JP2012023852A - 過電流保護回路、及び半導体装置 - Google Patents

過電流保護回路、及び半導体装置 Download PDF

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Abstract

【課題】負荷を駆動させる駆動素子に過電流が発生した場合であっても、駆動素子の停止状態を保持し続けることなく、駆動素子の長寿命化を図る。
【解決手段】過電流保護回路(10)は、負荷(2)を駆動するための駆動素子(301〜304)に流れる電流を監視し、当該電流が所定の閾値以上となったことを検出した場合には、検出結果に応じて所定の保護時間だけ前記負荷の駆動を停止させるための制御を行う。このとき、前記過電流保護回路は、前記検出が行われた回数をカウントし、検出回数に応じて前記所定の保護時間を変更する。
【選択図】図1

Description

本発明は、過電流保護回路、及び当該回路を備える半導体装置に関し、特に負荷を駆動するための駆動回路に適用して有効な技術に関する。
従来から、モータやスピーカ等の負荷を駆動する駆動回路において、負荷駆動時等に負荷を駆動するためのスイッチング素子、例えば、パワーMOSFET等に過電流が流れた場合にスイッチ素子の動作を停止させてスイッチ素子や負荷を保護する過電流保護回路が内蔵されている。過電流が流れることにより、スイッチング素子の破壊あるいは劣化等による製品寿命が短くなること等を防止するためである。過電流保護回路の従来例として、下記特許文献1に開示がある。
特許文献1に記載の過電流保護回路は、DCモータを負荷とし、スイッチング素子により負荷を駆動する駆動回路において、負荷駆動時にスイッチング素子に過電流が流れた場合には、予め規定した時間だけスイッチング素子を強制的にオフさせ、そのオフする頻度を監視し、その頻度が所定の度合い以上になったときに当該オフ状態を保持させる。
特開平9−308261号公報
特許文献1に記載の過電流保護回路によれば、スイッチング素子のオフ状態を保持してしまうと、電源再投入等が無い限り当該オフ状態を解除することができない。このことは、例えば、負荷がスピーカの場合に問題となる。例えば、オーディオ機器等の分野では、負荷駆動時にスイッチング素子に過電流が流れた場合であっても音声が出力されない状態を保持し続けることなく、自動的に復帰させることが要求される。特許文献1に記載の過電流保護回路では、スイッチング素子の保護を行うことができるが、自動復帰をすることができないため、当該要求を満足することができない。
本発明の目的は、負荷を駆動させる駆動素子に過電流が発生した場合であっても、駆動素子の停止状態を保持し続けることなく、駆動素子の長寿命化を図ることにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、過電流保護回路は、負荷を駆動するための駆動素子に流れる電流を監視し、当該電流が所定の閾値以上となったことを検出した場合には、検出結果に応じて所定の保護時間だけ前記負荷の駆動を停止させるための制御を行う。このとき、前記過電流保護回路は、前記検出が行われた回数をカウントし、検出回数に応じて前記所定の保護時間を変更する。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記のとおりである。
すなわち、過電流保護回路は、負荷を駆動させる駆動素子に過電流が発生した場合であっても、駆動素子の停止状態を保持し続けることなく、駆動素子の長寿命化を図ることができる。
図1は、実施の形態1に係る過電流保護回路10を備えた駆動装置1の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、過電流の発生する状況の一例を示す説明図である。 図3は、駆動装置1における過電流検出に係る処理の手順を示す説明図である。 図4は、探索期間内に過電流検出が行われた場合のシーケンスを示す説明図である。 図5は、探索期間外に過電流検出が行われた場合のシーケンスを示す説明図である。 図6は、実施の形態2に係る過電流保護回路12を備えた駆動装置2の構成の一例を示すブロック図である。 図7は、音声信号の出力のタイミングの一例を示す説明図である。 図8は、探索期間1及び探索期間2の一例を示す説明図である。 図9は、探索期間1内に過電流検出が行われた場合のシーケンスを示す説明図である。 図10は、探索期間2内に過電流検出が行われた場合のシーケンスを示す説明図である。
1.実施の形態の概要
先ず、本願において開示される発明の代表的な実施の形態について概要を説明する。代表的な実施の形態についての概要説明で括弧を付して参照する図面中の参照符号はそれが付された構成要素の概念に含まれるものを例示するに過ぎない。
〔1〕(過電流検出後復帰までの時間を検出回数に応じて変更する)
本発明の代表的な実施の形態に係る過電流保護回路(10)は、負荷(2)を駆動するための駆動素子(301〜304)に流れる電流を監視し、所定の閾値以上の電流を検出する電流検出部(101_A、101_B)と、前記電流検出部による検出結果に応じて、所定の保護時間だけ前記負荷の駆動を停止させるための制御を行う制御部(102)と、を有し、前記制御部は、前記検出が行われた回数をカウントし、検出回数に応じて、前記所定の保護時間(保護時間1)を変更する。
これによれば、駆動素子に過電流が流れた場合には、所定の保護時間だけ駆動素子の保護を行うから、負荷の駆動を停止させた状態を保持し続けることなく、自動的に保護状態から復帰することが可能となる。また、過電流の検出回数をカウントすることで、過電流が発生する異常状態の頻度を把握することができるから、その異常状態が解消する可能性を把握することができ、異常状態の解消する可能性に応じて保護時間を変更することができる。
〔2〕(N回検出で、復帰時間を長くする)
項1の過電流保護回路において、前記制御部(102、103)は、前記検出回数がN回(Nは1以上の整数)となったら、前記所定の保護時間を延ばすように変更する。
前述のように、過電流が発生する異常状態が継続する場合であっても、項1の過電流保護回路によれば、負荷の駆動を停止させた状態を保持し続けることがないため、過電流の検出による駆動素子の保護と保護状態からの復帰とが繰り返される。このような場合、保護状態から復帰する毎に駆動素子に過電流が流れることになる。そこで、項2の過電流保護回路によれば、過電流を検出する回数がN回となったとき、異常状態が解消する可能性が低いと判断し、駆動素子を保護する時間を延長させることで、駆動素子に過電流が流れる頻度を低減させることができる。また、負荷がスピーカの場合には、過電流による異音の発生の頻度を低減させることができる。
