JP2012026589A - 設定値管理方法および装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの望む温熱環境を実現しつつ、省エネルギーを可能な限り実現する。
【解決手段】設定値管理装置1は、被空調空間の環境情報および被空調空間外の環境情報を収集して記憶する情報収集記憶部11と、被空調空間の環境情報と被空調空間外の環境情報とに基づいて、予め定められたリセット処理開始時刻からの待機時間を被空調空間毎に決定する待機時間決定部12と、リセット処理開始時刻からの経過時間が待機時間決定部12で決定された待機時間を超え、現在の温度設定値SPが基準設定値よりも省エネルギー設定になっていないときに、現在の温度設定値SPを基準設定値にリセットする設定値リセット判断部13とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、空調制御装置が室温を制御する被空調空間について設定されている温度設定値を管理する設定値管理方法および装置に関するものである。
空調の省エネルギーパラメータをユーザの都合に応じてユーザ自身が設定し得るシステムがある。例えば、テナントビルの温熱環境を制御する空調制御システムがあるとし、温度設定値などの温熱環境の設定値をユーザ自身が設定し得る状況を考える。ユーザが温度設定値を非省エネルギーモードに変更した場合、省エネルギーを実現するためには何らかの手段で温度設定値を設定し直す必要がある。そこで、指定時刻に温度設定値を省エネルギーのための基準設定値にリセットする方法が提案されている(特許文献1参照)。基準設定値とは、制御対象となる空間の快適性を担保しつつ、エネルギー消費をできるだけ少なくするように設けられたもので、たとえば冷房時は26℃、暖房時は22℃に設定されている。
このように、特許文献1に開示された設定値管理方法では、エネルギー使用量と室内の快適性のバランスを考慮して、指定時刻に基準設定値への設定値変更を行っている。ただし、現在の制御モードが冷房モードで温度設定値が基準設定値より高く設定されている場合、あるいは現在の制御モードが暖房モードで温度設定値が基準設定値より低く設定されている場合には、指定時刻になっても基準設定値へのリセットは行わず、消費エネルギーが増加する方向への温度設定値の変更を行わないようにして、エネルギーの消費量をできるだけ少なくするようにしていた。
特開2008−286445号公報
ユーザが省エネルギーよりも快適性を優先させたいと考えて温度設定値を一時的に変更したときに、必ずしも省エネルギー側に設定を戻すとは限らない。例えば、重要な来客がある場合などは、省エネルギーよりも快適性を重視しなければならない。このようなケースで、特許文献1に開示された方法を用いて温度設定値を基準設定値にリセットしてしまうと、ユーザの望む温熱環境が実現できず、不具合が発生する可能性があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、温度設定値を基準設定値にリセットする設定値管理方法および装置において、ユーザの望む温熱環境を実現しつつ、省エネルギーを可能な限り実現することを目的とする。
本発明は、空調制御装置が室温を制御する被空調空間について設定されている温度設定値を管理する設定値管理方法において、被空調空間についての温度設定値を含む被空調空間の環境情報と、被空調空間外の環境情報とを収集する情報収集ステップと、前記被空調空間の環境情報と被空調空間外の環境情報とに基づいて、予め定められたリセット処理開始時刻からの待機時間を被空調空間毎に決定する待機時間決定ステップと、前記リセット処理開始時刻からの経過時間が前記待機時間決定ステップで決定された待機時間を超えたときに、被空調空間についての現在の温度設定値が基準設定値よりも省エネルギー設定になっているかどうかを判定する第1の省エネルギー設定判定ステップと、この第1の省エネルギー設定判定ステップで現在の温度設定値が基準設定値よりも省エネルギー設定になっていないと判定した場合に、被空調空間についての現在の温度設定値を前記基準設定値にリセットする第1の設定値リセットステップとを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