JP2012022985A - 接点装置 - Google Patents

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Hideki Enomoto
英樹 榎本
Ritsu Yamamoto
律 山本
Sumihisa Fukuda
純久 福田
Yoji Ikeda
陽司 池田
Ryosuke Ozaki
良介 尾▲崎▼
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Abstract

【課題】ヨーク板及びヨーク当接部での発熱を抑制した接点装置を提供する。
【解決手段】固定接点32を各々有する一対の固定端子33と、固定接点32に各々接離する一対の可動接点34が上面に並設される可動接触子35と、可動接触子35の上面側に配設されて可動接触子35の固定接点32側への移動を規制するヨーク当接部52と、可動接触子35の下面側に配設され、可動接触子35を介してヨーク当接部52に対向するヨーク板6と、可動接触子35を固定接点32側へ付勢する接圧ばね36と、ヨーク当接部52に連結される軸部51と、可動接点34が固定接点32に接離するように軸部51を駆動させる電磁石ブロック2とを備え、ヨーク当接部52は、板状の磁性体521が積層されて構成され、ヨーク体6は、板状の磁性体61が積層されて構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、接点装置に関するものである。
従来から、図11に示すように、固定接点32を有する固定端子33と、可動接点72を有する可動接触子71と、ヨーク体81と、接圧ばね36と、可動軸91と、ケース31と、駆動手段2とを備えた接点装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
可動接触子71は、略矩形平板状に形成されて上面の左右両端側に可動接点72が各々形成され、略中央に挿通孔71aが形成される。
ヨーク体81は、磁性材料を用いて矩形平板状に形成されて上面が可動接触子71の下面に当接した状態で当該可動接触子71に固定される。また、ヨーク体81は、その略中央に挿通孔81aが形成される。
可動軸91は、可動接触子71の挿通孔71a及びヨーク体81の挿通孔81aを移動自在に挿通する棒体状の軸部911と、磁性材料から矩形平板状に形成されて軸部911の上端に固定されるヨーク当接部912とから構成される。
ヨーク当接部912は、磁性材料を用いて略矩形平板状に形成され、可動接触子71の上面に対向して当該可動接触子71の固定接点32側への移動を規制する。つまり、ヨーク当接部912は、ヨークの機能と規制部材としての機能との2つの機能を有している。
また、ヨーク当接部912は、可動接触子71を介してヨーク体81に対向する。
接圧ばね36は、コイルスプリングからなり、その内径部に可動軸91の軸部911が挿通し、上端がヨーク体81の下面に当接して当該ヨーク体81を介して可動接触子71を固定接点32側へ押圧する。
駆動手段2は、電磁石が用いられ、当該電磁石に可動軸91における軸部911の下端が接続される。
そして、駆動手段2によって可動軸91が上方向へ移動してヨーク当接部912が固定接点32側へ移動し、当該移動に伴って可動接触子71に対する固定接点32側への規制が解除される。そして、可動接触子71が、接圧ばね36の付勢力によって固定接点32側へ移動して可動接点72と固定接点32とが当接する。
特開2010−010056号公報
ここで、一般的に、電気自動車やハイブリットカー等の車輌では、当該車輌が備えるインバータ等によって主回路に流れる電流に高周波成分のリプルが発生する。そのため、上記従来例における接点装置を上記車輌に適用すると、リプルを含んだ電流が可動接触子71を流れ、当該可動接触子71の近傍に配設されたヨーク体81及びヨーク当接部912に高周波磁束が発生する。そして、ヨーク体81及びヨーク当接部912には、高周波磁束に起因して渦電流が流れ、ヨーク体81及びヨーク当接部912が発熱する。
そして、固定接点32に可動接点72が接離する際に接点間に発生するアークに加えて、ヨーク体81及びヨーク当接部912で発生する熱が接点間に伝達することで接点間が高温となって溶着する虞があった。そのため、ヨークの発熱を抑制できる接点装置が望まれていた。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、ヨークの発熱を抑制した接点装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明の接点装置は、固定接点を各々有する一対の固定端子と、前記固定接点に各々接離する一対の可動接点が一面に並設される可動接触子と、前記可動接触子の一面に対向して配設される第一のヨークと、前記可動接触子の他面に対向して配設され、前記可動接触子を介して前記第一のヨークに対向する第二のヨークと、前記可動接触子を前記固定接点側へ付勢する接圧ばねと、前記可動接触子の前記固定接点側への移動を規制する規制手段と、前記規制手段に連結される可動軸と、前記可動接点が前記固定接点に接離するように前記可動軸を駆動させる駆動手段とを備え、前記第一、第二のヨークは、板状の磁性体を複数積層して構成されることを特徴とする。
