JP2012023157A - プローバー及びプロービング方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】パッド下の配線及び素子へのダメージを低減できるとともに、コスト増加、及び処理の複雑化を抑制する。
【解決手段】本発明に係るプローバー1は、単一の検査対象ウェハに対して複数回のプロービングを行なうプローバー1であって、検査対象ウェハにプロービングが行われた回数であるコンタクト回数104を記憶するコンタクト回数記憶部2と、コンタクト回数104の値に対応付けられた、互いに異なる複数のプローブターゲット位置を示すターゲット位置規則110を記憶するターゲット位置規則記憶部3と、ターゲット位置規則110において、コンタクト回数記憶部2に記憶されているコンタクト回数104に対応付けられているプローブターゲット位置を、検査対象ウェハに対する次回のプロービングに使用する使用プローブターゲット位置に決定するターゲット位置決定部4とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体ウェハを電気検査するためのプローバー及びプロービング方法に関する。
半導体は拡散工程が終わった後に、不良品を組み立ててロスが発生しないように、ウェハ状態で電気検査(以下、ウェハ検査)が実施される。
ウェハ検査は、ウェハ上の半導体に対して電源の供給及び信号の印加、並びに出力の計測及び判定を行なう半導体試験装置(以下、テスター)と、半導体の電極パッド(以下、パッド)とテスターとを接続するプローバーとを用いて行われる。プローバーの中には、検査対象の半導体に応じて交換可能なプローブカードが収納される。プローブカードのプローブを半導体上のパッドに押し当たることで、テスターと半導体とは電気的に接続される。テスターは、半導体に対して電源供給及び信号印加を行い、その挙動として得られる出力信号を計測し、当該出力信号が半導体の仕様を満たすかどうか良否判定する。
また、半導体では、年々、配線の微細化が進み、これにともない、配線間の層間絶縁膜材料に誘電率の低い材料が使われるようになっている。層間絶縁膜の誘電率を下げることは結果として層間絶縁膜が空孔をもつこととなり、これにより、層間絶縁膜が物理的に脆弱となる。また、従来、パッド下には配線などは存在しなかったが、半導体の面積を少しでも小さくするため、パッド下に配線及びトランジスタなどの素子を配置することがある。
これにより、半導体の外周に並ぶパッド分の面積を小さくできるが、前述のように、ウェハ検査を行なうと、パッドにプローブを押し当てるため、パッド下に応力が加わる。この応力が強すぎると、パッド下の層間絶縁膜にクラックが生じることにより、異電位の配線間でリークが発生する。また、トランジスタなどの素子の電気特性が変わり半導体全体として期待される性能が出なくなったりする。また、この応力によるダメージを考慮するあまり、絶縁層間膜を厚くしたり、配線の配置、幅及び間隔などを変更したりすると、逆に、半導体全体としてコストアップになる場合がある。
また、特殊で貴重なTEG(Test Element Group)は、様々な条件で評価を行なうために、ウェハ検査を複数回実施する場合がある。また、量産検査工程においても、検査設備の能力又は半導体の仕様によって、複数回のウェハ検査が必要になる場合ある。このような場合、複数回の測定においても、パッド下の配線及び素子に致命的なダメージを与えないと同時に、プローブがパッドに確実に接触することが大事である。
そのため、特許文献1及び特許文献2のように、事前に付けたプローブ痕から、プローブターゲット位置をパッド内の最適位置に制御する方法が考えられている。ただし、このプローブ方法だと、プローブによって付けられる痕がパッドに納まる方向だが、逆に、複数回の測定においては、同じ設定で測定を繰り返すと、パッド内の同一箇所にプローブ痕が集中する。
同一箇所への複数回のコンタクトが行なわれると、パッド表面の金属(主に、アルミニウム)がプローブにより削られ薄くなり、パッド下へのダメージがより大きくなる。また、プローブとパッドとの間の接触抵抗が増加し、ウェハ検査自体に悪影響を及ぼす。
このように同一箇所にプローブ痕が付くのを避けるため、プローブターゲット位置を決定する際に、自動設定された箇所から、手動で位置を修正することが可能だが、プローバーのオペレーターが測定の都度変更する必要があり、オペレーターの負担になる。
このようなプローブ痕の重複を避ける方法として、特許文献3及び特許文献4記載の技術が知られている。
特許文献3には、複数のプローブカードを用意し、検査回数に応じて、プローブカードを変えることで、プローブ痕の重複を避ける方法が開示されている。
また、特許文献4には、測定時にパッドに付けられたプローブ痕の写真を撮影し、過去のプローブ痕から最小距離ずらす工程を追加することで、プローブ痕を避ける方法が開示されている。
特開2009−277871号公報 特公平7−013990号公報 特開2007−067008号公報 特開2006−318965号公報
しかしながら、特許文献3記載の方法は、検査工程毎にプローブカードを用意する必要があり、プローブカードの設計費及び製造費、また工程の管理コストが増加するという課題を有する。
