JP2011082965A - 撮像装置および撮像処理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 CCD1信号処理ブロック(104−1)およびCCD2信号処理ブロック(104−2)は、ホワイトバランス(WB)処理、ガンマ(γ)補正処理、補間処理、YCbCr変換処理、色補正処理およびエッジ強調処理等を行う。ユーザーが、特定色の選択を要求している場合や、該要求後に、色補正設定処理を要求している場合は、それぞれ専用のスルー画像を表示し、該ユーザーに、操作キーユニット110を操作させて、特定色の選択や、色補正設定値の変更を実施させる。この色補正設定値の変更は、ユーザーが、彩度と色相の項目を選択し、スルー画像上のスライダーを移動させることで可能となるように構成している。
【選択図】 図2
Description
前述の画質設定のための具体的な設定方法にも様々な提案が見られる。例えば、5段階の設定がある場合に、デフォルト設定値を0として−2、−1、0、+1、+2と表示し、このデフォルト設定値からプラス側、或いはマイナス側を選択させる方法が有る。
また、例えば、設定値の範囲として、0、1、2、3、4と具体的な数値表示すると共に、デフォルト設定値を1として表示した上で、該デフォルト設定値の数字を変更させることによって選択させる方法の提案がある。
ところで、画質設定の項目中で、彩度、シャープネスおよびコントラストについては、設定値の数字が上がる(または下がる)といったイメージと、彩度、シャープネスおよびコントラストが高くなる(または低くなる)といったイメージとが、感覚的にも比較的結び付け易いものであり、よって、大きな問題点は存在していない。
しかしながら、画質設定の項目中で色相については、色空間上での回転であるため、上記のような設定値を上げる(または下げる)といった設定方法であっては感覚的にも分かり難くなるという問題点が残されている。
そこで、上記の問題点を解決する技術として、例えば、特許文献2,3では、画像処理に関する設定状態を示す設定状態表示領域と、設定状態における色状態を図示する色状態表示領域とを用意し、色状態表示領域には、色設定状態における色状態を、複数の色成分(レッド、グリーン、ブルー、イエロー、シアン、マゼンタ)を各軸としたレーダーチャートで図示し、彩度や色相に応じてレーダーチャートの形状や大きさを変化させる方法が開示されている。
なお、前述の特許文献2,3に開示された技術は、前述のとおり、色設定状態における色状態を、複数の色成分(レッド、グリーン、ブルー、イエロー、シアン、マゼンタ)を各軸としたレーダーチャートで表示し、彩度や色相に応じてレーダーチャートの形状や大きさを変化させるものであり、レーダーチャートを見ることで色設定変更による色変化が分かり易くはなっているが、実際に、目の前の被写体に対して、どの程度色が変化するかは、レーダーチャートに関して、或る程度熟知していないと判断が難しいものである。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたもので、画質設定における色設定(彩度や色相の設定)を視覚的に容易に認識できるようにした撮像装置および撮像処理方法を提供することを目的としている。
即ち、本発明の請求項1の目的は、特に、予め設定された複数の色の中から1つの特定色をユーザーに選択させるに際して、被写体像のスルー画像を表示することを可能にして、複数の色の中から1つの特定色が選択されたときには、前記スルー画像の前記特定色以外の色を無彩色で表示できるようにして、色補正を容易に行い得る撮像装置を提供することにある。
また、本発明の請求項3の目的は、特に、色補正に際して、特定色の色相を容易に補正することができる撮像装置を提供することにある。
また、本発明の請求項4の目的は、特に、特定色の選択により設定された特定色に対して、色補正で補正する設定値を予め設定された設定値の中から選択できるようにすると共に、色補正設定値が変更されたときには、スルー画像の表示方法を変更することができ、ユーザーは意図した色補正を選択し得る撮像装置を提供することにある。
また、本発明の請求項5の目的は、特に、スルー画像の表示方法の変更を、変更前の色補正設定値で処理した前記スルー画像と、変更後の色補正設定値で処理したスルー画像とを、所定の時間間隔で切り替えることで、色補正の変更具合を比較しながら、確認することができ、ユーザーは意図した色補正を選択し得る撮像装置を提供することにある。
また、本発明の請求項6の目的は、彩度、色相を変更して実際に色補正を行った画像を選択することで、実際の被写体と比べて比較を行うことができ、正確な色あわせを容易に認識し、色補正値を変更して正確な色合わせを行い得る撮像装置を提供することにある。
また、本発明の請求項8の目的は、特に、特定色の色補正を行うに際して、特定色の彩度、色相を正確に補正し得る撮像装置を提供することにある。
また、本発明の請求項9の目的は、特に、特定色の判定時に、ある一定の画素範囲を判定対象とし、特定色の判定領域内で所定の画素の画素数が所定の閾値以上である場合に、特定色の判定領域内であると判断することにより、正確な色あわせを行い得る撮像装置を提供することにある。
また、本発明の請求項11の目的は、特に、警告を出した後、判定した特定色が、別の特定色の領域に該当していた場合に、該当した特定色の選択モードに移行するようにして、ユーザーの操作性を向上させ得る撮像装置を提供することにある。
また、本発明の請求項12の目的は、特に、特定色の選択時に、ヘルプモードの場合には、設定値と特定色の更新処理を行った後のサンプル画像を併せて表示することで、設定を変更した場合に、どう変化するか、簡単に大まかなイメージを把み得ると共に、撮影前に事前に色味の設定を変えておきたい場合など、その場に色がなくても概要を把握し得る撮像装置を提供することにある。
また、本発明の請求項14の目的は、特に、特定色の選択により設定された特定色に対して、色補正で補正する設定値を予め設定された設定値の中から選択できるようにすると共に、色補正設定値が変更されたときには、スルー画像の表示方法を変更することができ、ユーザーは意図した色補正を選択し得る撮像処理方法を提供することにある。
また、本発明の請求項15の目的は、特に、複数の色の中からユーザーに1つの特定色を選択させると共に、該選択された1つの特定色の色補正を行うに際して、画像表示装置の画面内の座標を選択し、特定色の色補正モードにおいて選択した領域を、現像して並べられた画像から選択することができるようにして、選択された特定色の色補正を容易に行うことができる撮像処理方法を提供することにある。
被写体像を撮像するための撮像手段と、
前記撮像手段により撮像された画像の画像処理を行う画像処理手段と、
前記画像処理手段により処理された画像を表示するための画像表示手段と、
予め設定された複数の色の中から1つの特定色をユーザーに選択させるための特定色選択手段と、
前記特定色選択手段で選択された特定色に対して前記画像処理手段で色補正を行う色補正手段と、を有し、
特定色を選択する際にスルー画像を前記画像表示手段に表示し、前記特定色選択手段によって特定色が選択されたときには、前記スルー画像の前記特定色以外の色を無彩色で表示するように構成したことを特徴としている。
請求項2に記載した本発明に係る撮像装置は、
前記色補正手段により、前記特定色の彩度を補正することを特徴としている。
請求項3に記載した本発明に係る撮像装置は、
前記色補正手段により、前記特定色の色相を補正することを特徴としている。
被写体像を撮像するための撮像手段と、
前記撮像手段により撮像された画像の画像処理を行う画像処理手段と、
前記画像処理手段により処理された画像を表示するための画像表示手段と、
予め設定された複数の色の中から1つの特定色をユーザーに選択させるための特定色選択手段と、
前記特定色選択手段で選択された特定色に対して前記画像処理手段で色補正を行う色補正手段と、
