JP2012023423A - 撮像装置、表示モニタ装置の色ずれ調整方法および表示モニタ装置の色ずれ調整装置 - Google Patents

撮像装置、表示モニタ装置の色ずれ調整方法および表示モニタ装置の色ずれ調整装置 Download PDF

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Abstract

【課題】市販後でもユーザが手軽に表示モニタ装置の画面上の色ずれの調整が可能な撮像装置を提供すること。
【解決手段】第1カメラユニット1と、この第1カメラユニット1が着脱可能な本体ユニット2との少なくとも一方は、画面に表示された被写体像の色ずれを調整する調整モードを設定するモード設定手段と、モード設定手段により調整モードが設定されたときに画像データとして白色輝度表示データを表示モニタ装置224に出力する調整用画像データ出力制御手段と、白色輝度表示データに基づき画面に表示された調整用画像を第1カメラユニット1により撮影することで撮像素子102から取得された画像信号に基づき色情報を解析する色情報解析手段と、色情報解析手段の解析結果に基づき表示モニタ装置224のRGB発光輝度を画面における色ずれが解消するよう調整する発光輝度調整手段とを備えていることを特徴とする撮像装置とした。
【選択図】図2

Description

本発明は、撮像装置、撮像装置における表示モニタ装置の色ずれ調整方法および表示モニタ装置の色ずれ調整装置に関する。
従来から、撮像装置、例えばデジタルカメラでは、画像の表示モニタ装置として液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Displayの略であり、以下、LCDとする)が広く用いられている。そのLCDは、赤、緑、青の三原色に基づき色表現を行っており、幅広い色再現が実現されている。
ところで、従来の表示モニタ装置では、バックライトとして使用するLED光源の特性、導光板、反射板、カラーフィルタなどの光学的特性などに起因して、画像入力データを忠実に再現してLCDに表示させたときに得られる被写体像に対し、実際にLCDに表示される被写体像に、色のバラツキや、色ずれが生じている場合がある。
そのLCDに色ずれがある場合、例えば、256階調の最も明るい白に対応する画像情報(R(赤):255、G(緑):255、B(青):255)を画像入力データとして表示モニタ装置に入力して、LCDの画面に白色画像を表示させることにしても、黄色味や赤味などを帯びた白色画像となる。
近時のデジタルカメラでは、白紙などの白い物体を撮像し、LCDの画面上で白い物体が白として表示されるように、ユーザがその画面に表示された画像を見ながら調整するホワイトバランス調整機能を備えたものもある。
しかしながら、このようなホワイトバランス調整において、LCDの画面上で色がずれた状態で、白い物体が画面上で白く表示されるようにバランス調整を行うと、LCDに色ずれが生じている分だけ、余分にホワイトバランス調整され、実際の被写体像の色とLCDに表示されている画像の色との間にずれは解消されない。このような場合、正確に調整されているとは言い難く、仮にLCDの画面上で白く表示されていた画像でも、パーソナルコンピュータの画面上で表示させた場合やプリンタを用いて印刷した場合には、黄色や、赤みを帯びた画像となるという問題がある。
そこで、このようなLCDの画面における色度ずれを改善するために、互いに色度の異なる複数個のLED光源を組み合わせることにより、目標色度範囲に照明光の色度範囲を設定する工夫を施したものがある(例えば、特許文献1参照)。
ところが、デジタルカメラの表示モニタの画面上での色ずれは、工場出荷前にこの色ずれが生じないように調整を行ったとしても、工場出荷後の市販の段階における何らかの原因、例えば、経時劣化によって色ずれが生じることがある。このような問題は、上記の従来技術では、解決することができなかった。
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、市販後でもユーザが手軽に表示モニタ装置の画面上の色ずれの調整が可能な撮像装置、表示モニタ装置の色ずれ調整方法および表示モニタ装置の色ずれ調整装置を提供することを目的とする。
本発明は、本体ユニットとカメラユニットとが着脱可能であることに着目し、本体ユニットに設けられている表示モニタ装置の画面に、色調整の基準となる調整用画像を表示して、この画面を撮像することにより得られた画像信号を解析し、この解析結果と調整用画像を表示させるための白色輝度表示データとに基づいて、色ずれを判定および調整するようにしたものである。
そこで、請求項1に記載の発明は、撮影光学系を透過した被写体光が結像されて画像信号を出力する撮像素子を有するカメラユニットと、前記画像信号を処理した画像データが入力されて被写体像を画面に表示する表示モニタ装置を有し、かつ前記カメラユニットが着脱可能な本体ユニットと、前記本体ユニットと前記カメラユニットとの取外状態で両ユニットの双方向通信を可能とする取外時通信手段と、を備え、前記カメラユニットと前記本体ユニットとの少なくとも一方は、前記画面に表示された被写体像の色ずれを調整する調整モードを設定するモード設定手段と、前記モード設定手段により調整モードが設定されたときに前記画像データとして白色輝度表示データを前記表示モニタ装置に出力する調整用画像データ出力制御手段と、前記白色輝度表示データに基づき前記画面に表示された調整用画像を前記カメラユニットにより撮影することで前記撮像素子から取得された前記画像信号に基づき色情報を解析する色情報解析手段と、前記色情報解析手段の解析結果に基づき前記表示モニタ装置のRGB発光輝度を前記画面における色ずれが解消するよう調整する発光輝度調整手段とを備えていることを特徴とする撮像装置とした。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の撮像装置において、前記発光輝度調整手段は、前記発光輝度を調整する調整値を記憶する記憶手段を備え、前記調整モードにより前記発光輝度の調整が成されたときには、新たに得られた調整値への書き換えを行うことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の撮像装置において、前記白色輝度表示データには、前記調整用画像中に正対判定用パターンを表示するデータが含まれ、前記調整モード時に、前記撮像素子から出力された画像信号に基づき前記正対判定用パターンの解析を行ない、前記カメラユニットが前記画面にあらかじめ設定された正対状態であるかを判定する正対判定手段を備え、前記色情報解析手段による色情報解析および前記発光輝度調整手段による前記調整は、前記正対判定手段の正対判定時に実行されることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の撮像装置において、前記正対判定用パターンは、前記画面上において、直交する2方向であるX方向およびY方向にそれぞれ延びて相互に平行な二対の平行線パターンを備え、前記正対判定手段は、前記被写体像をX方向およびY方向に走査して前記平行線パターンのエッジ座標を検出し、その座標の差分により正対状態の判定を行うことