JP2012021729A - 接続部品および加湿気体発生器 - Google Patents

接続部品および加湿気体発生器 Download PDF

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Abstract

【課題】ミストを安定してシートセンサに供給できる加湿気体発生器を提供する。
【解決手段】加湿気体発生器20は、ミストを生成する液体が貯留された発生槽30と、発生槽30の上部に配置されたミスト供給槽70とを有する。発生槽30とミスト供給槽70は、導入管40a及びこの導入管40aの水平方向に分岐する位置に配設された第一の排出管50及び第二の排出管60を介して接続されるとともに、第一、第二の排出管50、60は、緩衝部材である伸縮及び屈曲自在に形成された蛇腹状筒部51、61と筒状体として形成された排出筒部52、62とを有するとともに、第一の排出管50、60を形成する排出筒部52、62の内部には螺旋形状に形成された水滴通過阻止構造100、200が設けられる。
【選択図】図4A

Description

本発明は、接続部品および加湿気体発生器に関する。
従来から、人の覚醒度変化を捉えるためには、心電計測が有効であり、車両の運転者が眠気を催したかを分析する目的で、心拍を計測することが知られている。例えば、車両のハンドルに電極を設け、この電極と接触する手の電位を心電信号として検出することで心拍を計測する。
また、運転者が座る座席に表皮層と電極とを有するシートセンサを設け、ハンドルとシートとに設けられた電極で検出された電位により運転者の心拍を計測することができる(特許文献1)。シートセンサでは、心拍信号と静電気的なノイズが重畳した電位が計測されることとなるが、信号量とノイズ量との比(SN比)を改善するために、人体とシートセンサとの導電性を確保する必要がある。そこで、例えば、特許文献2には、シートセンサの表面と着衣に適度な湿度をもたせる方式が開示されている。
このため、特許文献2に開示の技術では、シートセンサに対して加湿された気体を供給することができる加湿気体発生器が使用される。なお、加湿された気体として、微粒子化した水滴(以下、ミスト)が用いられる。例えば、加湿気体発生器は、車両の座席に設けたシートセンサの下方に据置される。そして、この加湿気体発生器により発生させたミストをシートセンサの表皮層に供給させることで、シートセンサおよび着衣の適度な湿り気による、導電性及び加湿性を保持することができる。
また、運転席に密着する人体の臀部や背中に調和空気を供給する技術がある(特許文献3)。この特許文献3に開示の技術では、接続管と供給管との間に設けられた蛇腹管が、運転席の位置調節によって、接続管と供給管との間に生じる位置ずれを防止することができる。
特開2002−102188号公報 特開2009−106673号公報 特開2003−250659号公報
ところが、特許文献2に開示された技術の場合には、車両の座席に設けたシートセンサの下方部に加湿気体発生器を据置している。このため、運転者が座席に座った時の振動や運転操作による重心移動などの影響で歪や振動が、加湿気体発生器に対して伝達される。すなわち、運転者の動作や姿勢によって変動する荷重が加湿気体発生器の内部に設けたミスト生成用の液体貯留槽にまで伝達されることとなる。なお、超音波振動を利用する加湿気体発生器が用いられる。
この結果、加湿気体発生器が振動し、この振動が液体貯留槽にまで伝達された場合には、液体貯留槽の液面が波立つこととなる。また、超音波を利用した加湿気体発生器は、液面に生成された水柱の先端からミストを供給するが、液面が波立つことによって、霧状のミスト以外に、ミストと比較して径が大きな水滴が発生する。なお、以下、ミストと比較して径が大きな水滴を飛沫水と称する。飛沫水は、ミストの生成効率を低下させるばかりでなく、ミストの送出の妨げともなる。なぜなら、ミストをミスト供給槽に送出する導入管の導入口と液体貯留層の液面とからなる隙間が、飛沫水によって塞がれ、空気流の流れが阻害されるためである。また、粒子の大きい飛沫水は、ミストとして供給されないため、導入管内部に残留することが多い。
また、導入管内部に飛沫水が溜まっていた場合に、導入管に振動が加わることで、導入管内部に溜まっていた飛沫水が、一気に液体貯留槽に逆流することがある。そして、逆流した飛翔水が液体貯留槽の水面を波立てる。すなわち、シートセンサを加湿させるために必要なミストが、安定的に供給されないという問題がある。
開示の技術は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、加湿気体発生器から発生するミストの送出を安定させて行なうことができる加湿気体発生器を提供する。
本願の開示する加湿気体発生器は、一つの態様において、車両の座面に沿って設けられ、貯留槽に貯留された液体から発生した霧状の加湿気体を座面に供給する供給槽と加湿気体を貯留槽から供給槽に導入する導入管とを有する。また、導入管から導入された加湿気体を供給槽の内部に送出し、加湿気体とともに供給された水滴の通過を阻止する水滴通過阻止構造を内部に有する。また、導入管に接続される排出管と、排出管と供給槽との接続部位に設けられ、該供給槽から貯留槽に伝達される荷重を緩衝する緩衝部材とを有することを要件とする。
本願に開示する加湿気体発生器の一つの態様では、加湿気体発生器から供給するミストの送出を安定させて行なうことができる。
図1は、実施例1に係る加湿制御システムを示す概略構成図である。 図2は、図1のシートセンサおよび加湿気体発生器を示す概略断面図である。 図3は、実施例1に係る加湿気体発生器の概略構成を示す斜視図である。 図4Aは、加湿気体発生器の内部を示す断面図である。 図4Bは、水滴通過阻止構造の別例を示す断面図である。 図4Cは、水滴通過阻止構造の別例を示す断面図である。 図4Dは、水滴通過阻止構造の別例を示す断面図である。 図4Eは、水滴通過阻止構造の別例を示す断面図である。 図4Fは、水滴通過阻止構造の別例を示す断面図である。 図4Gは、水滴通過阻止構造の別例を示す断面図である。 図5は、加湿気体発生器によるミストの流れを説明する図である。 図6は、ミスト供給槽のミストの流れを説明する図である。 図7は、実施例2に係る加湿気体発生器の概略構成を示す斜視図である。 図8は、加湿気体発生器の内部を示す断面図である。 図9は、ミスト供給槽のミストの流れを説明する図である。 図10は、実施例3に係る第一、二の排出管に設けた水滴通過阻止構造の概略構成を示す断面図である。 図11は、水滴通過阻止構造を説明する図である。 図12Aは、実施例4に係る第一、二の排出管に設けた溝構造を示す断面図である。 図12Bは、蛇腹状筒部を示す断面図である。 図13は、実施例5に係る第一、二の排出管に設けた螺旋筒部の概略構成を示す図である。 図14は、図13に示した螺旋筒部の断面図である。 図15は、螺旋筒部の内部のミストの流れを説明する図である。 図16は、実施例6に係る加湿気体発生器の概略構成を示す断面図である。 図17は、第一、二の排出管に設けた水滴吸着構造を示す断面図である。 図18は、実施例7に係る加湿気体発生器の概略構成を示す断面図である。 図19は、実施例7の別例を示す導入管の要部拡大図である。 図20は、図19の導入管の側面図である。
以下に添付図面を参照して、本願の開示する接続部品および加湿気体発生器の好適な実施例を詳細に説明する。図1は、実施例1に係る加湿制御システムを示す概略構成図である。また、図2は、シートセンサおよび加湿気体発生器の配置を示す概略構成図である。また、図3は、実施例1に係る加湿気体発生器の概略構成を示す斜視図である。また、図4Aは、加湿気体発生器の内部を示す断面図である。
[加湿制御システムの概略構成]