前記特定色選択手段により設定された特定色に対して、前記色補正手段で補正する設定値を予め設定された設定値の中から選択する色補正設定値変更手段と、
を有し、前記色補正設定値変更手段によって色補正設定値が変更されたときには、スルー画像の表示方法を変更することを特徴としている。
請求項5に記載した本発明に係る撮像装置は、
前記スルー画像の表示方法の変更は、該変更前の色補正設定値で処理した前記スルー画像と、該変更後の色補正設定値で処理したスルー画像とを、所定の時間間隔で切り替えることで実行されることを特徴としている。
前記スルー画像の表示方法の変更は、該変更前の色補正設定値で処理した前記スルー画像と、該変更後の色補正設定値で処理したスルー画像とを、並べて表示することで実行されることを特徴としている。
請求項7に記載された本発明に係る撮像装置は、上述の目的を達成するために、
被写体像を撮像するための撮像手段と、
前記撮像手段により撮像された画像の画像処理を行う画像処理手段と、
前記画像処理手段により処理された画像を表示するための画像表示手段と、
予め設定された複数の色の中から1つの特定色をユーザーに選択させるための特定色選択手段と、
前記特定色選択手段で選択された特定色に対して前記画像処理手段で色補正を行う色補正手段と、
画像表示装置の画面内の座標を選択する領域選択手段と、を有し、
特定色の色補正モードにおいて選択した領域を、前記色補正手段で現像して並べられた画像から選択することができるように構成したことを特徴としている。
前記色補正手段は、特定色の彩度,色相を補正することを特徴としている。
請求項9に記載された本発明に係る撮像装置は、
特定色の判定時に、ある一定の画素範囲を判定対象とし、特定色の判定領域内で所定の画素の画素数が所定の閾値以上である場合に、特定色の判定領域内であると判断することを特徴としている。
請求項10に記載された本発明に係る撮像装置は、
特定色を判定する際に、該特定色の選択箇所の色を計算して特定色に該当するか否かの判定を行い、選択した特定色に該当しない場合は警告を出すことを特徴としている。
請求項11に記載された本発明に係る撮像装置は、
前記警告を出した後、前記判定した特定色が、別の特定色の領域に該当していた場合に、前記該当した特定色の選択モードに移行することができるように構成したことを特徴としている。
請求項12に記載された本発明に係る撮像装置は、
特定色の補正時に、ヘルプモードを選択した場合には、特定色の更新処理を行った後のサンプル画像を設定値と並べて表示することを特徴としている。
撮像された画像の画像処理を行う画像処理ステップと、
前記画像処理ステップを介して処理された画像を表示する画像表示ステップと、
予め設定された複数の色の中から1つの特定色をユーザーに選択させるための特定色選択ステップと、
前記特定色選択ステップで選択された特定色に対して前記画像処理ステップで色補正を行う色補正ステップと、を有し、
前記特定色選択ステップでは、スルー画像を前記画像表示ステップを介して表示すると共に、該スルー画像表示した画像の複数の色の中から1つの特定色が選択されたときには、前記スルー画像の前記特定色以外の色を無彩色で表示するものであることを特徴としている。
請求項14に記載された本発明に係る撮像処理方法は、上述の目的を達成するために、撮像された画像の画像処理を行う画像処理ステップと、
前記画像処理ステップを介して処理された画像を表示する画像表示ステップと、
予め設定された複数の色の中から1つの特定色をユーザーに選択させるための特定色選択ステップと、
前記特定色選択ステップで選択された特定色に対して前記画像処理ステップで色補正を行う色補正ステップと、
前記特定色選択ステップにより設定された特定色に対して、前記色補正ステップで補正する設定値を予め設定された設定値の中から選択する色補正設定値変更ステップと、
を有し、前記色補正設定値変更ステップによって色補正設定値が変更されたときには、スルー画像の表示方法を変更することを特徴としている。
撮像された画像の画像処理を行う画像処理ステップと、
前記画像処理ステップを介して処理された画像を表示する画像表示ステップと、
予め設定された複数の色の中から1つの特定色をユーザーに選択させるための特定色選択ステップと、を有し、
前記特定色選択ステップで選択された特定色に対して前記画像処理ステップで色補正を行う色補正ステップと、
画像表示手段の画面内の座標を選択する領域選択ステップと、を有し、
前記特定色選択ステップでは、特定色の色補正モードにおいて選択した領域を、前記色補正ステップで現像して並べられた画像から選択することができるようにすることを特徴としている。
即ち、本発明の請求項1の撮像装置によれば、
被写体像を撮像するための撮像手段と、前記撮像手段により撮像された画像の画像処理を行う画像処理手段と、前記画像処理手段により処理された画像を表示するための画像表示手段と、予め設定された複数の色の中から1つの特定色をユーザーに選択させるための特定色選択手段と、前記特定色選択手段で選択された特定色に対して前記画像処理手段で色補正を行う色補正手段と、を有し、特定色を選択する際に、スルー画像を前記画像表示手段に表示し、前記特定色選択手段によって1つの特定色が選択されたときには、スルー画像の選択された特定色以外の色を無彩色で表示するように構成したので、ユーザーは、現在見ている被写体の中でどの色の彩度と色相を補正しようとしているのかを容易に認識することが可能となる。
また、本発明の請求項2の撮像装置によれば、前記請求項1に記載の撮像装置において、前記色補正手段が、前記特定色の彩度を補正するので、ユーザーは現在見ている被写体の中でどの色の彩度を補正しようとしているのかを容易に認識することが可能となる。
また、本発明の請求項4の撮像装置によれば、被写体像を撮像するための撮像手段と、
前記撮像手段により撮像された画像の画像処理を行う画像処理手段と、
前記画像処理手段により処理された画像を表示するための画像表示手段と、
予め設定された複数の色の中から1つの特定色をユーザーに選択させるための特定色選択手段と、
前記特定色選択手段で選択された特定色に対して前記画像処理手段で色補正を行う色補正手段と、
前記特定色選択手段により設定された特定色に対して、前記色補正手段で補正する設定値を予め設定された設定値の中から選択する色補正設定値変更手段と、
を有し、前記色補正設定値変更手段によって色補正設定値が変更されたときには、スルー画像の表示方法を変更することにより、前記色補正設定値変更手段によって色補正設定値が変更されたときには、前記スルー画像の表示方法を変更するので、ユーザーに色補正の変更具合を比較しながら確認させることができて、ユーザーは、意図した色補正を選択することができると共に、両画像における色の違いを容易に認識し、色補正値を変更して正確な色合わせをすることが可能となる。
さらに、本発明の請求項6の撮像装置によれば、請求項4記載の撮像装置において、前記スルー画像の表示方法の変更は、該変更前の色補正設定値で処理した前記スルー画像と、該変更後の色補正設定値で処理したスルー画像とを、並べて表示することで行われるので、これにより、ユーザーは、両画像における色の違いを容易に認識し、色補正値を変更して正確な色合わせをすることが可能となる。
また、本発明の請求項7の撮像装置によれば、複数の色の中からユーザーに1つの特定色を選択させると共に、該選択された1つの特定色の色補正を行うに際して、画像表示手段の画面内の座標を選択し、特定色の色補正モードにおいて選択した領域を、現像して並べられた画像から選択することができるようにしたので、実際の被写体と比べて比較を行うことができ、ユーザーは、色補正を正確に且つ容易に行うことが可能となり、実際の処理を行う上で、スルー画と撮影後の色味の違いによる失敗を防ぐことができる。
