JP2012034003A - 画像処理装置,画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】適切に裏写り部修正処理を行うことのできる画像処理装置及び画像形成装置を提供すること。
【解決手段】原稿画像の濃度を読み取り,読み取られた原稿濃度の頻度分布を検出し,上記検出された原稿濃度の頻度分布に基づいて,高頻度濃度色とこれに近い準高頻度の濃度色を抽出し,前記準高頻度濃度色の部分の濃度を前記高頻度濃度色の部分の濃度に変換する裏写り部修正処理を行う機能を備えた画像処理装置であって,
原稿内における画像処理に必要な領域として予め指定された領域についてのみ,前記裏写り部修正処理を行う画像処理装置。
【選択図】図6

Description

本発明は,原稿の画像を読み取った後,原稿濃度の頻度分布を検出し,上記検出された原稿濃度の頻度分布に基づいて,高頻度濃度色とこれに近い準高頻度の濃度色を抽出し,前記準高頻度濃度色の部分の濃度を前記高頻度濃度色の部分の濃度に変換する裏写り部修正処理を行う機能を備えた画像処理装置の改良に係り,特に,裏写り部修正処理の精度を向上させることを目的として改良された画像処理装置及び画像形成装置に関するものである。
従来から,スキャナ装置や複写機,ファクシミリ装置,複合機などに搭載される画像処理装置によって,表裏面に画像が形成された原稿の表面の画像を読み取る場合,その読み取られた画像に原稿の裏面の画像が写り込む所謂「裏写り」が生じることが問題となっている。このような「裏写り画像」は,裏面から透けているものであるから,あまり濃い画像になることは少ない。そのため,読み取られた画像の濃度を全体的に下げることで裏写りの部分を目立たなくする裏写り部修正処理を行う画像処理装置が知られている。しかし,この場合には,裏写り部分だけではなく,読み取られた原稿の本来の画像についても濃度が低下することになるという問題が生じる。
これに対し,例えば特許文献1では,原稿を読み取り,その濃度データから,濃度とその頻度の関係を二次元で示す濃度ヒストグラム(頻度分布)を算出して,その頻度が最も高い濃度データと,その近傍の濃度データを抽出し,上記頻度が最も高い濃度データの近傍の濃度データを持つ画素の濃度を上記頻度が最も高い濃度データに一律に変換することにより,裏写り部分の画素を原稿の下地の色に置き換え,裏写り部分をした地色に置き換える処理を行う画像処理装置が提案されている。これは,経験的に,下地色部分は原稿全体に占める面積が大きいので,頻度が最も高い濃度データとなる一方,裏写り部分は,それ自身の濃度が低いので,下地と推測される頻度が最も高い濃度データにほぼ近い濃度データの画素からなることが分っているからである。
頻度分布について説明すると,図7は,濃度ヒストグラムの一例を示すものである。図7に示すように,濃度ヒストグラムは,画像データに含まれている所定範囲ごとの濃度の頻度を算出し,その濃度及び頻度の関係を示したものである。図7に示す例では,濃度が0〜15の範囲の頻度が最も高く,この濃度を備えた画素領域を下地であると推測することができる。また,最高頻度である0〜15の濃度に近い16〜31の濃度の部分が裏写りの部分の可能性が高いと推測される。
特開平成11−187266号公報
しかしながら,前記特許文献1に開示された技術では,原稿を読み取って,その濃度に関する頻度分布を調べるに際して,原稿全体を読み取るようにしているために,例えば,複数種類の大きさの異なる原稿が供給されるいわゆる混載原稿の場合に,読み取るサイズを大きい原稿サイズに合わせると,小さい原稿が供給されたときに,小さい原稿からはみ出した部分まで読み込んでしまうことになる。この場合は,小さい原稿からはみ出した部分は,原稿カバーの無地一色の画像を読んでしまう。しかし,上記のような無地一色の画像が全体画像に占める面積が大きくなると,その部分を下地と判断してしまう可能性があり,裏写り部分を正しい下地色に置き換えることが出来ない問題がある。
このようなことは,前記混載の場合のみでなく,例えば,原稿そのものの一部だけについてのみ裏写り部を下地色への変換を行いたい場合にも,原稿全体を読み込んでしまうと,ユーザの意図とことなる変換が行われてしまう可能性がある。その一例は,読み込んだ原稿の一部について変倍して画像を出力したい場合などに発生する。
従って,本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,適切に裏写り部修正処理を行うことのできる画像処理装置及び画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は,
原稿画像の濃度を読み取り,読み取られた原稿濃度の頻度分布を検出し,上記検出された原稿濃度の頻度分布に基づいて,高頻度濃度色とこれに近い準高頻度の濃度色を抽出し,前記準高頻度濃度色の部分の濃度を前記高頻度濃度色の部分の濃度に変換する裏写り部修正処理を行う機能を備えた画像処理装置であって,
