JP2012022026A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、1面目を低光沢、2面目を高光沢とする両面画像形成を行うことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、シートにトナー像を形成する画像形成部Pa〜Pdと、画像形成部Pa〜Pdにより形成されたトナー像をシートに定着する定着部9と、定着部9によりトナー像を定着されたシートを反転して、画像形成部Pa〜Pdへ搬送する反転給送ユニット8と、シートに形成する画像の光沢度を決定する制御部30と、を有し、シートの表裏両面に画像を形成する場合に、制御部30により決定した光沢度が、表面、裏面の一方が低光沢で、他方が高光沢の場合に、高光沢の画像、低光沢の画像の順に画像形成、定着を行うことを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、複写機やファクシミリなどの画像形成装置に関するものである。
従来の画像形成装置として、グラビア印刷等のコピーの場合は定着画像の光沢度を上げ、棒グラフ等の資料コピーには定着画像の光沢度を下げる等、定着画像の光沢性を変えるものがある。具体的には、操作パネル等に設けた光沢性選択手段による指示により、又は使用転写材の材質の自動検知等による自動判断により、定着条件(定着速度、定着・加圧ローラ間圧力、定着温度)を変えて、光沢度を変えた画像形成物を出力させる。定着速度を低速にするほど光沢度が上がる。定着部加圧力を高圧にするほど光沢度が上がる。定着温度を高温にするほど光沢度が上がる。
定着画像の光沢性は、シートの表裏面においても調整できることが求められている。例えば、表面では写真調等の高光沢な画像であって、裏面では文書等の低光沢な画像を求められたり、その逆、あるいは、表裏面とも高光沢あるいは低光沢な画像を求められたり、ニーズは様々である。このようなニーズに対して、定着条件を変えることによって、表面裏面の光沢性のコントロールを行うような方法がある。
従来の両面画像形成において、シートの1面目に形成された画像は、定着装置を2回通過し、シートの2面目に形成された画像は、定着装置を1回通過する。従って、1面目と2面目の画像形成定着条件が同一であれば、1面目画像は2面目画像に対して、加熱量、加圧量ともに多く付与されることになる。
そこで、特許文献1に記載のように、1面目の定着温度を低く設定する等、1面目に付与する熱量を低く抑えて、さらに、2面目の定着温度を高く設定する等、2面目に付与する熱量を高くする。これにより、1面目、2面目に付与する熱量を同一にし、表裏面の光沢度を同一にすることができる。
特開平11−149228号公報 特開2005−05517号公報
しかしながら、定着条件を変更することによって表裏面の光沢性コントロールを行う場合においては、定着画像の1面目に低光沢な画像、2面目に高光沢な画像を表現することができない。特許文献1のように、1面目と2面目に付与する熱量をコントロールする方法においても、2面目に付与する熱量を高く設定しているために、その間1面目に対しても相当する熱量が付与されてしまうので、結果1面目の光沢は高くなってしまう。表1に表裏面の光沢の指定と、その実施例を示す。
一方、特許文献2に記載のように、表裏面において透明トナーの量を調整することによって、光沢度を調整する方法もある。しかし、この場合も同様に、1面目は2面目の定着の際にも熱量を付与されるため、1面目の光沢は高くなってしまう。
そこで本発明は、1面目を低光沢、2面目を高光沢とする両面画像形成を行うことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、シートにトナー像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により形成されたトナー像をシートに定着する定着手段と、前記定着手段によりトナー像を定着されたシートを反転して、前記画像形成手段へ搬送する反転搬送手段と、シートに形成する画像の光沢度を決定する光沢度決定手段と、を有し、シートの表裏両面に画像を形成する場合に、前記光沢度決定手段により決定した光沢度が、表面、裏面の一方が低光沢で、他方が高光沢の場合に、高光沢の画像、低光沢の画像の順に画像形成、定着を行うことを特徴とする。