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の撮像装置において、前記白色輝度表示データは、前記二対の平行線パターンで形成された枠の内側部分に設定されることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項3〜請求項5のいずれか1項に記載の撮像装置において、前記正対判定手段の正対判定後に、前記色情報解析用の前記画像信号を取り込むための前記カメラユニットによる撮影を許可する撮影許可手段を備え、前記色情報解析手段による色情報解析および前記発光輝度調整手段による前記調整は、前記正対判定後の撮影で得られた前記画像信号により実行されることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の撮像装置において、前記カメラユニットの前記撮影光学系は、前記色情報解析手段による色情報解析を実行するための前記調整用画像を撮影するときに、前記画面の表示に対して合焦状態からずらしたデフォーカス状態に設定することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項3〜請求項7のいずれか1項に記載の撮像装置において、前記正対判定手段は、前記表示モニタ装置の視野方向が正対方向に対して傾斜して設定されている仕様では、前記正対判定の許容範囲が、前記視野方向側が前記視野方向とは反対方向よりも大きく設定されていることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項1に記載の撮像装置において、前記本体ユニットと前記カメラユニットとは、該カメラユニットの前記本体ユニットへの装着状態で嵌り合って両ユニット間の通信を可能とするジョイントコネクタを備え、前記取外時通信手段は、各ジョイントコネクタに嵌り合って接続されるケーブル側コネクタと、両ケーブル側コネクタを接続する接続ケーブルとを備えていることを特徴とする。
また、請求項10に記載の発明は、撮影光学系を透過した被写体光が結像されて画像信号を出力する撮像素子を有するカメラユニットと、前記画像信号を処理した画像データが入力されて被写体像を画面に表示する表示モニタ装置を有し、かつ前記カメラユニットが着脱可能な本体ユニットとを備えた撮像装置における表示モニタ装置の色ずれ調整方法であって、前記表示モニタ装置の前記画面に、あらかじめ設定された白色輝度表示データを出力し、前記画面に色ずれ調整用画像を表示させるステップと、前記画面に表示された色ずれ調整用画像を、前記カメラユニットにより撮像するステップと、前記調整用画像を撮影した前記撮像素子から取得された前記画像信号に基づき色情報を解析するステップと、前記色情報の解析結果に基づき、前記画面に表示する前記被写体像の色ずれが解消するよう前記表示モニタ装置のRGB発光輝度を調整するステップと、を実行することを特徴とする。
また、請求項11に記載の発明は、撮影光学系を透過した被写体光が結像されて画像信号を出力する撮像素子を有するカメラユニットと、前記画像信号を処理した画像データが入力されて被写体像を画面に表示する表示モニタ装置を有し、かつ前記カメラユニットが着脱可能な本体ユニットと、前記本体ユニットと前記カメラユニットとの取外状態で両ユニットの双方向通信を可能とする取外時通信手段とを備えた撮像装置における表示モニタ装置の色ずれ調整装置であって、色ずれ調整時に、前記表示モニタ装置に、あらかじめ設定された白色輝度表示データを出力して前記画面に調整用画像を表示させる調整用画像データ出力制御手段と、前記調整用画像を前記カメラユニットにより撮影することで前記撮像素子から取得された前記画像信号に基づき色情報を解析する色情報解析手段と、前記色情報解析手段による前記色情報の解析結果に基づき、前記画面に表示する前記被写体像の色ずれが解消するよう前記表示モニタ装置のRGB発光輝度を調整する発光輝度調整手段とを備えていることを特徴とする。
本願請求項1,10,11に記載の発明によれば、市販後でもユーザが手軽に表示モニタ装置の画面の色ずれの調整が可能な撮像装置、表示モニタ装置の色ずれ調整方法、表示モニタ装置の色ずれ調整装置を提供できる。
その結果、デジタルカメラなどの撮像装置において、そのホワイトバランスのマニュアル調整により表示モニタ装置の画面を見ながらホワイトバランス調整を行う場合、表示モニタ装置の画面に表示されている被写体像に色ずれのない状態でホワイトバランス調整を行うことができる。したがって、撮影した画像をパーソナルコンピュータの画面に表示させた場合や、プリンタにより印刷した場合などに、期待した色の再現に近い画像を得ることができる。
さらに、請求項2に記載の発明では、次回の色ずれ調整時まで、新たな調整値を保持し、色ずれの少ない状態に維持できる。
請求項3に記載の発明では、色ずれ調整時には、表示モニタ装置の画面に表示した正対判定用パターンに基づく正対判定により、カメラユニットが画面に正対しているときに、色情報解析手段による色情報解析および発行輝度調整手段による調整を行うようにした。このため、カメラユニットの撮像素子において、画面に表示されている画像の再現性を高めることができ、正対しない状態で、撮影、解析、調整を行った場合と比較して、精度の高い色度調整が可能となる。
請求項4に記載の発明では、正対判定手段は、二対の平行線パターンの各平行線に対して直交方向に走査し、そのエッジの座標の差分を求めるという単純な処理により正対を判定できる。
請求項5に記載の発明では、平行線パターンの二対の平行線の内側に白色輝度表示データによる調整用画像が表示されるため、撮像素子から得られた画像信号の解析データと白色輝度表示データとの対応精度が高くなり、色ずれ判定精度が向上する。
請求項6に記載の発明では、正対判定手段が、カメラユニットが画面に正対していると判定されてから撮影された調整用画像により行われるため、非正対時に撮影された画像を用いるものと比較して、精度の高い色ずれ調整が可能となる。また、一般的にモニタに表示できる画素数は、撮像素子の有する画素数よりも少ないため、撮影操作前後のスルー画像における調整用画像表示状態では撮影画像を間引いたデータを転送および表示している。このように、少ないデータ量から正対判定を行っているため、判定に要する時間を短くすることができる。
請求項7に記載の発明では、調整用画像の撮影をデフォーカス状態で行うようにした。このように、デフォーカス状態で撮影を行うことにより、表示モニタ装置の発光点と撮像素子の画素とで、ある程度の面積について平均化するのと同じ効果が得られ、色度の解析精度を向上することができる。
請求項8に記載の発明では、正対判定の許容範囲を、表示モニタ装置の視野方向の中心の傾きに応じて設定しているため、表示モニタ装置の仕様により視野方向の中心が正対方向から傾斜していても、精度の高い正対判定を行うことができる。
請求項9に記載の発明では、取外時接続手段は、カメラユニットを本体ユニットから取外状態とし、各ユニットのジョイントコネクタにケーブル側コネクタを嵌め合わせて、両ユニット間の通信を可能とする。このように、取外時接続手段は、既存のジョイントコネクタを利用して接続を行なうようにしたため、取外時の接続専用のコネクタを別途設けるのと比較して、構造の簡略化を図ることができる。
