JP2012022014A - 定着装置、画像形成装置、及び画像定着方法 - Google Patents

定着装置、画像形成装置、及び画像定着方法 Download PDF

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JP2012022014A JP2010152813A JP2010152813A JP2012022014A JP 2012022014 A JP2012022014 A JP 2012022014A JP 2010152813 A JP2010152813 A JP 2010152813A JP 2010152813 A JP2010152813 A JP 2010152813A JP 2012022014 A JP2012022014 A JP 2012022014A
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【課題】定着ベルトに対する加圧ローラの圧力が低いときの、定着ベルト及びローラの損傷を防止する。
【解決手段】弾性層を有する定着ローラと;この定着ローラに巻き掛けられた定着ベルトと;この定着ベルトを前記定着ローラとの間に張るサテライトローラと;前記定着ベルトを前記定着ローラとの間に挟持する加圧ローラと;前記定着ベルトから離れた位置で印刷媒体を剥離する剥離部と;前記定着ローラと前記加圧ローラとのニップ圧を変える圧変更機構と;前記ニップ圧が第1のニップ圧であるときに前記定着ベルトを第1の方向へ回し、前記ニップ圧が前記第1のニップ圧よりも低い第2のニップ圧であるときに前記定着ベルトを前記第1の方向とは逆の第2の方向へ回す定着装置。
【選択図】図2

Description

画像形成装置に搭載され、トナー画像を記録媒体に定着する定着装置に関する。
電子写真方式の複写機やプリンタ等の画像形成装置は、表面を一様に帯電させた例えばドラム状の感光体に選択的な露光を施して潜像を形成し、この潜像をトナーによって顕在化する。そして、感光体上に顕在化されたトナー像を印刷媒体に転写し、定着装置を構成する定着ベルト、定着ローラ及び加圧ローラにより形成された定着ニップに通過させて画像を印刷媒体に定着させる。すなわち、定着温度まで加熱された定着ベルトを介して定着ローラと加圧ローラを高いニップ圧の下で回転させ、熱と圧力をかけて、画像を印刷媒体に定着させる。
定着装置では、定着以外の状態において、定着ベルト、定着ローラ、及び加圧ローラの寿命を延ばすために、定着ベルトを介して定着ローラと加圧ローラとのニップ圧を低くした状態で回転させる。このような定着装置では、定着ローラと加圧ローラとのニップ圧を低くして回転させた際に定着ベルトの撓みが生じ、定着ベルトの撓みがニップよりも印刷媒体の搬送方向の下流側に位置する剥離部材に接触することがある。
目的は、定着ベルトに対する加圧ローラの圧力が低いときの、定着ベルト及びローラの損傷を防止する定着装置、画像形成装置、及び画像定着方法を提案することにある。
上記目的を達成するために、定着装置は、弾性層を有する定着ローラと;この定着ローラに巻き掛けられた定着ベルトと;この定着ベルトを前記定着ローラとの間に張るサテライトローラと;前記定着ベルトを前記定着ローラとの間に挟持する加圧ローラと;前記定着ベルトから離れた位置で印刷媒体を剥離する剥離部と;前記定着ローラと前記加圧ローラとのニップ圧を変える圧変更機構と;前記ニップ圧が第1のニップ圧であるときに前記定着ベルトを第1の方向へ回し、前記ニップ圧が前記第1のニップ圧よりも低い第2のニップ圧であるときに前記定着ベルトを前記第1の方向とは逆の第2の方向へ回す駆動装置と;を備えることをその要旨とする。
第一の実施形態における定着装置を搭載した画像形成装置を示す概略構成図である。 第一の実施形態における定着装置の正面図である。 第一の実施形態における定着装置を上面から見た概略構成図である。 第一の実施形態におけるギア列を示す図である。 第一の実施形態におけるギア列の斜視図である。 第一の実施形態における定着ローラ及び加圧ローラを示す図である。 第一の実施形態における定着装置の制御装置を示すブロック図である。 第一の実施形態における画像形成装置の動作を示すフローチャートである。 第二の実施形態におけるギア列を示す図である。 第二の実施形態における画像形成装置の動作を示すフローチャートである。 変形例における定着ローラ及び加圧ローラを示す図である。
以下に添付図面を参照して、定着装置、画像形成装置、及び画像定着装置の制御方法の最良な実施の形態を詳細に説明する。
(第一の実施形態)
図1は、第一の実施形態の定着装置37を搭載した画像形成装置1の内部構成例を示す概略構成図である。