この接点装置において、前記第一、第二のヨークは、板状の磁性体を複数積層して構成され。前記各磁性体は、隙間を介して互いに対向することが好ましい。
この接点装置において、前記ヨーク板は、焼結材料を用いて形成されることが好ましい。
この接点装置において、前記ヨーク板は、ケイ素鋼板を用いて形成されることが好ましい。
この接点装置において、前記可動接触子は、通電された際にその周囲に前記第一、第二のヨークを通る磁束を形成し、前記第一のヨークは、前記可動接触子と対向する面において前記磁束が入射する箇所及び出射する箇所のそれぞれに第一のテーパー面が形成され、前記第二のヨークは、前記可動接触子と対向する面において前記第一のテーパー面と対向する箇所に、当該第一のテーパー面と平行な第二のテーパー面が形成されることが好ましい。
この接点装置において、前記可動接触子の他面と、当該他面に対向する前記第二のヨークの一面とのいずれか一方には、第一の凸部が形成され、いずれか他方には、前記第一の凸部が嵌まり込む第一の凹部が形成されることが好ましい。
この接点装置において、前記第二のヨークは、一面が前記可動接触子に対向して他面に第二の凸部が形成され、前記接圧ばねは、コイルばねから形成されてその一端側内径部に前記第二の凸部が嵌まり込むことが好ましい。
この接点装置において、固定接点を有する固定端子と、前記固定接点に接離する可動接点を一面に有し、挿通孔が形成された可動接触子と、前記挿通孔に移動自在に挿通する軸部、及び当該軸部の一端に設けられて可動接触子の固定接点側への移動を規制する当接部を有する可動軸と、前記可動接触子を前記固定接点側へ付勢する接圧ばねと、前記可動接点が前記固定接点に接離するように前記可動軸を駆動させる駆動手段と前記可動接触子の一面に対向して配設される第一のヨークと、前記可動接触子の他面に対向して配設されて一面が前記可動接触子を介して前記第一のヨークに対向する第二のヨークとを備えることが好ましい。
この接点装置において、固定接点を有する固定端子と、前記固定接点に接離する可動接点を一面に有する可動接触子と、天板、及び当該天板に対向する底板、及び天板と底板とを接続する一対の側板とから略矩形枠型に形成され、当該一対の側板間に前記可動接触子が配設される保持体と、一面が前記保持体の天板に当接して当該保持体に保持され、他面が前記可動接触子の一面に対向する第一のヨークと、一面が前記可動接触子の他面に当接し、当該可動接触子を介して前記第一のヨークに対向する第二のヨークと、一端が前記第二のヨークの他面に当接して他端が前記保持体の底面に当接し、前記第二のヨークを介して前記可動接触子を前記固定接点側へ付勢する接圧ばねと、前記保持体に連結される可動軸と、前記可動接点が前記固定接点に接離するように前記可動軸を駆動させる駆動手段とを備えることが好ましい。
この接点装置において、前記第一のヨークの一面、及び当該一面に当接する前記保持体の天板のいずれか一方には、第三の凸部が形成され、いずれか他方には、前記第三の凸部が嵌まり込む第三の凹部が形成されることが好ましい。
この接点装置において、前記側板は、内面側から厚み方向に切り欠かれて切り欠き部が形成され、当該切り欠き部には、前記側板に対向する前記第一、第二のヨークの側端部が収納されることが好ましい。
この接点装置において、前記第一のヨークは、その両端部が前記切り欠き部に各々嵌合することが好ましい。
この接点装置において、前記第二のヨークは、その両端部が前記切り欠き部の側縁に各々摺接することが好ましい。
この接点装置において、前記第一のヨークは、前記保持体に係合することが好ましい。
本発明では、ヨーク板の発熱を抑制した接点装置を提供することができるという効果がある。
本発明の実施形態1における接点装置の斜視図を示す。 同上における接点装置の断面図を示す。 同上における接点装置の要部概略図を示す。 同上における接点装置を備える電磁継電器の断面図を示す。 同上における電磁継電器の外観図を示す。 同上における電磁継電器の分解斜視図を示す。 本発明の実施形態2における接点装置の斜視図を示す。 同上における接点装置の断面図を示す。 同上における接点装置の断面図を示す。 同上における接点装置の別形態での要部拡大図を示す。 従来例における接点装置の断面図を示す。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
本実施形態の接点装置について図1〜3を用いて説明を行う。なお、図1における上下左右を基準とし、上下左右方向と直交する方向を前後方向として説明を行う。
本実施形態の接点装置は、図1、2に示すように、ケース31と、固定接点32を有する固定端子33と、可動接点34を有する可動接触子35と、接圧ばね36と、可動軸5と、ヨーク体6と、電磁石ブロック(駆動手段)2とを備えている。
ケース31は、図2に示すように、セラミック等の耐熱性材料から中空矩形箱型に形成され、その内部には、固定接点32と可動接点34とが接離する際に発生するアークを短時間で消弧するためのガスが封入される。なお、このようなガスとしては、アークが発生する温度領域で最も熱伝導に優れた、例えば水素ガスを主体とした混合ガスが用いられる。また、図1では、ケース31の下面のみを表示し、その他の面については省略している。
