JP2012020025A - シールド部材および撮影テーブル並びにx線ct装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】被検体に触れることなく、放射線感受性の高い部位を的確にシールドすることができる撮影テーブルを提供する。
【解決手段】撮影テーブル11に直接的または間接的に固定される固定部152を有しており、撮影テーブル11に載置された被検体の一部80bを非接触で覆い、この被検体の一部80bに照射されるX線の線量を低減するシールド部材15を備えている構成とする。固定部152は、例えば面ファスナ153a,153bにより着脱可能に固定される。
【選択図】図2
【解決手段】撮影テーブル11に直接的または間接的に固定される固定部152を有しており、撮影テーブル11に載置された被検体の一部80bを非接触で覆い、この被検体の一部80bに照射されるX線の線量を低減するシールド部材15を備えている構成とする。固定部152は、例えば面ファスナ153a,153bにより着脱可能に固定される。
【選択図】図2
Description
本発明は、被検体をX線により撮影する際に放射線感受性の高い部位をシールド(shield)するためのシールド部材およびそのシールド部材を有している撮影テーブル(table)、並びにその撮影テーブルを備えているX線CT(Computed Tomography)装置に関する。
被検体をX線CT撮影する際に、放射線感受性の高い部位、例えば、水晶体、甲状腺、乳腺、生殖器などを含む部位への被曝を低減するため、放射線シールド材を用いる方法が知られている。この放射線シールド材は、ビスマス(bismuth)等の放射線吸収材で構成されており、撮影テーブルに載置された被検体の放射線感受性の高い部位の上に置いて使用される。
しかし、このような放射線シールド材は、被検体の上に直接置く仕様であることから、被検体に不快感を与え、被検体が小児の場合には不安を与えることもある。また、放射線シールド材を被検体の上に直接置くと、再構成画像におけるその付近の領域にアーチファクト(artifact)が発生する。また、特に水晶体が含まれる眼球をシールドする場合には、眼病の感染症を防止する都合上、「使い捨て」されるのが一般的であり、コスト(cost)が掛かる。
このような問題を解決する方法の一つとして、特許文献1により提案されているように、ガントリ(gantry)開口部のX線出射窓にX線フィルタ(filter)を設け、放射線感受性の高い部位へ照射されるX線の線量をそのX線フィルタで低減する方法が考えられる。
しかしながら、この方法では、X線フィルタと被検体との間の距離が長くなることから位置合せが難しく、またシールドされる領域が把握し難いため、放射線感受性の高い部位を的確にシールドすることができない。
このような事情により、被検体に触れることなく、放射線感受性の高い部位を的確にシールドすることができるシールド部材およびそのシールド部材を有している撮影テーブル、並びにその撮影テーブルを備えているX線CTが望まれている。
第1の観点の発明は、X線を照射する撮影装置用の撮影テーブルに直接的または間接的に固定される固定部を有しており、前記撮影テーブルに載置された被検体の一部を非接触で覆い、該被検体の一部に照射されるX線の線量を低減するシールド部材を提供する。
第2の観点の発明は、前記シールド部材の少なくとも一部が、可視光に対する透明性を有している上記第1の観点のシールド部材を提供する。
第3の観点の発明は、前記シールド部材の少なくとも一部が、X線吸収物質が含まれているプラスチック(plastic)樹脂により構成されている上記第2の観点のシールド部材を提供する。
第4の観点の発明は、前記シールド部材が、湾曲板状に成形されている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のシールド部材を提供する。
第5の観点の発明は、前記シールド部材が、X線吸収性が相対的に高い部分と低い部分とを有している上記第1の観点から第4の観点のいずれか一つの観点のシールド部材を提供する。
第6の観点の発明は、上記第1の観点から第5の観点のいずれか一つの観点のシールド部材を備えている撮影テーブルを提供する。
