JP2012038756A - 半導体装置、その製造方法 - Google Patents

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稔郁 南
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Abstract

【課題】高集積化が可能な半導体装置、その製造方法を提供する。
【解決手段】半導体素子は、素子領域内の半導体基板11に離間して設けられた1対の第2拡散層215と、1対の第2拡散層215間の素子領域表面上に設けられた第1絶縁膜111bと、第1絶縁膜111b上に設けられた第1ゲート電極112bとを備える。また、第1ゲート電極112bのゲート幅方向に関して素子領域上から溝型素子分離絶縁膜12上に延在するように第1ゲート電極112bの一部上に設けられた第2絶縁膜113bと、第1ゲート電極112b上および第2絶縁膜113b上に設けられた第2のゲート電極114bとを備える。第2のゲート電極114bは、ゲート幅方向の少なくとも一方側の端部が溝型素子分離絶縁膜12上の第2絶縁膜113bに対して素子領域側に後退している。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、半導体装置、その製造方法に関するものである。
半導体装置においてトランジスタを近接して配置する場合、ゲート電極のフリンジ部に起因した制約によりトランジスタの高集積化が阻害されている。トランジスタの製造においては、ゲート電極の形成時にフォトリソグラフィを使用したパターン転写が行われる。この場合、パターンをレジスト膜に転写する際の光近接効果によりパターンの端部が収縮してパターンが短くなるショートニングが発生する傾向がある。
一方、トランジスタにおいては、ショートチャネル効果を発生させないためにゲート幅は一定であることが望ましい。このため、パターンの収縮分を考慮したフリンジ部がゲート電極のゲート幅方向の端部に設けられる。フリンジ部は、ゲート幅方向においてゲート電極が素子領域から素子分離領域に張り出した部分である。また、ショートニング量は、ゲート長が短いほど大きくなる。このため、フリンジ部は、ゲート長が短くなるほどゲート幅方向の長さを長くする必要がある。
しかし、フリンジ部を設けることによりゲート電極が大きくなるため、半導体装置が大型化する。また、トランジスタを近接して配置する場合は、お互いのゲート電極のフリンジ部がショートしない距離だけ2つのトランジスタを離す必要がある。このため、半導体装置はより大型化する。
フリンジ部のゲート幅方向の寸法を小さくする方法として、ゲート電極の加工においてゲート長方向とゲート幅方向とで加工を分ける方法がある。すなわち、まず近接する2つのトランジスタのゲート電極を、フォトリソグラフィおよびエッチングにより、ゲート幅方向において繋げて1つのパターンで形成する。その後、フォトリソグラフィおよびエッチングにより、トランジスタ間の領域でこのパターンを各トランジスタ用に分割する。
しかし、分割加工の際、ショートチャネル効果を発生させないために、ゲート電極のゲート幅方向の端部は素子領域内には配置できない。このため、分割加工の際に加工マージンを設ける必要があり、フリンジ部のゲート幅方向の長さを0にすることはできない。
また、2層のゲート電極が積層された積層ゲート構造を有するメモリセルとトランジスタとを備えた半導体装置が知られている。このような半導体装置を作製する場合も、上記のようなゲート電極のフリンジ部に起因した制約によりトランジスタの高集積化が阻害されている。
特開2003−78047号公報
本発明の実施形態は、上記に鑑みてなされたものであって、高集積化が可能な半導体装置とその製造方法を提供することを目的とする。
実施形態の半導体装置は、溝型素子分離絶縁膜により半導体基板が区画された複数の素子領域に半導体記憶素子と半導体素子とが形成される。半導体記憶素子は、素子領域内の半導体基板に離間して設けられた1対の第1拡散層と、1対の第1拡散層間の素子領域表面上に設けられたトンネル絶縁膜と、トンネル絶縁膜上に設けられたフローティングゲート電極と、フローティングゲート電極上に設けられた電極間絶縁膜と、電極間絶縁膜上に設けられた制御ゲート電極とを備える。半導体素子は、素子領域内の半導体基板に離間して設けられた1対の第2拡散層と、1対の第2拡散層間の素子領域表面上に設けられた第1絶縁膜と、第1絶縁膜上に設けられた第1ゲート電極と、第1ゲート電極のゲート幅方向に関して素子領域上から溝型素子分離絶縁膜上に延在するように第1ゲート電極の一部上に設けられた第2絶縁膜と、第1ゲート電極上および第2絶縁膜上に設けられた第2のゲート電極とを備える。第2のゲート電極は、ゲート幅方向の少なくとも一方側の端部が溝型素子分離絶縁膜上の第2絶縁膜に対して素子領域側に後退している。
