JP2012039171A - 可搬型情報処理端末及び可搬型情報処理端末用プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数のアクセスポイントが設置されるネットワーク環境下において、可搬型情報処理端末が利用される場所に応じたアクセスポイントを選択する。
【解決手段】 本発明の可搬型情報処理端末1は、第1処理と、第2処理とを実行する制御手段を備え、第1処理は、対応付け処理とローミング処理とを含んで実行し、対応付け処理は、少なくとも第1通信手段19を利用して、情報処理装置2から装置側識別情報を取得して記憶手段14に記憶させ、ローミング処理は、接続されているアクセスポイント110との接続を解除した後、電波強度に基づいて最適なアクセスポイント110を探索し、当該アクセスポイント110と接続し、第2処理は、対応付け処理で記憶した装置側識別情報に対応する情報処理装置と、無線通信手段16を介して通信することを特徴としている。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数のアクセスポイントが設置されるネットワーク環境下において、使用される可搬型情報処理端末及び可搬型情報処理端末用プログラムに関するものである。
従来、各種情報処理分野において、情報処理装置と可搬型情報処理端末とを1対1に対応付け、相互間で各種情報を無線通信することが行われている。一例として、カラオケシステムにおいては、コマンダ(カラオケ装置)と、電子早見本としてのリモコン装置を1対1に対応付け、コマンダに対して楽曲の予約や、リモコン装置における各種情報の表示を行うことが可能となっている。
このようなカラオケシステムとして特許文献1には、電子早見本装置から赤外線にてカラオケ装置へ通信した接続通知に応じて、カラオケ装置が自己を識別する識別通知を当該電子早見本装置に送信し、電子早見本装置とカラオケ装置との対応付けを行うことが開示されている。また、特許文献2では、カラオケ装置の狭小エリア発振手段から発信された自己の装置識別情報をカラオケ装置から送信し、それを受信したリモコン装置は、装置識別情報を含む演奏予約コマンドを送信することで、カラオケ装置とリモコン装置を1対1に対応付けることが可能となっている。
また、近年、可搬型情報処理端末としてのリモコン装置で扱う情報量も増加し、コマンダとの通信種方法として、大容量通信を可能とする無線LANが導入されている。特許文献1に記載のカラオケシステムにおいても、カラオケ装置と電子早見本装置とは、無線LAN通信部を備えたものとなっており、両者の間で映像、音声などの大容量情報をやりとりすることが可能となっている。
特許第4322190号公報 特許第4209272号公報
カラオケボックスのようなカラオケ店舗では、多数のコマンダ、リモコン装置が必要とされ、このような環境下では、複数のリモコン装置は、ネットワーク上に設置されたアクセスポイントを介してネットワークに接続される。図1は、カラオケ店舗におけるネットワーク構成の一例を示した図である。
この図に示されるようにA号室〜K号室までの各部屋には、コマンダ2a〜2k(本発明の情報処理装置)と、モニタ41a〜41kが設置されている。コマンダ2a〜2kは、LANケーブルを介してLANに接続され、ネットワークを構成している。さらに、LANはルータ120、光モデム121を介してインターネットに接続され、図示しないサーバと通信を行うことができる。このようなネットワーク環境下では、コマンダ2a〜2kは、サーバと通信することで、新しい楽曲情報をダウンロードしたり、ユーザ情報や利用履歴などをサーバで管理することが可能となる。
一方、コマンダ2に対して、選曲を行ったり、各種制御命令を出力するリモコン装置1は、管理者によりカウンタで管理されている。カラオケ店舗に来店したお客様(ユーザ)
は、このカウンタで手続を済ましてリモコン装置1を借り受け、管理者に指示された部屋へ移動する。リモコン装置1は、無線LAN機能を備えたものであり、店舗内に設置された何れかのアクセスポイント110a〜110cを介してLANに接続され、対応付けられたコマンダ2と通信することが可能とされている。
