JP2012030802A - 熱成形容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】易引き裂き性に優れ、衝撃強度の強いポリプロピレン系熱成形容器を提供する。
【解決手段】MFRが0.3〜3g/10分、融解ピーク温度が160〜170℃のプロピレン系重合体(A)50〜90重量%、MFRが0.1〜5g/10分、密度が0.950〜0.970g/cmのエチレン系重合体(B)10〜50重量%、MFRが0.1〜5g/10分、密度が0.920〜0.930g/cmの高圧法により製造されたエチレン系重合体(C)3〜20重量%を含有するプロピレン系樹脂組成物からなるシートを熱成形して得られた熱成形容器であって、0.5mm厚みシートのデュポン衝撃強度が4J以上、かつ引き裂き強度が70N以下であることを特徴とする熱成形容器による
【選択図】なし

Description

本発明は、熱成形容器に関し、さらに詳しくは、容易に手で引き裂きできるポリプロピレン系熱成形容器に関する。
従来より、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂を用いた容器が製造されている。熱可塑性樹脂の中でも、プロピレン系重合体は、耐熱性、剛性、耐衝撃性、耐寒性などに優れる上に、さらに食品衛生の観点からも優れていることから、食品等の包装用容器として好適に用いられている。特に、真空成形法もしくは圧空成形法などの熱成形により得られる容器は、食品包装を中心に各種容器に使用されており、特に最近では、高い耐熱性を必要とする電子レンジでのレンジアップ容器、高温充填が必要な容器等にも使用範囲が広がってきている。
食品包装用容器として、長期保存が必要なものについては、開口部周縁を熱可塑性樹脂フィルムまたはシートでシールし開封可能にした容器が一般的で、シールを剥がして内容物を取り出す構造になっている。この容器は、ヒートシールにより密封性が高いものの、開封するためには、ハサミ、ナイフ、包丁等を必要としたり、ヒンジ部に別途ミシン目などを形成する必要がある。開封性を補うために、容器にノッチなどを予め入れておくことがあるが、切り口は裂けるが、内容物が取り出せるまで開封すると破断面は不均一になりやすく、開口が安定しないという問題がある。また、例えば、餅を鏡餅形状に充填した鏡餅容器のように、内容物が固形で容器形状にアンダーカット部がある容器(例えば、特許文献1参照)では、内容物を取り出すために容器自体を引き裂く必要がある。
また、容易に手で引き裂き可能な、易引き裂き性容器においても、食品の安全性確保のために、開封前の容器の耐衝撃性等の強度は必要である。易引き裂き性の場合、高い易引裂き性に起因して、成形時にシートが破断し易い。したがって、強度と易引き裂き性が両立した容器が求められている。
特開2009−83926号公報
本発明の目的は、上記従来技術の問題点に鑑み、耐衝撃性等の強度に優れかつ易引き裂き性に優れたプロピレン系樹脂製の熱成形容器を提供することにある。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、特定のプロピレン系樹脂組成物からなるシートを熱成形すると、強度に優れかつ容易に引き裂くことが可能な容器を得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の第1の発明によれば、MFR(230℃、2.16kg荷重)が0.3〜3g/10分、融解ピーク温度が160〜170℃のプロピレン系重合体(A)50〜90重量%、
MFR(190℃、2.16kg荷重)が0.1〜5g/10分、密度が0.950〜0.970g/cmのエチレン系重合体(B)10〜50重量%、
MFR(190℃、2.16kg荷重)が0.1〜5g/10分、密度が0.920〜0.930g/cmの高圧法により製造されたエチレン系重合体(C)3〜20重量%を含有するプロピレン系樹脂組成物からなるシートを熱成形して得られた熱成形容器であって、0.5mm厚みシートのデュポン衝撃強度が4J以上、かつ引き裂き強度が70N以下であることを特徴とする熱成形容器を提供する。