図1に示すように、実施例1に係る加湿制御システムSは、車両の運転者である被験者hが着座する座席1、車両を操舵する操舵部4、人体情報取得装置5、空調装置6、加湿気体発生器20とを備える。
座席1は、被験者hが座席1に着座した際に、この被験者hの臀部が接する着座部2と被験者hの背中が接する背もたれ部3とを有する。座席1の着座部2の内部には、シートセンサ10が設けられる。また、操舵部4には、ハンドルセンサ(図示せず)が設けられる。
人体情報取得装置5は、シートセンサ10により検知された被験者hの臀部の電位と、ハンドルセンサにより検知された操舵部4を握持する被験者hの手の電位との電位差に基づいて被験者hの心拍を計測する。また、人体情報取得装置5は、被験者hの臀部の電位と、被験者hの手のひらの電位との電位差信号に含まれるノイズの強度、電位差信号の変化量などの情報を空調装置6へ入力する。
加湿気体発生器20は、人体情報取得装置5から入力されたノイズの強度、電位差信号の変化量等の情報に応じて空調装置6を制御し、所定量のミストをシートセンサ10に供給する。すなわち、加湿気体発生器20は、通孔14(図2)を通じてシートセンサ10にミストを供給する。これにより、シートセンサ10の表面や着衣は、適度な導電性を有する加湿状態とすることができる。なお、小型化と制御性を兼ね備えた、超音波振動を利用する加湿気体発生器20が用いられる。
[シートセンサの構成]
図2に示すように、シートセンサ10は、座席1の着座部2の座面に配設される。シートセンサ10は、座席1に着座した被験者hの臀部と着衣を介して接することで、被験者hの臀部の電位を検知する。
シートセンサ10は、座席1の着座部2を形成する表皮層11と、電極部として形成された電極層12と、シートセンサ10と加湿気体発生器20とのクッション材として形成されるクッション層13とを備える。
図2に示すように、加湿気体発生器20のミスト供給槽70に設けたミスト配管78から送出されるミストは複数の通孔14を通じて、シートセンサ10に送出される。加湿気体発生器20は、着座部2(座面)の下部に据置される。この加湿気体発生器20は、導入管40aと、この導入管40aと分岐する位置に接続された第一の排出管50と第二の排出管60とを有する。
[加湿気体発生器の構成]
次に、実施例1に係る加湿気体発生器について説明する。図3は、実施例1に係る加湿気体発生器の概略構成を示す斜視図、図4Aは、加湿気体発生器の内部を示す断面図である。また、図5は、加湿気体発生器によるミストの流れを説明する図である。また、図6は、ミスト供給槽のミストの流れを説明する図である。
図3、4Aに示すように、本実施例1に係る加湿気体発生器20は、ミストを生成する液体(水)が貯留された発生槽30と、発生槽30の上部に配置されたミスト供給槽70とを有する。発生槽30とミスト供給槽70は、導入管40aと、導入管40aの2方向に分岐する位置に配設された第一の排出管50及び第二の排出管60とを介して接続される。導入管40aは、発生槽30の内部に設けた液体貯留槽36で生成されたミストを送出することができる。
発生槽30は、略円筒形に形成された本体部31と、本体部31の上部に固設された断面が三角錐形の蓋体部32とを有する。発生槽30の本体部31の内部には、貯留槽33を有する。貯留槽33は、略円筒形の本体部34から形成され、本体部34は、液状媒体を貯留する媒体貯留槽35と、媒体貯留槽35の上部に配置された水などの液体を貯留する底面が円形に形成された液体貯留槽36とを有する。また、貯留槽33の本体部34の底面部には、媒体貯留槽35の内部に貯留された液状媒体を超音波で振動させる振動素子37が設けられる。
また、発生槽30の本体部31と貯留槽33との間は、空隙領域となっており、この空隙38には、ファン(図示せず)から送出された空気流が通過する。
すなわち、振動素子37が振動することにより、媒体貯留槽35に貯留された媒体が超音波振動するため、媒体の上部に設けられた液体貯留槽36の液体が振動及び表面張力により液面上で水柱となる。そして、液面上に生成された水柱の一部(先端部)がミストとなり、このミストが空隙38を流通する空気流により導入管40aを通じて、第一、二の排出管50、60の内部を通過し、ミスト供給槽70まで送出される。
発生槽30には、発生槽30により生成したミストをミスト供給槽70に送出する導入管40aが接続される。導入管40aは、蓋体部32のほぼ中央部に形成された嵌合孔32a(図4A)と嵌合することで、発生槽30に固設される。
導入管40aは、長尺状の直立管として形成される直立筒41と、直立筒41の上部と両方向(左右方向)に向けて配設された一対の接続筒42とを有するT字形の中空管として形成される。導入管40aを形成する直立筒41上端部は、フランジ部43により閉塞されるとともに、下端部がミストを取り入れる導入口44として開口する。
また、導入管40aの導入口44と液体貯留槽36の液体表面との間隔は、空気流の流通経路として、所定の間隔tに設定されている。この所定の間隔tは、第一、二の排出管50、60の内部で逆流水が発生しても、この逆流水が導入管40aの導入口44と液体貯留槽36の液体表面との間に溢れることを防止できる間隔である。
導入管40aの上端部には、この導入管40aに対して水平方向(図3、4Aの左右方向)にそれぞれ分岐する位置に第一の排出管50と第二の排出管60とが接続される。すなわち、導入管40aと第一の排出管50と第二の排出管60とで、T字型のジョイント部(接続部品)を形成する。導入管40aの接続筒42の内端部45と嵌合することで、第一、二の排出管50、60の基端部が接続される。また、第一、二の排出管50、60の先端部に設けられた接続筒部55は、それぞれミスト供給槽70の開口部74、75に接続される。
第一の排出管50は、長尺状の配管部材として形成され、上部(上流側)に緩衝部材として形成された蛇腹状筒部51を有し、下部(下流側)に筒状体として形成された排出筒部52を有する。また、同様に、第二の排出管60は、長尺状の配管部材として形成され、上部(上流側)に緩衝部材として形成された蛇腹状筒部61を有し、下部(下流側)に筒状体として形成された排出筒部62を有する。排出筒部52、62は、導入管40aから送出されるミストを排出筒部52、62の上流側に配設された蛇腹状筒部51、61に送出する。
また、第一、第二の排出管50、60を形成する排出筒部52、62の内部には螺旋形状に形成された水滴通過阻止構造100、200が設けられる。この水滴通過阻止構造100、200により、ミスト以外の飛沫水による水滴などが排出筒部52、62から上流側に設けた蛇腹状筒部51、61に移送されることを防止することができる。
図4Aに示すように、水滴通過阻止構造100、200は、複数(図4Aでは、4個)の円板101、201を交互に連結した螺旋形に形成される。この螺旋形に形成された円板101、201により液体貯留槽36から導入管40aを通じて送出される飛沫水による水滴の通過を阻止することができる。すなわち、この水滴通過阻止構造100、200によりミストを霧状のミストと飛沫水などによる水滴とに選別することができる。
同図に示すように、発生槽30で生成されたミストは、導入管40aから第一、二の排出管50、60を形成する排出筒部52、62から蛇腹状筒部51、61へと送出される。
ここで、液体貯留槽36の表面に生成された水柱からミストではなく水滴が導入管40aを通じて、この導入管40aから第一、二の排出管50、60の排出筒部52、62に浸入した場合、この水滴は、螺旋形状に形成された水滴通過阻止構造100、200の円板101、201により突き当たり移送を阻止される。そして、この水滴通過阻止構造100、200を形成する円板101、201により移送を阻止された水滴は、排出筒部52、62から導入管40aの側面を伝わって、液体貯留槽36に帰還される。
