JP2012026712A - 排煙フード用アタッチメント - Google Patents

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Abstract

【課題】フードを有する現状の設備を利用しつつ、排煙量を維持しながら全体の換気量を低減する。これにより省エネ化を図る。
【解決手段】
フードにおける大口径端を覆う盤状に形成するとともに、大口径端開口部面積の1/5以下の面積の開口部を形成してあり、さらに外縁にフードの外面に嵌合する嵌合壁を備えている覆い盤体と、この盤体に、開口部に連通して取り付けた開口部と同径の吸引筒とを備え、この吸引筒の下端から煙を吸引させるよう構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は焼肉店などにおいて使用される排煙装置に関し、さらには食品を焼くロースターの上方に位置する排煙フードに着脱自在に取り付けるアタッチメントに関する。
焼肉店においては食品をロースターで焼きながら食することから、発生する煙を効率的に排煙する必要がある。
排煙の方式については種々あるが、最も一般的には図5に示すものがある。この方式は店舗の天井側に排煙用のダクト群(図示しない)を配列しこれらダクト群を集合して大型の換気扇で外部に排煙するものである。一方ダクト群の末端には複数のダクト50が接続されており、そのダクト50の吸気側端には排煙フード51が取り付けられている。
この排煙フード51はボウルを逆さにしたような半球状の形状になっており、ダクト50との接続端の口径はダクト50と同一の径であり、一方開口側は数倍程度の径となっている。これにより排煙フード51の開口側はダクト50の面積の10倍以上の面積となっている。そして排煙フード51の直下にはロースター52が位置しておりここで発生した煙Fを排煙フード51から吸気して外部に排気するようになっている。また、特許公開平9−112986号公報にも同様の排煙フードが示されている。
このように排煙フード51を設ける理由は、ロースター52からの煙Fが四方に拡散するためこれを広く捕捉して捕捉漏れを少なくし店舗内の快適性を維持することにある。
したがって排煙の能率を優先させるとすれば、排煙フード51の高さがロースター52に近いほど、すなわち低いほど向上する。
しかし、その位置は利用者の目の前であり、同行者との会話にも支障が生じる場合があるとともに、座席から立つ際に頭をぶつけるなどの問題がある。
そこで排煙フード51の高さは視界を妨げず、また頭をぶつけない程度の高さに設定せざるを得なかった。
特許公開平9−112986号公報
ところが上記したように利用者の視界を妨げたり頭をぶつけない程度にまで排煙フード51の高さを上げてしまうとロースター52からの距離が開きすぎて矢示Gに示すように煙以外の空気も多く吸引してしまうことになる。
このため必要な排煙量を確保するためには吸引量を上げて対応する他はなかった。
しかしこのことは、店舗に冷暖房を入れている場合には空調済みの空気を外に捨てることとなり、エネルギーの浪費となっていた。
すなわち、必要最低限の煙吸引量を確保するためには概算で分あたり500m(リューベ)/分の換気量が必要となるが、これが10台設備されているとすれば5000m/分の換気量が必要となる。
このように多くの外気を取り入れる必要が生ずるため空調費がかさみ、ひいてはCo2排出の増大、地球環境の悪化をも招くおそれがある。
そこで、本発明は、現行の設備をそのまま利用しながら、少ない換気量で従来と同等の排煙を行うことができて省エネ化を図ることができ、また邪魔になることも少ない排煙フード用アタッチメントを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、以下のような発明の特定事項を備えている。
まず、本アタッチメントを適用する環境については、食品を焼くロースターの上方に設置され、煙を吸引するためのダクトと、このダクトの先端に設けられダクトとの接続面の面積よりも大きな開口面積を有する大口径端を形成したフードとを有する排煙装置の、フード部分に着脱自在に取り付けられるものである。
そしてその構成は、フードにおける大口径端を覆う盤状に形成するとともに、大口径端開口部面積の1/5以下の面積の開口部を形成してあり、さらに外縁にフードの外面に嵌合する嵌合壁を備えている覆い盤体と、この覆い盤体に、開口部に連通して取り付けた開口部と同径の吸引筒とを備え、この吸引筒の下端から煙を吸引させるようにしてある。
この構成を採ることで、吸引筒下端の吸気口位置を下げることができて少ない吸気量で極めて能率的に煙を吸引することができる。これは、より煙濃度の高いロースターの近傍で吸煙できるからであり、吸引する空気の体積を小さくしても従来と同等の吸煙効果が得られる。したがって店内を空調している場合でも冷気の排気量を低減でき省エネを図ることができる。
しかも利用者の目の前に位置する吸引筒はフードよりも直径が大幅に小さいため視界の妨げになることはなく、また利用者が席を立つときに頭が当たるおそれもない。
さらに第2の構成例としては、前記吸引筒の側面に吸気量を調整するための穴部を形成するとともに、この穴部を覆うよう吸引筒の外側面に回転可能に外筒体を嵌合し、この外筒体に前記穴部へ対応する位置に連通穴を形成し、外筒体の回転角度に応じて穴部と連通穴との合致により形成される開通面積を可変できるようにした。
これによって、吸気量を任意に調整することができるようになる。
さらに第3の構成では、前記覆い盤体の上面における開口穴の周囲に油をせき止めるための凸部を環状に形成した。これにより、滴下する油をせき止めることができ、ロースター側へ落ちることを防止することができる。