原稿内における画像処理に必要な領域として予め指定された領域についてのみ,前記裏写り部修正処理を行う画像処理装置である。
上記予め指定された領域に一種として,多種原稿の混載供給を行うモードが指定された場合に,上記混載原稿中の1つの原稿種を指定することによって,画像処理に必要な領域を指定するものであってもよい。
また,別の例として,前記予め指定された領域が,原稿内における画像処理に必要な領域を指定する画像処理領域指定手段によって指定された領域が考えられる。
さらには,前記予め指定された領域が,出力される画像のサイズと,該出力のための変倍処理の倍率及び出力される画像の大きさに応じて自動計算あるいは指定される原稿内の領域であってもよい。
また,当該画像処理装置が,原稿の画像を複数の色成分データを含むカラー画像データとして読み取る画像処理装置であって,前記複数の色成分データで表現される複数の色のうち前記原稿の画像に含まれている頻度が予め設定された高頻度条件を満たす高頻度色を特定する高頻度色特定手段と,前記高頻度色特定手段によって特定された高頻度色ごとに対応して,前記高頻度色の近傍の色を該高頻度色に略均一化させるべく前記色成分データ各々を変換するために用いられる個別濃度変換情報を生成する個別濃度変換情報生成手段と,前記高頻度色の近傍の色を表現する前記カラー画像データについて,前記色成分データ各々を,該高頻度色に対応して前記個別濃度変換情報生成手段で生成された前記個別濃度変換情報に基づいて変換する色成分データ変換手段とを備得てなる画像処理装置であってもよい。
また,本発明は,前記画像処理装置と,前記色成分データ変換手段による変換後の前記色成分データ各々に基づいて画像を形成する画像形成部とを備えてなる画像形成装置として捉えてもよい。
本発明によれば,前記高頻度色特定手段によって特定された一又は複数の前記高頻度色の近傍の色を表現する前記カラー画像データについて,その高頻度色に対応して生成された前記個別濃度変換情報に基づいて前記色成分データ各々が変換されることになるため,前記原稿の画像に含まれる頻度が高い色が複数存在する場合でも,その複数の色各々の箇所における裏写りを防止することができる。また,前記高頻度色の近傍の色を表現する前記カラー画像データのみについて前記個別濃度変換情報に基づく前記色成分データ各々の変換が行われ,他の色を表現する前記カラー画像データについては,前記個別濃度変換情報に基づく前記色成分データ各々の変換が行われないため,画像全体の色再現性も損なわれない。
具体的に,前記高頻度色特定手段は,前記複数の色成分データで表現される複数の色を予め定められた所定範囲の色ごとの色群に分類したときに前記原稿の画像に含まれている前記色群ごとの頻度を示す第一の色ヒストグラムを算出する第一の色ヒストグラム算出手段と,前記第一の色ヒストグラム算出手段によって算出された前記第一の色ヒストグラムに基づいて,予め設定された所定頻度以上である高頻度色群を抽出する高頻度色群抽出手段と,前記高頻度色群抽出手段によって抽出された高頻度色群ごとに,該高頻度色群に含まれた色ごとの頻度を示す第二の色ヒストグラムを算出する第二の色ヒストグラム算出手段とを備えてなることが考えられる。そして,前記高頻度色特定手段は,前記第二の色ヒストグラム算出手段によって算出された前記第二の色ヒストグラムに基づいて,前記高頻度色群ごとにおいて最も頻度の高い色を前記高頻度条件を満たす高頻度色として特定する。
また,前記個別濃度変換情報は,前記色成分データにガンマ補正を施すために用いられるガンマテーブルであることも考えられる。なお,前記複数の色成分データは,例えばR(赤),G(緑),B(青)各々の画像データ,又はC(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)各々の画像データである。
本発明によれば,原稿画像の濃度を読み取り,読み取られた原稿濃度の頻度分布を検出し,上記検出された原稿濃度の頻度分布に基づいて,高頻度濃度色とこれに近い準高頻度の濃度色を抽出し,前記準高頻度濃度色の部分の濃度を前記高頻度濃度色の部分の濃度に変換する裏写り部修正処理を行う機能を備えた画像処理装置であって,原稿内における画像処理に必要な領域として予め指定された領域についてのみ,前記裏写り部修正処理を行う画像処理装置であるので,適切に裏写り部修正処理を行うこと,ができる。
本発明の実施の形態に係る複合機Xの概略構成を示すブロック図。 本発明の実施の形態に係る複合機Xの画像処理部4の要部構成を示すブロック図。 色ヒストグラムの一例を説明するための図。 本発明の実施の形態に係る複合機Xで実行される濃度変換処理で生成される濃度変換テーブルの一例を説明するための図。 本発明の実施の形態に係る複合機Xで実行される濃度変換処理で生成される濃度変換テーブルの一例を説明するための図。 本発明の実施の形態に係る複合機Xで実行される裏写り処理の手順の一例を説明するためのフローチャート。 濃度ヒストグラムの一例を説明するための図。 予め指定された領域の具体例を示す図。
