22b1cは、接続点22bj1に接続され、IGBT22b1iのエミッタ22b1eは、ダイオード22b1dのアノードと接続されている。ダイオード22b1dのカソードは接続点22bj2に接続されている。IGBT22b2iのコレクタ22b2cは、接続点22bj2に接続され、IGBT22b2iのエミッタ22b2eは、ダイオード22b2dのアノードと接続されている。ダイオード22b2dのカソードは接続点22bj1に接続されている。接続点22bj1は、接続点20gに配線22bL1によって接続され、接続点22bj2は、配線22bL2によって接続点22cに接続されている。
スイッチング素子22bは、接続点22cと接続点20gとの間を双方向にスイッチングするためのものであり、図示しない制御部からON信号をゲート22b1gにかけることにより、接続点20gから接続点22c方向に電流を流すように接続をONし、図示しない制御部からOFF信号をゲート22b1gにかけることにより、接続点20gから接続点22c方向に電流を流すような接続をOFFする。図示しない制御部からON信号をゲート22b2gにかけることにより、接続点22cから接続点20g方向に電流を流すように接続をONし、図示しない制御部からOFF信号をゲート22b2gにかけることにより、接続点22cから接続点20g方向に電流を流すような接続をOFFする。従って、スイッチング素子22bは、図示しない制御部からON信号をゲート22b1gにかけ、図示しない制御部からOFF信号をゲート22b2gにかけることにより、接続点20gから接続点22c方向に電流を流すような接続をONすることになる。また、図示しない制御部からOFF信号をゲート22b1gにかけ、図示しない制御部からON信号をゲート22b2gにかけることにより、接続点22cから接続点20g方向に電流を流すような接続をONすることになる。また、後述のように、図示しない制御部からON信号をゲート22b1g及び22b2gにかけることにより、IGBT22b1i及びIGBT22b2iを同時にONすることもできる。
スイッチング素子23aは、双方向スイッチング素子であり、例えば、ゲート23a1g、コレクタ23a1c、エミッタ23a1eを備えたIGBT23a1iとダイオード23a1dと、ゲート23a2g、コレクタ23a2c、エミッタ23a2eを備えたIGBT23a2iとダイオード23a2dと、からなる。そして、IGBT23a1iのコレクタ23a1cは、接続点23aj1に接続され、IGBT23a1iのエミッタ23a1eは、ダイオード23a1dのアノードと接続されている。ダイオード23a1dのカソードは接続点23aj2に接続されている。IGBT23a2iのコレクタ23a2cは、接続点23aj2に接続され、IGBT23a2iのエミッタ23a2eは、ダイオード23a2dのアノードと接続されている。ダイオード23a2dのカソードは接続点23aj1に接続されている。接続点23aj1は、接続点20eに配線23aL1によって接続され、接続点23aj2は、配線23aL2によって接続点23cに接続されている。
スイッチング素子23aは、接続点23cと接続点20eとの間を双方向にスイッチングするためのものであり、図示しない制御部からON信号をゲート23a1gにかけることにより、接続点20eから接続点23c方向に電流を流すように接続をONし、図示しない制御部からOFF信号をゲート23a1gにかけることにより、接続点20eから接続点23c方向に電流を流すような接続をOFFする。図示しない制御部からON信号をゲート23a2gにかけることにより、接続点23cから接続点20e方向に電流を流すように接続をONし、図示しない制御部からOFF信号をゲート23a2gにかけることにより、接続点23cから接続点20e方向に電流を流すような接続をOFFする。従って、スイッチング素子23aは、図示しない制御部からON信号をゲート23a1gにかけ、図示しない制御部からOFF信号をゲート23a2gにかけることにより、接続点20eから接続点23c方向に電流を流すような接続をONすることになる。また、図示しない制御部からOFF信号をゲート23a1gにかけ、図示しない制御部からON信号をゲート23a2gにかけることにより、接続点23cから接続点20e方向に電流を流すような接続をONすることになる。