〔3〕(探索期間内の検出をカウントアップ)
項1又は2の過電流保護回路において、前記制御部(102、103)は、前記検出を監視するための探索期間(TS)において前記検出が行われたとき、前記検出回数をカウントアップする。
〔4〕(探索期間は停止解除後の一定期間)
項3の過電流保護回路において、前記探索期間は、前記所定の保護時間経過後の所定の期間である。
過電流が発生する異常状態が解消されていない場合、保護状態からの復帰後の所定時間内に過電流検出が繰り返し発生する可能性が高い。この点を踏まえ、項4の過電流保護回路では、保護状態から復帰してから所定の期間に発生した過電流検出の回数をカウントすることで、過電流が発生し得る異常状態が解消されているか否かを把握することができ、解消されていない場合には、駆動素子に過電流が流れる頻度を低減させることができる。
〔5〕(レジスタ)
項3又は4の過電流保護回路において、所定時間が設定される第1レジスタ(104)と、前記第1レジスタの所定時間よりも長くされる時間が設定される第2レジスタ(105)と、前記探索期間が設定される前記第3レジスタ(106)とを更に有し、前記第1レジスタ、前記第2レジスタ、及び前記第3レジスタは、外部から設定可能とされる。
これによれば、負荷の駆動を停止させる保護時間と、変更後の保護時間と、前記探索期間とを所望の値に設定することが可能となる。
〔6〕(N回検出で、復帰時間を長くする)
項5の過電流保護回路において、前記制御部は、前記検出回数がN回となるまでは、前記所定の保護時間を前記第1レジスタの値に応じて決定し、前記検出回数がN回となったら、それ以降の前記所定の保護時間を前記第2レジスタの値に応じて決定する。
これによれば、保護時間の変更を容易に実現することが可能となる。
〔7〕(ドライバIC)
本発明の代表的な実施の形態に係る半導体装置(1)は、負荷(2)を駆動するための駆動素子(301〜304)と、前記駆動素子に流れる電流に応じて前記駆動素子の動作を制御する項1乃至6の何れかの過電流保護回路と、を有する。
これによれば、負荷駆動用のドライバICにおいて、項1乃至6の何れかの過電流保護回路の機能を実現することが可能となる。
〔8〕(ミュート期間と信号出力期間で区別して検出)
本発明の代表的な実施の形態に係る過電流保護回路(12)は、負荷(2)を駆動するための駆動素子(301〜304)に流れる電流を監視し、所定の閾値以上の電流を検出する電流検出部(101_A、101_B)と、前記電流検出部による検出結果に応じて、前記駆動素子の動作を制御する制御部(122)と、を有し、前記制御部は、前記検出が行われたとき、所定の保護時間(保護時間1)だけ前記駆動素子の動作を停止させるための制御を行うと共に、前記所定の保護時間の経過後に前記負荷の駆動を停止するために設けた第1の探索期間(探索期間1(TS1))において前記検出が行われた回数に応じて、前記所定の保護時間を変更し(保護時間2)、前記第1の探索期間の経過後の第2の探索期間(探索期間2(TS2))において前記検出が行われた回数に応じて、前記駆動素子の駆動能力を調整する。
駆動素子の動作を停止させるための保護時間の経過後に前記負荷の駆動を停止するために設けた第1の探索期間、例えば、負荷がスピーカの場合における音声信号を出力しないミュート期間、において過電流検出が行われた場合には、負荷端の天絡又は地絡が過電流の発生の原因と考えられる。また、前記第1の探索期間の経過後の第2の探索期間における過電流の発生は、負荷端の天絡又は地絡ではなく、負荷端子間の短絡をはじめとするインピーダンス低下や過大な信号の入力が原因と考えられる。そこで、項8の過電流保護回路によれば、第1の探索期間と第2の探索期間の夫々において過電流が検出された回数を把握するから、過電流の発生する原因を把握することができる。更に項8の過電流保護回路によれば、駆動素子の動作を停止させた状態を保持し続けることはなく、過電流の発生原因に応じて駆動素子の保護を最適化することが可能となる。
〔9〕(ミュート期間にN回検出で、復帰時間を長くする)
項8の過電流保護回路において、前記制御部(122、123)は、前記第1の探索期間の検出回数がN回(Nは1以上の整数)となったら、前記所定の保護時間を延ばすように変更する。
これによれば、過電流の発生原因が、例えば、負荷端の天絡又は地絡である場合には、項2と同様に、駆動素子に過電流が流れる頻度を低減させることができる。また、負荷がスピーカの場合には、過電流による異音の発生の頻度を低減させることができる。
〔10〕(第2探索期間にM回検出で、出力レベルを調整する)
項8又は9の過電流保護回路において、前記制御部(122)は、前記第2の探索期間の検出回数がM回(Mは1以上の整数)となったら、前記駆動素子の駆動能力を制限する制御を行う。
これによれば、過電流の発生原因が、例えば、負荷端子間のショート状態をはじめとするインピーダンスの低下や過大な信号入力である場合には、前記駆動素子の駆動能力を制限することで、負荷の駆動を停止させることなく駆動素子の保護を行うことが可能となる。また、負荷がスピーカの場合には、過電流による異音の発生の防止することができる。
〔11〕(出力レベル制御は、ゲインの制御)
項10の過電流保護回路において、前記駆動素子の駆動能力を制限する制御は、前記駆動素子を駆動するための信号の信号レベルを低下させる制御である。
これによれば、駆動素子を駆動するための信号がアナログ信号である場合には、当該信号のゲインを低下させることで、駆動素子の駆動能力を制限することができる。
〔12〕(出力レベル制御は、Duty比の変化の制御)
項10の過電流保護回路において、前記駆動素子の駆動能力を制限する制御は、前記駆動素子に入力する信号のパルス幅の変動幅を低減させる制御である。
これによれば、駆動素子の駆動方法がPWM(Pulse Width Modulation)制御である場合には、パルスの変動幅を制限することで、駆動素子の駆動能力を制限することができる。
〔13〕(復帰時間等が外部から設定可能)
項8乃至12の何れかの過電流保護回路において、所定時間が設定される第1レジスタ(104)と、前記第1レジスタの所定時間よりも長くされる時間が設定される第2レジスタ(105)と、前記第1の探索期間が設定される前記第3レジスタ(106)と、前記第2の探索期間が設定される前記第4レジスタ(107)と、を更に有し、前記第1レジスタ、前記第2レジスタ、前記第3レジスタ、及び前記第4レジスタは、外部から設定可能とされる。