第7の観点の発明は、前記被検体の頭部を載置するヘッドホルダ(head holder)をさらに備えており、前記固定部が、前記ヘッドホルダに固定されている上記第6の観点の撮影テーブルを提供する。
第8の観点の発明は、前記被検体を載置するクレードル(cradle)をさらに備えており、前記固定部が、前記クレードルに固定されている上記第6の観点の撮影テーブルを提供する。
第9の観点の発明は、前記固定部が固定されたときに、前記シールド部材と前記被検体の体表面との最短距離が3センチメートル(centimeter)以上15センチメートル以下になり得るように構成されている上記第6の観点から第8の観点のいずれか一つの観点の撮影テーブルを提供する。
第10の観点の発明は、前記固定部が、面ファスナ(fastener)により固定されている上記第6の観点から第9の観点のいずれか一つの観点の撮影テーブルを提供する。
第11の観点の発明は、上記第6の観点から第10の観点のいずれか一つの観点の撮影テーブルを備えているX線CT装置を提供する。
上記観点の発明によれば、放射線感受性の高い部位の近くに非接触でシールド部材を配置することができ、被検体に触れることなく、放射線感受性の高い部位を的確にシールドすることができる。
以下、発明の実施形態について説明する。
(第一実施形態)
図1は、第一実施形態に係るシールド部材を備えているX線CT装置の構成を概略的に示す図である。第一実施形態に係るシールド部材は、水晶体を含む部位をシールドする(照射されるX線の線量を低減する)ためのものである。
図1は、第一実施形態に係るシールド部材を備えているX線CT装置の構成を概略的に示す図である。第一実施形態に係るシールド部材は、水晶体を含む部位をシールドする(照射されるX線の線量を低減する)ためのものである。
図1に示すように、X線CT装置は、撮影テーブル1と、走査ガントリ2とを備えている。
撮影テーブル1は、被検体80を載置するクレードル11と、クレードル11を支持して水平移動させる上部構造体12と、上部構造体12を昇降させてクレードル11の高さを変化させる昇降装置13とを有している。
なお、ここでは、クレードル11の水平移動方向をz方向、鉛直方向をy方向、y方向およびz方向に直交する水平方向をx方向とする。
走査ガントリ2は、ガントリ開口部2aを挟んで互いに対向して配置されているX線管21およびX線検出器24を有している。X線管21およびX線検出器24は、互いの位置関係を保持したままガントリ開口部2aの周りを回るよう回転可能に支持されている。
これら撮影テーブル1および走査ガントリ2は、不図示の操作コンソール(console)によって制御され、X線CT撮影が行われる。
X線CT撮影では、例えば、撮影テーブル1を制御して被検体80をガントリ開口部2aに配置する。そして、走査ガントリ2を制御して、X線管21およびX線検出器24を回転させながら、X線管21からX線検出器24に向かってX線ビーム(beam)16を投射させる。操作コンソールは、X線検出器24により収集された複数ビュー(view)の投影データ(data)に画像再構成処理を施してCT画像を再構成する。
クレードル11の水平移動方向の先端部には、ヘッドホルダ14が着脱可能に支持されている。ヘッドホルダ14は、被検体80の頭部を撮影する際に、その頭部を載置して保持するために用いられる。
ヘッドホルダ14には、第一実施形態に係るシールド部材15が設けられている。
図2および図3は、第一実施形態に係るシールド部材の構成を示す図である。図2はこのシールド部材を斜めに見たときの図、図3の(a)はこのシールド部材をx方向に見たときの図、図3の(b)はこのシールド部材をz方向に見たときの図である。
図2および図3に示すように、ヘッドホルダ14は、略半円筒形状または略U字形状をなしており、鉛直下向きに凸となり、その内側凹面が被検体80の体軸方向(z方向)と略平行になるよう、クレードル11の水平移行方向(z方向)の先端部に取り付けられている。そして、ヘッドホルダ14の凹部に被検体80の頭部80aが載置される。
シールド部材15は、被検体80の水晶体を含む部位80bをシールドするためのX線吸収性シート151と、X線吸収性シート151を支持する支持部(固定部)152とを有している。支持部152は、固定手段153により、ヘッドホルダ14に着脱可能に固定される。