アクセスポイント110a〜110cは、1つのアクセスポイントに接続が集中することがないように位置的に分散されて配置されている。しかしながら、アクセスポイント110aにリモコン装置1の接続が集中し、リモコン装置1の通信速度が低下、あるいは、接続障害を起こす場合がある。この原因について図2を用いて説明する。この図は、図1と同じカラオケ店舗のネットワーク構成上に、アクセスポイント110aによる電波強度を重ねて示した図となっている。
アクセスポイント110aからの電波強度は、アクセスポイント110aからの距離が大きくなるにしたがって減衰する。図示はしていないが、他のアクセスポイント110b、110cの電波強度も同様に距離にしたがって減衰した形態となる。電波強度の等高線は実際には、壁面や障害物などによる反射、輻射の影響を受けるため、電波強度はきれいな円弧を描くことはないが、ここでは模式的に円弧を用いて記載している。一般的な無線LANでは、アクセスポイントから受信する電波強度が所定の値以下になると、通信を行う側の装置では正常な通信を維持できなくなったと判断し、接続中のアクセスポイントを一旦切断し、電波強度の強いアクセスポイントを探索して再接続を行う。
図2において、例えば、電波強度が小の範囲まで接続可能と判断されるものとすると、殆どの部屋において、アクセスポイント110aとの接続が維持された状態となり、結果として他のアクセスポイント110b、110cに接続されることなく、アクセスポイント110aに接続が集中し、前述の通信速度低下や通信障害といった問題を生じさせることとなる。
本発明は、このようなカラオケシステムにおけるリモコン装置のような無線通信を利用する可搬型情報処理端末について、アクセスポイントへの接続の集中を避け、安定した通信を提供することを目的としている。
そのため、本発明に係る可搬型情報処理端末は、複数の無線アクセスポイントと情報処理装置が接続されたLANを利用して通信を行う可搬型情報処理端末において、情報処理装置に設けられた第2通信手段と通信可能な第1通信手段と、無線アクセスポイントと通信可能な無線通信手段と、第1処理と、第2処理とを実行する制御手段を備え、第1処理は、対応付け処理とローミング処理とを含んで実行し、対応付け処理は、少なくとも第1通信手段を利用して、情報処理装置から装置側識別情報を取得して記憶手段に記憶させ、ローミング処理は、接続されているアクセスポイントとの接続を解除した後、電波強度に基づいて最適なアクセスポイントを探索し、当該アクセスポイントと接続し、第2処理は、対応付け処理で記憶した装置側識別情報に対応する情報処理装置と、無線通信手段を介して通信することを特徴としている。
さらに、本発明に係る可搬型情報処理端末において、ローミング処理は、接続されていたアクセスポイントを最適なアクセスポイントから除外することを特徴としている。
さらに、本発明に係る可搬型情報処理端末において、ローミング処理は、電波強度の閾値を増加させることによって最適なアクセスポイントを探索することを特徴としている。
さらに、本発明に係る可搬型情報処理端末において、対応付け処理は、情報処理装置に
自己の端末側識別情報を第1通信手段にて送信し、自己の端末側識別情報を宛先とした装置側識別情報を無線通信手段にて受信することで、装置側識別情報を取得することを特徴としている。
さらに、本発明に係る可搬型情報処理端末において、対応付け処理は、情報処理端末の第2通信手段から送信される装置側識別情報を、第1通信手段にて受信することで、装置側識別情報を取得することを特徴としている。
さらに、本発明に係る可搬型情報処理端末用プログラムは、複数の無線アクセスポイントと情報処理装置が接続されたLANを利用して通信を行うとともに、情報処理装置に設けられた第2通信手段と通信可能な第1通信手段と、無線アクセスポイントと通信可能な無線通信手段と、を備えた可搬型情報処理端末にて実行されるプログラムにおいて、対応付け処理と、ローミング処理とを含んで実行する第1処理と、第2処理とを実行可能とし、対応付け処理は、少なくとも第1通信手段を利用して、情報処理装置から装置側識別情報を取得して記憶手段に記憶させ、ローミング処理は、接続されているアクセスポイントとの接続を解除した後、電波強度に基づいて最適なアクセスポイントを探索し、当該アクセスポイントと接続し、第2処理は、対応付け処理で記憶した装置側識別情報に対応する情報処理装置と、無線通信手段を介して通信することを特徴としている。
