JP2012029401A - 電動機の突極集中巻きステータ及びその製造方法 - Google Patents

電動機の突極集中巻きステータ及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】容易、且つ安定した確実な結線を可能として、ステータの製造工程の簡素化により製造コストの低減が可能な電動機の突極集中巻きステータ及びその製造方法を提供する。
【解決手段】両端から第1延長部53及び第2延長部54を延出させて、巻線14をインシュレータ12の胴部24に巻回してコイル13を形成し、ステータコア11の各ティース11bに挿入する。次いで、インシュレータ12に設けられた第2の絡げ部43に、第2延長部54を絡げ、第1の絡げ部42に、同相の隣接するコイル13から延びる第1延長部53をそれぞれ絡げ、第1の絡げ部42と第2の絡げ部43との間に固定された接続部材60に第1及び第2延長部53、54の端部を挿入して加締め、第1延長部53と第2延長部54とを電気的に接続する。
【選択図】図5

Description

本発明は、電気自動車、ハイブリッド自動車、燃料電池自動車などに搭載される電動機の突極集中巻きステータ及びその製造方法に関する。
従来、電動モータのステータとしては、電気コイル間の接続作業性の向上、及びコイル間接続リード線の配置スペースの低減を図ったものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に記載された電動モータのステータ100は、図16に示すように、独立して形成された左巻きと右巻きの複数の電気コイル(分割コイル)102が、3相順に並んで交互に配置され、ステータコアの各ティース(図示せず)に円弧状に装着されている。また、各電気コイル102の巻始め端部Sと巻終り端部Eに配置されたターミナルブロック103に、電気コイル102の端部(巻始め端部Sと巻終り端部E)、及び同相異極の電気コイル102間を接続するための電気リード線104が、ねじの締め込みによって接続されている。
特許第3453684号公報
このような特許文献1の電動モータのステータ100では、ターミナルブロック103や電気リード線104などの結線用部品がコイルごとに必要であり、部品点数が増大すると共に、結線作業のための組み付け工数が増加して製造コストが嵩む問題があり、改善の余地があった。また、具体的な結線方法についても記載されていない。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、容易、且つ安定した確実な結線を可能として、ステータの製造工程の簡素化により製造コストの低減が可能な電動機の突極集中巻きステータ及びその製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、
径方向外方に延設される複数のティース(例えば、後述の実施形態におけるティース11b)を有するステータコア(例えば、後述の実施形態におけるステータコア11)と、
前記ティースの周囲に配置されるように筒状に形成されると共に、その周囲に巻線(例えば、後述の実施形態におけるパラ巻線14)が巻回される胴部(例えば、後述の実施形態における胴部24)をそれぞれ有する複数のインシュレータ(例えば、後述の実施形態におけるインシュレータ12)と、
前記巻線を前記各インシュレータの胴部に巻回することでそれぞれ形成される複数のコイル(例えば、後述の実施形態におけるコイル13)と、
を有し、周方向に隣接する前記各コイルが互いに異相となるように配置される、電動機(例えば、後述の実施形態におけるアウターロータ型電動機1)の突極集中巻きステータ(例えば、後述の実施形態における突極集中巻きステータ10)の製造方法であって、
前記巻線を前記インシュレータの胴部に巻回することで前記コイルを形成するとともに、前記コイルの両端部(例えば、後述の実施形態における第1巻き端部51及び第2巻き端部52)からそれぞれ前記巻線を延出させて一対の延長部(例えば、後述の実施形態における第1延長部53及び第2延長部54)を形成する工程と、
前記巻線が巻回された前記複数のインシュレータを、それぞれ対応する前記ステータコアの各ティースに挿入する工程と、
前記インシュレータの該胴部に対して径方向外径側と径方向内径側の少なくとも一方に設けられた第1の絡げ部(例えば、後述の実施形態における第1の外径側絡げ部42)及び第2の絡げ部(例えば、後述の実施形態における第2の外径側絡げ部43)に前記コイルの一方の延長部と前記コイルと同相の隣接する前記コイルの他方の延長部をそれぞれ絡げた状態で、前記第1の絡げ部と前記第2の絡げ部との間で前記インシュレータに固定された接続部材(例えば、後述の実施形態における接続部材60)によって前記一対の延長部の各端部を電気的に接続する工程と、
を備えることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1の構成に加えて、