X線吸収性シート151は、水晶体を含む部位80bの表面を覆うことができるような大きさおよび形状を有している。X線吸収性シート151は、撓性または柔軟性があり、X線の線量を低減させるとともにX線を透過するX線吸収材を、図2および図3に示すような湾曲板状に成形してなる。上記X線吸収材としては、例えば、ビスマス、銅、鉛などの金属類をアクリル(acrylic)などのプラスチック樹脂に含有させたもの等を用いることができる。
支持部152は、ある程度の剛性を持ちつつ撓性または変形性があり、比較的高いX線透過性を有しているX線透過材を、図2および図3に示すような湾曲板状に成形してなる。X線吸収性シート151は、支持部152の湾曲方向における略中央部に接着剤等で貼り付けられている。上記X線透過材としては、例えば、アクリルなどのプラスチック樹脂を用いることができる。
固定手段153は、X線吸収性シート151が被検体80の水晶体を含む部位80bの表面を非接触で覆うように、支持部152をヘッドホルダ14に取り付けることができるよう、構成されている。本例では、固定手段153として、ベルクロテープ(Velcro tape)(登録商標)やマジックテープ(magic tape)(登録商標)などで知られている面ファスナあるいはパイルアンドフック(pile and hook)と称されるものを用いる。支持部152の湾曲方向における両端部の内側には、面ファスナのフック側布153a(またはパイル側布)が接着剤や粘着テープ等により貼り付けられている。また、ヘッドホルダ14の湾曲方向における両端部の外側には、面ファスナのパイル側布153b(またはフック側布)が同様に貼り付けられている。支持部152の面ファスナのフック側布153aと、ヘッドホルダ14のパイル側布153bとを押し付けて張り合わせることにより、支持部152をヘッドホルダ14に固定する。
シールド部材15の使用方法について、簡単に説明する。
まず、ユーザ(user)は、シールド部材15を、ヘッドホルダ14から取り外しておく。次に、撮影テーブル1のクレードル11に被検体80を載置し、その頭部80aをヘッドホルダ14に載置する。そして、X線吸収性シート151が被検体80の水晶体を含む部位80bの表面を非接触で覆う位置に配置されるよう支持部152の位置を調整し、固定手段153を用いて支持部152をヘッドホルダ14に固定する。なお、X線吸収性シート151が被検体80の体表面に近づき過ぎると、再構成画像においてその体表面付近でアーチファクトが発生してしまう。また、X線吸収性シート151が被検体80の体表面から離れすぎると、シールドされる領域が広くなり過ぎたり、シールドされる領域が直感的に把握できなくなったりする。そこで、支持部152をヘッドホルダ14に固定したときに、シールド部材15、特にX線吸収性シート151と、被検体80の体表面との最短距離が、所定の範囲、例えば3〔cm〕以上、15〔cm〕以下となり得るように、シールド部材15および撮影テーブル1を構成するとよい。
(第二実施形態)
第二実施形態に係るシールド部材は、被検体の乳腺を含む部位をシールドするためのものである。
第二実施形態に係るシールド部材は、被検体の乳腺を含む部位をシールドするためのものである。
図4および図5は、第二実施形態に係るシールド部材の構成を示す図である。図4はこのシールド部材を斜めに見たときの図、図5の(a)はこのシールド部材をx方向に見たときの図、図5の(b)はこのシールド部材をz方向に見たときの図である。
図4および図5に示すように、クレードル11に被検体80が載置される。
シールド部材16は、被検体80の乳腺を含む部位80cをシールドするためのX線吸収性シート161と、X線吸収性シート161を支持する支持部162とを有している。支持部162は、固定手段163により、クレードル11に着脱可能に固定される。
X線吸収性シート161は、乳腺を含む部位80cの表面を覆うことができるような大きさおよび形状を有している。X線吸収性シート161は、X線吸収材を、図4および図5に示すような湾曲板状に成形してなる。
支持部162は、X線透過材を、図4および図5に示すような湾曲板状に成形してなる。X線吸収性シート161は、支持部162の湾曲方向における略中央部に接着剤等で貼り付けられている。
