JP2012027980A - サスペンション用基板およびサスペンション用基板の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】差動インピーダンスを低減すると共に、接続信頼性を向上させることができるサスペンション用基板を提供する。
【解決手段】本発明によるサスペンション用基板1は、第1絶縁層10と、バネ性材料層11と、第1配線層14と、第1配線層14に対して絶縁された第2配線層15とを備えている。第2配線層15は、実装領域2において第1配線層14と同一平面上に配置された第1導体部分15aと、中間領域4において第1配線層14に第2絶縁層12を介して積層され、第1導体部分15aに接続された第2導体部分15bと、外部接続領域3において第1配線層14と同一平面上に配置され、第2導体部分15bに接続された第3導体部分15cとを有している。第2絶縁層12を貫通し、第2配線層15の第1導体部分15aと第2導体部分15bとを接続する配線用導電接続部20が設けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、サスペンション用基板およびサスペンション用基板の製造方法に係り、とりわけ、差動インピーダンスを低減すると共に、接続信頼性を向上させることができるサスペンション用基板およびサスペンション用基板の製造方法に関する。
一般に、ハードディスクドライブ(HDD)は、データが記憶されるディスクに対してデータの書き込みおよび読み取りを行う磁気ヘッドスライダが実装されたサスペンション用基板を備えている。このサスペンション用基板は、バネ性金属層と、バネ性金属層に絶縁層を介して積層された複数(例えば、4本〜6本)の配線層とを備えており、各配線層に電気信号を流すことにより、ディスクに対してデータの書き込みまたは読み取りを行うようになっている。
近年、伝送線路を高速化し、情報処理量を増大させるとともに処理スピードを向上させることが要求されている。このためには、高周波領域における伝送損失を低減させるほか、差動配線の低インピーダンスなど、基板の電気特性を向上させることが必要となる。
ところで、第1ベース絶縁層上の第1導体層に、第2ベース絶縁層を介して第2導体層が積層されたサスペンション用基板が知られている(例えば、特許文献1および2参照)。この場合、第1導体層と第2導体層の幅や厚さ方向の距離を調整することにより、差動インピーダンスを容易に低減することができる。
特開2009−129490号公報 特開2010−146679号公報
しかしながら、特許文献1に示すサスペンション用基板においては、第2導体層は、第2ベース絶縁層上から、第2ベース絶縁層の傾斜面上を傾斜して第1ベース絶縁層上に延び、端子形成部に向かっている。このような構成の場合、第2導体層の傾斜している部分を、他の部分と同等の厚さで安定的に形成することが困難となり、この傾斜している部分が断線し易いという問題がある。また、第2ベース絶縁層と第2導体層との間には、第2導体層の密着性を確保するためにスパッタリングにより金属薄膜が形成されているが、この金属薄膜を第2ベース絶縁層の傾斜面に形成することは困難である。このため、第2ベース絶縁層の傾斜面において、第2導体層との密着性が低下するという問題がある。
また、このようなサスペンション用基板では、以下に説明するように、第1導体層と第2導体層は、別々に形成される。すなわち、まず、第1ベース絶縁層上に、金属薄膜を介して第1導体層が形成され、第1導体層上に第2ベース絶縁層が形成される。続いて、第2ベース絶縁層上に、金属薄膜を介して第2導体層が形成され、第2導体層上にカバー層が形成される。この場合、端子形成部において、第2導体層のうち第1ベース絶縁層上の部分が同時に形成される。その後、この端子形成部において、第1ベース絶縁層および金属薄膜が除去されて、第1導体層および第2導体層の金属薄膜が除去された部分に、めっきが施される。
ここで、第2導体層下の金属薄膜は、第2導体層形成後のカバー層形成時に、1度加熱されるが、第1導体層下の金属薄膜は、第1導体層形成後の第2ベース絶縁層形成時と、カバー層形成時の2度にわたって加熱される。すなわち、上述のように、端子形成部における第2導体層の部分と第1導体層が別々に形成されるため、第1導体層下の金属薄膜と、第2導体層下の金属薄膜の熱履歴が異なる。このことにより、第1導体層および第2導体層から、金属薄膜を均一に除去することが困難になる。このため、その後に施されるめっきとの密着性が低下し、外部接続基板との接続信頼性が低下するという問題がある。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、差動インピーダンスを低減すると共に、接続信頼性を向上させることができるサスペンション用基板およびサスペンション用基板の製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、スライダを実装する実装領域と、外部接続基板に接続される外部接続領域と、前記実装領域と前記外部接続領域との間に配置された中間領域とを有するサスペンション用基板において、第1絶縁層と、前記第1絶縁層の一方の面に設けられ、導電性を有するバネ性材料層と、前記第1絶縁層の他方の面に設けられた第1配線層と、前記第1配線層に対して絶縁された第2配線層と、を備え、前記第2配線層は、前記実装領域において前記第1配線層と同一平面上に配置された第1導体部分と、前記中間領域において前記第1配線層に第2絶縁層を介して積層され、前記第1導体部分に接続された第2導体部分と、前記外部接続領域において前記第1配線層と同一平面上に配置され、前記第2導体部分に接続された第3導体部分とを有し、前記第2絶縁層を貫通し、前記第2配線層の前記第1導体部分と前記第2導体部分とを接続する配線用導電接続部が設けられていることを特徴とするサスペンション用基板を提供する。
なお、上述したサスペンション用基板において、前記第2絶縁層を貫通し、前記第2配線層の前記第2導体部分と前記第3導体部分とを接続する第2の配線用導電接続部が設けられているようにしてもよい。
また、上述したサスペンション用基板において、前記配線用導電接続部および前記第2の配線用導電接続部は、円筒状または円錐状に形成され、前記第2配線層の前記第2導体部分側の端部における直径が、50〜110μmであるようにしてもよい。
また、上述したサスペンション用基板において、前記第1配線層と同一平面上に、グランド配線層が設けられ、前記第1絶縁層を貫通し、前記グランド配線層と前記バネ性材料層とを接続するグランド用導電接続部が設けられ、前記第2配線層の前記第1導体部分と前記第2導体部分とを接続する前記配線用導電接続部と前記グランド用導電接続部は、前記サスペンション用基板の長手方向に延びる中心線に対して、対称に配置されているようにしてもよい。
また、上述したサスペンション用基板において、前記グランド用導電接続部は、ニッケルめっきまたは銅めっきにより形成されているようにしてもよい。