図1は、本発明に係る色ずれ調整装置を有する撮像装置の一例としての実施例1のカメラシステム3を示す斜視図であり、(a)は本体ユニット2に第1カメラユニット1を装着する例を示し、(b)は本体ユニット1に第2カメラユニット1’を装着する例を示している 図2は、実施例1のカメラシステム3の機能構成を示すブロック図である。 図3は、カメラシステム3の背面を示す斜視図である。 図4は、色度調整時にカメラシステム3で実行される処理の流れを示すフローチャートである。 図5は、調整用画像が表示モニタ装置224の画面224aに表示されている状態を示す正面図であり、(a)は実施例1で用いる調整用画像Gaを示し、(b)はその他の例の調整用画像Gbを示している。 図6は、白色輝度像WDを表示する白色輝度表示データを説明するためのXYZ表色系色度図であり、(a)はXYZ表色系色度の全体を示す、(b)はその要部を示している。 図7は、第1カメラユニット1の撮像素子102で撮影した調整用画像Gaの画像信号を画面224aに再生した場合の再生像を表す説明図であり、正対時の再生像の一例を示している。 図8は、第1カメラユニット1の撮像素子102で撮影した調整用画像Gaの画像信号を画面224aに再生した場合の再生像を表す説明図であり、正対時の再生像の一例を示している。 図9は、第1カメラユニット1の撮像素子102で撮影した調整用画像Gaの画像信号を画面224aに再生した場合の再生像を表す説明図であり、非正対時の再生像の一例を示している。 図10は、第1カメラユニット1の撮像素子102で撮影した調整用画像Gaの画像信号を画面224aに再生した場合の再生像を表す説明図であり、非正対時の再生像の一例を示している。 図11は、表示モニタ装置224の画面224aにおいて撮影やり直しを指示するメッセージMeを表示した状態の説明図である。
以下、本発明を実施するための形態について、添付図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。
図1は、本発明に係る色ずれ調整装置を有する撮像装置の一例としての実施例1のカメラシステム3を示している。
図1に示すように、カメラシステム3は、本体ユニット2と、本体ユニット2の装着部2Aに着脱可能な第1カメラユニット1あるいは第2第1カメラユニット1’とを備えている。
第1カメラユニット1(同図(a))は、光学ズーム機能付きのもので、第2第1カメラユニット1’(同図(b))は、単焦点レンズを有するものであり、本体ユニット2と両カメラユニット1、1’のいずれかとが一体となって撮像装置としての機能を発揮する。なお、カメラユニットとしては、種々のタイプが存在し、その中から利用者が適宜選択して本体ユニット2の装着部2Aに装着されるものであって、両カメラユニット1,1’に限定されるものではない。
また、各カメラユニット1,1’は、図1において、矢印Aの向きのように光軸方向に本体ユニット2に押し付けた後、矢印Bの向きにスライドさせて装着することができる。また、取外時には、各カメラユニット1,1’を矢印Aの向きに押し付けた後、矢印Bとは逆の横方向へスライドさせて取り外すことができる。この着脱可能とする構造の詳細については、本発明の要旨ではないので、詳細な説明は省略する(具体的な構造は、本願出願人による出願である特願2009−253772号、特願2010−143917号などを参照のこと)。
次に、実施例1のカメラシステム3の機能構成について図2を用いて説明する。なお、以下の説明においては、カメラシステム3の本体ユニット2に接続されるカメラユニットとしては第1カメラユニット1を代表例として説明する。
図2は、実施例1のカメラシステム3を構成する本体ユニット2と第1カメラユニット1との機能ブロックを示す図である。
図2に示すように、第1カメラユニット1の機能ブロックであるカメラユニット部100は、フォーカスレンズを備えた撮影光学系としてのレンズ群101と、レンズ群101を介して被写体光が結像された被写体像を光信号から電気信号に変換して出力する撮像素子102と、撮像素子102から出力される像信号(アナログ画像データ)をデジタル画像データに変換して信号増幅をするAFE(アナログフロントエンド)103と、変換されたデジタル画像データに対してYUVデータへの変換処理、JPEG形式の圧縮処理、RAWデータの生成処理などの所定の画像処理を行ういわゆる画像エンジンであるCPU104と、を有している。
また、カメラユニット部100は、本体ユニット2と電気的に接続するユニット間インタフェースを構成するジョイントコネクタ105と、このジョイントコネクタ105を介して画像データを本体ユニット2に送信するための双方向バス106、制御信号107、シリアルインタフェース信号108、SDIO信号109をそれぞれ授受する信号ラインを有している。
また、カメラユニット部100は、レンズ群101の鏡筒の繰り出しと収納に用いるモータ110を制御するモータドライバ111を有している。このモータドライバ111は、本体ユニット2から受信した制御信号107によって制御される。この機構によって、交換レンズの種類によってはカメラシステム3の電源を切ったときに鏡筒を収納し、また、図示しないボタンの押下によって変倍動作をするなどの種々の動作制御を行うことができる。
また、カメラユニット部100は、本体ユニット2から供給される電力112からカメラユニット部100の動作に必要な各種電力を生成させるDC−DCコンバータ113と、本体ユニット2から供給された電力112を検知して、このDC−DCコンバータ113を制御するサブマイコン114と、カメラユニット部100の外部に装着可能なテレコンバータレンズおよびワイドコンバータレンズを検出する検出回路115とを備えている。
また、カメラユニット部100は、カメラシステム3の傾きを検出するジャイロセンサ116と、カメラシステム3に加わる加速度を検出する加速度センサ117と、ジャイロセンサ116が検出した傾きおよび加速度センサ117が検出した加速度によって、レンズ群101を駆動するコイル118と、コイル118の駆動量を検出するホール素子119とを備えている。これら、ジャイロセンサ116、加速度センサ117、コイル118、ホール素子119によって手ぶれの防止機能を発揮することができる。
さらに、カメラユニット部100は、画像処理および動作制御処理を行うソフトウェアがフラッシュロム(Flash ROM)120に記憶されており、このソフトウェアによる処理をワークエリアであるRAM121を使用してCPU104が各機構の動作および処理の制御を行うように構成されている。
本体ユニット2の機能ブロックである本体ユニット部200は、カメラユニット部100のジョイントコネクタ105と電気的に接続するユニット間インタフェースを構成するジョイントコネクタ201と、このジョイントコネクタ201を介してカメラユニット部100から受信する画像データをCPU202に転送する双方向バス203と、双方向バス203を介して受信した画像データに対して、YUVデータへの変換処理、JPEG形式の圧縮処理、JPEG形式からの展開処理、RAWデータの生成処理などを適宜行ういわゆる画像エンジンであるCPU202と、カメラユニット部100の制御信号107のラインに接続する制御信号204のラインと、カメラユニット部100のシリアルインタフェース信号108のラインに接続するシリアルインタフェース信号205のラインと、カメラユニット部100のSDIO信号109のラインと接続するSDIO信号206のラインとを備えている。