画像形成装置1は、スキャナ部2、排紙部3及び画像形成部6を備える。スキャナ部2は、原稿面を光学的に走査することにより原稿上の画像をカラー画像データ(多値の画像データ)あるいはモノクロ画像データ(二値の画像データ)として読取る。排紙部3は、画像形成され画像形成装置1から排出された印刷媒体Pを収容する。
画像形成部6は、カラー画像データあるいはモノクロ画像データに基づく画像を印刷媒体Pに形成する。画像形成部6は、中間転写ベルト10の下側に沿って並列に配置されるイエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4組の画像形成ステーション11Y、11M、11C、及び11Kを備える画像形成ユニット11を有する。
各画像形成ステーション11Y、11M、11C、及び11Kは、同じ構成であり、従って、ブラック用の画像形成ステーション11Kについてその構成及び動作を説明し、他の画像形成ステーションには、対応する符号を付す。
画像形成ステーション11Kは、感光体ドラム12Kを有している。感光体ドラム12Kの周囲には、矢印mで示す回転方向に沿って、それぞれ帯電チャージャ13K、現像装置14K、及び感光体クリーニング装置16Kが配置される。感光体ドラム12Kの帯電チャージャ13Kから現像装置14Kに至る間のドラム表面に、レーザ露光装置17による露光々が照射される。露光々が照射されると回転する感光体ドラム12K上に静電潜像が形成される。
現像装置14Kは、ブラック(K)の例えばトナー及びキャリアから成る二成分現像剤を有する。現像装置14Kは、感光体ドラム12K上の静電潜像にブラックのトナーを供給する。
中間転写ベルト10は、バックアップローラ21、従動ローラ20及び第1〜第3のテンションローラ22〜24により張架される。中間転写ベルト10は、感光体ドラム12Y、12M、12C、及び12Kに対向し接触する。中間転写ベルト10の感光体ドラム12Y、12M、12C及び12Kに対向する位置には、感光体ドラム12Y、12M、12C及び12K上に形成される画像であるトナー像を中間転写ベルト10に1次転写するための、1次転写ローラ18Y、18M、18C、及び18Kが設けられる。各1次転写ローラにより、各感光体ドラムに形成された各色のトナー像が、中間転写ベルト10の移動に伴って中間転写ベルト上に順次転写され、カラー像となる。
中間転写ベルト10の2次転写部には、2次転写ローラ27が配置される。2次転写部では、バックアップローラ21に2次転写バイアスが印加される。レーザ露光装置17の下方には2次転写ローラ27に印刷媒体Pを供給する給紙カセット4が設けられる。画像形成装置1の右側には手差しにより印刷媒体Pを給紙する手差し部31が設けられる。
給紙カセット4から2次転写ローラ27に到る間には、給紙カセットから印刷媒体Pを搬送するために、ピックアップローラ4a、分離ローラ28a、搬送ローラ28b及びレジストローラ36が設けられる。手差し部31の手差しトレイ31aからレジストローラ36に到る間には、手差しトレイ31a上の印刷媒体Pを搬送するために、手差しピックアップローラ31b、手差し分離ローラ31cが設けられる。
印刷媒体Pは中間転写ベルト10と2次転写ローラ27間に挟持され搬送される間、中間転写ベルト10上のトナー像を2次転写される。2次転写終了後、中間転写ベルト10はベルトクリーナ10aによりクリーニングされる。印刷媒体Pの走行方向に沿って、2次転写ローラ27の下流には定着装置37が設けられる。給紙カセット4または手差し部31から給紙される印刷媒体Pは、搬送経路34に沿って、レジストローラ36、2次転写ローラ27を経て、定着装置37に搬送される。
定着装置37の下流には、ゲート33が設けられ、排紙ローラ41方向あるいは、再搬送ユニット32方向に振り分ける。排紙ローラ41に導かれた印刷媒体Pは排紙部3に排紙される。再搬送ユニット32に導かれた印刷媒体Pは、再度2次転写ローラ27方向に導かれる。
図2は定着装置37を正面から見た概略構成図であり、図3は定着装置37を上面から見た概略構成図である。定着装置37は、定着ローラ38とサテライトローラ141とに掛け渡される無端状の定着ベルト42と、加圧ローラ43を有する。定着ローラ38は、例えば2mm厚さの芯金38aの周囲に、弾性層としての8.5mm厚さの発砲ゴム(スポンジ)層38bを被覆して形成する。定着ローラ38の外径は例えば48.5mmである。サテライトローラ141の外径は例えば17mmである。サテライトローラ141は、例えばアルミ製の金属パイプの表面をコーティングして形成する。金属パイプの材料は、鉄、銅、ステンレス等でも良い。また、金属パイプの代わりにさらに熱伝導率の高いヒートパイプを用いても良い。サテライトローラ141は、定着ローラ38の弾性層に比べて硬く変形しにくい。ばね44がサテライトローラ141を定着ローラ38から遠ざかるほうへと付勢する。