本発明では、可搬型情報処理端末が情報処理端末と対応付けされる機会を利用して、新たなアクセスポイントを選択するローミング処理を実行することとしている。可搬型情報処理端末と情報処理端末との対応付けは、可搬型情報処理端末が実際に利用される位置で行われるため、新たなアクセスポイントは、その位置に最適な、すなわち、電波強度が最も大きいものが選択されることとなり、特定のアクセスポイントへ接続が集中することを防止することが可能となる。
さらに、本発明におけるローミング処理では、接続されていたアクセスポイントを最適なアクセスポイントから除外することで、積極的に他のアクセスポイントを利用させることが可能となる。
さらに、本発明におけるローミング処理では、電波強度の閾値を徐々に増加させることで、最適なアクセスポイントを探索することとしている。このローミング処理では、各アクセスポイントの電波強度を示すアクセスポイントテーブルを作成する必要が無く、簡易に新たなアクセスポイントを探索することが可能となる。
さらに、本発明において、可搬型情報処理端末と情報処理装置との対応付け処理は、情報処理装置に自己の端末側識別情報を第1通信手段にて送信し、自己の端末側識別情報を宛先とした装置側識別情報を無線通信手段にて受信することで、装置側識別情報を取得することで実行されることとしている。無線通信手段を利用することで、装置側識別情報の受信精度の向上を図ることが可能となる。
また、対応付け処理は、情報処理端末の第2通信手段から送信される装置側識別情報を、第1通信手段にて受信することで、装置側識別情報を取得することで実行されるものであってもよい。
さらに、本発明の可搬型情報処理端末用プログラムは、前述の可搬型情報処理端末と同様の機能をコンピュータに実行可能とさせることとしており、ノート型PCなどの可搬型情報処理端末に対しても、同様の機能を新たに付加することが可能となる。
カラオケ店舗におけるネットワーク構成を示す図。 カラオケ店舗におけるアクセスポイント(110a)の電波強度を示す図。 本発明の実施形態に係るカラオケシステムの構成を示す図。 本発明の実施形態に係る主要処理を示すフロー図。 本発明の実施形態に係るリモコン装置の外観を示す図。 本発明の実施形態に係るローミング処理を示すフロー図。 本発明の実施形態に係るアクセスポイントでの処理を示すフロー図。 本発明の実施形態に係るアクセスポイントテーブルを示す図。 本発明の実施形態に係る対応付け処理(実施例1)を示すフロー図。 本発明の実施形態に係るコマンダでの処理(実施例1)を示すフロー図。 本発明の実施形態に係る対応付け処理(実施例2)を示すフロー図。 本発明の実施形態に係るコマンダでの処理(実施例2)を示すフロー図。
図3は、本発明の実施形態に係るカラオケシステムの構成を示す図である。本実施形態におけるカラオケシステムは、コマンダ2(情報処理装置)と、リモコン装置1(可搬型情報処理端末)を主な構成要素として構成される。コマンダ2は、インターフェイス部24を介してLAN100と有線接続されている。リモコン装置1は、無線LAN通信部16(無線通信手段)を備え、アクセスポイント110と通信可能とされている。アクセスポイント110は、実際には図1で説明したようにLAN100上に複数設置されることとなる。
さらに、リモコン装置1には、赤外線通信部19(第1通信手段)が設けられ、コマンダ2側の赤外線通信部23(第2通信手段)と赤外線通信を行うことが可能となっている。本実施形態では、これら赤外線通信部19、23は、リモコン装置1とコマンダ2との対応付け処理に利用される。
コマンダ2は、全体を統括制御する制御部30を中心として機能し、主な機能として、演奏処理、映像再生処理、選曲処理などを実行可能としている。演奏処理は、操作部21やリモコン装置1にてユーザにより、指定された楽曲に対応する楽曲情報をMIDI音源26などの音源部にて演奏させ、スピーカー42から放音させる処理である。このとき、スピーカー42からはマイクロホン43から入力される音声も合わせて放音される。映像再生処理は、映像再生部29にて背景映像や歌詞情報などを再生させ、モニタ41を介して視覚情報をユーザに提供する処理である。