本発明によれば、1面目を低光沢、2面目を高光沢とする両面画像形成を行うことができる。
第一実施形態の画像形成装置の制御部のブロック図である。 第一実施形態に係る画像形成装置の構成図である。 第一実施形態に係る両面画像形成のフローチャートである。 第二実施形態に係る複数枚の両面画像形成のフローチャートである。 第二実施形態に係る両面画像形成を行う両面画像の図である。 (a)操作ディスプレイ部の平面図である。(b)両面画像形成モード選択時の液晶表示部の平面図である。(c)液晶表示部の原稿読み込み指示画面である。(d)液晶表示部の光沢指定ページ番号入力画面である。 両面画像形成を行う両面画像の図である。
[第一実施形態]
本発明に係る画像形成装置の第一実施形態について、図を用いて説明する。図2は本実施形態に係る画像形成装置の構成図である。図2に示すように、本実施形態の画像形成装置100は、画像形成部(画像形成手段)Pa、Pb、Pc、Pdを有している。画像形成部Pa〜Pdにおいて、感光ドラム(像担持体)3a、3b、3c、3dは、ドラム帯電器2a、2b、2c、2dにより帯電され、光源装置Cから画像信号に応じたレーザー光を照射されて潜像が形成される。形成された潜像は、現像器1a、1b、1c、1dによってブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)及びイエロー(Y)の各色トナー像として現像される。現像された各色のトナー像は、1次転写ローラ24a、24b、24c、24dによって中間転写ベルト130上に1次転写される。
一方、給送カセット10に収納されたシートPは、給送ローラ(不図示)、レジストローラ12により、中間転写ベルト130と2次転写ローラ11との当接ニップ(2次転写部)に所定のタイミングで搬送される。2次転写部へ搬送されたシートPは、中間転写ベルト130上の各色のトナー像を転写される。トナー像が転写されたシートPは、定着部(定着手段)9で加熱及び加圧によりトナー像を定着され、排出トレイ7に排出される。
一次転写が終了した感光ドラム3a〜3dは、それぞれのクリーナー4a、4b、4c、4dにより転写残トナーをクリーニングされ、次の潜像の形成に備えられる。中間転写ベルト130上に残留したトナー及びその他の異物は、中間転写ベルト130の表面にクリーニングウエブ(不織布)19を当接させて拭い取るようにしている。
両面画像形成を行う場合には、1面目に画像形成されたシートPは、経路変更ガイド6によって、反転給送ユニット(反転搬送手段)8へ搬送され、表裏を反転して搬送される。表裏を反転したシートPは、2次転写部にて2面目にトナー像を転写され、定着部9にて画像定着をされて、排出トレイ7へ排出される。
定着部9は、内径φ54.6mm、外径φ56.0mm、厚み0.7mmのFeからなる芯金状に、シリコーンゴム2mmを成型している。定着部9は、さらにその表面に30μm厚みのPFAチューブを被覆した外径φ60の定着ローラ及び加圧ローラと、ローラ内に設置されたローラ加熱ヒータと、ローラの表面の温度を検知して定着温度を制御するサーミスタとを有している。
画像形成装置100は、上面にイメージスキャナ(原稿読取り部)A、操作ディスプレイ部Bを有している。イメージスキャナAは、自動原稿送り装置(以下ADF:Auto−DocumentFeeder)101、フラットベッドスキャナ102、読み取り光学系センサ103からなる。コピー(原稿複写)する場合は、ADF101上に所望の原稿をセットし、操作ディスプレイ部Bにより所望のコピー条件を設定した後、コピースタートキー400(図3(a))を押す。そうすると、搬送ローラによって原稿台ガラス102aに原稿が搬送され、読み取り光学系センサ103が原稿の画像情報を読み取る。読取られた画像情報(RGBの各信号)は、画像処理部105にて、C、M、Y、Kに処理され、制御部30(図1)に入力される。制御部30は、光源装置Cを制御して、画像情報に対応して変調したレーザー光を画像形成部Pa〜Pdに照射する。
