JP2012043609A - 溶接方法および電池の製造方法および電池 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 正極集電板110を積層電極体100の正極非充填部P2に溶接する際に,トップハット型のレーザを用いる。そして,そのレーザの照射径Φは,狙いとする溶接幅D1の4〜7倍である。この溶接により製造された電池セル10における正極集電板110の表側の熱影響部の幅は,正極集電板110の裏側の溶接幅の4〜7倍である。負極についても同様である。
【選択図】図7
Description
ΦT/Φ ≧ 0.9
ΦT : 0.9T部分強度照射径(最大強度の10%以上の強度である照射領域の径)
を満たすとともに,次の関係
4×D1 ≦ Φ ≦7×D1
D1 : 狙いとする溶接幅
を満たすレーザを用いて行う。かかる溶接方法では,レーザの照射径の中心付近に与える熱量はそれほど多くない。そのため,集電板の穴あきやスパッタの発生がほとんど生じない。また,セパレータ焼けも生じない。そして,集電板を積層電極体に狙いとする溶接幅で溶接することができる。
ΦT/Φ ≧ 0.9
ΦT : 0.9T部分強度照射径(最大強度の10%以上の強度である照射領域の径)を満たすとともに,次の関係
4×D1 ≦ Φ ≦7×D1
D1 : 狙いとする溶接幅
を満たすレーザを用い,そのレーザを,積層電極体の一方の端部における正極板非反応部または負極板非反応部の箇所から他方の端部における正極板非反応部または負極板非反応部の箇所まで,積層方向に走査する。かかる電池の製造方法では,レーザの照射径の中心付近に与える熱量はそれほど多くない。そのため,集電板の穴あきやスパッタの発生がほとんど生じない。また,セパレータ焼けも生じない。そして,集電板を積層電極体に狙いとする溶接幅で溶接することができる。
1.電池
本実施の形態に係るニッケル水素電池について説明する。図1は,本形態の電池セル10の部分破断斜視図である。図1に示すように,電池セル10は,電池容器11と,封口板12と,安全弁13と,積層電極体100とを有している。電池容器11は,その内部に積層電極体100を挿入されるものであるとともに,電解液を収容するためのケースである。封口板12は,電池セル10を封止するためのものである。安全弁13は,電池セル10の内圧が上昇しすぎた場合に開弁する弁である。積層電極体100には,後述するように,正極集電板および負極集電板が接合されている。これらは,図1の破断した箇所からは見えない位置にある。
2−1.用いるレーザの強度分布
本形態の溶接方法について説明する。本形態では,レーザ溶接に用いるレーザの種類に特徴がある。したがって,まず本形態で用いるレーザの種類について説明する。本形態で用いるレーザの強度分布を図3に示す。図3において,横軸は中心からの距離である。縦軸はレーザの強度である。実線は,トップハット型のレーザの強度分布を示している。破線は,ガウシアン型のレーザの強度分布を示している。本形態では,図3に示すようなトップハット型のレーザを用いる。
ΦQ/Φ≧0.9
の関係式を満たすレーザのことをいう。また,ガウシアン型のレーザとは,
ΦQ/Φ<0.8
の関係式を満たすレーザのことをいう。図3には,トップハット型のレーザおよびガウシアン型のレーザの典型例が示されている。
ΦT/Φ≧0.9 ………(1)
を満たす。図3では,ガウシアン型のレーザの最大強度をMGとしている。すると,0.9MG部分強度照射径ΦGは,
ΦG/Φ<0.8 ………(2)
を満たす。
続いて,上記のトップハット型のレーザを用いた溶接方法について説明する。図4は,本形態のレーザ溶接の方法を説明する図である。レーザ溶接を行うに際して,加圧治具1000により,積層電極体100を,図4中の左右方向(矢印E)に加圧する。加圧治具1000は,積層電極体100の積層方向(図2の矢印Fの方向)の厚みを薄いものとするための治具である。このように加圧しつつ溶接することにより,電池容器11への収容を可能とするとともに,電池の体積エネルギー密度を高いものとするためである。加圧治具1000は,溶接工程に用いるだけであり,電池セル10には残らない。
4×D1 ≦ Φ ≦7×D1
正極集電板110の表側の熱影響部の幅HAZを溶接幅Dの4〜7倍とするためである。
ここで,レーザの照射径Φと良品条件との関係について説明する。図7は,異なるレーザの照射径とレーザの出力のレーザを用いて溶接した場合に,溶接幅Dの不足やセパレータ焼け等の溶接不良が生ずるか否かを示したグラフである。横軸はレーザの出力である。縦軸はレーザの照射径Φである。なお,ここで用いたレーザは,式(1)を満たすトップハット型のレーザである。
