JP2012041762A - ブロック舗装体の施工方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 耐久性が高いブロック舗装体を形成することができるブロック舗装体の施工方法を提供することにある。
【解決手段】 複数の舗装ブロックを、該舗装ブロック間に目地空間部が形成されるように基盤上に配置し、該目地空間部にフレッシュモルタルを打設して目地充填部を形成するブロック舗装体の施工方法であって、
前記フレッシュモルタルが膨張材を含有し、該フレッシュモルタルの打設時におけるPロート流下時間が13秒以下であり、前記舗装ブロックの透水係数が1.0×10-2cm/sec未満であることを特徴とするブロック舗装体の施工方法を提供する。
【選択図】 なし
【解決手段】 複数の舗装ブロックを、該舗装ブロック間に目地空間部が形成されるように基盤上に配置し、該目地空間部にフレッシュモルタルを打設して目地充填部を形成するブロック舗装体の施工方法であって、
前記フレッシュモルタルが膨張材を含有し、該フレッシュモルタルの打設時におけるPロート流下時間が13秒以下であり、前記舗装ブロックの透水係数が1.0×10-2cm/sec未満であることを特徴とするブロック舗装体の施工方法を提供する。
【選択図】 なし
Description
本発明は、ブロック舗装体の施工方法に関する。
ブロック舗装体は、複数の舗装ブロックが目地部を介して接合固定された舗装体であり、従来、一般道、歩道、公園、広場、駐車場等において広く用いられているものである。
斯かるブロック舗装体の施工方法としては、基盤上に、複数の舗装ブロックを該舗装ブロック間に目地空間部が形成されるように配置し、該目地空間部にモルタルを打設して目地充填部を形成し、前記舗装ブロック及び前記目地充填部が備えられてなるブロック舗装体を形成する方法が提案されている(例えば、特許文献1、2)。
斯かるブロック舗装体の施工方法としては、基盤上に、複数の舗装ブロックを該舗装ブロック間に目地空間部が形成されるように配置し、該目地空間部にモルタルを打設して目地充填部を形成し、前記舗装ブロック及び前記目地充填部が備えられてなるブロック舗装体を形成する方法が提案されている(例えば、特許文献1、2)。
しかしながら、上記のような従来技術に係るブロック舗装体の施工方法で形成されるブロック舗装体は、輪荷重などの荷重が舗装ブロックに生じた場合、耐久性が十分でないという問題がある。これは、該荷重によってブロック舗装体の下面に引張応力が作用した際に、硬化体たる目地充填部が引っ張られることによって曲げ破壊、すなわち、亀裂が生じてしまうためであると考えられる。
本発明は、上記問題点に鑑み、耐久性が高いブロック舗装体を形成することができるブロック舗装体の施工方法を提供することを課題とする。
本発明は、複数の舗装ブロックを、該舗装ブロック間に目地空間部が形成されるように基盤上に配置し、該目地空間部にフレッシュモルタルを打設して目地充填部を形成するブロック舗装体の施工方法であって、
前記フレッシュモルタルが膨張材を含有し、該フレッシュモルタルの打設時におけるPロート流下時間が13秒以下であり、前記舗装ブロックの透水係数が1.0×10-2cm/sec未満であることを特徴とするブロック舗装体の施工方法にある。
前記フレッシュモルタルが膨張材を含有し、該フレッシュモルタルの打設時におけるPロート流下時間が13秒以下であり、前記舗装ブロックの透水係数が1.0×10-2cm/sec未満であることを特徴とするブロック舗装体の施工方法にある。
斯かるブロック舗装体の施工方法によれば、フレッシュモルタルが膨張材を含有するため、目地空間部に充填されたモルタルが硬化する際の膨張圧を舗装ブロックへ作用させつつ硬化させることができる。しかも、斯かるブロック舗装体の施工方法によれば、フレッシュモルタルの打設時におけるPロート流下時間が13秒以下であることによって該フレッシュモルタルが目地空間部に隙間なく十分に充填されることとなり、同時に、前記舗装ブロックの透水係数が1.0×10-2cm/sec未満であることによりフレッシュモルタルが舗装ブロックの内部に含浸されることを防止できるため、充填したフレッシュモルタルが目減りすることなく硬化し、前記舗装ブロックに対して略均一に膨張圧を作用させることが可能となる。