の設定値管理方法の1構成例において、前記待機時間決定ステップは、前記被空調空間の環境情報と被空調空間外の環境情報とから、現在の温度設定値が基準設定値よりも省エネルギー設定になっていない状態を延長する必要があると判断した場合、所定の標準待機時間に所定の延長時間を加算した時間を前記待機時間として決定し、現在の温度設定値が基準設定値よりも省エネルギー設定になっていない状態を短縮する必要があると判断した場合、前記標準待機時間から所定の短縮時間を減算した時間を前記待機時間として決定し、前記延長または短縮の必要がないと判断した場合、前記標準待機時間を前記待機時間として決定することを特徴とするものである。
また、本発明の設定値管理方法の1構成例は、さらに、被空調空間が予め定められた特定の空間である場合に、前記特定の空間についての現在の温度設定値が基準設定値よりも省エネルギー設定になっているかどうかを判定する第2の省エネルギー設定判定ステップと、この第2の省エネルギー設定判定ステップで現在の温度設定値が基準設定値よりも省エネルギー設定になっていないと判定した場合に、前記特定の空間に人がいないかどうかを前記被空調空間の環境情報に基づいて判定する退室状態判定ステップと、この退室状態判定ステップで前記特定の空間に人がいないと判定した場合に、前記特定の空間についての温度設定値を前記基準設定値に即時リセットする第2の設定値リセットステップとを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の設定値管理方法の1構成例において、前記被空調空間の環境情報は、前記温度設定値と、前記被空調空間の空調機の動作状況情報と、前記被空調空間の照明の動作状況情報と、前記被空調空間への人の入退室情報とを含み、前記被空調空間外の環境情報は、気象状況情報を含むことを特徴とするものである。
また、本発明は、空調制御装置が室温を制御する被空調空間について設定されている温度設定値を管理する設定値管理装置において、被空調空間についての温度設定値を含む被空調空間の環境情報と、被空調空間外の環境情報とを収集する情報収集手段と、前記被空調空間の環境情報と被空調空間外の環境情報とに基づいて、予め定められたリセット処理開始時刻からの待機時間を被空調空間毎に決定する待機時間決定手段と、前記リセット処理開始時刻からの経過時間が前記待機時間決定手段で決定された待機時間を超えたときに、被空調空間についての現在の温度設定値が基準設定値よりも省エネルギー設定になっているかどうかを判定する第1の省エネルギー設定判定手段と、この第1の省エネルギー設定判定手段によって現在の温度設定値が基準設定値よりも省エネルギー設定になっていないと判定された場合に、被空調空間についての現在の温度設定値を前記基準設定値にリセットする第1の設定値リセット手段とを備えることを特徴とするものである。
本発明によれば、被空調空間についての温度設定値を含む被空調空間の環境情報と被空調空間外の環境情報とを収集し、被空調空間の環境情報と被空調空間外の環境情報とに基づいて、リセット処理開始時刻からの待機時間を決定し、リセット処理開始時刻からの経過時間が待機時間を超え、被空調空間についての現在の温度設定値が基準設定値よりも省エネルギー設定になっていないときに、被空調空間についての現在の温度設定値を基準設定値にリセットするようにしたので、ユーザの望む温熱環境の快適性を実現しつつ、省エネルギーを可能な限り実現することができる。また、本発明では、待機時間の決定時に、被空調空間外の環境情報を考慮することにより、快適性と省エネルギーのバランスをきめ細かくとることが可能となる。
また、本発明では、被空調空間が予め定められた特定の空間で、特定の空間についての現在の温度設定値が基準設定値よりも省エネルギー設定になっていて、特定の空間に人がいない場合、特定の空間についての温度設定値を基準設定値に即時リセットするようにしたので、設備の利用状況を考慮した温度設定値のリセット処理によって省エネルギーを実現することができる。
