JP2012043643A - プリント基板実装型端子装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】、極数の多い端子台でもフローはんだ付けに伴う端子台の浮きを確実に防止し、しかも簡易な構造で作業性よくプリント基板に装着できるように改良したプリント基板実装型端子台を提供する。
【解決手段】樹脂製の端子台1に配列して装着した端子リード2の脚部先端を端子台の底面側に引き出し、該端子台1をプリント基板2に搭載した状態で端子リード3の脚部先端をプリント基板のスルーホール2aに挿通してフロー半田付けしたプリント基板実装型端子台において、プリント基板2のスルーホール2aに対して端子リード3の脚部に若干の傾斜角を付与した上で、該脚部の先端にはV字状に曲げ加工したフック部3aを形成し、端子リード3の脚部先端をスルーホール2aに嵌挿した状態でリードの自己復元力により前記フック部3aをスルーホール2aの開口端周縁に係止させる。
【選択図】図1
【解決手段】樹脂製の端子台1に配列して装着した端子リード2の脚部先端を端子台の底面側に引き出し、該端子台1をプリント基板2に搭載した状態で端子リード3の脚部先端をプリント基板のスルーホール2aに挿通してフロー半田付けしたプリント基板実装型端子台において、プリント基板2のスルーホール2aに対して端子リード3の脚部に若干の傾斜角を付与した上で、該脚部の先端にはV字状に曲げ加工したフック部3aを形成し、端子リード3の脚部先端をスルーホール2aに嵌挿した状態でリードの自己復元力により前記フック部3aをスルーホール2aの開口端周縁に係止させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、端子台をプリント基板に搭載し、該端子台のねじ端子から引出した端子リードの脚部先端をプリント基板のスルーホールに挿通してはんだ接合したプリント基板実装型端子装置に関する。
周知のように頭記のプリント基板実装型端子装置においては、端子台に装備した多極数のねじ端子リードをプリント基板にはんだ付けする際には、プリント基板のスルーホールに挿通した各極のリードを、フローはんだ付け法により一括してはんだ接合するようにしている。
また、このフローはんだ付け工程で、プリント基板に熱変形(反り)が生じて端子台がプリント基板から浮いてはんだ接合が不確実となるのを防止する対策として、次記のような対策例が知られている(例えば、特許文献1,特許文献2,特許文献3参照)。
(1)プリント基板のスルーホールに挿通した端子リードの脚部にキンク加工を施してプリント基板に係合させる(特許文献1の図4参照)。
(2)端子台をプリント基板にねじ締結する(特許文献1の図5参照)。
(3)端子台に係合片を設け、該係合片を端子台の実装位置でプリント基板に穿設した係合穴に係止する(特許文献2の図2参照)。
(4)前項(2)ないし(3)の手段と組み合わせて、各端子リードの脚部先端にフック部を形成し、端子リードをプリント基板のスルーホールに挿通させた状態で、前記フック部をスルーホールの開口端縁に係止位置に保持させるように前記係合爪をプリント基板に係止して端子台を固定する(特許文献1の図3、特許文献3の図6参照)。
(1)プリント基板のスルーホールに挿通した端子リードの脚部にキンク加工を施してプリント基板に係合させる(特許文献1の図4参照)。
(2)端子台をプリント基板にねじ締結する(特許文献1の図5参照)。
(3)端子台に係合片を設け、該係合片を端子台の実装位置でプリント基板に穿設した係合穴に係止する(特許文献2の図2参照)。
(4)前項(2)ないし(3)の手段と組み合わせて、各端子リードの脚部先端にフック部を形成し、端子リードをプリント基板のスルーホールに挿通させた状態で、前記フック部をスルーホールの開口端縁に係止位置に保持させるように前記係合爪をプリント基板に係止して端子台を固定する(特許文献1の図3、特許文献3の図6参照)。
ところで、前記(1)〜(4)項に記載の浮き防止対策を施した従来のプリント基板実装型端子装置では、その組立工程における工数,および作業性の面で次記のような課題がある。すなわち、
(1)端子リードにキンク加工を施してプリント基板に係止する対策は、端子台の極数が多くなるとキンク加工に要する工数が増加ほか、フローはんだ熱によるプリント基板の反りの影響が大きくなるとキンク加工部がプリント基板から外れ易くる問題がある。
(2)また、端子台をプリント基板にねじ締結して浮きを防止する対策では、端子台の極数が増えるのにしたがって、締結するねじの本数を増やす必要があり、作業工数や部品点数が増えてコスト高になる。
(3)さらに、端子リードの脚部先端に形成したフック部と、端子台に形成した係合片を組合せて端子台の浮きを防止する対策は、機能的に優れているものの端子台の構造が複雑となり、かつ端子台の極数が多くなると、スルーホールへの端子リードのフック部挿入が難しくなって作業性が低下するなどの問題がある。