定着ベルト42は、金属層である例えば40μmの厚さのニッケルの金属導電層上に、200μm厚さのシリコンゴムのソリッドゴム層、30μm厚さのPFA(ポリテトラフルオロエチレン)チューブの離型層を順次積層する。定着ベルト42は、例えば円筒状にした時に、外径が60mmとなる。定着ベルト42は、ばね44によって、定着ローラ38とサテライトローラ141の間で張られる。
定着装置37は、定着ベルト42の外周に、別途説明するベルト加熱部を備えており、このベルト加熱部により、定着ベルト42は、定着温度まで加熱される。
定着ベルト42の周囲には、上述のように加熱される定着ベルト42のセンタ部の温度を検知する第1の温度センサ53a及び、定着ベルト42サイド部の温度を検知する第2の温度センサ53bが配置される。第1の温度センサ53a及び第2の温度センサ53bとして例えば、非接触で赤外線を検知するサーモパイル式センサを用いる。第1の温度センサ53a及び第2の温度センサ53bを用いて、定着ベルト42の幅方向の温度分布をコントロールする。定着ベルト42の温度を検知する温度センサは2つに限定されない。温度センサを3つとし、定着ベルト42のセンタ部と両サイド部を測定して、幅方向の温度分布を制御しても良い。
加圧ローラ43は、例えば芯金43aの周囲にゴム層43bを有する。加圧ローラ43の外径は、例えば50mmである。ゴム層としては、例えばシリコンゴムあるいはフッ素ゴムを用いる。加圧ローラ43は、周囲にローラ温度センサ47を有する。加圧ローラ43は定着ローラ38及び定着ベルト42に対して圧接される。加圧ローラ43の圧接により、定着ベルト42と加圧ローラ43の間にニップ部50が形成される。加圧ローラ43にも、電磁誘導ヒータあるいはハロゲンランプ等の加熱装置を設けて、FCOT(First Copy Output Time)の更なる高速化を図ることも可能である。定着ローラ38に対する加圧ローラ43の圧力であるニップ圧は調整可能である。
加圧ローラ43は、駆動部である駆動モータ51により矢印t方向に回転する。以下、矢印t方向への回転を順回転、矢印t方向とは逆の方向である矢印s方向への回転を逆回転とする。定着ローラ38、サテライトローラ141、及び定着ベルト42は、加圧ローラ43に従動して矢印v方向に回転する。駆動モータ51は、駆動速度を調整可能である。
定着装置37は、定着ベルト42と加圧ローラ43とのニップ部50を矢印w方向に上流側から下流側へ通過する印刷媒体Pにトナー像を定着させる。熱とニップ圧により溶融したトナーによって定着ベルト42や加圧ローラ43に付着する印刷媒体Pを、定着ベルト42から剥離する剥離部52a及び、加圧ローラ43から剥離する剥離部52bを、ニップ部50の下流側に備える。定着ベルト42と剥離部52a間の幅は、約0.3mm〜0.5mmである。
定着装置37は、定着ベルト42の外周に、ベルト加熱部であるコイル56を有する。図3に示すように、第1のコイル56aは、定着ベルト42の幅方向の中央を含むセンタ部を発熱させる。第2のコイル56b及び第3のコイル56cは、定着ベルト42の幅方向の中央を含まない両サイド部を発熱させる。第2のコイル56b及び第3のコイル56cは直列に接続され、同じ制御で駆動される。第1のコイル56a、第2のコイル56b、及び第3のコイル56cは、選択的に切り替えて駆動する。いずれも例えば200W〜1500Wまで出力調整可能である。
各コイル56a〜56cは、各磁性体コア57a〜57cとそこに巻きつけられた導線58を有する。導線58として例えば、耐熱性のポリアミドイミドで被覆した直径0.5mmの銅線材を16本束ねたリッツ線を用いる。導線58に高周波電流を流すと、各コイル56a〜56cは磁束を発生する。この磁束により、定着ベルト42の金属導電層の抵抗値によりジュール熱が発生して、定着ベルト42は瞬時に発熱する。各コイル56a〜56cに流す高周波電流は、例えば周波数20〜100kHzの範囲である。
図4は、加圧ローラ43の回転方向及びニップ圧を制御するギア列100を示した図であり、図5はギア列100の斜視図を示した図である。ギア列100は、定着装置37の側面に備えられる。
駆動装置としてのギア列100は、複数のギア、モータ軸51a、及び電磁クラッチギア101を有する。CPU72によって回転方向が制御されるモータ51がモータ軸51aを駆動する。モータ軸51aは、図5に示すp方向及びp方向と逆方向に回転可能である。モータ軸51aは、p方向へ順回転する。モータ軸51aは、p方向と逆方向へ逆回転する。モータ軸51aが隣接するギアを回す。
ギア100aは、カム81とシャッタ83を回す。ギア100bは、加圧ローラ43を回す。