これによれば、負荷の駆動を停止させる保護時間及び変更後の保護時間と、第1の探索期間及び第2の探索期間とを所望の値に設定することが可能となる。
〔14〕(N回検出で、復帰時間を長くする)
項13の過電流保護回路において、前記制御部は、前記検出回数がN回となるまでは、前記所定の保護時間を前記第1レジスタの値に応じて決定し、前記検出回数がN回となったら、それ以降の前記所定の保護時間を前記第2レジスタの値に応じて決定する。
これによれば、保護時間の変更を容易に実現することが可能となる。
〔15〕(ドライバIC)
本発明の代表的な実施の形態に係る半導体装置(4)は、負荷(2)を駆動するための駆動素子(301〜304)と、前記駆動素子に流れる電流に応じて駆動素子の動作を制御する項8乃至14の何れかの過電流保護回路と、を有する。
これによれば、負荷駆動用のドライバICにおいて、項8乃至14の何れかの過電流保護回路の機能を実現することが可能となる。
2.実施の形態の詳細
実施の形態について更に詳述する。
≪実施の形態1≫
図1は、実施の形態1に係る過電流保護回路を備えた、スピーカの駆動装置の構成の一例を示すブロック図である。同図に示される駆動装置1は、特に制限されないが、公知のCMOS集積回路の製造技術によって1個の単結晶シリコンのような半導体基板に形成されている。
駆動装置1は、例えば、音声信号をPWM変調し、D級動作によりLPF(Low−pass filter)3_A及び3_Bを介してスピーカ2を駆動するドライバ回路である。駆動装置1は、信号生成部40、過電流保護回路10、プリドライバ部20_A〜20_B、及び出力部30_A〜30_Bを備える。
信号生成部40は、入力された音声信号をパルス幅変調(Pulse Width Modulation(PWM))し、生成したデジタル信号51をプリドライバ部20_A及び20_Bに与える。
プリドライバ201〜204は、出力部30_A及び30_Bを駆動するためのバッファ回路であり、信号生成部40から受け取ったデジタル信号51に基づいて、出力部30_A及び30_Bを駆動する。
出力部30_A及び30_Bは、LPF3_A及び3_Bを介してスピーカを駆動するための駆動素子であり、プリドライバ201〜204を介して入力されたデジタル信号51に応じて、負荷であるスピーカを駆動する。出力部30_A及び30_Bは、例えば、ハイサイドのMOSトランジスタ301及び303と、ローサイドのMOSトランジスタ302及び304を備える。
駆動装置1は、上述のようにスピーカ2を駆動する際、スピーカ2の駆動素子であるMOSトランジスタ301〜304に流れる電流を監視し、過電流を検出した場合には、プリドライバ部20_A及び20_BによりMOSトランジスタ301〜304の駆動を制御して、MOSトランジスタ301〜304やスピーカ2等の保護を行う、過電流保護機能を備える。以下、過電流保護機能について、関連する機能部の動作と共に説明する。
駆動装置1における過電流保護動作は、過電流保護回路10により制御される。過電流保護回路10は、電流検出部101_A、101_B、制御部102、及びレジスタ104〜106を備える。
初めに過電流検出時の基本動作について説明する。先ず、出力部30_AのMOSトランジスタ301又は302に所定の閾値よりも大きな電流が流れると、出力部30_AのMOSトランジスタ301又は302に流れる電流を監視する電流検出部101_Aが、検出信号52を出力する。例えば、前記所定の閾値を8[A]とした場合、スピーカ駆動時にハイサイドのMOSトランジスタ301に流れる電流が8[A]を超えたとき、電流検出部101_Aは、検出信号を出力することにより過電流が発生したことを伝える。当該過電流の検出方法としては、特に限定するものではないが、例えば、MOSトランジスタ301又は302に流れる電流に対応する電流を生成し、生成した電流を電圧に変換して、変換された電圧と所定の閾値を比較することで過電流の発生の有無を判別したり、MOSトランジスタ301又は302に流れる電流の経路に抵抗を設け当該抵抗の両端の電圧を測定し所定の閾値と比較することで過電流の発生の有無を判別したり、直接出力OUT1の電圧を測定し所定の閾値を比較することで過電流の発生の有無を判別したりすること等によりなされる。なお、過電流検出101_Bも電流検出部101_Aと同様に、出力部30_BのMOSトランジスタ301又は302に流れる電流の監視と過電流の検出を行う。
制御部102は、コントロールロジック回路108、及びシーケンスカウンタ部103を備え、電流検出部101_A又は101_Bにより過電流の検出が行われると、検出信号52を受け取ったコントロールロジック回路108が、各機能部の動作を制御して、MOSトランジスタ301〜304やスピーカ2等を保護する動作を開始する。具体的には、コントロールロジック回路108は、電流検出部101_A又は101_Bから検出信号52を受け取ると、プリドライバ201〜204を制御してMOSトランジスタ301〜304の動作を停止させる。これにより、出力端子OUT1及びOUT2がハイ・インピーダンス(high−impedance(Hi−Z))状態となり、スピーカの駆動が停止する。このとき、コントロールロジック回路108は、必要に応じて信号生成部40の動作を制御し、プリドライバ201〜204への信号の出力を停止させる。更にコントロールロジック回路108は、前述のMOSトランジスタ301〜304の動作停止の制御と共に、シーケンスカウンタ部103に対して保護の開始を示す保護開始信号53を出力する。保護開始信号53を受け取ったシーケンスカウンタ部103は、内部に備えるタイマ部1031により、MOSトランジスタ301〜304の動作を停止させる期間(以下、「保護時間」とも称する。)の計時を開始する。シーケンスカウンタ部103は、タイマ部1031とカウンタ部1032を有し、タイマ部1031は、設定された時間の計測を行う複数のタイマ回路を備える。タイマ部1031は、例えば、シーケンスカウンタ部103により保護時間がプリセットされ、プリセットされた保護時間をダウンカウントすることにより時間の計測を行う。シーケンスカウンタ部103は、例えば、時間情報が設定されたレジスタ104の値を保護時間1として、タイマ部1031にプリセットする。例えば、レジスタ104に1[s]の時間情報が設定されている場合には、タイマ部1031は1[s]の時間の計測を行う。なお、レジスタ104は、外部のホスト装置から値が設定可能とされる。