すなわち、水滴通過阻止構造100、200によりミストではない飛翔水などによる予め粒子の大きな水滴をトラップ(捕獲)することができる。そして、水滴を一気ではなく、また、大量の逆流水ではない少量の水滴を少しづづ液体貯留槽36に戻すことができ、これにより、液面の乱れを防止することができる。
図4Bは、水滴通過阻止構造の別例を示す断面図である。図4Bに示すように、第一、二の排出管50、60の排出筒部52、62の内部には、水滴通過阻止構造102、202が配設されている。また、水滴通過阻止構造102、202を形成する本体部103、203は、蛇腹状筒部51、61側に向けて湾曲する仕切り板として形成されている。ここで、同図に示すように、水滴通過阻止構造102、202は、排出筒部52、62の下部に設けられる。これは、排出筒部52、62の内部を通過する空気を、上方を通って上流側に移送させるためであり、水滴などの重たい液体は、水滴通過阻止構造102、202の下方で移送を阻止し、トラップ(捕獲)するためである。
すなわち、この水滴通過阻止構造102、202は、図4Aに示した水滴通過阻止構造と同様に、液体貯留槽36から導入管40aを通じて送出される飛翔水による水滴の通過を阻止することができる。
具体的に説明すると、液体貯留槽36の表面に生成された水柱からミストではなく水滴が導入管40aを通じて、この導入管40aから第一、二の排出管50、60の排出筒部52、62に浸入した場合、この水滴は、水滴通過阻止構造102、202により突き当たり移送を阻止される。そして、この水滴通過阻止構造102、202により移送を阻止された水滴は、排出筒部52、62から導入管40aの側面を伝わって、液体貯留槽36に帰還させることができる。
図4Cは、水滴通過阻止構造の別例を示す断面図である。図中の実線矢印は、ミスト及び空気の流れを示す。図4Cに示すように、第二の排出管60の排出筒部62の下部には、水滴通過阻止構造210が配設されている。水滴通過阻止構造210を形成する本体部211は、排出筒部62に対してほぼ直角となるように配設された直立板として形成されている。すなわち、この水滴通過阻止構造210は、図4A、Bに示した水滴通過阻止構造と同様に、液体貯留槽36(図4A)から導入管40aを通じて送出される飛翔水による水滴の通過を阻止することができる。
具体的に説明すると、水滴が、導入管40aから第二の排出管60の排出筒部62に浸入した場合、この水滴は、水滴通過阻止構造210の本体部211の表面部に突き当たる。そして、この水滴は、水滴通過阻止構造210の本体部211から排出筒部60の内部に落下することとなる。そして、この水滴は、図中の点線矢印に示すように、排出筒部62から導入管40aの側面を伝わって、液体貯留槽36に帰還させることができる。
なお、図4Cでは、第二の排出管60の排出筒部62に水滴通過阻止構造210を設けた例を示しているが、同様に、第一の排出管50の排出筒部52の内部に同じ形状の水滴通過阻止構造210を設ける構成としてもよい。
図4Dは、水滴通過阻止構造の別例を示す断面図である。図中の実線矢印は、ミスト及び空気の流れを示す。図4Dに示すように、第二の排出管60の排出筒部62の下部には、水滴通過阻止構造220が配設されている。水滴通過阻止構造220を形成する本体部221は、蛇腹状筒部61側に向けて傾斜する仕切り板として形成されている。すなわち、この水滴通過阻止構造220は、図4A〜図4Cに示した水滴通過阻止構造と同様に、液体貯留槽36(図4A)から導入管40aを通じて送出される飛翔水による水滴の通過を阻止することができる。
具体的に説明すると、水滴が、導入管40aから第二の排出管60の排出筒部62に浸入した場合、この水滴は、水滴通過阻止構造220の本体部221の表面部に突き当たる。そして、この水滴は、水滴通過阻止構造220の本体部221から排出筒部60の内部に落下することとなる。そして、この水滴は、図中の点線矢印に示すように、排出筒部62から導入管40aの側面を伝わって、液体貯留槽36に帰還させることができる。ここで、この水滴通過阻止構造220の場合、蛇腹状筒部61側に向けて傾斜するように形成されているため、図4Cに示した直立型の水滴通過阻止構造210よりもミスト及び空気の流れを阻害しないという作用効果はよい。
なお、図4Dでは、第二の排出管60の排出筒部62に水滴通過阻止構造220を設けた例を示しているが、同様に、第一の排出管50の排出筒部52の内部に同じ形状の水滴通過阻止構造220を設ける構成としてもよい。
図4Eは、水滴通過阻止構造の別例を示す断面図である。図中の実線矢印は、ミスト及び空気の流れを示す。図4Eに示すように、第二の排出管60の排出筒部62の下部には、水滴通過阻止構造230が配設されている。水滴通過阻止構造230を形成する本体部231は、蛇腹状筒部61側に向けて傾斜するとともに、2箇所の円弧部を有する略S字形の仕切り板として形成されている。
すなわち、この水滴通過阻止構造230は、図4A〜図4Dに示した水滴通過阻止構造と同様に、液体貯留槽36(図4A)から導入管40aを通じて送出される飛翔水による水滴の通過を阻止することができる。具体的に説明すると、水滴が、導入管40aから第二の排出管60の排出筒部62に浸入した場合、この水滴は、水滴通過阻止構造230の本体部231の表面部に突き当たる。そして、この水滴は、水滴通過阻止構造230の本体部231から排出筒部60の内部に落下することとなる。
そして、この水滴は、図中の点線矢印に示すように、排出筒部62から導入管40aの側面を伝わって、液体貯留槽36に帰還させることができる。ここで、この水滴通過阻止構造230の場合、蛇腹状筒部61側に向けて傾斜するように形成されているため、図4Cに示した直立型の水滴通過阻止構造210よりもミスト及び空気の流れを阻害しないという作用効果はよい。また、水滴通過阻止構造230の本体部231は、円弧状に形成されているため、水滴を効率的に排出筒部62に落下させることができる。なお、図4Eでは、第二の排出管60の排出筒部62に水滴通過阻止構造230を設けた例を示しているが、同様に、第一の排出管50の排出筒部52の内部に同じ形状の水滴通過阻止構造230を設ける構成としてもよい。
図4Fは、水滴通過阻止構造の別例を示す断面図である。図中の実線矢印は、ミスト及び空気の流れを示す。図4Fに示すように、第二の排出管60の排出筒部62の下部には、水滴通過阻止構造240が配設されている。水滴通過阻止構造240を形成する本体部241は、蛇腹状筒部61側に向けて内側に傾斜する円弧状の仕切り板として形成されている。すなわち、この水滴通過阻止構造240は、図4A〜図4Eに示した水滴通過阻止構造と同様に、液体貯留槽36(図4A)から導入管40aを通じて送出される飛翔水による水滴の通過を阻止することができる。
具体的に説明すると、水滴が、導入管40aから第二の排出管60の排出筒部62に浸入した場合、この水滴は、水滴通過阻止構造240の本体部241の表面部に突き当たる。そして、この水滴は、水滴通過阻止構造240の本体部241から排出筒部60の内部に落下することとなる。そして、この水滴は、図中の点線矢印に示すように、排出筒部62から導入管40aの側面を伝わって、液体貯留槽36に帰還させることができる。
この水滴通過阻止構造240の場合、蛇腹状筒部61側に向けて傾斜するように形成されているため、ミスト及び空気の流れを阻害することはない。また、水滴通過阻止構造230の本体部231は、内側に傾斜する円弧状の仕切り板として形成されているため、水滴を効率的に排出筒部62に落下させることができる。なお、図4Fでは、第二の排出管60の排出筒部62に水滴通過阻止構造240を設けた例を示しているが、同様に、第一の排出管50の排出筒部52の内部に同じ形状の水滴通過阻止構造240を設ける構成としてもよい。