電磁クラッチギア101は、モータ軸51aの回転をカム81へ伝えるか切るかを切り替えるためのクラッチである。電磁クラッチギア101は、上段と下段の2段ギアであり、電流を流すかどうかで動作が変わる。下段のギアは矢印k方向のギアを回転するように接続し、上段のギアは矢印j方向のギアの回転に伴うように接続する。電流を流すと、2段ギアの上段と下段が伴って回転し、矢印k方向すなわち、ギア100aへ連なるギアを回転させる。電流を遮断すると、下段のギアは空転し、上段のギアは回転する。
順回転時、モータ軸51aは電磁クラッチギア101及び矢印j方向のギアを順回転する。ギア100bが順回転すると加圧ローラ43が図2の矢印t方向に順回転する。順回転する加圧ローラ43によって回転される定着ベルト42は、剥離部52aに対面する面が弛む。
逆回転時、モータ軸51aは電磁クラッチギア101及び矢印j方向のギアを逆回転する。ギア100bが逆回転すると、加圧ローラ43が逆回転する。逆回転する加圧ローラ43によって回転される定着ベルト42は、剥離部52aに対面する面が張る。
定着ローラ38に対する加圧ローラ43の加圧力を調整するための機構の具体構成について説明する。図6(a)は、ニップ圧が高い状態を示した図であり、図6(b)は、ニップ圧が低い状態を示した図である。
定着装置37は、例えば、加圧ローラフレーム80、カム81、ベアリング82、シャッタ83、センサ84、加圧バネ85、定着ローラフレーム90を圧変更機構として備える。
定着ローラフレーム90は、定着ローラ38を回動可能に支持する。定着ローラフレーム90は、支点80aを支持する。定着ローラフレーム90は、センサ84を支持する。加圧ローラフレーム80は、支点80aを中心に定着ローラフレーム90に対して回動可能である。加圧ローラ軸143aは加圧ローラフレーム80に支持される。加圧ローラフレーム80が支点80aを中心に回動すると、加圧ローラ軸143aとともに加圧ローラ43も定着ローラフレーム90に対して回動する。
カム81は楕円型で、偏芯して軸支され回転可能である。カム81は偏芯しているため、回転中心から遠いカム面及び近いカム面が存在する。カム81の回転中心から近いカム面がベアリング82に接していると、ニップ圧が高い。カム81の回転中心から遠いカム面がベアリング82に接するようカム81が回転すると、加圧ローラフレーム80が定着ローラ38から離れる方向に回動し、ニップ圧が下がる。ニップ圧が下がると、高いニップ圧によりつぶされていた発砲ゴム層38bが復元するので、定着ベルト42が剥離部52aに近づく。
ベアリング82は、カム81のカム面に常に接触してフォロワとして働き、カム81の回転により移動する。
シャッタ83は、図6のような扇状でカム81と同軸にある。シャッタ83の先端部分は、カム81の回転中心から近いカム面方向に突出する。シャッタ83の先端部分は、カム81の回転中心から遠いカム面方向に突出していても良い。
センサ84は、例えば、シャッタ83がセンサ84を通過できるよう、検出凹部を有し、検出凹部を挟んで、発光素子と受光素子が対向する。図6(a)に示すようにシャッタ83がセンサ84の検出凹部を遮らない時は、ニップ圧が高い。図6(b)に示すように、シャッタ83がセンサ84の検出凹部を遮る時は、ニップ圧が低い。センサ84の出力からCPU72が、シャッタ83がセンサ84の検出凹部を遮っているか遮っていないかを識別する。加圧バネ85は、加圧ローラフレーム80を定着ローラフレーム90に向けて(矢印u方向に)付勢している。
ニップ圧が高い状態から低い状態にする際、電磁クラッチギア101に電流を流す。電磁クラッチギア101の下段が上段と共に回転する。ギア100aが180°回転すると、同軸で固定されたカム81が180°回転する。シャッタ83がセンサ84の検出凹部に到来し、センサ84を遮ると、電磁クラッチギア101に電流を流すのを止め、カム81の回転中心から遠いカム面がベアリング82に接する状態で停止する。この時、カム81の回転に伴って、加圧ローラフレーム80は支点80aを中心に定着ローラ38から離れる方向に回動し、ニップ圧が低い状態になる。
一方、ニップ圧が低い状態から高い状態にする際は、ニップ圧が低い状態にする際と同様に、電磁クラッチギア101に電流を流す。ギア100aが180°回転すると、同軸で固定されたカム81が180°回転する。シャッタ83がセンサ84の検出凹部から離れ、検出凹部を遮るものがなくなると、電磁クラッチギア101に電流を流すのを止め、カム81の回転中心から近いカム面がベアリング82に接する状態で停止する。この時、カム81の回転に伴って、加圧ローラフレーム80は支点80aを中心に定着ローラ38に近づく方向に回動し、ニップ圧が高い状態になる。
第一の実施形態は、ニップ圧が低い状態で、加圧ローラ43が矢印s方向へ逆回転する。定着ローラ38と加圧ローラ43の軸間距離を定着モードと比較して伸張することにより、定着ベルト42及び加圧ローラ43により形成されたニップ部50の面積が減少する状態で、定着ベルト42及び加圧ローラ43が定着モードにおける回転方向と逆方向へ回転する。ニップ圧が高い状態から低い状態へ遷移しはじめるのと加圧ローラ43が逆回転し始めるのは同時であってもよい。