以下添付図面を参照しながら,本発明の実施の形態について説明し,本発明の理解に供する。尚,以下の実施の形態は,本発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
まず,図1を用いて,本発明の実施の形態に係る複合機Xの概略構成について説明する。
図1に示すように,前記複合機Xは,本発明に係る画像処理装置及び画像形成装置の一例であって,制御部1,操作表示部2,画像読取部3,画像処理部4,画像形成部5などを備えて概略構成されている。なお,複写機あるいはファクシミリも本発明に係る画像形成装置に該当し,スキャナ装置,複写機,ファクシミリ装置も本発明に係る画像処理装置の一例に該当する。
前記制御部1は,CPU及びROM,RAM等の周辺装置を有しており,前記CPUで前記ROMに格納された所定の制御プログラムに従った処理を実行することにより,当該複合機Xを統括的に制御するものである。
以下の実施形態では,複合機Xがカラー画像の読み取りを行う場合について説明するが,これは一例であり,モノクロ画像の読み取りを行う場合であって,この実施形態はそのまま適用可能である。
前記操作表示部2は,当該複合機Xにおける各種の情報の表示や,ユーザによる入力操作を行うための液晶ディスプレイ,タッチパネル,各種操作キーなどを有している。後記する裏写り処理を開始させるボタン,混載モードを指定するボタン,混載の場合にどの原稿を裏写り修正処理の対象にするかを指定するボタン,あるいは変倍率を指定するキーなどは,この操作表示部2に設けられている。
前記画像読取部3は,原稿台(不図示)に載置された原稿或いは自動原稿送り装置(ADF,不図示)により搬送された原稿の画像を読み取るCCD等を有している。
またここに,前記画像読取部3は,前記のようにカラー原稿を読み取る場合について説明するので,原稿の画像をR(赤),G(緑),B(青)の3色の色成分データ(以下,R色成分データ,G色成分データ,B色成分データという)を含むカラー画像データとして読み取るものが採用されている。特に,前記画像読取部3は,原稿がモノクロ,カラーのいずれである場合でも,その画像をR,G,B色成分データを含むカラー画像データとして読み取るそれ自身は周知の画像読取部である。
該画像読取部3は,原稿を読み取るためのコンタクトガラスと,コンタクトガラス上へ原稿を自動搬送する周知のADF(オートドキュメントフィーダ)を備えている。このADFは,大きさの異なる原稿を連続的にコンタクトガラス上に供給する混載原稿モードで原稿の搬送を行いうるものである。
前記画像処理部4は,前記画像読取部3によって読み取られたカラー画像データに対して,前記操作表示部2によって入力された変倍率と,前記操作表示部2から入力された原稿サイズに基づいて,原稿のどの部分について後記する裏写り修正処理を行うかを判断する。,及び後述の原稿濃度の頻度分布の演算及び濃度変換処理(図6のフローチャート参照)や,周知のガンマ補正処理,シェーディング補正処理,平滑・強調処理,CMYK変換処理などの各種画像処理を施す。例えば,前記CMYK変換処理は前記RGB色成分データをCMYK色成分データからなるカラー画像データに変換する処理である。
そして,前記複合機Xにおいて複写処理が実行される場合,前記画像処理部4は,前記画像処理後のカラー画像データを前記画像形成部5に入力する。また,前記複合機Xにおいてスキャン処理が実行される場合,前記画像処理部4は,前記画像処理後のカラー画像データを内部の記憶手段に記憶し,或いはLAN等のネットワークを介して所定の情報処理装置などに送信する。
前記画像形成部5は,感光体ドラムや現像装置などの周知の電子写真方式の画像形成部の構成要素を備えており,給紙カセットから供給された用紙に対し,前記画像処理部4から入力される前記カラー画像データに基づくモノクロ画像又はカラー画像を形成する。
このように構成された前記複合機Xは,前記画像読取部3で実行される後述の原稿指定処理及びこの縮小画像形成処理で得られた縮小画像における濃度変換処理(図6のフローチャート参照)に特徴を有しており,以下,この点について詳説する。
ここに,図2は,裏写り部の修正処理における前記濃度変換処理を行う画像処理部4の要部機能を示すブロック図である。
図2に示すように,前記画像処理部4は,濃度変換部41,変換ポイント算出部42,濃度変換テーブル生成部43などを備えている。また,前記画像処理部4は,前記濃度変換部41による変換後のカラー画像データに対してガンマ補正処理,シェーディング補正処理,平滑・強調処理,CMYK変換処理などの各種画像処理を施す画像処理部を有しているが,それらについては従来と異なるところがないため,ここでは説明を省略する。
前記濃度変換部41,前記変換ポイント算出部42,前記濃度変換テーブル生成部43などは,以下で説明する各機能を有する電子回路であっても,或いはMPU等の演算処理部で処理が実行されることにより具現される各処理機能であってもよい。