また、本発明の請求項9の撮像装置によれば、特定色の判定時に、ある一定の画素範囲を判定対象とし、特定色の判定領域内で所定の画素の画素数が所定の閾値以上である場合に、特定色の判定領域内であると判断するので、ユーザーは、選択した特定色の範囲を逸脱することなく、該特定色の補正を容易に行うことが可能となる。
また、本発明の請求項10の撮像装置によれば、特定色を判定する際に、該特定色の選択箇所の色を計算して特定色に該当するか否かの判定を行い、選択した特定色に該当しない場合は警告を出すので、ユーザーは、特定色の選択が誤っていたことを容易に知ることができ、ユーザーの操作性の向上を図ることができる。
また、本発明の請求項12の撮像装置によれば、特定色の選択時に、ヘルプモードの場合には、特定色の更新処理を行った後のサンプル画像を表示するので、ユーザーは、更新した後の特定色サンプル画像を確認しながら、大まかなイメージを簡単につかむことができ、該特定色を補正することができ、特に、撮影前に事前に色味の設定を変えておきたい場合など、その場に色がなくても概要を把握することができる。
前記画像処理ステップを介して処理された画像を表示する画像表示ステップと、
予め設定された複数の色の中から1つの特定色をユーザーに選択させるための特定色選択ステップと、
前記特定色選択ステップで選択された特定色に対して前記画像処理ステップで色補正を行う色補正ステップと、
前記特定色選択ステップにより設定された特定色に対して、前記色補正ステップで補正する設定値を予め設定された設定値の中から選択する色補正設定値変更ステップと、
を有し、前記色補正設定値変更ステップによって色補正設定値が変更されたときには、スルー画像の表示方法を変更するので、ユーザーが同時に変更前後の色を比較しながら確認することで色の違いを容易に認識し、色補正値を変更して正確な色合わせをすることが可能となる。
以下、本発明の一実施の形態に基づき、図面を参照して本発明の撮像装置および撮像表示方法を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る撮像装置としてのディジタルカメラの外観構成を模式的に示す外観図であり、図1(a)は平面図、図1(b)は正面図、図1(c)は裏面図を、それぞれ示すものである。
また、図2は、本発明の実施形態に係る撮像装置の電子機械的構成を模式的に示すブロック図である。
図1および図2は、本発明の各実施の形態が適用される撮像装置としてのディジタルカメラの要部の構成を示している。なお、この撮像装置は、撮像表示装置としての機能を有するものである。
また、カメラ正面には、ストロボ発光部3と、測距ユニット5と、リモコン(リモートコントロール)受光部6と鏡胴ユニット7と、光学ファインダ(正面)11aとを有する。さらに、カメラの背面には、AFLED(オートフォーカス表示用発光ダイオード)8と、ストロボ表示用LED(ストロボ充電完了等表示用発光ダイオード)9、LCDモニタ(液晶ディスプレスモニタ)10、光学ファインダ(背面)11bと、ズームボタン12と、電源スイッチ13、操作キー部14およびメモリカードスロット121とを有する。
図1および図2において、ストロボ発光部3、ストロボ回路114は、自然光などの光が足りない場合に光量を補う装置である。暗い場所や被写体が暗い場合の撮影においては、後述するカメラプロセッサ104からストロボ回路114にストロボ発光信号を送信し、ストロボ回路114は、ストロボ発光部3を発光させ被写体を明るく照射する。測距ユニット5は、カメラと被写体との距離を測る装置である。現在、ディジタルカメラでは、撮像素子(CCD)に形成された像のコントラストを検出し、最もコントラストの高い位置にレンズを移動させてフォーカスを合わせるCCD−AF方式が用いられている。
また、図2に示す制御系には、サブLCD1、測距ユニット5、リモコン受光部6、鏡胴ユニット7、AF表示用LED8、ストロボ表示用LED9およびLCDモニタ10に加えて、光学画像を光電変換するCCD101(撮像素子)、フロントエンド部102、SDRAM(シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ)103、カメラプロセッサ104、RAM(ランダムアクセスメモリ)107、ROM(リードオンリメモリ)108、サブCPU(サブ中央処理部)109、操作部110、サブLCDドライバ111、ブザー113、ストロボ回路114、音声記録ユニット115、音声再生ユニット116、LCDドライバ117、ビデオアンプ(ビデオ増幅器)118、ビデオコネクタ119、内蔵メモリ120、メモリカードスロット121、USB(ユニバーサルシリアルバス)コネクタ122およびシリアルインタフェース部123を備えている。
フロントエンド部102は、画像ノイズ除去用相関二重サンプリングを行うCDS(相関2重サンプリング部)102−1、AGC(自動利得制御部)102−2、A/D(アナログ−ディジタル)変換部102−3およびTG(タイミングジェネレータ)102−4を有している。
音声記録ユニット115は、音声記録回路115−1、マイクアンプ115−2およびマイク(マイクロフォン)115−3を有しており、音声再生ユニット116は、音声再生回路116−1、オーディオアンプ(オーディオ増幅器)116−2およびスピーカ116−3を有している。シリアルインタフェース部123は、シリアルドライバ回路123−1およびシリアルコネクタ123−2を有している。
サブLCD1、レリーズボタン2およびモードダイアルは、カメラボディの上面に配置されている。サブLCD1は、例えば、撮影可能枚数等を表示するための表示部として用いられる。また、ストロボ発光部3、測距ユニット5、リモコン受光部6、鏡胴ユニット7および光学ファインダ11の対物面側11a+は、カメラボディCBの正面側に配置されている。メモリカードを装填するためのメモリカード装填部15は、カメラボディの物体(被写体)側から見て左側面に配設されている。このメモリカード装填部15の内部にメモリカードスロット121が設けられていて、このメモリカードスロット121にメモリカードを挿入することによってメモリカードを装填する。さらに、AF表示用LED8、ストロボ表示用LED9、LCDモニタ10、光学ファインダ11の接眼部側11b、ズームボタン12、電源スイッチ13および操作キー部14は、カメラボディの背面側に配置されている。
ROM108には、CPUブロック104−3にて解読可能なプログラムコードで記述された、制御プログラムや制御するためのパラメータ等が格納されている。操作部110の電源スイッチ13の操作によって、このディジタルカメラの電源がオン状態になると、制御プログラムがCPUブロック104−3に付随する図示されていないメインメモリにロードされ、CPUブロック104−3は、その制御プログラムに従って装置各部の動作を制御するとともに、制御に必要なデータ等を、一時的に、RAM107およびカメラプロセッサ104内のローカルSRAM104−4に保存する。
CCD101は、典型的には、CCD(電荷結合素子)の撮像素子またはCMOS(相補型金属酸化物半導体)撮像素子等の固体撮像素子を用いて構成され、光学像を光電変換して電子的な画像信号に変換する。
フロントエンド部102は、CDS102−1、AGC102−2、A/D変換部102−3およびTG102−4を有し、これら各部は、カメラプロセッサ104のCPUブロック104−3によって制御される。CDS102−1では、CCD101より得られた画像信号の相関二重サンプリングを行って画像ノイズを除去し、AGC102−2では、画像ノイズが除去された画像信号の利得調整を行い、A/D変換部102−3では、利得調整された画像信号をA/D変換(アナログ−ディジタル変換)によりディジタル信号に変換して、カメラプロセッサ104の第1の撮像信号処理ブロック104−1に与える。