また、特許文献4記載の方法は、プローブターゲット位置をずらす量を最適化するためプローブ痕を採寸する工程を含む。しかし、検査毎に異なるプローブを使う場合が発生すると、検査毎にプローブ痕が異なるため、最適なプローブターゲット位置を計算し設定する過程が複雑になるという課題を有する。
このように、従来の技術は、パッド下の配線及び素子へのダメージを低減することはできるが、コスト増加、又は処理の複雑化が生じてしてしまうという課題がある。
そこで本発明は、パッド下の配線及び素子へのダメージを低減できるとともに、コスト増加、及び処理の複雑化を抑制できるプローバー及びプロービング方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明の一形態に係るプローバーは、単一の検査対象ウェハに対して複数回のプロービングを行なうプローバーであって、前記検査対象ウェハにプロービングが行われた回数であるコンタクト回数の値に対応付けられた、互いに異なる複数のプローブターゲット位置を示すターゲット位置規則を記憶するターゲット位置規則記憶部と、前記ターゲット位置規則において、現在のコンタクト回数に対応付けられているプローブターゲット位置を、前記検査対象ウェハに対する次回のプロービングに使用する使用プローブターゲット位置に決定するターゲット位置決定部とを備える。
この構成によれば、本発明の一形態に係るプローバーは、コンタクト回数に応じて、プローブターゲット位置を順次変更できる。これにより、複数回のウェハ検査を行なう際に、パッド内の同一箇所にプローブが当たることが避けられるので、パッド下の配線及び素子へのダメージを低減できる。
さらに、本発明の一形態に係るプローバーでは、複数のプローブカードを用いる必要がないので、プローブカードの設計費及び製造費の増加と、工程の管理コストの増加とを抑制できる。さらに、本発明の一形態1に係るプローバーでは、プローブ痕を採寸する工程等が含まれないため、処理の複雑化を抑制できる。
このように、本発明の一形態に係るプローバーは、パッド下の配線及び素子へのダメージを低減できるとともに、コスト増加、及び処理の複雑化を抑制できる。
また、前記ターゲット位置規則は、前記コンタクト回数の値と前記プローブターゲット位置との対応付けを示す情報として、前記複数のプローブターゲット位置が使用される順番を示し、前記ターゲット位置決定部は、前記現在のコンタクト回数と前記ターゲット位置規則で示される前記順番とに従い、前記複数のプローブターゲット位置のいずれかを、前記使用プローブターゲット位置に決定してもよい。
また、前記ターゲット位置規則は、さらに、前記複数のプローブターゲット位置の1箇所あたりのプロービングを許容する回数であるコンタクト許容回数を示し、前記プローバーは、前記複数のプローブターゲット位置の各々がプロービングに使用された回数である使用回数の全てが前記コンタクト許容回数になるまで、前記検査対象ウェハに対してプロービングを行ってもよい。
この構成によれば、本発明の一形態に係るプローバーは、一つのプローブターゲット位置に対して複数回のプロービング(針付け)を行うことができる。これにより、本発明の一形態に係るプローバーは、安定した接触抵抗を実現できる。
また、前記ターゲット位置決定部は、コンタクト回数が1増加するごとに、前記ターゲット位置規則で示される次の順番のプローブターゲット位置に前記使用プローブターゲット位置を変更してもよい。
この構成によれば、本発明の一形態に係るプローバーは、パッド下の配線及び素子へのダメージを優先して低減できる。
また、前記ターゲット位置決定部は、前記ターゲット位置規則で示される順番に従い、前記複数のプローブターゲット位置の全てを1回ずつ選択した場合、再度、前記ターゲット位置規則で示される順番に従い、前記複数のプローブターゲット位置から前記使用プローブターゲット位置を決定してもよい。
また、前記ターゲット位置決定部は、直前のプロービングにおいて前記ターゲット位置決定部により決定された前記使用プローブターゲット位置である直前プローブターゲット位置の使用回数が、前記コンタクト許容回数未満の場合、前記直前プローブターゲット位置を前記使用プローブターゲット位置に決定し、前記直前プローブターゲット位置の使用回数が、前記コンタクト許容回数に達した場合、前記ターゲット位置規則で示される次の順番のプローブターゲット位置に前記使用プローブターゲット位置を変更してもよい。
この構成によれば、本発明の一形態に係るプローバーは、プローブ痕の個数を減らすことができるので、ボンダビリティ性を向上できる。
また、前記ターゲット位置決定部は、次回のプロービングにより前記使用回数のいずれかが前記コンタクト許容回数を越える場合、警告を発し次の動作指示を待つ、又は、処理を終了してもよい。
この構成によれば、本発明の一形態に係るプローバーは、使用回数がコンタクト許容回数を超えることを防止できる。
なお、本発明は、このようなプローバーとして実現できるだけでなく、プローバーに含まれる特徴的な手段をステップとするプロービング方法又は半導体装置(半導体ウェハ)の検査方法として実現したり、そのような特徴的なステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現したりすることもできる。そして、そのようなプログラムは、CD−ROM等の記録媒体及びインターネット等の伝送媒体を介して流通させることができるのは言うまでもない。