(1)端子リードにキンク加工を施してプリント基板に係止する対策は、端子台の極数が多くなるとキンク加工に要する工数が増加ほか、フローはんだ熱によるプリント基板の反りの影響が大きくなるとキンク加工部がプリント基板から外れ易くる問題がある。
(2)また、端子台をプリント基板にねじ締結して浮きを防止する対策では、端子台の極数が増えるのにしたがって、締結するねじの本数を増やす必要があり、作業工数や部品点数が増えてコスト高になる。
(3)さらに、端子リードの脚部先端に形成したフック部と、端子台に形成した係合片を組合せて端子台の浮きを防止する対策は、機能的に優れているものの端子台の構造が複雑となり、かつ端子台の極数が多くなると、スルーホールへの端子リードのフック部挿入が難しくなって作業性が低下するなどの問題がある。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、その目的は前課題を解決し、極数の多い端子台でもフローはんだ付けに伴う端子台の浮きを確実に防止し、しかも簡易な構造で作業性よくプリント基板に装着できるように改良したプリント基板実装型端子台を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明によれば、樹脂製の端子台に配列して装着した端子リードの脚部先端を端子台の底面側に引き出し、端子台をプリント基板に搭載した状態で前記リードの脚部先端をプリント基板のスルーホールに挿通してフロー半田付けしたプリント基板実装型端子台において、
プリント基板のスルーホールに対して前記リードの脚部に若干の傾斜角を付与した上で、該脚部の先端にはV字状に曲げ加工したフック部を形成し、該リードの脚部先端をスルーホールに嵌挿した状態でリードの自己復元力により前記フック部をスルーホールの開口端周縁に係止させるようにする。
プリント基板のスルーホールに対して前記リードの脚部に若干の傾斜角を付与した上で、該脚部の先端にはV字状に曲げ加工したフック部を形成し、該リードの脚部先端をスルーホールに嵌挿した状態でリードの自己復元力により前記フック部をスルーホールの開口端周縁に係止させるようにする。
上記構成によれば、端子リード自身のばね弾性と復元力を巧みに利用して、端子リードの脚部先端に形成したV字状フック部をプリント基板のスルーホールに差込み挿通してその開口端縁へ確実に係合させることができる。
すなわち、あらかじめプリント基板のスルーホールに対して曲げ角度を付与した端子リードの脚部をプリント基板のスルーホールに差し込む過程で、V字状のフック部がスルーホールの開口部上縁に突き当たると、端子リードの脚部,およびフック部が撓んでスルーホールの中に押し込まれる。そして、フック部がスルーホールを通り抜けると、端子リードの弾性復元力により元の形状に戻ってフック部がスルーホールの開口端周縁へ確実に係止されようになる。
これにより、従来のように端子リードの先端に形成したフック部の他に、端子台に係合片を設けてプリント基板に係合するなどの補助手段を要さずに、フローはんだ付け工程で端子台がプリント基板から浮くのを防止して信頼性の高いはんだ接合を達成できる。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図3に示す実施例に基づいて説明する。
図1,図2において、1はモールド樹脂製の端子台、2はプリント基板、2aはプリント基板1に穿設したスルーホール、3は端子台1に整列装備したねじ端子の端子リード、3aは端子リード2の脚部先端に曲げ加工を施して形成したV字状のフック部、4は端子ねじである。また、図3に示す端子台1には、前後3段に分けて配列した各極のねじ端子を装着する取付座1a、左右に整列する取付座1aの間を仕切る隔壁1b、および端子台の両端には取付ねじのねじ座1cが形成されている。
図1,図2において、1はモールド樹脂製の端子台、2はプリント基板、2aはプリント基板1に穿設したスルーホール、3は端子台1に整列装備したねじ端子の端子リード、3aは端子リード2の脚部先端に曲げ加工を施して形成したV字状のフック部、4は端子ねじである。また、図3に示す端子台1には、前後3段に分けて配列した各極のねじ端子を装着する取付座1a、左右に整列する取付座1aの間を仕切る隔壁1b、および端子台の両端には取付ねじのねじ座1cが形成されている。
前記の端子リード3は燐青銅,ベリリウム銅などのばね性を有する材料の板金加工品で、図示のように端子リード3はその脚部先端を端子台1の底面側に引き出している。ここで、端子リード3の脚部には、図2(a)で示すようにプリント基板2のスルーホール2aに対して若干の傾斜角θ(例えば0.5°〜3°)を付与するように前方(図面の左側)に向けて傾斜させておき、かつその先端には端子台1の前方側(傾斜角度θの方向)に向け曲げ加工を施してV字状のフック部3aを形成している。