そして、本体ユニット部200は、所定の押下操作などによってカメラシステム3の撮影動作を開始するスイッチであるフォーカス&レリーズスイッチ(以下、単にレリーズスイッチという)207と、本体ユニット部200において設定するカメラシステム3の動作モードなどの選択設定に用いる十字キーなどで構成されるスイッチ208と、スイッチ208の入力を検知して所定の設定処理などを行い、かつ、リチウムイオンバッテリ209から供給される電力をDC−DCコンバータ210を用いて電源制御し、また、カメラユニット部100へ電力を供給するためのスイッチである電源スイッチ212を制御するサブマイコン213と、カメラシステム3の起動および起動停止を切り替える電源スイッチ230とを備えている。
また、本体ユニット部200は、画像処理および動作制御処理を行うソフトウェアが記憶されたフラッシュロム214を備えており、このソフトウェアによる処理をワークエリアであるSDRAM215を使用してCPU202が各機構の動作および処理の制御を行うように構成されている。
さらに、本体ユニット部200は、音声コーディック216と、この音声コーディック216に音声信号を入力するマイク217と、音声コーディック216から音を出力するスピーカ218と、USBインタフェースコネクタ219と、AV出力用コネクタ220、HDMI信号の出力インタフェース221と、撮像された画像ファイルを保存する着脱可能な記憶手段であるSDメモリ222と、本体ユニット部200に外部ストロボを装着するときの接続回路を兼ねているストロボ223と、レリーズスイッチ207の操作によってフォーカシング動作時に被写体像をモニタリング表示させ、撮影動作をしたときには撮影した画像データを表示する表示モニタ装置(LCD)224およびEVF(Electrical View Finderの略であり電子式ファインダである)225とを備えている。
なお、表示モニタ装置224の画面224aは、図3のカメラシステム3の背面を示す斜視図に示すように、本体ユニット2の背面に設けられている。
次に、本実施例1の特徴とする構成について説明する。
両ジョイントコネクタ105,201は、本体ユニット2に第1カメラユニット1を装着した際に、機械的に接続されるのに加え、第1カメラユニット1を本体ユニット2から切り離した状態において有線あるいは無線により双方向通信を可能とする取外時通信手段を備えている。
本実施例1では、取外時通信手段として、図1(a)に示す有線の取外時接続ケーブル300が用いられている。この取外時接続ケーブル300は、接続ケーブル301と、この接続ケーブル301の両端に接続され、各ジョイントコネクタ105,201に嵌って機械的に接続されるコネクタ302,303とを備え、双方向通信および本体ユニット2から第1カメラユニット1への電力供給を行っている。なお、取外時通信手段として、各取外時接続ケーブル300に替えて、各ジョイントコネクタ105,201に設けられて赤外線などの無線を用いた双方向の送受信を行う送受信器を備えた無線通信タイプの手段を用いることもできる。この場合、各カメラユニット1,1’に独立して電源を搭載してもよいし、また、無線通信の送受信器間で電力の供給を可能とすれば、電源は、本体ユニット2のみに搭載してもよい。
実施例1のカメラシステム3は、出荷後に表示モニタ装置224に色ずれが生じた場合に、ユーザは、色ずれを統制する色度調整を行うことが可能であり、以下に、この色度調整時に実行される色度調整処理について、図4のフローチャートに基づいて説明する。
色ずれ調整処理は、両CPU104,202のいずれか一方、もしくは両方により実行される。
この色ずれ調整を実行する場合は、ユーザは、まず、第1カメラユニット1を本体ユニット2から取り外し、さらに、取外時接続ケーブル300の各コネクタ302,303を両ユニット1,2の各ジョイントコネクタ105,201に嵌め合わせて接続状態とする。
そして、ユーザは、本体ユニット2の電源スイッチ230をオンにし、スイッチ208の操作により表示モニタ装置224に表示されるメニュー画面から、色ずれ調整モードのメニューを選択することで、図4のフローチャートに示される色ずれ調整処理がスタートされる。この調整モードを設定するための構成が、モード設定手段である。
この色ずれ調整処理において、まず、最初のステップS1では、表示モニタ装置224にて、あらかじめ記憶されている白色輝度表示データによる調整用画像Gaを画面224aに表示するとともに、カメラユニット1の各撮影パラメータ(ISO感度、露出、シャッタースピードなど)を、あらかじめ記憶されている色ずれ調整モードの設定に切り替えた後、ステップS2に進む。なお、この調整用画像Gaを出力するための構成が、調整用画像データ出力制御手段である。
ここで、図5は、実施例1で用いる調整用画像Gaおよびその他の調整用画像Gbが表示モニタ装置224の画面224aに表示されている状態を示す正面図である。
調整用画像Gaは、黒枠BWと白色輝度像WDとを備えている。
黒枠BWは、図5(a)に示すように、画面224aの水平方向(矢印x方向)に延びる平行線パターンとしての横枠Wx1,Wx2と、画面224aの縦方向であって矢印x方向に直交する矢印y方向に延びる一対の平行線パターンとしての縦枠Wy1,Wy2とにより、四角形の枠状に表示される。なお、各枠Wx1,Wx2,Wy1,Wy2は、同図(a)に示すように、線により表示してもよいし、同図(b)に示すように、モノトーンあるいは黒の外周表示像OZの内周縁により表示してもよい。
また、黒枠BWの内側の白色輝度像WDは、白色輝度表示データにより表示される。
この白色輝度表示データは、図6のXYZ表色系色度図において符号MDで示す領域内であって、同図(b)に示す符号TGで示す領域の中央WPに相当する「白」を表すデータである(以下、このTGで示す範囲を目標範囲と称し、「白」を表す点をホワイトポイントWPと称する)。なお、同図において、Rが赤を、Bが青を、Gが緑を示している。
また、同図(b)において、WAで示す領域が、白として認識される許容範囲を表し(以下、この範囲を許容範囲WAと称する)、この許容範囲WAにおいて、端では、目視で「白」と認識できるぎりぎりのレベルである。本実施例1では、本来、目標範囲TGにあるべき「白」の色度が、一例として示す範囲ZR内程度にずれてしまった場合に、目標範囲TG内に収まるように調整することを目的としている。
図4に戻り、ステップS2では、レリーズスイッチ207が押されたか否か判定し、レリーズスイッチ207が押された場合には次のステップS3に進み、レリーズスイッチ207が押されない場合は、ステップS2の判定を繰り返す。
ステップS3では、第1カメラユニット1による撮像画像を入力した後、ステップS4に進む。ここで、ユーザは、色ずれ調整を行うのに際して、本体ユニット2の電源スイッチ230をオンにした後、第1カメラユニット1を、本体ユニット2の表示モニタ装置224の画面224aの正面に配置し、表示モニタ装置224に表示された調整用画像Gaの撮像を行う必要がある。ステップS2のレリーズスイッチ207のONの判定は、ユーザのこの操作によるONの有無を判定しており、ステップS3で入力される撮像画像とは、このユーザのレリーズスイッチ207のONに伴って第1カメラユニット1により撮影された調整用画像Gaである。