また、本発明の第2の発明によれば、第1の発明において、さらに、プロピレン系樹脂組成物が、MFR(190℃、2.16kg荷重)が0.1〜5g/10分、密度が0.880〜0.900g/cmのプロピレン−α−オレフィン共重合体(D)を1〜5重量%含有することを特徴とする熱成形容器が提供される。
本発明の熱成形容器は、内容物保存時においては適度な強度を有し、引き裂く場合には手で容易に引き裂くことができるため、各種の保存容器に適用することが可能である。
本発明の熱成形容器は、
MFR(230℃、2.16kg荷重)が0.3〜3g/10分、融解ピーク温度が160〜170℃のプロピレン系重合体(A)50〜90重量%、
MFR(190℃、2.16kg荷重)が0.1〜5g/10分、密度が0.950〜0.970g/cmのエチレン系重合体(B)10〜50重量%、
MFR(190℃、2.16kg荷重)が0.1〜5g/10分、密度が0.920〜0.930g/cmの高圧法により製造されたエチレン系重合体(C)3〜20重量%を含有するプロピレン系樹脂組成物(X)からなるシートを熱成形することにより得られ、
0.5mm厚みシートのデュポン衝撃強度が4J以上、かつ引き裂き強度が70N以下であることを特徴とする。
以下、本発明に使用するプロピレン系樹脂組成物(X)を構成する各成分、シートの製造、熱成形、熱成形容器につき、順次説明する。
[1.プロピレン系重合体(A)]
熱成形を行うシート材料としてのプロピレン系樹脂組成物(X)には、まず、特定のプロピレン系重合体(A)が用いられる。
プロピレン系重合体(A)は、下記するMFR、融解ピーク温度を有することが必要である。
・MFR(メルトフローレート):
温度230℃、2.16Kg荷重で測定するMFRが、0.3〜3g/10分であること。
MFRが0.3g/10分未満では、溶融流動性が低下しシート成形が困難になる。一方、MFRが3g/10分を超えると、容器成形時のシートのドローダウンが大きくなり、容器成形が困難になる。この中でも、MFRは0.4〜1.0g/10分であることが好ましい。
なお、MFRは、JIS K6921−2の「プラスチック−ポリプロピレン(PP)成形用及び押出用材料−第2部:試験片の作り方及び性質の求め方」に準拠して、試験条件:230℃、荷重2.16kgfで測定した値である。
プロピレン系重合体(A)のMFRの調製は、従来から公知の方法で可能であり、通常は、プロピレン系重合体(A)の重合条件である温度や圧力を調節したり、重合時に添加する水素等の連鎖移動剤の添加量を制御することにより、容易に行うことができる。
・融解ピーク温度:
また、プロピレン系重合体(A)は、示差走査熱量計(DSC:Differential Scanning Calorimeter)により、測定された融解ピーク温度が160℃〜170℃であることを必要とする。融解ピーク温度が160℃未満の場合は、容器の剛性が低下する。
融解ピーク温度を調整するには、重合反応系へ供給するα−オレフィン等の共重合モノマーの量を制御することにより、容易に調整することができる。
なお、融解ピーク温度は、DSCを用い、試料5.0mgを採り、室温から一旦200℃まで昇温速度100℃/分で昇温し、200℃で5分間保持した後、20℃まで10℃/分の降温速度で結晶化させた時の結晶最大ピーク温度(℃)として結晶化温度(Tc)を求め、その後、10℃/分で200℃まで昇温させた時の融解最大ピーク温度(℃)として融解ピーク温度(Tm)を求める。
[2.プロピレン系重合体(A)の製造方法]
本発明で用いられるプロピレン系重合体(A)を製造するための重合用触媒としては、チーグラーナッタ型触媒、メタロセン触媒等が挙げられ、特に限定はされないが、160℃〜170℃の融解ピーク温度の重合体を得るためには、塩化マグネシウム担持型のチーグラーナッタ型触媒が好ましい。
プロピレン系重合体(A)の重合方法としては、スラリー法、バルク法、溶液法、気相法等の各種汎用プロセスが適用できる。これら重合反応は、単独反応器だけでなく、複数用いて多段にしてもよく、重合方法も、例えばバルク法−気相法等、複数組み合わせて用いることもできる。
