JP2012019888A5 - - Google Patents
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上記目的を達成するために、本発明に係る送気送液装置は、内視鏡に設けられ、第1の流体を送る第1の流体管と、前記第1の流体管とともに内視鏡に設けられ、第2の流体を送る第2の流体管と、前記内視鏡の挿入部の円筒形状を有する先端部に設けられ、前記第1の流体管と連通する第1の連通部、及び前記第2の流体管と連通する第2の連通部、前記第1の連通部と前記第2の連通部とを合流させた合流部を具備し、前記第1の連通部及び前記第2の連通部は屈曲した形状を有し、かつ、前記第1の連通部と前記第2の連通部との接合部分において、前記第1の連通部の中心軸、前記第2の連通部の中心軸と互いに異なる平面に中心軸が存在する構造を有する合流管と、を備えたことを特徴とする。
図1に図示した操作部10に設けられた送気送液ボタン16を操作すると、前記した送気チューブ、送液チューブ、送気管路、及び送液管路を介して送気送液ユニット40から空気又は水(洗浄用流体)が選択的に送出される。そして、この送気送液ユニット40から送出された空気又は水がノズル58の噴出口から観察窓50に向けて噴出される。観察窓50を洗浄するときは、まず、ノズル58から水を噴出させ、その後、空気を噴出させる。これにより、まず、水で観察窓50が洗浄され、その洗浄後に観察窓50上に残存する水滴を空気で吹き飛ばして除去することができる。
一方、対物光学系103の配設位置の図3における先端部26の中心側には、ノズル58(図2参照)が配設されるノズル配設部109aと、合流管(図3中不図示、図4に符号110を付して図示)が配設される合流管配設部109bが形成されている。ノズル配設部109aは、先端面26aに形成された略円形の開口109cから先端部26の中心軸の方向に沿う凹部となっている。
しかし、湾曲部24においてワイヤ142の近く(湾曲部の内周面近傍の位置)に送気チューブ116や送液チューブ118が配置されると、ワイヤ142が引っ張られたときに送気チューブ116や送液チューブ118を内側に押してしまうので、従来は固定部140a〜140dの位置をずらして、送気チューブ116や送液チューブ118とワイヤ142が干渉しないようにワイヤ142の位置をずらしていた。かかる構成では、特定の方向へのアングル操作のバランスが悪くなる懸念があった。
本例に示す合流管110を適用することで、固定部140a〜140dの位置をずらすことなく最適配置したまま、送気管路112の送気チューブ116との接合部や、送液管路114の送液チューブ118との接合部の配置を適宜変更することができるので、送気チューブ116及び送液チューブ118が最適配置されるとともに、ワイヤ142を最適配置することができる。
図14は、第2実施形態に係る内視鏡の送気送液装置に具備される合流管210の斜視図であり、図15(a)は、合流管210を合流部215の軸方向と略直交する面における先端側から見た断面形状を模式的に示す図である。また、図15(b)は、図15(a)中D‐D線に沿う断面図である。図14に示す合流管210は、合流部215と同一方向に形成された略直線形状を有する送気管路212と、屈曲形状を有する送液管路214とを含んでいる。送液管路214は、送気管路212との接合部から屈曲した形状を有する屈曲形状部214aと、屈曲形状部214aと連通する略直線形状を有する直線形状部214bとを含んでいる。
図15(a)に示す右下の円は、送気管路212及び合流部215の先端側における断面形状であり、その真上の円は送液管路214の屈曲形状部214aの屈曲方向が変わる位置における断面形状である。また、合流部215及び送液管路214の図中左側の円は、直線形状部214bの基端側における断面形状である。
図15(b)に示す送気管路212と送液管路214との境界面220に着目すると、該境界面220の外縁を送気管路212の中心軸212cの方向に投影した形状は略だ円となる(破線にて図示)。送気管路212の中心軸212cと平行なだ円を考えたときに、境界面220の外縁上の二点を結ぶ線分のうち長さが最長となるもの(符号222を付して太破線により図示)は、D‐D断面に存在している。