定着ローラ38及び加圧ローラ43の軸間距離とは、例えば、定着ローラ38の回転中心と加圧ローラ43の回転中心を結んだ距離とする。定着ローラ38の直径はφ30mmであり、加圧ローラ43の直径はφ30mmとした時、例えば、ニップ圧が低い状態での軸間距離は29mmであり、ニップ圧が高い状態では27〜28mm程度となる。
図7に、定着装置37の制御装置60を示す。制御装置60は各コイル56a〜56cに供給する電力を制御するインバータ回路61を有する。制御装置60は、インバータ回路61に商用交流電源62からの電流を平滑化した直流電流を供給する整流回路63を有する。整流回路63の前段階にはトランス64が配置され、入力検知部64aを介して全消費電力を検出可能である。
制御装置60は、第1の温度センサ53a及び第2の温度センサ53bの検出結果に応じてインバータ回路61を制御するCPU72を有する。CPU72は、第1の温度センサ53a及びローラ温度センサ47の検出結果に応じて駆動モータ51を制御する。入力検知部64aで検知した電力がCPU72にフィードバックする。
CPU72は、制御部として、メモリ72aに格納されているプログラムを実行することにより種々の機能を実現し、定着装置37等を含む画像形成装置1の各種処理を実行する。
メモリ72aは、画像形成装置1において利用される種々の情報やプログラムを格納する役割を有している。メモリ72aは、定着装置37の温度や速度を設定するテーブルを保存する。
インバータ回路61では、第1のコイル56aと並列に共振用の第1のコンデンサ66aが接続されて、第1の共振回路67aを形成し、第2のコイル56b及び第3のコイル56cと並列に共振用の第2のコンデンサ66bが接続されて第2の共振回路67bを形成する。インバータ回路61は、第1の共振回路67aに第1のスイッチング素子68aを接続し、同様に、第2の共振回路67bには、第2のスイッチング素子68bが接続する。
第1のスイッチング素子68a、第2のスイッチング素子68bの制御端子には、それぞれ第1の駆動回路70a及び第2の駆動回路70bが接続する。これら第1、第2の駆動回路70a、70bは、それぞれ第1、第2の制御回路71a、71bを介してCPU72に接続する。第1の制御回路71a及び第2の制御回路71bは、CPU72に指示され、第1の駆動回路70a及び第2の駆動回路70bを介して第1及び第2のスイッチング素子68a、68bのオン時間をそれぞれ制御する。第1のスイッチング素子68a及び第2のスイッチング素子68bのオン時間を制御することにより、周波数を20〜100kHzの範囲で可変して、出力値を変更する。
次に、定着装置37の制御プロセスについて述べる。電源をオンにして、画像形成装置1を起動した後に、定着装置37の制御プロセスを開始する。定着装置37の制御プロセスは、ウォーミングアップモード、レディモード、定着モード、予熱モード、スリープモード、予熱復帰モード、スリープ復帰モードを有する。
ウォーミングアップモードにおいて、電源オンによる画像形成装置1の起動から、定着装置37が定着温度になる。定着ベルト42の定着温度は例えば160℃である。加圧ローラ43の定着温度は例えば80℃である。ウォーミングアップモードにおけるニップ圧は高い。ウォーミングアップモードにおいて駆動モータ51は加圧ローラ43を270mm/secで順回転させる。
レディモードにおいて、定着ベルト42と加圧ローラ43とは定着温度に保持される。レディモードにおけるニップ圧は、ウォーミングアップモードにおけるニップ圧よりも低い。レディモードにおいて駆動モータ51は加圧ローラ43を90mm/secで逆回転させる。
定着モードにおいて、定着ベルト42と加圧ローラ43とは定着温度に保持される。定着モードにおけるニップ圧は、定着温度において十分に定着を行える程度に高い。定着モードにおけるニップ圧は、レディモードにおけるニップ圧よりも高い。定着モードにおけるニップ圧は、ウォーミングアップモードにおけるニップ圧と等しくてもよい。定着モードにおいて駆動モータ51は加圧ローラ43を270mm/secで順回転させる。
予熱モードにおいては、定着ベルト42が予熱温度に保持される。定着ベルト42の予熱温度は、定着ベルト42の定着温度より低い。予熱温度は例えば80℃である。画像形成装置1はレディモードのまま一定時間(例えば3分)を経過すると予熱モードになる。予熱モードにおけるニップ圧は、ウォーミングアップモードにおけるニップ圧よりも低い。予熱モードにおいて駆動モータ51は加圧ローラ43を90mm/secで逆回転させる。