カメラプロセッサ104のCCD1信号処理ブロック104−1は、上述したようにフロントエンド部102のTG102−4にVD信号およびHD信号を供給するとともに、CCD101からフロントエンド部102を介して与えられたディジタル撮像信号データに対してホワイトバランス調整およびガンマ調整等の信号処理を行う。カメラプロセッサ104のCCD2信号処理ブロック104−2は、ディジタル撮像信号データに対してフィルタリング処理を施すことによって、原RGB(RAW−RGB)データから輝度および色差データ、即ちYUV(YCbCr)データ、等への変換を行う。
さらに、カメラプロセッサ104において、USB処理ブロック104−5は、USB規格に従ってPC(パーソナルコンピュータ)等の外部機器と接続し、外部機器との間で通信を行うためのUSB信号処理を行い、シリアルブロック104−6は、RS−232C等のシリアル通信規格に従ってPC等の外部機器と接続し、外部機器との間で通信を行うためのシリアル信号処理を行い、JPEGコーデックブロック104−7は、画像データに対するJPEG圧縮/伸張を行い、リサイズブロック104−8は、外挿/内挿等の補間処理により画像データのサイズを拡大/縮小し、ビデオ信号表示ブロック104−9は、画像データをLCDモニタ10やTV等の外部表示機器に表示するためのビデオ信号に変換し、メモリカードコントローラブロック104−10は、メモリカード装填部15内のメモリカードスロット121に装填された例えば、メモリカード、LANカード、無線LANカード、ブルートゥースカード等(以下、単に「メモリカード」という)124に、撮影された撮像画像データを記録し、メモリカード124に記録された撮像画像データを再生するためのメモリカード124の書き込み/読み出し制御を行う。
メモリカードスロット121は、撮影した画像データを記憶するためのメモリカード124を着脱可能に装填するためのコネクタスロットであり、このメモリカードスロット121に装填されたメモリカード124の書き込み/読み出し制御は、メモリカードスロット121を介してメモリカードコントローラブロック104−10によって行われる。内蔵メモリ120は、撮影した画像データを記憶するためのメモリであり、メモリカードスロット121にメモリカード124が装着されていない場合であっても、撮影した画像データを記憶することができるようにするために設けられている。
ビデオアンプ118は、ビデオ信号表示ブロック104−9から出力されたビデオ信号を、75Ωインピーダンス出力にインピーダンス変換する。ビデオコネクタ119は、ビデオアンプ118の75Ωインピーダンス出力をTV等の外部表示機器に接続するためのコネクタである。
USBコネクタ122は、PC等の外部機器との間をUSB接続するためのコネクタである。シリアルドライバ回路123−1およびシリアルコネクタ123−2を備えるシリアルインタフェース部123は、標準化されたシリアル通信規格、例えばRS−232C規格等、に従ってPC等の外部機器との間でシリアル通信を行うためのインタフェースを構成している。シリアルドライバ回路123−1は、シリアル処理ブロック104−6の出力信号を電圧変換する回路であり、シリアルコネクタ123−2は、シリアルドライバ回路123−1で電圧変換されたシリアル出力をPC等の外部機器に接続するためのコネクタである。
操作キーユニット110は、ユーザーが操作する操作キー、操作スイッチおよび操作ボタン等であり、この場合、レリーズボタン2、撮影/再生切り換えダイアル4、ズームボタン12、電源スイッチ13および操作キー部14等を含んでいる。リモコン受光部6は、ユーザーが操作するリモコン送信機(図示していない)からの赤外線のような光信号を受信する。
なお、さらに、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))回路(図示は省略)を設けて、ブルートゥース規格による無線通信を介して接続される、いわゆるブルートゥース機器への接続を行うようにしても良い。あるいは、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))回路がない場合には、メモリカードスロット121にブルートゥース(Bluetooth(登録商標))規格のインタフェース機能を有するブルートゥース(Bluetooth(登録商標))カードを装填することによっても、他のブルートゥース(Bluetooth(登録商標))機器と接続し通信することができる。イーサーネットによるLAN(ローカルエリアネットワーク)への接続は、イーサーネット接続回路(図示せず)または無線イーサーネット接続回路(図示せず)によって行うことができる。あるいは、これらのイーサーネット回路がない場合は、LANカードまたは無線LANカードを、メモリカードスロット121に装填して、LANカードまたは無線LANカードを介してネットワークへ接続することが可能となる。
以下、図1,2を参照しながら、図3に示すフローチャートを使用して、本実施形態に係る撮像装置の基本的な画像処理の動作について説明する。
なお、図3に示す画像処理は、図2に示すCCD1信号処理ブロック(104−1)およびCCD2信号処理ブロック(104−2)のいずれかによって実行されるものである。
また、CCD(101)から出力される信号を1画素毎にサンプリングし、A/D変換したものは、画像処理されていない段階であるため、一般的にRAWデータと呼ばれているが、ここで、図2に示すCCD1信号処理ブロック(104−1)およびCCD2信号処理ブロック(104−2)の画像処理部(図示は省略)に入力されるデータは、このRAWデータである。
まず、ステップS1では、ホワイトバランス(WB)処理を行う。
被写体からの光量を蓄積するCCDのフォトダイオード上には、1画素1画素にRED、GREEN、BLUEのいずれか1色のカラーフィルタが貼付されているが、フィルタの色によって透過する光量が変わってくるため、フォトダイオードに蓄積される電荷量も画素に貼付されたカラーフィルタの種類によって異なっている。最も感度が高いのはGREENで、REDとBLUEは、GREENと比較すると感度が低く約半分程度である。ホワイトバランス(WB)処理では、これらの感度差を補い、撮影画像の中の白色を白く見せるために、RとBにゲインを掛ける処理を行う。また、物の色は光源色(例えば、太陽光、蛍光灯など)によって変わってくるため、光源が変わっても白色を白く見せるようにRとBのゲインを変更し、制御する機能を有している。
(ステップS2)
次に、ステップS2では、ガンマ(γ)補正処理を行う。
因に、図4は、γ補正処理の入出力特性を説明するグラフ図であり、このうち、図4(a)は、γ補正曲線の一例を示し、図4(b)は、出力装置の入出力特性の一例を示すものである。
(ステップS3)
次に、図3におけるステップS3では、補間処理を行う。
CCD101にはベイヤ配列と呼ばれる配列で、1画素にRED、GREEN、BLUEのいずれか1色のカラーフィルタが貼付されており、RAWデータは、1画素に1色の情報しか有していない。しかし、RAWデータから画像として見るためには、1画素にRED、GREEN、BLUEの3色の情報が必要であり、足りない2色を補うために周辺の画素から補間する補間処理を行う。
次に、ステップS4では、YCbCr変換処理を行う。
RAWデータの段階では、RED、GREEN、BLUEの3色によるRGBデータ形式であるが、YCbCr変換では、輝度信号Yと色差信号CbCrのYCbCrデータ形式に変換を行う。ディジタルカメラ等で一般的に用いられるファイル形式のJPEG画像では、YCbCrデータから画像が作成されるため、RGBデータをYCbCrデータに変換する。変換式は、以下の通りである。
Y = 0.299 ×R + 0.587 ×G + 0.114 ×B
Cb = −0.299 ×R − 0.587 ×G + 0.886 ×B
Cr = 0.701 ×R − 0.587 ×G − 0.114 ×B
(ステップS5)
次に、ステップS5では、色補正処理を行う。