前記接続部材は、前記複数のインシュレータを前記各ティースに挿入する工程より前に、前記コイルの一方の延長部を保持した状態で前記インシュレータに固定されることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2の構成に加えて、
前記接続部材は、前記インシュレータの前記第1の絡げ部と前記第2の絡げ部との間に設けられた凹部に固定される固定部(例えば、後述の実施形態における固定部62)と、前記凹部の開口方向と同じ方向に開口する略U字型の接続部(例えば、後述の実施形態における接続部61)と、を有するヒュージング部材(例えば、後述の実施形態におけるヒュージング部材60)であり、前記一対の延長部の各端部は、前記ヒュージング部材に電流を通流してヒュージングすることで、前記接続部で接続されることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれかの構成に加えて、
前記同相の複数のコイルは、前記巻線によって第1及び第2の前記コイルがそれぞれ渡り部(例えば、後述の実施形態における渡り部14T)を介して連続して形成される複数のコイル群(例えば、後述の実施形態におけるコイル群18)によって構成され、
前記第1の絡げ部に絡げられる前記コイルの一方の延長部と、前記第2の絡げ部に絡げられる前記コイルと同相の隣接する前記コイルの他方の延長部とは、隣接する前記コイル群のうち、一方のコイル群の第2のコイルの一方の延長部と、他方のコイル群の第1のコイルの他方の延長部によって構成されることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、
径方向外方に延設される複数のティースを有するステータコアと、
前記ティースの周囲に配置されるように筒状に形成されると共に、その周囲に巻線が巻回される胴部をそれぞれ有する複数のインシュレータと、
前記巻線を前記各インシュレータの胴部に巻回することでそれぞれ形成される複数のコイルと、
を有し、周方向に隣接する前記各コイルが互いに異相となるように配置される、電動機の突極集中巻きステータであって、
前記複数のインシュレータは、該胴部の径方向外径側と径方向内径側の少なくとも一方に設けられる第1の絡げ部及び第2の絡げ部、をそれぞれ有し、
前記巻線は、前記インシュレータの胴部を巻回することで形成される前記コイルの両端部から延出する一対の延長部を形成しており、
前記コイルの一方の延長部と前記コイルと同相の隣接する前記コイルの他方の延長部は、前記第1の絡げ部及び第2の絡げ部にそれぞれ絡げられており、
前記コイルの一方の延長部の端部と前記コイルと同相の隣接する前記コイルの他方の延長部の端部は、前記第1の絡げ部と前記第2の絡げ部との間で前記インシュレータに固定された接続部材にて電気的に接続されていることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項5の構成に加えて、
前記接続部材は、前記インシュレータの前記第1の絡げ部と前記第2の絡げ部との間に設けられた凹部に固定される固定部と、前記凹部の開口方向と同じ方向に開口する略U字型の接続部と、を有するヒュージング部材であり、前記一対の延長部の各端部は、前記ヒュージング部材に電流を通流してヒュージングすることで、前記接続部で接続されることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項5又は6の構成に加えて、
前記同相の複数のコイルは、前記巻線によって第1及び第2の前記コイルがそれぞれ渡り部を介して連続して形成される複数のコイル群によって構成され、
前記第1の絡げ部に絡げられる前記コイルの一方の延長部と、前記第2の絡げ部に絡げられる前記コイルと同相の隣接する前記コイルの他方の延長部とは、隣接する前記コイル群のうち、一方のコイル群の第2のコイルの一方の延長部と、他方のコイル群の第1のコイルの他方の延長部によって構成されることを特徴とする。
請求項1及び4の発明によれば、第1の絡げ部と第2の絡げ部との間でインシュレータに固定された接続部材によってコイルの一方の延長部の端部と同相の隣接するコイルの他方の延長部の端部が電気的に接続される。従って、接続される各コイルの各延長部が接続部材の両側に位置する第1の絡げ部と第2の絡げ部にそれぞれ絡げられており、各延長部の端部同士を安定した状態で接続することができる。また、接続部材は、インシュレータに固定されているので、コイルの端部を簡単に挿入することができ、且つ、容易に接続することができる。
請求項2の発明によれば、接続部材の取り付け作業及びコイルの一方の延長部の接続作業を容易に行うことができる。
請求項3及び6の発明によれば、ヒュージング部材が固定部でインシュレータに固定されているので、接続される各コイルの端部を簡単に挿入することができ、ヒュージング工程を容易に行うことができる。
請求項4及び7の発明によれば、同相の複数のコイルが、巻線によって第1及び第2のコイルを連続して形成する複数のコイル群によって構成されるので、同相異極間の結線作業を削減することができる。