タイマ部1031による保護時間の計測が完了すると、シーケンスカウンタ部103はMOSトランジスタ301〜304の保護状態の解除が可能であることを示す復帰可能信号54を出力する。復帰可能信号54を受けとったコントロールロジック回路108は、プリドライバ201〜204を制御してMOSトランジスタ301〜304の保護状態を解除する。これにより、駆動装置1は、通常動作が可能な状態に戻る。
上述のように、駆動装置1は、MOSトランジスタ301〜304に過電流が発生すると、上記方法によりMOSトランジスタ301〜304やスピーカ2等を保護するための動作を行う。この過電流が発生する可能性が高い状況として考えられるのは、例えば、図2に示される状態である。
図2は、駆動装置1を含んだスピーカ駆動システムにおいて、過電流の発生する状況の一例を示す説明図である。
図2に示されるように、過電流が発生する状況としては、製品基板の異常等により、駆動装置1の出力端子OUT1、2に接続される配線ラインが天絡状態又は地絡状態となる場合である。この場合は、出力段30_A又は30_Bの負荷がLPF3_A又は3_Bとなるので、過電流が流れる可能性が高い。また、負荷端がショート状態となった場合も、出力部30_Aと出力部30_Bがお互いに負荷となる関係になってしまうことで、音声信号の出力時に過電流が発生する可能性が高い。その他の過電流が発生する状況としては、過大な音声信号が駆動装置1に入力された場合、エンドユーザが誤ってインピーダンスの低いスピーカを接続した場合、又はスピーカ2の故障等によりインピーダンスが低下した場合等が考えられる。
これらの状況のうち、天絡状態及び地絡状態と負荷端のショート状態は、数秒程度の保護時間内で異常状態が解消する可能性は低い。そこで、実施の形態1に係る駆動装置1では、保護動作解除後の所定の期間内に過電流検出される回数をカウントし、その検出回数に応じて保護時間を変更する機能を備える。以下、当該機能について詳細に説明する。
前述のように過電流が検出され、所定の保護時間の経過後に保護動作が解除されたとき、シーケンスカウンタ部103は、タイマ部1031を用いて、再度の過電流検出が行われるか否かを探索するための期間(以下、「探索期間」と称する。)TSの計測を開始する。例えば、タイマ部1031は、シーケンスカウンタ部103により探索期間として所定の時間がプリセットされ、プリセットされた時間をダウンカウントすることにより時間の計測を行う。シーケンスカウンタ部103は、例えば、時間情報が設定されたレジスタ106の値を探索期間TSとして、タイマ部1031にプリセットする。例えば、レジスタ106に10[ms]の時間情報が設定されている場合には、タイマ部1031は探索期間TSとして、10[ms]の時間の計測を行う。当該レジスタ106は他のレジスタ104等と同様に、外部から値が設定可能とされる。
この探索期間TS内に再度の過電流が発生し、コントロールロジック回路108から保護開始信号53が出力されると、シーケンスカウンタ部103はその検出回数を計測する。具体的には、シーケンスカウンタ部103は、内部にカウンタ部1032を備え、そのカウンタ部1032が探索期間TS内に出力された保護開始信号53の回数をカウントし、検出回数を保持する。例えば、駆動装置1の通常動作時に過電流検出があると、前述のように保護動作状態に移行し、保護時間の経過後、通常動作に復帰するが、その復帰後の探索期間TS内に再度の過電流検出があった場合には、カウンタ部1032が検出回数をカウントし、検出回数を“2回”として当該情報を保持する。
シーケンスカウンタ部103は、上述のように、保護動作状態が解除される毎に探索期間TS内の過電流検出の有無の監視と検出回数のカウントを行う。そして、検出回数が所定の回数に至ったとき、保護時間を長くするように変更する。具体的には、シーケンスカウンタ部103はカウンタ部1032の保持する検出回数がN回(Nは、1以上の整数)となったとき、タイマ部1031にプリセットする保護時間を変更する。例えば、シーケンスカウンタ部103は、カウンタ部1032がカウントする検出回数が8回となったとき、保護時間の参照先のレジスタをレジスタ104から、レジスタ104よりも長い時間の情報が設定されるレジスタ105に変更し、レジスタ105の値を保護時間2としてタイマ部103にプリセットする。例えば、レジスタ104に保護時間1として1[s]が設定され、レジスタ105に保護時間2として4[s]が設定されている場合に、検出回数が8回となると、タイマ部1031の計測する保護時間が1[s]から4[s]に変更される。なお、レジスタ105もレジスタ104等と同様に、外部から設定可能とされる。
このように、一定期間が経過しても過電流が発生する異常状態が改善されない場合には、駆動装置1は保護時間を延長して、異常状態が改善されるまで、保護動作状態と通常動作状態の切り替えを繰り返し実行する。
上述した過電流検出に係る処理の流れを、図3を用いて詳細に説明する。
図3は、駆動装置1における過電流検出に係る処理の手順を示す説明図である。
図3において、参照符号(A)に示される図はシーケンスカウンタ部103の状態を示したものである。また、参照符号(B)に示される図は、電流検出部101_A又は101_Bの状態を示したものであり、参照符号(C)に示される図は、出力部30_A及び30_Bの状態を示したものである。参照符号(A)〜(C)に示される夫々の図は、夫々の処理のタイミングが対応されて示されている。
ここでは、同図に示されるように、駆動装置1の通常動作時に過電流検出されていない状態を初期状態とし、初期状態におけるシーケンスカウンタ部103の動作状態をイニシャル状態(S101)とする。また、一例として、初期設定された保護時間を1[s]、変更後の保護時間を4[s]とし、保護時間が変更される検出回数を8回とする。
先ず、イニシャル状態(S101)において、過電流の検出が行われると(S102)、シーケンスカウンタ部103は、保護開始信号53に応じて、タイマ部1031により保護時間の計時を開始する(S103)。このときコントロールロジック回路108は、プリドライバ201〜204を制御してMOSトランジスタ301〜304の動作を停止させて保護動作に移行させる。これにより出力はハイ・インピーダンス状態となる。
