JP2012034601A - コンバイン - Google Patents

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Keiichi Baba
馨一 馬場
Toshiyuki Ishibashi
俊之 石橋
Masahiko Matsukawa
雅彦 松川
Tomoyoshi Yamaguchi
知慶 山口
Atsuya Itohara
敦也 糸原
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Abstract

【課題】オーガ先端側及び運転席側にそれぞれ有線リモコンユニットを配置して操作の利便性を向上すると共に、リモコンユニットを共通化してコストダウンを図る。
【解決手段】オーガ先端側リモコンユニット31及び運転席側リモコンユニット15は、同一のケース40及び同一のスイッチ基盤からなり、オーガ先端側リモコンユニット31は上方側からコード36が延び、運転席側リモコンユニット15は下方側からコード36が延びて、上下逆にして用いられる。両リモコンユニット31,15は、中央部にオーガ先端部位置を移動する手動操作スイッチB〜Eを共通化して、それぞれの操作頻度に応じて各スイッチが割当てられる。
【選択図】図9

Description

本発明は、コンバインにおける穀粒排出オーガの操作装置に係り、詳しくは運転席及びオーガ先端部に配置される有線リモートコントロール(以下リモコンという)ユニットに関する。
従来、穀粒排出オーガの先端部分に有線リモコンユニット(操作具)を着脱自在に設けたコンバインが提案されている(下記特許文献参照)。上記有線リモコンユニットは、排出オーガの先端部分にコードで連結された1個のみからなり、十字型の第1(手動)操作スイッチと該第1操作スイッチの下方に位置する第2操作スイッチとを有している。
第1操作スイッチは、オーガの旋回及び上下動を操作するスイッチであり、十字型の左右スイッチよりオーガの左右旋回を操作し、上下スイッチによりオーガの上下動を操作する。第2操作スイッチは、オーガへの駆動を断接する穀粒排出スイッチ及び停止スイッチからなる。
特開平11−332363号公報
上記有線リモコンユニットは、オーガ先端部に備えられているので、穀粒をトラック等に移載する際、トラックの運転者等の補助者がオーガの先端部を確認しながらオーガの位置及び穀粒排出を操作するのに便利であるが、コンバインの作業者がオーガを操作する場合、運転席横にある固定式の操作部で操作する必要があり、利便性に欠けている。
コンバインの運転席にもリモコンユニットを装備することも考えられるが、オーガ先端部に連結されるリモコンユニットは、リモコンケースの上端部にコードを接続するのが普通であり、また運転席に装着されるリモコンユニットは、コンバイン作業者が運転シートに座ったままで操作する関係上、ケースの下端部からコードを延設する方がよいため、オーガ側及び運転席の各リモコンユニットを別個の形状のものでそれぞれ作らなければならず、コストアップの原因になってしまう。
そこで、本発明は、オーガ先端側及び運転席側にそれぞれ有線リモコンユニットを配置して、操作の利便性を向上し得るものでありながら、両リモコンユニットを共通化してコストアップを抑えたコンバインにおける穀粒排出オーガの操作装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、走行機体(3)にグレンタンク(7)及び運転席(6)を配置し、該グレンタンク内の穀粒を排出し得かつ旋回及び上下方向に揺動し得る排出オーガ(19)を備え、該排出オーガからの穀粒の排出作動及び該オーガの先端部(17a)位置を移動操作する操作装置を有するコンバインにおいて、
前記操作装置は、前記排出用オーガ(19)の先端部(17a)にコード(36)で連結され、かつ該先端部に配置されたホルダ(30)に着脱自在に保持されたオーガ先端側リモコンユニット(31)と、