図3(a)は操作ディスプレイ部Bの平面図である。図3(a)に示すように、操作ディスプレイ部Bは、コピースタートキー400、液晶表示部・タッチパネル406、両面画像形成モード選択キー450、フルカラー画像形成モード選択キー452、モノカラー画像形成モード選択キー453を有している。コピースタートキー400は複写開始を指示する。液晶表示部・タッチパネル406は各種モードの設定やプリンタの状態を表示する。
図1は本実施形態の画像形成装置の制御部のブロック図である。図1に示すように、制御部30は、外部ホスト装置1000、操作ディスプレイ部B、プリンタエンジン40と接続されている。
外部ホスト装置1000は、パーソナルコンピューターや、ファクシミリ等であり、インターフェースを介して電気的に制御部(光沢度決定手段)30に接続され、画像データとコマンドとが制御部30に出力される。操作ディスプレイ部Bは、操作者からのコマンド入力や、操作者への装置の状態報知等を行う。操作者は、操作ディスプレイ部Bによってモード設定やプリントする部数などを設定できる。
制御部30は、CPU(中央処理装置)31、ROM32、RAM33、インターフェース34などから構成されている。インターフェース34は、外部ホスト装置1000や操作ディスプレイ部B、プリンタエンジン40と通信する。CPU31は、画像光沢度記憶手段31a、画像形成順決定手段31b、定着条件決定手段31cを有している。画像光沢度記憶手段31aは、指定された画像の光沢度をページ単位で記憶する。画像形成順決定手段31bは、画像光沢度記憶手段31aから、適正な画像形成順を決定する。定着条件決定手段31cは、画像光沢度記憶手段から、適正な定着条件を決定する。
(光沢指定方法)
ここで、光沢の指定方法について図3(b)〜(d)を用いて説明する。図3(b)に示すように、コピーモードにおいて両面画像形成モード選択キー450が選択されると、両面画像において光沢を指定するか、指定しないかを選択するためのユーザーモードキー(YES/NOキー)が表示される。NOが選択され、コピースタートキー400が押されると、コピーする画像の読み込みが開始され、画像形成がスタートする。
YESが選択されると、図3(c)に示すように、コピーする画像を読み込ませるよう指示する画面が表示され、この画面において、ADF101にコピーする画像を置き、OKボタンを押すことによって、コピー画像の読み込みが完了する。このとき、コピー画像を読み込んだ順番が、仮のページ順として設定される。次に、図3(d)に示すように、光沢指定をするページ番号を入力するための画面が表示され、光沢指定するページ番号を入力し、OKボタンを押すことによって、光沢指定が完了する。出力画像の光沢度に応じて、画像形成するページ順を入れ替える。
また、コピーモードにおいては、ADF101で原稿を読取る際に、画像形成動作に先立って原稿を読取って、読み込んだ原稿画像によって光沢度を自動設定する方法も有効である。例えば、制御部30が、光沢度センサを用いて、読み込んだ原稿画像が、文字原稿であるか、あるいは写真原稿であるかを自動判別し、文字原稿の場合は光沢度が低くなるように自動設定し、写真原稿の場合は光沢度が高くなるように自動設定する。
また、プリンタモードにおいては、外部ホスト装置1000で作成された画像データをもとに、RIP(Raster Image Processor)部で、CMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)の画像情報に変換される。このとき、光沢指定したいページをソフト上で指定できるようにしておく。各色の画像情報に変換された画像データは、プリンタドライバによって、出力機器に合わせた画像情報に変換して、画像形成装置100に電気信号が送られる。
(光沢指定がされた場合の画像形成動作)
次に、光沢指定がされた場合の画像形成動作を説明する。まず、光沢指定された両面画像を1枚出力する場合について説明する。図1に示すように、外部ホスト装置1000から両面プリントモードが設定され、光沢指定された画像データが制御部30に送られてくると、制御部30は、画像情報と光沢情報をページ単位に分けてRAMに記憶する。このページ毎の光沢情報から、画像形成順決定手段は、表2に基づいて画像形成順を決定し、CPU31はインターフェース34を介して、プリンタエンジン40にプリント命令を出力する。また、制御部30において、CPU31はRAMから画像データを読み出して、イメージデータに展開し、記憶されたイメージデータをプリンタエンジン40へ送信する。プリンタエンジン40は、イメージデータに基づいて、画像形成動作によって、イメージデータに対応したトナー画像を形成する。
