JP2012029082A - 電子機器 - Google Patents

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Yuichiro Kishinami
雄一郎 岸波
Yasuharu Onishi
康晴 大西
Motoyoshi Komoda
元喜 菰田
Shigeo Sato
重夫 佐藤
Yukio Murata
行雄 村田
Atsushi Kuroda
淳 黒田
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Abstract

【課題】指向性の高い音響再生を可能とする電子機器を提供する。
【解決手段】電子機器100は、第1の振動面から超音波40を発振する発振装置10と、発振装置10を内部に有する筐体20と、第1の振動面に対向して設けられ、筐体20の表面に開口端50を有する導波路30と、導波路30の内壁であって、少なくとも開口端50に接する領域に設けられた吸音部材80と、を備える。これにより、超音波40が放射される角度のばらつきを抑えることができ、指向性の高い音響再生が可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、超音波を利用した電子機器に関する。
携帯機器などの電気音響変換器として、圧電型電気音響変換器がある。圧電型電気音響変換器は、圧電振動子に電界を印加することにより発生する伸縮運動を利用して、振動振幅を発生させるものである。また圧電型電気音響変換器は、振動振幅を発生させるために多数の部材を必要とせず、薄型化に有利である。その他にも、スピーカに関する技術については、例えば特許文献1〜5に記載されるものがあり、音質や音圧の向上等を図ることができると記載されている。
圧電型電気音響変換器は、超音波を利用したパラメトリックスピーカとして用いられる場合がある。パラメトリックスピーカは、変調した超音波から、空気の疎密現象を利用して可聴音を復調するというものである。超音波を利用しているため、通常のスピーカと比べて高い指向性を実現できる。
特開2000−125387号公報 特開2003−111194号公報 特開2007−060529号公報 特開平08−331685号公報 特開平11−136781号公報
スピーカを搭載した電子機器には、その利便性を向上させることが望まれる。例えば、ユーザーのみに音を伝播することできれば、プライバシーの保護等を図ることができる。そのためには、指向性の高い音響再生を可能とする電子機器を開発することが求められる。
本発明の目的は、指向性の高い音響再生を可能とする電子機器を提供することにある。
本発明によれば、第1の振動面から超音波を発振する発振装置と、
前記第1の振動面に対向して設けられ、前記筐体の表面に第1の開口端を有する第1の導波路と、
前記第1の導波路の内壁であって、少なくとも前記第1の開口端に接する領域に設けられた第1の吸音部材と、
を備える電子機器が提供される。
本発明によれば、指向性の高い音響再生を可能とする電子機器を提供することができる。
第1の実施形態に係る電子機器を示す断面図である。 図1に示す発振装置を示す断面図である。 図2に示す圧電振動子を示す断面図である。 第2の実施形態に係る電子機器を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
図1は、第1の実施形態に係る電子機器100を示す断面図である。電子機器100は、発振装置10と、筐体20と、導波路30と、吸音部材80と、を備えている。電子機器100は、例えば携帯通信端末、ラップトップ型コンピュータ、又は小型ゲーム機器等である。
発振装置10は、第1の振動面から超音波40を発振する。筐体20は、発振装置10を内部に有している。導波路30は、第1の振動面と対向して設けられている。また導波路30は、筐体20の表面に開口端50を有している。吸音部材80は、導波路30の内壁であって、少なくとも開口端50に接する領域に設けられている。以下図1〜図3を用いて、電子機器100の構成について詳細に説明する。
図1に示すように、電子機器100は、導波路35と、吸音部材85と、をさらに備えている。発振装置10は、第1の振動面とは逆の面により構成されている第2の振動面から超音波45を発振する。導波路35は、第2の振動面に対向して設けられている。また導波路35は、筐体20の表面に開口端55を有している。吸音部材85は、導波路35の内壁であって、少なくとも開口端55に接する領域に設けられている。