スリープモードにおいては、定着ベルト42は加熱されないので、定着ベルト42は予熱温度よりも低い。画像形成装置1は予熱モードのまま一定時間(例えば27分)を経過するとスリープモードになる。スリープモードにおけるニップ圧は、ウォーミングアップモードにおけるニップ圧よりも低い。スリープモードにおけるニップ圧は、予熱モードにおけるニップ圧と等しくてもよい。スリープモードにおいて駆動モータ51は加圧ローラ43を回さない。
予熱復帰モードにおいて、画像形成装置1は予熱モードからレディモードになる。予熱復帰モードにおいて、定着ベルト42が予熱温度から定着温度になる。予熱復帰モードにおけるニップ圧は、レディモードにおけるニップ圧よりも高い。予熱復帰モードにおけるニップ圧は、定着モードにおけるニップ圧と等しくてもよい。予熱復帰モードにおいて駆動モータ51は加圧ローラ43を270mm/secで順回転させる。
スリープ復帰モードにおいて、画像形成装置1はスリープモードからレディモードになる。スリープ復帰モードにおいて、定着ベルト42が予熱温度よりも低い温度から定着温度になる。スリープ復帰モードにおけるニップ圧は、レディモードにおけるニップ圧よりも高い。スリープ復帰モードにおけるニップ圧は、定着モードにおけるニップ圧と等しくてもよい。スリープ復帰モードにおいて駆動モータ51は加圧ローラ43を270mm/secで順回転させる。
図8は、画像形成を経て定着モードからレディモードへ遷移する画像形成装置1の動作を示すフローチャートである。
画像形成装置1は、加圧ローラ43を順回転させる(402)。
画像形成装置1は、定着モードにあるかどうか確認する。画像形成装置1は、ニップ圧が高い状態であることを確認するために、シャッタ83がセンサ84を遮っていないことを確認する(404)。
シャッタ83がセンサ84を遮っていたら(404のNo)、ニップ圧を高い状態にするために、加圧ローラ43を順回転させつつ、シャッタ83がセンサ84を遮らなくなるまで電磁クラッチギア101に電流を流すことによって、カム81とシャッタ83を回す(406)。
画像形成装置1は、加圧ローラ43を順回転しニップ圧が高い状態であることを確認したら(404のYes)、定着モードにあると認識し(408)て、画像形成を行う。画像形成装置1は、印刷媒体Pを給紙カセット4または手差し部31からを取り出す。画像形成装置1は、印刷媒体Pを搬送経路34に沿ってレジストローラ36から2次転写ローラ27へ搬送する。画像形成装置1は、2次転写ローラ27でトナー像を転写した印刷媒体Pを定着装置37に搬送する。定着モードにある画像形成装置1は、加圧ローラ43を矢印t方向に順回転させる。定着ローラ38は加圧ローラ43に従動して回転する。定着ローラ38及び加圧ローラ43が形成するニップ部50が、トナー像を印刷媒体Pに、熱と圧力をかけることにより定着する。画像形成装置1は、トナー像が定着された印刷媒体Pを排紙部3に排出して画像形成を終了する(410)。
画像形成装置1は、画像形成を終了したら加圧ローラ43を逆回転させる(412)。
画像形成装置1は、ニップ圧が低い状態であることを確認するために、シャッタ83がセンサ84を遮っていることを確認する(414)。
シャッタ83がセンサ84を遮っていなかったら(414のNo)、ニップ圧が低い状態にするために、加圧ローラ43を逆回転させつつ、シャッタ83がセンサ84を遮るまで電磁クラッチギア101に電流を流すことによって、カム81とシャッタ83を回す(416)。
画像形成装置1は、加圧ローラ43を逆回転させつつシャッタ83がセンサ84を遮ったら(414のYes)、レディモードとなる(418)。
加圧ローラ43が逆回転すると、定着ベルト42の撓みが剥離部52aに対面する面で発生しにくいので、ニップ圧が下がって発砲ゴム層38bが復元しても、定着ベルト42は、剥離部52aに近づくにせよ軌道が安定して接触はしにくくなる。加圧ローラ43が順回転すると、定着ベルト42の、第1の温度センサ53a及び第2の温度センサ53bに対面する面が張るので、第1の温度センサ53a及び第2の温度センサ53bは定着ベルト42の温度をより正確に検知することができる。例えばウォーミングアップモードや予熱復帰モードやスリープ復帰モードなどの定着ベルト42を急速に昇温させるモードにおいては加圧ロー43を順回転させて、正確に温度を検知して過熱を避ける。
加圧ローラ43の回転速度を加圧ローラ43が順回転するときよりも加圧ローラ43が逆回転するときに遅くすることは、万が一定着ベルト42と剥離部52aとが接触しても定着ベルト42のダメージを抑えられる。
ニップ圧を変えるために加圧ローラ43の絶対位置を移動させる代わりに、定着ローラ38の絶対位置を移動させても良いし、両方の絶対位置を変えてもよい。
復帰モード時の定着ベルト42と加圧ローラ43の温度差に応じた、加圧ローラ43の回転速度も限定されない。変動する定着ベルト42の温度差の分岐点、定着ベルト42の回転速度の変動回数等、定着装置37の特性に応じて変えてもよい。
(第二の実施形態)
