JP2012019543A - 内部a/d変換器を備えたマイクロホン - Google Patents

内部a/d変換器を備えたマイクロホン Download PDF

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Abstract

【課題】減結合キャパシタを必要とせずにアナログオーディオ信号をEMIの効果に対してシールドし、かつ、拡張された互換性を有するマイクロホンアセンブリを提供する。
【解決手段】携帯電話機において、マイクロホンの動作素子と、マイクロホンのプリアンプと、A/D変換器とをシールドするマイクロホンのケーシングが、望ましくないEMIを除去するために設けられる。純粋なディジタルのDSPがA/D変換器に接続され、ディジタル信号のみを処理する。マイクロホンは、音響信号をアナログオーディオ信号に変換し、上記アナログオーディオ信号は、A/D変換器によってディジタル出力信号に変換される。ディジタル出力信号は、別の処理のために、純粋なディジタルのDSPに送信される。
【選択図】図1

Description

本発明は、マイクロホンアセンブリに関し、特に、マイクロホンアセンブリのハウジングの中にプリアンプとアナログ−ディジタル(A/D)変換器を設けることに関する。
現在、携帯電話機(例えば、移動体電話機又はセルラー電話機)に用いられている典型的なマイクロホンアセンブリは、音響信号をアナログオーディオ信号に変換し、上記アナログオーディオ信号は、ディジタル化のために、上記マイクロホンアセンブリから信号線を介して外部のA/D変換器に伝送される。しかしながら、アナログオーディオ信号がマイクロホンアセンブリからA/D変換器に伝送されるとき、上記アナログオーディオ信号は、(通常は約1乃至2GHzの)高い周波数の信号の存在によって引き起こされる電磁干渉(EMI)から、望ましくない影響を受ける可能性がある。EMIの効果を減少させるために、移動体電話機の産業において現在実施されていることは、ディジタル化の前の複数の「雑音のないきれいな」アナログオーディオ信号に対して、高い周波数の信号を減結合するために、複数の外部のキャパシタを用いることである。ディジタル化の後で、結果として生じるディジタル出力信号は、EMIからの影響を受けにくくなる。従って、EMIが信号の完全性を低下させることを防ぐために、可能な限り速やかに音響信号をディジタル出力信号に変換することが望ましい。
さらに、現在、携帯電話機において用いられている異なるマイクロホンアセンブリは、異なる感度のレベルと出力インピーダンスとを有する。従って、各携帯電話機は、典型的には、ただ1つのタイプのマイクロホンアセンブリを考慮して設計され、マイクロホンのプリアンプの駆動レベルは、特定のマイクロホンアセンブリの出力特性に従って設定されている。ゆえに、マイクロホンのプリアンプの利得が、元のマイクロホンアセンブリの出力特性とは異なる出力特性を有する異なるマイクロホンアセンブリに適応するように調整される必要があるので、1つのマイクロホンアセンブリをもう1つのものに対して代用することは実際的ではない。従って、1つのタイプのマイクロホンをもう1つのものに対して切り換えるために、典型的には、ハードウェアの修正か、又はマイクロホンの感度のアナログレベルの調整が必要とされる。
ゆえに、減結合キャパシタを用いることを必要とせずにアナログオーディオ信号をEMIの効果に対してシールドし、かつ、拡張された互換性を提供するマイクロホンアセンブリに対する必要が存在する。
本発明に係るマイクロホンアセンブリは、一般に、マイクロホンの動作素子(working components)と、マイクロホンのプリアンプと、A/D変換器とを、望ましくないEMIに対して保護するケーシングを含む。上記マイクロホンは、音響信号をアナログオーディオ信号に変換し、上記アナログオーディオ信号は、上記A/D変換器によってディジタル出力信号に変換される。上記ディジタル出力信号は、ディジタル信号のみを処理する、純粋なディジタルのDSPに伝送される。本発明の特定の態様では、アナログオーディオ信号が上記A/D変換器に受信される前に上記アナログオーディオ信号をフィルタリングするために、プリアンプの段階にオプションのフィルタリング回路が設けられる。別の実施形態においては、プリアンプと、A/D変換器と、任意のオプションのフィルタリング回路とは、マイクロホンのケーシング内に配置された集積回路上に設けられる。