また、この撮影の際には、ユーザは、表示モニタ装置224の画面224aに対し、第1カメラユニット1を正面から正対させほぼ接触させた状態でレリーズスイッチ207を押すことが好ましい。
ステップS4では、ステップS3で入力された撮像画像に基づいて第1カメラユニット1が本体ユニット2の表示モニタ装置224に正対しているか否かの正対判定を行い、さらに、ステップS5に進んで、判定結果が正対であればステップS9に進み、判定結果が正対でない場合はステップS6に進む。なお、この正対判定を行なう構成が、正対判定手段に相当する。
ここで、ステップS4の正対判定の詳細を、図7〜図11を用いて説明する。
図7〜図10は、第1カメラユニット1の撮像素子102で撮影した調整用画像Gaの画像信号を画面224aに再生した場合の再生像として表している。なお、これらの再生像は、実際には、画面224aには表示されることなく信号処理されるものであり、画面224aに表示された黒枠BWの各枠Wx1,Wx2,Wy1,Wy2に対応する撮像素子102上における画像信号は、それぞれ、’を付けて表示している。
正対判定時には、このような撮像素子102における画像信号に対し、直交するX軸方向およびY軸方向にそれぞれ2回の走査を行う。本実施例1では、第1カメラユニット1の撮像素子102の再生イメージにおいて左上の角部分を原点とし、原点から右方向にX軸の値が増加し、下方向にY軸の値が増す座標が与えられている。
図7〜図10において矢印X1がX方向の1回目の走査を示し、これをX方向第1回目走査と称し、矢印X2がX方向の2回目の走査を示し、これをX方向第2回目走査と称す。同様に、各図において矢印Y1がY方向の1回目の走査を示し、これをY方向第1第1回目走査と称し、図において矢印Y2がY方向の2回目の走査を示し、これをY方向第2回目走査と称する。このように、X方向の2回の走査は、Y方向に間隔を空けて行なわれ、Y方向の2回の走査は、X方向に間隔を空けて行なわれる。
そして、X方向第1回目走査により、左側の縦枠Wy1’におけるエッジ座標であるx01を検出するとともに、右側の縦枠Wy2’におけるエッジ座標であるx02を検出する。また、X方向第2回目走査により、左側の縦枠Wy1’におけるエッジ座標であるx03を検出するとともに、右側の縦枠Wy2’におけるエッジ座標であるx04を検出する。
さらに、Y方向第1回目走査により、上側の横枠Wx1’におけるエッジ座標であるy01を検出するとともに、下側の横枠Wx2’におけるエッジ座標であるy02を検出する。また、Y方向2回目走査により、上側の横枠Wx1’におけるエッジ座標であるy03を検出するとともに、下側の横枠Wx2’におけるエッジ座標であるy04を検出する。
これらの、各座標x01、x02、x03、x04、y01、y02、y03、y04に基づいて、下記の式1と式2の演算を行い、得られた両演算値がいずれもあらかじめ設定された0あるいは0に極めて近い正対判定値Xh、Yh未満であれば、正対していると判定する。
|(x02−x01)−(x04−x03)|<Xh ・・・式1
|(y02−y01)−(y04−y03)|<Yh ・・・式2
すなわち、第1カメラユニット1が本体ユニット2の表示モニタ装置224の画面224aに正対している、換言すると、レンズ群101の光軸が画面224aに直交している場合、撮像された調整用画像Gaは、図7あるいは図8に示すようになる。図7は、撮像素子102の外枠と画面224aの外枠とが平行な向きとなっており、図8はその状態から、両ユニット1,2が相対的に光軸を中心として回動した状態を示している。
これら図7および図8に示す例では、いずれも、式1の演算結果=式2の演算結果=0となり、正対していると判定される。
一方、図9は、表示モニタ装置224の下側に対向する部分の撮影距離が上側に対向する部分の撮影距離よりも近くなっていて、第1カメラユニット1の光軸が表示モニタ装置224に対して上向きに傾いて正対していない場合の撮像画像の例を示している。
この場合、式1の演算結果>Xhとなるとともに、式2の演算結果=0となる。したがって、正対していないと判定される。
一方、図10は、表示モニタ装置224の右側に対向する部分の撮影距離が左側に対向する部分の撮影距離よりも近くなっていて、第1カメラユニット1の光軸が表示モニタ装置224に対して右向きに傾いて正対していない場合の撮影画像の例を示している。
この場合、式1の演算結果=0となるとともに、式2の演算結果>Yh0となる。したがって、正対していないと判定される。
ここで、図4に戻り、ステップS5において、正対していないと判定された場合に進むステップS6では、表示モニタ装置224の画面224aにおいて、図11に示すような撮影やり直しを指示するメッセージMeの表示を行うとともに、ステップS3で入力された撮像画像のデータを破棄した後、ステップS7に進む。
なお、第1カメラユニット1と表示モニタ装置224とが正対していると判断するための正対判定値Xh,Yhは、表示モニタ装置224の仕様(TFT液晶、有機ELなど)、視野角、設定されている視野方向により最適な許容範囲を持った値に設定される。通常、デジタルカメラの視野方向の中心は、正対からやや上方向に設定されることが多いので、この視野方向の中心設定を考慮して正対よりも上側から撮影したと判断するときは許容範囲を広くして、下側から撮影したと判断するときは許容範囲を狭くするのが好ましい。
この場合、表示モニタ装置224の仕様によるが、一般的に利用されているTFT液晶であれば設定されている視野方向から±20°程度は許容範囲であるが、この色ずれ調整においては視野方向から±10°程度で実行するのが望ましい。
さらに、一般的に表示モニタ装置224に表示できる画素数は、撮像素子102の有する画素数よりも少ない。このため、データを記録する撮影操作前後のスルー画像を見るモニタ表示状態では撮影画像を間引いたデータを転送および表示している。したがって、少ないデータ量から黒枠BWのパターンを解析することにより判断に要する時間を短くすることができる。
ステップS7では、色ずれ調整モードの解除が成されていないか判定し、解除が成されていない場合は、ステップS2からの処理を繰り返し、解除が成された場合は、ステップS8の終了処理を実行した後、色ずれ調整を終了する。なお、ステップS8の終了処理については後述する。
一方、ステップS5において、正対と判定された場合に進むステップS9以降では、ホワイトポイントWPがどの程度ずれているかの計算と、そのずれ量の修正のための調整値の演算を行う。
この場合、まず、ステップS9では、入力された撮像画像において、黒枠BWの内側の白色輝度像WDの色度を解析した解析データを求め、次のステップS10に進む。この処理に用いる撮像画像は、ステップS3で入力した撮像画像であってもよいが、本実施例1では、再度、この時点で、撮影して入力された撮像画像を用いる。なお、ステップS9の処理を行なう部分が、色情報解析手段に相当する。