図9は第二の実施形態における加圧ローラ43の回転方向及びニップ圧を制御するギア列を示す図である。ギア列100は、複数のギア、モータ軸51a、電磁クラッチギア101、及び副電磁クラッチギア102を備える。副電磁クラッチギア102は、モータ軸51aの回転を加圧ローラ43へ伝えるか切るかを切り替えるためのクラッチである。副電磁クラッチギア102は、上段と下段の2段ギアであり、電流を流すかどうかで動作が変わる。上段のギアは矢印j方向のギアの回転に伴うように接続されている。電流を流すと、2段ギアの上段と下段が伴って回転し、矢印j方向すなわち、ギア100bへ連なるギアを回転させる。電流を遮断すると、上段のギアは空転し、下段のギアは回転する。
加圧ローラ43の順回転及び逆回転の流れを説明する。図10は、第二の実施形態において、画像形成を経て定着モードからレディモードへ遷移する画像形成装置1の動作を示すフローチャートである。
画像形成装置1は、駆動モータ51を止める(452)。
画像形成装置1は、定着モードにあるかどうか確認する。画像形成装置1は、ニップ圧が高い状態であることを確認するために、シャッタ83がセンサ84を遮っていないことを確認する(454)。シャッタ83がセンサ84を遮っていなかったら(454のYes)、電磁クラッチギア101を切り、副電磁クラッチギア102を繋ぐ(456)。シャッタ83がセンサ84を遮っていたら(454のNo)、ニップ圧が高い状態にするために、電磁クラッチギア101を繋ぎ、副電磁クラッチギア102を切る(458)。
画像形成装置1は、駆動モータ51を順回転させる(460)。
画像形成装置1は、定着モードにあるかどうか確認する。電磁クラッチギア101が繋がり副電磁クラッチギア102が切れていれば、カム81は回ってニップ圧が高い状態になり加圧ローラ43は回らない。画像形成装置1は、ニップ圧が高い状態であることを確認するために、シャッタ83がセンサ84を遮っていないことを確認する(462)。シャッタ83がセンサ84を遮らなくなったら(462のYes)、電磁クラッチギア101を切り、副電磁クラッチギア102を繋ぐ(466)。電磁クラッチギア101が切れ副電磁クラッチギア102が繋がっていれば、カム81は回らず加圧ローラ43は回る。
画像形成装置1は、駆動モータ51を順回転しニップ圧が高い状態であることを確認したら、定着モードにあると認識し(468)て、画像形成を行う(470)。
画像形成装置1は、画像形成を終了したら駆動モータ51を止める(472)。
画像形成装置1は、ニップ圧が低い状態であることを確認するために、シャッタ83がセンサ84を遮っていることを確認する(474)。シャッタ83がセンサ84を遮っていたら(474のYes)、電磁クラッチギア101を切り、副電磁クラッチギア102を繋ぐ(476)。シャッタ83がセンサ84を遮っていなかったら(474のNo)、ニップ圧が低い状態にするために、電磁クラッチギア101を繋ぎ、副電磁クラッチギア102を切る(478)。
画像形成装置1は、駆動モータ51を逆回転させる(480)。
画像形成装置1は、ニップ圧が低い状態であることを確認するために、シャッタ83がセンサ84を遮っていることを確認する(482)。電磁クラッチギア101が繋がり副電磁クラッチギア102が切れていれば、カム81は回ってニップ圧が低い状態になり加圧ローラ43は回らない。シャッタ83がセンサ84を遮るようになったら、電磁クラッチギア101を切り、副電磁クラッチギア102を繋ぐ(484)。
画像形成装置1は、加圧ローラ43を逆回転させてレディモードとなる(486)。
第二の実施形態は、定着ベルト42の位置が剥離部52aに対して動いて接触しやすい、ニップ圧を変えるときに、加圧ローラ43や定着ベルト42を回さない。第二の実施形態は、副電磁クラッチギア102を有しており、加圧ローラ43の回転を一度停止させてから順回転または逆回転を行うため、安定した制御を容易とする。
ニップ圧が高い状態なのか低い状態なのかは、図6の動作とは異なっても良い。すなわち、図11(a)に示すようにカム回転ギア81がセンサ84を遮るときにニップ圧が高い状態であり、図11(b)に示すようにカム回転ギア81がセンサ84を遮らないときにニップ圧が低い状態であっても良い。
定着ベルト42と加圧ローラ43とはニップ圧が低い状態において、互いに接していてもよいし、互いに接しないよう離れていてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…画像形成装置
6…画像形成部
10…中間転写ベルト
11…画像形成ユニット
37…定着装置
38…定着ローラ
42…定着ベルト
43…加圧ローラ
47…ローラ温度センサ
50…ニップ部
51…駆動モータ
52a、52b…剥離部
53a…第1の温度センサ
53b…第2の温度センサ
56…コイル