色補正では、彩度設定、色相設定、部分的な色相変更設定、色抑圧設定などある。彩度設定は、色の濃さを決定するパラメータ設定であり、図5は、CbCr色空間を示すものであるが、例えば、第2象限でREDの色に対して原点からREDのドットまでのベクトルの長さが長い程色の濃さは濃くなる。次に、色相設定では、色合いを決定するパラメータである。
(ステップS6)
次に、ステップS6では、エッジ強調処理を行う。
エッジ強調処理とは、図6に示すように画像の輝度(Y)信号からエッジ部分を抽出するエッジ抽出フィルタ部と、エッジ抽出フィルタにより抽出されたエッジに対してゲインを掛けるゲイン乗算部と、エッジ抽出と並行して画像のノイズを除去するローパスフィルタ(LPF)部と、ゲイン乗算後のエッジ抽出データとLPF処理後の画像データを加算する加算部とから成る処理である。エッジの強弱は、ゲイン乗算部のゲインによって決まり、ゲインが大きい場合にはエッジが強くなり、ゲインが小さい場合にはエッジが弱くなる。
なお、画像処理には、図3に示す処理の他にも、図2に示したような保存する画像サイズに変更するリサイズ処理や、情報量を圧縮するJPEG圧縮処理などが有る。
図7は、本発明の実施形態に係る撮像装置の特定色補正モード選択後の動作を示すフローチャート図である。
なお、特定色補正モードとは、特定の色に対して色相、彩度を補正することができるモードのことである。
以下、図1,2を参照しながら、図7に示すフローチャートを使用して、本実施形態に係る撮像装置の特定色補正モード選択後の動作を説明する。
(ステップS11)
まず、ステップS11では、特定色補正モードに入った場合の処理、即ち、特定色の選択処理を行う。
例えば、図8(a)に示す特定色の選択画面では、画面左側のレッド、グリーン、ブルー、シアン、マゼンタおよびイエローが表示されているが、これらは予め設定されている特定色である。画面右側にはスルー画像表示領域があり、スルー画像が表示されている。画面下側には、彩度と色相を選択する選択領域と色補正値を変更するスライダー130が設けられている。なお、予め設定されている特定色については、図9に示すように色空間上(図9ではCbCr空間)で領域を区切って定義をしておくものとする。図9ではどの色相でも領域幅は全て等しいが、例えばブルーの選択は広げるなど、色相によって選択範囲を変更してもよい。
まず、ステップS12では、ユーザーが特定色を選択することを要求しているか否かを検証し、ユーザーが特定色を選択することを要求している場合は、ユーザーに該要求を許可することを伝えた後、ステップS13に進む。他方、ユーザーが特定色を選択することを要求していない場合はステップS17に移る。
なお、特定色を選択したいユーザーは、操作キーユニット110を操作して、表示された特定色の中から補正したい色を選択する。1度に選択できる特定色は1色であり、1つの特定色が選択されると、該選択がなされたことが分かるように、他の色と異なる表示にする(図8(a)ではグリーンが選択されていることを示している)。
(ステップS13)
ステップS13では、ユーザーが操作キーユニット110を操作して、表示された特定色の中から特定色を選択した後、図8(a)の右側に表示しているスルー画像の表示方法を、さらに変更するため、スルー画像表示変更サブルーチン1(後述の図10参照)を実行する。
ステップS14では、ユーザーが特定色の変更を要求しているか否かを検証し、ユーザーが特定色の変更を要求している場合はユーザーに該要求を許可することを伝えた後、ステップS15に進む。他方、ユーザーが特定色の変更を要求していない場合はステップS12に戻る。
なお、特定色を変更したいユーザーは、操作キーユニット110を操作して、表示された特定色の中から異なる特定色を選択することで特定色を変更することができる。
(ステップS15)
次に、ステップS15では、ユーザーが色補正設定処理として、色補正設定値変更を要求しているか否かを検証し、ユーザーが色補正設定値変更を要求している場合は、ユーザーに該要求を許可することを伝えた後、ステップS16に進む。他方、ユーザーが特定色を選択することを要求していない場合はステップS19に移る。
なお、色補正設定値変更を行いたいユーザーは、操作キーユニット110を操作して、色補正設定値変更を行う。この色補正設定値の変更方法は、図8(b)に示すように、彩度と色相の項目を選択し、スライダー130を移動させて行う。
(ステップS16)
ステップS16では、再びスルー画像表示変更サブルーチン2(後述の図12参照)を実行する。
(ステップS17)
ステップS17では、特定色補正モードが終了したか否かを検証し、特定色補正モードが終了しているとステップS18に進み、特定色補正モードが終了していないとステップS12に戻る。
ステップS18では、特定色補正モードの後始末処理を実行した後、処理を終了する。
(ステップS19)
ステップS19では、色補正設定処理がキャンセルされたか否かを検証し、色補正設定処理がキャンセルされた場合はステップS17に進み、色補正設定処理がキャンセルされていない場合はステップS15に戻る。
図10は、スルー画像表示変更サブルーチン1におけるスルー画像表示変更処理の手順を示すフローチャート図である。
(ステップS21)
まず、ステップS21では、特定色が選択されたか否かの判定処理を行う。即ち、前述のスルー画像で着目画素が特定色であるか否かの判定を行う。
(ステップS22)
次に、ステップS22では、特定色が選択されたか否かを検証し、特定色が選択されていない場合はステップS23に進む。他方、特定色が選択されている場合はステップS24に移る(即ち、この特定色判定は1画素毎に行われる)。ここで、特定色が選択されたか否かの判定は、図11に示すように、着目画素のCb、Crの値が特定色の領域に含まれているか否かで判定する。
ステップS23では、特定色が選択されていない(即ち無彩色表示)場合として、CbとCrの値を0に修正した後、ステップS24に進む。
(ステップS24)
ステップS24では、全ての画素について特定色の選択処理が完了したか否かを検証し、全ての画素について特定色の選択処理が完了した場合は処理を終了し、未だ特定色の選択処理が終了していない画素が存在する場合はステップS21に戻る。
上記の処理により、着目画素が特定色である場合は、そのままのCb、Crが、LCDドライバやビデオAMPへ出力されることになる。また、スルー画像の全ての画素に対して同様の処理が行われる。ここでは、特定色ではY、Cb、Crの情報がそのままであるため通常の色状態で表示され、特定色以外では、Yのみ元の情報でCb、Crは0であるためモノクロ状態で表示される。スルー画像の全てで色が無い場合には、選択した特定色が画面内に無いことを示している。
図12に示す一例では、スルー画像表示変更(色補正値の変更)を、所定時間間隔で切り替える方法で行う場合を示している。
ここでは、スルー画像を変更表示する処理の一実施例として、所定時間毎にスルー画像の色補正値を変更前と変更後で変更して表示する処理を示している。
スライダー位置を変更して色補正値を変更したときには所定時間だけ変更した色補正値で処理したスルー画像を表示する。所定時間が経過するまでは変更後の色補正値でスルー画像を処理し表示を続け、所定時間が経過したら、スライダー130を変更する前の色補正値で処理したスルー画像を表示するようにする。この所定時間については、メーカ側が固定時間で設定してもよいし、別途所定時間を設定するモードを準備しユーザーが自由に変更できるようにしてもよい。
(ステップS31)
まず、ステップS31では、変更前の設定画像の処理を行う。
次に、ステップS32では、所与の画像の設定前のスルー画像を表示する。
(ステップS33)
次に、ステップS33では、ユーザーが特定色補正をキャンセルしたか否かを検証し、ユーザーが特定色補正をキャンセルした場合はステップS42に移り、他方、ユーザーが特定色補正をキャンセルしていない場合はステップS34に進む。
(ステップS34)