プロピレン系重合体(A)としては、プロピレンの単独ホモ重合体、プロピレンとα−オレフィンとのランダム共重合体、プロピレンとα−オレフィンとの共重合ゴム成分を含むブロック共重合体等が挙げられ、一種でも、二種以上の混合物としても、用いることができるが、160〜170℃の融解ピーク温度の重合体を得るためには、プロピレンの単独ホモ重合体が好ましい。
プロピレン系重合体は、α−オレフィンを少量共重合させたものでもよく、この場合α−オレフィンの割合は、0.1〜1モル%程度あれば十分である。
プロピレン共重合体に用いるα−オレフィンとしては、エチレン、ブテン−1、ペンテン−1、ヘキセン−1、4−メチル−ペンテン−1、オクテン−1等が挙げられ、α−オレフィンは、一種でなく、二種類以上共重合した多元系共重合体でもよい。
具体的には、プロピレン−エチレン共重合体、プロピレン−ブテン−1共重合体、プロピレン−エチレン−ブテン−1共重合体、プロピレン−エチレン−ペンテン−1共重合体、プロピレン−ペンテン−1共重合体、プロピレン−ヘキセン−1共重合体、プロピレン−4−メチル−ペンテン−1共重合体、プロピレン−オクテン−1共重合体のような、各種二元あるいは三元共重合体が挙げられる。
また、重合に用いる触媒は、予めオレフィンを接触させて少量重合することからなる、いわゆる予備重合処理に付されたものが好ましい。予備重合処理を行うことにより、本重合を行った際に、ゲルの生成を防止できる。その理由としては、本重合を行った際の重合体粒子間で長鎖分岐が均一に分布させることができるためと考えられ、また、そのことにより溶融物性を向上することができる。
予備重合に使用するオレフィンは、特に限定はないが、プロピレン、エチレン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテン、4−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ブテン、ビニルシクロアルカン、スチレン等を例示することができる。オレフィンのフィード方法は、オレフィンを反応槽に定速的にあるいは定圧状態になるように維持するフィード方法やその組み合わせ、段階的な変化をさせる等、任意の方法が可能である。
予備重合温度、時間は、特に限定されないが、各々−20℃〜100℃、5分〜24時間の範囲であることが好ましい。また、予備重合量は、予備重合ポリマー量が触媒成分に対し、好ましくは0.01〜100、さらに好ましくは0.1〜50である。また、予備重合時に触媒成分を添加、又は追加することもできる。また、予備重合終了後に洗浄することも可能である。
また、上記の各成分の接触の際もしくは接触の後に、ポリエチレン、ポリプロピレン等の重合体、シリカ、チタニア等の無機酸化物の固体を共存させる等の方法も可能である。
・プロピレン重合方法
本重合は、前記触媒成分を含むオレフィン重合用触媒とモノマーが効率よく接触するならば、あらゆる様式を採用しうる。
具体的には、不活性溶媒を用いるスラリー法、不活性溶媒を実質的に用いずプロピレンを溶媒として用いる、所謂バルク法、溶液重合法あるいは実質的に液体溶媒を用いず各モノマーをガス状に保つ気相法などが採用できる。また、連続重合、回分式重合を行う方法も適用される。また、単段重合以外に、2段以上の多段重合することも可能である。
スラリー重合の場合は、重合溶媒として、ヘキサン、ヘプタン、ペンタン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン等の飽和脂肪族又は芳香族炭化水素の単独又は混合物が用いられる。
また、重合温度は、通常0℃以上、150℃以下である。特に、バルク重合を用いる場合には、40℃以上が好ましく、更に好ましくは50℃以上である。また上限は80℃以下が好ましく、更に好ましくは75℃以下である。
さらに、気相重合を用いる場合には、40℃以上が好ましく、更に好ましくは50℃以上である。また上限は100℃以下が好ましく、更に好ましくは90℃以下である。
重合圧力は、1.0MPa以上、5.0MPa以下である。特に、バルク重合を用いる場合には、1.5MPa以上が好ましく、更に好ましくは2.0MPa以上である。また上限は4.0MPa以下が好ましく、更に好ましくは3.5MPa以下である。