前記濃度変換部41は,前記画像読取部3で読み取られたカラー画像データに含まれる前記R,G,B色成分データを予め設定された濃度変換テーブルに基づいて変換するものである。ここに,前記濃度変換部41が色成分データ変換手段に相当する。なお,本実施の形態では,R,G,B色成分データを変換する場合を例に挙げて説明するが,例えばRGBデータをCMYデータに変換した後,そのC(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)各々の画像データを変換する場合にも同様に適用可能である。
但し,前記濃度変換部41は,後述するように前記変換ポイント算出部42によって特定された高頻度色の近傍の色を表現するカラー画像データについて,前記R,G,B色成分データ各々の変換を行い,前記高頻度色を除く他の色を表現するカラー画像データについては,前記R,G,B色成分データの変換を行わない。
前記変換ポイント算出部42は,前記R,G,B色成分データで表現される複数の色のうち原稿の画像に含まれている頻度が予め設定された高頻度条件を満たす高頻度色を特定するものである。ここに,前記変換ポイント算出部42が本発明における頻度色特定手段に相当する。
そして,前記変換ポイント算出部42は,特定した高頻度色を表現するR,G,B色成分データの濃度値であるPr,Pg,Pb(以下,「変換ポイントPr,Pg,Pb」と称する)を,前記濃度変換部41及び前記濃度変換テーブル生成部43に入力する。
ここで,前記変換ポイント算出部42による高頻度色の特定手法の一例について説明する。
まず,前記変換ポイント算出部42は,R,G,B色成分データで表現される複数の色を予め定められた所定範囲の色ごとの色群に分類したときに,原稿の画像におけるその色群ごとの画素の頻度(数)を示す第一の色ヒストグラム(三次元ヒストグラム)を算出する。ここに,係る処理を実行するときの前記変換ポイント算出部42が,本発明における第一の色ヒストグラム算出手段に相当する。
ここに,図3は,前記第一の色ヒストグラムの一例を示している。
図3に示すように,前記第一の色ヒストグラムは,カラー画像データを構成するR,G,B色成分データ各々の濃度値を三次元に配置したとき,その三次元の濃度値(R,G,B)で示される所定範囲の色を含む色群ごとの頻度を算出したものである。具体的に,図3に示す例は,R,G,B色成分データ各々の値の組み合わせによって表現される256×256×256の16,777,216色を,16×16×16の4096個の色群に分類し,原稿の画像に含まれるその色群ごとの画素の頻度を算出したものである。この場合,前記色群各々に含まれる所定範囲の色は,(R,G,B)=(0〜15,0〜15,0〜15),(16〜31,0〜15,0〜15),(32〜47,0〜15,0〜15),…(239〜255,239〜255,239〜255)となる。
次に,前記変換ポイント算出部42は,前記第一の色ヒストグラムに基づいて,前記色群のうち原稿の画像に含まれる頻度が,予め設定された所定頻度以上である高頻度色群を抽出する。ここに,係る処理を実行するときの前記変換ポイント算出部42が,本発明における高頻度色群抽出手段に相当する。前記所定頻度は,例えばその色が下地の色である場合に占めうると思われる相当の面積の全体に対する割合,および,下地ではないが,それ相当の面積を占めるために,そこに裏写りが生じうるような適宜の面積の割合から予め設定されたものである。
このように,前記変換ポイント算出部42は,最も頻度の高い色群のみを特定するものではなく,前記所定頻度以上である高頻度色群を抽出するものであるため,該高頻度色群が複数抽出される場合もある。
即ちこの方法では,下地と思われる部分はもちろんのこと,準下地と思われるような出現頻度の相当高い部分についても,そこに現れた裏写りをその準下地色に変換することで裏写りを修正しようとするものである。
その後,前記変換ポイント算出部42は,前記高頻度色群ごとに,該高頻度色群に含まれた色ごとの頻度を示す第二の色ヒストグラムを算出する。ここに,係る処理を実行するときの前記変換ポイント算出部42が,本発明における第二の色ヒストグラム算出手段に相当する。
例えば,図3に示したように,前記第一の色ヒストグラムが,R,G,B色成分データ各々の値により表現される256×256×256の16,777,216色を16×16×16の4096個の色群に分類し,その色群ごとの頻度を算出したものである場合,前記第二の色ヒストグラムは,その色群に含まれた16×16×16の4096の色ごとの頻度を算出したものとなる。
そして,前記変換ポイント算出部42は,前記第二の色ヒストグラムに基づいて,前記高頻度色群ごとにおいて最も頻度の高い色を前記高頻度条件を満たす高頻度色として特定する。このとき,前述したように前記高頻度色群が複数抽出される場合には,ここでも複数の高頻度色が特定されることになる。