本発明の実施の形態に係る設定値管理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る設定値管理装置の待機時間決定処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る設定値管理装置の温度設定値リセット処理を説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態に係る設定値管理装置の構成を示すブロック図である。設定値管理装置1は、温度設定値SPのリセットに必要なパラメータの値あるいはパラメータの定義情報が予め設定されている温度設定値リセット条件設定部10と、被空調空間の環境情報および被空調空間外の環境情報を収集して記憶する情報収集記憶部11と、被空調空間の環境情報と被空調空間外の環境情報とに基づいて、予め定められたリセット処理開始時刻からの待機時間を被空調空間毎に決定する待機時間決定部12と、リセット処理開始時刻からの経過時間が待機時間決定部12で決定された待機時間を超え、現在の温度設定値SPが基準設定値よりも省エネルギー設定になっていないときに、現在の温度設定値SPを基準設定値にリセットする設定値リセット判断部13とを備える。設定値リセット判断部13は、第1、第2の省エネルギー設定判定手段と、第1、第2の設定値リセット手段と、退室状態判定手段とを構成している。
以下、図2、図3を参照して本実施の形態の設定値管理装置1の動作を説明する。図2は設定値管理装置1の待機時間決定処理を説明するフローチャート、図3は設定値管理装置1の温度設定値リセット処理を説明するフローチャートである。なお、以下では、監視対象の被空調空間の制御モード(冷房モードあるいは暖房モード)が冷房モードである場合について説明する。
まず、温度設定値リセット条件設定部10には、温度設定値SPのリセットに必要なパラメータの値あるいはパラメータの定義情報が予め設定されている。このパラメータは、大きく分けて動作パラメータと判断情報パラメータに分けられる。
動作パラメータは、待機時間決定処理および温度設定値リセット処理で必要となるパラメータのうち、値が既に定められているものである。動作パラメータとしては、リセット処理開始時刻、標準待機時間Tref、執務用途待機時間Tb、標準待機時間の延長時間α、標準待機時間の短縮時間β、基準設定値TCR(例えば26℃)、監視対象の被空調空間を表す識別番号などがある。標準待機時間Trefは、被空調空間に関係なく、リセット処理で共通に保持する値である。一方、監視対象の被空調空間が複数存在する場合、リセット処理開始時刻、執務用途待機時間、標準待機時間の延長時間、標準待機時間の短縮時間などについては、被空調空間毎に設定されるようにしてもよい。これら動作パラメータについては、上記のとおり値が既に定められ、温度設定値リセット条件設定部10に設定されている。
判断情報パラメータは、待機時間決定処理および温度設定値リセット処理で必要となるパラメータのうち、収集が必要になるものである。したがって、温度設定値リセット条件設定部10には、収集すべき判断情報パラメータの定義が設定されている。判断情報パラメータとしては、温度設定値SP、監視対象の被空調空間の室内温度、外気温度、気象状況情報(晴天か否か)、空調機の動作状況情報(オン又はオフ)、照明の動作状況情報(オン又はオフ)、人の入退室情報(入室又は退室)などがある。
情報収集記憶部11は、温度設定値リセット条件設定部10に設定された判断情報パラメータの定義に従って、被空調空間の環境情報および被空調空間外の環境情報を収集して記憶する。情報収集記憶部11は、監視対象の被空調空間の室内温度を制御する空調制御装置2から、被空調空間の環境情報として、各被空調空間について設定されている温度設定値SP、各被空調空間の室内温度値、各被空調空間の空調機の動作状況情報を収集して記憶する。また、情報収集記憶部11は、被空調空間を含む建物全体を管理する管理システム(不図示)から、被空調空間の環境情報として、各被空調空間の照明の動作状況情報、各被空調空間への人の入退室情報を収集して記憶する。人の入退室情報は、被空調空間に設けられた人感センサによる人の検出、あるいはIDカードによる人の入退室管理によって得ることができる。