そして、保護時間(1秒)の計時が完了すると、シーケンスカウンタ部103は復帰可能信号54を出力する(S104)。これにより、コントロールロジック回路108は、保護状態を解除して通常動作に移行させる。このとき、シーケンスカウンタ部103は、タイマ1031を用いて、保護状態解除後の探索期間TS内の計測を開始する(S105)。ステップ105における探索期間TS内に過電流検出がなされなかった場合には、ステップ101に戻り、イニシャル状態となる。一方、探索期間内TSに過電流検出が行われて保護開始信号53が出力されると、シーケンスカウンタ部103はカウンタ部1032を用いて検出回数をカウントアップする(S106)。例えば、図3に示される場合には、ステップ102で一度検出していることから、ステップ106における検出回数は“2回”となる。その後、ステップ103〜106と同様の処理が行われ、検出回数が8回となったとき、シーケンスカウンタ部103は保護時間を1[s]から4[s]に変更して、保護タイマ1031により保護時間(4秒)の計時を開始する(S108)。そして、保護時間(4秒)の計時が完了すると、シーケンスカウンタ部103は復帰可能信号54を出力する(S109)。これにより、コントロールロジック回路108は、保護状態を解除して通常動作に移行させる。このとき、シーケンスカウンタ部103は、ステップ105と同様に、タイマ部1031を用いて探索期間TSの計測を開始する(S110)。ステップ110における探索期間TS内に過電流検出がなされなかった場合には、ステップ101に戻り、イニシャル状態となる。このとき、シーケンスカウンタ部103は、保護時間の情報が設定されているレジスタの参照先を、レジスタ105(4[s])からレジスタ104(1[s])に変更し、変更したレジスタ104(1[s])の値をタイマ部1031にプリセットする。一方、探索期間TS内に過電流検出が行われた場合には(S111)、ステップ108に移行し、上記と同様の処理を繰り返す。
図4及び図5に、駆動装置1における過電流検出時のシーケンスの一例を示す。
図4は、探索期間TS内に過電流検出が行われた場合のシーケンスを示す説明図である。
参照符号401には、天絡及び地絡や負荷端ショート等の過電流が発生し得る異常状態の有無が示され、参照符号402には、異常状態の有無に応じた過電流検出のタイミングが示され、参照符号403には、異常状態の有無に応じた駆動装置1の出力状態が示される。なお、同図では、保護時間1を1[s]、保護時間2を4[s]とした場合を一例として示しているが、これに限られない。
同図に示されるように、探索期間TS内の過電流検出により、1秒間の保護動作状態への移行と通常動作への復帰が繰り返し実行され、8回目の探索期間TS内での過電流検出後に、保護動作状態の保護時間が1秒から4秒に変更される。
図5は、探索期間TS外に過電流検出が行われた場合のシーケンスを示す説明図である。
同図に示されるように、過電流検出により、1秒間の保護動作状態への移行と通常動作への復帰が繰り返し実行されるが、探索期間TS外に検出されているため、保護時間の切り替わりは起こらない。
尚、特に図示していないが、探索期間TS外に過電流検出が行われた場合においても、異常状態が所定の回数でも改善しない場合は、保護時間の切り替えを行うようにしてもよい。
以上実施の形態1に係る過電流保護を備えた駆動装置1によれば、MOSトランジスタ301〜304に過電流が流れた場合には、保護時間だけ出力部30_A又は30_Bの動作を停止させるから、負荷の駆動を停止させた状態を保持し続けることなく、自動的に保護状態から復帰することが可能となる。また、過電流の検出回数をカウントすることで過電流が発生する異常状態の頻度を把握し、一定期間が経過しても過電流が発生する異常状態が改善されない場合には、保護時間を延長することで、瞬間的でも過電流が流れる頻度を抑えることができる。これにより、駆動装置1は、過電流保護状態からの自動復帰の機能を備えつつ、MOSトランジスタ301〜304の製品寿命の劣化の低減と過電流発生によるスピーカ2の異音発生の頻度の低減に資する。
≪実施の形態2≫
図6は、実施の形態2に係る過電流保護回路を備えた、スピーカの駆動装置の構成の一例を示すブロック図である。同図に示される駆動装置2は、実施の形態1に係る駆動装置1と同様に過電流保護機能を備えるが、更に、過電流が発生するタイミングに応じて、保護の方法を最適化する機能を備える。
駆動装置2は、特に制限されないが、公知のCMOS集積回路の製造技術によって1個の単結晶シリコンのような半導体基板に形成されている。同図に示される駆動装置2の構成要素のうち、駆動装置1と同様の構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
駆動装置2は、信号生成部41、過電流保護回路12、プリドライバ部20_A〜20_B、出力部30_A及び30_Bを備える。
信号生成部41は、アンプ部411とPWMコントロール部412を有する。例えば、外部からアナログの音声信号55が入力されると、アンプ部411が入力信号55を増幅し、PWMコントロール部412が増幅された音声信号56に基づいてスピーカ2を駆動するためのデジタルの駆動信号51を生成し、プリドライバ201〜204に出力する。
過電流保護回路12は、実施の形態1に係る過電流保護回路10の構成要素に加え、後述する探索期間2の時間情報が設定されるレジスタ107と、制御部122内に出力調整部121を更に有する。以下、過電流保護回路12による保護動作について説明する。
過電流検出時の基本動作は、実施の形態1に係る過電流保護回路10と同様である。すなわち、過電流保護回路12により過電流の検出をなされると、駆動装置2は保護動作状態に移行し、所定の保護時間の経過後、通常動作に復帰する。実施の形態1に係る過電流保護回路10と異なる機能は以下である。すなわち、過電流保護回路10では、通常動作状態への復帰後に探索期間TSを設け、探索期間TS内での過電流検出が発生した回数に応じて保護時間を変更させた。実施の形態2に係る過電流保護回路12では、通常動作状態への復帰後に探索期間1(TS1)と探索期間2(TS2)の2つの探索期間を設け、夫々の探索期間内に過電流検出が発生した回数をカウントし、夫々の検出回数に応じて保護の方法を変更する。
初めに探索期間1(TS1)と探索期間2(TS2)について説明する。
