JP2012042546A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】加圧部材側に設けたクリーニング機構部においてウェブシートのシワの発生を抑制する定着装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】定着部材と、該定着部材に当接しニップ部を形成する加圧ローラ13と、加圧ローラ13の前記定着部材に対する加圧・脱圧状態の切替が可能な加圧脱圧手段と、加圧ローラ13を清掃するためのウェブシート101の送り出しローラ103、加圧ローラ13の加圧・脱圧状態に対応して、加圧ローラ13に送り出しローラ103から供給されるウェブシート101を押し付ける押圧ローラ102、ウェブシート101の巻き取りローラ104、長手方向がウェブシート101の幅よりも長いウェブ波打ち防止部材106を送り出しローラ103と押圧部材102の間に架け渡されたウェブシート101の全幅に一定の圧力で当接させるウェブ波打ち防止機構110からなるクリーニング機構部100と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、定着装置及び該定着装置を備える画像形成装置に関し、詳しくは搬送するシート上のトナーを加熱して定着する定着装置及び電子写真方式を用いて形成するトナー画像をシート上に転写した後に定着して画像を形成する複写機、プリンタ、ファクシミリ装置あるいはこれらの複合機等の前記定着装置を備える画像形成装置に関するものである。
コピー、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置には、搬送用紙上の未定着トナーを溶融・固着する定着装置が備わり、未定着トナーを溶融・固着する部位は、定着部材(例えば定着ベルト)と加圧部材(例えば加圧ローラ)の圧接領域(定着ニップ部)で搬送用紙上のトナーに熱を与えて未定着トナーを定着させる定着ベルト方式が多く採用されている。
他方、定着ニップ部で溶融されるトナーは、定着ニップ部を通過した後に、全てが用紙上に固着するのではなく、その一部が定着ベルトに付着した状態で回転する定着ベルトを介して定着ベルトと接触する搬送用紙分離爪、定着ベルト表面温度検出センサ、および加圧ローラの表面を汚すこととなる。
このような汚れを事前に防ぐために、加圧ローラの外周部における定着ニップ部の下流には、搬送用紙分離爪の下流側に加圧ローラ表面の付着トナーを清掃する定着クリーニング部材となるクリーニング機構部が設けられている。
従来、定着装置のクリーニング機構部は、定着ベルト、もしくは加熱ローラに所定圧力で押圧される清掃部材として、シート状若しくはローラ状のフェルト、または弾性ゴム部材を用いて加圧ローラに付着した汚れトナーを清掃する手法が採用されていた。しかし、近年の画像形成装置の高速化、多機能化(カラー印字)によって、加圧ローラの汚れも増大し、上記のフェルト、弾性部材での清掃では、清掃部材のライフ特性に問題が発生すると共に、クリーニング性能においても問題が発生していた。このため、近年は、ウェブクリーニング方式と呼ばれる加熱ローラ上の汚れトナーの清掃方式が開発されることとなっている。
ウェブクリーニング方式は、通常のシート厚みが30〜100μm位のウェブクリーニングシートをウェブシート送出し用ローラとウェブシート巻取り用ローラで架け渡し、その架橋範囲においてウェブシート押圧部材を用いて加圧ローラに押圧させ、圧接領域となるウェブニップ部で加圧ローラの外周面上の汚れトナーを清掃する手法である。ウェブクリーニング方式には、複数のギヤ列により、ウェブニップ部でのウェブシートの弛み現象が発生しない対応が施されている。ウェブニップ部でウェブシートの弛みが発生すると、回転する加圧ローラの回転力によって、ウェブシートがウェブニップ部に巻込まれて、加圧力の変化が生じてしまい、クリーニング不良やウェブシートの破損等の不具合が発生する虞があった。
ところで、画像形成装置で用紙搬送中に用紙搬送ジャムが発生した際に、定着ローラに挟持された用紙を取り除く時に、加圧ローラは、通常の印字処理工程時の回転方向に回転する場合と、逆方向に回転する場合がある。このように、加圧ローラが回転すると、該加圧ローラに圧接するウェブシートは、加圧ローラの回転に応じて、回転にウェブニップ部にウェブシートの弛みが発生し、上述した不具合が発生する。このような問題を解決するために、ウェブシート送出し用ローラとウェブシート巻取り用ローラを別駆動とし、各々の駆動連結ギヤにワンウェイクラッチを配置して、ウェブシートの不用意な回転を防止することにより、所望の方向への回転のみが可能な手法が開示されている。