さらに、本発明は、このようなプローバーの機能の一部又は全てを実現する半導体集積回路(LSI)として実現したり、このようなプローバーを含む、半導体装置(半導体ウェハ)の検査システムとして実現したりできる。
以上により、本発明は、パッド下の配線及び素子へのダメージを低減できるとともに、コスト増加、及び処理の複雑化を抑制できるプローバー及びプロービング方法を提供できる。
本発明の実施の形態1に係るプローバーの構成を示す図である。 本発明の実施の形態1に係るコンタクト回数記憶部に記憶されるデータ例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る、ターゲット位置規則の一例を示す図である。 一般的な、パッドに対するプローブターゲット位置を示す平面図である。 本発明の実施の形態1に係るプローブターゲット位置の一例を示す平面図である。 本発明の実施の形態1に係るプローバーによるプロービング方法のフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係るターゲット位置規則の一例を示す図である。 本発明の実施の形態3に係るターゲット位置規則の一例を示す図である。 本発明の実施の形態3に係るプローブ痕の一例を示す平面図である。 本発明の実施の形態3に係るプローバーによるプロービング方法のフローチャートである。 本発明の実施の形態4に係るターゲット位置規則の一例を示す図である。 本発明の実施の形態4に係るプローブ痕の一例を示す平面図である。 本発明の実施の形態4に係るプローバーによるプロービング方法のフローチャートである。 本発明の実施の形態5に係るプローバーによるプロービング方法のフローチャートである。 本発明の実施の形態5に係るプローバーによるプロービング方法の変形例のフローチャートである。
以下、本発明に係るプローバーの実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係るプローバーは、検査回数に応じて、当該検査回数に対応付けられたプローブターゲット位置を選択することにより、プローブターゲット位置を順次変更する。これにより、本発明の実施の形態1に係るプローバーは、パッド下の配線及び素子へのダメージを低減できるとともに、コスト増加、及び処理の複雑化を抑制できる。
図1は、本発明の実施の形態1に係るプローバー1の構成を示す概略図である。
図1に示すプローバー1は、ステージ(図示せず)と、ステージ移動制御部5と、モニタ6と、入力部7と、コンタクト回数記憶部2と、ターゲット位置規則記憶部3と、ターゲット位置決定部4とを含む。また、プローバー1は、単一の検査対象ウェハに対して複数回のプロービングを行なう。
ここで、ステージと、ステージ移動制御部5と、モニタ6と、入力部7とは、従来のプローバーにも備わっている構成要素である。
コンタクト回数記憶部2は、ウェハ毎の検査回数に関する情報を記憶する媒体である。なお、図1では、一例として、コンタクト回数記憶部2をプローバー1内に示しているが、コンタクト回数記憶部2は、外付けの記録媒体であってもよい。また、図1では省略しているが、プローバー1はテスターと接続される。この場合、コンタクト回数記憶部2は、当該テスター内にある記録媒体、又はテスターとネットワークを介して接続される記録媒体であっても構わない。そのときは、プローバー1は、GPIB(General Purpose Interface Bus)などのデータ通信により、コンタクト回数記憶部2からコンタクト回数に関するデータを取得する。
図2は、コンタクト回数記憶部2に記憶されている情報の一例を示す図である。
図2に示すように、コンタクト回数記憶部2には、ウェハ毎の検査回数(プロービングが行われた回数)の情報、又は検査回数を導き出せる情報であるコンタクト回数104が記憶されている。
また、測定を開始する際に、入力部7は、外部から入力された品種名101、ロット名102、及びウェハ番号103を取得する。また、コンタクト回数記憶部2は、それらの情報(品種名101、ロット名102、及びウェハ番号103)を、ウェハを識別するための情報として蓄積する。また、コンタクト回数記憶部2は、さらに、検査が行われた日時を示す時間情報である検査履歴105を記憶してもよい。
ターゲット位置規則記憶部3は、コンタクト回数の値に対応付けられた、互いに異なる複数のプローブターゲット位置を示すターゲット位置規則110を記憶する媒体である。ターゲット位置規則記憶部3も、コンタクト回数記憶部2と同様に外付けの記録媒体でも構わないが、基本的にはプローバー1内に設けるものとする。ターゲット位置規則110は、検査順に応じて、プローブターゲット位置を変更させるための情報である。このターゲット位置規則110は、測定開始前に入力部7を通じて入力される。
図3は、ターゲット位置規則110の一例を示す図である。
図3に示すように、ターゲット位置規則110は、複数のプローブターゲット位置が使用される順番111と、パッド原点を基準とするプローブターゲット位置の座標112とを含む。ここでパッド原点とは、ウェハ及びプローブのアライメントを行なう際、プローブを当てるパッド内の点である。