1枚目のシートPの表面(1面目)に対して、1ページ目もしくは2ページ目のイメージデータの画像形成を完了した後、表面に画像を形成されたシートは、反転給送ユニット8へ搬送されて反転される。反転されたシートPは、裏面(2面目)に2ページ目もしくは1ページ目のイメージデータ画像形成され、排出トレイ7へ排出される。
なお、1ページ目、2ページ目、・・・Nページ目とは、表面、裏面を併せて画像形成を行う画像データの順番である。1枚目、2枚目、・・・N枚目は、表面、もしくは裏面、もしくは表裏両面に画像形成されるシートの順番のことである。
本実施形態における定着条件は、定着ローラと加圧ローラ間に印可する圧力は、総圧で80kgf(784N)とした。また、プロセススピードは200mm/s、定着部の制御温度は180℃とした。また、シートPとしては、坪量80g/m2の普通紙(紙グロス6%程度)を用いて、単色トナーの最大載り量0.5mg/cm2となるような設定条件下で行った。本実施形態においては、1面目と2面目における定着条件は同じである。このため、1回目に画像形成された表面画像は、必ず2回定着工程を通過することになる。一方、2回目に画像形成された裏面画像は定着工程を1回しか通過しないため、1回目に画像形成された表面画像は、2回目に画像形成された裏面画像よりも光沢度は高くなる。
図4は複数枚の両面画像形成のフローチャートである。図4において、nは1以上の自然数(n=1、2、3、・・・・・n)である。図4に示すように、スタンバイ状態において(S1)、両面画像出力モードが設定され(S2)。そして、出力物の光沢度情報を得ると、1面目の光沢情報に応じて、1面目の光沢情報に応じて、(2n−1)ページ目を表面に画像形成するか、2nページ目を表面に画像形成するかが選択される(S3)。例えば、1面目(表面)の光沢を低くしたい場合は、まず(2n−1)回目の画像形成で2nページ目の画像形成を行い(S4)、1面目(表面)に定着させる(S5)。その後、2n回目の画像形成において、(2n−1)ページ目の画像形成を行い(S6)、2面目(裏面)に定着させる(S7)。このように、2n−1ページ目と2nページ目の画像形成順を入れ替えた場合においては、定着工程後、一旦、反転給送ユニット8に導入してシートPの表裏を反転させてから排出し(S8)、n枚目の画像形成を終了する(S9)。これにより、入力されたページ順にシートPを排出することができる。
S3で、1面目(表面)の光沢を高くしたい場合は、まず(2n−1)回目の画像形成で(2n−1)ページ目の画像形成を行い(S10)、1面目(表面)に定着させる(S11)。その後、2n回目の画像形成において、2nページ目の画像形成を行い(S12)、2面目(裏面)に定着させる(S13)。このように、画像形成するページ順を入れ替えないシートPに関しては、定着工程後、シートPをストレート排出し(S14)、n枚目の画像形成を終了する(S9)。
指定の枚数の出力が終わるまで、上記画像形成定着工程を繰り返し(S15)、指定の枚数出力が終了すると、画像形成装置はスタンバイ状態(S1)に移行する。
以上のように、指定された光沢情報に基づいて、画像形成順を入れ替えるか、あるいはそのままの画像形成順で画像形成するかを選択することによって、両面画像出力物に対しても、所望の光沢度制御がなされた成果物を得ることが可能になる。
(本実施形態と従来例との比較)
図5は両面画像形成を行う両面画像の図である。図5に示すように、表面に文字等の低光沢画像を形成し、裏面に写真調等の高光沢画像を形成する。
従来例では、表面、裏面の光沢度に関わらず、画像形成順はそのままで、1回目の画像形成において、1ページ目の画像形成、定着を行い、2回目の画像形成において、2ページ目の画像形成、定着を行い、そのままストレート排出する。