固定端子33は、銅等の導電性材料により略円柱状に形成され、ケース31の上面に貫設される。そして、固定端子33は、上端に鍔部33aが形成されて下端に固定接点32が固着されている。なお、固定接点32は、固定端子33と一体に形成されていてもよい。また、固定端子33の上面から軸方向へねじ孔33bが形成されており、図示しない外部負荷等がねじ孔33bに図示しないねじによって共締め固定される。
可動接触子35は、略矩形平板状に形成されて上面の左右両端側に可動接点34が各々固着され、図2に示すように、下面略中央に略矩形板状の位置決め凸部(第一の凸部)35aが形成される。また、可動接触子35は、略中央に厚み方向に挿通する挿通孔35bが形成されている。そして、可動接触子35は、左右方向に並設される一対の固定端子33の固定接点32に、各可動接点34を対向させた状態で配設される。
可動軸5は、棒体状の軸部51と、軸部51の上端に当該軸部51と一体に設けられるヨーク当接部(第一のヨーク、規制部)52とから構成される。
軸部51は、長尺丸棒状に形成され、可動接触子35の挿通孔35b及びヨーク体6の略中央に形成される挿通孔6cに挿通自在に設けられる。
ヨーク当接部52は、略矩形板状に形成された複数の磁性体521を互いに当接した状態で左右方向に積層することにより略直方体型に形成されている。ここで、磁性体521は、金属粉末(焼結材料)を用いて射出成型した後に焼結処理を行うことで完成する金属射出成型(Metal Injection Molding)により形成される。
また、ヨーク当接部52は、下面における前端及び後端の各角部が面取り処理されて傾斜面(第一のテーパー面)52aが各々形成されている。
ヨーク体(第二のヨーク)6は、略矩形板状に形成された複数の磁性体61を互いに当接した状態で左右方向に積層することにより略直方体型に形成されている。ここで、磁性体61は、金属粉末(焼結材料)を用いて射出成型した後に焼結処理を行うことで完成する金属射出成型(Metal Injection Molding)により形成される。
また、ヨーク体6は、その上面略中央に略矩形板状の凹部(第一の凹部)6aが形成され、下面略中央には略円板状の凸部(第二の凸部)6bが形成される。また、上記の通りヨーク体6は、その略中央に厚み方向に挿通する挿通孔6cが形成されている。
更に、ヨーク体6は、上面の前端及び後端に、前後方向における先端側へ向かうに従って上方向へ傾斜する傾斜面(第二のテーパー面)6dが形成されている。ここで、傾斜面6dは、ヨーク当接部52における傾斜面52aと略平行に形成されると共に、当該傾斜面52aと上下方向において対向する。
そして、ヨーク体6は、挿通孔6cに可動軸5の軸部51が移動自在に挿通し、凹部6aに可動接触子35の位置決め凸部35aが嵌め込まれる。これにより、ヨーク体6は、可動接触子35に対して位置決めされる。
接圧ばね36は、コイルスプリングが用いられ、その内径部に可動軸5における軸部51が移動自在に挿通し、上端側の内径部にヨーク体6における凸部6bが嵌め込まれて当該ヨーク体6に対して位置決めされる。また、接圧ばね36の下端は、ケース31の内壁に当接して当該内壁とヨーク体6との間で圧縮状態で設けられ、ヨーク体6を介して可動接触子35を固定接点34側(上方側)へ押圧する。ここで、上方へ押圧された可動接触子35は、上面がヨーク当接部52に当接して固定接点32側への移動が規制される。
電磁石ブロック2は、可動軸5における軸部51の下端側が接続され、通電の入り切りに応じて可動軸5を上方向へ移動させる。ここで、本実施形態の接点装置は、所謂常開型の接点装置であり。電磁石ブロック2が通電された際に、可動接点34が固定接点32に当接するものである。以下、本実施形態の接点装置の動作について詳細に説明を行う。
まず、電磁石ブロック2が通電されると、当該電磁石ブロック2によって可動軸5が上方へ移動し、可動軸5におけるヨーク当接部52が上方へ変位して可動接触子35の上方への移動の規制が解除される。すると、図2に示すように、可動接触子35は、ヨーク体6を介して接圧ばね36から受ける上方への付勢力によって固定接点32側へ変位し、可動接点34と固定接点32とが互いに当接して接点間が導通する。ここで、ヨーク当接部52は、駆動手段2によって変位後の位置が保たれ、接圧ばね36によって上方へ保持された可動接触子35に当接または近接する。
そして、接点間が導通して可動接触子35に電流が流れることで、図3に示すように、可動接触子35の周囲に磁場が発生し、ヨーク当接部52とヨーク体6とが磁化されて、当該ヨーク当接部52とヨーク体6とは互いに引き付け合う。つまり、ヨーク当接部52とヨーク体6との間には、磁気吸引力が発生する。ここで、可動軸5は、電磁石ブロック2によってその位置が保たれていることからヨーク当接部52の位置は保持され、ヨーク体6がヨーク当接部52から磁気吸引力を受けて可動接触子35を固定接点32側へ押圧する。そして、上記磁気吸引力は、接点間が当接する際、若しくは、短絡電流等の大電流が可動接触子35に流れた際に、可動接触子35に発生する接点反発力(下向きの力)とは、略180度反対方向に働く。従って、ヨーク当接部52とヨーク体6との間に働く磁気吸引力は、接点反発力を最も効率よく打ち消す方向に働く力となっている。