図4Gは、水滴通過阻止構造の別例を示す断面図である。図中の実線矢印は、ミスト及び空気の流れを示す。図4Gに示すように、第二の排出管60の排出筒部62の下部には、水滴通過阻止構造250が配設されている。水滴通過阻止構造250を形成する本体部251は、蛇腹状筒部61の反対側に向けて傾斜する仕切り板として形成されている。すなわち、この水滴通過阻止構造250は、図4A〜図4Fに示した水滴通過阻止構造と同様に、液体貯留槽36(図4A)から導入管40aを通じて送出される水滴の通過を阻止することができる。
具体的に説明すると、水滴が、導入管40aから第二の排出管60の排出筒部62に浸入した場合、この水滴は、水滴通過阻止構造250の本体部251の表面部に突き当たる。そして、この水滴は、水滴通過阻止構造250の本体部251から排出筒部60の内部に落下することとなる。
そして、この水滴は、図中の点線矢印に示すように、排出筒部62から導入管40の側面を伝わって、液体貯留槽36に帰還させることができる。なお、図4Gでは、第二の排出管60の排出筒部62に水滴通過阻止構造250を設けた例を示しているが、同様に、第一の排出管50の排出筒部52の内部に同じ形状の水滴通過阻止構造250を設ける構成としてもよい。
以下、図3及び図4A、図5に戻り、本実施例1の加湿気体発生器20の詳細について説明する。すなわち、図3及び図4A、図5に示すように、蛇腹状筒部51、61は、水平方向(図5の矢印a、b方向)に伸張及び屈曲自在となる蛇腹形状に形成されている。具体的に説明すると、蛇腹状筒部51、61は、複数の蛇腹部82をアコーディオン状に連結することで形成される。後述するように、蛇腹状筒部51、61は、水平方向に伸縮及び屈曲変形することで主に座面の重力方向(図5のA方向)に加わる荷重を緩衝する緩衝部材として機能する。なお、蛇腹状筒部51、61による緩衝は、上記座面の重力方向に限らず運転者が座る位置を移動したときなど、重力方向以外の方向についても機能する。
ミスト供給槽70は、四角形状の箱体形に形成されるとともに、内部に中空部71を有する本体部72を備える。ミスト供給槽70の本体部72の一端には、内方に向けて凹形状に形成された側面部73が設けられる。側面部73には、第一、二の排出管50、60の接続筒部55をそれぞれ接続する開口部74、75が形成される。なお、このミスト供給槽70の上方には、車両の座席1が設けられる。つまりは、運転者は、ミスト供給槽70の上面板76に対して重力方向に荷重する形で、座ることとなる。
また、ミスト供給槽70の本体部72の上面板76には、複数の通孔(図示せず)が形成され、これら複数の通孔が開口する位置に複数(図3、6では、12本)のミスト配管78が立設される。複数のミスト配管78は、シートセンサ10(図2)の左右の領域に均等となるように配設されている。
ミスト供給槽70は、このミスト供給槽70の内部に設けた導入管40a及び第一、二の排出管50、60から送出されたミストを一時的に貯留するとともに、中空部71内で生成された還流によりミストを均一化とすることができる。そして、このミスト供給槽70の中空部71内で均一化されたミストは、複数のミスト配管78により、座面に設けたシートセンサ10に広範囲にわたって分配させることができる。
すなわち、ミスト供給槽70に内部に流通されたミストをミスト配管78を通じてシートセンサ10(図2)に送出させることができる。複数のミスト配管78から送出されたミストは、複数のミスト配管78を通じて、シートセンサ10を形成する表皮層11(図2)の表面に送出される。これにより、シートセンサ10の表皮層11(図2)は、適度な加湿性とともに導電性を有することができる。
前述したように、本実施例1の加湿気体発生器20では、導入管40aには、ミストをミスト供給槽70の内部に送出する第一、二の排出管50、60が接続されている。そして、第一、二の排出管50、60とミスト供給槽70との接続部位には、蛇腹形状に形成された緩衝部材である蛇腹状筒部51、61が設けられる。
これにより、加湿気体発生器20が揺動することを防止することができる。すなわち、車両の座席1に人が座った場合には、人体からの荷重によりシートセンサ10に鉛直方向に重力が付加され、加湿気体発生器20に対しても、主に重力方向(図5のA方向)へ荷重が加わることとなる。
例えば、本実施例1では、図5に示すように、加湿気体発生器20に人体からの荷重が重力方向(図5のA方向)に加わるが、ミスト供給槽70に対しての荷重バランスが左右で異なることで、ミスト供給槽70が傾く場合がある。また、運転手が座席1(図1)の座面に座ったまま、ハンドルに対して前後方向および左右方向に移動することで、ミスト供給槽70も水平方向に動かされる場合もある。このような場合に、第一の排出管50に設けた蛇腹状筒部51が伸縮及び屈曲により所定の水平方向(矢印a方向、b方向)に変形する。
また、同時に、第二の排出管60に設けた蛇腹状筒部61も伸縮及び屈曲により所定の水平方向(矢印a方向、b方向)に変形する。これにより、蛇腹状筒部51、61により主に重力方向(図5のA方向)の荷重を緩衝し吸収することができ、加湿気体発生器20が揺動することを防止することができる。この結果、加湿気体発生器20からのミストの送出が不安定となることを防止することができる。また、液体貯留槽36の液面と、ミストをミスト供給槽70に送出する導入管40aの導入口44とが塞がれることで発生する逆流水を防止することができる。
次に、図5を用いて、加湿気体発生器20によるミストの流れを説明する。図5に示すように、加湿気体発生器20において、発生槽30の内部で生成されたミストは、導入管40aを通じて、第一の排出管50及び第二の排出管60に向けた所定の方向(図中の実線矢印方向)にそれぞれ流れ込む。すなわち、第一、二の排出管50、60に送出されたミストは、下流側に配設された排出筒部52、62から上流側に配設された蛇腹状筒部51、61へと送出される。以下、ミストは、第一、二の排出管50、60の蛇腹状筒部51、61、接続筒部55からミスト供給槽70の内部(中空部71)へと送出される。
また、図6に示すように、発生槽30で生成されたミストは、導入管40aを通じて、第一の排出管50及び第二の排出管60からミスト供給槽70の中空部71にそれぞれ送出される。同図に示すように、ミスト供給槽70の中空部71では、第一、二の排出管50、60による2方向からミストが送出されるため、2つの渦状の加湿空気による気流が生成される。そして、このミスト供給槽70の中空部71内のミストは、複数のミスト配管78からシートセンサ10(図2)の表面に送出される。すなわち、車両の座席1(図1)に座った人体の左右の臀部の位置に均等に加湿空気を送出することができる。
本実施例1の加湿気体発生器20によれば、第一の排出管50、60を形成する排出筒部52、62の内部には複数の円板101、201を有する螺旋形状の水滴通過阻止構造100、200が設けられる。これにより、ミスト以外の飛沫水などの水滴が、排出筒部52、62から上流側に設けた蛇腹状筒部51、61に移送されることを防止することができ、飛沫水などによる水滴が停留することによる逆流水などの発生を防止することができる。
また、本実施例1の加湿気体発生器20において、第一の排出管50、60と導入管40aを接続したジョイントは、T字型に形成されているため、この加湿気体発生器20を車両の座席の下部に配設させる場合に、Y字型のジョイント形状とした場合と比較して、低背化とすることができる。
また、導入管40aには、ミスト供給槽70の内部にミストを送出する第一、二の排出管50、60が接続される。また、この第一、二の排出管50、60とミスト供給槽70との接続部位には、蛇腹形状に形成された緩衝部材である蛇腹状筒部51、61が設けられる。