一方、本実施形態では、シートPの表裏両面に画像を形成する場合に、光沢度決定手段により決定した光沢度が、表面、裏面の一方が低光沢で、他方が高光沢の場合に、高光沢の画像、低光沢の画像の順に画像形成、定着を行う。図5に示すような画像の場合、すなわち表面が低光沢、裏面が高光沢画像の場合は、1ページ目と2ページ目の画像形成順を入れ替える。つまり、1回目の画像形成において2ページ目(高光沢画像)の画像形成、定着を行い、2回目の画像形成において、1ページ目(低光沢画像)画像形成、定着を行う。このように、画像形成するページ順を入れ替えたために、一旦、反転給送ユニット8で表裏を反転させてから排出する。
表3に示すように、従来例の場合は、1回目に画像形成された1ページ目の画像は、定着工程を2回通過するため、文字等の低光沢が好ましい画像の場合も、光沢度が高くなってしまう。逆に、2回目に画像形成された2ページ目の画像は、定着工程を1回しか通過しないために、写真調等の高光沢が好ましい画像の場合も、光沢度が低くなってしまう。
一方、本実施形態の場合、高光沢が好ましい、あるいは高光沢に指定された画像の場合は、定着工程を2回通過するように設定され、低光沢が好ましい、あるいは低光沢に指定された画像の場合は、定着工程を1回しか通過しないように設定される。このため、所望の光沢度の出力物を得ることができる。
また、連続してプリント出力する場合においても、同様の動作を行うことで、所望の成果物を得ることができる。この場合も、同様に、1面目(表面)の光沢が低く、2面目(裏面)の光沢が高いと指定された両面成果物に対しては、画像形成するページの順番を入れ替え、その他の出力物に対しては、ページの順をそのまま画像形成し、連続してプリント出力する。
なお、本実施形態では、プリンタモードにおいて、両面プリントにおける光沢指定がなされ、光沢処理信号が送られた場合について説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、コピーモードにおいて、操作パネル上で光沢指定がなされた場合においても、同様の動作を行う。また、本実施形態において、光沢指定は、ユーザが任意に設定することが可能であるが、例えば、文字指定や写真調指定がなされた場合等も、同様の動作を行うことが可能である。
[第二実施形態]
次に本発明に係る画像形成装置の第二実施形態について図を用いて説明する。上記第一実施形態と説明の重複する部分については、同一の符号を付して説明を省略する。図6は複数枚の両面画像形成のフローチャートである。
本実施形態の画像形成装置は、図6に示すように、上記第一実施形態の画像形成装置において、指定された光沢情報に応じて、画像形成順を入れ替えるとともに、さらに定着条件の変更を併せることで、さらに幅広い光沢度画像制御を行うものである。
表4は本実施形態における定着部9の定着条件(プロセススピード、制御温度)を示す表である。なお、この定着条件は、一例であって、これに限定されるものではない。
以下、光沢指定がなされた場合の画像形成動作及び定着工程について説明する。まず、光沢指定された両面画像を1枚出力する場合について説明する。本実施形態では、ページ毎の光沢情報から、表5に基づいて、画像形成順決定手段により画像形成順を決定する。これと同時に、1ページ目と2ページ目の光沢情報から、適正な定着条件を算出し、CPU31はインターフェース34を介して、プリンタエンジン40にプリント命令を出力する。
本実施形態における定着条件は、表5に示すように設定した。また、シートとしては、坪量80g/m2の普通紙(紙グロス6%程度)を用いて、単色トナーの最大載り量0.5mg/cm2となるような設定条件下で行った。
図6において、nは1以上の自然数(n=1、2、3、・・・・・n)である。図6に示すように、スタンバイ状態において(S51)、両面画像出力モードが設定される(S52)。出力物の光沢度情報を得ると、1面目の光沢情報に応じて、(2n−1)ページ目を表面に画像形成するか、2nページ目を表面に画像形成するかが選択され、同時に適正な定着条件が選択される(S53)。また、2面目の光沢情報に応じて、(2n−1)ページ目を裏面に画像形成するか、2nページ目を裏面に画像形成するかが選択され、同時に適正な定着条件が選択される(S54、S55)。