60…制御装置
61…インバータ回路
62…商用交流電源
72…CPU
72a…メモリ
80…加圧ローラフレーム
81…カム
82…ベアリング
83…シャッタ
84…センサ
85…加圧バネ
100…ギア列
101…電磁クラッチギア
102…副電磁クラッチギア
特開2009−92987公報

Claims (10)

  1. 弾性層を有する定着ローラと;
    この定着ローラに巻き掛けられた定着ベルトと;
    この定着ベルトを前記定着ローラとの間に張るサテライトローラと;
    前記定着ベルトを前記定着ローラとの間に挟持する加圧ローラと;
    前記定着ベルトから離れた位置で印刷媒体を剥離する剥離部と;
    前記定着ローラと前記加圧ローラとのニップ圧を変える圧変更機構と;
    前記ニップ圧が第1のニップ圧であるときに前記定着ベルトを第1の方向へ回し、前記ニップ圧が前記第1のニップ圧よりも低い第2のニップ圧であるときに前記定着ベルトを前記第1の方向とは逆の第2の方向へ回す駆動装置と;
    を備える定着装置。
  2. 前記第1の方向へ回る前記定着ベルトで前記印刷媒体を、上流から下流へと搬送しながら前記印刷媒体にトナー像を定着させる、請求項1記載の定着装置。
  3. 前記剥離部は、前記定着ローラと前記加圧ローラとが形成するニップよりも前記下流のがわで前記定着ベルトから印刷媒体を剥離する、請求項2記載の定着装置。
  4. 前記サテライトローラは、前記定着ベルトを前記定着ローラに対して前記下流のがわに張る、請求項3記載の定着装置。
  5. 前記定着ベルトを誘導加熱するコイルを備える、請求項4記載の定着装置。
  6. 前記駆動装置は前記定着ベルトを、前記第1の方向へ第1の速度で回し、前記第2の方向へ前記第1の速度よりも遅い第2の速度で回す、請求項5記載の定着装置。
  7. 前記コイルは、前記第1の方向へ回る前記定着ベルトを第1の温度に維持し、前記第2の方向へ回る前記定着ベルトを前記第1の温度よりも低い第2の温度から前記第1の温度へ昇温させる、請求項6記載の定着装置。
  8. 前記圧変更機構は、
    前記定着ローラと前記加圧ローラとを引きつけるばねと;
    前記定着ローラと前記加圧ローラとを遠ざけるカムと;
    前記カムの位置を検出するセンサと;を備える、請求項7に記載の定着装置。
  9. 印刷媒体にトナー画像を形成する画像形成部と;弾性層を有する定着ローラと;
    この定着ローラに巻き掛けられ、前記トナー画像を加熱する定着ベルトと;
    この定着ベルトを前記定着ローラとの間に張るサテライトローラと;
    前記定着ベルトを前記定着ローラとの間に挟持し、前記印刷媒体を前記定着ベルトへ押圧する加圧ローラと;
    前記定着ベルトから離れた位置で前記印刷媒体を剥離する剥離部と;
    前記定着ローラと前記加圧ローラとのニップ圧を変える圧変更機構と;
    前記ニップ圧が第1のニップ圧であるときに前記定着ベルトを第1の方向へ回し、前記ニップ圧が前記第1のニップ圧よりも低い第2のニップ圧であるときに前記定着ベルトを前記第1の方向とは逆の第2の方向へ回す駆動装置と;
    を備える画像形成装置。
  10. 印刷媒体にトナー画像を形成し;
    サテライトローラと弾性層を有する定着ローラとに巻き掛けられ第1の方向へ回る定着ベルトで前記トナー画像を加熱ながら、加圧ローラで前記印刷媒体を前記定着ベルトへ第1のニップ圧で押圧し;
    前記定着ベルトから離れた位置で剥離部で前記印刷媒体を剥離し;
    圧変更機構で前記ニップ圧を前記第1のニップ圧よりも低い第2のニップ圧にして前記定着ベルトを前記第1の方向とは逆の第2の方向へ回す、
    画像定着方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014178486A (ja) * 2013-03-14 2014-09-25 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
JP2015141263A (ja) * 2014-01-28 2015-08-03 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 定着装置及び画像形成装置
JP2017167315A (ja) * 2016-03-16 2017-09-21 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 定着装置およびこれを備える画像形成装置
JP2018128526A (ja) * 2017-02-07 2018-08-16 コニカミノルタ株式会社 定着装置および画像形成装置

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