ここで、一般的に電気自動車やハイブリットカー等の車輌では、当該車輌が備えるインバータ等によって主回路に流れる電流に高周波成分のリプルが発生する。そのため、本実施形態の接点装置を上記車輌に適用すると、リプルを含んだ電流が可動接触子35を流れ、当該可動接触子35の近傍に配設されたヨーク当接部52及びヨーク体6に高周波磁束が発生する。しかしながら、ヨーク当接部52は、板状の磁性体521を複数積層した積層構造となっていることから上記磁束に起因する渦電流の発生を低減し、ヨーク当接部52での温度上昇を抑制することができる。同様に、ヨーク体6は、複数の磁性体61を複数積層した積層構造となっていることから上記磁束に起因する渦電流の発生を低減し、ヨーク体6の温度上昇を抑制することができる。
従って、本実施形態の接点装置は、ヨーク当接部52及びヨーク体6の温度上昇を抑制することができる。そのため、ヨーク当接部52及びヨーク体6の近傍に位置する接点部の過度の温度上昇を防止でき、接点間における溶着を防止することができる。
また、本実施形態の接点装置では、ヨーク当接部52の下面の前後両端に傾斜面52aが各々形成され、ヨーク体6の上面の前後両端には、傾斜面52aと対向すると共に当該傾斜面に平行となる傾斜面6dが各々形成されている。そのため、ヨーク当接部52とヨーク体6とは、互いに対向する面積が大きくなり、上記磁気吸引力がより強く働いて上記接点反発耐量をより増大させることができる。
なお、本実施形態の接点装置では、複数の磁性体61が、互いに当接した状態で積層されているが、複数の磁性体61は、互いに予め決められた寸法のギャップを介して対向して積層されていてもよい。そして、複数の磁性体61を互いに上記ギャップを介して対向して積層することで、上記渦電流の発生を更に抑えることができ、ヨーク体6の温度上昇を更に抑制することができる。なお、上記ギャップには、例えば樹脂等の非磁性材料が充填されてその寸法が維持される。
また、本実施形態では、複数の磁性体61が左右方向に積層されているが、上記方向はこれに限定されず、上下方向に積層されていてもよい。
そして、磁性体521についても上記磁性体61と同様に、互いに予め決められた寸法のギャップを介して対向して積層されていてもよい。そして、複数の磁性体521を互いに上記ギャップを介して対向して積層することで、上記渦電流の発生を更に抑えることができ、ヨーク当接部52の温度上昇を更に抑制することができる。なお、上記ギャップには、例えば樹脂等の非磁性材料が充填されてその寸法が維持される。
また、磁性体521の積層方向についても、左右方向に限定されず、上下方向に積層されていてもよい。
また、磁性体61、521は、金属射出成型によって形成されているが、磁性体61、521としてケイ素鋼板を用いてもよい。そして、磁性体61,521としてケイ素鋼板を用いた場合、ヨーク体6及びヨーク当接部52に発生した磁束によるヒステリシス損失を低減することができ、ヨーク体6及びヨーク当接部52における発熱を更に抑制することができる。
そして、上記本実施形態の接点装置は、例えば、図4に示すような電磁継電器に用いられる。
上記電磁継電器は、図4(a)、(b)、図5(a)、(b)、図6(a)〜(c)に示すように、中空箱型のハウジング4内に、電磁石ブロック(駆動手段)2と接点ブロック3とを一体に組み合わせて構成される内器ブロック1を収納する。以下、図4(a)における上下左右を基準とし、上下左右方向と直交する方向を前後方向とする。
電磁石ブロック2は、励磁巻線22が巻回するコイルボビン21と、励磁巻線22の両端がそれぞれ接続される一対のコイル端子23と、コイルボビン21内に配設固定される固定鉄心24と、可動鉄心25と、継鉄26と、復帰ばね27とを備える。
コイルボビン21は、樹脂材料により上端及び下端に鍔部21a、21bが形成された略円筒状に形成され、鍔部21a、21b間の円筒部21cには励磁巻線22が巻回されている。また、円筒部21cの下端側の内径は、上端側の内径よりも拡径されている。
励磁巻線22は、図6(c)に示すように、コイルボビン21の鍔部21aに設けられる一対の端子部121に端部が各々接続され、端子部121に接続されるリード線122を介して一対のコイル端子23とそれぞれ接続される。
コイル端子23は、銅等の導電性材料から形成され、半田等によりリード線122と接続される。
継鉄26は、図4(a)に示すように、コイルボビン21の上端側に配設される継鉄板26Aと、コイルボビン21の下端側に配設される継鉄板26Bと、継鉄板26Bの左右両端から継鉄板26A側へ延設される一対の継鉄板26Cとから構成される。
継鉄板26Aは、略矩形板状に形成され、その上面側略中央には凹部26aが形成されており、当該凹部26aの略中央には挿通孔26cが形成されている。
そして、挿通孔26cには、上端に鍔部28aが形成される有底円筒状の円筒部材28が挿通し、鍔部28aが凹部26aに接合される。ここで、円筒部材28の円筒部28b内の下端側には、磁性材料から略円柱状に形成される可動鉄心25が配設される。更に円筒部28b内には、磁性材料から略円筒状に形成されて軸方向において可動鉄心25と対向する固定鉄心24が配設される。