本発明は、スライダを実装する実装領域と、外部接続基板に接続される外部接続領域と、前記実装領域と前記外部接続領域との間に配置された中間領域とを有するサスペンション用基板の製造方法において、導電性を有するバネ性材料層に積層された第1絶縁層の前記バネ性材料層とは反対側の面に、第1配線層を形成すると共に、前記実装領域に配置され、前記第1配線層と絶縁される第2配線層の第1導体部分、および、前記外部接続領域に配置され、前記第1配線層と絶縁される前記第2配線層の第3導体部分を形成する工程と、前記第1配線層に第2絶縁層を積層し、当該第2絶縁層を貫通する配線用貫通孔を形成する工程と、前記第2絶縁層に形成された配線用貫通孔に、前記第2配線層の前記第1導体部分に接続される配線用導電接続部を形成する工程と、前記第2絶縁層に積層され、前記第2配線層の前記第1導体部分に前記配線用導電接続部を介して接続されると共に、前記第2配線層の前記第3導体部分に接続される前記第2配線層の第2導体部分を形成する工程と、を備えたことを特徴とするサスペンション用基板の製造方法を提供する。
なお、上述したサスペンション用基板の製造方法において、前記第2絶縁層に前記配線用貫通孔を形成する際、前記第2絶縁層を貫通する第2の配線用貫通孔が形成され、前記第2配線層の前記第1導体部分と前記第2導体部分とを接続する前記配線用導電接続部を形成する際、前記第2絶縁層に形成された前記第2の配線用貫通孔に、前記第2配線層の前記第2導体部分と前記第3導体部分とを接続する第2の配線用導電接続部が形成されるようにしてもよい。
また、上述したサスペンション用基板の製造方法において、前記配線用導電接続部および前記第2の配線用導電接続部は、円筒状または円錐状に形成され、前記第2配線層の前記第2導体部分側の端部における直径が、50〜110μmであるようにしてもよい。
また、上述したサスペンション用基板の製造方法において、前記第1配線層を形成する際、前記第1配線層と同一平面上にグランド配線層が形成され、前記第1絶縁層に、当該第1絶縁層を貫通するグランド用貫通孔が形成され、前記グランド用貫通孔に、前記グランド配線層と前記バネ性材料層とを接続するグランド用導電接続部が形成され、前記第1配線層の前記第1導体部分と前記第2導体部分とを接続する前記配線用導電接続部と前記グランド用導電接続部は、前記サスペンション用基板の長手方向に延びる中心線に対して、対称に配置されるようにしてもよい。
また、上述したサスペンション用基板の製造方法において、前記グランド用導電接続部は、ニッケルめっきまたは銅めっきにより形成されるようにしてもよい。
また、上述したサスペンション用基板の製造方法において、前記第1絶縁層と、前記第1絶縁層の一方の面に設けられた前記バネ性材料層と、前記第1絶縁層の他方の面に設けられた配線材料層とを有する積層体を準備する工程を更に備え、前記第1配線層を形成すると共に、前記第2配線層の前記第1導体部分および前記第3導体部分を形成する工程において、前記積層体の前記配線材料層がエッチングされて、前記第1配線層、並びに前記第2配線層の前記第1導体部分および前記第3導体部分が形成されるようにしてもよい。
また、上述したサスペンション用基板の製造方法において、前記バネ性材料層を準備する工程と、前記バネ性材料層の一方の面に前記第1絶縁層を積層する工程と、を更に備え、前記第1配線層を形成すると共に、前記第2配線層の前記第1導体部分および前記第3導体部分を形成する工程において、前記第1絶縁層に、めっきにより、前記第1配線層、並びに前記第2配線層の前記第1導体部分および前記第3導体部分が形成されるようにしてもよい。
本発明によれば、第2配線層の第2導体部分が、第1配線層に第2絶縁層を介して積層されている。このことにより、第1配線層と第2配線層との間の差動インピーダンスを低減することができる。また、第1配線層に第2絶縁層を介して積層された第2配線層の第2導体部分は、第1配線層と同一平面上に配置された第2配線層の第1導体部分に、第2絶縁層を貫通する配線用導電接続部を介して接続されている。このため、第2配線層の第1導体部分と第2導体部分との間の接続信頼性を向上させることができる。すなわち、差動インピーダンスを低減すると共に、接続信頼性を向上させることができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるサスペンション用基板の一例を示す平面図。 図2は、本発明の第1の実施の形態におけるサスペンション用基板の一例を示す拡大平面図。 図3は、本発明の第1の実施の形態におけるサスペンション用基板の断面構成の一例を示す図。 図4は、本発明の第1の実施の形態におけるサスペンションの一例を示す平面図。 図5は、本発明の第1の実施の形態におけるヘッド付サスペンションの一例を示す平面図。 図6は、本発明の第1の実施の形態におけるハードディスクドライブの一例を示す斜視図。 図7(a)〜(d)は、本発明の第1の実施の形態におけるサスペンション用基板の製造方法を示す図。 図8(a)〜(d)は、本発明の第1の実施の形態におけるサスペンション用基板の製造方法を示す図。 図9(a)、(b)は、本発明の第1の実施の形態におけるサスペンション用基板の製造方法を示す図。 図10(a)〜(c)は、本発明の第1の実施の形態におけるサスペンション用基板の製造方法を示す図。 図11は、本発明の第2の実施の形態におけるサスペンション用基板の断面構成の一例を示す図。 図12(a)〜(c)は、本発明の第2の実施の形態におけるサスペンション用基板の製造方法を示す図。 図13(a)〜(e)は、本発明の第2の実施の形態におけるサスペンション用基板の製造方法を示す図。 図14(a)、(b)は、本発明の第2の実施の形態におけるサスペンション用基板の製造方法を示す図。 図15(a)〜(d)は、本発明の第2の実施の形態におけるサスペンション用基板の製造方法を示す図。 図16(a)〜(d)は、本発明の第2の実施の形態におけるサスペンション用基板の製造方法を示す図。
第1の実施の形態
図1乃至図10を用いて、本発明の第1の実施の形態におけるサスペンション用基板およびサスペンション用基板の製造方法について説明する。
まず、図1によりサスペンション用基板1の全体構成について説明する。図1に示すサスペンション用基板1は、スライダ52(図5参照)を実装する実装領域2と、図示しない外部接続基板に接続される外部接続領域3と、実装領域2と外部接続領域3との間に配置された中間領域4とを有している。図1および図2に示すように、実装領域2には、スライダ52に接続されるヘッド端子(配線パッド)5が設けられ、外部接続領域3には、外部接続基板に接続される外部接続端子6が設けられており、ヘッド端子5と外部接続端子6との間には、後述する配線層14、15、16が接続されている。
次に、図2および図3を用いてサスペンション用基板1の断面構成について説明する。サスペンション用基板1は、第1絶縁層10と、第1絶縁層10の一方の面(下面)に設けられ、導電性を有するバネ性材料層11と、第1絶縁層10の他方の面(上面)に設けられた第1配線層14と、この第1配線層14に対して絶縁された第2配線層15および他の配線層16とを備えている。
このうち第2配線層15は、実装領域2において第1配線層14と同一平面上に配置された第1導体部分15aと、中間領域4において第1配線層14に第2絶縁層12を介して積層され、第1導体部分15aに接続された第2導体部分15bと、外部接続領域3において第1配線層14と同一平面上に配置され、第2導体部分15bに接続された第3導体部分15cとを有している。