前記運転席(6)にコード(36)で連結され、かつ該運転席に配置されたホルダ(302)に着脱自在に保持された運転席側リモコンユニット(15)と、を有し、
前記オーガ先端側リモコンユニット(31)及び前記運転席側リモコンユニット(15)は、同一の縦長形状のケース(40)を有し、
前記オーガ先端側リモコンユニット(31)は、前記ケース(40)の一方の短辺側を上方として用いると共に該上方である一方の短辺側から延びる前記コード(36)にて前記オーガの先端部(17a)に連結され、
前記運転席側リモコンユニット(15)は、前記ケース(40)の他方の短辺側を上方として用いると共に下方である前記一方の短辺側から延びる前記コード(36)にて前記運転席(6)に連結されてなる、
ことを特徴とするコンバインにある。
前記オーガ先端側及び運転席側の両リモコンユニット(31)(15)は、それぞれ上下方向中央位置に前記排出オーガ(19)を左右及び上下に移動操作する手動操作スイッチ(B〜E)を配置し、
前記オーガ先端側リモコンユニット(31)は、前記手動操作スイッチ(C,B,E,D)の上方に前記オーガの排出口(21a)を開閉作動(23)する開閉スイッチ(N,M)を配置し、
前記運転席側リモコンユニット(15)は、前記手動操作スイッチ(B,C,D,E)の中央部に前記排出オーガを排出位置又は収納位置に自動旋回する自動旋回スイッチ(A)を、前記手動操作スイッチの上方に前記排出オーガを作動、非作動に切換える穀粒排出スイッチ(F)及び前記排出オーガの排出位置を選択する選択スイッチ(G)を配置してなる。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これにより特許請求の範囲に記載した構成に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る本発明によると、排出オーガの先端部にコードで連結してリモコンユニットを設けると共に、運転席にもコードで連結してリモコンユニットを装備したので、排出オーガによる穀粒の排出作業を、適宜、運転席側リモコンユニット及びオーガ先端側リモコンユニットを用いて操作することができ、操作の利便性を向上することができる。
オーガ先端側リモコンユニットは、その上方からコードが延出して該コード側を上方として用い、運転席側リモコンユニットは、その下方からコードが延出して、該コード側と反対側を上方として用い、各リモコンユニットは、コードが邪魔にならないようにして、高い操作性で操作可能であるものでありながら、同一のケースを用いて、ケースの表面に貼られる表示シート及び制御部(マイコン)の設定を変更するだけで、両リモコンユニットを兼用して用いることができ、コストダウンを図ることができる。
請求項2に係る本発明によると、同一ケース及びスイッチ基盤からなるリモコンユニットを用い、オーガ先端側と運転席側では上下逆にして用いられるものでありながら、オーガ先端側及び運転席側の各リモコンユニットのスイッチのレイアウトは、それぞれの操作に対応して最適化が図られている。特に、両リモコンユニットは、中央位置に排出オーガを移動操作する手動操作スイッチが共通して配置され、運転席側にあっては、基本となる上記手動操作スイッチの中央部に自動旋回スイッチが配置され、かつ該手動操作スイッチの上方に穀粒排出スイッチ及び選択スイッチが配置され、オーガ先端側では、上記手動操作スイッチの上方にフラップ(シャッタ)の開閉スイッチが配置されるので、それぞれの場所に対応した操作頻度の高いスイッチをレイアウトして、それぞれのリモコンユニットの操作性を向上することができる。
本発明を適用したコンバインを示す側面図。 オーガ先端側のリモコンユニットを示す側面図。 オーガ先端側のリモコンユニットを示す斜視図。 運転席側のリモコンユニット及びそのホルダを示す正面斜視図。 運転席側のリモコンホルダを示す背面斜視図。 オーガ先端側のリモコンホルダを示す正面斜視図。 オーガ先端側のリモコンホルダを示す背面斜視図。 リモコンユニット及びホルダの側面図で、(A)は運転席側、(B)はオーガ先端側を示す。 リモコンユニット及びホルダの正面図で、(A)は運転席側、(B)はオーガ先端側を示す。 リモコンユニット及びホルダの背面図で、(A)は運転席側、(B)はオーガ先端側を示す。 リモコンユニットの正面図で、(A)は運転席側、(B)はオーガ先端側を示す。 表示シートを貼ってない状態のリモコンユニットの正面図で、(A)は運転席側、(B)はオーガ先端側を示す。