本発明によれば、フードを備えた現行の設備を変更することなく、フードに本アタッチメントを装着するだけで吸気位置を下げることができ、少ない換気量でも従来と同等の排煙を行うことができる。また、アタッチメントを外すだけで取り付け前の状態に戻すことができる。
このため設備投資が最小で済むとともに、空調下においても大幅な省エネ化を図ることができる。またフードの高さは変わらないため使用者の邪魔になることも少ない。
本発明に係る排煙フード用アタッチメントの全体を示す斜視図である。 本発明に係る排煙フード用アタッチメントの全体を示す一部断面とした側面図である。 本発明に係る排煙フード用アタッチメントの部分的な断面図である。 本発明に係る排煙フード用アタッチメントの実際の使用例を示す側面図である。 従来の排煙装置を示す側面図である。
以下、本発明を図面を参照して詳細に説明する。
まず、本排煙フード用のアタッチメント1は図4に示すように既存の設備、すなわち天井側に煙を吸引するためのダクト50が垂下されそのダクト50の先端にフードが設けられたものに適用するものである。
このフード51は、食品を焼くロースター52の上方に設置され、ダクトとの接続面の面積よりも大きな開口面積を有する大口径端を形成した半球状あるいはテーパー状の標準的な形状である。
そしてこのフード51部分に着脱自在に取り付けられるものである。なお、フード51には本アタッチメントを着脱自在に取り付けるための係止ピン53が120度の間隔で3箇所設けられている。この係止ピン53は頭部が円柱状のタッピングビスになっており、既存のフード51に容易に取り付けることができる。
本アタッチメント1は図1に示すように、フード51における大口径端を覆う盤状に形成した覆い盤体2にフード51の大口径端開口部面積の1/5以下の面積の吸引筒7を形成してあり、さらに覆い盤体2の外縁にフード51の外面に嵌合する嵌合壁4を備えている。嵌合壁4には図1に示すようにフード51に着脱自在に取り付けるための切欠き部5が形成されている。この切欠き部5は前記係止ピン53を導入できる形状及び位置に設けられており係止ピン53の上面に係止する係止爪6が形成されている。
前記覆い盤体2には、開口部3に連通して吸引筒7が設けられている。この吸引筒7は長さが20cmから40cm程度、直径が6cmから15cm程度のパイプであり、図3に示すように吸引筒7周囲に溶接で取り付けられている。吸引筒7の溶接部分には折り返しが形成されており溶接をより確実なものとするとともに、この折り返しが前記覆い盤体2の上面において凸部8を形成している。
この凸部8は前記開口部3の周囲においてフード側から滴下する油をせき止める機能を有している。また、図3に示す例では凸部8を囲むように環状の外側凸部8aが形成されている。この外側凸部8aは溶接、ロウ付け、半田付けあるいは耐油性接着剤等により隙間が出ないように固定されており油受け機能を更に向上させるために設けられる。
前記吸引筒7の側面には吸引筒下端から吸引される吸気量を調整するための穴部9が形成されている。この穴部9は直径12mmで吸引筒の上部側に8個形成されている。吸引筒にはさらに穴部を覆うよう吸引筒7の外側面に回転可能な外筒体10を嵌合してある。この外筒体10には前記穴部9へ対応する位置に連通穴11が形成されており、外筒体10を回転させることで穴部9と連通穴11とが合致して通風が行われるようになっている。外筒体10の回転角度に応じてこの通風量を調整することができ、結果として吸引筒下端から吸引される吸気量を調整することができるように構成されている。
なお、穴部9または連通穴11のいずれか一方あるいは両方を長穴に形成すればさらにきめ細かな風量調整が可能となる。
吸引筒7の下端には図1に示すような補助吸引アダプタ12を取り付けることができる。この補助吸引アダプタ12は吸引筒7に外嵌する筒体13の一端にテーパー状に拡開する小型フード14を設けたものである。筒体13には凹部15が形成されている一方、吸引筒7側にはこの凹部15に対応する位置に凹所16が設けられている。以上のように構成された補助吸引アダプタ12を吸引筒7の下端に取り付けると吸気の範囲を広げることができるため、特に大型のロースターがある席にこのアダプタを適用することでより完全な排煙が可能となる。
なお、図2に示すように吸引筒7の下端から内側へ折り返し17を設けると油を受けることができる。この折り返し17は45度に設定されており、吸引筒7の内径が60mmとなっている。またこの折り返し17は吸気の際の気流を吸引筒7の中心部側に誘導する効果もあり、筒内面への油の付着を防止する効果が期待できる。
以上述べたようにアタッチメントを既存のフード51に取り付けることで、吸引筒下端の吸気口位置を下げることができて少ない吸気量で極めて能率的に煙を吸引することができた。
すなわち吸引筒7の断面積をフード51の大口径端開口部面積の1/10として実験した結果、従来十分に排煙するためには5000m/分の換気量が必要だったものが同じ排煙効率を維持したままで2500m/分の換気量まで低減することができ、冷暖房コストの大幅な引き下げができた。
しかも利用者にとってはフード51よりも大幅に直径が細い吸引筒7はほとんど邪魔にならず、利用者が席を立つときに頭が当たるおそれもない。
1 アタッチメント
2 覆い盤体
3 開口部
4 嵌合壁
5 切り欠き部
6 係止爪
7 吸引筒
8 凸部
9 穴部
10 外筒体
11 連通穴
12 補助吸引アダプタ
13 筒体
14 小型フード
15 凹部
16 凹所
50 ダクト
51 フード
52 ロースター