このような第1配線層14および第2配線層15は、書き込み用配線(ライター用配線)を構成している。
ここで、図2においては、図面を明瞭化するために、第1絶縁層10、バネ性材料層11、および後述する保護層22を省略している。また、図3においては、他の配線層16(第1配線層14、第2配線層15、およびグランド配線層30以外の配線層)を省略しているが、他の配線層16は、第1配線層14と同一平面上に設けられている。
図2および図3に示すように、第2絶縁層12を貫通し、第2配線層15の第1導体部分15aと第2導体部分15bとを接続する第1配線用導電接続部(配線用導電接続部)20が設けられている。すなわち、図3に示すように、第2絶縁層12に、第1配線用貫通孔(配線用貫通孔)20aが形成され、この第1配線用貫通孔20aに、第1配線用導電接続部20が形成されている。同様にして、第2絶縁層12を貫通し、第2配線層15の第2導体部分15bと第3導体部分15cとを接続する第2配線用導電接続部21が設けられている。すなわち、図3に示すように、第2絶縁層12に、第2配線用貫通孔21aが形成され、この第2配線用貫通孔21aに、第2配線用導電接続部21が形成されている。
第1配線用貫通孔20aおよび第2配線用貫通孔21aは、それぞれ、第2絶縁層12の面に対して直交する方向を向く円筒状に形成され、50〜110μmの開口径を有していることが好ましい。あるいは、図示しないが、第1配線用貫通孔20aおよび第2配線用貫通孔21aは、第2絶縁層12の上面から徐々に径が小さくなるような円錐状に形成され、第2絶縁層12の第2導体部分15b側の面における開口径が、50〜110μmであっても良い。すなわち、第1配線用導電接続部20および第2配線用導電接続部21が、円筒状または円錐状に形成され、第2配線層15の第2導体部分15b側の端部における直径が、50〜110μmであることが好ましい。このことにより、各導電接続部20、21が、径が小さいことを原因とする断線などによって接続信頼性が損なわれることを防止すると共に、配線の高密度化が阻害されることを防止することができる。なお、第1配線用貫通孔20aおよび第2配線用貫通孔21aの形状は、四角形状または三角形状など、任意の形状とすることもできる。
なお、図3に示すように、第1配線用導電接続部20および第2配線用導電接続部21は、第2配線層15の第2導体部分15bと一体に形成され、後述するスパッタシード層23を介して第2配線層15の第1導体部分15aおよび第3導体部分15cに接続されている。
第2絶縁層12上には、第2配線層15の第2導体部分15bを覆う保護層22が設けられ、第2配線層15の第2導体部分15bが劣化することを防止している。
第2配線層15の第2導体部分15bと第2絶縁層12との間には、ニッケル(Ni)、クロム(Cr)、もしくはそれらの合金からなる金属薄膜層と、銅(Cu)からなるCuスパッタリング層とを含むスパッタシード層23が介在されている。このようにして、第2絶縁層12に対して、第2配線層15の第2導体部分15bを確実に密着させるように構成されている。なお、このようなスパッタシード層23は、第1配線用導電接続部20および第2配線用導電接続部21と、第2絶縁層12との間にも介在されている。
図2および図3に示すように、第1絶縁層10上に、すなわち、第1配線層14と同一平面上に、スライダ52の接地をとるためのグランド配線層30が設けられている。このグランド配線層30は、サスペンション用基板1の長手方向に延びる中心線(X)に対して、第2配線層15とは反対側に位置している。ここで、中心線(X)は、バネ性材料層11に設けられ、後述するロードビーム42と接合するための長穴状または楕円状の治具孔(図示せず)の長軸(長径)を含んでいる。
第1絶縁層10を貫通し、グランド配線層30とバネ性材料層11とを接続するグランド用導電接続部31が設けられている。すなわち、第1絶縁層10、グランド配線層30、第2絶縁層12に、第1配線用貫通孔20aおよび第2配線用貫通孔21aと同様な円筒状若しくは円錐状のグランド用貫通孔32が形成され、このグランド用貫通孔32に、ニッケルめっきまたは銅めっきによりグランド用導電接続部31が形成されている。なお、このグランド用導電接続部31とグランド配線層30との間には、ニッケルめっきおよび金めっきが介在されている。また、グランド用貫通孔32は、第1絶縁層10に形成された第1絶縁層貫通孔32aと、グランド配線層30に形成されたグランド配線層貫通孔32bと、第2絶縁層12に形成された第2絶縁層貫通孔32cとにより構成されている。また、保護層22には、グランド用導電接続部31を外方に露出させる露出孔33が設けられている。
図2に示すように、第2配線層15の第1導体部分15aと第2導体部分15bとを接続する第1配線用導電接続部20と、グランド配線層30とバネ性材料層11とを接続するグランド用導電接続部31は、サスペンション用基板1の中心線(X)に対して、対称に配置されている。
なお、図3に示すように、実装領域2および外部接続領域3において、第1絶縁層10およびバネ性材料層11に、開口10a、11aがそれぞれ設けられている。また、実装領域2において、第1配線層14および第2配線層15の第1導体部分15aが、第1絶縁層10上に配置されて、ヘッド端子5に接続されている。同様にして、外部接続領域3において、第1配線層14および第2配線層15の第3導体部分15cが、第1絶縁層10上に配置されて、外部接続端子6に接続されている。この場合、この外部接続端子6をバネ性材料層11側の外方に露出させるために必要な絶縁層のエッチング量を低減することができると共に、外部接続端子6に外部接続基板を接続する際に使用される半田の量を低減することができる。
次に、各構成部材について詳細に述べる。
第1絶縁層10および第2絶縁層12の材料としては、所望の絶縁性を有する材料であれば特に限定されることはないが、例えば、ポリイミド(PI)を用いることが好適である。なお、各絶縁層10、12の材料は、感光性材料であっても非感光性材料であっても用いることができる。第1絶縁層10の厚さは、4μm〜30μm、とりわけ5μm〜15μmであることが好ましい。このことにより、バネ性材料層11と各配線層14、15、16、30との間の絶縁性能を確保するとともに、サスペンション用基板1全体としての弾力性が喪失されることを防止することができる。また、第2絶縁層12の厚さは、4μm〜20μmであることが好ましい。とりわけ、中間領域4における第1配線層14と第2配線層15の第2導体部分15bとの間の厚さが5〜15μmであることが好ましい。このことにより、第1配線層14と第2配線層15との間の絶縁性能を確保するとともに、差動インピーダンスを調整することができ、差動インピーダンスの低減を図ることができる。