上記の図2で述べたように、過電流が発生する原因として考えられる異常状態は、天絡状態及び地絡状態と、負荷端ショートをはじめとするインピーダンスの低下等である。このうち、天絡状態及び地絡状態による過電流は音声信号を出力していないときでも発生し得る。例えば、D級動作によるスピーカ駆動の場合、音声信号を出力しない場合であっても、デューティ比50%のPWM駆動信号により、出力部30_A及び30_BのMOSトランジスタ301〜304がスイッチング動作をするミュート期間が存在し、当該期間には過電流が発生し得る。
図7は、音声信号の出力のタイミングの一例を示す説明図である。
同図に示すように、過電流検出による保護動作状態の解除後、所定の期間はミュート期間701とされ、この期間701には音声信号を出力させない。ミュート期間701の経過後、音声信号の出力が可能な状態へと移行するが、ミュート期間の解除後の所定の期間は、ポップ音を防止するためのソフトミュート解除期間702とされ、音声信号のゲインを目標とするゲインになるように徐々に変化させる。そして、このソフトミュート解除期間702を経て、音声信号が規定のゲインで出力されるようになる。
上記のように、異常状態が天絡状態又は地絡状態である場合には、音声信号が出力されないミュート期間であってもMOSトランジスタ301〜304がデューティ比50%の駆動信号によりスイッチング動作をしていることから、過電流が発生する。一方、異常状態がショート状態をはじめとする低インピーダンス状態、又は過大入力状態である場合には、ミュート期間では、デューティ比50%の出力信号がLPF3_A及び3_Bにより平滑化され、その平滑化された電圧がスピーカ2の両端に印加されるため、スピーカ2に電流が流れず過電流は発生しない。そこで、実施の形態2では、上記ミュート期間と同一の期間を探索期間1(TS1)とし、探索期間1において過電流が検出された場合には、天絡状態又は地絡状態が過電流発生の原因と判断する。また、ミュート期間解除後の所定の期間を探索期間2として、探索期間1において過電流検出されず、探索期間2において過電流検出された場合には、負荷端のショートをはじめとする低インピーダンス状態又は過大入力状態等が過電流発生の原因と判断する。
図8は、探索期間1(TS1)及び探索期間2(TS2)の一例を示す説明図である。
同図では、一例として保護時間を1[s]、ミュート期間を10[ms]、ソフトミュート解除期間を20[ms]としているが、特に限定されない。
同図に示されるように、異常状態の発生により過電流検出が発生すると、保護時間だけ駆動装置2の出力がハイ・インピーダンス状態(Hi−Z)となり、保護状態となる。そして、異常が取り除かれ保護状態が解除されると、駆動装置2は通常動作に移行する。通常動作の開始後は、ミュート期間とソフトミュート解除期間を経て通常の音声出力状態となる。このとき、過電流保護回路12では、保護状態解除後のミュート期間と同一の期間を探索期間1として、天絡・地絡原因の過電流発生の有無を監視し、この期間の過電流検出の回数をカウントする。また、過電流保護回路12では、ミュート期間(探索期間1)経過後の所定の期間を探索期間2として、負荷端のショートをはじめとする低インピーダンス状態等を原因とする過電流発生の有無を監視し、この期間の過電流検出の回数をカウントする。
次に、探索期間1及び探索期間2における検出回数に応じた保護動作の最適化について説明する。
前述したように、探索期間1における過電流検出は天絡状態又は地絡状態が原因と考えられるため、数秒の保護時間内で異常状態が解消される可能性は低い。そこで、過電流保護回路12は、探索期間1内での過電流検出が連続して発生し、異常状態が解消しない場合には、実施の形態1と同様に、保護時間を長くする制御を行う。一方、探索期間2における過電流検出は負荷端の低インピーダンス状態や過大入力が原因と考えられるため、スピーカ2による音声の出力レベルを低下させることで過電流の発生を抑えることができる場合がある。そこで、過電流保護回路12は、探索期間2内での過電流検出が連続して発生し、異常状態が解消しない場合には、スピーカ2を駆動する信号の出力レベルを低下させる制御を行う。
上記の保護動作に係る過電流保護回路12による具体的な制御方法について以下に詳細に説明する。
先ず、電流検出部101_A又は101_Bが過電流を検出すると、実施の形態1と同様の方法により、コントロールロジック回路108がシーケンスカウンタ部123に対して保護開始信号53を出力すると共に、プリドライバ201〜204を介して出力部30_A及び30_Bの動作を停止させる。保護開始信号53を受け取ったシーケンスカウンタ部123は、実施の形態1と同様の方法によりタイマ部1231を用いて保護時間1の計測を開始する。計時終了後、シーケンスカウンタ部123は、復帰可能信号54を出力すると共に、タイマ部1231を用いて探索期間1の計測を開始する。例えば、シーケンスカウンタ部123は、時間情報が設定されたレジスタ106を参照し、その値を探索期間1としてタイマ部1231にプリセットし、タイマ部1231はプリセットされた時間の計測を行う。
以降の処理について、探索期間1内に過電流が検出される場合と、探索期間1内に過電流が検出されず、探索期間2内に過電流が検出される場合の2つの場合に分けて説明する。
先ず、探索期間1内に再度の過電流が発生した場合は、コントロールロジック回路108により保護開始信号53が出力され、シーケンスカウンタ部123におけるカウンタ部1232がその検出回数をカウントし、検出回数の情報を保持する。例えば、探索期間1内に再度の過電流検出があった場合には、カウンタ部1232が検出回数をカウントし、検出回数を“2回”として検出回数の情報を保持する。その後は、再度、保護動作状態に移行し、所定の保護時間の経過後、通常動作状態に復帰する。そして、その復帰後の探索期間1内に過電流検出があると、カウンタ部1232が検出回数をカウントし、検出回数を“3回”として検出回数の情報を更新する。上記の動作は、異常状態が解消されるまで繰り返し実行され、保持する検出回数がN回数に至ったとき、シーケンスカウンタ部123は保護時間が長くなるように変更する。具体的な方法は、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
次に、探索期間1内に過電流が発生せず、探索期間2内に過電流が発生した場合について説明する。
シーケンスカウンタ部123はタイマ部1231による探索期間1の計測が終了すると、引き続きタイマ部1231を用いて探索期間2の計測を開始する。例えば、シーケンスカウンタ部123は、時間情報が設定されたレジスタ107を参照し、その値を探索期間2としてタイマ部1231にプリセットし、タイマ部1241はプリセットされた時間の計測を行う。レジスタ107は他のレジスタ104等と同様に、外部からその値が設定可能とされる。