集電板110,120の板厚t : 0.4mm
狙いとする溶接幅D1 : 0.5mm
レーザの走査速度 : 65mm/sec
続いて,本形態のトップハット型のレーザではなく,ガウシアン型のレーザを用いた場合について説明する。図8は,ガウシアン型のレーザを用いた結果を示すグラフである。このとき狙いとする溶接幅は,集電板110,120の板厚t以上の幅である。したがって,図7のトップハット型のレーザを用いた場合と同様に,溶接幅を0.5mmとする。図8で用いたレーザは,式(2)を満たすガウシアン型のレーザである。
本実施の形態に係る電池の製造方法は,上記の積層電極体100と正極集電板110や負極集電板120との溶接方法を実施することに特徴のあるものである。
正極板Pは,正極基板に正極活物質を充填することにより作成される。ここで,正極基板のうち正極活物質を充填された箇所が正極充填部P1となる。正極基板のうち正極活物質を充填されていない箇所が正極非充填部P2となる。負極板Nは,負極基板に負極活物質を塗着することにより作成される。ここで,負極基板のうち負極活物質を充填された箇所が負極充填部N1となる。負極基板のうち負極活物質を充填されていない箇所が負極非充填部N2となる。
続いて,正極板P,負極板N,セパレータSを積層する。その際に,正極板Pと負極板Nとが交互になるように配置する。そして,正極板Pと負極板Nとの間に必ずセパレータSをはさんだ状態で積層する。その際に,正極板Pの正極非充填部P2が一方から突出するようにするとともに,負極板Nの負極非充填部N2がその反対側に突出するように積み重ねる。これにより,積層電極体100が作成される。
次に,正極集電板110および負極集電板120を積層電極体100に溶接する。図4に,溶接前の積層電極体100と正極集電板110を示す。ここでは,前述のとおり,狙いとする溶接幅の4〜7倍の照射径であるレーザを用いて正極集電板110を正極非充填部P2の先端部PXに溶接する。同様に,負極集電板120を負極非充填部N2の先端部NXに溶接する。これらの接合の順序はどちらでもよい。
続いて,電池容器11に積層電極体100を挿入する。そして電池容器11の内部に電解液を注入する。これにより,積層電極体100は,電解液に浸されることとなる。続いて,封口板12を電池容器11に接合する。これにより,本形態の電池セル10が組み立てられる。この後,各種の検査工程を行うとよい。以上の工程を経ることにより,本形態の電池セル10が製造される。
本形態の変形例について図10に示す。図10に示すように,正極集電板210には,凹部211が形成されている。正極集電板210における凹部211の箇所の厚みは,その他の箇所の厚みの半分程度である。すなわち,凹部211は,薄肉部である。この凹部211の幅は,狙いとする溶接幅D1と同程度である。この凹部210は,正極板Pと溶接される側の反対側に形成されている。
以上,詳細に説明したように,本実施の形態に係る電池は,正極集電板110を正極非充填部P2の先端部PXに溶接する際にトップハット型のレーザを用いて製造されたものである。負極集電板120を負極非充填部N2の先端部NXに溶接する際も同様である。そのため,溶接幅が充分な溶接を行うことができる。また,積層電極体100でセパレータ焼けがほとんど起こっていない。また,スパッタもほとんど積層電極体100に入っていない。これにより,内部短絡をほとんど生じない電池が実現されている。
第2の実施形態について説明する。本形態では,第1の実施形態と同様にトップハット型のレーザを用いる。第1の実施形態と異なる点は,レーザを走査する走査方法である。したがって,レーザの走査方法を中心に説明する。
本形態のレーザ溶接におけるレーザの走査方法について説明する。レーザの走査方法を図12に示す。図12は,図4中の矢印Cの方向から見た図である。図12に示すように,溶接を施すべき領域は,地点Yから地点Zまでの領域である。地点Y,地点Zは,屈曲部111の形成されている箇所のすぐ内側に位置している。溶接幅は0.5mmである。本形態では,図12に示すように,レーザを3回照射する。
ここで,図12の矢印Iで示す1回目の走査および矢印Kで示す3回目の走査がなかった場合について説明する。その場合,図14のようになる。正極集電板110の端部114は分厚い。つまり,熱容量が大きい。したがって,端部114の付近では,温度が上昇しにくい。端部115の付近についても同様である。したがって,端部114の周辺および端部115の周辺に余計に加熱するために,端部114から端部115までにわたってレーザが走査されることとなる。