各配線層14、15、16、30の材料としては、所望の導電性を有する材料であれば特に限定されることはないが、銅(Cu)を用いることが好適である。銅以外にも、純銅に準ずる電気特性を有する材料であれば用いることもできる。ここで、各配線層14、15、16、30の厚さは、例えば1μm〜18μm、とりわけ5μm〜12μmであることが好ましい。このことにより、各配線層14、15、16、30の導電性を確保するとともに、サスペンション用基板1全体としての弾力性が喪失されることを防止することができる。また、各配線層14、15、16、30の幅は、5μm〜1000μmであり、とりわけ、中間領域4における第1配線層14と第2配線層15の第2導体部分15bの幅が、30〜300μmであることが好ましい。このことにより、差動インピーダンスを調整することができ、差動インピーダンスの低減を図ることができる。
第1配線用導電接続部20および第2配線用導電接続部21の材料としては、所望の導電性を有する材料であれば特に限定されることはないが、各配線層14、15、16、30と同じ材料、すなわち銅(Cu)を用いることが好適である。銅以外にも、純銅に準ずる電気特性を有する材料であれば用いることもできる。
バネ性材料層11の材料としては、所望の導電性、弾力性、および強度を有するものであれば特に限定されることはないが、例えば、ステンレス、アルミニウム、ベリリウム銅、またはその他の銅合金を用いることができ、好ましくはステンレスを用いることが好適である。また、バネ性材料層11の厚さは、10μm〜30μm、とりわけ15μm〜25μmであることが好ましい。このことにより、バネ性材料層11の導電性および弾力性を確保することができる。
保護層22の材料としては、樹脂材料、例えば、ポリイミド(PI)を用いることが好適である。なお、保護層22の材料は、感光性材料であっても非感光性材料であっても用いることができる。保護層22の厚さは、3μm〜20μm、とりわけ4μm〜10μmであることが好ましい。このことにより、配線層が露出することを防止すると共に、反りが発生することを抑制することができる。
ヘッド端子5および外部接続端子6は、各配線層14、15、16、30の端部に形成されたニッケル(Ni)からなるNiめっき層18と、このNiめっき層18上に形成された金(Au)からなるAuめっき層19とからなっている。このようにして、ヘッド端子5および外部接続端子6の表面が劣化することを防止するとともに、スライダ52のスライダパッド(図示せず)との間における接触抵抗を低減させている。
次に、図4により、本実施の形態におけるサスペンション用基板1を用いたサスペンション41について説明する。図4に示すサスペンション41は、上述したサスペンション用基板1と、サスペンション用基板1の実装領域2とは反対側となる面(下面)に設けられ、後述するスライダ52(図5参照)をディスク63(図6参照)に対して保持するためのロードビーム42とを有している。
次に、図5により、本実施の形態におけるサスペンション用基板1を用いたヘッド付サスペンション51について説明する。図5に示すヘッド付サスペンション51は、上述したサスペンション41と、サスペンション用基板1の実装領域2に実装されスライダ52とを有している。
次に、図6により、本実施の形態におけるサスペンション用基板1を用いたハードディスクドライブ61について説明する。図6に示すハードディスクドライブ61は、ケース62と、このケース62に回転自在に取り付けられ、データが記憶されるディスク63と、このディスク63を回転させるスピンドルモータ64と、ディスク63に所望のフライングハイトを保って近接するように設けられ、ディスク63に対してデータの書き込みおよび読み込みを行うスライダ52を含むヘッド付サスペンション51とを有している。このうちヘッド付サスペンション51は、ケース62に対して移動自在に取り付けられ、ケース62にはヘッド付サスペンション51のスライダ52をディスク63上に沿って移動させるボイスコイルモータ65が取り付けられている。また、ヘッド付サスペンション51とボイスコイルモータ65との間には、アーム66が連結されている。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用、すなわちサスペンション用基板1の製造方法について説明する。ここでは、第1配線層14、第2配線層15の第1導体部分15aおよび第3導体部分15c、並びにグランド配線層30が、サブトラクティブ法により形成される例について説明する。なお、図7乃至図10では他の配線層16は省略されているが、以下に示す第1配線層14を形成する工程と同様にして所望の形状に形成することができる。
まず、図7(a)に示すように、第1絶縁層10と、この第1絶縁層10の下面に設けられ、導電性を有するバネ性材料層11と、第1絶縁層10の上面に設けられた配線材料層26とを有する積層体25を準備する。この積層体25においては、バネ性材料層11および配線材料層26はめっきにより形成されていても良く、あるいは第1絶縁層10とバネ性材料層11および配線材料層26とが互いに接着されていても良い。
次に、図7(b)に示すように、配線材料層26から第1配線層14、第2配線層15の第1導体部分15aおよび第3導体部分15c、並びにグランド配線層30が形成されると共に、バネ性材料層11に、開口11aが形成される。この場合、まず、積層体25の両面に、図示しないパターン状のレジストが形成される。続いて、このレジストの開口部から、塩化第二鉄水溶液などの腐食液により、配線材料層26がエッチングされて、第1配線層14、第2配線層15の第1導体部分15aおよび第3導体部分15c、並びにグランド配線層30が形成されると共に、バネ性材料層11に開口11aが形成される。また、この際、グランド配線層30に、グランド用導電接続部31を形成するためのグランド配線層貫通孔32bが形成される。その後、これらのレジストが剥離される。
次に、図7(c)に示すように、第1配線層14に、第2絶縁層12が積層され、この第2絶縁層12を貫通し、第1配線用導電接続部20を形成するための第1配線用貫通孔20aおよび第2配線用導電接続部21を形成するための第2配線用貫通孔21aが形成される。この場合、まず、第1絶縁層10の上方に、各配線層14、15を覆うように第2絶縁層12が形成される。続いて、第2絶縁層12の表面に、パターン状のレジスト(図示せず)が形成されると共に、バネ性材料層11の全面にレジスト(図示せず)が形成される。次に、パターン状のレジストの開口部から、有機アルカリ液などのエッチング液により第2絶縁層12がエッチングされて、第1配線用貫通孔20aおよび第2配線用貫通孔21aが形成される。この場合、第1配線用貫通孔20aおよび第2配線用貫通孔21aにおいて、第2配線層15の第1導体部分15aの一部および第3導体部分15cの一部が露出される。また、この際、第2絶縁層12に、グランド用導電接続部31を形成するための第2絶縁層貫通孔32cが形成される。その後、これらのレジストが剥離される。
次に、図7(d)に示すように、第2絶縁層12上、および各配線層14、15の露出されている部分に、スパッタリングにより、金属薄膜層とCuスパッタリング層とを含むスパッタシード層23が形成される。