また、継鉄板26Aの上面には、周縁部が継鉄板26Aにおける挿通孔26cの開口周縁に固定される略円板状のキャップ部材45が設けられ、当該キャップ部材45によって可動鉄心25の抜け止めがなされる。また、キャップ部材45は、その略中央が上方向へ略円柱状に凹んで凹部45aが形成され、当該凹部45a内に固定鉄心24の上端に形成される鍔部24aが収納される。
そして、コイルボビン21における下端側の内周面と、円筒部材28の外周面との間に形成される隙間部分には、磁性材料からなる円筒状のブッシュ26Dが嵌合されている。そして、ブッシュ26Dは、継鉄板26A〜26Cと固定鉄心24と可動鉄心25と共に磁気回路を形成している。
復帰ばね27は、固定鉄心24の内径24bを挿通すると共に、下端が可動鉄心25の上面と当接し、上端がキャップ部材45の下面に当接する。ここで、復帰ばね27は、可動鉄心25とキャップ部材45との間に圧縮状態で設けられており、可動鉄心25を下方へ弾性付勢するものである。
次に、接点ブロック3は、ケース31と、一対の固定端子33と、と可動接触子35と、ヨーク体6と、接圧ばね36と、可動軸5とを備える。
可動軸5は、軸部51が、可動接触子35の略中央に形成される挿通孔35b、及びヨーク体6の略中央に形成される挿通孔6c、及びキャップ部材45の略中央に形成される挿通孔45b、及び復帰ばね27を挿通する。そして、軸部51は、下端部にねじ部51aが形成され、当該ねじ部51aが、可動鉄心25に軸方向に沿って形成されるねじ孔25aに螺合することで可動鉄心25と接続する。
ケース31は、セラミック等の耐熱性材料から下面が開口した中空箱型に形成され、その上面には前記固定端子33が貫設する2つの貫通穴31aが並設される。そして、固定接点端子33が、鍔部33aをケース31の上面から突出させた状態で貫通穴31aに貫設されてろう付けにより接合される。
また、図4(a)に示すように、ケース31の開口周縁にはフランジ38の一端がろう付けにより接合される。そして、フランジ38の他端が第一の継鉄板26Aとろう付けにより接合される。
更に、ケース31の開口部には、固定接点32と可動接点34との間で発生するアークを、ケース31とフランジ38との接合部から絶縁するための絶縁部材39が設けられている。
絶縁部材39は、セラミックや合成樹脂等の絶縁性材料から上面が開口した略中空直方体状に形成され、下面略中央に形成される矩形枠39a内の凹部に前記キャップ部材45の凸部45aが嵌合する。また、絶縁部材39の周壁の上端側がケース31の周壁の内面に当接することで、固定接点32と可動接点34とからなる接点部から、ケース31とフランジ部38とからなる接合部の絶縁を図っている。
更に、絶縁部材39の内底面の略中央には、接圧ばね36の外径と略同サイズの内径を有する円環状の壁部39cが形成され、当該壁部39cの略中央には、可動軸5が挿通する挿通孔39bが形成される。そして、当該壁部39c内に接圧ばね36の下端部が嵌め込まれることで接圧ばね36の位置ずれが防止される。
ハウジング4は、樹脂材料によって略矩形箱状に形成され、上面が開口した中空箱型のハウジング本体41と、ハウジング本体41の開口に覆設する中空箱型のカバー42とから構成される。
ハウジング本体41は、左右側壁の前端に電磁継電器を取り付け面にねじ留めにより固定する際に用いられる挿通孔141aが形成された突部141が設けられている。また、ハウジング本体41の上端側の開口周縁には段部41aが形成されており、下端側に比べて外周が小さくなっている。そして、段部41aよりも上方の前面にはコイル端子23の端子部23bが嵌め込まれる一対のスリット41bが形成されている。更に、段部41aよりも上方の後面には、一対の凹部41cが左右方向に並設されている。
カバー42は、下面が開口した中空箱型に形成されており、後面にはハウジング本体41に組み付ける際にハウジング本体41の凹部41cに嵌まり込む一対の突部42aが形成されている。また、カバー42の上面には、上面を左右に略2分割する仕切り部42cが形成され、当該仕切り部42cによって2分割された上面にはそれぞれ、固定端子33が挿通する一対の挿通孔42bが形成される。
そして、図6(c)に示すように、ハウジング4に電磁石ブロック2及び接点ブロック3からなる内器ブロック1収納する際には、コイルボビン21の下端の鍔部21bとハウジング本体41の底面との間に略矩形状の下側クッションゴム43を介装し、ケース31とカバー42との間に固定端子33の鍔部33aが挿通する挿通孔44aが形成された上側クッションゴム44を介装する。
上記構成からなる電磁継電器では、復帰ばね27が接圧ばね36よりも高いばね係数を有することで、復帰ばね27の付勢力によって可動鉄心25が下方へ摺動し、それに伴って可動軸5も下方へ移動する。これにより、可動接触子35は、ヨーク当接部52に下方へ押圧されて当該ヨーク当接部52と共に下方へ移動する。そのため、初期状態では可動接点34が固定接点32と離間している。