これについて説明すると、ステップS3では、黒枠BWに基づいて正対判定を行うために、第1カメラユニット1において合焦状態の撮像画像が得られている。それに対し、本実施例1では、色度解析に用いる撮像画像は、第1カメラユニット1を非合焦状態(デフォーカス状態)とした上で撮影を行った画像を用いる。なお、この撮影は、ユーザに音声などの出力により撮影の指示を行って撮影を促してもよいし、制御に基づいて自動で撮影を行うようにしてもよい。
この非合焦状態での撮影を行うのは、以下の理由による。
本実施例1で用いている表示モニタ装置224は、R/G/Bの発光点が集合しており、撮像素子102も、画素毎にR/G/Bあるいはその補色の感度を有する。撮像素子102が画像データを取り込むときに、画面224aに合焦した状態では、表示モニタ装置224の発光点の色の位置と撮像素子102の画素の位置との関係によって、出力が極端に変動する可能性がある。例えば、Rの感度を持った画素が、Rの発光点のみから受光する場合は出力が高くなるが、他の発光点のみから受光する場合は出力が低くなる。したがって、正しい白色バランスの情報を得るには、入力後の撮像画像の画像データを、ある程度の面積について平均化することが必要であるが、それでも撮影時の発光点の配列ピッチと撮像素子102の画素の配列ピッチとの位置関係によっては正しい出力が得られない可能性がある。
そこで、本実施例1のように、非合焦状態で撮影することで、表示モニタ装置224の発光点が混色された状態となるので平均化と同じ効果が得られる。
ステップS10では、ステップS9で得られた解析データが、図6(b)において目標範囲TG内に位置するか否か、すなわち、解析データの色度があらかじめ設定されている一定の公差を含む範囲内(この範囲の値をターゲット値Tgと称する)であるか否か判定し、解析データがターゲット値Tgの範囲内にあれば、色ずれ調整値は問題ないとして、ステップS8の終了処理に進む。このステップS8の終了処理では、表示モニタ装置224における白色輝度表示データの表示を終了し、かつ、第1カメラユニット1の撮像素子102に存在する撮像画像のデータを消去する。
一方、ステップS10において、解析データがターゲット値Tgの範囲外である場合、ステップS11に進み、解析データの値が、目標範囲TGの中央のホワイトポイントWPとなるように、表示モニタ装置224のパラメータを算出し、調整値の書き換えを行なった後、ステップS12に進む。なお、本実施例1では、調整値は、カメラシステム3の出荷時に調整して得られた値が、初期値として、第1カメラユニット1のフラッシュロム120などの不揮発性メモリに記憶されている。ここで、ステップS10、S11の処理を行なう部分が、発光輝度調整手段に相当し、調整値を記憶する構成が、記憶手段に相当する。
ステップS12では、書き換えられた調整値に基づいて、白色輝度表示データによる調整用画像Gaの表示を行うとともに、ユーザに、再度、第1カメラユニット1を表示モニタ装置224に正対させて撮影を行なうように音声などにより促した後、ステップS2に進んで、ステップS2以降の処理を行なう。
この場合、書き換えられた調整値が適正であれば、ステップS9で得られた解析データがターゲット値Tgの範囲内に収まり、ステップS8の終了処理が実行される。また、解析データが不適切である場合は、再びステップS11に進むことになり、調整値の算出および書き換えを行なった後、再度、ステップS12からの処理を繰り返す。
なお、この調整回数、すなわち、ステップS11以降の処理を実行する回数をカウントし、この再調整回数に制限を設定し、あらかじめ設定した回数調整を行っても解析データがターゲット値Tgの範囲内に収まらない場合は、解析データが最もターゲット値Tgに近くなった調整値を採用して、調整を終了するようにするのが好ましい。この場合、具体的には、ステップS11の処理の後に、カウントアップするとともに、前回の調整値と今回得られた調整値とを比較してターゲット値Tgとの差が小さい方の調整値を保存する処理と、この処理の次に、カウント値が設定値に達したかの判定処理を加え、この判定でNOの場合ステップS12に進み、YESの場合は、保存されている調整値に書き換えた後、ステップS8に進むようにする。
以下に、実施例1の撮像装置の作用について説明する。
表示モニタ装置224の色再現性能は、図示を省略したバックライトのLED、導光板、反射板、カラーフィルタなどの劣化が要因となり、色バラツキ、色ズレが発生することがある。このような色ずれが生じた場合、256階調の最も明るい白(R:255、G:255、B:255)を表示させても、黄色や、赤みを帯びた白色になってしまう。
一方、撮像素子102は、通常、所定時間(例えばLv12の明るさで500時間など)の性能が保証されており、表示モニタ装置224と比較して経時劣化による色度の変化は少ない。
そこで、上述のような表示モニタ装置224の経時劣化により、ユーザが、表示モニタ装置224において白が白として表示されない、例えば、白が、黄色がかったり、赤味がかったりしていると感じた場合、ユーザは、色ずれ調整を実行する。
この色ずれ調整時には、ユーザは、まず、第1カメラユニット1を、本体ユニット2に対して図1の矢印Aの向の方向に押し付けた後、横方向へスライドさせて、本体ユニット2から取り外す。そして、本体ユニット2と第1カメラユニット1の各ジョイントコネクタ105,201にコネクタ302,303を接続し、両ユニット1,2を取外時接続ケーブル300により接続する。
次に、本体ユニット2の電源スイッチ230をオンにし、画面224aに表示される図示を省略したメニュー画面から、色ずれ調整モードを選択する。
この色ずれ調整モードの選択により、色ずれ調整処理の実行が開始され、まず、表示モニタ装置224の画面224aに、図5に示す調整用画像Gaが表示されるとともに、第1カメラユニット1の撮影パラメータが、色度調整モードに設定される。調整用画像Gaには、黒枠BWが表示されるとともに、黒枠BWの内側には、白色輝度表示データに基づく「白」(赤、緑、青をあらかじめ設定された明るさで表示したもの)であって、図6のホワイトポイントWPに対応する「白」が表示される。このとき表示される白色輝度表示データに基づく「白」は、出荷時には、表示モニタ装置224の画面224aにおいて白を表示するはずのデータであるが、表示モニタ装置224が劣化するなどして色ずれが生じている場合には、この白色輝度表示データにより表示された白は、色ずれが生じた白、すなわち、上記のように黄色がかったり、赤味がかったりした白となる。
次に、ユーザは、調整用画像Gaが表示された画面224aに第1カメラユニット1のレンズ群101がほぼ接触するように正対させ後、レリーズスイッチ207を押して撮影を行なう。
レリーズスイッチ207のオンに連動し、カメラシステム3では、まず、撮像素子102の画像信号である撮像画像を入力し(ステップS3)、この撮像画像に基づいて、正対判定を行なう(ステップS4)。第1カメラユニット1が、表示モニタ装置224の画面224aに正対していない場合は、画面224aに、図11に示す、正対を促すメッセージMeが表示され(ステップS6)、ユーザは、これを見て、第1カメラユニット1の向きを変えて、レリーズスイッチ207を押して再度撮影を行なう。
第1カメラユニット1が画面224aに正対している場合は、色度解析が実行される(ステップS9)。すなわち、撮像画像の黒枠BWの内側の色度解析を行う。