さらに、情報収集記憶部11は、被空調空間外の環境情報として、外気温度値および気象状況情報(晴天か否か)を収集して記憶する。外気温度値は、図示しない温度センサによって計測してもよいし、例えば気象予報会社のサーバ装置からデータを収集してもよい。気象状況情報については、例えば気象予報会社のサーバ装置から情報を収集すればよい。情報収集記憶部11は、以上のような環境情報を任意の時刻に収集してもよいし、予め決められた周期で定期的に収集してもよい。
次に、待機時間決定部12による待機時間決定処理について説明する。待機時間決定部12は、予め定められたリセット処理開始時刻になったかどうかを判定する(図2ステップS1)。待機時間決定部12は、リセット処理開始時刻になっていない場合、待機時間決定処理を終了する。
待機時間決定部12は、リセット処理開始時刻になった場合(ステップS1においてYES)、標準待機時間以外の計算を考慮する必要があるかどうかを判定する(ステップS2)。待機時間決定部12は、監視対象の被空調空間について標準待機時間以外の計算を考慮する必要がないと予め定められている場合(ステップS2においてNO)、待機時間TをT=Tref、すなわち待機時間Tを標準待機時間Trefに設定する(ステップS3)。
待機時間決定部12は、標準待機時間以外の計算を考慮する必要がある場合(ステップS2においてYES)、監視対象の被空調空間について温熱環境を考慮する必要があるかどうかを判定する(ステップS4)。待機時間決定部12は、監視対象の被空調空間について温熱環境を考慮する必要がないと予め定められている場合(ステップS4においてNO)、執務用途(例えば会議など)を考慮する必要があるかどうかを判定する(ステップS5)。待機時間決定部12は、監視対象の被空調空間について執務用途を考慮する必要がないと予め定められている場合(ステップS5においてNO)、待機時間Tを標準待機時間Trefに設定する(ステップS3)。待機時間決定部12は、執務用途を考慮する必要がある場合(ステップS5においてYES)、待機時間TをT=Tb、すなわち待機時間Tを、執務用途に応じて予め定められた執務用途待機時間Tbに設定する(ステップS6)。
待機時間決定部12は、温熱環境を考慮する必要がある場合(ステップS4においてYES)、現在時刻が夕方(例えば17時から19時)または夜間(例えば19時から5時)かどうかを判定する(ステップS7)。待機時間決定部12は、現在時刻が朝(例えば5時から10時)または昼(例えば10時から17時)である場合(ステップS7においてNO)、現在時刻が朝で、かつ監視対象の被空調空間が東側の窓面に接する領域であるかどうかを判定する(ステップS8)。
待機時間決定部12は、現在時刻が朝で、かつ監視対象の被空調空間が東側の窓面に接する領域である場合(ステップS8においてYES)、現在の天候が晴天かどうかを情報収集記憶部11が収集した気象状況情報に基づいて判定する(ステップS9)。待機時間決定部12は、現在時刻が朝で、かつ監視対象の被空調空間が東側の窓面に接する領域で、現在の天候が晴天の場合(ステップS9においてYES)、待機時間TをT=Tref+α、すなわち待機時間Tを、標準待機時間Trefに延長時間αを加算した時間に設定する(ステップS10)。また、待機時間決定部12は、現在時刻が朝で、かつ監視対象の被空調空間が東側の窓面に接する領域であるが、現在の天候が晴天でない場合(ステップS9においてNO)、待機時間Tを標準待機時間Trefに設定する(ステップS12)。
冷房モード時に、以下の条件に合致したときには、温度設定値SPが省エネルギー側の設定になっていない場合であっても、その設定は被空調空間の居住者や管理運営者等の人(以下、ユーザと呼ぶ)の個人的な都合による設定でない確率が高いと考えられる。そこで、以下の条件に合致した場合は、現在の温度設定値SPが基準設定値よりも省エネルギー設定になっていない状態を延長する必要があると判断し、待機時間Tを標準待機時間Trefよりも長くして、温度設定値SPのリセットを遅らせるのが妥当である。その条件としては、例えば(1)現在時刻が朝で、かつ監視対象の被空調空間が東側の窓面に接する領域である場合、(2)現在時刻が昼で、かつ監視対象の被空調空間が南側の窓面に接する領域である場合、(3)現在時刻が夕方で、かつ監視対象の被空調空間が南側の窓面に接する領域である場合、の3つが考えられる。