スイッチング素子23bは、双方向スイッチング素子であり、例えば、ゲート23b1g、コレクタ23b1c、エミッタ23b1eを備えたIGBT23b1iとダイオード23b1dと、ゲート23b2g、コレクタ23b2c、エミッタ23b2eを備えたIGBT23b2iとダイオード23b2dと、からなる。そして、IGBT23b1iのコレクタ23b1cは、接続点23bj1に接続され、IGBT23b1iのエミッタ23b1eは、ダイオード23b1dのアノードと接続されている。ダイオード23b1dのカソードは接続点23bj2に接続されている。IGBT23b2iのコレクタ23b2cは、接続点23bj2に接続され、IGBT23b2iのエミッタ23b2eは、ダイオード23b2dのアノードと接続されている。ダイオード23b2dのカソードは接続点23bj1に接続されている。接続点23bj1は、接続点20hに配線23bL1によって接続され、接続点23bj2は、配線23bL2によって接続点23cに接続されている。
スイッチング素子23bは、接続点23cと接続点20hとの間を双方向にスイッチングするためのものであり、図示しない制御部からON信号をゲート23b1gにかけることにより、接続点20hから接続点23c方向に電流を流すように接続をONし、図示しない制御部からOFF信号をゲート23b1gにかけることにより、接続点20hから接続点23c方向に電流を流すような接続をOFFする。図示しない制御部からON信号をゲート23b2gにかけることにより、接続点23cから接続点20h方向に電流を流すように接続をONし、図示しない制御部からOFF信号をゲート23b2gにかけることにより、接続点23cから接続点20h方向に電流を流すような接続をOFFする。従って、スイッチング素子23bは、図示しない制御部からON信号をゲート23b1gにかけ、図示しない制御部からOFF信号をゲート23b2gにかけることにより、接続点20hから接続点23c方向に電流を流すような接続をONすることになる。また、図示しない制御部からOFF信号をゲート23b1gにかけ、図示しない制御部からON信号をゲート23b2gにかけることにより、接続点23cから接続点20h方向に電流を流すような接続をONすることになる。
上記構成のインバータ回路20では、4つの直流電源30,31,32,33と4つのスイッチング素子11a,11b,12a,12bと6つの双方向スイッチング素子21a,21b,22a,22b,23a,23bにより、多レベル出力を可能にすると共に、トランスを必要とせず、構成が簡略化でき、高効率化を図ることができる。
この電力変換装置は、直流電源30の電圧をV1、直流電源31の電圧をV2、直流電源32の電圧をV3、直流電源33の電圧をV4としたとき、スイッチング素子11a,11b,12a,12b,21a,21b,22a,22b,23a,23bのオンオフの組み合わせによって、−(V1+V2+V3+V4),−(V1+V2+V3),−(V2+V3+V4),−(V1+V2),−(V2+V3),−(V3+V4),−V4,−V3,−V2,−V1,0,(V1+V2+V3+V4),(V1+V2+V3),(V2+V3+V4),(V1+V2),(V2+V3),(V3+V4),V4,V3,V2,V1のいずれかの電圧を出力端子20m,20nから出力することができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係るインバータ回路の動作を、図5と図6を参照して説明する。図5は、本発明の第2の実施形態に係るインバータ回路での1周期の出力パターンを示した図である。横軸は、時間を示し、期間1〜16までを示しており、縦軸は、出力電圧を示す。図6は、図5の各出力期間1〜16におけるゲート論理テーブルを示す表である。この図6では、第1欄に期間を示し、第2欄にONにするスイッチング素子を示している。
期間1:図示しない制御部からON信号をゲート21a2gとゲート22b1gにかけ、スイッチング素子21aのIGBT21a2iをONにし、スイッチング素子22bのIGBT22b1iをONする。このとき、接続点20j→接続点20g→接続点22c→接続点21c→接続点20c→接続点20iの方向に電流が流れる接続がONされる。これにより、出力端子20mと出力端子20nとの間には、直流電源31の電圧V2が出力される。
期間2:図示しない制御部からON信号を期間1から継続してゲート22b1gにかけ、スイッチング素子22bのIGBT22b1iをONのまま継続する。また、図示しない制御部からON信号をゲート11agにかけ、スイッチング素子11aのIGBT11aiをONにする。その後、ゲート21a2gに図示しない制御部からOFF信号をかけ、スイッチング素子21aのIGBT21a2iをOFFする。期間1から期間2に変わるときは、スイッチング素子21aのIGBT21a2iとスイッチング素子11aのIGBT11aiとが同時にONになる状態があるが、そのときは、ダイオード21a2dがあるために、接続点20cから接続点21cへの電流が流れないので、直流電源30の短絡は生じない。このとき、接続点20j→接続点20g→接続点22c→接続点11c→接続点20iの方向に電流が流れる接続がONされる。これにより、出力端子20mと出力端子20nとの間には、直流電源30の電圧V1と直流電源31の電圧V2の和の電圧(V1+V2)が出力される。