さらに、気相重合を用いる場合には、1.5MPa以上が好ましく、更に好ましくは2.0MPa以上である。また上限は2.5MPa以下が好ましく、更に好ましくは2.0MPa以下である。
さらに、分子量調節剤として、また活性向上効果のために、補助的に水素を用いることができる。水素は、プロピレンに対してフィード比で、0〜1mol%の範囲で用いるのがよく、好ましくは0.0001mol%以上であり、さらに好ましくは0.001mo1%以上用いるのがよい。
使用する水素の量を変化させることで、生成する重合体の平均分子量の他に、分子量分布、分子量分布の高分子量側への偏り、非常に高い分子量成分、分岐(量、長さ、分布)を制御することができ、そのことにより、溶融張力、溶融延展性といった溶融物性を制御することができる。
プロピレン系重合体(A)を溶融物性と触媒活性をバランスよく得るためには、エチレンを0.5モル%以下で用いるのが好ましい。
特に剛性の高い重合体を得るためには、重合体中に含まれるエチレンを0.2モル%以下になるように、エチレンを用いるのがよく、更に好ましくはプロピレン単独重合である。プロピレン系重合体(A)は、融解ピーク温度の高いプロピレンホモ重合体が好ましく、具体的な銘柄としては、例えば、日本ポリプロ株式会社社製の商品名「ノバテックPP」が好ましく挙げられる。
[3.その他の配合剤]
本発明に用いられるプロピレン系重合体(A)には、通常ポリオレフィンに使用する各種の配合剤を0.01〜20重量%の割合で配合することができる。
本発明に用いられるプロピレン系重合体(A)には、容器の剛性を向上させるために、結晶核剤が配合されていることが好ましい。
結晶核剤の配合量は、プロピレン系重合体(A)100重量部に対し、通常0.01〜1重量部の範囲であり、好ましくは0.02〜0.8重量部、より好ましくは0.04〜0.5重量部である。結晶核剤の配合量がこの範囲未満の場合、剛性の向上効果が十分に得られにくく、この範囲を超えると経済性の観点から好ましくない。
本発明において好ましく用いられる結晶核剤としては、有機カルボン酸金属塩、有機リン酸金属塩、ソルビトール系誘導体、ロジンの金属塩等、アミド系核剤を挙げることができる。これらの結晶核剤の中で、有機リン酸金属塩が剛性向上効果の面で特に好ましい。
結晶核剤は、市販のものを使用できる。例えば、ADEKA社製の商品名「アデカスタブNA−11」や「NA−21」、新日本理化社製の商品名「ゲルオールMD」、ミリケン社の商品名「ミラッドNX3988」や「ミラッドNX8000」などが挙げられる。
また、プロピレン系重合体(A)には、酸化防止剤、中和剤、光安定剤、紫外線吸収剤、無機充填剤、ブロッキング防止剤、滑剤、帯電防止剤、金属不活性剤など、通常ポリプロピレンに用いることのできる各種添加剤を、本発明の目的を損なわない範囲で配合することができる。
酸化防止剤としては、フェノール系酸化防止剤、フォスファイト系酸化防止剤およびチオ系酸化防止剤などが例示でき、中和剤としては、ステアリン酸カルシウムやステアリン酸亜鉛などの高級脂肪酸塩類が例示でき、光安定剤および紫外線吸収剤としては、ヒンダードアミン類、ニッケル錯化合物、ベンゾトリアゾール類、ベンゾフェノン類などが例示できる。
[4.エチレン系重合体(B)]
プロピレン系樹脂組成物(X)には、特定のエチレン系重合体(B)を配合する。
エチレン系重合体(B)は、以下のMFRと密度を満たすものを使用する。
・MFR:
エチレン系重合体(B)は、温度190℃、2.16Kg荷重で測定するMFRが0.1〜5g/10分であること。
MFRが0.1g/10分未満では、プロピレン重合体への分散が悪化してブツが発生し、容器の外観不良が発生する。一方、MFRが5g/10分を超えると、エチレン系重合体の分散粒径が小さくなりすぎて、容器の易破壊性が低下する。
・密度:
また、エチレン系重合体(B)は、密度が0.95〜0.97g/cmであることを必要とする。密度が0.95g/cm未満では、容器の易破壊性が低下する。0.97を超えるPEの生産は非常に難しい。