これにより、運転者が車両の座席に座った場合でも、加湿気体発生器20を構成する発生槽30が揺動することを防止できる。これにより、加湿気体発生器20から導入管40a及び第一、二の排出管50、60を通じて、ミスト供給槽70から送出させるミストを安定した状態でシートセンサ10に供給することができる。
次に、実施例2に係る加湿気体発生器20aについて説明する。図7は、実施例2に係る加湿気体発生器の概略構成を示す斜視図、図8は、図7の加湿気体発生器の内部を示す断面図である。以下に示す、実施例2において、前述した実施例1の加湿気体発生器20と同様な構成についての詳細な説明は、省略する。
ここで、前述した実施例1に示した加湿気体発生器20と、本実施例2の加湿気体発生器20aとの相違は、導入管40から2方向に分岐する第一の排出管50と第二の排出管60とが導入管40に対して斜行するように接続されたことにある。具体的には、第一の排出管50及び第二の排出管60は、導入管40から重力方向に対して斜め上方向に向けて接続される。
図7、8に示すように、発生槽30には、発生槽30により生成したミストをミスト供給槽70に送出する導入管40が接続される。また、導入管40の上端部には、導入管40に対して2方向に分岐する第一の排出管50と第二の排出管60とが斜行するように接続される。すなわち、導入管40に接続される第一の排出管50及び第二の排出管60とは略Y字型のジョイント部材(接続部品)として形成される。
第一の排出管50は、上部(図7、8の斜め上)に緩衝部材として形成された蛇腹状筒部51を、下部(図7、8の斜め下)に筒状体として形成された排出筒部52とを有する。また、同様に、第二の排出管60は、上部(図7、8の斜め上)に緩衝部材として形成された蛇腹状筒部61を、下部(図7、8の斜め下)に筒状体として形成された排出筒部62とを有する。
蛇腹状筒部51、61は、斜め方向(図9の矢印a、b方向)に伸張及び屈曲自在となる蛇腹形状に形成されている。すなわち、蛇腹状筒部51、61は、三角形状の凹部81を有する複数の蛇腹部82を連結することで形成される。後述するように、蛇腹状筒部51、61は、斜め方向に伸縮及び屈曲変形することで重力方向(図9のA方向)の荷重を緩衝する緩衝部材として機能する。
このように、第一、二の排出管50、60とは、導入管40に対して、上流側から下流側に向けて斜行するように配設している。このため、これら第一、二の排出管50、60の内部で発生した凝縮水などの水滴は、導入管40を通じて発生槽30の液体貯留槽36に帰還させることができる。
図9に示すように、加湿気体発生器20aにおいて、発生槽30の内部で生成されたミストは、導入管40を通じて、第一の排出管50と第二の排出管60とにそれぞれ流れ込む(実線矢印方向)。すなわち、第一、二の排出管50、60に送出されたミストは、下流側に配設された排出筒部52、62から上流側に配設された蛇腹状筒部51、61へと送出される。
ここで、本実施例2では、第一、二の排出管50、60は、導入管40に対して斜行する位置に配設されている。このため、この第一、二の排出管50、60の蛇腹状筒部51、61の凹部81に付着したり溜まった飛翔水による水滴や凝縮水などの水滴は、蛇腹状筒部51、61自体が斜行していることから、蛇腹状筒部51、61の凹部81を通過する(点線矢印方向)。そして、蛇腹状筒部51、61から導入管40を通じて発生槽30の液体貯留槽36に帰還させることができる。
また、本実施例2においても、加湿気体発生器20aに人体からの荷重が重力方向(図9のA方向)に加わった場合には、第一、二の排出管50、60に設けた蛇腹状筒部51、61の蛇腹部82が伸縮及び屈曲により斜め方向(矢印a方向、b方向)に変形する。これにより、主に重力方向(A方向)の荷重を緩衝し吸収することができ、加湿気体発生器20aが揺動することを防止することができる。この結果、加湿気体発生器20aによるミストの供給を安定して行なうことができる。
本実施例2の加湿気体発生器20aによれば、導入管40の上端部には、導入管40に対して2方向に分岐する第一の排出管50と第二の排出管60とが斜行するように接続される。これにより、第一、二の排出管50、60の蛇腹状筒部51、61の凹部81に付着した凝縮水などの水滴は、蛇腹状筒部51、61の凹部81から導入管40を通じて発生槽30の液体貯留槽36に帰還させることができる。この結果、第一、二の排出管50、60の蛇腹状筒部51、61内に飛翔水による水滴や凝縮水などの不要な水滴が付着したり停留することを防止することができる。
次に、実施例3に係る加湿気体発生器20bについて説明する。図10は、第一、二の排出管に設けた水滴通過阻止構造の概略構成を示す断面図である。また、図11は、水滴通過阻止構造を説明する図である。以下に示す、実施例3において、前述した実施例1、2の加湿気体発生器と同様な構成についての詳細な説明は、省略する。
図10、11に示すように、導入管40に接続された第一、二の排出管50、60は、上部(上流側)に緩衝部材として形成された蛇腹状筒部51、61を、下部(下流側)に筒状体として形成された排出筒部52、62とを有する。蛇腹状筒部51、61は、三角形状の凹部81を有する複数の蛇腹部82を連結することで形成される。
また、第一の排出管50、60を形成する排出筒部52、62の内部には螺旋形状に形成された水滴通過阻止構造56、66が設けられる。この水滴通過阻止構造56、66により、ミスト以外の飛沫水による水滴が排出筒部52、62から上流側に設けた蛇腹状筒部51、61に移送されることを防止することができる。
図10に示すように、水滴通過阻止構造56、66は、複数(図10では、5個)の円板57、67を交互に連結した螺旋形に形成される。この螺旋形に形成された円板57、67により液体貯留槽36(図11)から導入管40を通じて送出されるミスト以外の飛翔水による水滴の通過を阻止することができる。すなわち、この水滴通過阻止構造56、66によりミストを霧状のミストと飛翔水による水滴とに選別することができる。
図11に示すように、発生槽30で生成されたミストは、導入管40から第一、二の排出管50、60を形成する排出筒部52、62から蛇腹状筒部51、61へと送出される。ここで、液体貯留槽36の表面に生成された水柱からミストではなく水滴が導入管40を通じて、この導入管40から第一、二の排出管50、60の排出筒部52、62に浸入した場合、この水滴は、螺旋形状に形成された水滴通過阻止構造56、66の円板57、67により移送を阻止される。そして、この水滴通過阻止構造56、66を形成する円板57、67により移送を阻止された水滴は、排出筒部52、62から導入管40の側面を伝わって、液体貯留槽36に帰還される。
本実施例3の加湿気体発生器20bによれば、第一の排出管50と第二の排出管60とが斜行するように接続されているため、第一、二の排出管50、60の蛇腹状筒部51、61内に飛翔水による水滴や凝縮水などの不要な水滴が付着したり停留することを防止することができる。
また、第一の排出管50、60を形成する排出筒部52、62の内部には複数の円板57、67を有する螺旋形状の水滴通過阻止構造56、66が設けられる。これにより、ミスト以外の飛沫水による水滴が、排出筒部52、62から上流側に設けた蛇腹状筒部51、61に移送されることを防止することができ、水滴などが停留することによる逆流水などの発生を防止することができる。
次に、実施例4に係る加湿気体発生器20cについて説明する。図12Aは、実施例4に係る第一、二の排出管に設けた溝構造を示す断面図である。また、図12Bは、蛇腹状筒部を示す断面図である。以下に示す、実施例4において、前述した実施例1〜3の加湿気体発生器と同様な構成についての詳細な説明は、省略する。