このようにして,特定された1または複数の高頻度色が,本発明における高頻度濃度色である。
このように,前記変換ポイント算出部42では,まず粗レベルの前記第一の色ヒストグラムが算出された後,その中で所定頻度以上である一又は複数の色群が抽出され,その一又は複数の色群についてのみ,より詳細な前記第二の色ヒストグラムが算出される。そのため,初めから全ての色(上記例では16,777,216色)の頻度を示すヒストグラムを算出する場合に比べて処理負担は著しく軽減される。
前記濃度変換テーブル生成部43は,前記変換ポイント算出部42によって特定された高頻度色ごとに対応して,前記高頻度色の近傍の色(即ち,本発明における準高頻度濃度色)を該高頻度色に一致させるか,あるいは略一致させるべく前記R,G,B色成分データ各々を変換するために用いられる個別濃度変換テーブル(個別濃度変換情報の一例)を生成し,前記濃度変換部41に入力する。つまり,この実施形態では,下地部分はもちろん,これに準じる,準下地部分に相当する頻度の高い部分についても,そこに裏写りしたと思われる「近傍の色」についても,後述のように準下地部分の色に変換して,裏写りを修正するのである。ここに,前記濃度変換テーブル生成部43が本発明における個別濃度変換情報生成手段に相当する。
ここで,前記濃度変換テーブル生成部43は,前記変換ポイント算出部42によって特定された高頻度色が複数である場合には,前記RGB色成分データごとに対応する複数の個別濃度変換テーブルを生成する。以下,前記R,G,B色成分データ各々に対応する個別濃度変換テーブルを個別濃度変換テーブルTr,Tg,Tbと称する。
ここに,図4,5は,前記変換ポイント算出部42によって特定された高頻度色が2つである場合に前記濃度変換テーブル生成部43で生成される個別濃度変換テーブルの一例を示す図である。もちろん,ここで生成される前記個別濃度変換テーブルは,前記高頻度色の数に応じて増減する。
図4は,一つ目の高頻度色が,R,G,B各々の色成分の値である変換ポイントPr1,Pg1,Pb1で表現される色である場合に,該高頻度色に対応して生成される個別濃度変換テーブルの一例を示すものであって,(a),(b),(c)は,R,G,B色成分データ各々に対応する個別濃度変換テーブルTr1,Tg1,Tb1を示している。
また,図5は,二つ目の高頻度色が,R,G,B各々の色成分の値である変換ポイントPr2,Pg2,Pb2で表現される色である場合に,該高頻度色に対応して生成される個別濃度変換テーブルの一例を示すものであって,(a),(b),(c)は,R,G,B色成分データ各々に対応する個別濃度変換テーブルTr2,Tg2,Tb2を示している。
図4(a)に示すように,前記個別濃度変換テーブルTr1は,前記一つ目の高頻度色に含まれるR色成分の値である変換ポイントPr1を中心とする所定範囲の濃度色,即ち,準高頻度濃度色をその変換ポイントPr1に一致,あるいは略一致させるように変換する際に用いられるものである。
同じく,図4(b),(c)に示すように,前記個別濃度変換テーブルTg1,Tb1は,前記一つ目の高頻度色に含まれるG色成分の値である変換ポイントPg1,B色成分の値である変換ポイントPb1を中心とする所定範囲の濃度色,即ち,準高頻度濃度色をその変換ポイントPg1,Pb1に一致あるいは略一致させるように変換する際に用いられるものである。また,図5に示す前記個別濃度変換テーブルTr2,Tg2,Tb2についても同様に生成されたものである。
なお,前記濃度変換テーブルは,前記高頻度色の近傍の色を該高頻度色に近似させて一致,あるいは略一致させることにより裏写りした色領域を地色に略一致させることで,裏写りを消去(修正)し得るものであれば,図4,図5に示す形態に限らない。
このように,この実施形態では,濃度変換テーブルを作成して,原稿を構成する各画素について高頻度色の近傍の色を該高頻度色に一致,あるいは略一致させる(変換する)ものであるから,高頻度色が複数あれば(準下地部が1あるいは複数あれば),その全ての高頻度色について裏写りを修正する処理が実行される。
以下,図6のフローチャートに従って,前記画像処理部4によって実行される濃度変換処理の手順の一例について説明する。なお,図中のS1,S2,…は,制御部1の処理手順(ステップ)の番号を表している。
当該濃度変換処理は,前記操作表示部2が有するボタンなどの入力手段によって裏写り部分を地色に一致させる処理(以下,簡潔化のために裏写り処理と記す)を開始する指示が入力された(S1においてYes)時に開始される。
裏写り処理が開始されると,制御部1は,前記操作表示部2からサイズの異なる複数の原稿種を連続的に供給する混載原稿の処理の入力があったかどうかを判断する(S2)。ユーザによって混載原稿についての処理の入力があった場合(S2においてYes)には,続いて,混載時における対象原稿種が特定されたかどうかが判断される(S3)。例えば,A4原稿とB5原稿が混載された場合に,A4原稿とB5原稿の何れが裏写り処理の対象原稿かが操作表示部2から入力されないと,処理は進むことが出来ない。ただし,対象原稿をこだわらないという指示が入力された場合には,混載原稿の最大サイズの原稿を対象とするルールであっても良い。