選曲処理は、ユーザからの指定に基づいて楽曲を選択するための処理である。この処理では、リモコン装置1と連携して実行することとなる。リモコン装置1の操作部17から入力されたユーザの指令は、LAN100を介してコマンダ2に伝達される。コマンダ2での処理結果は、リモコン装置1側の表示部11に表示され、ユーザは選曲のための各種情報を視認することが可能である。
リモコン装置1には、制御部15(制御手段)が設けられ、赤外線通信部19、無線LAN通信部16などリモコン装置1の各種構成を統括的に制御する。また、リモコン装置1には表示部11が設けられ、利用するユーザに対して各種情報を表示させることが可能となっている。さらに、操作部17から入力されるユーザの指令を受けて各種処理を実行することができる。図5には、このリモコン装置1の外観が示されている。本実施形態では、表示部11上に操作部17としてのタッチパネルが設置され、表示されたボタンなどをタッチすることでユーザの指令を伝えることができる。また、表示部11の下部には、印刷されたボタンが設けられており、利用頻度の高いコマンドが割り当てられた操作部1
7として機能している。
図3は、本発明の実施形態に係る主要処理を示すフロー図である。本実施形態では、リモコン装置1に設けられた操作部17の操作をきっかけとして、新たなアクセスポイント110を探索するローミング処理S200と、リモコン装置1をコマンダ2に対応付ける対応付け処理S300が実行される。図5の表示部11には、操作部17への操作を促す表示、並びに、スタートボタンが表示された状態が示されている。ユーザがスタートボタンにタッチすることがS102の処理に該当する。
ローミング処理S200と対応付け処理S300が完了した場合には処理を終了する。一方、どちらか一方あるいは両方の処理が完了しなかった場合には、表示部11にエラー表示(S104)して、ユーザにその旨を伝え処理を終了する。このように本実施形態では、リモコン装置1とコマンダ2の対応付け処理を行う際、新たなアクセスポイント110を探すローミング処理を実行することで、実際にリモコン装置1を利用する場所に最適なアクセスポイント110を利用することが可能となる。なお、本実施形態では、ローミング処理S200、対応付け処理S300の順で実行することとしているが、各処理の順番は、対応付け処理S300を先に実行することとしてもよいし、あるいは、各処理を並行して実行することとしてもよい。
では、新たなアクセスポイントを探索するローミング処理(S200)の詳細について図6〜図8を用いて説明する。図6はリモコン装置1側におけるローミング処理を示すフロー図であり、図7はアクセスポイント110側での処理を示すフロー図であり、図8は、ローミング処理に際して作成されるアクセスポイントテーブルである。
図6のリモコン装置1側でのローミング処理では、まず、その時点で接続しているアクセスポイント110との接続解除が実行される(S202)。次に、アクセスポイント110の探索が実行され(S203)、探索されたアクセスポイント110をRSSI値(電波強度)の順に並べたアクセスポイントテーブルが作成される(S204)。図8には、アクセスポイントテーブルの一例が示されており、本実施形態では、個々のアクセスポイント110を判別するためMACアドレスが利用される。アクセスポイント110を判別する識別情報としては、MACアドレスの他、SSIDを用いることとしてもよいが、同一LAN100上において、アクセスポイント110のSSIDが統一される場合もあるため、MACアドレスを用いる方が好ましい。
作成されたアクセスポイントテーブルを利用し、電波強度が最大となるアクセスポイント110が選択される。本実施形態では、直前に接続していたアクセスポイント110を排除する(S206)ことで、積極的に他のアクセスポイント110を利用することとしている。さらに、S207では、他のアクセスポイントがあるか否かを判断することとしており、通信圏内にはこれまで接続していたアクセスポイントのみが存在する場合に、当該アクセスポイントと再接続することとしている。なお、このS206〜S208の処理は省略することも可能であって、電波強度が最大となるアクセスポイント110を単純に選択することとしてもよい。なお、アクセスポイント110の選択に際しては、当然のことながら利用対象となるネットワーク上のものが選択されることとなる。そのための暗号キーなど各種設定情報は事前にリモコン装置1に設定されることとしている。