次に、図8に示すように、第2絶縁層12に形成された第1配線用貫通孔20aに、第2配線層15の第1導体部分15aに接続される第1配線用導電接続部20が形成されると共に、第2配線用貫通孔21aに、第3導体部分15cに接続される第2配線用導電接続部21が形成される。また、第2絶縁層12に積層される第2配線層15の第2導体部分15bが形成される。この場合、まず、スパッタシード層23上に、パターン状のレジスト27が形成される(図8(a)参照)。なお、バネ性材料層11には、全面に亘って、図示しないレジストが形成される。続いて、パターン状のレジスト27の開口部に、電解銅めっき法により、第1配線用貫通孔20aおよび第2配線用貫通孔21aに、第1配線用導電接続部20および第2配線用導電接続部21が形成されると共に、第2配線層15の第2導体部分15bが形成される(図8(b)参照)。すなわち、第2配線層15の第2導体部分15bは、第1配線用導電接続部20および第2配線用導電接続部21に一体に形成され、スパッタシード層23を介して、第2配線層15の第1導体部分15aおよび第3導体部分15cに接続される。次に、これらのレジストが剥離され(図8(c)参照)、その後、スパッタシード層23のうち露出されている部分が除去される(図8(d)参照)。
次に、図9(a)に示すように、第2絶縁層12上に、第2配線層15の第2導体部分15bを覆う保護層22が形成され、この保護層22に、グランド用導電接続部31を外方に露出させるための露出孔33が形成される。この場合、まず、第1絶縁層10の上方の全領域に亘って保護層22が形成される。続いて、保護層22上に、パターン状のレジスト(図示せず)が形成されると共に、バネ性材料層11の全面にレジスト(図示せず)が形成される。次に、パターン状のレジストの開口部から、エッチング液により保護層22がエッチングされ、保護層22が所望の形状に外形加工されて、露出孔33が形成される。その後、これらのレジストが剥離される。
次に、図9(b)に示すように、第1絶縁層10が所望の形状に外形加工され、第1絶縁層10に、グランド用導電接続部31を形成するための第1絶縁層貫通孔32aが形成されると共に、開口10aが形成される。この場合、まず、第1絶縁層10の上方にパターン状のレジスト(図示せず)が形成されると共に、バネ性材料層11の全面にレジスト(図示せず)が形成される。続いて、パターン状のレジストの開口部から、エッチング液により第1絶縁層10がエッチングされて、第1絶縁層10のうち露出されている部分が除去される。このようにして、第1絶縁層貫通孔32aおよび開口10aが形成される。このことにより、第1絶縁層貫通孔32a、グランド配線層貫通孔32b、および第2絶縁層貫通孔32cとからなるグランド用貫通孔32が形成される。その後、これらのレジストが剥離される。
次に、図10(a)に示すように、各配線層14、15、16、30の露出されている部分に、ニッケルめっきが施されてNiめっき層18が形成され、このNiめっき層18上に、金めっきが施されてAuめっき層19が形成される。このようにして、実装領域2にヘッド端子5が形成されると共に、外部接続領域5において、外部接続端子6が形成される。
次に、図10(b)に示すように、グランド用貫通孔32に、ニッケルめっきにより、グランド用導電接続部31が形成される。この場合、まず、第1絶縁層10の上方に、パターン状のレジスト(図示せず)が形成され、バネ性材料層11の全面に、レジスト(図示せず)が形成される。続いて、パターン状のレジストの開口部に、ニッケルめっきまたは銅めっきが施されて、グランド用導電接続部31が形成される。その後、これらのレジストが剥離される。
その後、図10(c)に示すように、バネ性材料層11が、所望の形状に外形加工される。この場合、まず、バネ性材料層11の上方の全領域に亘ってレジスト(図示せず)が形成されると共に、バネ性材料層11の下面に、パターン状のレジスト(図示せず)が形成される。続いて、パターン状のレジストの開口部から、塩化第二鉄水溶液などの腐食液により、バネ性材料層11がエッチングされて、所望の形状に外形加工される。その後、これらのレジストが剥離され、本実施の形態によるサスペンション用基板1の断面構成が得られる(図3参照)。
このようにして得られたサスペンション用基板1の下面に、ロードビーム42が取り付けられて図4に示すサスペンション41が得られる。このサスペンション41の実装領域2にスライダ52が実装されて図5に示すヘッド付サスペンション51が得られる。さらに、このヘッド付サスペンション51がハードディスクドライブ61のケース62に取り付けられて、図6に示すハードディスクドライブ61が得られる。
図6に示すハードディスクドライブ61においてデータの読み込みおよび書き込みを行う際、ボイスコイルモータ65によりヘッド付サスペンション51のスライダ52がディスク63上に沿って移動し、スピンドルモータ64により回転しているディスク63に所望のフライングハイトを保って近接する。このことにより、スライダ52とディスク63との間でデータの受け渡しが行われる。この間、サスペンション用基板1の実装領域2のヘッド端子5と外部接続領域3の外部接続端子6との間に接続された各配線層14、15、16により電気信号が伝送される。
このように本実施の形態によれば、第2配線層15の第2導体部分15bが、第1配線層14に第2絶縁層12を介して積層されている。このことにより、第1配線層14と第2配線層15との間の差動インピーダンスを低減することができる。また、第1配線層14に第2絶縁層12を介して積層された第2配線層15の第2導体部分15bは、第1配線層14と同一平面上に配置された第2配線層15の第1導体部分15aに、第2絶縁層12を貫通する第1配線用導電接続部20を介して接続されている。このことにより、第2配線層15の第1導体部分15aと第2導体部分15bとの間の接続信頼性を向上させることができる。また、同様に、第2導体部分15bは、第1配線層14と同一平面上に配置された第2配線層15の第3導体部分15cに、第2絶縁層12を貫通する第2配線用導電接続部21を介して接続されている。このことにより、第2配線層15の第2導体部分15bと第3導体部分15cとの間の接続信頼性を向上させることができる。この結果、第1配線層14と第2配線層との間の差動インピーダンスを低減しると共に、第2配線層15の接続信頼性を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、上述したような第1配線層14および第2配線層15により、書き込み用配線が構成されている。このことにより、書き込み用配線の差動インピーダンスを低減することができ、ディスク63に対するデータの書き込み速度を向上させるとともに、消費電力を抑制することができる。さらには、第1配線層14および第2配線層15の伝送損失が低減することにより、ディスク63に対するデータの書き込みの安定性を向上させることができる。なお、第1配線層14および第2配線層15により、書き込み用配線ではなく、読み込み用配線が構成されるようにしても良い。この場合にも、上記の効果が得られるため、ディスク63からのデータの読み込みの信頼性を向上させることができる。さらには、第1配線層14および第2配線層15が、差動配線による信号が必要な電子素子用配線を構成するようにしても良い。この場合においても、上記の効果が得られるため、電子素子の動作の信頼性を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、第2配線層15の第1導体部分15aと第2導体部分15bとを接続する第1配線用導電接続部20と、グランド配線層30とバネ性材料層11とを接続するグランド用導電接続部31が、サスペンション用基板1の長手方向に延びる中心線(X)に対して、対称に配置されている。このことにより、サスペンション用基板1のバネ特性を、その中心線(X)に対して、左右対称にすることができる。このため、ディスク63に対する浮上の安定性を向上させることができる。