図1は、第1の実施の形態にかかる半導体装置の構成を示す図である。 図2−1は、第1の実施の形態にかかる半導体装置の製造方法を示す要部断面図である。 図2−2は、第1の実施の形態にかかる半導体装置の製造方法を示す要部断面図である。 図2−3は、第1の実施の形態にかかる半導体装置の製造方法を示す要部断面図である。 図2−4は、第1の実施の形態にかかる半導体装置の製造方法を示す要部断面図である。 図3は、第1の実施の形態にかかる半導体装置の製造方法を示す要部上面図である。 図4は、従来の半導体装置の構成を示す図である。 図5は、第2の実施の形態にかかるトランジスタ領域に形成されたダミー電極を模式的に示す要部上面図である。 図6は、第2の実施の形態にかかるトランジスタ領域へのダミー電極の形成方法を模式的に示す要部断面図である。 図7は、第2の実施の形態にかかるトランジスタ領域からダミー電極が除去された状態を模式的に示す要部上面図である。
以下に、半導体装置、その製造方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下に示す図面においては、理解の容易のため、各部材の縮尺が実際とは異なる場合がある。各図面間においても同様である。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態にかかる半導体装置1の構成を示す図である。図1(a)は、半導体装置1の要部上面図、図1(b)は半導体装置1の要部断面図である。図1(b)は、図1(a)におけるA−A線における断面図である。図1(c)は、半導体装置1において近接して形成された2つのトランジスタを示す上面図である。なお、図1(a)、(c)は、後述する層間絶縁膜、金属配線層を透過して見た図とされている。また、図1(a)、(c)は平面図であるが、図面を見易くするためにハッチングを付してある。半導体装置1は、絶縁膜を介して2層の電極が積層された電極構造を有する半導体装置であり、半導体基板であるP型シリコン基板11(以下、基板11と呼ぶ)内に、メモリセル領域aと、トランジスタ領域bと、キャパシタ領域cとを有する。各領域は、基板11の表面から突出して形成された溝型の素子分離絶縁膜12によって区画された複数の素子領域を有する。半導体装置1における各素子は、それぞれこの素子領域に形成されている。
メモリセル領域aには、例えば積層された電極のうち一方の電極をフローティングゲートとして電荷を蓄積する不揮発性半導体記憶素子であるフラッシュメモリセル(以下、メモリセルと呼ぶ)が複数形成されている。なお、図1(a)においては、1つのメモリセルのみを示している。メモリセルは、素子領域内の基板11に離間して設けられた1対のN型の拡散層115を有し、この1対の拡散層115の間の領域がチャネルとされている。拡散層115には、拡散層115へのコンタクト116を介して金属配線層117が接続されている。
また、メモリセルは、トンネル膜111a、第1のゲート電極であるフローティングゲート112a、電極間絶縁膜であるインターポリ絶縁膜113a、第2のゲート電極である制御ゲート電極114aがこの順で1対の拡散層115間の素子領域表面上に積層されたゲート構造を有する。制御ゲート電極114aには、ゲート電極へのコンタクト118を介して金属配線層119が接続されている。そして、メモリセルおよび素子分離絶縁膜12は、層間絶縁膜13に覆われている。このようなメモリセルを直列に複数接続することで、NAND型の不揮発性記憶装置を構成することができる。
トランジスタ領域bは例えば周辺回路領域であり、メモリセル領域aのメモリセルの制御用等のトランジスタとしてMOSFETが複数形成されている。図1(b)においては、ゲート幅方向が異なる2つのトランジスタを示している。また、トランジスタ領域bには、図1(c)に示されるように、ゲート幅方向が同方向とされてゲート幅方向において近接するトランジスタが形成されている。
トランジスタは、素子領域内の基板11に離間して設けられた1対のN型の拡散層215を有し、この1対の拡散層215の間の領域がチャネルとされている。拡散層215には、拡散層215へのコンタクト216を介して金属配線層217が接続されている。また、トランジスタは、ゲート絶縁膜111b、第1ゲート電極112b、絶縁膜113b、第2ゲート電極114bがこの順で1対の拡散層215間の素子領域表面上に積層されたゲート構造を有する。また、第2ゲート電極114bには、ゲート電極へのコンタクト218を介して金属配線層219が接続されている。そして、トランジスタおよび素子分離絶縁膜12は、層間絶縁膜13に覆われている。
絶縁膜113bは、ゲート幅方向に関して第1ゲート電極112bの形成されている素子領域上から素子分離絶縁膜12上に張り出して形成されている。第2ゲート電極114bは、第1ゲート電極112b上において絶縁膜113bが形成されていない領域で第1ゲート電極112bと当接している。これにより、第1ゲート電極112bは、第2ゲート電極114bと電気的に接続されている。