本発明のステータの製造方法が適用されるアウターロータ型電動機の要部縦断面図である。 図1におけるステータの正面図である。 ステータコアの正面図である。 インシュレータの斜視図である。 (a)はインシュレータに巻線が巻回されたコイルの正面図、(b)は斜視図である。 2つのコイルが連続巻回されてなるコイル群の正面図である。 UVW相の各コイル群が整列配置されるコイルモジュールの正面図である。 インシュレータに接続部材が固定される前の状態を説明する図である。 コイルの第2延長部を接続部材に挿入する状態を説明する図である。 インシュレータに接続部材が固定される状態を説明する図である。 UVW相の各コイル群を編みあげてコイルモジュールを形成する工程を時間経過に従って説明する図である。 UVW相の各コイル群を編みあげてコイルモジュールを形成する工程を時間経過に従って説明する図である。 UVW相の各コイル群を編みあげてコイルモジュールを形成する工程を時間経過に従って説明する図である。 (a)及び(b)は、隣接する2つのコイル群を接続部材で接続する状態を説明する図である。 (a)は変形例のコイルの正面図、(b)は斜視図である。 従来のステータのコイルの配置を示す正面図である。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいて説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
先ず、本発明に係る突極集中巻きステータの製造方法が適用される電動機について説明する。図1はアウターロータ型電動機の要部縦断面図である。本実施形態の電動機は、3相8極のアウターロータ型電動機1であり、モータハウジング2にボルト3により固定されたステータ10と、ステータ10の外周側に僅かな隙間を介して配置される円環状のロータ4とを備える。
ロータ4は、電磁鋼板が積層されてなるロータヨーク6aに磁石6bが埋め込まれた円環状のロータ本体6が、縁付円盤状の支持部材5の縁部内周面5aに固定されており、モータハウジング2に内嵌する玉軸受7、7によって回転自在に支持された回転軸8に一体回転可能に固定されている。ロータ4は、ステータ10に発生させる回転磁界によって回転駆動される。支持部材5の基部5bとステータ10の間には、回転軸8の回転速度を検出するレゾルバ9が配設されている。
ステータ10は、図2および図3に示すように、ステータコア11と、複数(本実施形態では24個)のコイル13(13u、13v、13w)とを備える。ステータコア11は、複数の電磁鋼板がステータ10の軸方向、即ち、図3において紙面と垂直方向に積層されて構成され、円環状の支持部11aから半径方向外側に向かって放射状に突出形成され、周方向に並ぶ複数(24個)のティース11bを有する。
コイル13は、所定本数の導線からなる巻線(本実施形態では、2本の導線からなるパラ巻線であり、以下パラ巻線と呼ぶ。)14を、絶縁特性を有する合成樹脂などで形成されたインシュレータ12を介してステータコア11のそれぞれのティース11bの周囲に突極集中巻きによって巻回することで形成される。
コイル13は、それぞれ8個ずつのU相、V相及びW相の3相のコイルからなり、U相コイル13u、V相コイル13v、及びW相コイル13wが、時計方向にこの順で配置されてティース11bの周囲に配置されている。即ち、他相のコイル13(例えば、V相コイル13v、及びW相コイル13w)を挟んで配置される同相のコイル13(例えば、U相コイル13u)同士は、他相のコイル13を跨いで配索される渡り部14Tにより接続されている。
コイル13は、各相ごとにそれぞれ4個のコイル群18、即ち、第1〜第4コイル群18u1〜18u4、18v1〜18v4、18w1〜18w4から構成されている。それぞれのコイル群18は、2個ずつのU相、V相及びW相コイル13u、13v、13wが、それぞれ同一のパラ巻線14u、14v、14wによって渡り部14Tを介して連続して巻回されている。各相2個ずつのコイル13からなる4個のコイル群18(例えば、U相コイル群18u1〜18u4)は、インシュレータ12の外径側に配置される接続部材としてのヒュージング部材60によって、隣接する同相のコイル13(例えば、U相コイル13u)のパラ巻線14(例えば、U相のパラ巻線14u)同士を接続することで、電気的に連結されている。
そして、U相のパラ巻線14uの一方の端部はU相接続端子15uに接続され、V相のパラ巻線14vの一方の端部はV相接続端子15vに接続され、W相のパラ巻線14wの一方の端部がW相接続端子15wに接続されている。また、U相、V相及びW相の各パラ巻線14u、14v、14wの他方の端部は、中点端子16に接続されている。
ステータコア11の支持部11aの内周側には、ボルト穴17をそれぞれ有する複数(本実施形態では6個)の凸部11cが形成されている。このボルト穴17に挿通されるボルト3によりステータ10がモータハウジング2に固定される(図1参照)。