図12A、図12Bに示すように、加湿気体発生器20cにおいて、導入管40に接続される第一、二の排出管50、60は、緩衝部材として形成された蛇腹状筒部51、61と排出筒部52、62とを有する。蛇腹状筒部51、61は、斜め方向に伸張及び屈曲自在に形成されている。また、蛇腹状筒部51、61は、内部に三角形状の凹部81を有する複数の蛇腹部82を連結することで形成される。
また、蛇腹状筒部51、61を形成する蛇腹部82の凹部81の側面(図12A、図12Bでは、下側)には、蛇腹状筒部51、61の軸方向に沿って、直線状に形成された溝部58が設けられる。
溝部58は、ミストが凝縮し液状化した液体が通過可能な排出路として形成される。すなわち、蛇腹状筒部51、61に設けられた溝部58により、この蛇腹状筒部51、61内で、凝縮水などの液体を溝部58を通じて、排出させることで、飛翔水や凝縮水から生成された水滴(液体)が蛇腹状筒部51、61の内部で貯留しないようにしている。この時、ミストおよび空気の流れを妨たげない構造が望ましい。
すなわち、図12A、図12Bに示すように、蛇腹状筒部51、61の下面側の凹部81に飛翔水などによる水滴や凝縮水から生成された水滴は、溝部58を通じて、排出筒部52、62側(図12Aの点線矢印)に流れ出る。また、蛇腹状筒部51、61の上面側の凹部81に付着した水滴は、下面側の凹部81に落下(図12Aの点線矢印)するとともに、溝部58を通じて、排出筒部52、62側に流れ出る。このように、本実施例4では、緩衝部材が蛇腹形状であった場合でも、この溝部58により付着した水滴を効率的に排水することができる。
本実施例4の加湿気体発生器20cによれば、第一、二の排出管50、60を形成する蛇腹状筒部51、61には、液体が通過可能な直線状に形成された排出路である溝部58が設けられる。これにより、蛇腹状筒部51、61の蛇腹部82に形成された凹部81に付着した飛翔水や凝縮水から生成された水滴は、蛇腹状筒部51、61に形成された溝部58を通じて、下流側の排出筒部52、62を経由する。そして、導入管40から発生槽30内の液体貯留槽36の液体中に帰還させることができる。
次に、実施例5に係る加湿気体発生器20dについて説明する。図13は、実施例5に係る第一、二の排出管に設けた螺旋筒部の概略構成を示す図である。また、図14は、螺旋筒部の断面図である。また、図15は、螺旋筒部の内部のミストの流れを説明する図である。以下に示す、実施例5において、前述した実施例1〜4の加湿気体発生器と同様な構成についての詳細な説明は、省略する。
図13に示すように、本実施例5において、加湿気体発生器20dは、第一、二の排出管50、60を形成する排出筒部52、62の上半部には緩衝部材として形成された緩衝筒部83が設けられる。緩衝筒部83は、所定の斜め方向(図15の矢印a、b方向)に伸張及び屈曲自在に形成された筒状部84により形成される。
また、緩衝筒部83の筒状部84の内部には、筒状部84の軸方向に向けて形成された螺旋筒部85が配設される。螺旋筒部85は、複数(図14では、5個)の円形板86を連結部85aで交互に連結するとともに、所定の斜め方向(図15の矢印a、b方向)に伸張及び屈曲自在となる螺旋構造として形成される。螺旋筒部85を形成する複数の円形板86は、連結部85aに対して、僅かに捻れた位置に配置されるとともに、筒状部84の中心部とそれぞれ異なる位置に配設される。
図15に示すように、導入管40(図11)から送出されたミストは、第一、二の排出管50、60を形成する排出筒部52、62の内部に送出される。次いで、このミストは、排出筒部52、62から緩衝筒部83の筒状部84の内部に設けた螺旋筒部85を通過する。そして、このミストは、筒状部84の上流側に配設された接続筒部55からミスト供給槽70(図11)の内部に送出される。なお、この筒状部84の螺旋筒部85を通過できるミストは、粒子の小さいミストである。
一方、排出筒部52、62を経由して、筒状部84の内部を通過しようとするミストのうち径の大きなものは、筒状部84の内部に配設された螺旋筒部85の複数の円形板86の表面に付着する。すなわち、筒状部84の内部を通過しようとする水滴は、螺旋筒部85の複数の円形板86により捕獲される。
そして、このように、螺旋筒部85の複数の円形板86の表面に付着した水滴は、筒状部84が斜め方向に配設されているため、螺旋筒部85を経由して、排出筒部52、62から導入管40の内部を通じて液体貯留槽36の内部に帰還する。
ここで、上述したように、本実施例5においても第一、二の排出管50、60を形成する排出筒部52、62の上半部には緩衝部材として形成された緩衝筒部83が配設されている。このため、加湿気体発生器20dに対して、荷重が重力方向(図15のA方向)に加わった場合には、第一、二の排出管50、60に設けた緩衝筒部83が伸縮及び屈曲により所定の斜め方向(図15の矢印a方向、b方向)に変形する。これにより、主に重力方向の荷重を緩衝し吸収することができ、加湿気体発生器20dが揺動することを防止することができる。
さらに、この場合、螺旋筒部85を形成する複数の円形板86は、緩衝筒部83の斜め方向(図15のa方向、b方向)への変形に伴って、時計方向(矢印c方向)及び反時計方向(矢印d方向)に回動する。これにより、螺旋筒部85の複数の円形板86の表面部に付着した水滴は、螺旋筒部85の回動により、この筒状部84に設けた螺旋筒部85の円形板86から排出筒部52、62、導入管40を通じて、送られる。そして、導入管40の導入口44から液体貯留槽36に排出させることができる。
本実施例5の加湿気体発生器20dによれば、第1、2の排出管50、60を形成する緩衝筒部83の筒状部84の内部には、円形板86を連結部85aで交互に連結した螺旋構造の螺旋筒部85を設けている。これにより、ミストのうち水滴は、筒状部84の内部に配設された螺旋筒部85の複数の円形板86の表面に付着させることができる。この結果、この水滴が上流側に配設されたミスト供給槽70に移送されることはなく、導入管40から発生槽30内の液体貯留槽36の液体中に帰還させることができる。
次に、図16、17を用いて、実施例6に係る加湿気体発生器20eについて説明する。図16は、実施例6に係る加湿気体発生器の概略構成を示す断面図である。また、図17は、第一、二の排出管に設けた水滴吸着構造を示す断面図である。以下に示す、実施例6において、前述した実施例1〜5の加湿気体発生器と同様な構成についての詳細な説明は、省略する。
図16に示すように、加湿気体発生器20eにおいて、導入管40に接続される第一、二の排出管50、60は、緩衝部材として形成された蛇腹状筒部51、61と排出筒部52、62とを有する。蛇腹状筒部51、61は、内部に三角形状の凹部81を有する複数の蛇腹部82を連結する緩衝部材として形成される。また、第一、二の排出管50、60を形成する排出筒部52、62の側面52a、62aには、水滴を吸着させるための水滴吸着部材90が設けられる。
すなわち、導入管40から第一、二の排出管50、60の内部には、霧状の粒子の小さいミスト以外に粒子の大きい飛沫水なども送出される。このため、本実施例6では、ミストのうち飛沫水などによる水滴を第一、二の排出管50、60を形成する排出筒部52、62の内部(側面52a、62a)に設けた水滴吸着部材90により吸着する構造としている。ここで、飛沫水は直進性が高いが、霧状のミストは浮遊性が高いという特徴がある。このため、水滴吸着部材90は、飛沫水の到来が予想される部位に配置される。
また、水滴吸着部材90には、水滴を吸着することが可能な親水性の布フェルトなどを使用することができる。また、第一、二の排出管50、60の排出筒部52、62の側面52a、62aの一部に親水性の塗料などを塗布することで、水滴を吸着する構造とすることができる。ただし、飛翔水が到来する可能性の少ない部位には、撥水性の塗料を塗布することは、ミスト配管抵抗の低減に有利であるため、併用することが望ましい。