このように構成されたトランジスタは、図1(b)に示されるように第1ゲート電極112bは、ゲート幅方向において素子分離絶縁膜12と自己整合的に形成されている。また、ゲート幅方向において、素子分離絶縁膜12上に形成された絶縁膜113b上の領域には第2ゲート電極114bが形成されておらず、第2ゲート電極114bの端部位置は素子領域の端部位置と略同一とされている。すなわち、ゲート幅方向における第2ゲート電極114bの端部位置は、素子分離絶縁膜12上に延在する絶縁膜113bに対して素子領域側に後退した位置とされている。このような第2ゲート電極114bの形状は、後述するようにゲート電極パターンのショートニングによる不良の発生を防止するために第2ゲート電極114bのゲート幅方向における端部に形成されるフリンジ部を除去することにより形成されている。
そして、図1(c)に示されるゲート幅方向が同方向とされてゲート幅方向において近接する2つのトランジスタにおいては、2つのトランジスタ間の距離Ltは、近接する2つの第2ゲート電極114bがショートなどにより互いのトランジスタの動作に影響を及ぼさない範囲で短くできる。
このように、図1(c)に示されるトランジスタでは、素子分離絶縁膜12上に第2ゲート電極114bが形成されていないため第2ゲート電極114bのゲート幅方向の加工上の制約を受けることがなく、トランジスタ領域bの面積を小さく、またトランジスタ間の距離Ltを短くすることができる。これにより、トランジスタ領域bにおいてトランジスタを高密度に配置することが可能である。なお、ゲート幅方向における第2ゲート電極114bの端部位置が、第1ゲート電極112b上から素子分離絶縁膜12上に延在する絶縁膜113bに対して素子領域側に後退していれば、第2ゲート電極114bの一部が素子分離絶縁膜12上に多少張り出したとしても、第2ゲート電極114bの端部位置を後退させた分トランジスタ領域bの面積を小さく、またトランジスタ間の距離Ltを短くすることができる。
キャパシタ領域cには、溝型の素子分離絶縁膜12で囲まれた領域に第1キャパシタ絶縁膜111cと第1キャパシタ電極112cとがこの順で積層されている。第1キャパシタ電極112c上の一部には第2キャパシタ絶縁膜113cと第2キャパシタ電極114cとが積層されている。そして、第1キャパシタ電極112cと第2キャパシタ絶縁膜113cと第2キャパシタ電極114cとにより第1キャパシタ素子が構成されている。第2キャパシタ電極114cには、第2電極へのコンタクト318を介して金属配線層317が接続されている。
第1キャパシタ電極112c上において、第2キャパシタ電極114cから離間した領域には第2キャパシタ絶縁膜113cと導電層114dとが積層されている。第2キャパシタ電極114cと導電層114dとは電気的に分離している。第2キャパシタ絶縁膜113cは一部が開口されており、この開口に導電層114dが埋め込まれることで、第1キャパシタ電極112cと導電層114dとが電気的に接続されている。また、第1キャパシタ電極112cには、導電層114dおよび第1電極へのコンタクト319を介して金属配線層320が接続されている。
また、基板11のキャパシタ領域cの表層には、N型ウェル領域11nが例えば素子分離絶縁膜12と略同等の深さで形成されている。そして、第1キャパシタ電極112cと第1キャパシタ絶縁膜111cとN型ウェル領域11nとにより第2キャパシタ素子が構成されている。N型ウェル領域11nには、n型の拡散層315が形成され、拡散層315へのコンタクト316を介して金属配線層317が接続されている。したがって、キャパシタ領域cでは、1つの素子領域内で、第1キャパシタ電極112cを共有した2つのキャパシタ素子が並列に接続されている。そして、キャパシタ素子および素子分離絶縁膜12は、層間絶縁膜13に覆われている。なお、図1(b)においては、第1キャパシタ素子と第2キャパシタ素子との対を1つのみを示している。
つぎに、半導体装置1の製造方法について、図2−1〜図2−4、図3を参照して説明する。図2−1〜図2−4は、第1の実施の形態にかかる半導体装置1の製造方法を示す要部断面図である。図3は、第1の実施の形態にかかる半導体装置1の製造方法を示す要部上面図である。なお、図3は平面図であるが、図面を見易くするためにハッチングを付してある。
まず、キャパシタ領域cにN型ウェル領域11nが形成された基板11上に第1の絶縁膜111として例えばシリコン酸化膜を形成する。次に、この第1の絶縁膜111上に第1の電極層112として例えばリンなどの不純物がドープされたドープドポリシリコン膜を形成する。次に、フォトリソグラフィを用いて、素子分離溝加工用のレジストパターン401を第1の電極層112上に形成する(図2−1(a))。
そして、レジストパターン401をマスクとして、反応性イオンエッチング(Reactive Ion Etching:RIE)により第1の電極層112および第1の絶縁膜111に対して自己整合的に素子分離溝を形成する。次に、レジストパターン401を除去した後、この素子分離溝を埋め込むように絶縁膜を堆積する。そして、化学機械研磨(Chemical Mechanical Polishing:CMP)などにより第1の電極層112の表面が露出するまで絶縁膜を平坦化することにより、素子分離絶縁膜12が形成される(図2−1(b))。これにより、素子分離絶縁膜12により電気的に分離された複数の素子領域が画定される。素子分離絶縁膜12の上面は、基板11の表面よりも高い位置にある。