そして、この解析データが、ホワイトポイントWPの周囲の目標範囲TG内の値であるか否か判定する(ステップS10)。すなわち、前述したように、撮像素子102は、表示モニタ装置224と比較して劣化しにくい。そこで、本来、ホワイトポイントWPに相当する「白」として表示されるはずの白色輝度表示データによる「白」が、表示モニタ装置224において、黄色味がかったり青味がかったりして表示されている場合、撮像素子102で撮影された「白」の解析データは、ホワイトポイントWPからずれた色として解析される。
よって、「白」であるはずの解析データが、ホワイトポイントWPからずれている場合は、「白」であるはずの解析データの値がホワイトポイントWPに一致させる、あるいは近付ける調整値を算出するとともに、フラッシュロム120に記憶された調整値を、算出された調整値に書き換える(ステップS11)。
この書き換えられた調整値により、表示モニタ装置224における色度が変更され、図6に示す色度特性が所望の方向へシフトされることになる。
さらに、調整値の書き換えが行なわれた場合、新たな調整値に基づいて、再び、白色輝度表示データが表示モニタ装置224に表示する(ステップS12)。
そこで、ユーザが、上記と同じ手順で、表示モニタ装置224の画面224aを第1カメラユニット1により撮影し、これに伴って、カメラシステム3では、上述したのと同様に、黒枠BW内の「白」の解析が実行される。これを繰り返すことにより、表示モニタ装置224の画面224aの黒枠BW内に表示される「白」は、ホワイトポイントWPに近付くことになる。そして、解析データがターゲット値Tgの範囲内に納まるか、調整値の書き換え回数が設定回数となるか、あるいは、ユーザが色ずれ調整を終了するかした時点で、色ずれ調整が終了され、調整値が保存される。
以上のように、実施例1の撮像装置では、以下に列挙する効果を得ることができる。
a)本体ユニット2の表示モニタ装置224の画面224aに表示された「白」であるはずの「白」を、第1カメラユニット1で撮影し、得られた撮像画像のデータに基づいて、その「白」を解析し、その「白」がホワイトポイントWPから設定値以上外れている場合には、自動的に、表示された「白」がホワイトポイントWPに相当する「白」に近付ける方向に補正する調整値を求め、この調整値に書き換えるようにした。
これにより、市販後でも、ユーザが手軽に、表示モニタ装置224の色ずれの調整が可能となり、表示モニタ装置224が劣化して色ずれが生じた場合でも、正しく「白」が再現されるように、色ずれを修正できる。
したがって、従来のように、色ずれが生じた表示モニタ装置224上でホワイトバランス調整を行なった場合のように、第1カメラユニット1の撮像データを、パソコンのディスプレイやプリンタで出力した際に、ユーザの期待した色と異なる不具合が生じるのを抑制し、ユーザが期待する色に近い色を再現させることが可能となる。また、この色ずれ調整後は、ユーザが表示モニタ装置224を見ながらホワイトバランス調整を行なった場合には、色ずれの少ない、理想的なホワイトバランス調整を行なうことが可能となる。
b)表示モニタ装置224に色ずれが生じている場合、色ずれ量を、解析データとターゲット値Tgとの比較に基づいて定量的に計算して調整値を求めるため、的確な補正が可能となる。
しかも、このときに必要なユーザの操作は、第1カメラユニット1を本体ユニット2から取り外し、取外時接続ケーブル300で両ユニット1,2を接続し、第1カメラユニット1を表示モニタ装置224に正対させてレリーズスイッチ207を押す操作である。したがって、ユーザが、目視により色を調整するような調整作業が不要であり、調整作業性に優れる。
c)色ずれ調整時には、表示モニタ装置224の画面224aに第1カメラユニット1を正対させて行うようにしたため、第1カメラユニット1の撮像データは、表示モニタ装置224の色度を均等に再現でき、正対させずに撮影、解析、調整を行った場合と比較して、精度の高い色ずれ調整が可能となる。また、一般的に表示モニタ装置224に表示できる画素数は、撮像素子102の有する画素数よりも少ないため、撮影操作前後のスルー画像における調整用画像は撮影画像を間引いたデータを転送および表示していることになる。このように、少ないデータ量から正対判定を行っているため、判定に要する時間を短くすることができる。
d)正対は、二対の平行線ラインから形成された黒枠BWをX方向およびY方向に2回ずつ走査することで行なうようにしたため、制御負荷の小さな単純で短時間の処理でありながら、精度の高い正対判定を行うことが可能である。
また、黒枠BWは、ユーザが、画面224aに第1カメラユニット1を正対させる際の目印にもなり、ユーザの正対のための操作を助け、操作性を良好にできる。
e)実施例1では、新たに算出された調整値を不活性メモリに記憶させるようにしたため、新たな調整値を確実に保持し、色ずれの少ない状態に維持できる。
f)白色輝度表示データは、正対判定用の黒枠BWの内側に表示するようにしたため、正対判定用のパターンと白色輝度表示データとの表示の切換を行なうことも不要で、操作性に優れている。しかも、撮像素子102から得られた画像信号の解析データと表示モニタ装置224における白色輝度表示データとの対応精度が高くなり、色ずれ判定精度が向上する。
g)色ずれの解析用の撮像画像は、正対判定後に、第1カメラユニット1をデフォーカス状態として改めて行い、この画像のデータに基づいて、色ずれの解析を行うようにした。このため、表示モニタ装置の発光点と撮像素子の画素とである程度の面積について平均化するのと同じ効果が得られ、色度の解析精度を向上することができる。
h)正対判定値Xh,Yhは、表示モニタ装置224の視野方向により最適な許容範囲を持った値に設定しているため、表示モニタ装置224の視野方向が傾いている場合、その傾きに応じて的確に正対判定を行うことができる。
j)解析データに基づいて調整値を求める際に、設定回数の調整値の書き換えを行っても、解析データが目標範囲TGに入らない場合は、調整を終了するようにしたため、解析を延々と繰り返して調整が終了できなくなる不具合が生じるのを防止できるとともに、調整値の書き換え回数が不揮発性メモリの書き換え限界に達するのを抑制できる。
k)調整値は、第1カメラユニット1に記憶させるようにし、各カメラユニット1,1’がそれぞれ調整値を保持するようにした。このため、各カメラユニット1,1’を交換した場合に、そのカメラユニット1,1’が記憶している調整値を使用すれば良く、このようなカメラユニット1,1’の交換に対する対応性に優れる。
m)取外時接続手段としての取外時接続ケーブル300は、既存の各ジョイントコネクタ105,201に両端のコネクタ302,303を接続するようにしたため、各ユニット1,2に、取外時専用の接続部を別途に設けるものと比較して、安価に製造することが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形および置換を加えることができる。
例えば、実施例1では、色度の解析に、デフォーカス状態で撮影された画像を用いるようにしたが、これに限定されず、フォーカス状態で得られた画像に基づいて色度の解析を行なうようにしてもよい。この場合、正対判定に用いた画像を色度の解析に用いることも可能であり、このようにすることで、ユーザの操作をいっそう簡単にすることができる。
1 第1カメラユニット