Claims (3)

  1. 食品を焼くロースターの上方に設置され、煙を吸引するためのダクトと、このダクトの先端に設けられダクトとの接続面の面積よりも大きな開口面積を有する大口径端を形成したフードとを有する排煙装置の、フード部分に着脱自在に取り付けられるべき排煙フード用アタッチメントにおいて、
    フードにおける大口径端を覆う盤状に形成するとともに、大口径端開口部面積の1/5以下の面積の開口部を形成してあり、さらに外縁にフードの外面に嵌合する嵌合壁を備えている覆い盤体と、この覆い盤体に、開口部に連通して取り付けた開口部と同径の吸引筒とを備え、この吸引筒の下端から煙を吸引させるよう構成したことを特徴とする排煙フード用アタッチメント。
  2. 前記吸引筒の側面に吸気量を調整するための穴部を形成するとともに、この穴部を覆うよう吸引筒の外側面に回転可能に外筒体を嵌合し、この外筒体に前記穴部へ対応する位置に連通穴を形成し、外筒体の回転角度に応じて穴部と連通穴との合致により形成される開通面積を可変できるよう構成したことを特徴とする請求項1に記載の排煙フード用アタッチメント。
  3. 前記覆い盤体の上面における開口穴の周囲に油をせき止めるための凸部を環状に形成したことを特徴とする請求項1および2のいずれかに記載の排煙フード用アタッチメント
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018115800A (ja) * 2017-01-18 2018-07-26 株式会社中部コーポレーション 上引き式フード

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