次に、基板11上に第2の絶縁膜113として例えばシリコン酸化膜−シリコン窒化膜−シリコン酸化膜の積層膜を形成する。次に、フォトリソグラフィを用いて、第2の絶縁膜113の加工用のレジストパターン402を第2の絶縁膜113上に形成する。そして、レジストパターン402をマスクとして、RIEによりトランジスタ領域bおよびキャパシタ領域cの第2の絶縁膜113の一部に、第1の電極層112に達する開口部を形成する(図2−1(c))。この開口部は、後に第1の電極層112と第2ゲート電極114bまたは導電層114dとが電気的に接続する部分に設けられる。その後、レジストパターン402を除去する。
次に、前記の開口部を埋めて第2の絶縁膜113上に第2の電極層114として例えば金属材料膜を形成する。これにより、第1の電極層112と第2の電極層114とが電気的に接続する。次に、フォトリソグラフィを用いてレジストパターン403を第2の電極層114上に形成する。そして、レジストパターン403をマスクとし、第1の絶縁膜111および素子分離絶縁膜12をエッチングストッパとして、第2の電極層114、第2の絶縁膜113および第1の電極層112をRIEにより一括して除去し、パターニングを行う(図2−2(d))。これにより、メモリセル領域aではメモリセルのフローティングゲート112a、インターポリ絶縁膜113a、制御ゲート電極114aの形状が形成される。また、トランジスタ領域bでは、第1ゲート電極112b、絶縁膜113bおよび第2ゲート電極114bのゲート長方向の形状が形成される。一方ゲート幅方向に関して、トランジスタ領域bの第2の電極層114および第2の絶縁膜113は、第1の電極層112上から素子分離絶縁膜12上に延在するようにパターニングされる。
ここで、図3(a)に示されるように、トランジスタ領域bでゲート幅方向において近接する第2の電極層114の端部には、フリンジ部114fが形成される。フリンジ部114fは、ゲート幅方向において素子領域から素子分離絶縁膜12上に延在する第2の絶縁膜113上に形成されている。その後、レジストパターン403を除去する。
次に、素子分離絶縁膜12および第2の電極層114をマスクとして、砒素(As)、リン(P)、アンチモン(Sb)などの不純物を基板11の表面領域に注入し、熱処理により活性化させる。これにより、第1の絶縁膜111が露出した領域の下部の基板11に、N型の拡散層115、拡散層215および拡散層315が形成される(図2−2(e))。
次に、フォトリソグラフィを用いて第2の電極層114加工用のレジストパターン404を基板11上に形成する。そして、レジストパターン404をマスクとし、第2の絶縁膜113をエッチングストッパとして、RIEによりキャパシタ領域cにおける第2の電極層114をエッチングする。このエッチングにより、キャパシタ領域cにおける第2の電極層114は電気的に分離した2つの領域に分割され、第2キャパシタ電極114cおよび導電層114dの形状が形成される。
また、このエッチングにより、トランジスタ領域bでは素子分離絶縁膜12上に延在する第2の絶縁膜113上に形成されたフリンジ部114fが除去される(図2−2(f))。これにより、第2ゲート電極114bのゲート幅方向の形状が形成され、ゲート絶縁膜111b、第1ゲート電極112b、絶縁膜113b、第2ゲート電極114bがこの順で1対の拡散層215間の素子領域表面上に積層されたゲート構造の形状が形成される。その後、レジストパターン404を除去する。
ここで、図3(b)に示されるように、ゲート幅方向における第2の電極層114の端部位置は、素子分離絶縁膜12により区画された素子領域の端部位置と略同一とされ、第1ゲート電極112bの端部位置と略同一とされる。したがって、ゲート幅方向において素子分離絶縁膜12上に延在する第2の絶縁膜113上にはフリンジ部114fが存在しない。なお、上記のフリンジ部114fの除去加工における位置ずれにより、ゲート幅方向において、素子分離絶縁膜12上に延在する第2の絶縁膜113上にフリンジ部114fが残存する可能性がある。しかしながら、ゲート幅方向における第2ゲート電極114bの端部位置が絶縁膜113bに対して素子領域側に後退していればトランジスタ間の距離Ltを縮めることが可能である。したがって、ゲート幅方向において第2の絶縁膜113上にフリンジ部114fが多少残存しても構わない。