これら3つの条件下では、ユーザが温度設定値SPを省エネルギー設定(温度設定値SPが基準設定値TCRより高い)ではなく、快適設定(温度設定値SPが基準設定値TCR以下)になっている可能性が高い。さらに、気象状況情報を活用して、現在の天候が晴天である場合のみ、温度設定値SPのリセットを遅らせるようにする。これにより、不具合の確率を低減させることが可能となる。
例えばリセット処理開始時刻が9時で、標準待機時間Trefが60分、延長時間αが30分の場合、リセット処理開始時刻になったときに、監視対象の被空調空間が東側の窓面に接する領域であって、天候が晴れの場合、ステップS10の処理により、待機時間Tは、T=Tref+α=(60分+30分)=90分となる。この場合、温度設定値SPは、リセット処理開始時刻に待機時間Tを足した時刻、すなわち9時+90分=10時30分を超えた時点で、省エネルギー設定でない場合には、基準設定値TCRにリセットされる。
また、待機時間決定部12は、現在時刻が朝でないか、あるいは監視対象の被空調空間が東側の窓面に接していない領域である場合(ステップS8においてNO)、現在時刻が昼で、かつ監視対象の被空調空間が南側の窓面に接する領域であるかどうかを判定する(ステップS11)。待機時間決定部12は、現在時刻が昼で、かつ監視対象の被空調空間が南側の窓面に接する領域である場合(ステップS11においてYES)、現在の天候が晴天かどうかを判定する(ステップS9)。
待機時間決定部12は、現在時刻が昼で、かつ監視対象の被空調空間が南側の窓面に接する領域で、現在の天候が晴天の場合(ステップS9においてYES)、待機時間Tを、標準待機時間Trefに延長時間αを加算した時間に設定する(ステップS10)。また、待機時間決定部12は、現在時刻が昼で、かつ監視対象の被空調空間が南側の窓面に接する領域であるが、現在の天候が晴天でない場合(ステップS9においてNO)、待機時間Tを標準待機時間Trefに設定する(ステップS12)。
待機時間決定部12は、現在時刻が夕方または夜間の場合(ステップS7においてYES)、現在時刻が夕方で、かつ監視対象の被空調空間が西側の窓面に接する領域であるかどうかを判定する(ステップS13)。待機時間決定部12は、現在時刻が夕方で、かつ監視対象の被空調空間が西側の窓面に接する領域である場合(ステップS13においてYES)、現在の天候が晴天かどうかを判定する(ステップS14)。
待機時間決定部12は、現在時刻が夕方で、かつ監視対象の被空調空間が西側の窓面に接する領域で、現在の天候が晴天の場合(ステップS14においてYES)、待機時間Tを、標準待機時間Trefに延長時間αを加算した時間に設定する(ステップS15)。また、待機時間決定部12は、現在時刻が夕方で、かつ監視対象の被空調空間が西側の窓面に接する領域であるが、現在の天候が晴天でない場合(ステップS14においてNO)、待機時間TをT=Tref−β、すなわち待機時間Tを、標準待機時間Trefから短縮時間βを減算した時間に設定する(ステップS16)。
また、待機時間決定部12は、現在時刻が夕方でないか、あるいは監視対象の被空調空間が西側の窓面に接していない領域である場合(ステップS13においてNO)、待機時間Tを、標準待機時間Trefから短縮時間βを減算した時間に設定する(ステップS16)。夕方から夜間にかけては、外気や日射が少しずつ冷房の不要な状態に変化していくはずである。そこで、現在時刻が夜間の場合、あるいは夕方であっても監視対象の被空調空間が西側の窓面に接していない領域である場合、あるいは夕方で監視対象の被空調空間が西側の窓面に接する領域であっても天候が晴天でない場合には、現在の温度設定値SPが基準設定値よりも省エネルギー設定になっていない状態を短縮する必要があると判断し、待機時間Tを標準待機時間Trefよりも短くして、温度設定値SPのリセットを早めるようにする。
例えばリセット処理開始時刻が17時で、標準待機時間Trefが60分、短縮時間βが30分の場合、リセット処理開始時刻になったときに、監視対象の被空調空間が西側の窓面に接していない領域であるか、あるいは西側の窓面に接する領域であっても天候が晴れでない場合、ステップS16の処理により、待機時間Tは、T=Tref−β=(60分−30分)=30分となる。この場合、温度設定値SPは、リセット処理開始時刻に待機時間Tを足した時刻、すなわち17時+30分=17時30分を超えた時点で、省エネルギー設定でない場合には、基準設定値TCRにリセットされる。
