JP2012035981A - コンベヤベルト - Google Patents

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Abstract

【課題】芯体補強層に隣接して広幅に軟らかいゴムが配置されているため、ベルトの耐久性、搬送物輸送機能を考慮すると好ましくない。
【解決手段】ベルト幅方向端部に配置された耳ゴム部のベルト幅方向内側に埋設された芯体補強層を有するコンベヤベルトにおいて、芯体補強層13を、ベルト幅方向中央部に配置したスチールコード14と、スチールコード14のベルト幅方向端部の少なくとも一方に配置した、スチールコード14の弾性率よりも低い弾性率を有する低弾性率コード15により構成した。低弾性率コード15は、有機繊維コード或いは高伸度スチールコードである。
【選択図】図1

Description

この発明は、コンベヤベルトに関し、特に、トラフ変換距離をできるだけ短くした、芯体補強にスチールコードを用いるコンベヤベルトに関する。
従来、例えば、石炭等の搬送物を連続的に搬送するコンベヤベルトが知られている。このコンベヤベルトは、無端リング状に形成されて駆動部と従動部の間に掛け渡されており、一定方向に走行することにより、コンベヤ外周側面(ベルト表面)である搬送面に載置された搬送物をベルト走行方向へと連続的に送り出す。
コンベヤベルトには、コンベヤベルトが搬送物を載置したまま搬送するための張力を負担する芯体が埋設されており、芯体は、主として、スチールコード(STコード)或いは有機繊維により形成されている。スチールコードを用いたスチールコードコンベヤベルトは、高張力、高耐久性を利点としていることから、主に、長距離ラインに用いられる。一方、芯体に有機繊維の織物を用いた帆布コンベヤベルトは短距離、低張力な汎用的なラインに多く用いられる。
ところで、コンベヤベルトは、ベルト走行方向端部に配置されたアイドラプーリ等を介して折り返されるが、このとき、ベルトは、略U字状断面のトラフ(樋)形状から平坦面形状、或いは平坦面形状からトラフ形状へと変化する必要があり、この変化に要する距離をトラフ変換距離と言う。トラフ変換距離はできるだけ短い方が望ましく、トラフ変換距離を短くしたものとして、例えば、「コンベヤベルト」(特許文献1参照)がある。
従来の「スチールコードコンベヤベルト」においては、ベルトの芯体補強層としてスチールコードを埋設し、ベルトの片側耳ゴムに軟らかいゴムを組み込んでいる。これにより、伸び難いスチールコードを端部に用いた場合に切れ易くなるベルト幅方向端部を、ベルト幅方向の中央部に比べて伸び易くし、切れ難くしている。
特開平4−251013号公報
しかしながら、芯体補強層に隣接して軟らかいゴムが配置されているため、通常のコンベヤベルトと比較し、端部に配置する耳ゴム幅が大きくなり、テンション保持機能を有さなくなる。また、この箇所での搬送物積載が困難となり、更に、耐久性の低下も懸念される。
この発明の目的は、ベルト内部構成部材におけるベルト幅方向における耳ゴム幅を大きくすること無く、ベルト幅方向端部での切れの発生を生じ難くしてトラフ変換距離をできるだけ短くした、芯体補強にスチールコードを用いるコンベヤベルトを提供することである。
上記目的を達成するため、この発明に係るコンベヤベルトは、ベルト内部に埋設された芯体補強層と共に、ベルト幅方向端部に柔軟性のある耳ゴム部を有するコンベヤベルトにおいて、前記芯体補強層を、ベルト幅方向中央部に配置したスチールコードと、前記スチールコードのベルト幅方向端部の少なくとも一方に配置した、前記スチールコードの弾性率よりも低い弾性率を有する低弾性率コードにより構成している。
また、この発明の他の態様に係るコンベヤベルトは、前記低弾性率コードが、有機繊維コードである。
また、この発明の他の態様に係るコンベヤベルトは、前記低弾性率コードが、高伸度スチールコードである。
また、この発明の他の態様に係るコンベヤベルトは、前記低弾性率コードが、ベルト幅方向端部に向かって弾性率が低下していく。