また、特許文献1では、ウェブクリーニング部の押圧部材が定着ローラから離間した際に生ずるウェブの弛みを吸収するウェブ弛み吸収部材を設けた定着装置が開示されている。
また、特許文献2では、送出し用ローラの回転動作を規制する送出し用ギヤには、送出し用ローラの回転軸に一定方向にのみ駆動源からの動力を伝達する回転方向規制部材が設けられることを特徴とするクリーニング機構部が開示されている。
しかしながら、従来技術のウェブシート送出し用ローラとウェブシート巻取り用ローラを別駆動とし、各々の駆動連結ギヤにワンウェイクラッチを配置する手法では、駆動源が少なくとも2つ必要であると共に、各々のローラを駆動する時のタイミング調整、並びにウェブシートが未使用状態の新品の時と所定量使用した後の各々のローラの駆動制御時間の調整が煩雑であり、装置の大型化、並びに制御の煩雑性が解消されていなかった。
また、特許文献1で開示されている定着装置は、ウェブシートの弛みを吸収可能とするが、装置の大型化や制御の煩雑性を解消するには、至っていなかった。
また、定着装置では、必要に応じて、加圧ローラが定着ニップ部を形成するために定着部材側に押圧される加圧状態と、定着部材から離間する脱圧状態との間で切り替えが行われることがあり、クリーニング機構部ではこれに対応してウェブシートの加圧ローラへの押圧状態を維持しているが、特許文献1,2記載の定着装置ではウェブシートにシワが発生する不具合が起こった。すなわち、加圧ローラが定着部材から離間される脱圧状態とされる場合にも、ウェブシートを加圧ローラから離間しないようにウェブシート押圧部材で押えるようにするが、このとき、ウェブシート送出し用ローラと押圧部材との間に架け渡されたウェブシートは張力が若干ゆるんで波打つような状態となった。このウェブシートの波打ちは、前記脱圧状態となるときにウェブシートを過度に加圧ローラへ押圧しないように、加圧ローラが定着ニップ部を形成するために定着部材側に押圧される加圧状態の場合よりも小さくなるように押圧力を調整した場合に顕著であった。そして、ウェブシートに波打ち状態が発生すると、つぎに加圧ローラが定着ニップ部を形成するために定着部材側に押圧される加圧状態となるのに対応してウェブシートの加圧ローラへの押圧力を増大させた場合には波打った状態のウェブシートが加圧ローラに押し当てられ該ウェブシートにシワが発生し、ウェブシートが加圧ローラに均一に押圧されない状態となってしまうことがあった。なお、特許文献1記載の定着装置では、ウェブ弛み吸収部材を有しているが、該ウェブ弛み吸収部材はウェブの幅方向の一部(端部)を押えているだけであるため、ウェブの弛みを抑えることはできても、ウェブの幅全体に発生する波打ちを抑制することは困難であった。
本発明は、以上の従来技術における課題に鑑みてなされたものであり、加圧部材側に設けたクリーニング機構部においてウェブシートのシワの発生を抑制する定着装置、及び該定着装置を備える画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために提供する本発明は、以下の通りである。なお、カッコ内に本発明を実施するための形態において対応する部位及び符号等を示す。
〔1〕 回動可能に設けられる定着部材(定着ベルト12)と、前記定着部材に当接しニップ部(定着ニップ部N1)を形成する加圧部材(加圧ローラ13)と、前記加圧部材を前記定着部材に押圧させてニップ部を形成する加圧状態と前記加圧部材を前記定着部材から離間させる脱圧状態の切替が可能な加圧脱圧手段(加圧脱圧手段30)と、前記加圧部材を清掃するためのウェブシート(ウェブシート101)の供給手段(送り出しローラ103)、前記加圧部材の加圧、脱圧状態に対応して、前記加圧部材に前記供給手段から供給されるウェブシートを押し付ける押圧部材(押圧ローラ102)、前記ウェブシートの巻き取り手段(巻き取りローラ104)、長手方向がウェブシートの幅よりも長いウェブ波打ち防止部材(ウェブ波打ち防止部材106)を前記供給手段と前記押圧部材の間に架け渡されたウェブシートの全幅に一定の圧力で当接させるウェブ波打ち防止機構(ウェブ波打ち防止機構110)、からなるクリーニング機構部(ウェブクリーニングユニット100)と、を備えることを特徴とする定着装置(定着装置10、図1〜図4)。
〔2〕 前記ウェブ波打ち防止部材は、前記ウェブシートとの当接部分が該ウェブシートの移動に対して回転可能な部材であることを特徴とする前記〔1〕に記載の定着装置。
〔3〕 前記ウェブ波打ち防止機構は、回転軸(回転軸105a)で支持され前記ウェブ波打ち防止部材の長手方向の少なくとも一方の端部を保持するアーム部材(アーム部材105)を有し、前記アーム部材を回転軸を中心として旋回させて前記ウェブ波打ち防止部材を前記ウェブシートに当接させることを特徴とする前記〔1〕または〔2〕に記載の定着装置(図3)。