従って、斯かるブロック舗装体の施工方法によれば、輪荷重によってブロック舗装体の下面に目地充填部を引っ張る引張応力が作用しても、該引張応力を前記目地充填部が吸収することができ、その結果、該目地充填部に曲げ破壊による亀裂が生じ難くなり、ブロック舗装体の耐久性が高いものとなる。
従って、斯かるブロック舗装体の施工方法によれば、輪荷重によってブロック舗装体の下面に目地充填部を引っ張る引張応力が作用しても、該引張応力を前記目地充填部が吸収することができ、その結果、該目地充填部に曲げ破壊による亀裂が生じ難くなり、ブロック舗装体の耐久性が高いものとなる。
以上のように、本発明によれば、耐久性が高いブロック舗装体を形成することができるという効果が奏される。
本発明に係る一実施形態のブロック舗装体の施工方法は、複数の舗装ブロックを、該舗装ブロック間に目地空間部が形成されるように基盤上に配置し、該目地空間部にフレッシュモルタルを打設して目地充填部を形成し、前記舗装ブロック及び前記目地充填部を備えてなるブロック舗装体を形成するものである。
前記舗装ブロックを配置する際には、隣接する舗装ブロック間の距離が、好ましくは2〜50mm、より好ましくは3〜7mmとなるように、前記複数の舗装ブロックを水平方向に平面的に配置することにより、前記目地空間部を形成する。
前記舗装ブロックは、透水係数が1.0×10-2cm/sec未満であり、好ましくは5.0×10-3〜9.5×10-3cm/secである。なお、本明細書における透水係数は、実施例に記載の測定方法で測定したものを意味する。
また、該舗装ブロックは、透水係数が1.0×10-2cm/sec未満であれば、特に限定されるものではないが、該舗装ブロックの種類としては、例えば、天然石、コンクリート、レンガ、タイル、樹脂ブロック等が挙げられる。
さらに、前記舗装ブロックの形状についても特に限定されるものではないが、例えば、直方体状に形成されてなり、寸法として、縦、横、及び高さがそれぞれ5〜80cmの範囲内のものを好適に使用することができる。
さらに、前記舗装ブロックの形状についても特に限定されるものではないが、例えば、直方体状に形成されてなり、寸法として、縦、横、及び高さがそれぞれ5〜80cmの範囲内のものを好適に使用することができる。
前記フレッシュモルタルは、打設時におけるPロート流下時間が13秒以下、好ましくは8〜13秒である。該Pロート流下時間が13秒以下であることにより、フレッシュモルタルが目地充填部に隙間なく十分に充填されるという利点がある。また、該Pロート流下時間が8秒以上であることにより、打設後にフレッシュモルタルの材料分離が生じ難いという利点がある。
本明細書におけるPロート流下時間は、実施例に記載の測定方法で測定したものを意味する。
本明細書におけるPロート流下時間は、実施例に記載の測定方法で測定したものを意味する。
前記フレッシュモルタルは、セメント、細骨材及び水を備えてなる。
前記セメントは、セメント成分として、普通、早強、超早強、白色、耐流酸塩、中庸熱、低熱などの各種ポルトランドセメントや、ジェットセメント、アルミナセメントなどの特殊セメント等の少なくとも何れか1種を含むものである。
また、前記セメントは、膨張材を含有してなる。該膨張材は、特に限定されるものではなく、従来公知のカルシウムサルホアルミネート系膨張材や石灰系膨張材のほか、高炉スラグやカルシアクリンカー等を使用することができる。なかでも、安価であり、容易に入手でき、より大きな膨張量が得られるという観点から、前記膨張材としては、高炉スラグ又はカルシアクリンカーが好ましい。
該高炉スラグとしては、JIS R 6206に規定された「コンクリート用高炉スラグ微粉末」や、JIS A 5011に規定された「高炉スラグ骨材」を粉砕したもの等を用いることができ、また、該カルシアクリンカーとしては、CaOを50〜95質量%、好ましくは70〜90質量%含有するクリンカーを用いることができる。
該高炉スラグとしては、JIS R 6206に規定された「コンクリート用高炉スラグ微粉末」や、JIS A 5011に規定された「高炉スラグ骨材」を粉砕したもの等を用いることができ、また、該カルシアクリンカーとしては、CaOを50〜95質量%、好ましくは70〜90質量%含有するクリンカーを用いることができる。