この発明に係るコンベヤベルトによれば、ベルト内部に埋設された芯体補強層を、ベルト幅方向中央部に配置したスチールコードと、スチールコードのベルト幅方向端部の少なくとも一方に配置した、スチールコードの弾性率よりも低い弾性率を有する低弾性率コードにより構成しているので、ベルト内部構成部材におけるベルト幅方向における耳ゴム幅を大きくすること無く、ベルト幅方向端部での切れの発生を生じ難くしてトラフ変換距離をできるだけ短くした、芯体補強にスチールコードを用いるコンベヤベルトとすることができる。
また、この発明の他の態様に係るコンベヤベルトによれば、低弾性率コードが、有機繊維コードであるので、スチールコードに比べ伸張し易い構成にすることができる。
また、この発明の他の態様に係るコンベヤベルトによれば、低弾性率コードが、高伸度スチールコードであるので、スチールコードに比べ伸張し易い構成にすることができる。
また、この発明の他の態様に係るコンベヤベルトによれば、低弾性率コードが、ベルト幅方向端部に向かって弾性率が低下していくので、低弾性率コードの張力とコード端部の耐久性の両立を図ることができる。
この発明の第1実施の形態に係るコンベヤベルトの構成を模式的に示す断面説明図である。 この発明の第2実施の形態に係るコンベヤベルトの構成を模式的に示す断面説明図である。 図2のコンベヤベルトにおける、コンベヤベルト全幅(A)、スチールコード幅(B)、低弾性率部幅(C)、耳ゴム部幅(D)を示す断面説明図である。
以下、この発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
(第1実施の形態)
図1は、この発明の第1実施の形態に係るコンベヤベルトの構成を模式的に示す断面説明図である。図1に示すように、コンベヤベルト10は、ベルト本体部11と、ベルト本体部11のベルト幅方向両端部に配置された耳ゴム部12を有しており、ベルト走行時、耳ゴム部12を両側壁とするトラフ(樋)形状となるが、ベルト走行方向端部に配置されたアイドラプーリ等(図示しない)を介して折り返されるときは、トラフ変換距離を経て、トラフ形状から平坦面形状或いは平坦面形状からトラフ形状へと変化する。
ベルト本体部11は、芯体補強層13を上カバーゴムと下カバーゴムで上下両側から挟み込んで形成されている。つまり、耳ゴム部12のベルト幅方向内側のベルト本体部11に芯体補強層13が埋設されている。
芯体補強層13は、ベルト幅方向中央部に配置したスチールコード14と、スチールコード14のベルト幅方向両端部に配置した、低弾性率コード15とを有している(図1参照)。低弾性率コード15は、スチールコード14の弾性率よりも低い弾性率を有するコードである。なお、低弾性率コード15は、スチールコード14のベルト幅方向端部の少なくとも一方に配置されていればよい。
低弾性率コード15としては、アラミド繊維やポリエステル繊維等の有機繊維からなる有機繊維コード、或いは高伸度スチール(ST)コード(ハイエロンゲーションコード)が用いられ、有機繊維コードを用いた場合、スチール(ST)コードに比べれば、伸張し易い構成にすることができる。ハイエロンゲーションコードとは、一般に、複数のストランドを緩く撚り合わせて、ストランドを互いに動き易く、比較的小さい荷重で大きく伸張させることによって、破断時に至るまでのトータル伸張量が多く、例えば、破断時の伸度が4.5〜5.5%の範囲のコードをいう。破断伸度とは、JIS Z 2241に準拠した引張り試験を行って測定した結果によって算出した値を意味する。
なお、スチールコード14及び高伸度スチール(ST)コードは、亜鉛メッキ或いはブラスメッキ等によりメッキ処理されている。
従って、コンベヤベルト10は、低弾性率コード15を、ベルト本体部11に比べ伸び易くすることにより、トラフ変換部での応力増大を防ぎ、ベルト幅方向端部での切れの発生を生じ難くしてトラフ変換距離をできるだけ短く、即ち、トラフ変換距離を従来に比べ短縮することができる。
(第2実施の形態)
図2は、この発明の第2実施の形態に係るコンベヤベルトの構成を模式的に示す断面説明図である。図2に示すように、コンベヤベルト20は、芯体補強層13が、スチールコード14により形成されており、低弾性率コード15が配置されていた部分のスチールコード14の弾性率(引っ張り弾性率)を低下させている。その他の構成及び作用は、第2実施の形態のコンベヤベルト10(図1参照)と同様である。