以上で、待機時間決定処理が終了する。待機時間決定部12は、以上のような待機時間決定処理を監視対象の被空調空間毎および一定周期毎に行う。
次に、設定値リセット判断部13による温度設定値リセット処理について説明する。まず、設定値リセット判断部13は、監視対象の被空調空間が会議室エリアかどうかを判定する(図3ステップS20)。ここでは、監視対象の被空調空間が会議室エリアでない場合について先に説明する。
設定値リセット判断部13は、監視対象の被空調空間が会議室エリアでない場合(ステップS20においてNO)、リセット処理開始時刻からの経過時間が待機時間決定部12によって決定された待機時間Tを超えたかどうかを判定する(ステップS23)。リセット処理開始時刻からの経過時間が待機時間Tを超えていない場合は、温度設定値リセット処理を終了する。設定値リセット判断部13は、リセット処理開始時刻からの経過時間が待機時間Tを超えた場合(ステップS23においてYES)、監視対象の被空調空間についての現在の温度設定値SPが基準設定値TCRよりも省エネルギー設定になっているかどうかを判定する(ステップS24)。
設定値リセット判断部13は、現在の制御モードが冷房モードで、現在の温度設定値SPが基準設定値TCR以下の場合、省エネルギー設定になっていないと判定し、現在の温度設定値SPが基準設定値TCRより高い場合、省エネルギー設定になっていると判定する。設定値リセット判断部13は、監視対象の被空調空間についての現在の温度設定値SPが省エネルギー設定になっていると判定した場合(ステップS24においてYES)、この温度設定値SPを維持する。また、設定値リセット判断部13は、省エネルギー設定になっていないと判定した場合、監視対象の被空調空間についての現在の温度設定値SPを基準設定値TCRにリセットする(ステップS25)。すなわち、設定値リセット判断部13は、空調制御装置2に設定されている、監視対象の被空調空間についての温度設定値SPをSP=TCRに設定する。
次に、監視対象の被空調空間が会議室エリアである場合について説明する。設定値リセット判断部13は、監視対象の被空調空間が会議室エリアである場合(ステップS20においてYES)、会議室エリアについての現在の温度設定値SPが基準設定値TCRよりも省エネルギー設定になっているかどうかを判定する(ステップS21)。設定値リセット判断部13は、会議室エリアについての現在の温度設定値SPが省エネルギー設定になっていると判定した場合(ステップS21においてYES)、この温度設定値SPを維持する。
また、設定値リセット判断部13は、省エネルギー設定になっていないと判定した場合(ステップS21においてNO)、会議室エリアに人がいないかどうかを、情報収集記憶部11が収集した空調機の動作状況情報と照明の動作状況情報と入退室情報とに基づいて判定する(ステップS22)。設定値リセット判断部13は、会議室エリアに人がいる場合(ステップS22においてNO)、会議室エリアについての現在の温度設定値SPを維持する。また、設定値リセット判断部13は、会議室エリアに人がいない場合(ステップS22においてYES)、空調制御装置2に設定されている、会議室エリアについての温度設定値SPをSP=TCRに設定する(ステップS25)。
会議室のような限られたエリアは、退室情報に伴って温度設定値SPを即時リセットすることが好ましい。ただし、照明の一時的な消灯などもあり得るため、他の機器の使用状況も情報として加味する必要がある。そこで、会議室エリアの空調機の動作状況情報が空調機のオフを示し、会議室エリアの照明の動作状況情報が照明のオフを示し、会議室エリアの入退室情報が会議室エリアに人がいないことを示している場合、退室状態と判定し(ステップS22においてYES)、会議室エリアについての温度設定値SPの即時リセット処理を実施する。
設定値リセット判断部13は、以上のような温度設定値リセット処理を監視対象の被空調空間毎および一定周期毎に行う。なお、監視対象の被空調空間が会議室エリアである場合に、所定の上限時刻(例えば19時)になっても退室状態とならない場合には、会議室エリアについての温度設定値SPを基準設定値TCRに強制的にリセットするようにしてもよい。