図17に示すように、導入管40から送出されたミストは、第一、二の排出管50、60の排出筒部52、62の内部に送出される。ここで、導入管40から第一、二の排出管50、60の排出筒部52、62へと送出されるミストのうち霧状のミストは、排出筒部52、62から上流に配設された蛇腹状筒部51、61に送り出される。すなわち、この水滴吸着部材90によりミストを霧状のミストと水滴成分の多いミストとに選別することができる。
一方、排出筒部52、62の内部を通過しようとする霧状のミスト以外の飛沫水などによる水滴は、排出筒部52、62に設けた水滴吸着部材90により吸着され、上流に配設された排出筒部52、62に送出されることが防止される。水滴吸着部材90に吸着された水滴は、水滴吸着部材90の内部に溜まった段階で、この水滴吸着部材90から染み出した後、排出筒部52、62の壁面を伝わってゆっくりと導入管40から発生槽30の液体貯留槽36へと帰還する。
本実施例6の加湿気体発生器20eによれば、第一、二の排出管50、60を形成する排出筒部52、62の側面52a、62aには、導入管40を通じて送出されるミストのうちの水滴を吸着する親水性の水滴吸着部材90を設けている。これにより、第一、二の排出管50、60の内部を空気流により通過するミスト以外の水滴が、排出筒部52、62の上流側に配設した蛇腹状筒部51、61の内部に移送(侵入)されることを防止することができる。
また、導入管40を通じて送出される飛沫水などによる水滴を水滴吸着部材90で吸着し、雫状の流れにならずゆっくりと排出できる。この結果、飛沫水などによる水滴が液体貯留槽36の液面に落下した時に生じる水柱のぶれや空気流の乱れを防止することができる。
次に、実施例7に係る加湿気体発生器20fについて説明する。図18は、実施例7に係る加湿気体発生器の概略構成を示す断面図である。
ここで、前述した実施例1〜6の加湿気体発生器20〜20eと、本実施例7の加湿気体発生器20fとの相違は、加湿気体発生器20〜20eが車両に、水平位置に配置したのに対して、本実施例7の加湿気体発生器20fは、車両に対して、傾斜位置に配設したことにある。
すなわち、図18に示すように、本実施例7において、車両の座面に搭載する加湿気体発生器20fの固定位置は、水平位置でなく、所定の角度、傾斜する位置に配設する。すなわち、液体貯留槽36に貯留された液体から生成された水柱が重力方向に対して斜行する位置となるように、車両の座面に対して、傾けた位置に搭載する。
具体的には、車両の水平位置を示す水平線Xと、鉛直線Yを基準として、加湿気体発生器20fの搭載位置を所定の角度(α°)斜め方向に傾斜させる。この場合、発生槽30に設けた液体貯留槽36が傾斜することとなるため、液体貯留槽36の液面から生成される水柱も所定の角度(α°)傾斜する向きとなる。
すなわち、加湿気体発生器20fを傾けることによりミストの発生中心である水柱の先端部が傾斜する方向に生成されることとなる。なお、傾ける角度は、水柱が導入管40の側面41a(図20)に近接及び接触しない角度を設定することとする。この場合、車両の速度やブレーキの制動機能を考慮することとなる。
具体的に説明すると、本実施例7で示す加湿気体発生器20fは、液体貯留槽36に貯留された液体から生成された水柱が重力方向に対して斜行する位置となるように、車両の進行方向に対して、傾けた位置に搭載される。
このように、車両に搭載する加湿気体発生器20fを水平位置でなく、所定の角度、傾斜する位置に配設しているので、水柱の発生方向も傾斜した方向となる。これにより、加湿気体発生器20fから生成された水柱から放出された飛沫水が、直接、水柱の位置に落下することはなく、所謂、エネルギーロスの低減を図ることができる。この結果、水柱のぶれを少なくすると共に、発生槽30内での空気流の悪化を招くことなく、導入管40に向けて送出されるミストを安定させた状態で送出させることができる。
本実施例7によれば、加湿気体発生器20fは、液体貯留槽36に貯留された液体から生成された水柱が重力方向に対して斜行する位置となるように、車両の座面に対して、進行方向に傾けた位置に搭載される。これにより、加湿気体発生器20fから生成された水柱から送出されたミスト生成時に発生した水滴成分が直接、水柱に落下することはなく、ミストの発生効率の悪化を招くことがない。この結果、液体貯留槽36から導入管40に向けて送出されるミストを安定させた状態で送出させることができる。また、導入管40の内部で水柱が接触することで発生する飛沫や空気流の乱れを防止することができる。
[他の実施例1]
次に、図19及び図20を用いて、前述した実施例7の別例を説明する。図19は、実施例7の別例を示す導入管の要部拡大図である。また、図20は、図19の導入管の側面図である。ここで、貯留槽と垂直に振動子を取り付けずに、傾けて取り付け、鉛直方向に対する水柱の角度をα傾けた場合、水柱と略平衡になるように設定することもできる。上述した実施例1〜7では、導入管40の導入口44と液体貯留槽36の液面との空隙を、空気流の送出が効率的となるように、所定の間隔t(図4)となるように配置しているが、この空隙(間隔t)を傾斜させることとしてもよい。
すなわち、図19、図20に示すように、導入管40を形成する直立筒41の導入口44の一部を液体貯留槽36の液面中に水没するよう配置してもよい。この場合、ファン(図示せず)による空気流は導入口44の片側(図20の右側)を通じて流通させることができる。
また、この場合も、液体貯留槽36の液面で生成される水柱から飛沫する水滴は、この水柱の直下ではなく導入管40の直立筒41の側面41aを伝わって液面中に帰還させることができる。これにより、水柱から飛沫する水滴や水滴などが直接、水柱の直下に落下することはなく、また、帰還水が水滴となって滴り落ちることによる乱れを解消することができる。これにより、実施例7と同様に、水柱のぶれを無くすと共に、空気流を乱すことを防止することができる。
[他の実施例2]
また、前述した実施例1〜7において、導入管40の基端部(上端部)であるフランジ部43の形状は、断面四角形の形状としているが、この導入管40の上端部のフランジ部43の形状を円筒形(断面円筒形)としてもよい。
この場合、液面の水柱から飛沫される水滴が導入管40の直立筒41の内部を通じて、フランジ部43に到達した時でも、この水滴は、直接、液体貯留槽36の液面に落下することはない。すなわち、液面の水柱から飛沫された水滴は、円弧状を有するフランジ部43の側面に沿って、直立筒41からゆっくりと、液体貯留槽36の液面に帰還させることができる。この結果、水滴が水滴となって、液体貯留槽36に落下することで、水柱がぶれたり発生槽30内の空気流の流れの悪化を防止することができる。
以上、本実施例を含む実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)液体を貯留する貯留槽と、車両の座面に沿って設けられ、前記貯留槽に貯留された液体から発生した霧状の加湿気体を前記座面に供給する供給槽とを接続する接続部品であって、
前記加湿気体を前記貯留槽から前記供給槽に導入する導入管と、
前記導入管から導入された前記加湿気体を前記供給槽の内部に送出するとともに、該加湿気体と共に供給された水滴の通過を阻止する水分通過阻止構造を内部に有する、該導入管に接続される排出管と、
前記排出管と前記供給槽との接続部位に設けられ、該供給槽から前記貯留槽に伝達される荷重を緩衝する緩衝部材と
を有することを特徴とする接続部品。
(付記2)前記導入管には2以上の前記排出管が設けられることを特徴とする付記1に記載の接続部品。
(付記3)前記排出管は、前記導入管から重力方向に対して斜め上方向に向けて接続されることを特徴とする付記1または付記2に記載の接続部品。