固定手段163は、X線吸収性シート161が被検体80の乳腺を含む部位80cの表面を非接触で覆うように、支持部162をクレードル11に固定することができるよう、構成されている。本例では、第一実施形態と同様に、固定手段163として、面ファスナを用いる。支持部162の湾曲方向における両端部の内側には、面ファスナのフック側布163a(またはパイル側布)が接着剤や粘着テープ等により貼り付けられている。また、クレードル11の両側面部の外側には、面ファスナのパイル側布163b(またはフック側布)が同様に貼り付けられている。
以上、上記の実施形態によれば、放射線感受性の高い部位の近くに非接触でシールド部材を配置することができ、被検体にシールド部材が触れることなく、放射線感受性の高い部位を的確にシールドすることができる。
また、上記の実施形態によれば、シールド部材が走査ガントリ側ではなく、撮影テーブル側に取り付けられているので、ヘリカルスキャンにも対応できる。
また、第一実施形態によれば、X線吸収性シート151を被検体80の眼に対して非接触で配置できるので、眼病感染を予防しつつ、X線吸収性シート151を使い捨てにする必要がないので、コストを低減することができる。
なお、X線吸収性シート151(161)および支持部152(162)は、これらのうち被検体80を覆う領域の少なくとも一部について、可視光に対する透明性を有しているものが好ましい。例えば、X線吸収性シート151(161)を、可視光に対する透明性を有している含鉛アクリルで構成し、支持部152を、可視光に対する透明性を有しているプラスチック樹脂で構成するようにする。このようにすれば、被検体80にとっては、視界が遮られないので、精神的負担を軽減することができる。また、ユーザにとっては、被検体80に対する視認性がよくなるので、被検体80の表情や様子を確認したり、被検体80の載置位置や姿勢の適正さを正確に判断したりすることができる。
また、X線吸収性シート151(161)および支持部152(162)は、X線吸収性シート151(161)をシールドすべき部位の表面を非接触で覆うように配置することができれば、どのような形状であってもよいが、湾曲板状に成形されているものが好ましい。このようにすれば、エッジ形状を含まないため、再構成画像におけるアーチファクトの発生を抑制することができる。
また、X線吸収性シート151(161)および支持部152(162)は、一体成形されていてもよい。このようにすれば、X線吸収性シート151(161)が支持部152(162)から脱落したり、剥離したりするリスク(risk)がなく、デザイン(design)性もよい。
また、固定手段153(163)は、支持部152(162)をクレードル11やヘッドホルダ14に対して回動部材やスライド部材を用いて半固定するものであってもよいが、着脱可能に固定するものが好ましい。このようにすれば、被検体80のクレードル11に対する乗り降りや頭部80aのヘッドホルダ14に対する着脱の邪魔になることが一切なく、スムーズな撮影を行うことができる。
また、このように支持部152(162)を撮影テーブル1等に着脱可能に固定する固定手段153(163)としては、例えば、コネクタ(connector)とソケット(socket)の組合せによるもの、吸盤を用いるものなど種々考えられるが、面ファスナ(パイルアンドフック)によるものが好ましい。このようにすれば、安価で、着脱が容易であり、支持部152(162)の取付位置の微調整も簡単に行うことができる。放射線感受性の高い部位の位置や大きさは、被検体80の載置位置や個人差によるところが大きい。そのため、放射線感受性の高い部位を的確にシールドできるよう、X線吸収性シート151(161)を適正な位置に配置するために、支持部152(162)の固定位置の微調整を簡単に行うことができる点は非常に有用である。なお、X線吸収性シート151(161)および支持部152(162)は、あらゆる被検体やシールドする部位に対応するため、X線吸収性シート151(162)の大きさや形状、支持部152(162)の長さ等が異なる複数種類の組合せを用意しておいてもよい。
なお、第一実施形態に係るシールド部材15は、水晶体を含む部位をシールドしているが、同様の構成によるシールド部材により、例えば甲状腺を含む部位をシールドすることもできる。
また、第二実施形態に係るシールド部材16は、乳腺を含む部位をシールドしているが、同様の構成によるシールド部材により、例えば生殖器を含む部位をシールドすることもできる。