上記のようにして裏移り処理の対象原稿が入力されると,制御部1は,画像読取部3に対して原稿を搬送させて原稿の読み取りを開始させる(S4)。上記原稿の読み取りが行われると,搬送された原稿の画像データが取得され,所定の記憶部に記憶される。
上記のようにして画像読取部3によって原稿のカラー画像データが作成されると,該カラー画像データを構成するR,G,B色成分データが前記画像処理部4に入力されることにより,該画像処理部4によって,縮小原稿についての裏写り処理(S5〜)が開始される。
但し,この裏写り処理(S5〜)は,前記S3で特定された原稿サイズの部分(特定されたのがA4であれば,読み込まれた原稿がB4であっても,その内のA4の部分)についてのみ実行される。以下の説明はこの特定された画像部分についてのものである。
なお,例えば前記制御部1や前記画像処理部4が,前記操作表示部2に対するユーザ操作などに従って,当該濃度変換処理の実行の有無を切り換えること,即ち裏写りを除去するか否かを選択可能な構成であることも考えられる。また,前記変換ポイント算出部42による判断指標として用いられる前記所定頻度についても,前記制御部1や前記画像処理部4が,前記操作表示部2に対するユーザ操作に応じて変更可能であることが望ましい。
(ステップS6〜S9)
まず,ステップS5〜S8では,前記画像処理部4の変換ポイント算出部42によって,前述したようにカラー画像における前記高頻度色を特定するための処理が実行される。
具体的に,前記変換ポイント算出部42は,前述したように,前記第一の色ヒストグラム(図3参照)を算出し(S5),その第一の色ヒストグラムに基づいて,予め設定された所定頻度以上の色群を抽出する(S6)。そして,前記変換ポイント算出部42は,抽出された色群ごとに前記第二の色ヒストグラムを算出し(S7),その色群ごとにおいて最も頻度の高い高頻度色を特定する(S8)。
(ステップS9〜S10)
次に,ステップS9では,前記画像処理部4の濃度変換テーブル生成部43が,前記変換ポイント算出部42によって特定された高頻度色ごとに対応して,前記個別濃度変換テーブル(図4,図5参照)を生成し,その個別濃度変換テーブルを前記濃度変換部41に入力する。
そして,ステップS10では,前記画像処理部4の濃度変換部41が,前記個別濃度変換テーブルと,前記変換ポイント算出部42から入力された高頻度色を表現するR,G,B色成分データの変換ポイントPr,Pg,Pbとに基づいて,読み取られた原稿の画像の一画素ごとのカラー画像データの濃度変換を開始する。
上記1または複数の高頻度色が,本発明における高頻度濃度色の一例である。
(ステップS11)
具体的に,まずステップS11において,前記濃度変換部41は,前記高頻度色のいずれかの近傍の色即ち,準高頻度濃度色を表現するカラー画像データであるか否かを判断する。
ここで,前記高頻度色のいずれかの近傍の色を表現するものであると判断された場合(S12のYes側),処理はステップS12に移行し,前記高頻度色のいずれかの近傍の色,を表現するものでない場合には(S11のNo側),処理はステップS13に移行する。例えば,図4,図5に示して説明したように,変換ポイントPr1,Pg1,Pb1で表現される高頻度色と,変換ポイントPr2,Pg2,Pb2で表現される高頻度色とのいずれかの近傍の色のカラー画像データが入力された場合(S11のYes側),処理がステップS12に移行する。
従って,前記高頻度色のいずれかの近傍の色を表現するものでないカラー画像データについては,後述のステップS12における前記個別濃度変換テーブルに基づくR,G,B色成分データの変換が行われない。もちろん,予め初期値として設定された所定の変換テーブルなどに基づいて濃度変換を行っても構わない。
(ステップS12)
一方,ステップS12では,そのカラー画像データについて,前記R,G,B色成分データ各々を,該高頻度色に対応して前記ステップS9で前記濃度変換テーブル生成部42によって生成された前記個別濃度変換テーブルに基づいて変換する。
例えば,図4に示した変換ポイントPr1,Pg1,Pb1で表現される高頻度色の近傍の色のカラー画像データが入力された場合には,その高頻度色に対応して前記ステップS9で生成された前記個別濃度変換テーブルTr1,Tg1,Tb1に基づいて,前記R,G,B色成分データが変換される。同じく,図5に示した変換ポイントPr2,Pg2,Pb2で表現される高頻度色の近傍の色のカラー画像データが入力された場合には,その高頻度色に対応して前記ステップS9で生成された前記個別濃度変換テーブルTr2,Tg2,Tb2に基づいて,前記R,G,B色成分データが変換される。
(ステップS13)