期間3:図示しない制御部からON信号を期間2から継続してゲート11agにかけ、スイッチング素子11aのIGBT11aiをONのまま継続する。また、図示しない制御部からON信号をゲート23b1gにかけ、スイッチング素子23bのIGBT23b1iをONにする。その後、ゲート22b1gに図示しない制御部からOFF信号をかけ、スイッチング素子22bのIGBT22b1iをOFFする。期間2から期間3に変わるときは、スイッチング素子22bのIGBT22b1iとスイッチング素子23bのIGBT23b1iが同時にONになる状態があるが、そのときは、ダイオード22b1dがあるために、接続点22cから接続点20gへの電流が流れないので、直流電源32の短絡は生じない。このとき、接続点20j→接続点20h→接続点23c→接続点11c→接続点20iの方向に電流が流れる接続がONされる。これにより、出力端子20mと出力端子20nとの間には、直流電源30の電圧V1と直流電源31の電圧V2と直流電源32の電圧V3の和の電圧(V1+V2+V3)が出力される。
期間4:図示しない制御部からON信号を期間3から継続してゲート11agにかけ、スイッチング素子11aのIGBT11aiをONのまま継続する。また、図示しない制御部からON信号をゲート12bgにかけ、スイッチング素子12bのIGBT12biをONにする。その後、ゲート23b1gに図示しない制御部からOFF信号をかけ、スイッチング素子23bのIGBT23b1iをOFFする。期間3から期間4に変わるときは、スイッチング素子23bのIGBT23b1iとスイッチング素子12bのIGBT12biが同時にONになる状態があるが、そのときは、ダイオード23b1dがあるために、接続点23cから接続点20hへの電流が流れないので、直流電源33の短絡は生じない。このとき、接続点20j→接続点12c→接続点11c→接続点20iの方向に電流が流れる接続がONされる。これにより、出力端子20mと出力端子20nとの間には、直流電源30の電圧V1と直流電源31の電圧V2と直流電源32の電圧V3と直流電源33の電圧V4の和の電圧(V1+V2+V3+V4)が出力される。
期間5:図示しない制御部からON信号を期間4から継続してゲート12bgにかけ、スイッチング素子12bのIGBT12biをONのまま継続する。また、図示しない制御部からON信号をゲート21a2gにかけ、スイッチング素子21aのIGBT21a2iをONにする。その後、ゲート11agに図示しない制御部からOFF信号をかけ、スイッチング素子11aのIGBT11aiをOFFする。期間4から期間5に変わるときは、スイッチング素子21aのIGBT21a2iとスイッチング素子11aのIGBT11aiが同時にONになる状態があるが、そのときは、ダイオード21a2dがあるために、接続点20cから接続点21cへの電流が流れないので、直流電源30の短絡は生じない。このとき、接続点20j→接続点12c→接続点21c→接続点20c→接続点20iの方向に電流が流れる接続がONされる。これにより、出力端子20mと出力端子20nとの間には、直流電源31の電圧V2と直流電源32の電圧V3と直流電源33の電圧V4の和の電圧(V2+V3+V4)が出力される。
期間6:図示しない制御部からON信号を期間5から継続してゲート12bgにかけ、スイッチング素子12bのIGBT12biをONのまま継続する。また、図示しない制御部からON信号をゲート22a2gにかけ、スイッチング素子22aのIGBT22a2iをONにする。その後、ゲート21a2gに図示しない制御部からOFF信号をかけ、スイッチング素子21aのIGBT21a2iをOFFする。期間5から期間6に変わるときは、スイッチング素子22aのIGBT22a2iとスイッチング素子21aのIGBT21a2iが同時にONになる状態があるが、そのときは、ダイオード22a2dがあるために、接続点20dから接続点22cへの電流が流れないので、直流電源31の短絡は生じない。このとき、接続点20j→接続点12c→接続点22c→接続点20d→接続点20iの方向に電流が流れる接続がONされる。これにより、出力端子20mと出力端子20nとの間には、直流電源32の電圧V3と直流電源33の電圧V4の和の電圧(V3+V4)が出力される。