図4に示すように、インシュレータ12は、パラ巻線14が巻回される胴部24と、該胴部24の径方向両端部に設けられた外周側鍔部25及び内周側鍔部26と、を有する。胴部24は、ステータ10の軸方向に向いて対向する壁20、21及びステータ10の周方向に向いて対向する壁22、23によって、径方向に貫通する角穴24aを有して断面矩形の筒状に形成される。角穴24aの大きさは、ステータコア11のティース11bより僅かに大きく、ティース11bが挿通可能である。壁22、23には、パラ巻線14を巻回する際、パラ巻線14を位置決めするための複数の凹溝27が、角穴24aの軸芯に対して直交する方向に設けられている。
外周側鍔部25の壁20側の端部には、径方向外方に延出する外側隔壁28が形成されている。外側隔壁28には、軸方向一端側(図4中手前側)に向けて外径側絡げ部41が突設されている。
外径側絡げ部41は、第1の外径側絡げ部42と第2の外径側絡げ部43とからなる。第1の外径側絡げ部42は、第2の外径側絡げ部43に対して、径方向斜め内側に対向して配置され、互いに略平行に形成される傾斜面46a、47aを有する一対のガイド突部46、47からなる。傾斜面46a、47a間には、パラ巻線14の一端を保持可能な巻線保持溝48が形成されている。
第2の外径側絡げ部43は、外側隔壁28の周方向一端面(図4中、左端面)28aの径方向中間部分に、軸方向一端側に向けて突設されている。第2の外径側絡げ部43は、ステータ外径側で頂点部Pを有する湾曲面と、この湾曲面から連続して、巻線保持溝48に向けて延びる傾斜面とを有した外壁面43aを備えて略扇形の柱状に形成されている。外壁面43aと外側隔壁28との間には、外壁面43aに沿って巻回されたパラ巻線14と軸方向で接触する軸方向壁面をなす段部43bが設けられている。また、第2の外径側絡げ部43の径方向内径側には、第2の外径側絡げ部43の底面43cと略平行にリブ44が突設されており、底面43cとリブ44との間に、ヒュージング部材60を保持するための凹部45が形成されている。第1の外径側絡げ部42と第2の外径側絡げ部43は、ステータ軸方向を前後方向とした場合に、パラ巻線14を前後方向に並列配置可能な幅を有する。
内周側鍔部26の軸方向一端側部分は、径方向から見て、周方向一端面側から他端面(図4中、右端面)側に向かって徐々に幅広に形成されており、また、軸方向から見て、周方向中間部から周方向他端面に向かって徐々に肉厚に形成されている。内周側鍔部26の周方向他端面と径方向外側面との隅部には、軸方向一端側に突出する略三角柱状の内側巻線支持部34が設けられている。また、内周側鍔部26の軸方向一端側部分には、周方向中間部から周方向他端面に向かうにつれて径方向内側に傾斜する傾斜面33が形成されており、この傾斜面33は、内側巻線支持部34の径方向内向き傾斜面34aと対向して溝部35を形成する。さらに、内周側鍔部26の軸方向一端側部分と、壁20との境界部分には、周方向他端面側から周方向一端面側へと壁20に沿って最初に巻回されるパラ巻線14を案内する、内周側鍔部26に対して傾斜した案内部36が形成されており、また、案内部36と内周側鍔部26との間には、溝部35から胴部24へ向かうパラ巻線14を軸方向に案内する段部36aが形成される。
コイル13は、図5に示すように、インシュレータ12の胴部24の周囲にパラ巻線14が複数回に亘って巻回されて形成される。コイル13は、インシュレータ12の一端側(内側巻線支持部34側)から巻き始め、他端側(外径側絡げ部41側)で巻き終わるように巻回され、径方向内側に位置する巻き始め位置である第1巻き端部51と、径方向外側に位置する巻き終わり位置である第2巻き端部52とを有する。第1巻き端部51からは、巻線14が延出されて第1延長部53が形成され、第2巻き端部52からは、巻線14が延出されて第2延長部54が形成されている。
なお、パラ巻線14は、インシュレータ12の一端側と他端側との間を往復しながら巻回することで、インシュレータ12の周囲に巻かれるコイル13の層数を増やすことができる。第1巻き端部51から溝35を通り、傾斜面33に沿って斜め下方に延びるパラ巻線14は、内側巻線支持部34の傾斜面34aに接触し、内側巻線支持部34に係止されて支持される。また、第2巻き端部52から斜め上方に延びるパラ巻線14は、ガイド突部46の傾斜面46aに接触し、巻線保持溝48により支持される。
ヒュージング部材60は、導電性を有する金属板が曲げ加工されて形成され、略U字型に形成されて互いに平行な一対の加締め片61aを有する接続部61と、接続部61の一方の加締め片61aが直角に折り曲げられて延設される固定部62とを有する。ヒュージング部材60は、固定部62をインシュレータ12の凹部45に狭持することにより、第1の外径側絡げ部42と第2の外径側絡げ部43の間に固定される。このとき、ヒュージング部材60の接続部61は、インシュレータ12の凹部45の開口方向と同じ方向に開口しており、一対の加締め片61aは、ガイド突部46、47の傾斜面46a、47a、及び第2の外径側絡げ部43の外壁面43aと略平行となっている。