以上のように、本実施の形態では、被空調空間の環境情報と被空調空間外の環境情報とを収集し、被空調空間の環境情報と被空調空間外の環境情報とに基づいて、リセット処理開始時刻からの待機時間を決定し、リセット処理開始時刻からの経過時間が待機時間を超え、被空調空間についての現在の温度設定値が基準設定値よりも省エネルギー設定になっていないときに、被空調空間についての現在の温度設定値を基準設定値にリセットするようにしたので、ユーザの望む温熱環境の快適性を実現しつつ、省エネルギーを可能な限り実現することができる。
なお、本実施の形態では、制御モードが冷房モードの場合を例に挙げて説明しているが、これに限るものではなく、制御モードが暖房モードの場合にも適用することができる。暖房モードの場合には、基準設定値TCRの代わりに、基準設定値THR(例えば22℃)を使用すればよい。設定値リセット判断部13は、現在の制御モードが暖房モードで、監視対象の被空調空間についての現在の温度設定値SPが基準設定値THR以上の場合、省エネルギー設定になっていないと判定し、現在の温度設定値SPが基準設定値THRより低い場合、省エネルギー設定になっていると判定する。
また、暖房モードの場合、待機時間決定部12は、現在時刻が朝で、かつ監視対象の被空調空間が東側の窓面に接する領域で、天候が晴天の場合、あるいは現在時刻が昼で、かつ監視対象の被空調空間が南側の窓面に接する領域で、天候が晴天の場合、待機時間TをT=Tref−βに設定し、それ以外の場合には、待機時間Tを標準待機時間Trefに設定すればよい。
本実施の形態における設定値管理装置1は、例えばCPU、メモリおよびインタフェースを備えたコンピュータとこれらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。CPUは、メモリに格納されたプログラムに従って本実施の形態で説明した処理を実行する。
本発明は、温度設定値を省エネルギーのために適切に設定する技術に適用することができる。
1…設定値管理装置、2…空調制御装置、10…温度設定値リセット条件設定部、11…情報収集記憶部、12…待機時間決定部、13…設定値リセット判断部。

Claims (8)

  1. 空調制御装置が室温を制御する被空調空間について設定されている温度設定値を管理する設定値管理方法において、
    被空調空間についての温度設定値を含む被空調空間の環境情報と、被空調空間外の環境情報とを収集する情報収集ステップと、
    前記被空調空間の環境情報と被空調空間外の環境情報とに基づいて、予め定められたリセット処理開始時刻からの待機時間を被空調空間毎に決定する待機時間決定ステップと、
    前記リセット処理開始時刻からの経過時間が前記待機時間決定ステップで決定された待機時間を超えたときに、被空調空間についての現在の温度設定値が基準設定値よりも省エネルギー設定になっているかどうかを判定する第1の省エネルギー設定判定ステップと、
    この第1の省エネルギー設定判定ステップで現在の温度設定値が基準設定値よりも省エネルギー設定になっていないと判定した場合に、被空調空間についての現在の温度設定値を前記基準設定値にリセットする第1の設定値リセットステップとを備えることを特徴とする設定値管理方法。
  2. 請求項1記載の設定値管理方法において、
    前記待機時間決定ステップは、前記被空調空間の環境情報と被空調空間外の環境情報とから、現在の温度設定値が基準設定値よりも省エネルギー設定になっていない状態を延長する必要があると判断した場合、所定の標準待機時間に所定の延長時間を加算した時間を前記待機時間として決定し、現在の温度設定値が基準設定値よりも省エネルギー設定になっていない状態を短縮する必要があると判断した場合、前記標準待機時間から所定の短縮時間を減算した時間を前記待機時間として決定し、前記延長または短縮の必要がないと判断した場合、前記標準待機時間を前記待機時間として決定することを特徴とする設定値管理方法。
  3. 請求項1または2記載の設定値管理方法において、