その後,前記濃度変換部41は,前記画像読取部3で読み取られた一枚の原稿の全てのカラー画像データについて前記ステップS11〜S12の処理が実行されたか否かを判断する(S13)。ここで,全て終了するまでの間は(S13のNo側),処理は前記ステップS11に戻され,全て終了すると(S13のYes側),当該濃度変換処理は終了して前記画像処理部4は次のカラー画像データを待ち受けることとなる。
なお,前記画像処理部4では,前述したように,前記濃度変換処理で変換された後のカラー画像データに対して,ガンマ補正処理やシェーディング補正処理,平滑・強調処理,CMYK変換処理などの各種画像処理が施される。
以上説明したように,前記複合機Xでは,前記ステップS8で特定された一又は複数の前記高頻度色(下地色あるいは準下地色と推測される色)の近傍の色(裏写りした部分の色と推測される)を表現するカラー画像データについて,その高頻度色に対応して生成された前記個別濃度変換テーブルに基づいて前記色成分データ各々が変換されることになるため,前記原稿の画像に含まれる頻度が高い色が複数存在する場合,即ち読み取られた原稿の画像のうち下地と思われる部分は複数あって,それらに裏写りが生じていると考えられる場合でも,その複数の色各々の箇所における裏写りを下地色に一致させることができる。
また,前記高頻度色の近傍の色を表現する前記カラー画像データ(裏写りしている色彩と推定される部分)のみについて前記個別濃度変換テーブルに基づく前記色成分データ各々の変換が行われ,他の色を表現する前記カラー画像データについては,前記個別濃度変換テーブルに基づく前記色成分データ各々の変換が行われないため,画像全体の色再現性も損なわれない。
ところで,前記実施の形態で説明した濃度補正処理(図6)は,前記画像処理部4において前記ガンマ補正処理とは独立して実行されるものであるとして説明した。一方,前記濃度補正処理がガンマ補正処理を兼ねたものであってもよい。
この場合には,前記濃度変換テーブル生成部42が,前記高頻度色ごとに対応して,前記R,G,B色成分データごとに対応する個別ガンマテーブル(個別濃度変換情報の一例)を生成し,その個別ガンマテーブルを前記濃度変換部41に入力する。このとき生成される前記個別ガンマテーブルは,前記個別濃度変換テーブル(図4,図5参照)と同様に,前記高頻度色の付近の色を該高頻度色に略均一化させることができる入出力特性を実現するものである。
そして,前記濃度変換部41は,前記高頻度色のいずれかの近傍の色を表現するカラー画像データについては,そのカラー画像データに含まれた前記R,G,B色成分データ各々に対して,前記濃度変換テーブル42で生成された前記個別ガンマテーブルに基づいてガンマ補正処理を施し,その他の色を表現するカラー画像データについては,そのカラー画像データに含まれた前記R,G,B色成分データ各々に対して,例えば予め初期値として設定された初期ガンマテーブルに基づいてガンマ補正処理を施す。
これにより,前記画像処理部4では,前記ガンマ補正処理において,前記高頻度色の近傍の色を表現するカラー画像データについて,前記個別濃度変換テーブルに基づく濃度変換を行うことによって,裏写りを防止することができる。
また,この発明では,原稿内における画像処理に必要な領域として予め指定された領域についてのみ,前記裏写り部修正処理を行うようにしており,前記実施形態では,混載原稿を供給する場合に,予め指定(特定)された原稿についてのみ,裏写り部修正処理を行うようにしているが,これは一例であって,前記予め指定された領域が,原稿内における画像処理に必要な領域を指定する画像処理領域指定手段によって指定された領域であってもよい。
例えば,前記操作表示部2で原稿の縮小画像をモニタ表示させ,ユーザがその表示された縮小画像の任意の一部を矩形枠で指定できるようにして,ユーザが必要と思う任意の領域についてのみ裏写り修正を行うようにしてもよい。もちろん,そのようなユーザによる指定領域を複数指定できるようにしてもよい。前記図6のS5〜の処理では,複数の下地部分あるいは準下地部分について裏写り修正処理を行うことが出来る。
このように,裏写り修正をユーザが定める任意の領域について行いうるようにすれば,1枚の原稿から複数毎の複写物を作成するような場合でも,失敗無く多くの複写物を作成でき,無駄の無い処理が可能となろう。
また前記予め指定された領域としては,出力される画像のサイズと,該出力のための変倍処理の倍率及び出力される画像の大きさに応じて自動計算される原稿内の領域あるいは指定される原稿内の領域であってもよい。画像処理を行うに際して,先に,ユーザの入力によって,あるいは原稿を搬送させることでその副走査方向の長さを検知することで,原稿のサイズを入力すると共に,さらにユーザによって入力された変倍率を記憶すると共に,出力される画像の大きさから自動計算され,あるいはユーザによって指定される原稿上の領域を前記予め指定された領域としてもよい。
図8を参照して具体例で説明する。