以下、図面に沿って、本発明の実施の形態について説明する。コンバイン1は、図1に示すように、クローラ走行装置2に支持されている走行機体3を有しており、該走行機体3の左右一側(左側)には脱穀装置が配置され、左右他側(右側)には前方側に運転席6、その後方にグレンタンク7が配置されている。走行機体3の前部には、前処理部9が昇降自在に配置されている。
運転席6はキャビン10により覆われており、座席シート11の下方にエンジン12が配置され、かつ該座席シート11の前方及び側方に各種の操作部材を有する操作装置が配置されている。更に、座席シート11の後側であるグレンタンク7との間にはオーガ操作装置13が配置されており、該オーガ操作装置13の一部として本発明に係る有線式のリモートコントロール(リモコン)ユニット15が脱着自在に配置されている。
グレンタンク7は、脱穀装置から穀粒が揚上されて貯留される。該グレンタンク7の底部には横ラセンが配置され、また横ラセンに接続して、縦オーガ16が立設されている。該縦オーガ16の先端に横オーガ17が連接して、穀粒排出オーガ19を構成している。縦オーガ16はその基部が回転自在に支持されており、オーガ旋回モータ20によりその筒状部が回転駆動される。横オーガ17の基部は縦オーガ16の先端部に上下方向に揺動自在に連結されており、オーガ昇降シリンダ24により上下方向に昇降駆動される。
上記縦オーガ16及び横オーガ17は、筒状部内にラセンが嵌挿されており、排出クラッチのオンによりエンジン12の回転が横ラセンに伝達され、更に縦オーガ16及び横オーガ17のラセンに伝達される。上記旋回モータ20により縦オーガ16を旋回することにより、横オーガ17は所定旋回角に旋回されると共に、オーガ昇降シリンダ24により所定角に昇降され、横オーガ17の先端部17aが所定位置になるように操作される。グレンタンク7内に貯留された穀粒は、横ラセンにより縦オーガ16に搬送され、更に縦オーガ16及び横オーガ17からなる穀粒排出オーガ19により、所定位置に設定されたオーガ先端部17aからトラック等に排出される。
オーガ先端部17aは、図2及び図3に詳示するように、筒状部21の先端部に下向きに開口された開口21aが形成されており、該開口を囲むように透明のビニール等からなる案内カバー22が設けられている。また、上記開口21aには枢軸23aにより開閉自在にオーガフラップ(シャッタ)23が配置されており、該オーガフラップ23は、横オーガ17のラセン17bにより搬送される穀粒の排出を制御する。上記オーガ先端部17aの筒状部21の側面には合成樹脂製のカバー25が一体に固定されており、該カバー内には上記オーガフラップ23の駆動モータ、該フラップの位置検出用ポテンショメータ及びオーガカメラ26が内蔵されている。また、走行機体3の後方にもカメラ27(図1参照)が配置されており、オーガカメラ26による穀粒の排出状況及びカメラ27による後方状況が運転席6のキャビン10内の上部に設けられている液晶モニタ29(図1参照)に画像として映し出される。
オーガ先端部17aの筒状部21の先端面にはリモコンホルダ30が設置されており、該ホルダ30にオーガ先端側の有線式リモートコントロール(リモコン)ユニット31が抜差し自在に配置されている。該リモコンユニット31からの配線は、上記カバー25内の機器からの配線と共に横オーガ17の上部に沿って延び、運転席側リモコンユニット15からの配線と共に走行機体3内の制御部に接続される。上記オーガ先端側及び運転席側リモコンユニット15からの操作信号は、制御部により前記オーガ旋回用モータ20、オーガ昇降シリンダ24、排出クラッチ制御用モータ及びオーガフラップ駆動用モータに適宜出力される。