ターゲット位置決定部4は、ターゲット位置規則110において、コンタクト回数記憶部2に記憶されている、検査対象ウェハに対する現在のコンタクト回数104に対応付けられているプローブターゲット位置を、当該検査対象ウェハに対する次回のプロービングに使用する使用プローブターゲット位置に決定する。言い換えると、ターゲット位置決定部4は、コンタクト回数104とターゲット位置規則110で示される順番111とに従い、複数のプローブターゲット位置のいずれかを、使用プローブターゲット位置に決定する。
具体的には、ターゲット位置決定部4は、ウェハ検査を開始する際にプローバー1に入力された、検査対象ウェハの品種名101、ロット名102、及びウェハ番号103をコンタクト回数記憶部2に記憶されている情報と照合して、検査対象ウェハのコンタクト回数104を読み出す。その後、ターゲット位置決定部4は、ターゲット位置規則記憶部3に記憶されているターゲット位置規則110を参照し、その検査順のときのプローブターゲット位置(使用プローブターゲット位置)を決定する。
また、ステージ移動制御部5は、ターゲット位置決定部4から送られた使用プローブターゲット位置の情報をもとに、ステージの移動を制御し、使用プローブターゲット位置を確定させる。
また、モニタ6は、変更後の使用プローブターゲット位置を表示する。その際、使用プローブターゲット位置がパッドから外れている可能性もあるので、プローバー1は、必要に応じて、警告を発するか、終了手続きを行なう。
図4は、パッド11に対するプローブターゲット位置12を示す平面図である。ウェハに含まれる半導体10上にパッド11が形成されている。プローブターゲット位置12は何も条件がない場合、x方向及びy方向ともに一番余裕ができるパッド11の中心となる。なお、パッド11はワイヤーボンディングパッドであれば半導体10の外周に位置する。しかし、パッド11は半導体10の外周に限らず、半導体10上面のどこにあっても構わない。また、図4ではパッド11の形状を正方形で表しているが、パッド11の形状は長方形でも多角形でも円形でも構わない。また、図4では簡略化のため、パッド11を1個しか描いていないが、半導体10には少なくとも1個以上のパッド11が存在すればよい。
図5は、本発明の実施の形態1に係るプローブターゲット位置21〜24を示す平面図である。図5では、一例として、プローブターゲット位置21〜24を2列×2行の4点に設けている。なお、プローブターゲット位置の並びはパッド11のサイズ、形状に応じて決定される。また、隣接するプローブターゲット位置の最小距離はプローブの製造出来栄え、ステージの位置制御の精度に応じて決定される。また、プローブターゲット位置の1箇所当たりのコンタクト回数を複数回許容する構造であれば、前述した最小距離を無視し、さらに短い距離で構わない。
また、図3に示すターゲット位置規則110では、順番111に対応付けて、パッド原点に対するx方向及びy方向の座標112が定義される。図3では隣接するプローブターゲット位置の距離を一例として50μmとしている。なお、座標112の単位はμmに統一した上で、μmを省略して表示するのが好ましい。また、図3では左下のターゲット位置を基点に時計回りになるように順番111が定義されているが、これ以外の順番であってもよい。
図6は、プローバー1によるプロービング方法のフローチャートである。
まず、ターゲット位置規則記憶部3は、入力部7に入力されたターゲット位置規則110を記憶する(S101)。
次に、ターゲット位置決定部4は、コンタクト回数記憶部2に記憶されているコンタクト回数104と、ターゲット位置規則110とに基づき、複数のプローブターゲット位置から使用プローブターゲット位置を決定する(S102)。
具体的には、ターゲット位置決定部4は、コンタクト回数104が「0」の場合、順番111が「1」のプローブターゲット位置21を選択する。また、ターゲット位置決定部4は、コンタクト回数104が「1」の場合、順番111が「2」のプローブターゲット位置22を、コンタクト回数104が「2」の場合、順番111が「3」のプローブターゲット位置23を、コンタクト回数104が「3」の場合、順番111が「4」のプローブターゲット位置24を、それぞれ選択する。また、コンタクト回数104が「5」以上の場合、例えば、ターゲット位置決定部4は、プローブターゲット位置21、22、23、24の順番で、順次選択する。
次に、ステージ移動制御部5は、ターゲット位置決定部4から送られた使用プローブターゲット位置の情報をもとに、ステージの移動を制御し、使用プローブターゲット位置を確定させる。また、プローバー1は、当該使用プローブターゲット位置にプロービングを行う(S103)。また、この状態において、例えば、テスターにより、検査対象ウェハのウェハ検査が行われる。
次に、コンタクト回数記憶部2は、記憶するコンタクト回数104の値を更新(1増加)する(S104)。
再度、プロービングが行われる場合(S105でNo)、再度、ステップS102以降の処理が行われる。
また、全てのプロービングが完了した場合(S105でYes)、処理が終了する。
以上により、本発明の実施の形態1に係るプローバー1は、コンタクト回数に応じて、プローブターゲット位置を順次変更する。これにより、複数回のウェハ検査を行なう際に、パッド11内の同一箇所にプローブが当たることが避けられる。これにより、プローバー1は、安定した接触抵抗を維持できるとともに、プローブによるパッド11下へのダメージを低減できる。結果、安定したウェハ検査が実施できるので、検査後も信頼性の高い半導体を出荷することができる。