前記セメントにおける膨張材の含有量は、好ましくは7日膨張量が200〜5000μm、より好ましくは500〜2000μmとなる量である。具体的には、前記セメントにおける膨張材の含有量は、好ましくは5〜60質量%、より好ましくは20〜50質量%である。斯かる量の膨張材を含有したセメントを用いることにより、本実施形態のブロック舗装体の施工方法では、モルタルが硬化する際の膨張圧をより一層舗装ブロックへ作用させつつ硬化させることができるため、ブロック舗装体の耐久性がより一層高いものとなるという利点がある。
なお、本明細書における7日膨張量は、実施例に記載の測定方法で測定したものを意味する。
なお、本明細書における7日膨張量は、実施例に記載の測定方法で測定したものを意味する。
さらに、前記セメントは、好ましくは、無水石膏を含有してなる。具体的には、前記セメントは、無水石膏を、好ましくは2〜30質量%、より好ましくは5〜20質量%含有してなる。
本実施形態のブロック舗装体の施工方法は、前記セメントが無水石膏を含有することにより、モルタルの硬化体の膨張に寄与するエトリンガイトが生成されて、モルタルが硬化する際の膨張圧をより一層舗装ブロックへ作用させつつ硬化させることができるため、ブロック舗装体の耐久性がより一層高いものとなるという利点がある。
本実施形態のブロック舗装体の施工方法は、前記セメントが無水石膏を含有することにより、モルタルの硬化体の膨張に寄与するエトリンガイトが生成されて、モルタルが硬化する際の膨張圧をより一層舗装ブロックへ作用させつつ硬化させることができるため、ブロック舗装体の耐久性がより一層高いものとなるという利点がある。
前記セメントとしては、本発明の効果が損なわれない範囲内で、前記膨張材以外の混和材や混和剤が含有されたものを用いることができる。
前記膨張材以外の混和材としては、シリカフューム、フライアッシュ等が挙げられる。
前記混和剤としては、減水剤、高性能減水剤、高性能AE減水剤等が挙げられる。
前記膨張材以外の混和材としては、シリカフューム、フライアッシュ等が挙げられる。
前記混和剤としては、減水剤、高性能減水剤、高性能AE減水剤等が挙げられる。
前記細骨材としては、JIS A 5308の規定に従ったものを好適に使用しうるが、該細骨材の材質は、本発明の効果が損なわれない範囲内であれば、特に限定されるものはない。また、該細骨材の材質としては、例えば、川砂、山砂、陸砂、海砂、珪砂等を1種単独又は2種以上混合したものを採用することができる。
前記基盤は、特に限定されるものではなないが、該基盤としては、土質あるいは砕石で構成されてなる地盤、コンクリート舗装道路等が挙げられる。
尚、本実施形態のブロック舗装体の施工方法は、上記構成を有するものであったが、本発明のブロック舗装体の施工方法は、上記構成に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜設計変更可能である。
次に、実施例および比較例を挙げて本発明についてさらに具体的に説明する。
下記表1の材料を表1の配合割合で混合して配合例1〜3のフレッシュモルタルを作製した。そして、作製したフレッシュモルタルと、舗装ブロックとを表2に示す組み合わせに基づいてブロック舗装体を作製し、下記の試験に供した。結果も合わせて表2に示す。
(ブロック特性)
舗装ブロックの透水係数は、舗装調査・試験法便覧B012「開粒度アスファルト混合物の透水試験方法」に従って測定した。
舗装ブロックの透水係数は、舗装調査・試験法便覧B012「開粒度アスファルト混合物の透水試験方法」に従って測定した。
(モルタル特性)
フレッシュモルタルのPロート流下時間は、JSCE―F521「プレパックドコンクリートの注入モルタルの流動性試験方法」に従って測定した。
また、モルタルの7日膨張量は、以下のようにして求めた。まず、配合例1〜3のフレッシュモルタルを型に入れ、24時間後に脱型して4cm×4cm×16cmのモルタルバーを3本作製し、それぞれのモルタルバーの長辺2箇所の長さを測定し、長さの平均値を求めた。そして、脱型後7日後に、それぞれのモルタルバーの長辺2箇所の長さを測定し、長さの平均値を求めた。脱型後7日後の長辺の長さの平均値から脱型直後の長辺の長さの平均値を引いたものを7日膨張量とした。