上記の構成で、端子台1をプリント基板2に実装する組立工程で、端子リード3の脚部先端をプリント基板2のスルーホール2aに挿通するように上方から押し込むと、次記のような挙動を経て先端のフック部3aがスルーホール2aを通り抜ける。
すなわち、図2(b)で表すようにフック部2aがスルーホール2aの開口部上縁に突き当たると、端子リード3自身のばね弾性により脚部が矢印aの方向に傾動しつつ、フック部3aがV字形状を折り畳むように撓んでスルーホール2aの中に押し込まれる。そして、フック部3aがスルーホール2aを通り抜けると、図2(a)で表すように、V字状のフック部3aが元の形状に復元し、同時に端子リード3は自己の弾性復元力により矢印b方向に傾動して図示位置にセルフアライメントされる。この組立状態では、端子リード3の脚部がスルーホール2aの穴内の前壁面に押付けられてフック部3aがスルーホール2aの下側の開口端縁に確実に係合する。
したがって、この組立状態でローはんだ付けを行うことにより、プリント基板2の反り,端子台1の浮きを防止して端子リード3をプリント基板2に適正にはんだ接合することができる。
1 端子台
2 プリント基板
2a スルーホール
3 端子リード
3a フック部
4 端子ねじ
2 プリント基板
2a スルーホール
3 端子リード
3a フック部
4 端子ねじ
Claims (1)
- 樹脂製の端子台に配列して装着した端子リードの脚部先端を端子台の底面側に引き出し、端子台をプリント基板に搭載した状態で前記リードの脚部先端をプリント基板のスルーホールに挿通してフロー半田付けしたプリント基板実装型端子台において、
プリント基板のスルーホールに対して前記リードの脚部に若干の傾斜角を付与した上で、該脚部の先端にはV字状に曲げ加工したフック部を形成し、該リードの脚部先端をスルーホールに嵌挿した状態でリードの自己復元力により前記フック部をスルーホールの開口端周縁に係止させたことを特徴とするプリント基板実装型端子台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010183845A JP2012043643A (ja) | 2010-08-19 | 2010-08-19 | プリント基板実装型端子装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010183845A JP2012043643A (ja) | 2010-08-19 | 2010-08-19 | プリント基板実装型端子装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012043643A true JP2012043643A (ja) | 2012-03-01 |
Family
ID=45899721
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010183845A Withdrawn JP2012043643A (ja) | 2010-08-19 | 2010-08-19 | プリント基板実装型端子装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012043643A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102904130A (zh) * | 2012-09-20 | 2013-01-30 | 东莞宇球电子有限公司 | 电连接器及其连接件结构 |
DE102013102018A1 (de) | 2012-02-29 | 2013-08-29 | Showa Denko K.K. | Anschlusszunge und verfahren zur herstellung derselben |
-
2010
- 2010-08-19 JP JP2010183845A patent/JP2012043643A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102013102018A1 (de) | 2012-02-29 | 2013-08-29 | Showa Denko K.K. | Anschlusszunge und verfahren zur herstellung derselben |
CN102904130A (zh) * | 2012-09-20 | 2013-01-30 | 东莞宇球电子有限公司 | 电连接器及其连接件结构 |
CN102904130B (zh) * | 2012-09-20 | 2016-06-15 | 东莞宇球电子有限公司 | 电连接器及其连接件结构 |
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