探索期間2内に過電流が発生すると、コントロールロジック回路108により保護開始信号53が出力され、シーケンスカウンタ部123におけるカウンタ部1232がその検出回数をカウントし、検出回数を保持する。例えば、探索期間2内に再度の過電流検出があった場合には、カウンタ部1232が検出回数をカウントし、検出回数を“2回”として検出回数の情報を保持する。その後は、再度、保護動作状態に移行し、所定の保護時間の経過後、通常動作状態に復帰する。そして、その復帰後の探索期間1内に過電流検出が無く、探索期間2内に過電流検出があった場合には、カウンタ部1232が検出回数をカウントし、検出回数を“3回”として検出回数の情報を更新する。上記の動作は、異常状態が解消されるまで繰り返し実行され、保持する検出回数が所定の回数に至ったとき、コントロールロジック回路108が出力調整部121を介して、スピーカ2を駆動する信号の出力レベルを制限する(以下、「出力アッテネート状態」とも称する)。具体的には、シーケンスカウンタ部123はカウンタ部1232の保持する検出回数がM回(Mは、1以上の整数)となったとき、検出回数が所定の回数になったことを示す信号57をコントロールロジック回路108に与え、コントロールロジック回路108がその信号57を受けて、出力調整部121に対し、スピーカ2を駆動する信号の出力レベルを制限するように指示をする。その指示を受けた出力調整部121は、例えば、アンプ部411のゲインを調整したり、PWMコントロール部412により生成される駆動信号51のパルス幅の変化を調整したりすることで、スピーカ2を駆動する信号の出力レベルを制限する。例えば、出力調整部121がアンプ部411のゲインを低下させると、PWMコントロール部412に入力される増幅された音声信号56の電圧レベルが低下するため、PWMコントロール部412が生成する駆動信号51のパルス幅の変化が抑制される。これにより、スピーカ2の両端の電圧レベルが低下し、MOSトランジスタ301〜304に流れる電流が減少する。また、出力調整部121が、PWMコントロール部412によるパルス幅変調時のパルス幅の変動を制限すると、パルス幅の変化が抑制された駆動信号51が生成される。これにより、スピーカ2の両端の電圧レベルが低下し、MOSトランジスタ301〜304に流れる電流が減少する。なお、出力調整部121による駆動信号の出力レベルの制限は、上記のようにアンプ部411とPWMコントロール部412の何れか一方を制御することで実現してもよいし、双方を制御することで実現してもよい。
図9及び図10に、駆動装置2における過電流検出時のシーケンスの一例を示す。
図9は、探索期間1(TS1)内に過電流検出が行われた場合のシーケンスを示す説明図である。
参照符号501には、天絡及び地絡や負荷端ショート等の異常状態の有無が示され、参照符号502には、異常状態の有無に応じた過電流検出のタイミングが示され、参照符号503には、異常状態の有無に応じた駆動装置2の出力状態が示される。なお、同図では、保護時間1を1[s]、保護時間2を4[s]とした場合を一例として示しているが、これに限られない。
同図に示されるように、探索期間1(TS1)内の過電流検出により、1秒間の保護動作状態への移行と通常動作への復帰が繰り返し実行され、8回目の探索期間TS1内での過電流検出後に、保護動作状態の保護時間が1秒から4秒に変更される。
尚、探索期間1(TS1)の間に異常状態が発生しない場合は、デューティ50%のミュート期間は探索期間1(TS1)と同等の期間であるが、探索期間1(TS1)の間に異常状態が発生した場合は、この時点で出力回路30_A又は30_Bはハイ・インピーダンスとなり、デューティ50%のミュート期間は解除される。
図10は、探索期間2(TS2)内に過電流検出が行われた場合のシーケンスを示す説明図である。
同図では、保護時間1を1[s]、ミュート期間を10[ms]とした場合を一例として示しているが、これに限られない。
同図に示されるように、探索期間2(TS2)内の過電流検出により、1秒間の保護動作状態への移行と通常動作への復帰が繰り返し実行され、8回目の探索期間TS2内での過電流検出後に出力アッテネート状態に移行する。
以上実施の形態2に係る過電流保護回路12を備えた駆動装置2によれば、過電流が発生する異常状態を、天絡状態又は地絡状態による異常状態と、負荷端ショートをはじめとする低インピーダンス状態又は過大入力状態による異常状態とで区別するから、異常状態に応じた保護の方法を最適化することができる。これにより駆動装置2は、過電流保護状態からの自動復帰の機能を備えつつ、MOSトランジスタ301〜304の製品寿命の劣化の低減と過電流発生によるスピーカ2の異音発生の頻度の低減に資する。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、実施の形態1及び2では、過電流保護回路10及び12をスピーカを負荷とするシステムに適用する場合を一例として示したが、これ以外にMOSトランジスタ等の駆動素子により負荷を駆動し、過電流保護が必要なシステムであれば適用可能である。例えば、BTL(Bridged Transless)方式によるモータ駆動システムや、電源回路等にも適用することができる。
レジスタ104〜107は、外部のホスト装置から値が設定可能とされるが、駆動装置1、4が内部にCPU等のホスト装置を備えているようなシステムLSIの場合には、その内部のホスト装置がレジスタ104〜107の設定をしてもよい。
また、実施の形態2に係る信号生成部41は、上記構成に限られない。例えば、デジタルの音声信号を入力する場合には、PWMコントロール部412が入力された音声信号をデコードし、デコードした信号に基づいて駆動信号51を生成してもよい。この場合、信号生成部41はアンプ部411を不要とし、出力アッテネート状態は、出力調整部121によりPWMコントロール部412における駆動信号51の生成時のパルスの変動幅を制限することにより実現される。