そして、励磁巻線22が通電され、可動鉄心25が固定鉄心24に吸引されて上方へ摺動すると、可動鉄心25に連結された可動軸5も連動して上方へ移動する。これにより、可動軸5のヨーク当接部52が固定接点32側へ移動し、可動接触子35に対する上方への移動の規制が解除される。そして、可動接触子35は、接圧ばね36の付勢力により固定接点32側へ移動し、可動接点34が固定接点32に当接して接点間が導通する。
また、励磁巻線22への通電がオフされると、復帰ばね27の付勢力によって可動鉄心25が下方へ摺動し、それに伴って可動軸5も下方へ向かって移動する。そのため、ヨーク当接部52が下方へ移動して可動接触子35も下方へ移動するので、固定接点32と可動接点34とが離間し、接点間が遮断される。
そして、上記電磁継電器は、本実施形態における接点装置を備えることで、ヨーク体6及びヨーク当接部52の温度上昇を抑制でき、接点間における温度上昇を抑えて当該接点間の溶着を防止することができる。
(実施形態2)
本実施形態の接点装置について図7〜9を用いて説明を行う。なお、図7における上下左右を基準とし、上下左右方向と直交する方向を前後方向として説明を行う。また、実施形態1と同様の構成については、同様の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の接点装置は、ケース31と、固定接点32を有する固定端子33と、可動接点34を有する可動接触子35と、ヨーク体(第一、第二のヨーク)63、64と、接圧ばね36と、保持部材65と、可動軸66と、電磁石ブロック2とを備える。
ヨーク体(第一のヨーク)63は、図7に示すように、略矩形板状に形成された複数の磁性体631を互いに当接した状態で左右方向に積層することにより略直方体型に形成されている。ここで、磁性体631は、金属粉末(焼結材料)を用いて射出成型した後に焼結処理を行うことで完成する金属射出成型(Metal Injection Molding)により形成される。
そして、ヨーク体63は、可動接触子35の上面に対向して配設される。また、ヨーク体63の下面における前後両端には、図9に示すように、前後方向において先端側へ向かうに従って上方へ向けて傾斜する傾斜部63aがそれぞれ形成されている。また、ヨーク体63の上面略中央には、略矩形板状の凸部(第三の凸部)63bが突設されている。
ヨーク体(第二のヨーク)64は、図7,8に示すように、略コの字板状の磁性体640を互いに当接した状態で左右方向に複数積層して、断面略コの字状に形成されている。ここで、磁性体640は、ここで、ヨーク板521は、金属粉末(焼結材料)を用いて射出成型した後に焼結処理を行うことで完成する金属射出成型(Metal Injection Molding)により形成される。そして、ヨーク体64は、前後方向に長い矩形板状のベース板641と、ベース板641の前後両端から上方へ向けて延設される一対の延設壁642とから構成される。
ベース板641は、上面略中央に略矩形板状の凹部64aが形成され、下面略中央には略円板状の凸部64bが形成される。そして、ベース板641は、凹部64aに可動接触子35における位置決め凸部35aが嵌め込まれて当該可動接触子35の下面に位置決めされる。
また、一対の延設壁642は、可動接触子35における前後の側端に対向し、先端部に傾斜部64cが形成されている。ここで、傾斜部64cは、前後方向において先端側へ向かうに従って上方向に傾斜し、ヨーク体63における傾斜部63aと略平行に形成されて当該傾斜部63aに対向する。
保持部材65は、天板651、及び天板651の下方に配置されて上下方向において天板651に対向する底板652、及び天板651と底板652とを連結して前後方向において互いに対向する一対の側板653とから断面略矩形枠型に形成されている。
天板651は、前後方向における略中央から前後方向の各先端側へ向かうに従って拡幅する略鼓型の板状に形成され、その略中央には、略矩形状の挿通孔(第三の凹部)65aが形成されている。
底板652は、略矩形板状に形成され、略中央に可動軸66が嵌挿する挿通孔65bが形成されている。ここで、可動軸66は、上下方向に長い略棒体状に形成されおり、下端側に電磁石ブロック2が接続され、上端部が挿通孔65bに下方から挿し込まれて底板652の上面と面一となる位置で固定されている。
側板653は、底板652の前後両端から上方へ向けて延設される略矩形板状の延設壁653aと、延設壁653aの左右両端から上方へ向けて延設されて天板651に各々接続する帯板状の一対の連結材653bとから構成される。そして、一対の連結材653bと延設壁653aと天板651とから、略矩形状の孔部(切り欠き部)65cが形成される。
そして、保持部材65内に、ヨーク体63,可動接触子35、ヨーク体64、接圧ばね36が、上から順に配設される。ここで、ヨーク体63は、凸部63bが天板651の挿通孔65bに嵌め込まれると共に、前後両端部が側板653における孔部65cに嵌合して保持部材65に位置決めされ、当該保護部材65に対して例えば溶接等によって固定される。
また、可動接触子35は、一対の側板653間に配設され、一対の可動接点34が固定接点32に所定の間隔を空けて対向すると共に、上面がヨーク体63の下面に対向する。ここで、ヨーク体64は、可動接触子35を介してヨーク体63に対向し、延設壁642が孔部65cに挿し込まれて傾斜部64cがヨーク体63の傾斜面63aに対向する。また、ヨーク体64は、延設壁642が孔部65cの側壁に摺接することで、位置ずれが防止される。