ヒュージング部材60は、2個のコイル13(図6において、第1のコイル13a、第2のコイル13b)が連続巻回されて形成されるコイル群18の一方のコイル13(本実施形態では短い第2延長部54bを有する第2のコイル13b)にのみ配置される。なお、図2に示すように、一方のコイル13u,13v,13wの第2延長部54bが中点端子16に接続される第1のコイル群18u1,18v1,18w1では、第1及び第2のコイル13の両方にヒュージング部材60が設けられていない。
これにより、各ヒュージング部材60は、第2〜第4のコイル群18の第2のコイル13bの第2延長部54bの端部と同相の隣接する第1〜第3のコイル群18の第1のコイル13aの第1延長部53aの端部を、第1の外径側絡げ部42と第2の外径側絡げ部43との間で電気的に接続する。
次に、図6から図14を参照してステータ10の製造方法について説明する。本実施形態のステータ10は、各相(U,V,W相)が第1〜第4のコイル群18(18u1〜18u4、18v1〜18v4、18w1〜18w4)を備える。各コイル群18は、図6に示すように、2個ずつのインシュレータ12に、渡り部14Tを介して同一のパラ巻線14が連続巻回されている。このため、第1のコイル13aの第2巻き端部52から延出する第2延長部54aは、第2のコイル13bの第1巻き端部51から延出する第1延長部53bに連続し、渡り部14Tを構成している。また、第1のコイル13aの第1延長部53aは、隣接配置される同相コイル13(図示せず)の第2の外径側絡げ部43に絡げられる、即ち、第2の外径側絡げ部43の外壁面43aに巻き掛けられて径方向内側に延出する長さに設定される。第2のコイル13bの第2延長部54bは、第1の外径側絡げ部43に絡げられて径方向外側に延出する、即ち、第1の外径側絡げ部42の巻線保持溝48から僅かに延出する長さに設定されている。なお、図2に示すように、第4のコイル群18u4,18v4,18w4の第1のコイル13aの第1延長部53aは、各相の接続端子15u,15v,15wに接続される長さに設定され、第1のコイル群18u1,18v1,18w1の第1のコイル13bの第2延長部54bは、中点端子16に接続される長さに設定される。
また、図6に示すように、第2のコイル13bの第2延長部54bは、以下に説明する図8〜図10に示すような手順によって、インシュレータ12に固定されたヒュージング部材60に保持される。
即ち、図8に示すように、第2のコイル13bの第2の巻き端部52から延出して、巻線保持溝48の近傍に位置する第2延長部54bが、ヒュージング部材60の一対の加締め片61aに挿入される(図9参照)。そして、第2延長部54bが接続部61に挿入された状態のまま、図10に示すように、ヒュージング部材60の固定部62をインシュレータ12の凹部45に狭持させて、ヒュージング部材60をインシュレータ12に固定する。このとき、第2延長部54bは、巻線保持溝48に挿通され、第1の外径側絡げ部42のガイド突起46に接触して第1の外径側絡げ部42で絡げられる。尚、ヒュージング部材60がインシュレータ12に固定された後に、第2のコイル13bの第2延長部54bが、固定されたヒュージング部材60の一対の加締め片61aに挿入されるようにしてもよい。
上記のように形成される各相1つずつのU,V,W相コイル群18u、18v、18wは、以下に説明する図11から図13の手順によって、図7に示すようなコイルモジュールMを構成する。なお、U,V,W相コイル群18u、18v、18wの第1及び第2のコイル13a,13bをそれぞれ、13ua、13ub、13va,13vb,13wa,13wbとし、第1及び第2延長部53a,54bをそれぞれ、53ua、54ub、53va,54vb,53wa,54wbとし、渡り部14Tをそれぞれ、14Tu,14Tv,14Twとする。なお、第1及び第2のコイル13a,13b間の渡り部14Tu,14Tv,14Twは、ステータコア11のティース11bへの挿入が許容される長さに設定されている。
まず、図11(a)に示すように、U相コイル群18uの第1及び第2のコイル13ua、13ubを、互いの壁面20が平行となるように渡り部14Tuを延ばして1列に配置する。そして、V相コイル群18vの第2のコイル13vbを、U相の渡り部14Tu、及びU相コイル13ua,13ubの壁面20によって画成される仮想面に対して、渡り部14Tuの奥側に配置すると共に、第1のコイル13vaを仮想面に対して渡り部14Tuの手前側に配置する。次いで、図11(b)、(c)に示すように、第1のコイル13vaをU相の第1延長部53uaの手前側から上方を通し、仮想面に対して第1延長部53uaの奥側となるように、第1延長部53uaの周りを略180°回転させて、U相のコイル13ua、13ubと、V相のコイル13v1、13v2とを1列に整列させる。これにより、V相の渡り部14Tvは、コイル13uaの手前側を通り、U相の渡り部14Tuと平行となる。