期間7:図示しない制御部からON信号を期間6から継続してゲート22a2gにかけ、スイッチング素子22aのIGBT22a2iをONのまま継続する。また、図示しない制御部からON信号をゲート23b1gにかけ、スイッチング素子23bのIGBT23b1iをONにする。その後、ゲート12bgに図示しない制御部からOFF信号をかけ、スイッチング素子12bのIGBT12biをOFFする。期間6から期間7に変わるときは、スイッチング素子23bのIGBT23b1iとスイッチング素子12bのIGBT12biが同時にONになる状態があるが、そのときは、ダイオード23b1dがあるために、接続点23cから接続点20hへの電流が流れないので、直流電源33の短絡は生じない。このとき、接続点20j→接続点20h→接続点23c→接続点22c→接続点20d→接続点20iの方向に電流が流れる接続がONされる。これにより、出力端子20mと出力端子20nとの間には、直流電源32の電圧V3が出力される。
期間8−1:図示しない制御部からON信号を期間7から継続してゲート22a2gにかけ、スイッチング素子22aのIGBT22a2iをONのまま継続する。また、図示しない制御部からON信号をゲート22b1gにかけ、スイッチング素子22bのIGBT22b1iをONにする。その後、ゲート23b1gに図示しない制御部からOFF信号をかけ、スイッチング素子23bのIGBT23b1iをOFFする。このときは、電流供給源は、なくなった状態となる。すなわち、出力端子20mと出力端子20nとの間の電圧は0Vとなる。
期間8−2:期間7の終了時にスイッチング素子23bのIGBT23b1iがOFFとなった後、期間8−2に入る。期間8−2では、図示しない制御部からゲート22a1gにON信号をかけ、スイッチング素子22aのIGBT22a1iをONにする。また、図示しない制御部からゲート22b2gにON信号をかけ、スイッチング素子22bのIGBT22b2iをONにする。また、図示しない制御部からゲート22a2gにON信号をかけ、スイッチング素子22aのIGBT22a2iをONにする。また、図示しない制御部からゲート22b1gにON信号をかけ、スイッチング素子22bのIGBT22b1iをONにする。したがって、期間8−2では、4つのスイッチング素子IGBT22a1i,IGBT22a2i,IGBT22b1i,IGBT22b2iに同時にON信号が入る。この8−2の期間は、スイッチング素子の切換時間や、制御回路の遅れなどを考慮して切換が安定に行える期間として予め定めておくとよい。この期間も出力端子20mと出力端子20nとの間の電圧は0Vとなる。期間8−2において、出力端子20mまたは20n付近の回路内に設けられた図示しない電流センサにより、電流を監視し、電流がゼロになった後、期間8−3に入る。
期間8−3:図示しない制御部からゲート22a1gにON信号をかけ、スイッチング素子22aのIGBT22a1iをONのまま継続する。また、図示しない制御部からゲート22b2gにON信号をかけ、スイッチング素子22bのIGBT22b2iをONのまま継続する。さらに、図示しない制御部からOFF信号をゲート22a2gにかけ、スイッチング素子22aのIGBT22a2iをOFFする。また、図示しない制御部からOFF信号をゲート22b1gにかけ、スイッチング素子22bのIGBT22b1iをOFFにする。この期間も出力端子20mと出力端子20nとの間の電圧は0Vとなる。
期間9:図示しない制御部からON信号を期間8−3から継続してゲート22b2gにかけ、スイッチング素子22bのIGBT22b2iをONのまま継続する。また、図示しない制御部からON信号をゲート23a1gにかけ、スイッチング素子23aのIGBT23a1iをONにする。その後、ゲート22a1gに図示しない制御部からOFF信号をかけ、スイッチング素子22aのIGBT22a1iをOFFする。このとき、接続点20i→接続点20e→接続点23c→接続点22c→接続点20g→接続点20jの方向に電流が流れる接続がONされる。これにより、出力端子20mと出力端子20nとの間には、直流電源32の電圧−V3が出力される。