また、上記のフリンジ部114fの除去加工における位置ずれにより、第2ゲート電極114bの端部位置が素子領域の端部位置より素子領域側となる可能性もある。しかしながら、第2の電極層114は第2の絶縁膜113をエッチングストッパとして加工されているので、この場合も特に加工上問題が生じることはない。しかも、トランジスタにおいて実際にゲート電極として機能するのはゲート絶縁膜111b上に積層された第1ゲート電極112bである。このため、第2の電極層114は、ゲート幅方向において第1ゲート電極112bの端部位置より素子領域側に後退してもトランジスタの特性に影響が及ぶことはない。ここで、第2ゲート電極114bのゲート幅自体が、ゲート幅方向において素子分離絶縁膜12間の幅(素子領域の幅)よりも短く設定され、例えば第2ゲート電極114bのゲート幅方向の両端部を第1ゲート電極112bの両端部より素子領域側に後退させても構わない。
次に、基板11上の全面を覆うように層間絶縁膜13を形成する。次に、フォトリソグラフィを用いてコンタクトホール形成用のレジストパターン405を層間絶縁膜13上に形成する。そして、レジストパターン405をマスクとしてRIEによりN型の拡散層115上、拡散層215上および拡散層315上の層間絶縁膜13および第1絶縁膜111並びに第2の電極層114上の層間絶縁膜13をエッチングする。その後、レジストパターン405を除去する。これにより、拡散層115、拡散層215、拡散層315、第2の電極層114へ達するコンタクトホールが形成される(図2−3(g))。
次に、フォトリソグラフィを用いて金属配線層形成用のレジストパターン406を層間絶縁膜13上に形成する。そして、レジストパターン406をマスクとしてRIEにより層間絶縁膜13をエッチングする。その後、レジストパターン406を除去する。これにより、金属配線層用の溝部が、コンタクトホールにつながって層間絶縁膜13の表層部に形成される(図2−3(h))。
次に、金属配線層用の溝部およびコンタクトホールを埋めるように導電材料として金属層を基板11上に形成する。そして、CMPにより層間絶縁膜13の表面が露出するまで金属層を平坦化する。これにより、メモリセル領域aには、拡散層115へのコンタクト116、金属配線層117、ゲート電極へのコンタクト118および金属配線層119が形成される。また、トランジスタ領域bには、拡散層215へのコンタクト216、金属配線層217、ゲート電極へのコンタクト218および金属配線層219が形成される。また、キャパシタ領域cには、拡散層315へのコンタクト316、金属配線層317、第2電極へのコンタクト318、第1電極へのコンタクト319および金属配線層320が形成される(図2−3(i))。以上により、図1(a)〜図1(c)に示される半導体装置1が完成する。
なお、図2−1(c)に示される工程において、第2の絶縁膜113上に第2の電極層114の一部を薄い膜厚で形成した後に、この第2の電極層114および第2の絶縁膜113に対して第1の電極層112に達する開口部を形成してもよい(図2−4(j))。この場合は、図2−2(d)に示される工程では、第2の絶縁膜113上に形成された薄い第2の電極層114上に、開口部を埋めるように更に第2の電極層114を形成し、その上にレジストパターン403を形成する。
図4は、従来の半導体装置41の構成を示す図である。図4(a)は従来の半導体装置41の要部断面図、図4(b)は従来の半導体装置41において近接して形成された2つのトランジスタを示す上面図である。図4(a)は図1(b)に対応し、図4(b)は図1(c)に対応する。なお、図4(b)は平面図であるが、図面を見易くするためにハッチングを付してある。従来の半導体装置41の基本的な構造は、半導体装置1と同じである。したがって、半導体装置1と同じ構成については、図1と同じ符号を付すことで説明を省略する。
従来の半導体装置41では、ゲート幅方向における第2ゲート電極114bの端部にフリンジ部114fが残存している。この従来の半導体装置41を製造する場合は、上記の図2−1(a)〜図2−1(c)に示された工程を行った後に、図2−2(d)に示された工程においてトランジスタ領域bの第2ゲート電極114bのパターニングを完了させる。そして、図2−2(f)に示された工程において、トランジスタ領域bの第2ゲート電極114bのパターニングは行われない。すなわち、トランジスタ領域bの第2ゲート電極114bのパターニングを1回の加工工程で行い、トランジスタ領域bの素子分離絶縁膜12上の領域に形成されたフリンジ部114fの除去を行わない。このため、従来の半導体装置41では、フリンジ部114fが除去されずに残存している。
このような従来の半導体装置41の設計では、図4(b)に示されるようにゲート幅方向が同方向とされてゲート幅方向において近接する2つのトランジスタ間の距離Lt’は、ゲート幅方向におけるフリンジ部114fの長さdと、ゲート幅方向において近接する2つの第2ゲート電極114b間の距離(ゲート電極間距離Lg)を用いて、Lt’=d×2+Lgで表される。フリンジ部114fの長さdは、光近接効果によるショートニングを考慮して十分な長さに設定される。なお、ここでのフリンジ部114fの長さdは設計値であり、ショートニング発生後の実際のフリンジ部114fの長さは図4(b)に点線で示されるように短くなる。しかし、その分だけショートニング発生後の実際のゲート電極間距離Lgが設計値よりも長くなるため、トランジスタ間の距離Lt’は上記の計算値と変わらない。
