JP2012028417A - 電子機器の放熱構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 吸気部14から外郭筺体2の内部に吸入した冷却風が電子回路メイン基板9の表面に沿って流れて排気部16側に流れる第1の流路X1と、吸気部14から外郭筺体2の内部に吸入した冷却風が電子回路メイン基板9の裏面に沿って流れ、切欠き部19、20から電子回路メイン基板9の表面側に流れる第2の流路X2とを形成し、電子回路メイン基板9上に吸気部14側に配置された上流側の2つの電子部品10a,10bを第1の流路X1を流れる冷却風で冷却し、排気部16側に配置された下流側の2つの電子部品10c,10dを第2の流路X2を流れる冷却風で冷却させる冷却手段21を設けた。
【選択図】図1
Description
強制空冷ファンを搭載した機器では、電子回路基板上の配置により電子部品の冷却性能が左右される。そのため、高発熱電子部品は、出来る限り冷却ファンの近傍で冷却風の風速の速い位置に配置するのが適切である。しかしながら、電気回路基板の構成上、冷却ファンからの距離が長く、冷却風の風速が小さい位置に高発熱電子部品を配置せざるを得ない場合がある。この場合、そのような高発熱電子部品の周辺では、冷却風の風速が十分に確保されず、高発熱電子部品の冷却効果が低くなる可能性がある。さらに、冷却風が複数の電子部品を順次、冷却する際に熱累積することにより、風下側では電子部品の温度が上がり易い傾向になり、長期信頼性が低下する可能性がある。
[第1の実施形態]
(構成)
図1は、本実施の形態の電子機器1の放熱構造の全体構成で天板4を外した状態を示した図である。電子機器1は、遮蔽された箱型の外郭筺体2を有する。外郭筺体2は、具体的にはシャーシ3と、天板4とを有する。シャーシ3は、底板5と、両側板6a,6bとによって形成されている。外郭筺体2の前面には、前面パネル(前面板)7、背面には、背面パネル8がそれぞれ配設されている。
そこで、上記構成のものにあっては次の効果を奏する。すなわち、本実施の形態では、高さのある直方体状の電子部品10と、仕切り板3aにて遮蔽された電源ユニット12を電子回路メイン基板9の左右両サイドに配置するとともに、電子回路メイン基板9に電源ユニット12の仕切り板3aと対応する部分に第1の切欠き部19、直方体状の電子部品13と対応する部分に第2の切欠き部20をそれぞれ設けている。さらに、電源ユニット12の仕切り板3aと第1の切欠き部19との間に冷却風が通れる空間S1を設け、同様に直方体状の電子部品13と第2の切欠き部20との間に冷却風が通れる空間S2を設けている。これにより、吸気部14の複数の吸気穴7aが形成された前面パネル7から外郭筺体2の内部に吸入した冷却風が電子回路メイン基板9の裏面に沿って流れ、第1の切欠き部19および第2の切欠き部20から電子回路メイン基板9の表面側に流れる第2の流路X2を形成することができる。
(構成)
図5は、第2の実施形態の電子機器1の放熱構造の全体構成を示す。なお、図5中で、図1と同一部分には同一の符号を付してその説明を省略する。本実施の形態の電子機器1は、外郭筺体2の前面の前面パネル7に冷却風を外部から吸引して外郭筺体2の内部に送風する2つの冷却ファン21が配置されている。これにより、前面パネル7に2つの冷却ファン21を備えた吸気部22が形成されている。また、背面パネル8には、複数の排気穴23が形成される排気部24が形成されている。
次に、上記構成の本実施の形態の作用について説明する。本実施の形態の電子機器1の使用時には、前面パネル7の2つの冷却ファン21の駆動により、電子機器1の外郭筺体2の内部に流入される冷却風のうち、図5中に実線矢印B1で示すようにメイン基板9の表面に沿って流れる冷却風は、上流側の電子部品10a,10bに直接的に吹き付けられる。そのため、前面パネル7の冷却ファン21から吸入される低温状態の冷却風によって上流側の電子部品10a,10bを効率よく冷却することができる。これにより、前面パネル7の2つの冷却ファン21から外郭筺体2の内部に吸入した冷却風が電子回路メイン基板9の表面に沿って流れて背面パネル8の複数の排気穴23の排気部24側に流れる第1の流路(第1の通風路)X1が形成されている。