次に、接圧ばね36は、上端側内径部にヨーク体64の凸部64bが嵌め込まれてヨーク体64に対して位置決めされ、下端が底板652の上面に当接し、ヨーク体64と保持部材65における底板652との間に圧縮状態で配設される。そして、接圧ばね36は、ヨーク体64を介して可動接触子35を上方へ押圧し、可動接触子35は、天板651に固定されたヨーク体63に当接することで上方への移動が規制される。
そして、上記構成からなる本実施形態の接点装置では、駆動手段2によって可動軸66が上方へ変位すると、それに伴って可動軸66に接続された保持部材65も上方へ変位する。すると、当該変位に伴って、保持部材65に固定されたヨーク体63も上方へ移動し、更に、可動接触子35もヨーク体64と共に上方へ移動する。これにより、可動接点34が、固定接点32に当接して接点間が導通し、可動接触子35に電流が流れることで、図9に示すように可動接触子35の周囲に磁場が発生してヨーク体63,64を通る磁束が形成される。
ここで、本実施形態の接点装置は、実施形態1の接点装置と同様に、ヨーク体63が略鼓型に形成されている。そのため、本実施形態の接点装置は、大型化を抑制しつつより大きな接圧を得ることができる。
また、本実施形態の接点装置では、上記の通り保持部材65の一対の側板653に孔部653cが形成され、当該孔部653cにヨーク体63、64の前後両端部がそれぞれ挿し込まれている。そのため、接点装置の前後方向の寸法を大きくすることなく、ヨーク体63,64の前後方向における寸法を大きくでき、ヨーク体63,64間に働く磁気吸引力を増大させることができて接点反発耐量を更に増大させることができる。
また、本実施形態では、保持部材65に対してヨーク体63を溶接により固定しているが、固定の方法はこれに限定されず、接着、かしめ、係合による固定方法であってもよい。なお、係合による固定方法の一例としては、図10(a)に示すように、連結材653bに被係合部654を形成すると共に、ヨーク体63に係合突部63c、63dを形成し、当該係合突部63c、63dを被係合部653に係合させる。
具体的には、連結材653bが、天板651から下方へ延設される延設片653cと、延設片653cの先端から左右方向外側へ延設される接続片653dと、接続片653dの先端から下方へ延設されて延設壁653aに接続する延設片653eとからなる。
次に、ヨーク体63には、左右両端部に前方へ突出する係合突部63cと後方へ突出する係合突部63dとが形成されて略H字状に形成される。
そして、図10(b)に示すように、ヨーク体63を一対の連結材653b間に挿し入れて一対の延設片653c間からヨーク体63の左右両端を突出させ、係合突部63c、63dを接続片653dの上端側に突出させる。これにより、係合突部63c、63dが、天板651及び延設片653c及び接続片653dから形成される被係合部654に係合し、ヨーク体63が保持部材65に係合固定される。なお、係合の方法については、上記方法に限定されるものではない。
なお、本実施形態の接点装置では、複数の磁性体631が、互いに当接した状態で積層されているが、複数の磁性体631は、互いに予め決められた寸法のギャップを介して対向して積層されていてもよい。そして、複数の磁性体631を互いに上記ギャップを介して対向して積層することで、上記渦電流の発生を更に抑えることができ、ヨーク体63の温度上昇を更に抑制することができる。なお、上記ギャップには、例えば樹脂等の非磁性材料が充填されてその寸法が維持される。
また、本実施形態では、複数の磁性体631が左右方向に積層されているが、上記方向はこれに限定されず、上下方向に積層されていてもよい。
そして、磁性体640についても上記磁性体631と同様に、互いに予め決められた寸法のギャップを介して対向して積層されていてもよい。そして、複数の磁性体640を互いに上記ギャップを介して対向して積層することで、上記渦電流の発生を更に抑えることができ、ヨーク体64の温度上昇を更に抑制することができる。なお、上記ギャップには、例えば樹脂等の非磁性材料が充填されてその寸法が維持される。また、磁性体640の積層方向についても、左右方向に限定されず、上下方向に積層されていてもよい。
また、磁性体631、640は、金属射出成型によって形成されているが、ヨーク板630、641としてケイ素鋼板を用いてもよい。そして、磁性体631,640としてケイ素鋼板を用いた場合、ヨーク体63,64に発生する磁束によるヒステリシス損失を低減することができ、ヨーク体63,64における発熱を更に抑制することができる。
2 電磁石ブロック(駆動手段)
5 可動軸
6 ヨーク体(第二のヨーク)
6a 凹部 (第一の凹部)
6b 凸部 (第二の凸部)
6d、64c 傾斜面(第二のテーパー面)
31 ケース
32 固定接点
33 固定端子
34 可動接点
35 可動接触子
35a 位置決め凸部(第一の凸部)
36 接圧ばね
52 ヨーク当接部(第一のヨーク)
52a、63a 傾斜面(第一のテーパー面)
61、521 磁性体
63、64 ヨーク体