一方、第1の実施の形態の半導体装置1では、図1(b)および図1(c)に示されるようにゲート幅方向において素子分離絶縁膜12上に延在する第2の絶縁膜113上にはフリンジ部114fが存在しない。このため、半導体装置1のトランジスタ間の距離Ltは、従来の半導体装置41のトランジスタ間の距離Lt’と比べて、2d分だけ短くなる。すなわち、トランジスタ間の距離Ltは、設計時からフリンジ部114fの長さdを除いたゲート電極間距離Lgに設定して、フリンジ部114fを除去する際の位置ずれについても特に考慮することなく短い距離にすることができる。
ゲート電極間距離Lgの限界は、構造的に素子分離絶縁膜12の最小加工寸法であり、例えば第1ゲート電極112bの厚さよりも若干大きい程度の寸法となる。ゲート電極間距離Lgは、例えばゲート幅が150nm〜300nm程度の場合は、ゲート幅と同じ程度の距離とされる。通常は、ゲート幅とゲート電極間距離Lgとの比は、1:1〜2程度以上である。
これに対して、フリンジ部114fのゲート幅方向の寸法は、ゲート長が150nm〜300nm程度の場合は150nm〜200nm程度である。一般的に、ゲート長が短くなると、ゲート電極のショートニング量は増加する傾向にある。このため、ゲート長が短い場合には、フリンジ部114fのゲート幅方向の寸法を長くする必要がある。半導体装置1では、トランジスタ間の距離Lt=ゲート電極間距離Lgを200nm程度とできる。一方、従来の半導体装置41の場合では、ゲート電極間距離Lgおよびフリンジ部114fのゲート幅方向の寸法をそれぞれ200nm程度とすると、トランジスタ間の距離Lt’は600nm必要である。これより、半導体装置1では従来の半導体装置41よりもトランジスタ間の距離Ltを400nm程度縮めることができる。
以上、第1の実施の形態によれば、メモリセル領域aのゲート構造をパターニングする際に、トランジスタ領域bでは図3(a)に示されるようにフリンジ部114fを形成することにより、ゲート幅方向における第2ゲート電極114bのショートニングによる不良の発生を防止できる。そして、図3(b)に示されるようにキャパシタ領域cにおける第2の電極層114の分割時にフリンジ部114fを同時に除去して、ゲート幅方向が同方向とされてゲート幅方向において近接する2つのトランジスタに関してそれらの第2ゲート電極114bを確実に分割するとともに、ゲート幅方向における第2ゲート電極114bの端部位置を絶縁膜113bに対して素子領域側に後退させる。これにより、第2ゲート電極114bの端部位置を後退させる分だけトランジスタ領域bの面積を小さく、かつゲート幅方向が同方向とされてゲート幅方向において近接する2つのトランジスタ間の距離Ltを、フリンジ部114fが存在しない分だけ短く設計して、トランジスタを作製することができる。
したがって、第1の実施の形態によれば、トランジスタを緻密に配置できるため、トランジスタの高集積化および半導体装置の小型化が可能である。
また、フリンジ部114fの除去を、キャパシタ領域cにおける第2の電極層114の分割時に同時に行うため、工程を増加させることなくトランジスタの高集積化および半導体装置の小型化が可能である。
なお、上記においては、ゲート幅方向において第2の電極層114の両端でフリンジ部114fを除去する場合について説明したが、ゲート幅方向の一端側だけで他のトランジスタと近接する場合は、他のトランジスタ側のみのフリンジ部を除去することも可能である。
また、上記においては、第1絶縁膜111を素子分離絶縁膜12よりも先に形成する場合について説明したが形成の順序は問わない。
(第2の実施の形態)
疎密なパターンが配置された半導体装置を加工する場合、それぞれのパターンでマイクロローディング効果によりエッチング加工変換差が異なる不具合が生じることがある。この対策として、寸法制御が重要な部位では、半導体素子が密集して配置された領域とパターン密度が略等しくなるように、半導体素子としては機能しないダミーパターンを孤立した半導体素子の周辺に形成してもよく、これにより、エッチング加工変換差を均等化できる。
ゲート電極の寸法精度は、トランジスタ駆動力における重要なパラメータである。このため、ゲート電極の加工においては加工寸法精度が重要となる。しかし、トランジスタの配置に疎密がある場合は、マイクロローディング効果の影響により不具合が生じる懸念がある。例えば上記の半導体装置1の製造工程では、図2−2(d)に示される第2の電極層114、第2の絶縁膜113および第1の電極層112のRIEによるエッチング時に、トランジスタの配置の疎密によりマイクロローディング効果が生じる。そこで第2の実施の形態においては、孤立したトランジスタの周辺に、半導体素子としては機能しないダミー電極を形成する。