〔4〕 前記ウェブ波打ち部材の長手方向両端部が前記アーム部材に保持されていることを特徴とする前記〔3〕に記載の定着装置(図4)。
〔5〕 前記アーム部材は弾性部材(弾性部材107)の弾性力により前記回転軸を中心として旋回するものであることを特徴とする前記〔3〕または〔4〕に記載の定着装置(図3)。
〔6〕 前記ウェブ波打ち防止機構は、前記アーム部材が前記回転軸を中心として所定角度旋回すると、該アーム部材の前記ウェブ波打ち部材を保持する部分とは前記回転軸を挟んで反対側の端部(端部105c)と接触して前記ウェブシートがなくなったことを検知するエンドセンサ(エンドセンサ108)を有することを特徴とする前記〔3〕〜〔5〕のいずれかに記載の定着装置(図3)。
〔7〕 前記ウェブ波打ち部材の前記ウェブシートへの接触圧力は、前記供給手段と前記押圧部材の間のウェブシートの張力よりも弱いことを特徴とする前記〔1〕〜〔6〕のいずれかに記載の定着装置。
〔8〕 前記〔1〕〜〔7〕のいずれかに記載の定着装置(定着装置10)を備えることを特徴とする画像形成装置(画像形成装置200)。
本発明の定着装置によれば、クリーニング機構部に供給手段と前記押圧部材の間に架け渡されたウェブシートの全幅に一定の圧力で当接するウェブ波打ち防止部材を設けたので、加圧部材の加圧、脱圧状態に対応して、加圧部材に供給手段から供給されるウェブシートを押し付けても該ウェブシートにおけるシワの発生を抑制し、ウェブシートを加圧部材に均一に接触させることができる。
また本発明の画像形成装置によれば、本発明の定着装置を備えるので、形成される画像の品質向上および安定化を実現できる。
本発明に係る定着装置の構成を示す断面図である。 本発明に係る定着装置における加圧脱圧手段の構成を示す概略図である。 加圧ローラ側のウェブクリーニングユニットの構成を示す断面図である。 ウェブ波打ち防止機構を上から見た図である。 本発明に係る画像形成装置の構成を示す断面図である。
以下に、本発明に係る定着装置の構成について説明する。
まず、本発明に係る定着装置の基本構成について説明する。
図1に示すように、本発明に用いる定着装置10は、定着カバー10cの内部に、定着ローラ11及び加熱ローラ14に一定のテンションで架け渡された第1ニップ形成部材である定着部材(定着ベルト12)と、該定着部材(定着ベルト12)に対して下側で回転自在に圧接し定着ニップ部N1を形成する第2ニップ形成部材である加圧部材(加圧ローラ13)と、前記定着ニップ部N1の記録媒体排出側であって先端が定着部材(定着ベルト12)に近接して配置され該定着部材(定着ベルト12)への記録媒体Pの巻き付きを防止する表面にフッ素コーティングが施された分離爪16aと、前記定着ニップ部N1の記録媒体排出側であって先端が加圧部材(加圧ローラ13)に当接して配置され該加圧部材(加圧ローラ13)への記録媒体Pの巻き付きを防止する表面にフッ素コーティングが施された分離爪16bと、クリーニング用のウェブシートを押し付けて定着ベルト12のクリーニングを行うクリーニング機構部(ウェブクリーニングユニット)17と、同様にウェブシートを押し付けて加圧ローラ13のクリーニングを行うクリーニング機構部(ウェブクリーニングユニット)100と、を備える。
ここで、定着ベルト12は、無端ベルトであり、断面構造としては、例えばニッケル、ステンレス、ポリイミドなどの基材にシリコーンゴム層などの弾性層を形成した2層構造となっている。また、定着ローラ11は、金属の芯金にシリコーンゴムを有したものである。ウォームアップ時間短縮のため、定着ベルト12の熱を吸収しにくいように、発泡のシリコーンゴムを用いることもある。また、加熱ローラ14は、アルミ又は鉄の中空ローラで内部にハロゲンヒータなどのヒータ14hからなる加熱手段(熱源)を有している。熱源は誘導加熱機構(IH)でもよい。また、加熱ローラ14の中空ローラの肉厚部分には複数の中空のパイプがその長手方向が加熱ローラ14の幅方向とされ、加熱ローラ14の円周方向に均等に埋め込まれたヒートパイプ14aを有する。ヒートパイプ14aにより、ヒータ14hからローラ表面への熱伝達が改善され、定着ベルト12が速く均一に加熱されるようになる。
定着装置10の駆動の際には、例えば加圧ローラ13が記録媒体Pを排出する方向(図1では反時計回り方向)に回動し、定着ベルト12がつれ回りする。あるいは、定着ローラ11の図中時計回り方向の回転駆動により定着ベルト12がテンションローラ15の押圧により適切なテンションが付与された状態で記録媒体Pを排出する方向(図1では時計回り方向)に回動するようにしてもよい。また、定着の際には、定着ベルト12は、加熱ローラ14内部に配置されたヒータ14hの発熱によりサーミスタ(不図示)で検出される温度が所定の温度(例えばトナー定着に適する温度)まで加熱される。なお、本発明では、定着部材として、図1に示す定着ベルト12(無端ベルト)の形態を示したが、これに限定されるものではなく、中空円筒形状のローラ(定着ローラ)としてもよい。