ステップS34では、設定画面のスライダー130が移動されたか否かを検証し、設定画面のスライダー130が移動されていない場合はステップS33に戻り、他方、設定画面のスライダー130が移動された場合はステップS35に進む。
尚、スライダー130は、複数ステップ設けて、段階的にスライドさせるようにしてもよいし、ステップは設けず、滑らかにスライドするようにしてもよい。
(ステップS35)
ステップS35では、変更後の設定画像の処理を行う。
(ステップS36)
次に、ステップS36では、所与の画像の設定変更後のスルー画像を表示する。
次に、ステップS37では、所与の画像の設定変更後に、予め設定された所定の時間が経過したか否かを検証し、予め設定された所定の時間が経過していない場合はステップS35に戻り、他方、予め設定された所定の時間が経過している場合はステップS38に進む。
(ステップS38)
ステップS38では、変更前の設定画像の処理を行う。
(ステップS39)
次に、ステップS39では、所与の画像の変更前のスルー画像を表示する。
(ステップS40)
次に、ステップS40では、変更前の設定画像を処理してから、予め設定された所定の時間が経過したか否かを検証し、予め設定された所定の時間が経過していない場合はステップS38に戻り、他方、予め設定された所定の時間が経過している場合はステップS41に進む。
ステップS41では、設定画面の「決定」が選択されたか否かを検証し、設定画面の「決定」が選択されていない場合はステップS35に戻り、他方、設定画面の「決定」が選択された場合はステップS42に進む。
(ステップS42)
ステップS42では、変更後の設定画像の処理を行う。
(ステップS43)
次に、ステップS43では、所与の画像の設定変更後のスルー画像を表示し、処理を終了する。
以上の動作を纏めて説明すると、図12に示すフローチャート図は、所定時間間隔でスルー画像の画像処理を色補正設定値の変更前と変更後で変更して表示する場合の動作を示しており、スライダー130が移動される前は、スルー画像は現状の色補正値(変更前)で画像処理がされて出力される。キャンセルか、もしくはスライダー130が移動されない限りは、スルー画像は同じ設定値で処理されて表示される。
図13は、スルー画像を並べて表示する場合の画面レイアウトを一例として示す説明図である。
同図の左側に現在の色補正値で処理したスルー画像を表示し、また、同図の右側に変更後の色補正値で補正した処理したスルー画像を表示している。
スルー画像表示部分を2画面に変更するタイミングは、彩度と色相のいずれかが選択されたタイミングとし、このタイミングで画面を切り替える。スライドバー130が移動されていない状態では、図13の左側と右側とで、同じ現在の色補正値で処理したスルー画像を表示する。スライダーが移動されたときには、右側だけ変更された色補正値で処理したスルー画像を表示するようにする。決定が選択された場合には、1画面表示に戻り変更後の色補正値でスルー画像を表示する。キャンセルが選択された場合には、1画面表示に戻り、変更前の色補正値でスルー画像を表示する。
なお、一般に、ディジタルカメラでは、パソコンで後処理できるという利点があるが、忠実に色を再現させようと思っても撮影時の被写体色を正確に記憶して後からパソコン処理することは難しい。一番忠実に色を再現させる方法は、撮影時に被写体を目の前にして正しい色設定で撮影して撮影画像と被写体が同じ色であるかどうかを確認することである。そのためには、実際の色合いとは異なる色に対して補正する必要があり、本発明のように特定色を補正する場合にスルー画像と実際の被写体をユーザーは見比べて色補正を利用して実際の被写体の色にスルー画像を近づけることが必要である。
図14は、本発明の他の実施形態に係る撮像装置の特定色補正モード選択後の動作を示すフローチャート図である。
以下、図1,2を参照しながら、図14に示すフローチャート図を使用して、本実施形態に係る撮像装置の特定色補正モード選択後の動作を説明する。
図14では、特定の色に対して、色相、彩度を補正することができる特定色補正モードを選択した後のフローが示されている。
(ステップS51)
まず、ステップS51では、特定色補正モードに入った場合の処理、即ち、特定色の補正処理を行う。
図15は、特定色補正モードに入ったときにLCD画面に表示される選択画面を示した説明図であり、このうち、図15(a)は特定色の選択画面、図15(b)は彩度、色相の選択画面、図15(c)は色相を変更する場合の変更方向の選択画面を、それぞれ示すものである。
特定色が選択されると、特定色補正モードに入ったことにより、右側の彩度・色相選択画面(図15(b))が表示される。この画面から、彩度、色相の選択を行い、それぞれ特定色の設定を変えることができる(ここでは、−2から+2までの5段階設定が可能である)。選択されている特定色を変更したい場合には、操作キーユニット110で異なる特定色を選択することで選択することができる。
次に、ステップS52では、ユーザーが特定色を選択することを要求しているか否かを検証し、ユーザーが特定色を選択することを要求している場合は、ユーザーに該要求を許可することを伝えた後、ステップS53に進む。他方、ユーザーが特定色を選択することを要求していない場合はステップS59に移る。
(ステップS53)
ステップS53では、ユーザーがヘルプ画像を選択することを要求しているか否かを検証し、ユーザーがヘルプ画像を選択することを要求していない場合は、ステップS54に進み、他方、ユーザーがヘルプ画像を選択することを要求している場合は、ステップS61にてサンプル画像(図16(c))を表示した後、ステップS61からステップS54に移る。
ステップS61は、ヘルプモードとなった場合の処理を行う。この処理では、領域選択モードとは別の方法として、前述のとおり、特定色選択後にサンプル画像(図16(c))を表示する。例えば、前述のように色相はスライダーを右側に動かした場合には、図15(c)で示すような色相環としたとき、時計回り方向に色相を回転させるが、直感的にイメージしにくい。そこで、特定色選択後に特定の操作キーを押すことで、図16(c)のようなイメージ図を表示することができる。ここで、もう一度特定の操作キーを押すことで、図15(b)に示す画面に戻り、彩度および色相の選択を行うことができる。
この方法だと、段階的な細かい設定は分からないが、大まかな方向を直感的に理解することができる。
また、サンプル画像は、ブロック内に均一の色を表示してもよいし、風景の画像など実際の画像を表示しても良い。
(ステップS54)
ステップS54では、測色モードが指定されたか否かを検証し、測色モードが指定された場合は、以後、測色モードとしてステップS55に進む。他方、測色モードが指定されていない場合は、ステップS58に移る。
ステップS55では、領域選択画面(図16(a))を表示し、領域の選択を行う(領域選択処理の詳細については、図17に示すフローチャート図を参照して後述する)。
図17は、測色モードについての詳細な処理手順を示すフローチャート図である。
同図に示す処理手順の詳細説明は後述するが、概要としては、最初に図16(a)に示すように、測色を行う領域を設定する。該領域を設定した後、該領域のCb、Cr値を算出し、特定色であるか否かの判定を行う。
(ステップS56)
ステップS56では、選択した色が判定領域内であるか否かを検証し、選択した色が判定領域内であればステップS57に進み、図16(b)の画面を表示する。他方、選択した色が判定領域内に無い場合は、ステップS62に移って警告表示処理を行い、「選択している特定色に対して判定領域内に無い」という主旨の警告を出力する(この警告表示処理の処理手順は、図17を参照して後述する)。
(ステップS57)
ステップS57では、領域選択後の彩度色相選択画面(図16(b))を表示し、彩度色相の選択を行い、ステップS58に進む。