(付記4)前記緩衝部材は、伸縮および屈曲自在であるとともに、前記導入管を通じて送出される前記水滴の通過を阻止する螺旋形状に形成された螺旋筒部を有することを特徴とする付記1乃至付記3のいずれか一つに記載の接続部品。
(付記5)前記緩衝部材は、伸縮および屈曲自在に形成された蛇腹形状を有する筒状体であることを特徴とする付記1乃至付記3のいずれか一つに記載の接続部品。
(付記6)前記緩衝部材を形成する前記筒状体には、液体が通過可能に形成された溝部が筒の軸方向に沿って設けられることを特徴とする付記5記載の接続部品。
(付記7)前記排出管の内部には、前記導入管を通じて送出される前記水滴を吸着する親水性の水滴吸着部材が設けられることを特徴とする付記1乃至付記6のいずれか一つに記載の接続部品。
(付記8)液体を貯留する貯留槽と、
車両の座面に沿って設けられ、前記貯留槽に貯留された液体から発生した霧状の加湿気体を前記座面に供給する供給槽と、
前記加湿気体を前記貯留槽から前記供給槽に導入する導入管と、
前記導入管から導入された前記加湿気体を前記供給槽の内部に送出するとともに、該加湿気体とともに供給された水滴の通過を阻止する水滴通過阻止構造を内部に有する、該導入管に接続される排出管と、
前記排出管と前記供給槽との接続部位に設けられ、該供給槽から前記貯留槽に伝達される荷重を緩衝する緩衝部材と
を有することを特徴とする加湿気体発生器。
(付記9)前記加湿気体発生器は、前記貯留槽に貯留された液体から生成された水柱が重力方向に対して斜行する位置となるように、前記車両の座面に対して、傾けた位置に搭載されることを特徴とする付記8に記載の加湿気体発生器。
(付記10)液体を貯留する貯留槽と、車両の座面に沿って設けられ、前記貯留槽に貯留された液体から発生した霧状の加湿気体を前記座面に供給する供給槽とを接続する接続部品であって、
前記加湿気体を前記貯留槽から前記供給槽に導入する導入管と、
前記導入管に接続されるとともに、前記加湿気体を前記供給槽の内部に送出する排出管と、
前記排出管と前記供給槽との接続部位に設けられ、該供給槽から前記貯留槽に伝達される荷重を緩衝する緩衝部材とを有し、
前記排出管は前記導入管から重力方向に対して斜め上方向に向けて接続されることを特徴とする接続部品。
(付記11)前記導入管には2以上の前記排出管が設けられることを特徴とする付記10に記載の接続部品。
(付記12)前記緩衝部材は、伸縮および屈曲自在に形成された蛇腹形状を有する筒状体であることを特徴とする付記10または11に記載の接続部品。
(付記13)前記排出管を形成する蛇腹形状を有する筒状体には、液体が通過可能に形成された溝部が筒の軸方向に沿って設けられることを特徴とする付記12に記載の接続部品。
(付記14)前記緩衝部材は、伸縮および屈曲自在であるとともに、前記導入管を通じて送出される該加湿気体と共に供給された水滴の通過を阻止する螺旋形状に形成された螺旋筒部を有することを特徴とする付記10乃至付記13のいずれか一つに記載の接続部品。
(付記15)前記排出管の内部には、前記導入管を通じて送出される前記水滴を吸着する親水性の水分吸着部材が設けられることを特徴とする付記10乃至付記14のいずれか一つに記載の接続部品。
(付記16)前記排出管の内部には、前記導入管を通じて送出される該加湿気体と共に供給された水滴の通過を阻止する水滴通過阻止構造を有することを特徴とする付記10乃至付記15のいずれか一つに記載の接続部品。
(付記17)液体を貯留する貯留槽と、
車両の座面に沿って設けられ、前記貯留槽に貯留された液体から発生した霧状の加湿気体を前記座面に供給する供給槽と、
前記加湿気体を前記貯留槽から前記供給槽に導入する導入管と、
前記導入管に接続されるとともに、前記加湿気体を前記供給槽の内部に送出する排出管と、
前記排出管と前記供給槽との接続部位に設けられ、該供給槽から前記貯留槽に伝達される荷重を緩衝する緩衝部材とを有し、
前記排出管は前記導入管から重力方向に対して斜め上方向に向けて接続されることを特徴とする加湿気体発生器。
(付記18)前記加湿気体発生器は、前記貯留槽に貯留された液体から生成された水柱が重力方向に対して斜行する位置となるように、前記車両の座面に対して、傾けた位置に搭載されることを特徴とする付記17に記載の加湿気体発生器。
20、20a〜20f 加湿気体発生器
10 シートセンサ
11 表皮層
12 電極層
13 クッション層
14 通孔
30 発生槽
31、34 本体部
32 蓋体部
33 貯留槽
35 媒体貯留槽
36 液体貯留槽
37 振動素子
40a、40 導入管
50 第一の排出管
51、61 蛇腹状筒部
60 第二の排出管
70 ミスト供給槽
81 凹部
82 蛇腹部
90 水滴吸着部材

Claims (9)

  1. 液体を貯留する貯留槽と、車両の座面に沿って設けられ、前記貯留槽に貯留された液体から発生した霧状の加湿気体を前記座面に供給する供給槽とを接続する接続部品であって、
    前記加湿気体を前記貯留槽から前記供給槽に導入する導入管と、
    前記導入管から導入された前記加湿気体を前記供給槽の内部に送出するとともに、該加湿気体と共に供給された水滴の通過を阻止する水滴通過阻止構造を内部に有する、該導入管に接続される排出管と、
    前記排出管と前記供給槽との接続部位に設けられ、該供給槽から前記貯留槽に伝達される荷重を緩衝する緩衝部材と、
    を有することを特徴とする接続部品。
  2. 前記導入管には2以上の前記排出管が設けられることを特徴とする請求項1に記載の接続部品。
  3. 前記排出管は、前記導入管から重力方向に対して斜め上方向に向けて接続されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の接続部品。
  4. 前記緩衝部材は、伸縮および屈曲自在であるとともに、前記導入管を通じて送出される前記水滴の通過を阻止する螺旋形状に形成された螺旋筒部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の接続部品。
  5. 前記緩衝部材は、伸縮および屈曲自在に形成された蛇腹形状を有する筒状体であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の接続部品。
  6. 前記緩衝部材を形成する前記筒状体には、液体が通過可能に形成された溝部が筒の軸方向に沿って設けられることを特徴とする請求項5に記載の接続部品。
  7. 前記排出管の内部には、前記導入管を通じて送出される前記水滴を吸着する親水性の水滴吸着部材が設けられることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一つに記載の接続部品。
  8. 液体を貯留する貯留槽と、
    車両の座面に沿って設けられ、前記貯留槽に貯留された液体から発生した霧状の加湿気体を前記座面に供給する供給槽と、
    前記加湿気体を前記貯留槽から前記供給槽に導入する導入管と、
    前記導入管から導入された前記加湿気体を前記供給槽の内部に送出するとともに、該加湿気体とともに供給された水滴の通過を阻止する水滴通過阻止構造を内部に有する、該導入管に接続される排出管と、
    前記排出管と前記供給槽との接続部位に設けられ、該供給槽から前記貯留槽に伝達される荷重を緩衝する緩衝部材と、
    を有することを特徴とする加湿気体発生器。
  9. 前記加湿気体発生器は、前記貯留槽に貯留された液体から生成された水柱が重力方向に対して斜行する位置となるように、前記車両の座面に対して、傾けた位置に搭載されることを特徴とする請求項8に記載の加湿気体発生器。
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