このようなエチレン系重合体(B)は、MFR及び密度が上記範囲にあるポリエチレンである限り、エチレン単独重合体でもエチレン−α−オレフィン共重合体であってもよい。α−オレフィンは炭素数が3〜20のものが好ましく、炭素数が3〜12のものがより好ましい。具体的にはプロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、1−デセン、1−ドデセン等が挙げられる。また、これらのα−オレフィンの含有量は、合計で通常30モル%以下、好ましくは20モル%以下の範囲で選択される。
エチレン系重合体(B)は、例えば、従来公知の低圧重合またはチーグラー型触媒を用いた重合、あるいはメタロセン触媒を用いた重合により得ることができる。
エチレン系重合体(B)の市販品の具体的な銘柄としては、例えば、日本ポリエチレン株式会社社製の高密度ポリエチレン、例えば、商品名「ノバテックHD HB530」、プライムポリマー社製商品名「ハイゼックス6008B」等が好ましく挙げられる。
[5.エチレン系重合体(C)]
熱成形用シートのプロピレン系樹脂組成物(X)は、さらに、高圧法により製造された特定のエチレン系重合体(C)が配合される。
エチレン系重合体(C)は、以下に示すMFRと密度を有する。
・MFR:
エチレン系重合体(C)は、温度190℃、2.16Kg荷重で測定するMFRが0.1〜5g/10分である。
MFRが0.1g/10分未満では、プロピレン重合体への分散が悪化してブツが発生し、容器の外観不良が発生する。一方、MFRが5g/10分を超えると、エチレン系重合体の分散粒径が小さくなりすぎて、容器の易破壊性が低下する。
・密度:
エチレン系重合体(C)の密度は、0.92〜0.93g/cmである。
密度が0.92g/cm未満では、容器の剛性が低下し、0.93を超えると容器の易破壊性が低下する。
また、高圧法エチレン系重合体ではなく、低圧法により製造されたエチレン系重合体(LLDPE)を用いると、容器の易破壊性が低下する。
このようなエチレン系重合体は、具体的には、高圧法低密度ポリエチレン(HPLDPE)であり、高圧ラジカル重合法低密度ポリエチレンとも呼称される。
エチレン系重合体(B)の市販品の具体的な銘柄としては、例えば、日本ポリエチレン株式会社製商品名「LF128」等が好ましく挙げられる。
[6.プロピレン−α−オレフィン共重合体(D)]
プロピレン系樹脂組成物(X)には、さらに以下の特定のMFRと密度を有するプロピレン−α−オレフィン共重合体(D)を用いることが好ましい。プロピレン−α−オレフィン共重合体(D)を用いることで、易破壊性を損なうことなく、衝撃強度を向上することができる。
・MFR:
プロピレン−α−オレフィン共重合体(D)は、温度230℃、2.16Kg荷重で測定するMFRが、0.1〜5g/10分である。
MFRが0.1g/10分未満では、プロピレン重合体への分散が悪化してブツが発生し、容器の外観不良が発生する。一方、MFRが5g/10分を超えると、容器の衝撃強度改良効果が低下する。
・密度:
プロピレン−α−オレフィン共重合体(D)は、密度が0.880〜0.90g/cmである。密度が0.88g/cm未満では、容器の剛性が低下しやすく、0.900を超えると容器の易破壊性が低下しやすい。
プロピレン−α−オレフィン共重合体(D)としては、プロピレンを除く炭素数2〜8のα−オレフィンをコモノマーとする、好ましくはプロピレン含量が80重量%以上、中でも90重量%以上のプロピレンとα−オレフィンとの二元以上の共重合体が挙げられる。また、プロピレンと共重合させるプロピレンを除く炭素数2〜8のα−オレフィンであるコモノマーは、1種用いてもよいし、また、2種以上を組み合わせて用いてもよい.プロピレン−α−オレフィン共重合体として特にプロピレン−エチレンランダム共重合体又はプロピレン−エチレン−ブテン−1三元共重合体が好ましい。
プロピレンを除く炭素数2〜8のα−オレフィンとしては、例えば、エチレン、1−ブテン、2−メチル−1−プロペン、1−ペンテン、2−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−ブテン、1−ヘキセン、2−エチル−1−ブテン、2,3−ジメチル−1−ブテン、2−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、3,3−ジメチル−1−ブテン、1−ヘプテン、メチル−1−ヘキセン、ジメチル−1−ペンテン、エチル−1−ペンテン、トリメチル−1−ブテン、1−オクテン等を挙げることができる。