期間10:図示しない制御部からON信号を期間9から継続してゲート22b2gにかけ、スイッチング素子22bのIGBT22b2iをONのまま継続する。また、図示しない制御部からON信号をゲート12agにかけ、スイッチング素子12aのIGBT12aiをONにする。その後、ゲート23a1gに図示しない制御部からOFF信号をかけ、スイッチング素子23aのIGBT23a1iをOFFする。期間9から期間10に変わるときは、スイッチング素子23aのIGBT23a1iとスイッチング素子12aのIGBT12aiが同時にONになる状態があるが、そのときは、ダイオード23a1dがあるために、接続点23cから接続点20eへの電流が流れないので、直流電源33の短絡は生じない。このとき、接続点20i→接続点12c→接続点22c→接続点20g→接続点20jの方向に電流が流れる接続がONされる。これにより、出力端子20mと出力端子20nとの間には、直流電源32の電圧−V3と直流電源33の電圧−V4の和の電圧−(V3+V4)が出力される。
期間11:図示しない制御部からON信号を期間10から継続してゲート12agにかけ、スイッチング素子12aのIGBT12aiをONのまま継続する。また、図示しない制御部からON信号をゲート21b2gにかけ、スイッチング素子21bのIGBT21b2iをONにする。その後、ゲート22b2gに図示しない制御部からOFF信号をかけ、スイッチング素子22bのIGBT22b2iをOFFする。期間10から期間11に変わるときは、スイッチング素子22bのIGBT22b2iとスイッチング素子21bのIGBT21b2iが同時にONになる状態があるが、そのときは、ダイオード22b2dがあるために、接続点20gから接続点22cへの電流が流れないので、直流電源31の短絡は生じない。このとき、接続点20i→接続点12c→接続点21c→接続点20f→接続点20jの方向に電流が流れる接続がONされる。これにより、出力端子20mと出力端子20nとの間には、直流電源31の電圧−V2と直流電源32の電圧−V3と直流電源33の電圧−V4の和の電圧−(V2+V3+V4)が出力される。
期間12:図示しない制御部からON信号を期間11から継続してゲート12agにかけ、スイッチング素子12aのIGBT12aiをONのまま継続する。また、図示しない制御部からON信号をゲート11bgにかけ、スイッチング素子11bのIGBT11biをONにする。その後、ゲート21b2gに図示しない制御部からOFF信号をかけ、スイッチング素子21bのIGBT21b2iをOFFする。期間11から期間12に変わるときは、スイッチング素子21bのIGBT21b2iとスイッチング素子11bのIGBT11biが同時にONになる状態があるが、そのときは、ダイオード21b2dがあるために、接続点20fから接続点21cへの電流が流れないので、直流電源30の短絡は生じない。このとき、接続点20i→接続点12c→接続点11c→接続点20jの方向に電流が流れる接続がONされる。これにより、出力端子20mと出力端子20nとの間には、直流電源30の電圧−V1と直流電源31の電圧−V2と直流電源32の電圧−V3と直流電源の電圧−V4の和の電圧−(V1+V2+V3+V4)が出力される。
期間13:図示しない制御部からON信号を期間12から継続してゲート11bgにかけ、スイッチング素子11bのIGBT11biをONのまま継続する。また、図示しない制御部からON信号をゲート23a1gにかけ、スイッチング素子23aのIGBT23a1iをONにする。その後、ゲート12agに図示しない制御部からOFF信号をかけ、スイッチング素子12aのIGBT12aiをOFFする。期間12から期間13に変わるときは、スイッチング素子23aのIGBT23a1iとスイッチング素子12aのIGBT12aiが同時にONになる状態があるが、そのときは、ダイオード23a1dがあるために、接続点23cから接続点20eへの電流が流れないので、直流電源33の短絡は生じない。このとき、接続点20i→接続点20e→接続点23c→接続点11c→接続点20jの方向に電流が流れる接続がONされる。これにより、出力端子20mと出力端子20nとの間には、直流電源30の電圧−V1と直流電源31の電圧−V2と直流電源32の電圧−V3の和の電圧−(V1+V2+V3)が出力される。
期間14:図示しない制御部からON信号を期間13から継続してゲート11bgにかけ、スイッチング素子11bのIGBT11biをONのまま継続する。また、図示しない制御部からON信号をゲート22a1gにかけ、スイッチング素子22aのIGBT22a1iをONにする。その後、ゲート23a1gに図示しない制御部からOFF信号をかけ、スイッチング素子23aのIGBT23a1iをOFFする。期間13から期間14に変わるときは、スイッチング素子23aのIGBT23a1iiとスイッチング素子22aのIGBT22a1iが同時にONになる状態があるが、そのときは、ダイオード22a1dがあるために、接続点22cから接続点20dへの電流が流れないので、直流電源32の短絡は生じない。このとき、接続点20i→接続点20d→接続点22c→接続点11c→接続点20jの方向に電流が流れる接続がONされる。これにより、出力端子20mと出力端子20nとの間には、直流電源30の電圧−V1と直流電源31の電圧−V2の和の電圧−(V1+V2)が出力される。