図2に示すように、発振装置10は、圧電振動子60と、振動部材72と、支持部材70とを有している。振動部材72は、圧電振動子60を拘束している。支持部材70は、振動部材72を支持している。また発振装置10は、制御部74と、信号生成部76と、をさらに備えている。信号生成部76は、圧電振動子60と接続しており、圧電振動子60に入力する電気信号を生成する。制御部74は、信号生成部76と接続しており、外部から入力された情報に基づいて、信号生成部76による信号の生成を制御する。発振装置10はスピーカとして使用されるため、制御部74に入力される情報は音声信号である。
本実施形態において、発振装置10は、パラメトリックスピーカとして使用される。このため、制御部74は信号生成部76を介してパラメトリックスピーカとしての変調信号を入力する。パラメトリックスピーカとして用いる場合、圧電振動子60は、20kHz以上、例えば100kHzの音波を信号の輸送波として用いる。発振装置10において、例えば圧電振動子60及び振動部材72は、アレイ状に複数組設けられている。これにより、発振装置10が発する超音波40、45の指向性を向上させることができる。また、圧電振動子60及び振動部材72は、それぞれ単数であってもよい。
図3は、図2に示す圧電振動子60を示す断面図である。図3に示すように、圧電振動子60は、圧電体62、上部電極64、下部電極66からなる。また圧電振動子60は、例えば円形、楕円形、又は矩形を有する。圧電体62は、上部電極64と下部電極66に挟まれている。圧電体62は、圧電効果を有する材料により構成され、例えばジルコン酸チタン酸鉛(PZT)、又はチタン酸バリウム(BaTiO)等により構成される。また圧電体62の厚みは、10um〜1mmであることが好ましい。厚みが10um未満である場合、圧電体62は脆性材料により構成されるため、破損等が生じやすい。一方、厚みが1mmを超える場合、圧電体62の電界強度が低減する。従ってエネルギー変換効率の低下を招く。
上部電極64、及び下部電極66は、例えば銀、又は銀/パラジウム合金等によって構成される。上部電極64、及び下部電極66の厚みは、1〜50umであることが好ましい。厚みが1um未満の場合、均一に成形することが難しくなる。一方、50umを超える場合、上部電極64、又は下部電極66が圧電体62に対して拘束面となり、エネルギー変換効率の低下を招く。
振動部材72は、セラミック材料に対して高い弾性率を持つ材料によって構成され、例えばリン青銅、又はステンレス等によって構成される。振動部材72の厚みは、5〜500umであることが好ましい。また振動部材72の縦弾性係数は、1〜500GPaであることが好ましい。振動部材72の縦弾性係数が過度に低い、又は高い場合、機械振動子としての特性や信頼性を損なうおそれがある。
導波路30は、第1の振動面と開口端50をつなぐ導波管22を設けることにより形成されている。導波路35は、第2の振動面と開口端55をつなぐ導波管24を設けることにより形成されている。また導波路30、35は、第1の振動面及び第2の振動面と垂直に設けられている。
吸音部材80は、導波路30の内壁のうち、開口端50付近にのみ形成されている。また吸音部材85は、導波路35の内壁のうち、開口端55付近にのみ形成されている。吸音部材80、85は、例えばウレタン、又は繊維状にしたグラスウール等の吸音材料により構成されている。導波路30、35の半径方向における吸音部材80、85の厚さは、例えば1mm以下である。また導波路30、35の軸方向における吸音部材80、85の幅は、例えば1cmである。
次に、指向性の高い音響再生を可能とする原理について説明する。図1に示すように、発振装置10から発振された超音波40のうち一部の成分は、導波路30の内壁に設けられた吸音部材80によって吸収される。このため、超音波40のうち導波路30の中心付近を通過する成分のみが、開口端50から放射される。また発振装置10から発振された超音波45のうち一部の成分は導波路35の内壁に設けられた吸音部材85によって吸収される。このため、超音波45のうち導波路35の中心付近を通過する成分のみが、開口端55から放射される。これにより、超音波40、45が放射される角度のばらつきを抑えることができる。従って指向性の高い音響再生が可能となる。