フレッシュモルタルのPロート流下時間は、JSCE―F521「プレパックドコンクリートの注入モルタルの流動性試験方法」に従って測定した。
また、モルタルの7日膨張量は、以下のようにして求めた。まず、配合例1〜3のフレッシュモルタルを型に入れ、24時間後に脱型して4cm×4cm×16cmのモルタルバーを3本作製し、それぞれのモルタルバーの長辺2箇所の長さを測定し、長さの平均値を求めた。そして、脱型後7日後に、それぞれのモルタルバーの長辺2箇所の長さを測定し、長さの平均値を求めた。脱型後7日後の長辺の長さの平均値から脱型直後の長辺の長さの平均値を引いたものを7日膨張量とした。
(舗装ブロックへのモルタルの浸透性評価試験)
使用する舗装ブロック(縦9.4cm×横9.4cm×高さ10.0cm又は8.0cmの直方体)について、舗装調査・試験法便覧B011に従う方法で連続空隙率を測定した。このときの連続空隙の容積をV(ml)とした。次に、BOX型の型枠(縦10.0cm×横10.0cm×高さ10.0cm)内に舗装ブロックを外周に幅3mmの隙間部ができるように設置した(隙間の容積=116.4ml)。そして、実施例及び比較例に対応する配合例1〜3の練りあがり直後のフレッシュモルタルを、該フレッシュモルタルが舗装ブロック上面に到達するまで前記隙間部に充填した。この時のフレッシュモルタルの使用量をV’(ml)とし、浸透率(%){(V’−116.4)/V×100}を求めることにより、舗装ブロックへのモルタルの浸透性を評価した。
使用する舗装ブロック(縦9.4cm×横9.4cm×高さ10.0cm又は8.0cmの直方体)について、舗装調査・試験法便覧B011に従う方法で連続空隙率を測定した。このときの連続空隙の容積をV(ml)とした。次に、BOX型の型枠(縦10.0cm×横10.0cm×高さ10.0cm)内に舗装ブロックを外周に幅3mmの隙間部ができるように設置した(隙間の容積=116.4ml)。そして、実施例及び比較例に対応する配合例1〜3の練りあがり直後のフレッシュモルタルを、該フレッシュモルタルが舗装ブロック上面に到達するまで前記隙間部に充填した。この時のフレッシュモルタルの使用量をV’(ml)とし、浸透率(%){(V’−116.4)/V×100}を求めることにより、舗装ブロックへのモルタルの浸透性を評価した。
(モルタルの充填性評価試験)
BOX型の型枠(縦10.0cm×横10.0cm×高さ10.0cm)内に前記舗装ブロック(表2のもの)を外周に幅3mmの隙間部ができるように設置した(隙間の容積=116.4ml)。そして、実施例及び比較例に対応する配合例1〜3の練りあがり直後のフレッシュモルタルを、隙間部にフレッシュモルタルが前記舗装ブロック上面に到達するまで充填した。この時のフレッシュモルタルの使用量をV’(ml)とし、充填率(%){V’/V×100}を求めることにより、ブロック舗装体の目地空間部へのモルタルの充填性を評価した。
BOX型の型枠(縦10.0cm×横10.0cm×高さ10.0cm)内に前記舗装ブロック(表2のもの)を外周に幅3mmの隙間部ができるように設置した(隙間の容積=116.4ml)。そして、実施例及び比較例に対応する配合例1〜3の練りあがり直後のフレッシュモルタルを、隙間部にフレッシュモルタルが前記舗装ブロック上面に到達するまで充填した。この時のフレッシュモルタルの使用量をV’(ml)とし、充填率(%){V’/V×100}を求めることにより、ブロック舗装体の目地空間部へのモルタルの充填性を評価した。
(ブロック舗装体の耐久性試験)
JIPEA−TM−12「インターロッキングブロック舗装の荷重伝達率の測定方法」に従い、小型FWD試験機を用いて耐久性試験を行った。具体的には、まず複数の前記舗装ブロック(表2のもの)を、隣接する舗装ブロック間の距離が5mmとなるように平面状に基盤(整地した土壌)上に配置して、目地空間部を形成した。次に、目地空間部にフレッシュモルタルを打設して目地充填部を形成し、ブロック舗装体を形成した。そして、小型FWD試験機を用いて一の舗装ブロックの中心部に載荷した。次に、載荷された舗装ブロックの目地充填部近傍のたわみ量(D1)と、載荷された舗装ブロック及び他の舗装ブロックの間における目地充填部のたわみ量(D1’)とを測定し、荷重伝達率(%)=D1’/D1を求めた。荷重伝達率が70%以上のものを耐久性が良好である(表2中、○で示す)と判断した。結果を表2に示す。