図19は、第2変形例に係る先端部526の構造を示す断面図であり、一部の構成の図示が省略されている。同図に示す先端部526は、先端面526aが傾斜しており、この傾斜した先端面526aにノズル558及び観察窓550等が設けられている。かかる構造を有する先端部526は、先端面526aと略直交する方向に沿って合流管510が挿入されており、合流管510は途中で屈曲して、先端部526の軸方向と略平行となる。すなわち、合流部515の中心軸515cの方向は先端面526aと略直交方向であり、送気管路512及び送液管路514の基端側は、先端部526の軸方向と略平行である。なお、図20に示すように、ノズル558の開口509cの方向を先端面526aに対して斜め方向(先端部526の中心軸方向と略直交方向)としてもよい。
(発明1):内視鏡に設けられ、第1の流体を送る第1の流体管と、前記第1の流体管とともに内視鏡に設けられ、第2の流体を送る第2の流体管と、前記内視鏡の挿入部の円筒形状を有する先端部に設けられ、前記第1の流体管と連通する第1の連通部、及び前記第2の流体管と連通する第2の連通部、前記第1の連通部と前記第2の連通部とを合流させた合流部を具備し、前記第1の連通部及び前記第2の連通部は屈曲した形状を有し、かつ、前記第1の連通部と前記第2の連通部との接合部分において、前記第1の連通部の中心軸、前記第2の連通部の中心軸と互いに異なる平面に中心軸が存在する構造を有する合流管と、を備えたことを特徴とする。
(発明2):発明1に記載の送気送液装置において、前記合流管は、前記合流部の中心軸が、前記第1の連通部の前記合流部と反対側の基端側における中心軸、及び前記第2の連通部の前記合流部と反対側の基端側における中心軸と平行となる構造を有することを特徴とする。
(発明6):内視鏡に設けられ、第1の流体を送る第1の流体管と、前記第1の流体管とともに内視鏡に設けられ、第2の流体を送る第2の流体管と、前記内視鏡の挿入部の円筒形状を有する先端部に設けられ、前記第1の流体管と連通する第1の連通部、及び前記第2の流体管と連通する第2の連通部、前記第1の連通部と共通の中心軸を有し、前記第1の連通部と前記第2の連通部とを合流させた合流部を具備する合流管と、を備え、前記第2の連通部は、前記第1の連通部との接合面を有し、前記第1の連通部の周方向の成分を有する方向に屈曲させた形状を有する屈曲形状部と、前記屈曲形状部と連通し、前記第1の連通部と平行に配置された直管形状部と、を含むことを特徴とする。
(発明7):発明6に記載の送気送液装置において、前記合流管は、前記第1の連通部と前記第2の連通部との接合面におけるだ円形状の縁部の二点を結ぶ線分のうち最長の線分、及び前記第1の連通部の中心軸が存在する面に、前記第2の連通部の中心軸が存在しない構造を有することを特徴とする。
(発明10):発明9に記載の送気送液装置において、前記先端部は、先端面に開口が設けられ、円筒形状を有し、前記第1の凹部と連通する第2の凹部が設けられることを特徴とする。
(発明11):発明9に記載の送気送液装置において、前記先端部は、側面に開口が設けられ、円筒形状を有し、前記第1の凹部と連通する第2の凹部が設けられることを特徴とする。
(発明12):発明10に記載の送気送液装置において、前記第2の凹部は、前記先端面に第1の流体及び前記第2の流体を供給するためのノズル部が配設されることを特徴とする。
(発明14):発明10又は11に記載の送気送液装置において、前記先端面は、前記先端部の中心軸と所定の角度をなす斜め方向であることを特徴とする。
Claims (14)
- 内視鏡に設けられ、第1の流体を送る第1の流体管と、
前記第1の流体管とともに内視鏡に設けられ、第2の流体を送る第2の流体管と、