1’ 第2カメラユニット
2 本体ユニット
3 カメラシステム(撮像装置)
101 レンズ群(撮影光学系)
102 撮像素子
104 CPU
105 ジョイントコネクタ
120 フラッシュロム(記憶手段)
201 ジョイントコネクタ
202 CPU
207 レリーズスイッチ
224 表示モニタ装置
224a画面
300 取外時接続ケーブル(取外時通信手段)
BW 黒枠
Ga 調整用画像
Wx1,Wx2 横枠(平行線パターン)
Wy1,Wy2 縦枠(平行線パターン)
特開2009−123489号公報

Claims (11)

  1. 撮影光学系を透過した被写体光が結像されて画像信号を出力する撮像素子を有するカメラユニットと、前記画像信号を処理した画像データが入力されて被写体像を画面に表示する表示モニタ装置を有し、かつ前記カメラユニットが着脱可能な本体ユニットと、前記本体ユニットと前記カメラユニットとの取外状態で両ユニットの双方向通信を可能とする取外時通信手段と、を備え、
    前記カメラユニットと前記本体ユニットとの少なくとも一方は、前記画面に表示された被写体像の色ずれを調整する調整モードを設定するモード設定手段と、前記モード設定手段により調整モードが設定されたときに前記画像データとして白色輝度表示データを前記表示モニタ装置に出力する調整用画像データ出力制御手段と、前記白色輝度表示データに基づき前記画面に表示された調整用画像を前記カメラユニットにより撮影することで前記撮像素子から取得された前記画像信号に基づき色情報を解析する色情報解析手段と、前記色情報解析手段の解析結果に基づき前記表示モニタ装置のRGB発光輝度を前記画面における色ずれが解消するよう調整する発光輝度調整手段とを備えていることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記発光輝度調整手段は、前記発光輝度を調整する調整値を記憶する記憶手段を備え、前記調整モードにより前記発光輝度の調整が成されたときには、新たに得られた調整値への書き換えを行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記白色輝度表示データには、前記調整用画像中に正対判定用パターンを表示するデータが含まれ、
    前記調整モード時に、前記撮像素子から出力された画像信号に基づき前記正対判定用パターンの解析を行ない、前記カメラユニットが前記画面にあらかじめ設定された正対状態であるかを判定する正対判定手段を備え、
    前記色情報解析手段による色情報解析および前記発光輝度調整手段による前記調整は、前記正対判定手段の正対判定時に実行されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記正対判定用パターンは、前記画面上において、直交する2方向であるX方向およびY方向にそれぞれ延びて相互に平行な二対の平行線パターンを備え、
    前記正対判定手段は、前記被写体像をX方向およびY方向に走査して前記平行線パターンのエッジ座標を検出し、その座標の差分により正対状態の判定を行うことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記白色輝度表示データは、前記二対の平行線パターンで形成された枠の内側部分に設定されることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記正対判定手段の正対判定後に、前記色情報解析用の前記画像信号を取り込むための前記カメラユニットによる撮影を許可する撮影許可手段を備え、
    前記色情報解析手段による色情報解析および前記発光輝度調整手段による前記調整は、前記正対判定後の撮影で得られた前記画像信号により実行されることを特徴とする請求項3〜請求項5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記カメラユニットの前記撮影光学系は、前記色情報解析手段による色情報解析を実行するための前記調整用画像を撮影するときに、前記画面の表示に対して合焦状態からずらしたデフォーカス状態に設定することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記正対判定手段は、前記表示モニタ装置の視野方向が正対方向に対して傾斜して設定されている仕様では、前記正対判定の許容範囲が、前記視野方向側が前記視野方向とは反対方向よりも大きく設定されていることを特徴とする請求項3〜請求項7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記本体ユニットと前記カメラユニットとは、該カメラユニットの前記本体ユニットへの装着状態で嵌り合って両ユニット間の通信を可能とするジョイントコネクタを備え、
    前記取外時通信手段は、各ジョイントコネクタに嵌り合って接続されるケーブル側コネクタと、両ケーブル側コネクタを接続する接続ケーブルとを備えていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  10. 撮影光学系を透過した被写体光が結像されて画像信号を出力する撮像素子を有するカメラユニットと、前記画像信号を処理した画像データが入力されて被写体像を画面に表示する表示モニタ装置を有し、かつ前記カメラユニットが着脱可能な本体ユニットとを備えた撮像装置における表示モニタ装置の色ずれ調整方法であって、
    前記表示モニタ装置の前記画面に、あらかじめ設定された白色輝度表示データを出力し、前記画面に色ずれ調整用画像を表示させるステップと、
    前記画面に表示された色ずれ調整用画像を、前記カメラユニットにより撮像するステップと、
    前記調整用画像を撮影した前記撮像素子から取得された前記画像信号に基づき色情報を解析するステップと、
    前記色情報の解析結果に基づき、前記画面に表示する前記被写体像の色ずれが解消するよう前記表示モニタ装置のRGB発光輝度を調整するステップと、
    を実行することを特徴とする表示モニタ装置の色ずれ調整方法。
  11. 撮影光学系を透過した被写体光が結像されて画像信号を出力する撮像素子を有するカメラユニットと、前記画像信号を処理した画像データが入力されて被写体像を画面に表示する表示モニタ装置を有し、かつ前記カメラユニットが着脱可能な本体ユニットと、前記本体ユニットと前記カメラユニットとの取外状態で両ユニットの双方向通信を可能とする取外時通信手段とを備えた撮像装置における表示モニタ装置の色ずれ調整装置であって、
    色ずれ調整時に、前記表示モニタ装置に、あらかじめ設定された白色輝度表示データを出力して前記画面に調整用画像を表示させる調整用画像データ出力制御手段と、
    前記調整用画像を前記カメラユニットにより撮影することで前記撮像素子から取得された前記画像信号に基づき色情報を解析する色情報解析手段と、
    前記色情報解析手段による前記色情報の解析結果に基づき、前記画面に表示する前記被写体像の色ずれが解消するよう前記表示モニタ装置のRGB発光輝度を調整する発光輝度調整手段とを備えていることを特徴とする表示モニタ装置の色ずれ調整装置。
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