さらに、本実施の形態によれば、上述した効果を有するサスペンション41、ヘッド付サスペンション51、およびハードディスクドライブ61を得ることができる。
なお、本実施の形態においては、第2配線層15の第2導体部分15bが、第2配線用導電接続部21を介して第3導体部分15cに接続されている例について説明した。しかしながら、このことに限られることはなく、第2導体部分15bと第3導体部分15cは、上述した第2配線用導電接続部21を介在させることなく、任意の方法で、接続するようにしても良い。
また、本実施の形態においては、第1配線用導電接続部20とグランド用導電接続部31が、サスペンション用基板1の中心線(X)に対して、対称に配置されている例について説明した。しかしながら、このことに限られることはなく、第1配線用導電接続部20を任意の位置に配置させても良い。
さらに、本実施の形態においては、図3に示すように、絶縁層10に対して各配線層14、15、16が上方に、バネ性材料層11が下方に配置される例について述べたが、各配線層14、15、16を下方に、バネ性材料層11を上方に配置しても良い。
第2の実施の形態
次に、図11乃至図16により、本発明の第2の実施の形態におけるサスペンション用基板およびサスペンション用基板の製造方法について説明する。
図11乃至図16に示す第2の実施の形態においては、第1配線層、第2配線層の第1導体部分および第3導体部分、並びにグランド配線層が、アディティブ法により形成されている点が主に異なり、他の構成は、図1乃至図10に示す第1の実施の形態と略同一である。なお、図11乃至図16において、図1乃至図10に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図11に示すように、第1配線層14、第2配線層15の第1導体部分15aおよび第3導体部分15c、並びにグランド配線層30と、第1絶縁層10との間には、ニッケル(Ni)、クロム(Cr)、もしくはそれらの合金からなる金属薄膜層と、銅(Cu)からなるCuスパッタリング層とを含む第1スパッタシード層71が介在されている。このようにして、第1絶縁層10に対して、第1配線層14、第2配線層15の第1導体部分15aおよび第3導体部分15c、並びにグランド配線層30を確実に密着させるように構成されている。なお、このような第1スパッタシード層71は、後述のグランド用導電接続部73と、バネ性材料層11および第2絶縁層12との間にも介在されている。
第2配線層15の第2導体部分15bと第2絶縁層12との間には、ニッケル(Ni)、クロム(Cr)、もしくはそれらの合金からなる金属薄膜層と、銅(Cu)からなるCuスパッタリング層とを含む第2スパッタシード層72が介在されている。このようにして、第2絶縁層12に対して、第2配線層15の第2導体部分15bを確実に密着させるように構成されている。なお、このような第2スパッタシード層72は、第1配線用導電接続部20および第2配線用導電接続部21と、第2絶縁層12、第1配線層14の第1導体部分15a、および第3導体部分15cとの間にも介在されている。
図11に示すように、第1絶縁層10を貫通し、グランド配線層30とバネ性材料層11とを接続するグランド用導電接続部73が設けられている。すなわち、本実施の形態においては、第1絶縁層10のみにグランド用貫通孔74が形成され、このグランド用貫通孔74に、グランド用導電接続部73が形成されている。なお、このグランド用導電接続部73は、グランド配線層30と同一の材料によって一体に形成され、第1スパッタシード層71を介してバネ性材料層11に接続されている。また、グランド用貫通孔74の上方は、第2絶縁層12および保護層22により覆われている。
図12乃至図16を用いて、本実施の形態におけるサスペンション用基板1の製造方法について説明する。ここでは、第1配線層14、第2配線層15の第1導体部分15aおよび第3導体部分15c、並びにグランド配線層30が、アディティブ法により形成される例について説明する。
まず、図12(a)に示すように、バネ性材料層11を準備する。
次に、図12(b)に示すように、バネ性材料層11に、第1絶縁層10が積層され、この第1絶縁層10を貫通し、グランド用導電接続部73を形成するためのグランド用貫通孔74が形成される。この場合、まず、第1絶縁層10の表面に、パターン状のレジスト(図示せず)が形成されると共に、バネ性材料層11の全面にレジスト(図示せず)が形成される。続いて、パターン状のレジストの開口部から、有機アルカリ液などのエッチング液により第1絶縁層10がエッチングされて、グランド用貫通孔74が形成される。この際、グランド用貫通孔74においてバネ性材料層11の一部が露出される。その後、これらのレジストが剥離される。
次に、図12(c)に示すように、第1絶縁層10上、およびグランド用貫通孔74においてバネ性材料層11の露出されている部分に、スパッタリングにより、金属薄膜層とCuスパッタリング層とを含む第1スパッタシード層71が形成される。
次に、図13に示すように、第1配線層14、第2配線層15の第1導体部分15aおよび第3導体部分15c、グランド配線層30、並びにグランド用導電接続部73が形成されると共に、バネ性材料層11に開口11aが形成される。この場合、まず、第1スパッタシード層71およびバネ性材料層11に、パターン状のレジスト75、76が形成される。続いて、第1スパッタシード層71側のパターン状のレジスト75の開口部に、電解銅めっき法により、第1配線層14、第2配線層15の第1導体部分15aおよび第3導体部分15c、グランド配線層30、並びにグランド用導電接続部73が形成される(図13(b)参照)。この際、グランド配線層30は、グランド用導電接続部73に一体に形成され、第1スパッタシード層71を介してバネ性材料層11に接続される。次に、バネ性材料層11側のパターン状のレジスト76の開口部から、塩化第二鉄水溶液などの腐食液により、バネ性材料層11がエッチングされて、実装領域2および外部接続領域3に、開口11aがそれぞれ形成される(図13(c)参照)。次に、これらのレジスト75、76が剥離され(図13(d)参照)、その後、第1スパッタシード層71のうち露出されている部分が除去される(図13(e)参照)。