アクセスポイント110の選択方法としては、このようにアクセスポイントテーブルを作成することの他、電波強度の閾値を徐々に増加させ、最終的に残ったアクセスポイントを選択することとしてもよい。このような選択方法ではアクセスポイントテーブルを作成する必要が無く、簡易な処理とすることが可能となる。
最適なアクセスポイント110が選択されると、当該アクセスポイント110に対して接続要求を送信(S209)して接続を行う。接続が完了した後、リモコン装置1は、接続したアクセスポイント110を介してLAN100上に配置されたコマンダ2、並びに、インターネットと通信することが可能となる。
図7は、ローミング処理が実行された際のアクセスポイント110側の処理を示すフロー図が示されている。リモコン装置1から接続要求を受信した場合は、接続要求を行ったリモコン装置1のMACアドレスを接続クライアントテーブルに記憶(S503)させ、当該リモコン装置1との通信を実行可能とさせる。一方、リモコン装置1から接続解除要求を受信した場合は、接続解除要求を行ったリモコン装置1のMACアドレスを接続クライアントテーブルから削除し、当該リモコン装置1との通信を中止する。
次に、図9、図10を参照して、本実施形態の対応付け処理(S300)の一例を説明する。前述したように本実施形態における対応付け処理は、リモコン装置1にコマンダ2を対応付けるための処理であって、具体的には、リモコン装置1にて対応付けの対象となるコマンダ2から装置側識別情報を取得する処理である。対応付け処理の完了後は、装置側識別情報を利用することで、対応付けられたコマンダ2をLAN100上で識別することが可能となり、当該コマンダ2とアクセスポイント110を介し通信することが可能となる。
対応付け処理S300が開始されると、まず、リモコン装置1は赤外線通信部19を介して対面しているコマンダ1に接続通知を送信する(S302a)。この接続通知には、端末シリアル(端末側識別情報)が含まれている。なお、接続通知の送信は、赤外線通信に限らず適宜通信手段を用いることが可能である。例えば、狭小のエリアを到達範囲に持つ無線通信手段でもよいし、USBのようにケーブルを接続して通信を行う有線通信手段であってもよい。
一方、コマンダ2では、図10に示す処理を実行する。S402aでは、赤外線通信部23にて、リモコン装置1からの接続通知が受信されるのを待つ。接続通知を受信すると、受信した接続通知に含まれる端末シリアルが宛先として付された装置側識別情報をインターフェイス部24を介して、LAN100上に配置された複数のアクセスポイント110からブロードキャスト送信させる。
本実施形態では、装置側識別情報としてコマンダシリアル(コマンダに貼られた製造番号ラベルに記載される番号と同じ番号)とコマンダ2のIPアドレスが含まれている。これらは、どちらか一方でも事足りるものであるが、両者を用いることでコマンダ2の識別精度を高めることが可能となる。特に、IPアドレスがルータ120によって自動的に割り振られるネットワークでは、IPアドレスが変化することも考えられるため、両者を用いることが好ましい。
本実施形態では、装置側識別情報としてコマンダシリアル(コマンダに貼られた製造番号ラベルに記載される番号と同じ番号)とコマンダ2のIPアドレスが含まれている。これらのうち、コマンダシリアルは、同一室内にコマンダが1台だけの場合は、必ずしも必要ではなくIPアドレスだけでコマンダを特定する識別情報として事足りるものである。
しかしながら、両者を用いることでコマンダ2の識別精度を更に高めることが可能となることを以下に説明する。例えばルータ120に組み込まれたDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)などを用いて、IPアドレスがルータ120によって自動的に割り振られるネットワークではIPアドレスが変化することも考えられる。IPアドレスが変化するとき、同一室内に複数のコマンダが存在する場合など、同じIPアドレスとコマ