つまり、コンベヤベルト20は、ベルト幅方向中央部aの弾性率は所定の一定値に設定されているが、ベルト幅方向端部bの両側、即ち、コンベヤベルト10における低弾性率コード15配置部分は、ベルト幅方向中央部aに比べて弾性率が低く、且つ、ベルト幅方向端部の耳ゴム部12に向かって弾性率が一定割合で低下するように設定されている。
このため、スチールコード14からなる芯体補強層13の弾性率は、ベルト幅方向端部bにおいて耳ゴム部12に向かって徐々に低下するので、ベルト幅方向の剛性をなだらかに連続して変化させることができ、スチールコード14の張力とコード端部の耐久性の両立を図ることができる。
この結果、トラフ変換部での応力増大を防いで、ベルト内部構成部材におけるベルト幅方向における耳ゴム幅を大きくすること無く、トラフ変換距離を従来に比べ短縮することができる。
次に、上記構成を有するコンベヤベルト20における、コンベヤベルト全幅(A)に対するスチールコード(ST)14の幅(B)及び低弾性率部の幅(C)の各割合を、耳ゴム部の幅(D)の割合と共に、表1において指数により示す。ここで、スチールコード14の幅(B)は、ベルト幅方向中央部a(図2参照)幅に相当し、低弾性率部の幅(C)はベルト幅方向端部b(図2参照)幅に相当する。
図3は、図2のコンベヤベルトにおける、コンベヤベルト全幅(A)、スチールコード幅(B)、低弾性率部幅(C)、耳ゴム部幅(D)を示す断面説明図である。
Figure 2012035981
表1に示すように、コンベヤベルト20の全幅に対し、スチールコード14の幅を67.5〜92.5%の範囲に設定し、低弾性率部の幅を30〜5%の範囲に設定した何れの場合にも、トラフ変換部での応力増大を防いで、ベルト内部構成部材におけるベルト幅方向における剛性の変化を大きくすること無く、トラフ変換距離を従来に比べ短縮することができる。
なお、上述したように、コンベヤベルト20は、コンベヤベルト10における低弾性率コード15配置部分のスチールコード14を、耳ゴム部12に向かって弾性率が一定割合で低下するように形成したが、スチールコード14に代えて、低弾性率コード15配置部分を有機繊維コードにより形成した場合にも、有機繊維コードの弾性率をベルト幅方向外側に向かって低下するようにすれば、より好ましい。
この発明によれば、ベルト内部構成部材におけるベルト幅方向における耳ゴム幅を大きくすること無く、ベルト幅方向端部での切れの発生を生じ難くしてトラフ変換距離をできるだけ短くした、芯体補強にスチールコードを用いるコンベヤベルトとすることができるので、トラフ変換距離をできるだけ短くすることが望まれるコンベヤラインに最適である。
10,20 コンベヤベルト
11 ベルト本体部
12 耳ゴム部
13 芯体補強層
14 スチールコード
15 低弾性率コード
a ベルト幅方向中央部
b ベルト幅方向端部

Claims (4)

  1. ベルト幅方向端部に配置された耳ゴム部のベルト幅方向内側に埋設された芯体補強層を有するコンベヤベルトにおいて、
    前記芯体補強層を、ベルト幅方向中央部に配置したスチールコードと、前記スチールコードのベルト幅方向端部の少なくとも一方に配置した、前記スチールコードの弾性率よりも低い弾性率を有する低弾性率コードにより構成したことを特徴とするコンベヤベルト。
  2. 前記低弾性率コードは、有機繊維コードであることを特徴とする請求項1に記載のコンベヤベルト。
  3. 前記低弾性率コードは、高伸度スチールコードであることを特徴とする請求項1に記載のコンベヤベルト。
  4. 前記低弾性率コードは、ベルト幅方向端部に向かって弾性率が低下していくことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のコンベヤベルト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017030915A (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 横浜ゴム株式会社 コンベヤベルト
JP2017179668A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 横浜ゴム株式会社 コンベヤベルト用繊維補強層およびコンベヤベルト

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