加圧ローラ13は、通常はアルミ又は鉄等の芯金の上にシリコーンゴム等の弾性層が設けられた円筒形状のローラである。定着の際など必要なときに、加圧ローラ13は、内部に配置されたヒータ13hの発熱により所定の温度まで加熱される。
また、加圧ローラ13は、加圧脱圧手段30により、定着ベルト12に当接しての加圧状態及び離間しての脱圧状態の切替が可能となっている。
図2に、加圧ローラ13の加圧脱圧手段の構成を示す。
加圧脱圧手段30は、外部から入力される駆動力により回転する加圧カム31、第1加圧アーム32、第2加圧アーム33(図中斜線部分)、第1加圧アーム32及び第2加圧アーム33のそれぞれの端部に固定された弾性部材34、定着装置10のフレームに固定された第1加圧アーム32及び第2加圧アーム33の共通の支持軸35を有する。
ここで、加圧脱圧手段30により、加圧ローラ13を定着ベルト12側へ移動させて加圧すること、及び定着ベルト12から引き離す方向に移動させて脱圧することは、以下のようにして行われる。
(加圧動作)
まず、外部からの駆動力により加圧カム31が図中矢印方向に一定の回転角だけ回転されると、該加圧カム31が第1加圧アーム32のコマ部分を押し上げる(図2の(1)部分の矢印方向)。
第1加圧アーム32のコマ部分が押されると、第1加圧アーム32は支持軸35を中心軸として回転する(図2では反時計回り方向)。すると、第1加圧アーム32の支持軸35とは反対側の端部に固定されている弾性部材34もともに回転し、該弾性部材34が一定の圧力で第2加圧アーム33の端部を押し上げる(図2の(2)部分の矢印方向)。
つぎに、第2加圧アーム33の弾性部材34側の端部が押し上げられると、該第2加圧アーム33は支持軸35を中心軸として回転する(図2では反時計回り方向)。
ついで、第2加圧アームの弾性部材34側の端部と支持軸35の中間にある加圧部33aが加圧ローラ13の軸端部13jに当接し、定着ローラ11方向に押すように作用する(図2の(3)部分の矢印方向)。
最後に、加圧ローラ13が定着ベルト12を介して定着ローラ11に当接し、弾性部材34の弾性力に基づいた一定の圧力で加圧する状態となり定着ニップ部N1を形成する(図2の(4)部分の矢印方向)。
このように、定着装置10が駆動するときには加圧脱圧手段30により加圧ローラ13の定着ベルト12への押し当てが一定の圧力で定着ベルト12の方向へ押されることにより行われる。
(脱圧動作)
まず、外部からの駆動力により加圧カム31が前記加圧状態のときの角度位置からさらに一定の回転角だけ回転されると、該加圧カム31が第1加圧アーム32のコマ部分を押し上げることが解除される(図2の(1)部分の矢印とは反対方向)。
第1加圧アーム32の押し上げが解除されると、定着ニップ部N1−加圧部33a−弾性部材34を経由した反発力を伴って第1加圧アーム32は支持軸35を中心軸として加圧の場合とは反対方向に回転する(図2では時計回り方向)。ついで、第1加圧アーム32の支持軸35とは反対側の端部に固定されている弾性部材34とともに第2加圧アーム33の端部も加圧の場合とは反対方向に引張られる(図2の(2)部分の矢印とは反対方向)。
つぎに、第2加圧アーム33の弾性部材34側の端部が引き下げられる方向に引張られると、該第2加圧アーム33は支持軸35を中心軸として加圧の場合とは反対方向に回転する(図2では時計回り方向)。
ついで、第2加圧アームの弾性部材34側の端部と支持軸35の中間にある加圧部33aが加圧の場合とは反対方向に回転するので加圧ローラ13の軸端部13jから離れる方向に移動する(図2の(3)部分の矢印とは反対方向)。
これにより、加圧ローラ13が押圧されることが解除されるので、加圧ローラ13は自重により定着ローラ11から離間する方向に移動し、定着ニップ部N1の形成は解消されて脱圧状態となる(図2の(4)部分の矢印とは逆方向)。
このように、定着装置10の駆動が停止するときなどには加圧脱圧手段30により加圧ローラ13の定着ベルト12への押し当てが解除されて、定着ベルト12から離間する(脱圧状態)。
なお、分離爪16bは、加圧ローラ13が定着ベルト12に当接して加圧状態となるときには、加圧ローラ13に当接し、加圧ローラ13が定着ベルト12から離間して脱圧状態となるときには、加圧ローラ13から離間するようになっている。