プロピレン−α−オレフィン共重合体(D)は、従来公知の製造方法により製造することができる。製造時に用いられる触媒としては、特に限定されるものではなく、メタロセン系触媒、チタン含有固体触媒成分と有機アルミニウム化合物を共触媒成分として含む触媒系のもの等を挙げることができる。チタン含有固体触媒成分は、固体マグネシウム化合物、四ハロゲン化チタン及び電子供与性化合物を接触させて得られる公知の担体担持型触媒成分、三塩化チタンあるいは三塩化チタンを主成分として含む公知の触媒成分から選ばれる。
このようなプロピレン−α−オレフィン共重合体(D)の市販品の具体的な銘柄としては、例えば、三井化学株式会社製プロピレン−エチレンランダムコポリマーである商品名「タフマーP0680」等が好ましく挙げられる。
[7.シート]
熱成形に使用されるシートは、上記プロピレン系樹脂組成物(X)を主層として用いたシートであり、単層であっても、また2層以上の多層構造であってもよい。例えば、主層の中間に、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)やポリアミドといったバリア性樹脂層および接着層を配置したバリアシートを設けてもよい。また、最外層に高光沢層や低光沢層といった意匠性を持たせた層を配置することも可能である。
特に医療容器、食品容器では、内容物の酸化劣化を防ぐために、バリア性樹脂との多層構成にすることが好ましい。プロピレン系シートは、容器本体部分を構成する主層と、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)、MXD6ポリアミド、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、無水マレイン酸変性ポリプロピレン、ハイインパクトポリスチレン(HIPS)、非結晶ポリエチレンテレフタレート、低発泡ポリスチレンなどからなる各種材料を積層した、ガスバリヤー性を考慮した、いわゆる3層構造、4層構造の積層体とすることもできる。
MXD6ポリアミドは、メタキシリレンジアミンとアジピン酸を主成分として用いて得られるポリアミドである。ガスバリヤー性の層としては、上記のうち、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)あるいはMXD6ポリアミドが好ましい。
シートの厚みは、0.3〜4mmであることが好ましく、0.5〜3.5mmがさらに好ましく、0.8〜3mmが特に好ましい。厚みが0.3mmを大きく下回る場合は、容器の剛性が損なわれ、厚みが4mmを大きく上回る場合は、シート成形が困難になる恐れがある。
さらに、バリア層と積層する場合、バリア層とプロピレン系樹脂組成物(X)主層の厚み比(バリア層/主層)は、0.02以上2以下であることが好ましく、0.04以上0.15以下がより好ましく、0.06以上0.12以下がさらに好ましい。バリア層と主層の厚み比が0.02未満になると、レトルト処理時にバリア樹脂が吸水しバリア性能が低下する恐れがある。2を超えると、容器成形時のバリア層の伸びムラが発生し、容器の商品価値が低下する恐れがある。
このようなシートは、通常ポリプロピレンの成形に用いられる一つまたは複数のダイを備えた押出機を用い、フィードブロックやマルチマニホールドを用いて、単層または多層のポリプロピレン系シートに成形することができる。
シートの具体的製造法としては、プロピレン系重合体(A)に、エチレン系重合体(B)およびエチレン系重合体(C)、必要により上述した他の成分を、公知の単軸又は二軸のスクリュー押出機に通して、コートハンダーダイからシート状に押出した後、内部で冷却水や油が循環している金属ロール表面に、エアーナイフ、エアーチャンバー、硬質ゴムロール、スチールベルト、金属ロールにて押さえつけ冷却固化されることによって得ることができる。又、シート両面をスチールベルトで挟んで冷却固化することもできる。