次に、図14(a)に示すように、第1配線層14に、第2絶縁層12が積層され、この第2絶縁層12を貫通し、第1配線用導電接続部20を形成するための第1配線用貫通孔20aおよび第2配線用導電接続部21を形成するための第2配線用貫通孔21aが形成される。この場合、まず、第1絶縁層10の上方に、各配線層14、15を覆うように第2絶縁層12が形成される。続いて、第2絶縁層12の表面に、パターン状のレジスト(図示せず)が形成されると共に、バネ性材料層11の全面にレジスト(図示せず)が形成される。次に、パターン状のレジストの開口部から、有機アルカリ液などのエッチング液により第2絶縁層12がエッチングされて、第1配線用貫通孔20aおよび第2配線用貫通孔21aが形成される。この場合、第1配線用貫通孔20aおよび第2配線用貫通孔21aにおいて、第2配線層15の第1導体部分15aの一部および第3導体部分15cの一部が露出される。その後、これらのレジストが剥離される。
次に、図14(b)に示すように、第1絶縁層10および第2絶縁層12上に、並びに各配線層14、15の露出されている部分に、スパッタリングにより、金属薄膜層とCuスパッタリング層とを含む第2スパッタシード層72が形成される。
次に、図15に示すように、第2絶縁層12に形成された第1配線用貫通孔20aに、第2配線層15の第1導体部分15aに接続される第1配線用導電接続部20が形成されると共に、第2配線用貫通孔21aに、第3導体部分15cに接続される第2配線用導電接続部21が形成される。また、第2絶縁層12に積層され、第2配線層15の第2導体部分15bが形成される。この場合、まず、第2スパッタシード層72上に、パターン状のレジスト77が形成される(図15(a)参照)。なお、バネ性材料層11には、全面に亘って、図示しないレジストが形成される。続いて、パターン状のレジスト77の開口部に、電解銅めっき法により、第1配線用貫通孔20aおよび第2配線用貫通孔21aに、第1配線用導電接続部20および第2配線用導電接続部21が形成されると共に、第2配線層15の第2導体部分15bが形成される(図15(b)参照)。すなわち、第2配線層15の第2導体部分15bは、第1配線用導電接続部20および第2配線用導電接続部21に一体に形成され、第2スパッタシード層72を介して、第2配線層15の第1導体部分15aおよび第3導体部分15cに接続される。次に、これらのレジストが剥離され(図15(c)参照)、その後、第2スパッタシード層72のうち露出されている部分が除去される(図15(d)参照)。
次に、図16(a)に示すように、第2絶縁層12上に、第2配線層15の第2導体部分15bを覆う保護層22が形成される。この場合、まず、第1絶縁層10の上方の全領域に亘って保護層22が形成される。続いて、保護層22上に、パターン状のレジスト(図示せず)が形成されると共に、バネ性材料層11の全面にレジスト(図示せず)が形成される。次に、パターン状のレジストの開口部から、エッチング液により保護層22がエッチングされ、保護層22が所望の形状に外形加工される。その後、これらのレジストが剥離される。
次に、図16(b)に示すように、第1絶縁層10が、所望の形状に外形加工され、実装領域2および外部接続領域3に、開口10aがそれぞれ形成される。この場合、まず、第1絶縁層10の上方にパターン状のレジスト(図示せず)が形成されると共に、バネ性材料層11の全面にレジスト(図示せず)が形成される。続いて、パターン状のレジストの開口部から、エッチング液により第1絶縁層10がエッチングされて、第1絶縁層10のうち露出されている部分が除去される。このようにして、第1絶縁層10が所望の形状に外形加工されて、開口10aがそれぞれ形成される。その後、これらのレジストが剥離される。
次に、図16(c)に示すように、第1配線層14の露出されている部分に、Niめっき層18およびAuめっき層19が順次形成される。このようにして、実装領域2にヘッド端子5が形成されると共に、外部接続領域5において、外部接続端子6が形成される。
その後、図16(d)に示すように、バネ性材料層11が、所望の形状に外形加工される。この場合、まず、バネ性材料層11の上方の全領域に亘ってレジスト(図示せず)が形成されると共に、バネ性材料層11の下面に、パターン状のレジスト(図示せず)が形成される。続いて、パターン状のレジストの開口部から、塩化第二鉄水溶液などの腐食液により、バネ性材料層11がエッチングされて、所望の形状に外形加工される。その後、これらのレジストが剥離され、本実施の形態によるサスペンション用基板1の断面構成が得られる(図11参照)。
このように本実施の形態によれば、第2配線層15の第2導体部分15bが、第1配線層14に第2絶縁層12を介して積層されている。このことにより、第1配線層14と第2配線層15との間の差動インピーダンスを低減することができる。また、第1配線層14に第2絶縁層12を介して積層された第2配線層15の第2導体部分15bは、第1配線層14と同一平面上に配置された第2配線層15の第1導体部分15aに、第2絶縁層12を貫通する第1配線用導電接続部20を介して接続されている。このことにより、第2配線層15の第1導体部分15aと第2導体部分15bとの間の接続信頼性を向上させることができる。また、同様に、第2導体部分15bは、第1配線層14と同一平面上に配置された第2配線層15の第3導体部分15cに、第2絶縁層12を貫通する第2配線用導電接続部21を介して接続されている。このことにより、第2配線層15の第2導体部分15bと第3導体部分15cとの間の接続信頼性を向上させることができる。この結果、第1配線層14と第2配線層との間の差動インピーダンスを低減すると共に、第2配線層15の接続信頼性を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、上述したような第1配線層14および第2配線層15により、書き込み用配線が構成されている。このことにより、書き込み用配線の差動インピーダンスを低減することができ、ディスク63に対するデータの書き込み速度を向上させるとともに、消費電力を抑制することができる。さらには、第1配線層14および第2配線層15の伝送損失が低減することにより、ディスク63に対するデータの書き込みの安定性を向上させることができる。なお、第1配線層14および第2配線層15により、書き込み用配線ではなく、読み込み用配線が構成されるようにしても良い。この場合にも、上記の効果が得られるため、ディスク63からのデータの読み込みの信頼性を向上させることができる。
さらに、本実施の形態によれば、アディティブ法により、第1配線層14、第2配線層15の第1導体部分15aおよび第3導体部分15c、並びにグランド配線層30を形成することができる。このため、第1配線層14、第2配線層15の第1導体部分15aおよび第3導体部分15c、並びにグランド配線層30の断面形状を精度良く形成することができ、電気特性をより一層向上させることができる。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明してきたが、本発明によるサスペンション用基板およびサスペンション用基板の製造方法は、上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
1 サスペンション用基板
2 実装領域
3 外部接続領域
4 中間領域
5 ヘッド端子
6 外部接続端子
10 第1絶縁層
10a 開口
11 バネ性材料層
11a 開口
12 第2絶縁層
14 第1配線層
15 第2配線層
15a 第1導体部分
15b 第2導体部分