また、本発明では、加圧部材として、図1に示す加圧ローラ13(ローラタイプ)の形態を示したが、これに限定されるものではなく、2つのローラに架け渡された無端ベルト状の加圧部材(ベルトタイプ)としてもよい。
定着装置10の定着処理に際しては、定着ベルト12、加圧ローラ13が回転駆動された状態で、定着ベルト12の表面は所定の温度まで加熱されており、定着ニップ部N1に未定着トナーTが形成された記録媒体Pが通され(図1中、右側から左側方向への通紙)、定着ニップ部N1における加圧及び加熱により未定着トナーを記録媒体P上に熱融着させて定着を行う。すなわち、定着ベルト12の熱でトナーTを溶融させるとともに、加圧ローラ13の加圧力で記録媒体P上の溶融トナーを該記録媒体Pの構成成分となるセルロース等の繊維分に浸透させ、当該溶融トナーが固化した時に記録媒体Pに対して投鋲作用を発揮させて定着させる。
ついで、トナー定着された記録媒体Pは定着ニップ部N1から排出されるが、このとき記録媒体Pが定着ベルト12あるいは加圧ローラ13に巻き付いたまま出てくることがある。その対策として、分離爪16a,16bの先端が記録媒体Pの先頭端部に当接することにより、該記録媒体Pを定着ベルト12あるいは加圧ローラ13から分離させるようになっている。定着ニップ部N1から排出された記録媒体Pは、所定の排出経路を通過して定着装置10から送り出される。
つぎに、本発明の根幹を成すウェブクリーニングユニット100の構成について説明する。
図3は、加圧ローラ側のウェブクリーニングユニットの構成を示す断面図である。
ウェブクリーニングユニット100は、図3に示すように、加圧ローラ13を清掃するためのウェブシート101の供給手段である送り出しローラ103と、加圧ローラ13に送り出しローラ103から供給されるウェブシート101を押し当てる押圧部材である押圧ローラ102と、ウェブシート101の巻き取り手段である巻取りローラ104と、長手方向がウェブシート101の幅よりも長いウェブ波打ち防止部材106を送り出しローラ103と押圧ローラ102の間に架け渡されたウェブシート101の全幅に一定の圧力で当接させるウェブ波打ち防止機構110と、を有する。
ここで、ウェブシート101は、シリコンオイル等の離型剤を含浸させた不識布、紙、または布等を材料として構成された薄いウェブ状のシートである。ウェブシート101が押圧ローラ102を介して加圧ローラ13の表面に当接することによって、加圧ローラ13の外周面のクリーニング機構として機能して、残留トナーを清掃する。
また、送り出しローラ103は、従動回転可能なローラであり、ウェブシート101の一方の端部が接続された状態でロール状のウェブシート101を坦持している。
一方、巻き取りローラ104は、ウェブシート101の他方の端部が接続され、モータの駆動源による回転により一定量のウェブシート101の巻き取りを行うと同時に、送り出しローラ103を従動回転させてウェブシート101を巻き出させることを行う。
押圧ローラ102は、加圧ローラ13との間にウェブシート101を挟みこむようにして所定の加圧力を加圧ローラ13に対して加えてウェブニップ部N2を形成するものである。この加圧力を付与する機構(加圧力付与機構と称する)としては、例えば押圧ローラ102の支持軸両端にバネなどの弾性部材の弾性力を加圧ローラ13側に向くように作用させる機構が好ましい。この押圧ローラ102の加圧作用によって、加圧ローラ13がウェブシート101と触れる部分であるウェブニップ部N2では押圧ローラ102から加圧ローラ13から受ける加圧力、及び加圧ローラ13の回転により、該加圧ローラ13の表面とウェブシート101との間に摩擦力が生じ、この摩擦力により加圧ローラ13上の残留トナーは、加圧ローラ13からウェブシート101に転移し、加圧ローラ13の清掃が実現される。
また、押圧ローラ102は、加圧ローラ13の加圧状態と脱圧状態の切替えに対応して、ウェブシート101を加圧ローラ13から離間しないように押えるようになっている。この場合、押圧ローラ102は、加圧ローラ13の加圧状態と脱圧状態の切替えに対応させて、その押圧状態が変更可能とするとよい。
すなわち、加圧脱圧手段30により加圧ローラ13が定着ベルト12を加圧する加圧状態にあるときには、加圧ローラ13は所定の位置に固定された状態で定着処理が行われる状態にある。そこで、加圧力付与機構は、前述のように加圧ローラ13の清掃可能となるように、押圧ローラ102がウェブシート101を加圧ローラ13に所定の加圧力(加圧力A)で押し付けるように機能する。