次いで、図12(a)に示すように、W相コイル群18wの第2のコイル13wbを、仮想面に対してU、V相の渡り部14Tu、14Tvの奥側に配置すると共に、第1のコイル13waを仮想面に対してU、V相の渡り部14Tu、14Tvの手前側に配置する。そして、第1のコイル13waをU、V相の第1延長部53u、53vの手前側から上方を通って第1延長部53ua、53vaの奥側となるように、第1延長部53u、53vの周りを略180°回転させて(図12(b)、図13(a))、U、V、W相の各コイル13u1、13v1、13w1、13u2、13v2、13w2をこの順で1列に整列させ(図13(b)参照)、1つのコイルモジュールMを形成する。以後同様の手順で、残り3つのコイルモジュールMが形成される。
このように、2個のインシュレータ12に同一のパラ巻線14が連続巻回されてなる各相のコイル群18u、18v、18wを編み込んでコイルモジュールMを形成することで、3個以上のコイル13を有するコイル群18u、18v、18wを編み込む場合と比較して、渡り部14Tを殆ど曲げ変形させることなく、容易に編み込むことが可能となる。
そして、これら4つのコイルモジュールMの各コイル13をステータコア11のティース11bに挿入する。挿入後、図14に示すように、各相の第1〜第3のコイル群18uの第1のコイル13aの第1延長部53aを、第2の外径側絡げ部43の外壁面43aに巻き掛けた後、ヒュージング部材60の一対の加締め片61aに挿入し、第1延長部53aと第2延長部54bの端部同士を付き当てる。そして、不図示の工具で、接続部61に電流を通流し、一対の加締め片61aが接近する方向(図11の矢印方向)に押圧してヒュージングすることで、第1延長部53a及び第2延長部54bを電気的に接続する。
また、第4のコイル群18u4,18v4,18w4の第1のコイル13aの第1延長部53aは、各相の接続端子15u,15v,15wに接続され、第1のコイル群18u1,18v1,18w1の第1のコイル13bの第2延長部54bは、中点端子16に接続される。このようにして、ステータ10が形成される。
なお、ヒュージング部材60をインシュレータ12に固定し、第2延長部54をヒュージング部材60の接続部61に挿入する工程は、各コイル13をステータコア11のティース11bに挿入した工程の後に行われても良い。
以上説明したように、本実施形態に係る電動機の突極集中巻きステータの製造方法によれば、第1の外径側絡げ部42と第2の外径側絡げ部43との間でインシュレータ12に固定されたヒュージング部材60によってコイル13の第1延長部53の端部と同相の隣接するコイル13の第2延長部54の端部が電気的に接続される。従って、接続される各コイル13の各延長部53,54がヒュージング部材60の両側に位置する第1の外径側絡げ部42と第2の外径側絡げ部43にそれぞれ絡げられており、各延長部53,54の端部同士を安定した状態で接続することができる。また、ヒュージング部材60は、インシュレータ12に固定されているので、各コイル13の端部を簡単に挿入することができ、且つ、容易に接続することができる。また、ヒュージング部材60による接続箇所がインシュレータ12(外側隔壁28)上に設けられるので、他相の巻線14との接触の虞がなく、絶縁紙や絶縁材のポッティングなどの絶縁処理が不要となり、製造コストを抑制することができる。
ヒュージング部材60は、複数のインシュレータ12を各ティース11bに挿入する工程より前に、第2のコイル13bの第2延長部54bを保持した状態でインシュレータ12に固定されるので、ヒュージング部材60の取り付け作業及び第2のコイル13bの第2延長部54bの接続作業を容易に行うことができる。
また、ヒュージング部材60が固定部62でインシュレータ12に固定されているので、接続される各コイル13の端部を簡単に挿入することができ、ヒュージング工程を容易に行うことができる。
さらに、同相の複数のコイル13が、パラ巻線14によって第1及び第2のコイル13a,13bを連続して形成する複数のコイル群18によって構成されるので、同相異極間の結線作業を削減することができる。
なお、本実施形態では、インシュレータ12の胴部24に対して径方向外径側に第1及び第2の外径側絡げ部42,43を設け、これら絡げ部42,43の間にヒュージング部材60を固定しているが、本発明は、インシュレータ12の胴部24に対して径方向内径側に第1及び第2の内径側絡げ部を設け、これら内径側絡げ部の間にヒュージング部材を固定してもよい。この場合、以下の変形例に示すに、第1のコイル13aの第1延長部(一方の延長部)53aを短くし、同相の隣接する第2のコイル13bの第2延長部(他方の延長部)54bを渡り部14Tを含む長さに設定する。そして、第1及び第2の内径側絡げ部に第1コイル13の第1延長部53aと同相の隣接する第2のコイル13bの第2延長部54bをそれぞれ絡げた状態で、ヒュージング部材60によって、両延長部54b,53aの各端部を電気的に接続する。
(変形例)
次に、図15を参照して変形例の電動機の突極集中巻きステータについて説明する。図15(a)はパラ巻線が巻回された変形例のコイルの正面図、(b)は斜視図である。