なお、発明の実施形態の例は、シールド部材だけでなく、このようなシールド部材を有している撮影テーブル、さらに、このような撮影テーブルを備えているX線CT装置もまた発明の実施形態の例である。
また、これらシールド部材および撮影テーブルは、X線CT装置用に限定されず、X線撮影装置(いわゆるレントゲン撮影装置)用にも適用できる。
1 撮影テーブル
2 走査ガントリ
2a ガントリ開口部
11 クレードル
12 上部構造体
13 昇降装置
14 ヘッドホルダ
15,16 シールド部材
21 X線管
22 X線ビーム
24 X線検出器
80 被検体
80a 頭部
80b 水晶体を含む部位
80c 乳腺を含む部位
151,161 X線吸収性シート
152,162 支持部(固定部)
153,163 固定手段
153a,163a 面ファスナのパイル側布またはフック側布
153b,163b 面ファスナのフック側布またはパイル側布
2 走査ガントリ
2a ガントリ開口部
11 クレードル
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15,16 シールド部材
21 X線管
22 X線ビーム
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80 被検体
80a 頭部
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153a,163a 面ファスナのパイル側布またはフック側布
153b,163b 面ファスナのフック側布またはパイル側布
Claims (11)
- X線を照射する撮影装置用の撮影テーブルに直接的または間接的に固定される固定部を有しており、前記撮影テーブルに載置された被検体の一部を非接触で覆い、該被検体の一部に照射されるX線の線量を低減するシールド部材。
- 前記シールド部材の少なくとも一部は、可視光に対する透明性を有している請求項1に記載のシールド部材。
- 前記シールド部材の少なくとも一部は、X線吸収物質が含まれているプラスチック樹脂により構成されている請求項2に記載のシールド部材。
- 前記シールド部材は、湾曲板状に成形されている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のシールド部材。
- 前記シールド部材は、X線吸収性が相対的に高い部分と低い部分とを有している請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のシールド部材。
- 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のシールド部材を備えている撮影テーブル。
- 前記被検体の頭部を載置するヘッドホルダをさらに備えており、
前記固定部は、前記ヘッドホルダに固定されている請求項6に記載の撮影テーブル。 - 前記被検体を載置するクレードルをさらに備えており、
前記固定部は、前記クレードルに固定されている請求項6に記載の撮影テーブル。 - 前記固定部が固定されたときに、前記シールド部材と前記被検体の体表面との最短距離が3センチメートル以上15センチメートル以下になり得るように構成されている請求項6から請求項8のいずれか一項に記載の撮影テーブル。
- 前記固定部は、面ファスナにより固定されている請求項6から請求項9のいずれか一項に記載の撮影テーブル。
- 請求項6から請求項10のいずれか一項に記載の撮影テーブルを備えているX線CT装置。
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JP2010161225A JP2012020025A (ja) | 2010-07-16 | 2010-07-16 | シールド部材および撮影テーブル並びにx線ct装置 |
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JP2010161225A JP2012020025A (ja) | 2010-07-16 | 2010-07-16 | シールド部材および撮影テーブル並びにx線ct装置 |
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