一方、加圧脱圧手段30により加圧ローラ13が定着ベルト12から離間する脱圧状態となるときには、加圧ローラ13は前記加圧状態の位置から定着ベルト12から離間する方向に移動する。そこで、加圧力付与機構は、押圧ローラ102が加圧ローラ13から離間しない程度に(ウェブシート101が押圧ローラ102と加圧ローラ13の間に挟まれた状態のまま)、押圧ローラ102がウェブシート101を加圧ローラ13に押し付ける加圧力を前記加圧力Aよりも小さくするように調整を行う。これは弾性部材により押圧ローラ102に作用させる弾性力を弱めるような調整でよい。
このように、加圧ローラ13が定着ベルト12から離間する脱圧状態となるのに伴って、押圧ローラ102がウェブシート101を加圧ローラ13から離間しないように押えるようにすると、脱圧動作によって移動する加圧ローラ13にウェブシート101を幅方向に均等に押えることは困難であることから、送り出しローラ103と押圧ローラ102との間に架け渡されたウェブシート101はそのままでは張力が若干ゆるんで波打つような状態となってしまう。このウェブシート101の波打ちは、押圧ローラ102がウェブシート101を加圧ローラ13に押し付ける加圧力を弱める場合にとくに顕著である。
ウェブシート101がこのような波打った状態となると、ついで加圧ローラ13が定着ニップ部N1を形成するために定着ベルト12側に押圧される加圧状態となるのに対応してウェブシート101の加圧ローラ13への押圧力を増大させた場合には波打った状態のウェブシート101が加圧ローラ13に押し当てられることになり、該ウェブシート101にシワが発生し、ウェブシート101が加圧ローラ13に均一に接触しない不具合が発生してしまう。
本発明では、この問題を解決するために、ウェブクリーニングユニット100にウェブ波打ち防止機構110を設けている。
ウェブ波打ち防止機構110は、回転軸105aで支持されウェブ波打ち防止部材106の長手方向の少なくとも一方の端部を保持するアーム部材105を有し、アーム部材105を回転軸105aを中心として旋回させてウェブ波打ち防止部材106をウェブシート101に当接させるものである。
また、アーム部材105に一端を固定し、他端をウェブクリーニングユニット100のフレームに固定したバネなどの弾性部材107が配置されており、アーム部材105には弾性部材107の弾性力に応じた所定の応力が作用するようになっている。したがって、アーム部材105は弾性部材107の弾性力により回転軸105aを中心として旋回するようになっており、これによりウェブ波打ち部材106をウェブシート101に一定の圧力で接触させることが可能である。なお、ウェブ波打ち部材106のウェブシート101への接触圧力は、送り出しローラ103と押圧ローラ102の間のウェブシート101の張力よりも弱いことが好ましい。
図4に、ウェブ波打ち防止機構110を上から見た図を示す。
図4に示すように、送り出しローラ103と押圧ローラ102の間に架け渡されたウェブシート101の全幅に、長手方向がウェブシート101の幅よりも長いウェブ波打ち防止部材106が当接している。このとき、前述した弾性部材107の弾性力の作用により、ウェブ波打ち防止部材106は、ウェブシート101の全幅において一定の圧力で当接している。
これにより、前述のように、加圧ローラ13が定着ベルト12から離間する脱圧状態となるのに伴って、押圧ローラ102がウェブシート101を加圧ローラ13に押し付ける加圧力を弱めても、ウェブ波打ち防止部材106が送り出しローラ103と押圧ローラ102との間に架け渡されたウェブシート101の全幅において一定の圧力で押えているので、ウェブシート101に波打ちが発生することを防止でき、再度ウェブシート101の加圧ローラ13への押圧力を増大させてもシワが発生することもなくなる。したがって、加圧ローラ13のクリーニングを適切に行うことができ、良好な定着処理が可能となる。
なお、ウェブ波打ち防止部材106は、ウェブシート101との当接部分が該ウェブシート101の移動に対して回転可能な部材、例えば従動ローラであることが好ましい。これにより、ウェブ波打ち防止部材106とウェブシート101との摺動性が高まり、ウェブシート101のシワ発生をより効果的に防止することができる。
また、ウェブ波打ち防止部材106はウェブシート101の全幅において均等な圧力分布で当接することが好ましく、そのためにウェブ波打ち防止部材106の長手方向は直線状のローラであってもよいし、ウェブシート101の厚み方向に湾曲したバナナ形状やタイコ形状のローラであってもよい。
また、ウェブ波打ち部材106をウェブシート101の全幅に均等に当接させるために、ウェブ波打ち部材106の長手方向両端部がアーム部材105に保持されていることが好適である。
また、ウェブ波打ち防止機構110は、アーム部材105が回転軸105aを中心として所定角度旋回すると、該アーム部材105のウェブ波打ち部材106を保持する部分とは回転軸105aを挟んで反対側の端部105cと接触してウェブシート101がなくなったことを検知するエンドセンサ108を有することが好ましい。