本形態の電池の製造方法は,前述の溶接方法を用いる。溶接方法以外の電池の製造工程は,第1の実施形態で説明したとおりである。
本形態の電池の外形は,図1に示した電池セル10の部分破断斜視図で示したものと同様である。第1の実施形態と異なる点は,正極集電板110や負極集電板120に残る熱影響部である。本形態の電池セルには,図13で示すようなI次形状の熱影響部が形成されている。すなわち,積層電極体100の積層方向(図2の矢印Fの方向)に,地点Yから地点Zにわたって熱影響部が形成されている。また,積層電極体100の電極板(正極板Pおよび負極板N)の板面方向に平行に地点Yを通る熱影響部が形成されている。そして,積層電極体100の電極板の板面方向に平行に地点Zを通る熱影響部が形成されている。
5−1.レーザの走査順序
また,レーザを走査する順番を入れ替えてもよい。例えば,1回目のレーザの走査で,矢印Jの向きに地点Yから地点Zまでレーザを走査した後に,2回目のレーザの走査で,地点Y1から地点Y2まで走査し,3回目のレーザの走査で,地点Z1から地点Z2まで走査することとしてもよい。
本形態では,図12に示したように,1回目のレーザを矢印Iの向きに,2回目のレーザを矢印Jの向きに,3回目のレーザを矢印Kの向きに照射した。しかし,このレーザを照射する向きは逆向きであってもよい。また,地点Yから地点Zまでにレーザの走査を,1回目,もしくは3回目に行うこととしてもよい。ただし,最初に地点Yにレーザが走査されてから次に地点Yにレーザが走査されるまでの時間は短いほうがよい。熱効率がよいためである。地点Zについても同様である。
本形態では,1回目(図12の矢印I)のレーザと3回目のレーザ(図12の矢印K)は,電極板(正極板Pおよび負極板N)の板面方向に平行に走査することとした。しかし,必ずしも,1回目のレーザと2回目のレーザを電極板(正極板Pおよび負極板N)の板面方向に平行に走査する必要はない。例えば,図15に示すように,電極板の板面方向に平行な方向からずれた方向に走査することとしてもよい。このようにしても,地点Yおよび地点Zに熱が余計に与えられることに変わりないからである。図15の場合においても,熱影響部HAZ5は,熱影響部HAZ4,HAZ6と接触している。
本形態では,第1の実施形態と同様に,トップハット型のレーザを用いてレーザ溶接を行うこととした。しかし,トップハット型とは異なるレーザを用いた場合であっても,屈曲部111の付近で温度が上昇しにくいことに変わりない。したがって,トップハット型とは異なるレーザを用いた場合であっても,本形態のレーザの走査方法を用いることができる。また,ビーム溶接やその他の溶接であっても同様に適用できる。
第1の実施形態のところで説明したように,図10に示したように,集電板110,120に凹部が形成されているものを用いてもよい。
以上,詳細に説明したように,本実施の形態に係る電池は,正極集電板110を正極非充填部P2の先端部PXに溶接する際にトップハット型のレーザを用いて製造されたものである。負極集電板120を負極非充填部N2の先端部NXに溶接する際も同様である。そのため,積層電極体100でセパレータ焼けがほとんど起こっていない。また,スパッタもほとんど積層電極体100に入っていない。これにより,内部短絡をほとんど生じない電池が実現されている。
100…積層電極体
110,210…正極集電板
111,121…屈曲部
120…負極集電板
200…溶接体
211…凹部
P…正極板
P1…正極充填部
P2…正極非充填部
PX…先端部
N…負極板
N1…負極充填部
N2…負極非充填部
NX…先端部
S…セパレータ
D…溶接幅
D1…狙いとする溶接幅
Claims (8)
- 正極板と負極板とをセパレータを間に介在させて交互に配置した電極体を,集電体に溶接する溶接方法において,
前記正極板と前記負極板との少なくとも一方の前記集電体への溶接を,
バックグラウンドレベルより有意に大きい強度の照射領域である照射径Φが,次の関係
ΦT/Φ ≧ 0.9
ΦT : 0.9T部分強度照射径(最大強度の10%以上の強度である照射領域の径)
を満たすとともに,次の関係
4×D1 ≦ Φ ≦7×D1
D1 : 狙いとする溶接幅
を満たすレーザを用いて行うことを特徴とする溶接方法。 - 電解液中で電極反応を起こす正極板反応部と電解液中で電極反応を起こさない正極板非反応部とを備える正極板と,電解液中で電極反応を起こす負極板反応部と電解液中で電極反応を起こさない負極板非反応部とを備える負極板と,セパレータとを,前記正極板および前記負極板を交互にしつつ前記正極板および前記負極板の間に前記セパレータを挟んで配置するとともに,前記正極板非反応部の少なくとも一部と前記負極板非反応部の少なくとも一部とを互いに反対方向に突出させるように積層して積層電極体とする積層電極体作成工程と,