前記運転席側リモコンユニット15は、図4及び図5に示すように、1本の線材35を折曲して形成されたリモコンホルダ30に抜差し(着脱)自在に保持される。リモコンホルダは、上記オーガ先端側30と運転席側30と同じものが用いられており(図4〜図10参照)、線材35の両先端部a,bから縦方向に平行に垂下して、先端側では両間隔が狭く(c,d)、途中で前方及び互いに離れる方向に屈曲して間隔が広くなっている(e,f)。そして、線材35,35は、前方に延びるように屈曲して底面支持部g,hを形成し、更に上方に屈曲して互いに離れる方向に斜め上方に延び(i,j)、所定上方位置にてそれぞれ後向きに屈曲して(k,l)、前記線材35の先端部a,b下方部分の前方にて互いに横方に延びて連続する(m)。上記後向きに屈曲する部分k,lが、リモコンユニットの左右側面を規制する側面保持部となり、前記斜め上方に延びる部分i,jが、リモコンユニットの前面を規制する前面保持部となり、上記横方向に延びる中間連結部mが係止部となり、平行な幅広部e,fが、リモコンユニットの背面を支える背面保持部となる。前記両側面保持部k,lの間隔p(図10参照)は、偏平の略々長方体(縦長形状)からなるリモコンユニット15,31のケースの左右幅より若干広く設定されており、底面支持部g,hの間隔qは、上記リモコンケースの左右幅の30〜40%からなり、かつリモコンユニット15から延びるコード36の接続部36aの径より若干広くなっている。前面保持部i,jと背面保持部e,dとの間隔s(図8参照)、即ち後向き底面支持部g,hの長さは、リモコンケースの厚さと等しいかそれより若干広くなっている。また、前面保持部i,jと係合部mとの間隔u(図8参照)、即ち後向き屈曲部k,lの長さは、上記リモコンケースの凹部40b部分の厚さに略々等しくなっており、従って上記前面保持部と背面保持部との間隔sより若干短くなっている。一方の線材35の先端bは、他方の先端a側に寄るように屈曲されており、該先端部a,bは、上記中間部分mより所定量t高い位置にある(図10参照)。
上記リモコンユニット15,31は、運転側及びオーガ先端側で同一ケース40及び同一スイッチ基盤44のものが用いられる。リモコンケース40は、図4〜図11に示すように、縦長形状である偏平な長方体からなり、その一方の短辺から接続具36aを介してコード36が延びている。ケース40は、その左右側面に該リモコンユニットを把持した際の滑り止めとなる凹凸部40aが形成されており、また裏面に、上下方向中央線に対して対称位置に、リモコンユニットの把持位置の目安となる凹部40b,40bが上下2箇所に形成されている。
また、ケース40の表面には、図12に示すように、上記スイッチ基盤44の各押しボタン用スイッチ及びインジケータ用LEDランプが複数個露出されており、かつ該ケース40内にはこれらスイッチ及びインジケータ用ランプを有するスイッチ基盤44が内蔵されている。スイッチは、中央スイッチA及びその上下及び左右の十字状となる各スイッチB,C,D,Eを有する第1のスイッチ群41と、該スイッチ群41に近接して上下一方の短辺側に配置された左右2個のスイッチF,G及びこれらスイッチのインジケータランプH,I並びに更にその短辺側に左右方向に並んだ3個のインジケータランプJ,K,Lからなる第2のスイッチ群42と、上記第1のスイッチ群41の上下他方の短辺側に配置された左右2個のスイッチM,N及びそのインジケータランプO,Pからなる第3のスイッチ群43と、を備える。そして、第3のスイッチ群43が位置する側の他方の短辺40cからコード36が延びている。
即ち、スイッチ基盤44を内蔵したケース40は、同じものからなり、コード36を上方にしてオーガ先端側リモコンユニット31として用いられ、コード36を下方にして運転席側リモコンユニット15として用いられる。