また、特許文献3記載の方法では、プローブ痕の重複は避けられるが、プローバーのオペレーターが過去の検査回数を認識して、その回数に応じて、プローブカードを交換する作業が必要である。また、特許文献3記載の方法は、検査工程毎にプローブカードを用意する必要があり、プローブカードの設計費及び製造費と、工程の管理コストとが増加するという課題を有する。
一方で、本発明の実施の形態1に係るプローバー1では、プローブターゲット位置の変更は自動的に行われるので、オペレーターは検査対象ウェハの検査回数を意識して作業する必要がない。よって、オペレーターの作業の増加を抑制できる。また、本発明の実施の形態1に係るプローバー1では、複数のプローブカードを用いる必要がないので、プローブカードの設計費及び製造費の増加と、工程の管理コストの増加とを抑制できる。
また、特許文献4記載の方法は、プローブターゲット位置をずらす量を最適化するためプローブ痕を採寸する工程を含む。しかし、もし検査毎に異なるプローブを使う場合が発生すると、検査毎にプローブ痕が異なるため、最適なプローブターゲット位置を計算し設定する過程が複雑になるという問題がある。
一方で、本発明の実施の形態1に係るプローバー1では、上記プローブ痕を採寸する工程等は含まれないため、処理の複雑化を低減できる。
このように、本発明の実施の形態1に係るプローバー1は、複数回の測定においても、パッド下の配線及び素子に与えるダメージを低減できるとともに、安定した接触抵抗を実現できる。さらに、本発明の実施の形態1に係るプローバー1は、コスト増加、及び処理の複雑化を抑制できる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2では、上述した実施の形態1に係るプローバー1の変形例について説明する。
なお、以下では、実施の形態1との相違点を主に説明し、同様の構成要素及び処理内容については説明を省略する。
ここで、パッド構造の条件に応じて、プローブターゲット位置1箇所に複数回のプロービングを許容する場合がある。
一方で、特許文献4記載の法では、プローブ痕の重複を1回も認めない。もし検査対象ウェハのパッドがワイヤーボンディングパッドであり、また1箇所につき複数回のプロービングを許容できる強度がある構造だったとしたら、接合性の観点から、プローブ痕は複数個所につけるより、数少ない方が好ましい。しかし、特許文献4では重複を認めないので、接合面積が減り接合性が悪くなる。
よって、本発明の実施の形態2では、各プローブターゲット位置に対して複数回のプロービングを認める構成について説明する。
本発明の実施の形態2では、ターゲット位置規則記憶部3に記憶されるターゲット位置規則110Aが実施の形態1に係るターゲット位置規則110と異なる。また、当該ターゲット位置規則110Aを用いた、ターゲット位置決定部4による処理の一部が実施の形態1と異なる。
図7は、本発明の実施の形態2に係るターゲット位置規則110Aの一例を示す図である。
図7に示すターゲット位置規則110Aは、図3に示すターゲット位置規則110に対して、さらに、コンタクト許容回数113を含む。
このコンタクト許容回数113は、複数のプローブターゲット位置の1箇所あたりのプロービングを許容する回数を示す。
ターゲット位置決定部4は、検査対象ウェハのコンタクト回数104からプローブターゲット位置を決定する際、コンタクト許容回数113を読み出す。そして、ターゲット位置決定部4は、使用回数がコンタクト許容回数113以下になるように、複数のプローブターゲット位置から使用プローブターゲット位置を決定する。また、プローバー1は、使用回数の全てがコンタクト許容回数113になるまで、検査対象ウェハに対してプロービングを行う。
ここで使用回数とは、複数のプローブターゲット位置ごとに、当該プローブターゲット位置がターゲット位置決定部4により使用プローブターゲット位置に決定された回数である。つまり、使用回数は、複数のプローブターゲット位置ごとに、当該プローブターゲット位置が検査に用いられた回数である。
このように、ターゲット位置決定部4は、各プローブターゲット位置に対して複数回のプロービングを認める。
以上により、本発明の実施の形態2に係るプローバー1は、一つのプローブターゲット位置に対して複数回のプロービングを行う。これにより、本発明の実施の形態2に係るプローバー1は、安定した接触抵抗を実現できる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3では、複数回のプロービングを行なう際の具体的な処理例を説明する。
複数回のプロービングを行なう際、思想として、パッドダメージを低減するか、ボンダビリティ性を確保するかの、どちらかを優先することを考える。
実施の形態3では、パッドダメージの低減を優先する方法について説明する。
本発明の実施の形態3では、ターゲット位置規則記憶部3に記憶されるターゲット位置規則110Bが実施の形態2に係るターゲット位置規則110Aと異なる。また、当該ターゲット位置規則110Bを用いた、ターゲット位置決定部4による処理の一部が実施の形態2と異なる。