ンダとが常に対応付けられなくなる。このとき、リモコン装置1の表示部11に、識別したIPアドレスに対応するコマンダシリアルを表示させることで、管理者は、リモコン装置1がどのコマンダと対応付けられたかを、コマンダに貼られた製造番号ラベルを参照することで確認することができる。そのため両者を用いることが好ましい。
図9のフロー図に戻り、コマンダ1からのブロードキャスト送信は、LAN100に接続されている全てのリモコン装置1で受信されることとなるが、ブロードキャスト送信には、宛先としての端末シリアルが含まれているため、受信したリモコン装置1では、この端末シリアルによって、ブロードキャスト送信が自己のものであるか否かを判別(S304a)することが可能となる。自己に対するブロードキャスト送信であると判断された場合には、当該ブロードキャスト送信に含まれる装置側識別情報(コマンダシリアルとコマンダIPアドレス)を記憶(S306a)して処理を終了する。なお、本実施形態では、自身の端末シリアルを含んだブロードキャスト送信が一定時間以上受信されない、あるいは、ブロードキャスト送信自体が一定時間以上受信されない場合(S305a)には、タイムアウトすることで処理を終了することとしている。
対応付け処理が完了した後は、装置側識別情報を利用して、対応付けられたコマンダ2をLAN100上で識別することが可能となり、当該コマンダ2とアクセスポイント110を介した無線通信を行い、各種情報のやり取りが実行される。
対応付け処理は、この実施形態に限らず、他の手法を採用することもできる。図11、図12は、それぞれ、他の実施形態における対応付け処理、並びに、そのときのコマンダ2側での処理を示したフロー図である。
この実施例2では、前述した実施例が無線LANを利用して同報的にブロードキャスト送信していたのに対して、リモコン装置1側の赤外線通信部19(第1通信手段)と、コマンダ2側の赤外線通信部23(第2通信手段)だけで対応付け処理を行うこととしている。対応付け処理が開始されると、リモコン装置1から接続通知がコマンダ2側に送信される。前述の実施例と異なり、この接続通知には端末シリアルを含めなくてもよい。
コマンダ2において、この接続通知の受信が確認される(S402b)と、赤外線通信部23を介して装置側識別情報を送信する。装置側識別情報としては、前述の実施例と同様、コマンダシリアルとコマンダIPアドレスが利用される。ここにおいても宛先としての端末シリアルは特段、必要とするものではない。リモコン装置1とコマンダ2とは対面した状況で赤外線通信が行われるためである。なお、この実施形態において接続通知と装置側識別情報の送受信を行う通信手段としては、赤外線通信の他、他の無線通信手段を採用してもよいし、有線通信手段を利用することも可能である。
リモコン装置1では、コマンダ2から赤外線送信された装置側識別情報が受信されるのを待つ(S303b)。装置側識別情報が受信されると、それを記憶(S304b)して対応付け処理を終了する。対応付け処理が完了した後は、装置側識別情報を利用して、対応付けられたコマンダ2をLAN100上で識別することが可能となり、当該コマンダ2とアクセスポイント110を介した無線通信を行い、各種情報のやり取りが実行される。
なお、本実施形態では、リモコン装置1が接続通知をコマンダ2に送信することをきっかけとして、コマンダ2が装置側識別情報を赤外線送信することとしていたが、コマンダ2による装置側識別情報の送信は、適宜態様を採用することができる。例えば、コマンダ2にて装置側識別情報を定期的に赤外線送信することとしてもよい。リモコン装置1側では、定期的に送信された装置側識別情報を受信することをきっかけとして対応付け処理が実行されることとなる。このとき、ローミング処理を自動的に開始することで、図4のS
102で説明した操作部17によるユーザの操作も必要なくなる。
以上、カラオケシステムにおける可搬型情報処理端末としてのリモコン装置、情報処理装置としてのコマンダを例にとって説明を行ったが、本発明は、このような利用例に限らず、複数のアクセスポイントが設置されるネットワーク環境下で利用される可搬型情報処理端末、情報処理装置にて利用することが可能である。例えば、オフィスにおいて利用される可搬型情報端末としてのノート型PCと、情報処理装置としてのプロジェクタ装置との対応付け、あるいは、ノート型PCとプリンタ装置との接続などに適用することが考えられる。プロジェクタ装置への適用では、適切なアクセスポイントを利用して出力映像をプロジェクタ装置に送信し、映像を投影させることが可能となる。また、プリンタ装置への適用では、適切なアクセスポイントを利用して出力画像をプリンタ装置に送信して印刷を実行することが可能となる。