このようなシートの冷却方法の中では、シート両面に金属ロール及び/又はスチールベルトを使用する方法が、表面凹凸の少ないシート表面、つまり透明性に優れたシートを得られることから最も好ましい方法である。
[8.熱成形容器]
本発明の熱成形容器は、上記シートを、熱成形することによって得ることができる。
熱成形法としては、プラグ成形、マッチド・モールド成形、ストレート成形、ドレープ成形、プラグアシスト成形、プラグアシスト・リバースドロー成形、エアスリップ成形、スナップバック成形、リバースドロー成形、フリードローイング成形、プラグ・アンド・リッジ成形、リッジ成形などの方法があげられる。
熱成形容器の形状としては、特に制限はないが、例えば餅容器あれば、鏡餅を模した外形形状、例えば二段重ね、三段重ねで、各段の外周面の成す形状が略円形状、四角、菱形等のもの等が例示される。
また、本発明の熱成形容器は、0.5mm厚みシートのデュポン衝撃強度が4J以上であり、5J以上であることが好ましく、7J以上であることが特に好ましい。
デュポン衝撃強度が4J以上であると、真空成形法もしくは圧空成形法などの熱成形により得られる成形体が、高い耐衝撃性を有しているため、落下時の容器の破損を防ぐことができる。
デュポン衝撃強度は、後述するように、得られた熱成形容器の頭頂部から、50mm×50mm×厚み0.5mmの試験片を切り出し、東洋精機製作所製のデュポン衝撃試験機を使用し、重錘300g、撃芯突端半径6.3mm、受け台半径6.3mmの条件で、50%破壊エネルギーを求めた。
さらに、本発明の熱成形容器は、引き裂き強度が70N以下であり、60N以下であることがより好ましく、55Nであることが特に好ましい。
引き裂き強度が70Nを超えると、手で容易に引き裂くことができない。
なお、引き裂き強度は、JIS K 7128−1に準拠し、熱成形品から切り出した試験片5個で測定した値の平均値をいう。
[9.熱成形容器の用途]
本発明の熱成形容器は、餅等の内容物を充填し、開封時には容器を引き裂いて内容物を取りだす様式の容器、具体的には、鏡餅等の餅容器等に使用することができる。
以下、本発明を実施例によって具体的に説明するが、本発明は、これらの実施例によって限定されるものではない。
なお、実施例および比較例において、熱成形容器またはその構成成分についての諸物性は、下記の評価方法に従って測定、評価し、また、使用した樹脂(使用材料)としては下記のものを用いた。
[1.評価方法]
(1)MFR[単位:g/10分]:
プロピレン系重合体(A)は、JIS K7210:1999「プラスチック−熱可塑性プラスチックのメルトマスフローレイト(MFR)及びメルトボリュームフローレイト(MVR)の試験方法」のA法、条件M(230℃、2.16kg荷重)に準拠して測定した。
(2)融解ピーク温度(Tm):
セイコーインスツルメンツ社製DSC6200を使用し、プロピレン系重合体を5mgアルミパンに詰め、室温から一旦200℃まで昇温速度100℃/分で昇温し、5分間保持した後に、10℃/分で20℃まで降温して、結晶化させた時の結晶最大ピーク温度(℃)として結晶化温度(Tc)を求め、その後、10℃/分で200℃まで昇温させた時の融解最大ピーク温度(℃)として融解ピーク温度(Tm)を求めた。
(3)デュポン衝撃強度:
得られた熱成形容器の頭頂部から、50mm×50mm×厚み0.5mmの試験片を切り出し、東洋精機製作所製のデュポン衝撃試験機を使用し、重錘300g、撃芯突端半径6.3mm、受け台半径6.3mmの条件で、50%破壊エネルギーを求めた。
(4)引き裂き強度:
JIS K7128−1に準拠し、熱成形品から切り出した縦50mm、横20mmの試験片5個の平均値として、引き裂き強度を求めた。
(5)容器落下試験:
得られた熱成形容器に水を満水状態にし、口部をPPフィルムで完全シールして、温度5℃、1.2mの高さから落下して、割れの有無を目視で判定。
[2.使用材料]
(1)プロピレン系重合体(A)
(A−1)
FY6H(商品名、日本ポリプロ社製プロピレン重合体)
MFR=1.9g/10min、融解ピーク温度165℃
(A−2)
EA9(商品名、日本ポリプロ社製プロピレン重合体)
MFR=0.5g/10min、融解ピーク温度166℃
(A−3)