そこで、上記構成のものにあっては次の効果を奏する。すなわち、本実施の形態では、電子機器1の外郭筺体2の内部の電子回路メイン基板9上に吸気部22側に配置された上流側の電子部品10a,10bは、電子回路メイン基板9の表面に沿って第1の流路X1を流れる冷却風で冷却し、排気部24側に配置された下流側の電子部品10c,10dは、電子回路メイン基板9の裏面に沿って流れ、第1の切欠き部19および第2の切欠き部20から電子回路メイン基板9の表面側に流れる第2の流路X2の冷却風で冷却させる冷却手段21を設けることができる。そのため、上流側の2つの電子部品10a,10bに吹き付けられて温度が上昇した冷却風が下流側の2つの電子部品10c,10dの周囲を通ると同時に、上流側の2つの電子部品10a,10bを通らない低温状態の冷却風を下流側の2つの電子部品10c,10dに吹き付けて冷却することができる。その結果、上流側の2つの電子部品10a,10bに吹き付けられて温度が上昇した冷却風の流れだけで下流側の2つの電子部品10c,10dを冷却する場合のように電子機器1の内部で熱累積してしまうことを防止することができる。これにより、上流側の2つの電子部品10a,10bの下流側の2つの電子部品10c,10dの周囲温度が大きくなってしまい、下流側の2つの電子部品10c,10dに影響を与えることを防止することができる。その結果、電子回路メイン基板9の構成部品の適切な配置と、適切な開口により、電子回路メイン基板9を構成する必要最小限の構成部品で、構造単純で低コストな電子機器の放熱構造が提供できる。
Claims (3)
- 電子機器を収納する箱型の外郭筺体の少なくとも1つの壁面に冷却風の吸気穴が形成される吸気部、前記吸気部が形成された壁面以外の壁面に排気穴が形成される排気部がそれぞれ形成され、
前記外郭筺体は、前記吸気部が形成された壁面と前記排気部が形成された壁面以外の各面は遮蔽して構成され、
発熱部品を複数個搭載した電子回路メイン基板が前記外郭筺体の内部に水平方向に配置された状態で設置される電子機器の放熱構造であって、
前記電子回路メイン基板は、板面の一部に切欠き部が設けられ、この切欠き部に前記外郭筺体の底板からの高さが前記電子回路メイン基板の高さよりも高い直方体状のモジュール部品が配置され、
前記吸気部が形成された壁面から前記外郭筺体の内部に吸入した冷却風が前記電子回路メイン基板の表面に沿って流れて前記排気部側に流れる第1の流路と、
前記吸気部が形成された壁面から前記外郭筺体の内部に吸入した冷却風が前記電子回路メイン基板の裏面に沿って流れ、前記切欠き部から前記電子回路メイン基板の表面側に流れる第2の流路とを形成し、
前記電子回路メイン基板上に前記吸気部側に配置された上流側の前記発熱部品を前記第1の流路を流れる冷却風で冷却し、前記排気部側に配置された下流側の前記発熱部品を前記第2の流路を流れる冷却風で冷却させる冷却手段を設けたことを特徴とする電子機器の放熱構造。 - 前記外郭筺体は、その内部に前記電子回路メイン基板に電源を供給するための電源ユニットがさらに配設され、
前記電子回路メイン基板は、前記電源ユニットの収納部分と対応する部分に第2の切欠き部が設けられ、
この第2の切欠き部に前記電子回路メイン基板と前記電源ユニットとの間のノイズ遮蔽用のノイズ遮蔽仕切り板が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器の放熱構造。 - 前記電子回路メイン基板は、前記切欠き部と前記直方体状のモジュール部品との間に、前記電子回路メイン基板の裏面側を流れる冷却風の流れを前記電子回路メイン基板の表面側に導く第1の通風路が形成され、
前記第2の切欠き部と前記ノイズ遮蔽仕切り板との間に、前記電子回路メイン基板の裏面側を流れる冷却風の流れを前記電子回路メイン基板の表面側に導く第2の通風路が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の電子機器の放熱構造。
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