そして、上記ケース40の表面には、図11に詳示するように、表示(デザイン)シート45,46が貼られる。図11(A)は、運転席側のデザインシート45を貼ったリモコンユニット15であり、コード36を下方にして用いられる。該運転席側リモコンユニット15は、ケース下方の第3のスイッチ群43にオーガフラップ23の開(M)及び閉(N)スイッチが対応し、ケース中央部の第1のスイッチ群41にオーガの自動旋回・収納スイッチ(A)並びに手動による上下スイッチ(B,C)、左右スイッチ(D,E)が対応し、ケース上方の第2のスイッチ群42に排出スイッチ(F)、そのインジケータランプ(H)及び選択スイッチ(G)並びにオーガの選択位置である左(J)、後方(K)、右のインジケータランプ(L)が対応する。なお、該運転席側リモコンユニット15では、第3のスイッチ群43のインジケータランプO,P及び第2のスイッチ群42のインジケータランプIが覆われて非作動状態となる。
ケースの上下方向中央に位置する上記第1のスイッチ群41の十字スイッチとなる上下及び左右の各スイッチ(B,C)(D,E)は、排出オーガ19の先端部位置を上下及び左右に移動する手動操作スイッチとなり、その中央部にあるスイッチ(A)は、自動旋回スイッチとなり、該自動旋回スイッチの操作は、オーガの排出位置への旋回及び収納位置の自動旋回を操作毎に切換える。上記手動操作スイッチの上方にある第2のスイッチ群42の一側のスイッチ(G)は、排出オーガの排出位置を選択する選択スイッチとなり、該選択スイッチの操作毎に、オーガの排出位置を、機体の左、後方、右に順次切換えるものであり、各排出位置はインジケータランプ(J,K,L)により表示される。上記第2のスイッチ群の他側のスイッチ(F)は、排出オーガの作動(駆動)、非作動(停止)を操作する穀粒排出スイッチとなり、該排出位置の操作毎に、エンジンの回転を横ラセン及び穀粒排出オーガ19の各ラセンに動力を伝達又は遮断するクラッチ操作用モータを操作し、穀粒の排出又は停止がインジケータランプ(H)により表示される。また、上記手動操作スイッチの下方にある第3のスイッチ群43の各スイッチ(M,N)が、排出オーガの排出口を開閉作動する開及び閉スイッチとなり、オーガフラップの駆動モータを正逆方向に駆動する。
図11(B)は、オーガ先端側のデザインシート46を貼ったリモコンユニット31であり、コード36を上方にして用いられる。該オーガ先端側リモコンユニット31は、ケース中央部の第1のスイッチ群41にオーガの上下(C,B)及び左右(E,D)の手動操作が対応し、ケース上方の第3のスイッチ群43にオーガフラップ23の開(N)、閉(M)が対応し、ケース下方の第2のスイッチ群42にオーガ排出・停止(G)及びそのインジケータランプ(I)並びに旋回・収納(F)及びそのインジケータランプ(H)が対応する。なお、該オーガ先端側リモコンユニット31では、第1のスイッチ群41の中央スイッチA、第3のスイッチ群43のインジケータランプP,O、第2のスイッチ群42の3個のインジケータランプL,K,Jが覆われて非作動状態となる。
ケース上下方向の中央に位置する第1のスイッチ群41の上下、左右の十字スイッチ(C,B)(E,D)は、運転席側リモコンユニット15と同様に手動操作スイッチとなるが、左右,上下は制御部において反対接続となり、オーガ先端部17aを上下、左右方向に移動操作する。なお、該第1のスイッチ群41の中央部のスイッチAは操作不能状態となる。上記手動操作スイッチの上方にある第3のスイッチ群43は、運転席側リモコンユニット15と同様にオーガ排出口を開閉する開閉スイッチとなるが、開,閉が制御部において反対接続となる。上記手動操作スイッチの下方にある第2のスイッチ群42の一側のスイッチ(G)は、オーガを作動、非作動に切換える穀粒排出スイッチとなり、他側のスイッチFは、穀粒排出オーガ19を自動旋回する自動旋回スイッチとなる。なお、上記オーガフラップ23の開閉スイッチ(N,M)、オーガの手動による上下左右スイッチ(C,B,E,D)、穀粒の排出スイッチ(G)の操作は、運転席側と同様であるが、自動旋回スイッチFは、オーガを収納位置に自動旋回する際にのみ作動する。