これにより、押圧ローラ102と送り出しローラ103の間にウェブシート101が所定の張力をもって存在する場合には、ウェブ波打ち防止部材106は該ウェブシート101に当接しアーム部材105は所定角度まで旋回することがないことから、端部105cはエンドセンサ108に接触することはなく、ウェブクリーニングユニット100が正常に機能していることを確認することができる。
一方、ウェブシート101を使用して使い切るとウェブシート101の送り出しローラ103側の接続が切れ、押圧ローラ102と送り出しローラ103の間で所定の張力が維持されなくなると(あるいはウェブシート101がなくなると)、ウェブ波打ち防止部材106は該ウェブシート101に支持されなくなりアーム部材105は図中A方向(反時計回り方向)に所定角度まで旋回することから、端部105cがエンドセンサ108に接触する。これにより、エンドセンサ108の出力信号が変化することになり、ウェブシート101が無くなったことを検知できる。これに伴い、強制的に一定時間、巻き取りローラ104を回転させてウェブシート101を巻き取るようにするとよい。
これにより、ウェブ波打ち防止機構110はウェブシート101の波打ち防止機能とともに、ウェブシート101のエンド検知機能を兼用することが可能となる。
次に、本発明に係る画像形成装置の構成について説明する。
次に、本発明に係る画像形成装置について説明する。
図5に、本発明に係る画像形成装置であるタンデム型のカラー複写機の構成を示す。
本発明の画像形成装置であるカラー複写機200は、装置本体中央部に位置する画像形成部200Aと、該画像形成部200Aの下方に位置する給紙部200Bと、画像形成部200Aの上方に位置する図示しない画像読取部を有する高速機であり、画像形成部200Aに本発明の定着装置10を組み込んでいる。
画像形成部200Aには、水平方向に延びる転写面を有する転写ベルト210が配置されており、該転写ベルト210の上面には、色分解色と補色関係にある色の画像を形成するための構成が設けられている。すなわち、補色関係にある色のトナー(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)による像を担持可能な像担持体としての感光体205Y、205M、205C、205Kが転写ベルト210の転写面に沿って並置されている。
各感光体205Y、205M、205C、205Kはそれぞれ同じ方向(反時計回り方向)に回転可能なドラムで構成されており、その周りには、回転過程において画像形成処理を実行する光書き込み装置201、帯電装置202Y,202M,202C,202K、現像装置203Y,203M,203C,203K、1次転写装置204Y,204M,204C,204K及びクリーニング装置が配置されている。また、各現像装置203Y,203M,203C,203Kには、それぞれのカラートナーが収容されている。
転写ベルト210は、駆動ローラと従動ローラに掛け回されて感光体205Y、205M、205C、205Kとの対峙位置において同方向に移動可能な構成を有している。また、従動ローラの1つであるローラ211に対向する位置に転写ローラ212が設けられている。また、転写ローラ212から定着装置10までの記録媒体Pの搬送経路は横パスとなっており、搬送手段213が設けられている。
給紙部200Bは、記録媒体としての記録媒体Pを積載収容する給紙トレイ220と、該給紙トレイ220内の記録媒体Pを最上のものから順に1枚ずつ分離して、転写ローラ212の位置まで搬送する搬送機構を有している。
本発明の画像形成装置200における画像形成に当たっては、感光体205Yの表面が帯電装置202Yにより一様に帯電され、画像読取部からの画像情報に基づいて感光体205Y上に静電潜像が形成される。該静電潜像はイエローのトナーを収容した現像装置203Yによりトナー像として可視像化され、該トナー像は所定のバイアスが印加される1次転写装置204Yにより転写ベルト210上に1次転写される。他の感光体205M、205C、205Kでもトナーの色が異なるだけで同様の画像形成がなされ、それぞれの色のトナー像が転写ベルト210上に静電気力で順に転写されて重ね合わせられる。
つぎに、感光体205Y、205M、205C、205Kから転写ベルト210上に1次転写されたトナー像Tは、ローラ211、転写ローラ212により搬送されてきた記録媒体Pに転写される。トナー像Tが転写された記録媒体Pは、さらに定着装置10まで搬送され、定着ベルト12と加圧ローラ13との定着ニップ部N1にて定着が行なわれる。定着ニップ部N1の出側に配置された分離爪16a,16bが機能することから、記録媒体Pは定着ベルト12,加圧ローラ13に巻き付くことなく定着ニップ部N1の出側に排出される。