更に、実施の形態2に係る過電流保護回路12では、探索期間1における過電流の連続検出回数により保護時間を延長させる方法を一例として示したが、これに限られず、例えば、連続検出後に出力部30_A及び30_BのMOSトランジスタ301〜304の動作を停止させて、その状態を保持し、連続検出があったことを示す信号を出力する方法でもよい。例えば、天絡状態や地絡状態の異常状態は、駆動装置2を含んだスピーカ駆動システムの製造時において発生する可能性が高く、エンドユーザが当該システムを使用する際に発生する可能性は低い。そこで、音声を出力することを目的としない製造時において発生する可能性が高い天絡状態や地絡状態では、出力部30_A及び30_Bの動作の停止を保持することでMOSトランジスタ301〜304の寿命の低下をより抑制することが可能となる。更に、過電流検出が連続して起こったことを示す信号を出力することで異常により動作が停止していることを外部に通知することができる。また、当該探索期間1における連続検出後の保護方法を切換え可能としてもよい。例えば、過電流保護回路12の内部に外部ホスト装置から値の設定が可能なレジスタを設け、そのレジスタの値に応じて、探索期間1における連続検出後の保護方法を、保護時間を延長させる方法と出力部30_A及び30_Bの動作を停止させて保持する方法の間で切り替え可能としてもよい。これによれば、例えば、スピーカ駆動システムの製造時には出力部30_A及び30_Bの動作停止を保持する方法に設定し、製品出荷時には保護時間を延長させる方法に設定することで、使用状態に適した保護方法を提供することができる。
1、4 駆動装置
2 スピーカ
3_A、3_B LPF
10、12 過電流保護回路
51 駆動信号
52 検出信号
53 保護開始信号
54 復帰可能信号
55 音声信号
56 増幅された音声信号
57 検出回数が所定の回数になったことを示す信号
101_A、101_B 電流検出部
102、122 制御部
108 コントロールロジック回路
104〜107 レジスタ
103、123 シーケンスカウンタ部
121 出力調整部
1031、1231 タイマ部
1032、1232 カウンタ部
40、41 信号生成部
411 アンプ部
412 PWMコントロール部
20_A、20_B プリドライバ部
201〜204 プリドライバ
30_A、30_B 出力部
301〜304 MOSトランジスタ
401、501 異常状態の有無
402、502 過電流検出
403、503 出力状態
TS 探索期間
TS1 探索期間1
TS2 探索期間2
OUT1、OUT2 出力端子

Claims (15)

  1. 負荷を駆動するための駆動素子に流れる電流を監視し、所定の閾値以上の電流を検出する電流検出部と、
    前記電流検出部による検出結果に応じて、所定の保護時間だけ前記負荷の駆動を停止させるための制御を行う制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記検出が行われた回数をカウントし、検出回数に応じて、前記所定の保護時間を変更する、過電流保護回路。
  2. 前記制御部は、前記検出回数がN回(Nは1以上の整数)となったら、前記所定の保護時間を延ばすように変更する、請求項1記載の過電流保護回路。
  3. 前記制御部は、前記検出を監視するための探索期間において前記検出が行われたとき、前記検出回数をカウントアップする、請求項2記載の過電流保護回路。
  4. 前記探索期間は、前記所定の保護時間経過後の所定の期間である、請求項3記載の過電流保護回路。
  5. 所定時間が設定される第1レジスタと、
    前記第1レジスタの所定時間よりも長くされる時間が設定される第2レジスタと、
    前記探索期間が設定される前記第3レジスタと、を更に有し、
    前記第1レジスタ、前記第2レジスタ、及び前記第3レジスタは、外部から設定可能とされる、請求項4記載の過電流保護回路。
  6. 前記制御部は、前記検出回数がN回となるまでは、前記所定の保護時間を前記第1レジスタの値に応じて決定し、前記検出回数がN回となったら、それ以降の前記所定の保護時間を前記第2レジスタの値に応じて決定する、請求項5記載の過電流保護回路。
  7. 負荷を駆動するための駆動素子と、前記駆動素子に流れる電流に応じて前記駆動素子の動作を制御する請求項1記載の過電流保護回路と、を有する半導体装置。
  8. 負荷を駆動するための駆動素子に流れる電流を監視し、所定の閾値以上の電流を検出する電流検出部と、
    前記電流検出部による検出結果に応じて、前記駆動素子の動作を制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記検出が行われたとき、所定の保護時間だけ前記駆動素子の動作を停止させるための制御を行うと共に、前記所定の保護時間の経過後に前記負荷の駆動を停止するために設けた第1の探索期間において前記検出が行われた回数に応じて、前記所定の保護時間を変更し、前記第1の探索期間の経過後の第2の探索期間において前記検出が行われた回数に応じて、前記駆動素子の駆動能力を調整する、過電流保護回路。
  9. 前記制御部は、前記第1の探索期間の検出回数がN回(Nは1以上の整数)となったら、前記所定の保護時間を延ばすように変更する、請求項8記載の過電流保護回路。
  10. 前記制御部は、前記第2の探索期間の検出回数がM回(Mは1以上の整数)となったら、前記駆動素子の駆動能力を制限する制御を行う、請求項9記載の過電流保護回路。
  11. 前記駆動素子の駆動能力を制限する制御は、前記駆動素子に入力する信号の信号レベルを低下させる制御である、請求項10記載の過電流保護回路。
  12. 前記駆動素子の駆動能力を制限する制御は、前記駆動素子に入力する信号のパルス幅の変動幅を低減させる制御である、請求項10記載の過電流保護回路。
  13. 所定時間が設定される第1レジスタと、
    前記第1レジスタの所定時間よりも長くされる時間が設定される第2レジスタと、
    前記第1の探索期間が設定される前記第3レジスタと、
    前記第2の探索期間が設定される前記第4レジスタと、を更に有し、
    前記第1レジスタ、前記第2レジスタ、前記第3レジスタ、及び前記第4レジスタは、外部から設定可能とされる、請求項10記載の過電流保護回路。
  14. 前記制御部は、前記検出回数がN回となるまでは、前記所定の保護時間を前記第1レジスタの値に応じて決定し、前記検出回数がN回となったら、それ以降の前記所定の保護時間を前記第2レジスタの値に応じて決定する、請求項13記載の過電流保護回路。
  15. 負荷を駆動するための駆動素子と、前記駆動素子に流れる電流に応じて駆動素子の動作を制御する請求項8記載の過電流保護回路と、を有する半導体装置。
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