期間15:図示しない制御部からON信号を期間14から継続してゲート22a1gにかけ、スイッチング素子22aのIGBT22a1iをONのまま継続する。また、図示しない制御部からON信号をゲート21b2gにかけ、スイッチング素子21bのIGBT21b2iをONにする。その後、ゲート11bgに図示しない制御部からOFF信号をかけ、スイッチング素子11bのIGBT11biをOFFする。期間14から期間15に変わるときは、スイッチング素子21bのIGBT21b2iとスイッチング素子11bのIGBT11biが同時にONになる状態があるが、そのときは、ダイオード21b2dがあるために、接続点20fから接続点21cへの電流が流れないので、直流電源30の短絡は生じない。このとき、接続点20i→接続点20d→接続点22c→接続点21c→接続点20f→接続点20jの方向に電流が流れる接続がONされる。これにより、出力端子20mと出力端子20nとの間には、直流電源31の電圧−V2が出力される。
期間16−1:図示しない制御部からON信号を期間15から継続してゲート22a1gにかけ、スイッチング素子22aのIGBT22a1iをONのまま継続する。また、図示しない制御部からON信号をゲート22b2gにかけ、スイッチング素子22bのIGBT22b2iをONにする。その後、ゲート21b2gに図示しない制御部からOFF信号をかけ、スイッチング素子21bのIGBT21b2iをOFFする。このときは、電流供給源は、なくなった状態となる。すなわち、出力端子20mと出力端子20nとの間の電圧は0Vとなる。
期間16−2:期間15の終了時にスイッチング素子21bのIGBT21b2iがOFFとなった後、期間16−2に入る。期間16−2では、図示しない制御部からゲート22a2gにON信号をかけ、スイッチング素子22aのIGBT22a2iをONにする。また、図示しない制御部からゲート22b1gにON信号をかけ、スイッチング素子22bのIGBT22b1iをONにする。したがって、期間16−2では、4つのスイッチング素子IGBT22a1i,IGBT22a2i,IGBT22b1i,IGBT22b2iに同時にON信号が入る。この16−2の期間は、スイッチング素子の切換時間や、制御回路の遅れなどを考慮して切換が安定に行える期間として予め定めておくとよい。この期間も出力端子20mと出力端子20nとの間の電圧は0Vとなる。期間16−2において、出力端子20mまたは20n付近の回路内に設けられた図示しない電流センサにより、電流を監視し、電流がゼロになった後、期間16−3に入る。
期間16−3:図示しない制御部からゲート22a2gにON信号をかけ、スイッチング素子22aのIGBT22a2iをONのまま継続する。また、図示しない制御部からゲート22b1gにON信号をかけ、スイッチング素子22bのIGBT22b1iをONのまま継続する。さらに、図示しない制御部からOFF信号をゲート22a1gにかけ、スイッチング素子22aのIGBT22a1iをOFFする。また、図示しない制御部からOFF信号をゲート22b2gにかけ、スイッチング素子22bのIGBT22b2iをOFFにする。この期間も出力端子20mと出力端子20nとの間の電圧は0Vとなる。
期間1:図示しない制御部からON信号を期間16−3から継続してゲート22b1gにかけ、スイッチング素子22bのIGBT22b1iをONのまま継続する。また、図示しない制御部からON信号をゲート21a2gにかけ、スイッチング素子21aのIGBT21a2iをONにする。その後、ゲート22a2gに図示しない制御部からOFF信号をかけ、スイッチング素子22aのIGBT22a2iをOFFする。このときは、出力端子20mと出力端子20nとの間には、直流電源31の電圧V2が出力される。
以上のようにして、上記構成のインバータ回路20では、4つの直流電源30,31,32,33と4つのスイッチング素子11a,11b,12a,12bと6つの双方向スイッチング素子21a,21b,22a,22b,23a,23bにより、多レベル出力を出力することができる。