変形例の電動機の突極集中巻きステータでは、インシュレータ12Aの内径側に配置されるヒュージング部材60Aによって、同相のコイル13同士が接続される。インシュレータ12Aは、内周側鍔部26から軸方向一端側に向けて内径側絡げ部50が突設されている。内径側絡げ部50は、第1のガイド突部55と第2のガイド突部56とからなる。
第1のガイド突部55は、内周側鍔部26の周方向中間部から周方向他端面までの部分が、内径側に延設されて略三角柱状に形成されている。第1のガイド突部55の上面は、周方向中間部から周方向他端面に向かうにつれて径方向内側に傾斜する傾斜面55aであり、第1のガイド突部55の下部には、ヒュージング部材60Aを保持するための凹部57が周方向に延びて形成されている。
第2のガイド突部56は、傾斜面33と略平行に形成される傾斜面56aを有する略三角柱状に形成されて軸方向一端側に向けて突設されている。傾斜面55a、56a間には、渡り部14Tの一端を保持可能な巻線保持溝59が形成されている。第1のガイド突部55と第2のガイド突部56は、パラ線14を前後方向(図15(a)における紙面に垂直方向)に並列配置可能な幅を有する。
ヒュージング部材60Aは、導電性を有する金属板の曲げ加工により形成され、略U字型に形成されて互いに平行な一対の加締め片61aを有する接続部61と、一方の加締め片61aが延設される平板状の固定部62とを有し、固定部62が凹部57に狭持されてインシュレータ12Aに固定されている。
また、外側隔壁28の周方向一端面28aと径方向内側面28bとの隅部には、軸方向一端側に突出する外側巻線支持部30が形成されている。外側巻線支持部30は、ステータ外径側で頂点部Pを有する山なり形状の傾斜面30aを有する略3角柱状に形成されている。また、外側隔壁28の径方向内側面28bには、傾斜面30aと平行な傾斜面31aを有するガイド突部31が形成されている。そして、外側巻線支持部30の傾斜面30aとガイド突部31の傾斜面31aとの間に、渡り部14Tの一端を保持可能な巻線保持溝部32が形成される。
本変形例のコイル13も、2個ずつのインシュレータ12に、渡り部14Tを介して同一のパラ巻線14が連続巻回されて1つのコイル群18を構成する(図6参照)。但し、コイル13の第2巻き端部52から延出する第2延長部54は、隣接配置される同相コイル群18のコイル13のヒュージング部材60まで配索可能な長さを有し、他方のコイル13の第1巻き端部51から延出する第1延長部53は、巻線保持溝59を越えてヒュージング部材60に達する程度に短くなっている。
そして、各相コイル群18のコイル13が、それぞれ対応するステータコイル11のティース11bに挿入された後、隣接する同相のコイル群18の第1延長部53の端部と、第2延長部54の端部とが突き合わされた状態で、インシュレータ12の内径側に配置されているヒュージング部材60Aの一対の加締め片61aの間に挿入され、加締め片61aと共に加締められて接続される。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。例えば、本発明の接続部材は、本実施形態のヒュージング部材に限定されるものでなく、同相の隣接するコイルの各延長部の端部同士を電気的に接続するものであればよい。また、巻線としては、パラ巻線に限定されず、単線であっても同様に適用される。
さらに、本実施形態では、各コイル13が2つのコイル13を有する複数のコイル群18を構成し、各コイル群では、図6に示すように、第1及び第2のコイル13a,13bの両端部、即ち、第1巻き端部51、第2巻き端部52からそれぞれ延出する第1及び第2延長部53a,53b,54a,54bが、第1のコイル13aの第1巻き端部51から延出する第1延長部53a、第2のコイル13bの第2巻き端部52から延出する第2延長部54b、及び、第1のコイル13aの第2巻き端部52から延出する第2延長部54aと第2のコイル13bの第1巻き端部51から延出する第1延長部53bによって構成される渡り部14Tを構成している。
しかしながら、本発明は、2個のコイル13を有するコイル群18を構成せずに、同相の各コイル13をそれぞれ接続部材によって結線する場合も含まれる。
1 アウターロータ型電動機(電動機)
10 突極集中巻きステータ(ステータ)
11 ステータコア
11b ティース
12、12A インシュレータ
13 コイル
13a 第1のコイル
13b 第2のコイル
13u U相コイル
13v V相コイル
13w W相コイル
14 パラ巻線(巻線)
18u U相コイル群
18v V相コイル群
18w W相コイル群
24 胴部
41 外径側絡げ部
42 第1の外径側絡げ部(第1の絡げ部)
43 第2の外径側絡げ部(第2の絡げ部)
50 内径側絡げ部
53,53a 第1延長部
54,54b 第2延長部
55 第1のガイド突部
56 第2のガイド突部
60、60A ヒュージング部材(接続部材)
61 接続部
62 固定部

Claims (7)

  1. 径方向外方に延設される複数のティースを有するステータコアと、