図8は、本発明の第3実施の形態に係るターゲット位置規則110Bの一例を示す図である。図8に示すターゲット位置規則110Bは、図7に示すターゲット位置規則110Aの構成に加え、さらに、モード114を含む。
モード114は、ターゲット位置決定部4の動作モードを示す記号又は数字である。ここでは、モード114は、パッドダメージの低減を優先するモード「1」を示している。
ターゲット位置決定部4は、パッドダメージを低減するために、プローブターゲット位置1箇所あたりのコンタクト回数が極力少なくなるように、つまり、複数あるプローブターゲット位置がまんべんなく選択されるように、プローブターゲット位置を決定する。
具体的には、ターゲット位置決定部4は、コンタクト回数104が1増加するごとに、ターゲット位置規則110で示される次の順番のプローブターゲット位置に使用プローブターゲット位置を変更する。また、ターゲット位置決定部4は、ターゲット位置規則110で示される順番に従い、複数のプローブターゲット位置の全てを1回ずつ選択した場合、再度、ターゲット位置規則110で示される順番に従い、複数のプローブターゲット位置から使用プローブターゲット位置を決定する。これにより、ターゲット位置決定部4は、複数のプローブターゲット位置のうち、最も使用回数が少ないプローブターゲット位置を使用プローブターゲット位置に決定できる。
図9は、この場合のプローブ痕51〜55を示す平面図である。なお、プローブ痕51〜55は、その順に、それぞれ、1回目〜5回目のプロービングの際に形成されたプローブ痕である。
また、図9に示すようにパッドをマクロな視点で見ると、プローブターゲット位置の数(この場合は4個)だけプローブ痕がつく。
図10は、本発明の実施の形態3に係るプローバー1によるプロービング方法のフローチャートである。
まず、ターゲット位置規則記憶部3は、入力部7に入力されたターゲット位置規則110Bを記憶する(S201)。
次に、ターゲット位置決定部4は、コンタクト回数記憶部2に記憶されているコンタクト回数104と、ターゲット位置規則110とに基づき、複数のプローブターゲット位置のうち、次の順番のプローブターゲット位置を使用プローブターゲット位置に決定する(S202)。なお、一回目のプロービングの場合(コンタクト回数104が「0」の場合)、順番111が「1」のプローブターゲット位置が選択される。
次に、プローバー1は、当該使用プローブターゲット位置にプロービングを行う(S203)。
次に、コンタクト回数記憶部2は、記憶するコンタクト回数104の値を更新(1増加)する(S204)。
再度、プロービングが行われる場合(S205でNo)、再度、ステップS202以降の処理が行われる。
また、全てのプロービングが完了した場合(S205でYes)、処理が終了する。
以上の処理により、例えば、図8及び図9に示す例では、順番111が「1」、「2」、「3」、「4」、「1」のプローブターゲット位置が、この順に選択され、プローブ痕51、52、53、54、55がこの順に形成される。
以上により、本発明の実施の形態3に係るプローバー1は、パッドダメージを優先して低減できる。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4では、複数回のプロービングを行なう際の具体的な処理例であり、ボンダビリティ性の確保を優先する場合について説明する。
図11は本発明の実施の形態4に係るターゲット位置規則110Cの一例を示す図である。図11に示すターゲット位置規則110Cは、図8に示すターゲット位置規則110Bに対して、モード114が、ボンダビリティ性の確保を優先するモード「2」を示している点が異なる。
また、実施の形態4では、プローバー1は、外周パッドのワイヤーボンディング又はエリアパッドのはんだ接合の接合性を確保するため、プローブ痕の総面積を極力小さくするように制御する。つまり、プローバー1は、優先するプローブターゲット位置から許容回数分プロービングしていく方法を取る。
具体的には、ターゲット位置決定部4は、直前のプロービングにおいてターゲット位置決定部4により決定された使用プローブターゲット位置である直前プローブターゲット位置の使用回数が、コンタクト許容回数113未満の場合、直前プローブターゲット位置を使用プローブターゲット位置に決定する。また、直前プローブターゲット位置の使用回数が、コンタクト許容回数113に達した場合、ターゲット位置規則110で示される次の順番のプローブターゲット位置に使用プローブターゲット位置を変更する。これにより、ターゲット位置決定部4は、複数のプローブターゲット位置のうち、最も使用回数が多いプローブターゲット位置を使用プローブターゲット位置に決定できる。
図12は、この場合のプローブ痕61〜65を示す平面図である。なお、プローブ痕61〜65は、その順に、それぞれ、1回目〜5回目のプロービングの際に形成されたプローブ痕である。
また、パッド11内につくプローブ痕の個数(この場合3個)は、マクロな視点で見て、ターゲット位置規則にあるプローブターゲット位置の数(4個)と一致しない。
図13は、本発明の実施の形態4に係るプローバー1によるプロービング方法のフローチャートである。
まず、ターゲット位置規則記憶部3は、入力部7に入力されたターゲット位置規則110Cを記憶する(S301)。