ステップS58では、色補正設定値の変更を行う。この色補正設定値の変更方法は、図15(b)に示すように、彩度または色相の項目を選択し、表示されたスライダー131を移動させて行う。操作キーユニット110を使用して彩度又は色相を選択し、スライダー131を左右に動かすことで選択した項目の設定値が変更される。彩度を選択しスライダー131を右側に動かした場合には、彩度が濃く(高く)なり、左側に動かした場合には彩度が薄く(低く)なる。一方、色相を選択する場合には、図15(c)で示すような色相環としたとき、スライダー131を右側に動かした場合には、該色相環の色相は時計回り方向に回転し、スライダー131を左側に動かした場合には、該色相環の色相は反時計回りに回転する。スライダー131は、複数ステップを設けて段階的にスライドさせることが好ましい。
(ステップS59)
ステップS59では、前述の各モードが全て完了したか否かを検証し、前述の各モードが全て完了していない場合は、ステップS52に戻る。他方、前述の各モードが全て完了した場合にはステップ60に進む。
ステップS60では、特定色補正モードの完了に伴う退出処理を行い、処理を終了する。
図17は、本発明の他の実施形態に係る撮像装置の測色モード時の動作を示すフローチャート図である。
(ステップS71)
まず、ステップS71では、ステップS51と同様に、特定色補正モードに入った場合の処理、即ち、特定色の補正処理を行う。
(ステップS72)
次に、ステップS72では、領域選択画面(図16(a))を表示し、図16(a)に示すように、測色を行う画像領域を設定する。
ステップS73では、該設定した画像領域に対する画像処理として、Cb、Cr値を算出する。
次に、ステップS74では、判定領域内の特定色であるか否かの判定を行う。
(ステップS75)
次に、ステップS75では、前記判定結果を検証し、特定色であればステップS76に進む。他方、特定色でなければステップS79に移って警告表示を行う。この警告表示を行った場合、即ち、選択した色が判定領域内に無く、他の判定領域内に有る場合(例えば、レッドを選択していたにもかかわらず、選択した色がマゼンタの判定領域に含まれる場合)、該警告表示後、マゼンタの特定色選択画面に移行することができる。
なお、ステップS74,S75における特定色判定処理の詳細は、図18を参照して後述する。
ステップS76では、画像処理設定された彩度および色相での現像を行う。
(ステップS77)
ステップS77では、特定色の判定領域内であると判断された場合であるので、図16(b)に示す画面を表示する。
(ステップS78)
最後に、ステップS78では、特定色補正モードの設定が解除されたか否かを検証し、特定色補正モードの設定が未だ解除されていない場合は、ステップS72に戻る。他方、特定色補正モードの設定が解除された場合は、処理を終了する。
前述の方法で特定色を選択する。
(ステップS92)
次に、ステップS92では、設定された特定色の範囲領域を判定し、設定された特定色が特定色の範囲領域であればステップS93に進む。他方、設定された特定色が特定色の範囲領域でなければ、ステップS95に移る。
この特定色の範囲領域の判定方法として、例えば、一定の画素数の範囲(例えば5×5の画素)で判定を行い、所定の画素の画素数が所定の閾値以上(例えば5/25画素)であれば特定色の判定領域内であると判定し、該閾値以下の場合は判定領域外と判定する。なお、特定色であるか否かの判定は、図11に示すように、着目画素のCb、Crの値が特定色の領域に含まれているか否かで判定する。
ステップS93では、特定色の判定領域内であると判断された場合であるので、図16(b)に示す画面を表示する。ここでは、取得した画像に対して、彩度、色相それぞれの設定で画像処理を行った場合の現像結果を表示する。また、それぞれのブロックには、判定領域の周辺の画像を切り出して表示する。
(ステップS94)
ステップS94では、特定色判定処理の完了に伴う退出処理を行い、処理を終了する。
(ステップS95)
ステップS95では、選択された特定色が判定領域外であることを示す警告を表示する。
(ステップS96)
次に、ステップS96では、選択された特定色が、むしろ他の特定色の判定領域内に入るか否かを検証し、選択された特定色が、他の特定色の判定領域内に入る場合はステップS97に進む。他方、選択された特定色が、他の特定色の判定領域でもない場合は処理を終了する。
(ステップS97)
以上で特定色の色補正設定が完了する。この特定色補正モードを抜けるには、操作キーユニット110にモード終了を別途割り当てておくなどの方法が可能である。この特定色補正モードで設定した後は、静止画撮影時には該設定した色補正値で撮影するものとする。
なお、一般に、ディジタルカメラでは、パソコンで後処理できるという利点があるが、忠実に色を再現させようと思っても撮影時の被写体色を正確に記憶して後からパソコン処理することは難しい。一番忠実に色を再現させる方法は、撮影時に被写体を目の前にして正しい色設定で撮影して撮影画像と被写体が同じ色であるかどうかを確認することである。そのためには、実際の色合いとは異なる色に対して補正する必要があり、本発明のように特定色を補正する場合にスルー画像と実際の被写体をユーザーは見比べて色補正を利用して実際の被写体の色にスルー画像を近づけることが必要である。
よって、本発明に係る撮像装置および撮像処理方法は、請求項1、2、3および13に対応する効果として、特定色以外を無彩色にしてスルー画像を表示することにより、ユーザーは現在見ている被写体の中でどの色の彩度と色相を補正しようとしているのかを容易に認識することが可能となる効果が有る。
さらに、請求項4、6に対応する効果として、選択した特定色の彩度、色相の色補正値を変更したときに変更前と変更後のスルー画像を並べて表示し、同時に変更前後の色を確認できるようにすることで色の違いを容易に認識し、ユーザーは色補正値を変更して正確な色合わせをすることが可能となる効果が有る。
また、請求項7、8、9および15に対応する効果として、変更したい色をユーザーが選択し、選択した色について、彩度,色相を変更して実際に色補正を行った画像を選択することで、実際の被写体と比べて比較を行うことが可能となり、正確な色合わせを行うことができると共に、実際の処理を行うことで、スルー画と撮影後の色味の違いによる失敗を防ぐことができる効果が有る。
また、請求項12に対応する効果として、ヘルプモードとして設定値とサンプル画像とを併せて表示させることで、設定をどちらに変更した場合にどう変化するかといった作用効果についての、大まかなイメージを簡単に把握することができる効果が有るとともに、さらに、撮影前に事前に色味の設定を変えておきたい場合などには、その場に実際の色サンプルが無くても概要を把握することかできる効果がある。
2 レリーズボタン
3 ストロボ発光部
4 モードダイアル
5 測距ユニット
6 リモートコントロール(リモコン)受光部
7 鏡胴ユニット
8 オートフォーカス表示用発光ダイオード(AF表示用LED)
9 ストロボ表示用発光ダイオード(ストロボ表示用LED)
10 液晶ディスプレイモニタ(LCDモニタ)
11 光学ファインダ
12 ズームボタン
13 電源スイッチ
14 操作部
101 CCD(撮像素子)
102 フロントエンド部
103 SDRAM(シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ)
104 カメラプロセッサ
107 RAM(ランダムアクセスメモリ)
108 ROM(リードオンリメモリ)
109 サブ中央処理部(サブCPU)
110 操作キーユニット
111 サブLCDドライバ
113 ブザー
114 ストロボ回路
115 音声記録ユニット
116 音声再生ユニット
117 LCDドライバ
118 ビデオアンプ(ビデオ増幅器)
119 ビデオコネクタ
120 内蔵メモリ
121 メモリカードスロット
122 USB(ユニバーサルシリアルバス)コネクタ
123 シリアルインタフェース部
124 メモリカード
7−1 ズーム光学系