次に、本実施形態の効果について説明する。本実施形態に係る電子機器100では、超音波40、45が通過する導波路30、35の内壁に吸音部材80、85を設けている。超音波は、可聴音波に比べて指向性が高い。また超音波は、可聴音波に比べて吸音部材によって容易に吸収される。このため、超音波が放射される角度のばらつきを抑え、高い指向性を実現することができる。よって指向性の高い音響再生を可能とする電子機器を提供することができる。
また、超音波は吸音部材によって容易に吸収されるため、吸音部材が薄くとも指向性の向上を図ることができる。よって、電子機器の小型化を図ることができる。さらに発振装置10の第1の振動面及び第2の振動面には、それぞれ導波路30、35が設けられている。よって第1の振動面と第2の振動面の両面から発振された超音波40、45を使用することができ、高効率で音響再生が可能となる。さらに、導波路30は第1の振動面と垂直であり、導波路35は第2の振動面と垂直である。発振装置10から発せられる超音波40、45は、第1の振動膜及び第2の振動膜と垂直な成分が多いため、さらに高効率で音響再生が可能となる。
図4は、第2の実施形態に係る電子機器102を示す断面図であり、第1の実施形態に係る図1に対応している。本実施形態に係る電子機器102は、吸音部材80、85の構成を除いて、第1の実施形態に係る電子機器100と同様である。
図4に示すように、吸音部材80は、導波路30の内壁全面に設けられている。また吸音部材85は、導波路35の内壁全面に設けられている。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また超音波40、45を吸収することができる面積が大きくなるため、第1の実施形態と比較して、さらに指向性を高めることができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
10 発振装置
20 筐体
22 導波管
24 導波管
30 導波路
35 導波路
40 超音波
45 超音波
50 開口端
55 開口端
60 圧電振動子
62 圧電体
64 上部電極
66 下部電極
70 支持部材
72 振動部材
74 制御部
76 信号生成部
80 吸音部材
85 吸音部材
100 電子機器
102 電子機器

Claims (7)

  1. 第1の振動面から超音波を発振する発振装置と、
    前記発振装置を内部に有する筐体と、
    前記第1の振動面に対向して設けられ、前記筐体の表面に第1の開口端を有する第1の導波路と、
    前記第1の導波路の内壁であって、少なくとも前記第1の開口端に接する領域に設けられた第1の吸音部材と、
    を備える電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器において、
    前記発振装置と接続する信号生成部と、
    前記信号生成部と接続し、可聴音の音声データを変調した超音波を発振させる信号を生成するよう前記信号生成部を制御する制御部と、
    をさらに備える電子機器。
  3. 請求項1または2に記載の電子機器において、
    前記第1の導波路の半径方向における前記第1の吸音部材の厚さは、1mm以下である電子機器。
  4. 請求項1ないし3いずれか1項に記載の電子機器において、
    前記第1の吸音部材は、ウレタン、又は繊維状にしたグラスウールである電子機器。
  5. 請求項1ないし4いずれか1項に記載の電子機器において、
    前記第1の吸音部材は、前記第1の導波路の前記内壁全面に設けられている電子機器。
  6. 請求項1ないし5いずれか1項に記載の電子機器において、
    前記第1の振動面とは逆の面により構成されている第2の振動面に対向して設けられ、前記筐体の前記表面に第2の開口端を有する第2の導波路と、
    前記第2の導波路の内壁であって、少なくとも前記第2の開口端に接する領域に設けられた第2の吸音部材と、
    を備え、
    前記発振装置は、前記第2の振動面から超音波を発振する電子機器。
  7. 請求項1ないし6いずれか1項に記載の電子機器において、
    前記電子機器は、携帯通信端末である電子機器。
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