次に、ターゲット位置決定部4は、直前プローブターゲット位置の使用回数が、コンタクト許容回数113未満であるか否かを判定する(S302)。
直前プローブターゲット位置の使用回数が、コンタクト許容回数113未満の場合(S302でYes)、ターゲット位置決定部4は、直前プローブターゲット位置を使用プローブターゲット位置に決定する(S303)。言い換えると、ターゲット位置決定部4は、使用プローブターゲット位置を変更しない。
一方、直前プローブターゲット位置の使用回数が、コンタクト許容回数113に達した場合(S302でNo)、ターゲット位置決定部4は、ターゲット位置規則110Cで示される次の順番のプローブターゲット位置を使用プローブターゲット位置に決定する(S304)。なお、一回目のプロービングの場合(コンタクト回数104が「0」の場合)、順番111が「1」のプローブターゲット位置が選択される。
ステップS303又はS304の後、プローバー1は、決定された使用プローブターゲット位置にプロービングを行う(S305)。
次に、コンタクト回数記憶部2は、記憶するコンタクト回数104の値を更新(1増加)する(S306)。
再度、プロービングが行われる場合(S307でNo)、再度、ステップS302以降の処理が行われる。
また、全てのプロービングが完了した場合(S307でYes)、処理が終了する。
以上の処理により、例えば、図11及び図12に示す例では、順番111が「1」、「1」、「2」、「2」、「3」のプローブターゲット位置が、この順に選択され、プローブ痕61、62、63、64、65がこの順に形成される。
以上により、本発明の実施の形態4に係るプローバー1は、プローブ痕の個数を減らすことができるので、ボンダビリティ性の確保を優先できる。
(実施の形態5)
本発明の実施の形態5では、実施の形態3の変形例について説明する。
本発明の実施の形態5に係るプローバー1は、使用回数のいずれかがコンタクト許容回数113を越える場合は、警告を発し次の動作指示を待つ。
図14は、本発明の実施の形態5に係るプローバー1によるプロービング方法のフローチャートである。
まず、ターゲット位置規則記憶部3は、入力部7に入力されたターゲット位置規則110Bを記憶する(S201)。
次に、ターゲット位置決定部4は、次回のプロービングにより使用回数のいずれかがコンタクト許容回数113を越えるか否かを判定する(S401)。具体的には、ターゲット位置決定部4は、ターゲット位置規則110Bに含まれるプローブターゲット位置の数(この場合4個)と、コンタクト許容回数113(この場合2回)との積(8回)を算出する。また、ターゲット位置決定部4は、現在のコンタクト回数104が、算出した積以上である場合、次回のプロービングにより使用回数のいずれかがコンタクト許容回数113を越えると判定し(S401でYes)、現在のコンタクト回数104が、算出した積未満である場合、次回のプロービングにより使用回数の全てがコンタクト許容回数113を越えないと判定する(S401でNo)。
次回のプロービングにより使用回数のいずれかがコンタクト許容回数113を越える場合(S401でYes)、ターゲット位置決定部4は、警告を発し、次の動作指示を待つ(S402)。例えば、ターゲット位置決定部4は、モニタ6に警告メッセージを表示する。
なお、次回のプロービングにより使用回数の全てがコンタクト許容回数113を越えない場合(S401でNo)の処理は、実施の形態3と同様である。
なお、図15に示すように、次回のプロービングにより使用回数のいずれかがコンタクト許容回数113を越える場合(S401でYes)、ターゲット位置決定部4は、処理を終了してもよい。
以上の処理により、例えば、図8に示す例では、検査対象ウェハに対して9回目のプロービングを実施しようとした場合に、オペレーターに警告を発することができる。これにより、使用回数がコンタクト許容回数113を超えることを防止できる。
なお、実施の形態5では、上述した実施の形態3に、さらに、処理を追加した例を説明したが、上述した実施の形態4に、同様の処理を追加してもよい。
また、上記実施の形態1〜5に係るプローバー1に含まれる各処理部は典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部又は全てを含むように1チップ化されてもよい。
また、集積回路化はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後にプログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、又はLSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
また、本発明の実施の形態1〜5に係るプローバー1の機能の一部又は全てを、CPU等のプロセッサがプログラムを実行することにより実現してもよい。
さらに、本発明は上記プログラムであってもよいし、上記プログラムが記録された記録媒体であってもよい。また、上記プログラムは、インターネット等の伝送媒体を介して流通させることができるのは言うまでもない。
また、上記平面図等において、各構成要素の角部及び辺を直線的に記載しているが、製造上の理由により、角部及び辺が丸みをおびたものも本発明に含まれる。
また、上記実施の形態1〜5に係る、プローバー及びその変形例の機能のうち少なくとも一部を組み合わせてもよい。