    前記ティースの周囲に配置されるように筒状に形成されると共に、その周囲に巻線が巻回される胴部をそれぞれ有する複数のインシュレータと、
    前記巻線を前記各インシュレータの胴部に巻回することでそれぞれ形成される複数のコイルと、
    を有し、周方向に隣接する前記各コイルが互いに異相となるように配置される、電動機の突極集中巻きステータの製造方法であって、
    前記巻線を前記インシュレータの胴部に巻回することで前記コイルを形成するとともに、前記コイルの両端部からそれぞれ前記巻線を延出させて一対の延長部を形成する工程と、
    前記巻線が巻回された前記複数のインシュレータを、それぞれ対応する前記ステータコアの各ティースに挿入する工程と、
    前記インシュレータの該胴部に対して径方向外径側と径方向内径側の少なくとも一方に設けられた第1の絡げ部及び第2の絡げ部に前記コイルの一方の延長部と前記コイルと同相の隣接する前記コイルの他方の延長部をそれぞれ絡げた状態で、前記第1の絡げ部と前記第2の絡げ部との間で前記インシュレータに固定された接続部材によって前記一対の延長部の各端部を電気的に接続する工程と、
    を備えることを特徴とする電動機の突極集中巻きステータの製造方法。
  2. 前記接続部材は、前記複数のインシュレータを前記各ティースに挿入する工程より前に、前記コイルの一方の延長部を保持した状態で前記インシュレータに固定されることを特徴とする請求項1に記載の電動機の突極集中巻きステータの製造方法。
  3. 前記接続部材は、前記インシュレータの前記第1の絡げ部と前記第2の絡げ部との間に設けられた凹部に固定される固定部と、前記凹部の開口方向と同じ方向に開口する略U字型の接続部と、を有するヒュージング部材であり、前記一対の延長部の各端部は、前記ヒュージング部材に電流を通流してヒュージングすることで、前記接続部で接続されることを特徴とする請求項1又は2に記載の電動機の突極集中巻きステータの製造方法。
  4. 前記同相の複数のコイルは、前記巻線によって第1及び第2の前記コイルがそれぞれ渡り部を介して連続して形成される複数のコイル群によって構成され、
    前記第1の絡げ部に絡げられる前記コイルの一方の延長部と、前記第2の絡げ部に絡げられる前記コイルと同相の隣接する前記コイルの他方の延長部とは、隣接する前記コイル群のうち、一方のコイル群の第2のコイルの一方の延長部と、他方のコイル群の第1のコイルの他方の延長部によって構成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電動機の突極集中巻きステータの製造方法。
  5. 径方向外方に延設される複数のティースを有するステータコアと、
    前記ティースの周囲に配置されるように筒状に形成されると共に、その周囲に巻線が巻回される胴部をそれぞれ有する複数のインシュレータと、
    前記巻線を前記各インシュレータの胴部に巻回することでそれぞれ形成される複数のコイルと、
    を有し、周方向に隣接する前記各コイルが互いに異相となるように配置される、電動機の突極集中巻きステータであって、
    前記複数のインシュレータは、該胴部の径方向外径側と径方向内径側の少なくとも一方に設けられる第1の絡げ部及び第2の絡げ部、をそれぞれ有し、
    前記巻線は、前記インシュレータの胴部を巻回することで形成される前記コイルの両端部から延出する一対の延長部を形成しており、
    前記コイルの一方の延長部と前記コイルと同相の隣接する前記コイルの他方の延長部は、前記第1の絡げ部及び第2の絡げ部にそれぞれ絡げられており、
    前記コイルの一方の延長部の端部と前記コイルと同相の隣接する前記コイルの他方の延長部の端部は、前記第1の絡げ部と前記第2の絡げ部との間で前記インシュレータに固定された接続部材にて電気的に接続されていることを特徴とする電動機の突極集中巻きステータ。
  6. 前記接続部材は、前記インシュレータの前記第1の絡げ部と前記第2の絡げ部との間に設けられた凹部に固定される固定部と、前記凹部の開口方向と同じ方向に開口する略U字型の接続部と、を有するヒュージング部材であり、前記一対の延長部の各端部は、前記ヒュージング部材に電流を通流してヒュージングすることで、前記接続部で接続されることを特徴とする請求項5に記載の電動機の突極集中巻きステータ。
  7. 前記同相の複数のコイルは、前記巻線によって第1及び第2の前記コイルがそれぞれ渡り部を介して連続して形成される複数のコイル群によって構成され、
    前記第1の絡げ部に絡げられる前記コイルの一方の延長部と、前記第2の絡げ部に絡げられる前記コイルと同相の隣接する前記コイルの他方の延長部とは、隣接するコイル群のうち、一方のコイル群の第2のコイルの一方の延長部と、他方のコイル群の第1のコイルの他方の延長部によって構成されることを特徴とする請求項5又は6に記載の電動機の突極集中巻きステータ。

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