上記運転席側リモコンユニット15及びオーガ先端側リモコンユニット31の各スイッチは、デザインシート45,46で指示される操作内容が異なるが、制御部(マイコン)の設定を変更することにより、各リモコンユニットのスイッチは、それぞれシート45,46に指示される操作内容に対応する。
以上説明したように、オーガ先端側リモコンユニット31は、図2,3、図6,7、図8〜10の(B)に示すように、コード36を上方にしてホルダ30に保持される。この際、リモコンケース40は、その前面がホルダ30の前面保持部,jに当接し、その裏面下部が背面保持部e,fに当接し、その左右側面が側面保持部k,lに当接し、その底面がホルダの底面支持部g,hに支えられて、ホルダ30に保持される。更に、ホルダ30の中間連結部(係止部)mがリモコンケース40裏面の指把持用の上方側凹部40bに若干弾性変形しつつ当接・係合して、リモコンユニット31は安定して保持される。この際、該ホルダに装着された状態のリモコンユニット31は、前面保持部i,jがその前面の各スイッチ(B〜G,M,N)を覆わない位置にある。
運転席側リモコンユニット15は、図4,5,図8〜10の(A)に示すように、コード36を下方にしてホルダ30に保持される。この際、同様に、リモコンケース40は、その前面がホルダ30の前面保持部i,jに当接し、その裏面が背面保持部e,fに当接し、その左右側面が側面保持部k,lに当接し、その底面がホルダの底面支持部g,hに支えられ、そしてケース40裏面の指把持用の上方側の凹部40bが中間連結部(係止部)mに若干弾性変形しつつ係合・当接して、リモコンユニット15は安定してホルダ30に保持される。
リモコンケース40は、偏平な略々直方体(正確にはコード36が延びる短辺側(40c)が他方に比して若干幅狭めとなり、かつ厚さが若干厚くなっている)からなり、かつ凹部40b,40bは上下対称位置にあるので、同じホルダ30,30を用いて、上下逆にして装着しても、オーガ先端側リモコンユニット31及び運転席側リモコンユニット15は共に安定して保持される。
そして、コンバイン1を畦際に操縦して、グレンタンク7内の穀粒をトラック等に移載する際、まずコンバイン運転者が運転席側リモコンユニット15をホルダ30から外して、該リモコンユニット15を操作する。該リモコンユニット操作は、コンバインとトラックとの関係においてオーガ排出位置を選択ボタンGにより選択する。上記選択ボタンGの上方に位置して、該ボタン操作する指に邪魔されることなく、選択ボタンGを操作してインジケータランプJ,K,Lにより排出位置(左、後方、右)が正しい位置に切り換えられたことを確認する。該排出位置が選択された状態で、自動旋回ボタンAを押して、オーガ19を左右方向に旋回すると共に上下方向に揺動して、オーガ先端部17aを選択ボタンGにより選択された位置に移動する。そして、オーガカメラ26の映像を液晶モニタ29で見ながら手動操作スイッチA,B,C,Dにより穀粒排出オーガ19のオーガ先端部17aをトラック上方に移動する。そして、運転席側リモコンユニット15により排出ボタンFを操作すると、オーガフラップ(シャッタ)が自動的に開位置に連動して作動する。
そして、穀粒のトラックへの移載が進行して、トラック内での穀粒の山を均すため、補助者は、オーガ先端側のリモコンユニット31を用いて、オーガ手動操作ボタン(C,B,E,D)によりオーガ先端を左右又は上下に移動し、またフラップの開閉ボタン(N,M)により、穀粒の排出方向を適宜操作する。トラックが満杯になるか、またはグレンタンク7が空になり、オーガによる穀粒排出作業を停止する際、オーガ先端側リモコンユニット31の排出ボタン(G)を操作して、穀粒の排出を停止した後、旋回ボタン(F)を押すことにより、オーガ19を収納位置に移動する。この際、運転席側リモコンユニット15及びオーガ先端側リモコンユニット31は、それぞれコード36が連結側である下側又は上側から延びており、上下逆に使用されるものであるが、各スイッチのレイアウトはそれぞれの操作に適応して最適化が図られている。