図8(a)は,A4の原稿から,面積4倍の変倍率でA4の画像を出力(コピーを含む)する場合である。この場合,原稿の(あ)〜(え)までの4つの領域の何れかがA4の画像に出力されることになる。自動計算される場合には,特に指定しなければ,(あ)の領域が変倍されることになろう。もちろん,ユーザにおいて操作表示部2から(い)〜(え)のいずれかを変倍対象として指定することも可能である。
ユーザが指定する場合には,図8の(b)のように,A4原稿内の,(お)の任意の領域を指定して,変倍画像を出力することも可能である。
1:制御部
2:操作表示部
3:画像読取部
4:画像処理部
5:画像形成部
41:濃度変換部
42:変換ポイント算出部
43:濃度変換テーブル生成部
S1,S2,…:処理手順(ステップ)番号
Tr1,Tr2,Tg1,Tg2,Tb1,Tb2:濃度変換テーブル
Pr1,Pr2,Pg1,Pg2,Pb1,Pb2:変換ポイント
X:複合機

Claims (9)

  1. 原稿画像の濃度を読み取り,読み取られた原稿濃度の頻度分布を検出し,上記検出された原稿濃度の頻度分布に基づいて,高頻度濃度色とこれに近い準高頻度の濃度色を抽出し,前記準高頻度濃度色の部分の濃度を前記高頻度濃度色の部分の濃度に変換する裏写り部修正処理を行う機能を備えた画像処理装置であって,
    原稿内における画像処理に必要な領域として予め指定された領域についてのみ,前記裏写り部修正処理を行う画像処理装置。
  2. 多種原稿の混載供給を行うモードが指定された場合に,上記混載原稿中の1つの原稿種を指定することによって,画像処理に必要な領域を指定するものである請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記予め指定された領域が,原稿内における画像処理に必要な領域を指定する画像処理領域指定手段によって指定された領域である請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記予め指定された領域が,出力される画像のサイズと,該出力のための変倍処理の倍率及び出力される画像の大きさに応じて自動計算あるいは指定される原稿内の領域である請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 当該画像処理装置が,原稿の画像を複数の色成分データを含むカラー画像データとして読み取る画像処理装置であって,
    前記複数の色成分データで表現される複数の色のうち前記原稿の画像に含まれている頻度が予め設定された高頻度条件を満たす高頻度色を特定する高頻度色特定手段と,
    前記高頻度色特定手段によって特定された高頻度色ごとに対応して,前記高頻度色の近傍の色を該高頻度色に略均一化させるべく前記色成分データ各々を変換するために用いられる個別濃度変換情報を生成する個別濃度変換情報生成手段と,
    前記高頻度色の近傍の色を表現する前記カラー画像データについて,前記色成分データ各々を,該高頻度色に対応して前記個別濃度変換情報生成手段で生成された前記個別濃度変換情報に基づいて変換する色成分データ変換手段と,
    を備えてなる請求項1〜4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 前記高頻度色特定手段が,
    前記複数の色成分データで表現される複数の色を予め定められた所定範囲の色ごとの色群に分類したときに前記原稿の画像に含まれている前記色群ごとの頻度を示す第一の色ヒストグラムを算出する第一の色ヒストグラム算出手段と,前記第一の色ヒストグラム算出手段によって算出された前記第一の色ヒストグラムに基づいて,予め設定された所定頻度以上である高頻度色群を抽出する高頻度色群抽出手段と,前記高頻度色群抽出手段によって抽出された高頻度色群ごとに,該高頻度色群に含まれた色ごとの頻度を示す第二の色ヒストグラムを算出する第二の色ヒストグラム算出手段とを備えてなり,
    前記第二の色ヒストグラム算出手段によって算出された前記第二の色ヒストグラムに基づいて,前記高頻度色群ごとにおいて最も頻度の高い色を前記高頻度条件を満たす高頻度色として特定するものである請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記個別濃度変換情報が,前記色成分データにガンマ補正を施すために用いられるガンマテーブルである請求項5又は6のいずれかに記載の画像処理装置。
  8. 前記複数の色成分データが,R(赤),G(緑),B(青)各々の画像データ,又はC(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)各々の画像データである請求項5〜7のいずれかに記載の画像処理装置。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の画像処理装置を備えてなる画像形成装置。
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