図5は、半導体装置1のトランジスタ領域bに形成されたダミー電極120を模式的に示す要部上面図である。図5では、第2ゲート電極114bと拡散層215とダミー電極120のみを示している。
ダミー電極120は、第1の実施の形態で説明したプロセスにおいて、トランジスタ領域bにおけるトランジスタの配置が疎な領域に、以下のようにしてゲート電極と同工程で作製される。図6は、ダミー電極の形成方法を模式的に示す断面図である。まず、第1の実施の形態における図2−1(c)に示される工程で、トランジスタの配置が疎な領域の素子分離絶縁膜12上に第2の絶縁膜113を形成する。
次に、図2−2(d)に示される工程では、第2の絶縁膜113上に第2の電極層114を形成する。そして、第2の電極層114におけるダミー電極120に対応する領域を覆うパターンを追加したレジストパターン403をマスクにして、RIEにより第2の電極層114および第2の絶縁膜113をエッチングし、素子分離絶縁膜12を露出させる(図6(a))。そして、レジストパターン403を除去する。これにより、ダミー電極120が、素子分離絶縁膜12上に形成される(図6(b))。
しかしながら、ダミー電極は一般的にフローティングとなっており、最終製品に残っていると半導体装置の配線とシリコン基板との間に容量を持つことになり、半導体回路の特性を著しく遅延させ、ノイズの原因となる。一般的な対策としては、ダミーパターンは、VSSなどのグランド電極に接続する。しかし、このための配線が必要になるため、回路が肥大化するという問題がある。
そこで、第2の実施の形態では、ダミー電極120を図2−2(f)に示される第2の電極層114の加工時に除去する。すなわち、ダミー電極120に対応した開口パターンを有するレジストパターン404をマスクとし、ダミー電極120の下層の第2の絶縁膜113をエッチングストッパとして、RIEにより第2の電極層114をエッチングする。これにより、ダミー電極120を除去することができる。ダミー電極120の除去はキャパシタ素子の形成工程において同時に行われるため、工程の増加は発生しない。
図7は、ダミー電極120が除去された半導体装置1のトランジスタ領域bを模式的に示す要部上面図である。図7では、第2ゲート電極114bおよび拡散層215のみを示している。また、除去されたダミー電極120の跡を点線で示しており、この領域には第2の絶縁層113が残存する。
上述したように、第2の実施の形態によれば、RIEによる第2の電極層114等の加工時においてはダミー電極120によりトランジスタの配置の疎な領域におけるマイクロローディング効果による不具合を防止することができる。そして、その後のキャパシタ領域cにおける第2の電極層114の分割加工時にダミー電極120を同時に除去することにより、工程を増加させることなくダミー電極120を除去できる。これにより、ダミー電極120に起因したノイズの発生を防止し、配線容量の悪化を防止することができ、高速動作が可能な半導体装置1が得られる。
なお、第1の実施の形態で説明した従来の半導体装置41の製造方法において上記のようにダミー電極を形成し、その後、キャパシタ領域cにおける第2の電極層114をエッチングして2つに分割する際にダミー電極を除去してもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 半導体装置(基板)、11n N型ウェル領域、11 P型シリコン基板、12 素子分離絶縁膜、13 層間絶縁膜、41 半導体装置、111 第1の絶縁膜、111a トンネル膜、111b ゲート絶縁膜、111c キャパシタ絶縁膜、112 第1の電極層、112a フローティングゲート、112b 第1ゲート電極、112c キャパシタ電極、113 第2の絶縁膜、113a インターポリ絶縁膜、113b 絶縁膜、113c 第2キャパシタ絶縁膜、114 第2の電極層、114a 制御ゲート電極、114b 第2ゲート電極、114c 第2キャパシタ電極、114d 導電層、114f フリンジ部、115、215、315 拡散層、116、216、316 拡散層へのコンタクト、117、217、219、317、320 金属配線層、120 ダミー電極、218 ゲート電極へのコンタクト、318 第2電極へのコンタクト、319 第1電極へのコンタクト、401、402、403、404、405、406 レジストパターン、a メモリセル領域、b トランジスタ領域、c キャパシタ領域、Lg ゲート電極間距離、Lt トランジスタ間の距離。

Claims (5)

  1. 溝型素子分離絶縁膜により半導体基板が区画された複数の素子領域に半導体記憶素子と半導体素子とが形成され、
    前記半導体記憶素子は、
    前記素子領域内の前記半導体基板に離間して設けられた1対の第1拡散層と、
    前記1対の第1拡散層間の前記素子領域表面上に設けられたトンネル絶縁膜と、
    前記トンネル絶縁膜上に設けられたフローティングゲート電極と、
    前記フローティングゲート電極上に設けられた電極間絶縁膜と、