    さらに、被空調空間が予め定められた特定の空間である場合に、前記特定の空間についての現在の温度設定値が基準設定値よりも省エネルギー設定になっているかどうかを判定する第2の省エネルギー設定判定ステップと、
    この第2の省エネルギー設定判定ステップで現在の温度設定値が基準設定値よりも省エネルギー設定になっていないと判定した場合に、前記特定の空間に人がいないかどうかを前記被空調空間の環境情報に基づいて判定する退室状態判定ステップと、
    この退室状態判定ステップで前記特定の空間に人がいないと判定した場合に、前記特定の空間についての温度設定値を前記基準設定値に即時リセットする第2の設定値リセットステップとを備えることを特徴とする設定値管理方法。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の設定値管理方法において、
    前記被空調空間の環境情報は、前記温度設定値と、前記被空調空間の空調機の動作状況情報と、前記被空調空間の照明の動作状況情報と、前記被空調空間への人の入退室情報とを含み、
    前記被空調空間外の環境情報は、気象状況情報を含むことを特徴とする設定値管理方法。
  5. 空調制御装置が室温を制御する被空調空間について設定されている温度設定値を管理する設定値管理装置において、
    被空調空間についての温度設定値を含む被空調空間の環境情報と、被空調空間外の環境情報とを収集する情報収集手段と、
    前記被空調空間の環境情報と被空調空間外の環境情報とに基づいて、予め定められたリセット処理開始時刻からの待機時間を被空調空間毎に決定する待機時間決定手段と、
    前記リセット処理開始時刻からの経過時間が前記待機時間決定手段で決定された待機時間を超えたときに、被空調空間についての現在の温度設定値が基準設定値よりも省エネルギー設定になっているかどうかを判定する第1の省エネルギー設定判定手段と、
    この第1の省エネルギー設定判定手段によって現在の温度設定値が基準設定値よりも省エネルギー設定になっていないと判定された場合に、被空調空間についての現在の温度設定値を前記基準設定値にリセットする第1の設定値リセット手段とを備えることを特徴とする設定値管理装置。
  6. 請求項5記載の設定値管理装置において、
    前記待機時間決定手段は、前記被空調空間の環境情報と被空調空間外の環境情報とから、現在の温度設定値が基準設定値よりも省エネルギー設定になっていない状態を延長する必要があると判断した場合、所定の標準待機時間に所定の延長時間を加算した時間を前記待機時間として決定し、現在の温度設定値が基準設定値よりも省エネルギー設定になっていない状態を短縮する必要があると判断した場合、前記標準待機時間から所定の短縮時間を減算した時間を前記待機時間として決定し、前記延長または短縮の必要がないと判断した場合、前記標準待機時間を前記待機時間として決定することを特徴とする設定値管理装置。
  7. 請求項5または6記載の設定値管理装置において、
    さらに、被空調空間が予め定められた特定の空間である場合に、前記特定の空間についての現在の温度設定値が基準設定値よりも省エネルギー設定になっているかどうかを判定する第2の省エネルギー設定判定手段と、
    この第2の省エネルギー設定判定手段によって現在の温度設定値が基準設定値よりも省エネルギー設定になっていないと判定された場合に、前記特定の空間に人がいないかどうかを前記被空調空間の環境情報に基づいて判定する退室状態判定手段と、
    この退室状態判定手段によって前記特定の空間に人がいないと判定された場合に、前記特定の空間についての温度設定値を前記基準設定値に即時リセットする第2の設定値リセット手段とを備えることを特徴とする設定値管理装置。
  8. 請求項5乃至7のいずれか1項に記載の設定値管理装置において、
    前記被空調空間の環境情報は、前記温度設定値と、前記被空調空間の空調機の動作状況情報と、前記被空調空間の照明の動作状況情報と、前記被空調空間への人の入退室情報とを含み、
    前記被空調空間外の環境情報は、気象状況情報を含むことを特徴とする設定値管理装置。
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