また、上記で用いた数字は、全て本発明を具体的に説明するために例示するものであり、本発明は例示された数字に制限されない。また、上記で示した各構成要素の材料は、全て本発明を具体的に説明するために例示するものであり、本発明は例示された材料に制限されない。
更に、本発明の主旨を逸脱しない限り、本実施の形態に対して当業者が思いつく範囲内の変更を施した各種変形例も本発明に含まれる。
本発明は、半導体ウェハを検査するためのプローバー及びプロービング方法に有用である。
1 プローバー
2 コンタクト回数記憶部
3 ターゲット位置規則記憶部
4 ターゲット位置決定部
5 ステージ移動制御部
6 モニタ
7 入力部
10 半導体
11 パッド
12、21、22、23、24 プローブターゲット位置
51、52、53、54、55、61、62、63、64、65 プローブ痕
101 品種名
102 ロット名
103 ウェハ番号
104 コンタクト回数
105 検査履歴
110、110A、110B、110C ターゲット位置規則
111 順番
112 座標
113 コンタクト許容回数
114 モード

Claims (9)

  1. 単一の検査対象ウェハに対して複数回のプロービングを行なうプローバーであって、
    前記検査対象ウェハにプロービングが行われた回数であるコンタクト回数の値に対応付けられた、互いに異なる複数のプローブターゲット位置を示すターゲット位置規則を記憶するターゲット位置規則記憶部と、
    前記ターゲット位置規則において、現在のコンタクト回数に対応付けられているプローブターゲット位置を、前記検査対象ウェハに対する次回のプロービングに使用する使用プローブターゲット位置に決定するターゲット位置決定部とを備える
    プローバー。
  2. 前記ターゲット位置規則は、前記コンタクト回数の値と前記プローブターゲット位置との対応付けを示す情報として、前記複数のプローブターゲット位置が使用される順番を示し、
    前記ターゲット位置決定部は、前記現在のコンタクト回数と前記ターゲット位置規則で示される前記順番とに従い、前記複数のプローブターゲット位置のいずれかを、前記使用プローブターゲット位置に決定する
    請求項1記載のプローバー。
  3. 前記ターゲット位置規則は、さらに、前記複数のプローブターゲット位置の1箇所あたりのプロービングを許容する回数であるコンタクト許容回数を示し、
    前記プローバーは、前記複数のプローブターゲット位置の各々がプロービングに使用された回数である使用回数の全てが前記コンタクト許容回数になるまで、前記検査対象ウェハに対してプロービングを行う
    請求項2記載のプローバー。
  4. 前記ターゲット位置決定部は、コンタクト回数が1増加するごとに、前記ターゲット位置規則で示される次の順番のプローブターゲット位置に前記使用プローブターゲット位置を変更する
    請求項3記載のプローバー。
  5. 前記ターゲット位置決定部は、
    前記ターゲット位置規則で示される順番に従い、前記複数のプローブターゲット位置の全てを1回ずつ選択した場合、再度、前記ターゲット位置規則で示される順番に従い、前記複数のプローブターゲット位置から前記使用プローブターゲット位置を決定する
    請求項4記載のプローバー。
  6. 前記ターゲット位置決定部は、
    直前のプロービングにおいて前記ターゲット位置決定部により決定された前記使用プローブターゲット位置である直前プローブターゲット位置の使用回数が、前記コンタクト許容回数未満の場合、前記直前プローブターゲット位置を前記使用プローブターゲット位置に決定し、
    前記直前プローブターゲット位置の使用回数が、前記コンタクト許容回数に達した場合、前記ターゲット位置規則で示される次の順番のプローブターゲット位置に前記使用プローブターゲット位置を変更する
    請求項3記載のプローバー。
  7. 前記ターゲット位置決定部は、次回のプロービングにより前記使用回数のいずれかが前記コンタクト許容回数を越える場合、
    警告を発し次の動作指示を待つ、又は、処理を終了する
    請求項3記載のプローバー。
  8. 単一の検査対象ウェハに対して複数回のプロービングを行なうプロービング方法であって、
    前記検査対象ウェハにプロービングが行われた回数であるコンタクト回数の値に対応付けられた、互いに異なる複数のプローブターゲット位置を示すターゲット位置規則を記憶するターゲット位置規則記憶ステップと、
    前記ターゲット位置規則において、現在のコンタクト回数に対応付けられているプローブターゲット位置を、前記検査対象ウェハに対する次回のプロービングに使用する使用プローブターゲット位置に決定するターゲット位置決定ステップとを含む
    プロービング方法。
  9. 請求項8記載のプロービング方法をコンピュータに実行させる
    プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114062890A (zh) * 2020-08-10 2022-02-18 杭州旗捷科技有限公司 芯片测试主板、芯片测试设备以及芯片测试方法

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