なお、第2実施形態では、3つの第3の回路要素を設けたもので説明したが、それに限らず、より多くの第3の回路要素を設けるようにすることができる。そのとき、直流電源の数、双方向スイッチング素子を増やすことにより、より多レベル出力を得ることができる。また、本実施形態では、1方向スイッチング素子と双方向スイッチング素子の構成にIGBTを用いて説明したが、それに限らず、IGBT以外のMOSFET等のデバイスを用いたスイッチング素子を用いることもできる。
なお、本実施形態では、接続点21aj1と接続点20cとの間に配線21aL1を設け、接続点21aj2と接続点21cとの間に配線21aL2を設け、接続点21bj2と接続点21cとの間に配線21bL2を設け、接続点21bj1と接続点20fとの間に21bL1を設け、接続点22aj1と接続点20dとの間に配線22aL1を設け、接続点22aj2と接続点22cとの間に配線22aL2を設け、接続点22bj2と接続点22cとの間に配線22bL2を設け、接続点22bj1と接続点20gとの間に22bL1を設け、接続点23aj1と接続点20eとの間に配線23aL1を設け、接続点23aj2と接続点23cとの間に配線23aL2を設け、接続点23bj2と接続点23cとの間に配線23bL2を設け、接続点23bj1と接続点20hとの間に23bL1を設けて説明したが、接続点21aj1と接続点20cとを直接接続し、接続点21aj2と接続点21cとを直接接続し、接続点21bj2と接続点21cとを直接接続し、接続点21bj1と接続点20fとを直接接続し、接続点22aj1と接続点20dとを直接接続し、接続点22aj2と接続点22cとを直接接続し、接続点22bj2と接続点22cとを直接接続し、接続点22bj1と接続点20gとを直接接続し、接続点23aj1と接続点20eとを直接接続し、接続点23aj2と接続点23cとを直接接続し、接続点23bj2と接続点23cとを直接接続し、接続点23bj1と接続点20hとを直接接続するようにしてもよい。
以上の実施形態で説明された構成、形状、大きさおよび配置関係については本発明が理解・実施できる程度に概略的に示したものにすぎず、また数値および各構成の組成(材質)等については例示にすぎない。従って本発明は、説明された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示される技術的思想の範囲を逸脱しない限り様々な形態に変更することができる。
本発明に係るインバータ回路は、直流電力を交流電力に変換する電力変換装置に利用される。
10 インバータ回路
10a,10b 接続点
10c,10d 接続点
10e,10f 配線
10g,10h 出力端子
10i 接続点
11 第1の回路要素
11a,11b スイッチング素子
11ad ダイオード
11ai IGBT
11bd ダイオード
11bi IGBT
12 第2の回路要素
12a,12b スイッチング素子
12ad ダイオード
12ai IGBT
12bd ダイオード
12bi IGBT
13 第3の回路要素
13a,13b スイッチング素子
13a1d ダイオード
13a1i IGBT
13a2d ダイオード
13a2i IGBT
13b1d ダイオード
13b1i IGBT
13b2d ダイオード
13b2i IGBT

Claims (3)

  1. 直列に接続された2つのスイッチング素子からなる第1の回路要素と直列に接続された2つのスイッチング素子からなる第2の回路要素とが並列に接続され、
    直列に接続された2つのスイッチング素子からなる第3の回路要素が、前記第1の回路要素と前記第2の回路要素との間で前記第1の回路要素及び前記第2の回路要素に並列に接続され、
    前記第1の回路要素の前記2つのスイッチング素子の接続点と前記第3の回路要素の前記2つのスイッチング素子の接続点との間と、前記第3の回路要素の前記2つのスイッチング素子の接続点と前記第2の回路要素の前記2つのスイッチング素子の接続点との間とには直流電源が接続されていることを特徴とするインバータ回路。
  2. 直列に接続された2つのスイッチング素子からなる第1の回路要素と直列に接続された2つのスイッチング素子からなる第2の回路要素とが並列に接続され、
    直列に接続された2つのスイッチング素子からなる第3の回路要素が、前記第1の回路要素と前記第2の回路要素との間で前記第1の回路要素及び前記第2の回路要素に並列に複数個接続され、
    隣り合う回路要素は、それぞれにおけるスイッチング素子の接続点との間に直流電源が接続されていることを特徴とするインバータ回路。
  3. 前記第3の回路要素の前記スイッチング素子は、双方向スイッチング素子であることを特徴とする請求項1または2記載のインバータ回路。
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