    前記電極間絶縁膜上に設けられた制御ゲート電極と、
    を備え、
    前記半導体素子は、
    前記素子領域内の前記半導体基板に離間して設けられた1対の第2拡散層と、
    前記1対の第2拡散層間の前記素子領域表面上に設けられた第1絶縁膜と、
    前記第1絶縁膜上に設けられた第1ゲート電極と、
    前記第1ゲート電極のゲート幅方向に関して前記素子領域上から前記溝型素子分離絶縁膜上に延在するように前記第1ゲート電極の一部上に設けられた第2絶縁膜と、
    前記第1ゲート電極上および前記第2絶縁膜上に設けられた第2のゲート電極と、
    を備え、
    前記第2のゲート電極は、前記ゲート幅方向の少なくとも一方側の端部が前記溝型素子分離絶縁膜上の前記第2絶縁膜に対して前記素子領域側に後退していること、
    を特徴とする半導体装置。
  2. 第1積層ゲート電極を有する複数の半導体記憶素子が形成された第1領域と、第2積層ゲート電極を有する複数の半導体素子が形成された第2領域とを半導体基板に有する半導体装置の製造方法であって、
    前記第1領域および前記第2領域の半導体基板上に第1絶縁膜を形成する第1工程と、
    前記第1絶縁膜上に第1電極層を形成する第2工程と、
    溝型素子分離絶縁膜を前記第1電極層および第1絶縁膜に対して自己整合的に形成して複数の素子領域を画定する第3工程と、
    前記第1電極層上および前記溝型素子分離絶縁膜上に第2絶縁膜を形成する第4工程と、
    前記第2領域の前記第1電極層上に形成された前記第2絶縁膜の一部を除去して前記第1電極層に達する第1開口部を形成する第5工程と、
    前記第1開口部を埋めて前記第1電極層上および前記第2絶縁膜上に第2電極層を形成する第6工程と、
    前記第1領域における前記第2電極層を前記第1積層ゲート電極の形状で覆うパターンをマスクとして用いてエッチングを行って前記第2電極層、前記第2絶縁膜および前記第1電極層をパターニングするとともに、前記第2領域における前記第2電極層の一部を覆うパターンをマスクとして用いてエッチングを行って前記第2積層ゲート電極のゲート長方向端部では前記第2電極層、前記第2絶縁膜および前記第1電極層を一括して前記第2積層ゲート電極の形状にパターニングし、且つ前記第2積層ゲート電極のゲート幅方向端部では前記素子領域から前記溝型素子分離絶縁膜の一部上に延在する形状に前記第2電極層および前記第2絶縁膜をパターニングする第7工程と、
    前記ゲート幅方向の少なくとも一方側で前記溝型素子分離絶縁膜の一部上に延在する前記第2領域における前記第2電極層をエッチングして、前記第2電極層の前記ゲート幅方向の少なくとも一方側の端部を前記第2絶縁膜に対して前記素子領域側に後退させる第8工程と、
    を含むこと、
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 前記第8工程では、前記第2電極層の下部の前記第2絶縁膜をエッチングストッパとして用いること、
    を特徴とする請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記半導体基板は、キャパシタ素子が形成された第3領域を更に有し、
    前記第3領域に対して、
    前記第1工程では、前記半導体基板上に前記第1絶縁膜を形成し、
    前記第2工程では、前記第1絶縁膜上に第1電極層を形成し、
    前記第3工程では、前記溝型素子分離絶縁膜を形成して前記素子領域を画定し、
    前記第4工程では、前記第1電極層上および前記溝型素子分離絶縁膜上に、第2絶縁膜を形成し、
    前記第5工程では、前記第1電極層上に形成された前記第2絶縁膜の一部を除去して前記第1電極層に達する第2開口部を形成し、
    前記第6工程では、前記第2開口部を埋めて前記第1電極層上および前記第2絶縁膜上に第2電極層を形成し、
    前記第7工程では、エッチングにより少なくとも前記第2電極層および前記第2絶縁膜をパターニングし、
    前記第8工程では、前記第3領域における前記第2電極層の一部をエッチングにより除去して、前記第2開口部を含む領域とこの領域と電気的に分離された領域とに前記第2電極層を分割すること、
    を特徴とする請求項2または3に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記第7工程では、前記第2領域の周辺でエッチングにより前記第2電極層および前記第2絶縁膜をパターニングして前記第2電極層からなるダミー電極を前記溝型素子分離絶縁膜上に形成し、
    前記第8工程では、前記ダミー電極をエッチングにより除去すること、
    を特徴とする請求項2〜4のいずれか1つに記載の半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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