63b 突部(第三の凸部)
65 保持体
65a 挿通孔(第三の凹部)
65c 孔部(切り欠き部)
631,640 磁性体
651 天板
652 底板
653 側板

Claims (14)

  1. 固定接点を各々有する一対の固定端子と、
    前記固定接点に各々接離する一対の可動接点が一面に並設される可動接触子と、
    前記可動接触子の一面に対向して配設される第一のヨークと、
    前記可動接触子の他面に対向して配設され、前記可動接触子を介して前記第一のヨークに対向する第二のヨークと、
    前記可動接触子を前記固定接点側へ付勢する接圧ばねと、
    前記可動接触子の前記固定接点側への移動を規制する規制手段と、
    前記規制手段に連結される可動軸と、
    前記可動接点が前記固定接点に接離するように前記可動軸を駆動させる駆動手段とを備え、
    前記第一、第二のヨークは、板状の磁性体を複数積層して構成されることを特徴とする接点装置。
  2. 前記第一、第二のヨークは、板状の磁性体を複数積層して構成され。前記各磁性体は、隙間を介して互いに対向することを特徴とする請求項1記載の接点装置。
  3. 前記ヨーク板は、焼結材料を用いて形成されることを特徴とする請求項1または2記載の接点装置。
  4. 前記ヨーク板は、ケイ素鋼板を用いて形成されることを特徴とする請求項1または2いずれか記載の接点装置。
  5. 前記可動接触子は、通電された際にその周囲に前記第一、第二のヨークを通る磁束を形成し、
    前記第一のヨークは、前記可動接触子と対向する面において前記磁束が入射する箇所及び出射する箇所のそれぞれに第一のテーパー面が形成され、
    前記第二のヨークは、前記可動接触子と対向する面において前記第一のテーパー面と対向する箇所に、当該第一のテーパー面と平行な第二のテーパー面が形成されることを特徴とする請求項1乃至4いずれか記載の接点装置。
  6. 前記可動接触子の他面と、当該他面に対向する前記第二のヨークの一面とのいずれか一方には、第一の凸部が形成され、いずれか他方には、前記第一の凸部が嵌まり込む第一の凹部が形成されることを特徴とする請求項1乃至5いずれか記載の接点装置。
  7. 前記第二のヨークは、一面が前記可動接触子に対向して他面に第二の凸部が形成され、
    前記接圧ばねは、コイルばねから形成されてその一端側内径部に前記第二の凸部が嵌まり込むことを特徴とする請求項1乃至6いずれか記載の接点装置。
  8. 固定接点を有する固定端子と、
    前記固定接点に接離する可動接点を一面に有し、挿通孔が形成された可動接触子と、
    前記挿通孔に移動自在に挿通する軸部、及び当該軸部の一端に設けられて可動接触子の固定接点側への移動を規制する当接部を有する可動軸と、
    前記可動接触子を前記固定接点側へ付勢する接圧ばねと、
    前記可動接点が前記固定接点に接離するように前記可動軸を駆動させる駆動手段と
    前記可動接触子の一面に対向して配設される第一のヨークと、
    前記可動接触子の他面に対向して配設されて一面が前記可動接触子を介して前記第一のヨークに対向する第二のヨークとを備えることを特徴とする請求項1乃至7いずれか記載の接点装置。
  9. 固定接点を有する固定端子と、
    前記固定接点に接離する可動接点を一面に有する可動接触子と、
    天板、及び当該天板に対向する底板、及び天板と底板とを接続する一対の側板とから略矩形枠型に形成され、当該一対の側板間に前記可動接触子が配設される保持体と、
    一面が前記保持体の天板に当接して当該保持体に保持され、他面が前記可動接触子の一面に対向する第一のヨークと、
    一面が前記可動接触子の他面に当接し、当該可動接触子を介して前記第一のヨークに対向する第二のヨークと、
    一端が前記第二のヨークの他面に当接して他端が前記保持体の底面に当接し、前記第二のヨークを介して前記可動接触子を前記固定接点側へ付勢する接圧ばねと、
    前記保持体に連結される可動軸と、
    前記可動接点が前記固定接点に接離するように前記可動軸を駆動させる駆動手段とを備えることを特徴とする請求項1乃至7いずれか記載の接点装置。
  10. 前記第一のヨークの一面、及び当該一面に当接する前記保持体の天板のいずれか一方には、第三の凸部が形成され、いずれか他方には、前記第三の凸部が嵌まり込む第三の凹部が形成されることを特徴とする請求項9記載の接点装置。
  11. 前記側板は、内面側から厚み方向に切り欠かれて切り欠き部が形成され、当該切り欠き部には、前記側板に対向する前記第一、第二のヨークの側端部が収納されることを特徴とする請求項9または10いずれか記載の接点装置。
  12. 前記第一のヨークは、その両端部が前記切り欠き部に各々嵌合することを特徴とする請求項11記載の接点装置。
  13. 前記第二のヨークは、その両端部が前記切り欠き部の側縁に各々摺接することを特徴とする請求項11または12いずれか記載の接点装置。
  14. 前記第一のヨークは、前記保持体に係合することを特徴とする請求項10乃至13いずれか記載の接点装置。

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