例えば、1面目(表面)の光沢を低くし(S53)、2面目(裏面)の光沢を高くしたい場合は(S55)、まず(2n−1)回目の画像形成で2nページ目の画像形成を行う(S56)。そして、表4における定着条件設定2において1面目(表面)に定着させる(S57、S58)。その後、2n回目の画像形成において、(2n−1)ページ目の画像形成を行い(S59)、表4における定着条件設定3において2面目(裏面)に定着させる(S60、S61)。そして、上記第一実施形態と同様に、(2n−1)ページ目と2nページ目の画像形成順を入れ替えた場合においては、定着工程後、一旦、反転給送ユニット8でシートPの表裏を反転させて排出する(S62)。
1面目(表面)の光沢を低くし(S53)、2面目(裏面)の光沢も低くしたい場合は(S55)、まず(2n−1)回目の画像形成で(2n−1)ページ目の画像形成を行う(S63)。そして、表4における定着条件設定3において1面目(表面)に定着させる(S64、S65)。その後、2n回目の画像形成において、2nページ目の画像形成を行い(S66)、表4における定着条件設定4において2面目(裏面)に定着させる(S67、S68)。そして、シートPをストレート排出する(S69)。
1面目(表面)の光沢を高くし(S53)、2面目(裏面)の光沢も高くしたい場合は(S55)、まず(2n−1)回目の画像形成で(2n−1)ページ目の画像形成を行う(S70)。そして、表4における定着条件設定1において1面目(表面)に定着させる(S71、S72)。その後、2n回目の画像形成において、2nページ目の画像形成を行い(S73)、表4における定着条件設定2において2面目(裏面)に定着させる(S74、S75)。そして、シートPをストレート排出する(S76)。
1面目(表面)の光沢を高くし(S53)、2面目(裏面)の光沢も高くしたい場合は(S55)、まず(2n−1)回目の画像形成で(2n−1)ページ目の画像形成を行う(S77)。そして、表4における定着条件設定2において1面目(表面)に定着させる(S78、S79)。その後、2n回目の画像形成において、2nページ目の画像形成を行い(S80)、表4における定着条件設定4において2面目(裏面)に定着させる(S81、S82)。そして、シートPをストレート排出する(S83)。
上述のごとくシートを排出し、n枚目の画像形成を終了する(S84)。指定の枚数の出力が終わるまで、上記画像形成定着工程を繰り返し(S85)、指定の枚数出力が終了すると、画像形成装置はスタンバイ状態(S1)に移行する。
図7は本実施形態に係る両面画像形成を行う両面画像の図である。図7に示すように、1枚目は、表面に写真調等の高光沢画像、裏面に文字等の低光沢画像、2枚目は、表面裏面共に、文字等の低光沢画像、3枚目は、表面に文字等の低光沢画像、裏面に写真調等の高光沢画像、4枚目は表面裏面共に、写真調等の高光沢画像である。
まず、1枚目は表面が高光沢、裏面が低光沢画像であるため、画像形成順はそのままで、1回目画像形成において1ページ目の画像形成を行う。そして、定着条件設定2において1面目(表面)に定着させ、2回目の画像形成において、2ページ目の画像形成を行い、定着条件設定4において、2面目(裏面)に定着させる。その後、そのままストレート排出され、両面画像出力物を得る。すなわち、1面目の高光沢画像は、少なくとも1回低速で定着工程を通過し、2面目の低光沢画像は、高速で定着工程を通過することで、所望の光沢度を得ることが可能である。
次に、2枚目は表面裏面共に低光沢画像であるため、画像形成順はそのままで、1回目画像形成において3ページ目の画像形成を行う。そして、定着条件設定3において1面目(表面)に定着させ、2回目の画像形成において、4ページ目の画像形成を行い、定着条件設定4において、2面目(裏面)に定着させる。その後、そのままストレート排出され、両面画像出力物を得る。すなわち、1面目の低光沢画像は、2回とも高速で通紙し、さらに1回目に与える熱量を低く抑えることで達成し、2面目の低光沢画像は、高温にて高速で通紙することで達成し、両面とも所望の光沢度を得ることが可能である。