EG7F(商品名、日本ポリプロ社製プロピレン重合体、比較例にて使用)
MFR=1.3g/10min、融解ピーク温度145℃
(2)エチレン系重合体(B)
(B−1)
HB530(商品名、日本ポリエチレン社製高密度ポリエチレン)
MFR=0.3g/10min、密度0.964g/cm
(B−2)
HJ451(商品名、日本ポリエチレン社製高密度ポリエチレン)
MFR=2g/10min、密度0.955g/cm
(B−3)
HB130R(商品名、日本ポリエチレン社製高密度ポリエチレン、比較例で使用)
MFR=0.3g/10min、密度0.946g/cm
(3)高圧法エチレン系重合体(C)
(C−1)
LF128(商品名、日本ポリエチレン社製高圧法LDPE)
MFR=0.25g/10min、密度0.922g/cm
(C−2)
LF440HB(商品名、日本ポリエチレン社製高圧法LDPE)
MFR=2.8g/10min、密度0.925g/cm
(C’)低圧法エチレン系重合体(比較例にて使用)
UF230(商品名、日本ポリエチレン社製低圧法による直鎖状低密度ポリエチレンLLDPE)
MFR=1.0g/10min、密度0.921g/cm
(4)プロピレン−α−オレフィン共重合体(D)
(D−1)
P0680(商品名、三井化学社製プロピレン重合体)
MFR=0.7g/10min、密度0.875g/cm
(D−2)
V0141(商品名、住友化学社製プロピレン重合体)
MFR=0.7g/10min、密度0.860g/cm
(実施例1〜5、比較例1〜5)
上記各成分(A)〜(D)を以下の表1および表2に記載の量で、攪拌式混合機(ヘンシェルミキサ−、商品名)にて室温下で3分間混合し均一混合されたペレットを得た。
スクリュー口径50mmの押出機に前記ブレンド済みのプロピレン系樹脂ペレットを投入し、樹脂温度230℃にて加熱溶融可塑化してT型ダイスより押出して得たプロピレン系樹脂組成物シートを、表面温度が60℃に制御された鏡面仕上げの金属製キャストロ−ルにて挟み、冷却固化させながら1m/minの速度で連続的に引き取り、幅500mm、全体厚み1.0mmのシートを得た。
次いで、この1.0mm厚みのシートを用いて、成形機で口径95mmφ、深さが50mmの熱成形容器を、ヒーター温度300℃にて、成形した。
この熱成形容器について、前述の各種評価を行った。その結果を表1および表2に示す。
Figure 2012030802
Figure 2012030802
上記表1および表2から明らかなように、本発明の構成をすべて満足する実施例1〜5では、容器を容易に引き裂くことが可能で、さらに落下試験において破壊することのない強度を有していることがわかる。
一方、比較例1では落下強度が低く、比較例2〜5では引き裂き強度が強すぎることが分かる。
本発明の熱成形容器は、引き裂き強度が弱く、衝撃強度が強いため、容器を引き裂いて内容物を取り出す食品容器分野などにおいて、広く用いることができる。そのため、その産業上の利用可能性は非常に大きい。

Claims (2)

  1. MFR(230℃、2.16kg荷重)が0.3〜3g/10分、融解ピーク温度が160〜170℃のプロピレン系重合体(A)50〜90重量%、
    MFR(190℃、2.16kg荷重)が0.1〜5g/10分、密度が0.950〜0.970g/cmのエチレン系重合体(B)10〜50重量%、
    MFR(190℃、2.16kg荷重)が0.1〜5g/10分、密度が0.920〜0.930g/cmの高圧法により製造されたエチレン系重合体(C)3〜20重量%を含有するプロピレン系樹脂組成物からなるシートを熱成形して得られた熱成形容器であって、0.5mm厚みシートのデュポン衝撃強度が4J以上、かつ引き裂き強度が70N以下であることを特徴とする熱成形容器。
  2. さらに、プロピレン系樹脂組成物が、MFR(190℃、2.16kg荷重)が0.1〜5g/10分、密度が0.880〜0.900g/cmのプロピレン−α−オレフィン共重合体(D)を1〜5重量%含有することを特徴とする請求項1に記載の熱成形容器。
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