15c 第3導体部分
16 他の配線層
18 Niめっき層
19 Auめっき層
20 第1配線用導電接続部
20a 第1配線用貫通孔
21 第2配線用導電接続部
21a 第2配線用貫通孔
22 保護層
23 スパッタシード層
25 積層体
26 配線材料層
27 レジスト
30 グランド配線層
31 グランド用導電接続部
32 グランド用貫通孔
32a 第1絶縁層貫通孔
32b グランド配線層貫通孔
32c 第2絶縁層貫通孔
33 露出孔
41 サスペンション
42 ロードビーム
51 ヘッド付サスペンション
52 スライダ
61 ハードディスクドライブ
62 ケース
63 ディスク
64 スピンドルモータ
65 ボイスコイルモータ
66 アーム
71 第1スパッタシード層
72 第2スパッタシード層
73 グランド用導電接続部
74 グランド用貫通孔
75〜77 レジスト

Claims (12)

  1. スライダを実装する実装領域と、外部接続基板に接続される外部接続領域と、前記実装領域と前記外部接続領域との間に配置された中間領域とを有するサスペンション用基板において、
    第1絶縁層と、
    前記第1絶縁層の一方の面に設けられ、導電性を有するバネ性材料層と、
    前記第1絶縁層の他方の面に設けられた第1配線層と、
    前記第1配線層に対して絶縁された第2配線層と、を備え、
    前記第2配線層は、前記実装領域において前記第1配線層と同一平面上に配置された第1導体部分と、前記中間領域において前記第1配線層に第2絶縁層を介して積層され、前記第1導体部分に接続された第2導体部分と、前記外部接続領域において前記第1配線層と同一平面上に配置され、前記第2導体部分に接続された第3導体部分とを有し、
    前記第2絶縁層を貫通し、前記第2配線層の前記第1導体部分と前記第2導体部分とを接続する配線用導電接続部が設けられていることを特徴とするサスペンション用基板。
  2. 前記第2絶縁層を貫通し、前記第2配線層の前記第2導体部分と前記第3導体部分とを接続する第2の配線用導電接続部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のサスペンション用基板。
  3. 前記配線用導電接続部および前記第2の配線用導電接続部は、円筒状または円錐状に形成され、前記第2配線層の前記第2導体部分側の端部における直径が、50〜110μmであることを特徴とする請求項2に記載のサスペンション用基板。
  4. 前記第1配線層と同一平面上に、グランド配線層が設けられ、
    前記第1絶縁層を貫通し、前記グランド配線層と前記バネ性材料層とを接続するグランド用導電接続部が設けられ、
    前記第2配線層の前記第1導体部分と前記第2導体部分とを接続する前記配線用導電接続部と前記グランド用導電接続部は、前記サスペンション用基板の長手方向に延びる中心線に対して、対称に配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のサスペンション用基板。
  5. 前記グランド用導電接続部は、ニッケルめっきまたは銅めっきにより形成されていることを特徴とする請求項4に記載のサスペンション用基板。
  6. スライダを実装する実装領域と、外部接続基板に接続される外部接続領域と、前記実装領域と前記外部接続領域との間に配置された中間領域とを有するサスペンション用基板の製造方法において、
    導電性を有するバネ性材料層に積層された第1絶縁層の前記バネ性材料層とは反対側の面に、第1配線層を形成すると共に、前記実装領域に配置され、前記第1配線層と絶縁される第2配線層の第1導体部分、および、前記外部接続領域に配置され、前記第1配線層と絶縁される前記第2配線層の第3導体部分を形成する工程と、
    前記第1配線層に第2絶縁層を積層し、当該第2絶縁層を貫通する配線用貫通孔を形成する工程と、
    前記第2絶縁層に形成された配線用貫通孔に、前記第2配線層の前記第1導体部分に接続される配線用導電接続部を形成する工程と、
    前記第2絶縁層に積層され、前記第2配線層の前記第1導体部分に前記配線用導電接続部を介して接続されると共に、前記第2配線層の前記第3導体部分に接続される前記第2配線層の第2導体部分を形成する工程と、を備えたことを特徴とするサスペンション用基板の製造方法。
  7. 前記第2絶縁層に前記配線用貫通孔を形成する際、前記第2絶縁層を貫通する第2の配線用貫通孔が形成され、
    前記第2配線層の前記第1導体部分と前記第2導体部分とを接続する前記配線用導電接続部を形成する際、前記第2絶縁層に形成された前記第2の配線用貫通孔に、前記第2配線層の前記第2導体部分と前記第3導体部分とを接続する第2の配線用導電接続部が形成されることを特徴とする請求項7に記載のサスペンション用基板の製造方法。
  8. 前記配線用導電接続部および前記第2の配線用導電接続部は、円筒状または円錐状に形成され、前記第2配線層の前記第2導体部分側の端部における直径が、50〜110μmであることを特徴とする請求項7に記載のサスペンション用基板の製造方法。
  9. 前記第1配線層を形成する際、前記第1配線層と同一平面上にグランド配線層が形成され、
    前記第1絶縁層に、当該第1絶縁層を貫通するグランド用貫通孔が形成され、
    前記グランド用貫通孔に、前記グランド配線層と前記バネ性材料層とを接続するグランド用導電接続部が形成され、
    前記第1配線層の前記第1導体部分と前記第2導体部分とを接続する前記配線用導電接続部と前記グランド用導電接続部は、前記サスペンション用基板の長手方向に延びる中心線に対して、対称に配置されることを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載のサスペンション用基板の製造方法。
  10. 前記グランド用導電接続部は、ニッケルめっきまたは銅めっきにより形成されることを特徴とする請求項9に記載のサスペンション用基板の製造方法。
  11. 前記第1絶縁層と、前記第1絶縁層の一方の面に設けられた前記バネ性材料層と、前記第1絶縁層の他方の面に設けられた配線材料層とを有する積層体を準備する工程を更に備え、
    前記第1配線層を形成すると共に、前記第2配線層の前記第1導体部分および前記第3導体部分を形成する工程において、前記積層体の前記配線材料層がエッチングされて、前記第1配線層、並びに前記第2配線層の前記第1導体部分および前記第3導体部分が形成されることを特徴とする請求項6乃至10のいずれかに記載のサスペンション用基板の製造方法。
  12. 前記バネ性材料層を準備する工程と、
    前記バネ性材料層の一方の面に前記第1絶縁層を積層する工程と、を更に備え、
    前記第1配線層を形成すると共に、前記第2配線層の前記第1導体部分および前記第3導体部分を形成する工程において、前記第1絶縁層に、めっきにより、前記第1配線層、並びに前記第2配線層の前記第1導体部分および前記第3導体部分が形成されることを特徴とする請求項6乃至10のいずれかに記載のサスペンション用基板の製造方法。
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