なお、本発明はこれらの実施形態のみに限られるものではなく、それぞれの実施形態の構成を適宜組み合わせて構成した実施形態も本発明の範疇となるものである。
1…リモコン装置、11…表示部、12…ビデオRAM、13…映像制御部、14…メモリ、15…制御部、16…無線LAN通信部、17…操作部、18…操作処理部、19…赤外線通信部、2…コマンダ(カラオケ装置)、21…操作部、22…操作処理部、23…赤外線通信部、24…インターフェイス部、25…音声制御部、26…MIDI音源、27…メモリ、28…ビデオRAM、29…映像再生部、30…制御部、31…映像制御部、32…ハードディスク、41…モニタ、42…スピーカー、43…マイクロホン、100…LAN、110…アクセスポイント、120…ルータ、121…光モデム

Claims (6)

  1. 複数の無線アクセスポイントと情報処理装置が接続されたLANを利用して通信を行う可搬型情報処理端末において、
    情報処理装置に設けられた第2通信手段と通信可能な第1通信手段と、
    無線アクセスポイントと通信可能な無線通信手段と、
    第1処理と、第2処理とを実行する制御手段を備え、
    第1処理は、対応付け処理とローミング処理とを含んで実行し、
    対応付け処理は、少なくとも第1通信手段を利用して、情報処理装置から装置側識別情報を取得して記憶手段に記憶させ、
    ローミング処理は、接続されているアクセスポイントとの接続を解除した後、電波強度に基づいて最適なアクセスポイントを探索し、当該アクセスポイントと接続し、
    第2処理は、対応付け処理で記憶した装置側識別情報に対応する情報処理装置と、無線通信手段を介して通信することを特徴とする
    可搬型情報処理端末。
  2. ローミング処理は、接続されていたアクセスポイントを最適なアクセスポイントから除外することを特徴とする
    請求項1に記載の可搬型情報処理端末。
  3. ローミング処理は、電波強度の閾値を増加させることによって最適なアクセスポイントを探索することを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載の可搬型情報処理端末。
  4. 対応付け処理は、情報処理装置に自己の端末側識別情報を第1通信手段にて送信し、自己の端末側識別情報を宛先とした装置側識別情報を無線通信手段にて受信することで、装置側識別情報を取得することを特徴とする
    請求項1から請求項3の何れか1項に記載の可搬型情報処理端末。
  5. 対応付け処理は、情報処理端末の第2通信手段から送信される装置側識別情報を、第1通信手段にて受信することで、装置側識別情報を取得することを特徴とする
    請求項1から請求項3の何れか1項に記載の可搬型情報処理端末。
  6. 複数の無線アクセスポイントと情報処理装置が接続されたLANを利用して通信を行うとともに、
    情報処理装置に設けられた第2通信手段と通信可能な第1通信手段と、
    無線アクセスポイントと通信可能な無線通信手段と、を備えた可搬型情報処理端末にて実行されるプログラムにおいて、
    対応付け処理と、ローミング処理とを含んで実行する第1処理と、第2処理とを実行可能とし、
    対応付け処理は、少なくとも第1通信手段を利用して、情報処理装置から装置側識別情報を取得して記憶手段に記憶させ、
    ローミング処理は、接続されているアクセスポイントとの接続を解除した後、電波強度に基づいて最適なアクセスポイントを探索し、当該アクセスポイントと接続し、
    第2処理は、対応付け処理で記憶した装置側識別情報に対応する情報処理装置と、無線通信手段を介して通信することを特徴とする
    可搬型情報処理端末用プログラム。
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