次に、3枚目は表面が低光沢、裏面が高光沢画像であるため、5ページ目と6ページ目の画像形成順を入れ替える。1回目の画像形成において、6ページ目の画像形成を行い、定着条件設定2において1面目(表面)に定着させ、次に2回目の画像形成において、5ページ目の画像形成を行い、定着条件設定4において、2面目(裏面)に定着させる。この場合は、画像形成するページ順を入れ替えたために、一旦反転パスに導入してから反転排出し、両面画像出力物を得る。すなわち、1面目の低光沢画像は、画像形成順を入れ替え、低速定着工程を含まないように設定し、1回の高温高徳通紙により達成し、2面目の高光沢画像は、少なくとも1回低速で定着工程を通過することで達成し、両面とも所望の光沢度を得ることが可能である。
最後に、4枚目は表面裏面共に高光沢画像であるため、画像形成順はそのままで、1回目画像形成において7ページ目の画像形成を行う。そして、定着条件設定1において1面目(表面)に定着させ、2回目の画像形成において、8ページ目の画像形成を行い、定着条件設定2において、2面目(裏面)に定着させる。その後、そのままストレート排出され、両面画像出力物を得る。すなわち、1面目及び2面目の高光沢画像は、少なくとも1回低速で定着工程を通過することで達成し、所望の光沢度を得ることが可能である。
以上のような設定によって、表6のような表面、裏面の光沢度になり、高光沢が好ましい、あるいは高光沢に指定された画像が表面、裏面のどちらにあっても、所望の光沢度を達成することが可能である。また、低光沢が好ましい、あるいは低光沢に指定された画像が表面、裏面のどちらにあっても、所望の光沢度を達成することが可能である。
以上のように、指定された光沢情報に基づいて、画像形成順を入れ替えるか、あるいはそのままの画像形成順で画像形成するかを選択し、適正な定着条件において定着する。これにより、さらに幅広い光沢度画像制御がなされた両面画像出力物を得ることが可能になる。
A …イメージスキャナ
B …操作ディスプレイ部
C …光源装置
P …シート
Pa〜Pd …画像形成部(画像形成手段)
3 …感光ドラム
8 …反転給送ユニット(反転搬送手段)
9 …定着部(定着手段)
11 …2次転写ローラ
30 …制御部(光沢度決定手段)
31 …CPU
31a …画像光沢度記憶手段
31b …画像形成順決定手段
31c …定着条件決定手段
32 …ROM
33 …RAM
34 …インターフェース
40 …プリンタエンジン
100 …画像形成装置
130 …中間転写ベルト
450 …両面画像形成モード選択キー
452 …フルカラー画像形成モード選択キー
453 …モノカラー画像形成モード選択キー

Claims (3)

  1. シートにトナー像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段により形成されたトナー像をシートに定着する定着手段と、
    前記定着手段によりトナー像を定着されたシートを反転して、前記画像形成手段へ搬送する反転搬送手段と、
    シートに形成する画像の光沢度を決定する光沢度決定手段と、を有し、
    シートの表裏両面に画像を形成する場合に、前記光沢度決定手段により決定した光沢度が、表面、裏面の一方が低光沢で、他方が高光沢の場合に、高光沢の画像、低光沢の画像の順に画像形成、定着を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 低光沢の画像、高光沢の画像のページ順の場合に、高光沢の画像、低光沢の画像の順に画像形成、定着を行った場合には、前記反転搬送手段により、シートを反転してページ順を元に戻すことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記光沢度決定手段により決定された光沢度に応じて、前記定着手段における定着条件を変更することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017044739A (ja) * 2015-08-24 2017-03-02 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置

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