前記積層電極体から突出している前記正極板非反応部に正極集電板を溶接するとともに,前記積層電極体から突出している前記負極板非反応部に負極集電板を溶接して溶接体とする集電板溶接工程と,
前記溶接体を電池容器に挿入するとともに電解液を注入した後に前記電池容器を密閉する電池組立工程とを有する電池の製造方法において,
前記集電板溶接工程では,
バックグラウンドレベルより有意に大きい強度の照射領域である照射径Φが,次の関係
ΦT/Φ ≧ 0.9
ΦT : 0.9T部分強度照射径(最大強度の10%以上の強度である照射領域の径)
を満たすとともに,次の関係
4×D1 ≦ Φ ≦7×D1
D1 : 狙いとする溶接幅
を満たすレーザを用い,
そのレーザを,前記積層電極体の一方の端部における前記正極板非反応部または前記負極板非反応部の箇所から他方の端部における前記正極板非反応部または前記負極板非反応部の箇所まで,前記積層方向に走査することを特徴とする電池の製造方法。 - 請求項2に記載の電池の製造方法において,
前記正極集電板および前記負極集電板の少なくとも一方として,前記積層方向の両端部に屈曲部が形成されたものを用い,
前記集電板溶接工程では,
前記積層方向へのレーザを前記屈曲部の内側に照射し,そのレーザの照射領域の両端部の前記積層方向の内側1mm以内もしくは前記両端部の前記積層方向の外側1mm以内に,レーザを走査することを特徴とする電池の製造方法。 - 請求項2または請求項3に記載の電池の製造方法において,
前記正極集電板および前記負極集電板の少なくとも一方として,前記集電板溶接工程で溶接される領域の厚みがその他の領域の厚みより薄い薄肉部を有するものを用い,
前記集電板溶接工程では,
前記薄肉部に,前記正極板非反応部もしくは前記負極板非反応部を溶接することを特徴とする電池の製造方法。 - 電解液中で電極反応を起こす正極板反応部と電解液中で電極反応を起こさない正極板非反応部とを備える正極板と,電解液中で電極反応を起こす負極板反応部と電解液中で電極反応を起こさない負極板非反応部とを備える負極板と,セパレータとが,前記正極板および前記負極板を交互にしつつ前記正極板および前記負極板の間に前記セパレータを挟んで配置するとともに,前記正極板非反応部の少なくとも一部と前記負極板非反応部の少なくとも一部とを互いに反対方向に突出させた状態で積層された積層電極体と,
前記積層電極体から突出している前記正極板非反応部と溶接された正極集電板と,
前記積層電極体から突出している前記負極板非反応部と溶接された負極集電板とを有する電池において,
前記正極集電板および前記負極集電板の少なくとも一方における表側の熱影響部の幅が,
その集電板における裏側の溶接幅の4〜7倍であることを特徴とする電池。 - 電解液中で電極反応を起こす正極板反応部と電解液中で電極反応を起こさない正極板非反応部とを備える正極板と,電解液中で電極反応を起こす負極板反応部と電解液中で電極反応を起こさない負極板非反応部とを備える負極板と,セパレータとが,前記正極板および前記負極板を交互にしつつ前記正極板および前記負極板の間に前記セパレータを挟んで配置するとともに,前記正極板非反応部の少なくとも一部と前記負極板非反応部の少なくとも一部とを互いに反対方向に突出させた状態で積層された積層電極体と,
前記積層電極体から突出している前記正極板非反応部と溶接された正極集電板と,
前記積層電極体から突出している前記負極板非反応部と溶接された負極集電板とを有する電池において,
前記正極集電板と前記正極板非反応部との溶接部および前記負極集電板と前記負極板非反応部との溶接部の少なくとも一方では,
前記積層電極体の積層方向における一方の端部から他方の端部にわたる積層方向熱影響部と,
前記一方の端部の側で前記積層方向熱影響部と少なくとも接触している第1の接触熱影響部と,
前記他方の端部の側で前記積層方向熱影響部と少なくとも接触している第2の接触熱影響部とが形成されているものであることを特徴とする電池。 - 請求項6に記載の電池において,
前記正極集電板および前記負極集電板の少なくとも一方における表側の熱影響部の幅が,
その集電板における裏側の溶接幅の4〜7倍であることを特徴とする電池。 - 請求項5から請求項7までのいずれかに記載の電池において,
前記正極集電板および前記負極集電板の少なくとも一方に,
前記熱影響部の少なくとも一部に薄肉部が形成されているものであることを特徴とする電池。
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