特に、両リモコンユニット15,31の基本となり、中央部に位置して共通化されている手動操作スイッチ(B〜E)の上方位置に、運転席側(15)にあっては排出スイッチ(F)及び選択スイッチ(G)を配置し、かつ手動操作スイッチ(B〜E)の中央部に自動旋回スイッチ(A)を配置し、オーガ先端側にあってはオーガ排出口の開閉スイッチ(N,M)を配置したので、それぞれの場所に対応して操作頻度の高いスイッチをレイアウトして、それぞれのリモコンユニットの操作性を向上することができる。
なお、オーガの排出停止、フラップの閉作動及びオーガの収納位置への自動旋回は、運転席側リモコンユニット15により行ってもよい。また、コンバインの運転者が、まず運転席側リモコンユニット15を用いてオーガ19を排出位置に移動し、そして該運転者がオーガ先端部分に移動して、オーガ先端側リモコンユニット31をホルダ30から外して、該オーガ先端側リモコンユニット31を用いてオーガ排出及びフラップの開閉操作、更に手動によるオーガ先端の左右及び上下位置を操作してもよい。
1 コンバイン
3 走行機体
6 運転席
7 グレンタンク
15 運転席側リモコンユニット
16 縦オーガ
17 横オーガ
17a 先端部
19 排出オーガ
30,30 ホルダ
31 オーガ先端側リモコンユニット
36 コード
40 ケース
44 スイッチ基盤
A 自動旋回スイッチ
B,C,D,E 手動操作スイッチ
M,N 開閉スイッチ
F 穀粒排出スイッチ
G 選択スイッチ

Claims (2)

  1. 走行機体にグレンタンク及び運転席を配置し、該グレンタンク内の穀粒を排出し得かつ旋回及び上下方向に揺動し得る排出オーガを備え、該排出オーガからの穀粒の排出作動及び該オーガの先端部位置を移動操作する操作装置を有するコンバインにおいて、
    前記操作装置は、前記排出用オーガの先端部にコードで連結され、かつ該先端部に配置されたホルダに着脱自在に保持されたオーガ先端側リモコンユニットと、
    前記運転席にコードで連結され、かつ該運転席に配置されたホルダに着脱自在に保持された運転席側リモコンユニットと、を有し、
    前記オーガ先端側リモコンユニット及び前記運転席側リモコンユニットは、同一の縦長形状のケースを有し、
    前記オーガ先端側リモコンユニットは、前記ケースの一方の短辺側を上方として用いると共に該上方である一方の短辺側から延びる前記コードにて前記オーガの先端部に連結され、
    前記運転席側リモコンユニットは、前記ケースの他方の短辺側を上方として用いると共に下方である前記一方の短辺側から延びる前記コードにて前記運転席に連結されてなる、
    ことを特徴とするコンバイン。
  2. 前記オーガ先端側及び運転席側の両リモコンユニットは、それぞれ上下方向中央位置に前記排出オーガを左右及び上下に移動操作する手動操作スイッチを配置し、
    前記オーガ先端側リモコンユニットは、前記手動操作スイッチの上方に前記オーガの排出口を開閉作動する開閉スイッチを配置し、
    前記運転席側リモコンユニットは、前記手動操作スイッチの中央部に前記排出オーガを排出位置又は収納位置に自動旋回する自動旋回スイッチを、前記手動操作スイッチの上方に前記排出オーガを作動、非作動に切換える穀粒排出スイッチ及び前記排出オーガの排出位置を選択する選択スイッチを配置してなる、
    請求項1記載のコンバイン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018126139A (ja) * 2013-08-19 2018-08-16 松山株式会社 農作業機用リモコン操作装置のホルダー
JP2019037412A (ja) * 2017-08-24 2019-03-14 パラマウントベッド株式会社 制御装置および電動家具

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