JIPEA−TM−12「インターロッキングブロック舗装の荷重伝達率の測定方法」に従い、小型FWD試験機を用いて耐久性試験を行った。具体的には、まず複数の前記舗装ブロック(表2のもの)を、隣接する舗装ブロック間の距離が5mmとなるように平面状に基盤(整地した土壌)上に配置して、目地空間部を形成した。次に、目地空間部にフレッシュモルタルを打設して目地充填部を形成し、ブロック舗装体を形成した。そして、小型FWD試験機を用いて一の舗装ブロックの中心部に載荷した。次に、載荷された舗装ブロックの目地充填部近傍のたわみ量(D1)と、載荷された舗装ブロック及び他の舗装ブロックの間における目地充填部のたわみ量(D1’)とを測定し、荷重伝達率(%)=D1’/D1を求めた。荷重伝達率が70%以上のものを耐久性が良好である(表2中、○で示す)と判断した。結果を表2に示す。
表2に示すように、本発明の範囲内である実施例1、2は、舗装ブロックの透水係数が1.5×10-2cm/secである比較例1、フレッシュモルタルに膨張材が含有されていない比較例2、及び前記Pロート流下時間が17秒である比較例3に比して、耐久性が高いことが認められた。
この点考察すると、実施例1、2は、比較例1〜3に比して、該フレッシュモルタルが舗装ブロックの内部に浸透し難く且つ目地空間部に十分に充填されることとなり、しかも、モルタルが硬化する際の膨張圧がブロック舗装体の深さ方向において均一に舗装ブロックへ作用しつつ硬化することにより、作製されたブロック舗装体の耐久性が著しく向上したものと考えられる。
この点考察すると、実施例1、2は、比較例1〜3に比して、該フレッシュモルタルが舗装ブロックの内部に浸透し難く且つ目地空間部に十分に充填されることとなり、しかも、モルタルが硬化する際の膨張圧がブロック舗装体の深さ方向において均一に舗装ブロックへ作用しつつ硬化することにより、作製されたブロック舗装体の耐久性が著しく向上したものと考えられる。
Claims (2)
- 複数の舗装ブロックを、該舗装ブロック間に目地空間部が形成されるように基盤上に配置し、該目地空間部にフレッシュモルタルを打設して目地充填部を形成するブロック舗装体の施工方法であって、
前記フレッシュモルタルが膨張材を含有し、該フレッシュモルタルの打設時におけるPロート流下時間が13秒以下であり、前記舗装ブロックの透水係数が1.0×10-2cm/sec未満であることを特徴とするブロック舗装体の施工方法。 - 前記膨張材が、高炉スラグ若しくはカルシアクリンカーである請求項1記載のブロック舗装体の施工方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010184872A JP2012041762A (ja) | 2010-08-20 | 2010-08-20 | ブロック舗装体の施工方法 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016061059A (ja) * | 2014-09-17 | 2016-04-25 | 太平洋セメント株式会社 | 目地砂およびこれを用いた舗装体 |
JP2020165184A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 大成ロテック株式会社 | ブロック舗装用充填材 |
JP2020165177A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 大成ロテック株式会社 | ブロック舗装構造及びその構築方法 |
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2010
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JP7093742B2 (ja) | 2019-03-29 | 2022-06-30 | 大成ロテック株式会社 | ブロック舗装構造及びその構築方法 |
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