7−1a ズームレンズ系
7−1b ズームモータ
7−2 フォーカス光学系
7−2a フォーカスレンズ系
7−2b フォーカスモータ
7−3 絞りユニット
7−3a 絞り
7−3b 絞りモータ
7−4 メカシャッタユニット
7−4a メカシャッタ
7−4b メカシャッタモータ
7−5 モータドライバ
102−1 相関2重サンプリング部(CDS)
102−2 自動利得制御部(AGC)
102−3 A/D(アナログ−ディジタル)変換部
102−4 タイミングジェネレータ(TG)
104−1 CCD1信号処理ブロック
104−2 CCD2信号処理ブロック
104−3 CPU(中央処理部)ブロック
104−4 ローカルSRAM(ローカルスタティックランダムアクセスメモリ)
104−5 USB処理ブロック
104−6 シリアル処理ブロック
104−7 JPEGコーデック(CODEC)ブロック
104−8 リサイズ(RESIZE)ブロック
104−9 ビデオ信号表示ブロック
104−10 メモリカードコントローラブロック
115−1 音声記録回路
115−2 マイクアンプ
115−3 マイク(マイクロフォン)
116−1 音声再生回路
116−2 オーディオアンプ(オーディオ増幅器)
116−3 スピーカ
123−1 シリアルドライバ回路
123−2 シリアルコネクタ
130,131 スライダー
Claims (15)
- 被写体像を撮像するための撮像手段と、
前記撮像手段により撮像された画像の画像処理を行う画像処理手段と、
前記画像処理手段により処理された画像を表示するための画像表示手段と、
予め設定された複数の色の中から1つの特定色をユーザーに選択させるための特定色選択手段と、
前記特定色選択手段で選択された特定色に対して前記画像処理手段で色補正を行う色補正手段と、を有し、
特定色を選択する際にスルー画像を前記画像表示手段に表示し、前記特定色選択手段によって特定色が選択されたときには、前記スルー画像の前記特定色以外の色を無彩色で表示するように構成したことを特徴とする撮像装置。 - 前記色補正手段は、前記特定色の彩度を補正することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記色補正手段は、前記特定色の色相を補正することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 被写体像を撮像するための撮像手段と、
前記撮像手段により撮像された画像の画像処理を行う画像処理手段と、
前記画像処理手段により処理された画像を表示するための画像表示手段と、
予め設定された複数の色の中から1つの特定色をユーザーに選択させるための特定色選択手段と、
前記特定色選択手段で選択された特定色に対して前記画像処理手段で色補正を行う色補正手段と、
前記特定色選択手段により設定された特定色に対して、前記色補正手段で補正する設定値を予め設定された設定値の中から選択する色補正設定値変更手段と、
を有し、前記色補正設定値変更手段によって色補正設定値が変更されたときには、スルー画像の表示方法を変更することを特徴とする撮像装置。 - 前記スルー画像の表示方法の変更は、該変更前の色補正設定値で処理した前記スルー画像と、該変更後の色補正設定値で処理したスルー画像とを、所定の時間間隔で切り替えることで実行されることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
- 前記スルー画像の表示方法の変更は、該変更前の色補正設定値で処理した前記スルー画像と、該変更後の色補正設定値で処理したスルー画像とを、並べて表示することで実行されることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
- 被写体像を撮像するための撮像手段と、
前記撮像手段により撮像された画像の画像処理を行う画像処理手段と、
前記画像処理手段により処理された画像を表示するための画像表示手段と、
予め設定された複数の色の中から1つの特定色をユーザーに選択させるための特定色選択手段と、
前記特定色選択手段で選択された特定色に対して前記画像処理手段で色補正を行う色補正手段と、
前記画像表示手段の画面内の座標を選択する領域選択手段と、を有し、
特定色の色補正モードにおいて選択した領域を、前記色補正手段で現像して並べられた画像から選択することができるように構成したことを特徴とする撮像装置。 - 前記色補正手段は、特定色の彩度,色相を補正することを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
- 特定色の判定時に、ある一定の画素範囲を判定対象とし、特定色の判定領域内である所定の画素の画素数が所定の閾値以上である場合に、特定色の判定領域内であると判断することを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
- 特定色を判定する際に、該特定色の選択箇所の色を計算して特定色に該当するか否かの判定を行い、選択した特定色に該当しない場合は警告を出すことを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
- 前記警告を出した後、前記判定した特定色が、別の特定色の領域に該当していた場合に、前記該当した特定色の選択モードに移行することができるように構成したことを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
- 特定色の補正時に、ヘルプモードを選択した場合には、特定色の更新処理を行った後のサンプル画像を設定値と並べて表示することを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
- 撮像された画像の画像処理を行う画像処理ステップと、
前記画像処理ステップを介して処理された画像を表示する画像表示ステップと、
予め設定された複数の色の中から1つの特定色をユーザーに選択させるための特定色選択ステップと、
前記特定色選択ステップで選択された特定色に対して前記画像処理ステップで色補正を行う色補正ステップと、を有し、
前記特定色選択ステップでは、スルー画像を前記画像表示ステップを介して表示すると共に、該スルー画像表示した画像の複数の色の中から1つの特定色が選択されたときには、前記スルー画像の前記特定色以外の色を無彩色で表示するものであることを特徴とする撮像処理方法。 - 撮像された画像の画像処理を行う画像処理ステップと、
前記画像処理ステップを介して処理された画像を表示する画像表示ステップと、
予め設定された複数の色の中から1つの特定色をユーザーに選択させるための特定色選択ステップと、
前記特定色選択ステップで選択された特定色に対して前記画像処理ステップで色補正を行う色補正ステップと、
前記特定色選択ステップにより設定された特定色に対して、前記色補正ステップで補正する設定値を予め設定された設定値の中から選択する色補正設定値変更ステップと、
を有し、前記色補正設定値変更ステップによって色補正設定値が変更されたときには、スルー画像の表示方法を変更することを特徴とする撮像処理方法。 - 撮像された画像の画像処理を行う画像処理ステップと、
前記画像処理ステップを介して処理された画像を表示する画像表示ステップと、
予め設定された複数の色の中から1つの特定色をユーザーに選択させるための特定色選択ステップと、
前記特定色選択ステップで選択された特定色に対して前記画像処理ステップで色補正を行う色補正ステップと、
画像表示手段の画面内の座標を選択する領域選択ステップと、を有し、
前記特定色選択ステップでは、特定色の色補正モードにおいて選択した領域を、前記色補正ステップで現像して並べられた画像から選択することができるようにすることを特徴とする撮像処理方法。
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