ついで、定着ニップ部N1から排出された記録媒体Pは排出経路に沿ってスタッカ215へ送り出される。
以上のように、本発明では定着装置10を有する画像形成装置により、良好な定着処理を安定して行えるので、形成される画像の品質向上および安定化を実現できる。
なお、これまで本発明を図面に示した実施形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
10 定着装置
10c 定着カバー
11 定着ローラ
12 定着ベルト
13 加圧ローラ
13h,14h ヒータ
13j 加圧ローラ軸端部
14 加熱ローラ
14a ヒートパイプ
15 テンションローラ
16a,16b 分離爪
17,100 ウェブクリーニングユニット(クリーニング機構部)
30 加圧脱圧手段
31 加圧カム
32 第1加圧アーム
33 第2加圧アーム
33a 加圧部
34 弾性部材
35 支持軸
101 ウェブシート
102 押圧ローラ
103 送り出しローラ
104 巻き取りローラ
105 アーム部材
105a 回転軸
105c 端部
106 ウェブ波打ち防止部材
107 弾性部材
108 エンドセンサ
110 ウェブ波打ち防止機構
200 画像形成装置(カラー複写機)
200A 画像形成部
200B 給紙部
201 光書込み装置
202Y,202C,202M,202K 帯電装置
203Y,203M,203C,203K 現像装置
204Y,204M,204C,204K 1次転写装置
205Y,205C,205M,205K 感光体
210 転写ベルト
211 従動ローラ
212 転写ローラ
213 搬送手段
215 スタッカ
220 給紙トレイ
N1 定着ニップ部
N2 ウェブニップ部
P 記録媒体
T トナー
特開2001−083830号公報 特開2008−203534号公報

Claims (8)

  1. 回動可能に設けられる定着部材と、
    前記定着部材に当接しニップ部を形成する加圧部材と、
    前記加圧部材を前記定着部材に押圧させてニップ部を形成する加圧状態と前記加圧部材を前記定着部材から離間させる脱圧状態の切替が可能な加圧脱圧手段と、
    前記加圧部材を清掃するためのウェブシートの供給手段、前記加圧部材の加圧、脱圧状態に対応して、前記加圧部材に前記供給手段から供給されるウェブシートを押し付ける押圧部材、前記ウェブシートの巻き取り手段、長手方向がウェブシートの幅よりも長いウェブ波打ち防止部材を前記供給手段と前記押圧部材の間に架け渡されたウェブシートの全幅に一定の圧力で当接させるウェブ波打ち防止機構、からなるクリーニング機構部と、を備えることを特徴とする定着装置。
  2. 前記ウェブ波打ち防止部材は、前記ウェブシートとの当接部分が該ウェブシートの移動に対して回転可能な部材であることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記ウェブ波打ち防止機構は、回転軸で支持され前記ウェブ波打ち防止部材の長手方向の少なくとも一方の端部を保持するアーム部材を有し、前記アーム部材を回転軸を中心として旋回させて前記ウェブ波打ち防止部材を前記ウェブシートに当接させることを特徴とする請求項1または2に記載の定着装置。
  4. 前記ウェブ波打ち部材の長手方向両端部が前記アーム部材に保持されていることを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
  5. 前記アーム部材は弾性部材の弾性力により前記回転軸を中心として旋回するものであることを特徴とする請求項3または4に記載の定着装置。
  6. 前記ウェブ波打ち防止機構は、前記アーム部材が前記回転軸を中心として所定角度旋回すると、該アーム部材の前記ウェブ波打ち部材を保持する部分とは前記回転軸を挟んで反対側の端部と接触して前記ウェブシートがなくなったことを検知するエンドセンサを有することを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の定着装置。
  7. 前記ウェブ波打ち部材の前記ウェブシートへの接触圧力は、前記供給手段と前記押圧部材の間のウェブシートの張力よりも弱いことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の定着装置。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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