前記内視鏡の挿入部の円筒形状を有する先端部に設けられ、前記第1の流体管と連通する第1の連通部、及び前記第2の流体管と連通する第2の連通部、前記第1の連通部と前記第2の連通部とを合流させた合流部を具備し、前記第1の連通部及び前記第2の連通部は屈曲した形状を有し、かつ、前記第1の連通部と前記第2の連通部との接合部分において、前記第1の連通部の中心軸、前記第2の連通部の中心軸と互いに異なる平面に中心軸が存在する構造を有する合流管と、
を備えたこと特徴とする送気送液装置。 - 請求項1に記載の送気送液装置において、
前記合流管は、前記合流部の中心軸が、前記第1の連通部の前記合流部と反対側の基端側における中心軸、及び前記第2の連通部の前記合流部と反対側の基端側における中心軸と平行となる構造を有することを特徴とする送気送液装置。 - 請求項1に記載の送気送液装置において、
前記合流管は、前記合流部の中心軸が、前記第1の連通部の基端側における中心軸と所定の角度をなす斜め方向となる構造を有するとともに、前記第2の連通部の基端側における中心軸と所定の角度をなす斜め方向となる構造を有することを特徴とする送気送液装置。 - 請求項3に記載の送気送液装置において、
前記合流管は、前記第1の連通部の基端側における中心軸と、前記第2の連通部の基端側における中心軸と、が所定の角度をなす斜め方向となる構造を有することを特徴とする送気送液装置。 - 請求項1乃至4のいずれかに記載の送気送液装置において、
前記第2の連通部は、前記第1の連通部をはさんで前記第1の連通部との接合部の反対側に基端側の端が配置されることを特徴とする送気送液装置。 - 内視鏡に設けられ、第1の流体を送る第1の流体管と、
前記第1の流体管とともに内視鏡に設けられ、第2の流体を送る第2の流体管と、
前記内視鏡の挿入部の円筒形状を有する先端部に設けられ、前記第1の流体管と連通する第1の連通部、及び前記第2の流体管と連通する第2の連通部、前記第1の連通部と共通の中心軸を有し、前記第1の連通部と前記第2の連通部とを合流させた合流部を具備する合流管と、
を備え、
前記第2の連通部は、前記第1の連通部との接合面を有し、前記第1の連通部の周方向の成分を有する方向に屈曲させた形状を有する屈曲形状部と、
前記屈曲形状部と連通し、前記第1の連通部と平行に配置された直管形状部と、
を含むことを特徴とする送気送液装置。 - 請求項6に記載の送気送液装置において、
前記合流管は、前記第1の連通部と前記第2の連通部との接合面におけるだ円形状の縁部の二点を結ぶ線分のうち最長の線分、及び前記第1の連通部の中心軸が存在する面に、前記第2の連通部の中心軸が存在しない構造を有することを特徴とする送気送液装置。 - 請求項6又は7に記載の送気送液装置において、
前記第2の連通部は、第1の連通部との接合面における中心軸が、当該接合面における法線の方向とずれている構造を有することを特徴とする送気送液装置。 - 請求項1乃至8のいずれかに記載の送気送液装置において、
前記先端部は、基端側の面に開口を有し、前記合流管の形状に対応する形状を有する第1の凹部が設けられることを特徴とする送気送液装置。 - 請求項9に記載の送気送液装置において、
前記先端部は、先端面に開口が設けられ、円筒形状を有し、前記第1の凹部と連通する第2の凹部が設けられることを特徴とする送気送液装置。 - 請求項9に記載の送気送液装置において、
前記先端部は、側面に開口が設けられ、円筒形状を有し、前記第1の凹部と連通する第2の凹部が設けられることを特徴とする送気送液装置。 - 請求項10に記載の送気送液装置において、
前記第2の凹部は、前記先端面に第1の流体及び前記第2の流体を供給するためのノズル部が配設されることを特徴とする送気送液装置。 - 請求項1乃至12のいずれかに記載の送気送液装置において、
前記先端部と連結される軟性部を備え、
前記第1の流体管及び前記第2の流体管は、前記軟性部の内部に配置される部分は可塑性を有する部材を用いたチューブにより構成されることを特徴とする送気送液装置。 - 請求項10又は12に記載の送気送液装置において、
前記先端面は、前記先端部の中心軸と所定の角度をなす斜め方向であることを特徴とする送気送液装置。
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