内部A/D変換器を有するマイクロホンと純粋なディジタルのDSPとの本発明に係る組合わせは、DSPがアナログ処理能力を有する従来技術に係るシステムに関連した、前述されたいくつかの欠点を克服する。マイクロホンのケーシングから送信されるディジタル出力を備えたマイクロホンを有することによって、本発明に係るマイクロホンは互換性を促進し、1つのマイクロホンアセンブリをもう1つのものに対して容易に代用することを可能にする。必要とされうるいかなる調整も、完全にソフトウェアで制御される。
それに加えて、純粋なディジタルのDSPを用いることは、移動体電話機の構成を簡単化し、製造コストを低下させるが、それは、純粋なディジタルのDSPのコストが、アナログ回路を含む標準的なDSPよりも低いからである。さらに、DSPにおけるアナログ回路を除去することは、アナログ信号を処理するための余分な基板層を不必要にし、それによって、信号処理回路の構成を簡単化することができる。
本発明の好ましい実施形態に係る移動体電話機の機能図である。 本発明の特定の態様に係るマイクロホンアセンブリ及び純粋なディジタルのDSPの機能図である。 本発明のもう1つの態様に係るマイクロホンアセンブリ及び純粋なディジタルのDSPの機能図である。 本発明の別の態様に係るマイクロホンアセンブリ及び純粋なディジタルのDSPの機能図である。 本発明のさらに別の態様に係るマイクロホンアセンブリ及び純粋なディジタルのDSPの機能図である。
本発明に係る前述された利点と他の利点とは、以下の詳細な説明を読み、添付の図面を参照することによって明らかになるだろう。
本発明は、さまざまな変形例と代替的な形式とに可能である一方で、複数の特定の実施形態が図面中に実施例として図示され、また、ここに詳述される。しかしながら、本発明は開示された特定の形式に制限されるように意図されるのではないことが理解されるべきである。むしろ、本発明は、添付された特許請求の範囲によって定義される本発明の精神及び範囲内に含まれる、すべての変形物、等価物及び代替物を包含するものとする。
図1に図示された移動体電話機2は、一般に、マイクロホンアセンブリ3、純粋なディジタル信号プロセッサ(純粋なディジタルのDSP)14、スピーカアセンブリ30、RF受信装置32、RF送信装置34、及びアンテナ36を含む。マイクロホンアセンブリ3は、動作素子(working components)8と、マイクロホンのプリアンプ10と、アナログ−ディジタル(A/D)変換器12とを収容するケーシング4を備える。マイクロホンのケーシング4は、マイクロホンアセンブリ3の全体に構造的な完全性を提供することに加えて、動作素子8とマイクロホンのプリアンプ10とA/D変換器12とを、望ましくない高い周波数のEMIに対してシールドし、又は保護する。マイクロホンのケーシング4は、好ましくは、鋼又はアルミニウムのような導電性の材料か、もしくは、金属粒子で被覆されたプラスチックのような金属化された不導体の材料にてなる。
音響エネルギーは、送話口(sound inlet)6を介して、動作素子8によって受けられる。好ましい実施形態において、動作素子8は、音響エネルギーにさらされることに応答して振動する振動板を含むエレクトレットアセンブリを備えている。振動板の振動は結果として電気信号を発生させ、このように、動作素子8は音響エネルギーを電気的なエネルギーに変換する。この電気的なエネルギーは、アナログオーディオ信号としてマイクロホンのプリアンプ10に供給され、上記マイクロホンのプリアンプ10は、A/D変換器12のために適当なレベルにアナログオーディオ信号を増幅する。プリアンプ10は、1つよりも多くの利得ステージを含んでもよい。A/D変換器12は、アナログオーディオ信号をディジタル出力信号に変換する。
好ましい実施形態において、A/D変換器12は、アナログオーディオ信号をシリアルのディジタルビットストリームに変換する、シグマ−デルタ変調器である。それに代わって、A/D変換器12は、例えば、フラッシュ又はパイプライン変換器、逐次近似変換器、又は他の任意の適当なA/D変換器であることができる。シリアルのディジタルビットストリームは、さらに処理するために、純粋なディジタルのDSP14へ向かうライン20上を伝送される。純粋なディジタルのDSP14は、アナログ回路を含まず、アナログ信号を処理しない。それよりはむしろ、純粋なディジタルのDSP14は、ディジタル回路(ディジタル信号のみを処理するように適応されている回路)のみを含み、ディジタル信号のみを処理する。従って、純粋なディジタルのDSP14へ向かうライン20、24上の入力信号と、純粋なディジタルのDSP14からのライン22、26上の出力信号とは、ディジタルの形式のみで存在する。
純粋なディジタルのDSP14は、ライン20からのディジタル出力信号を処理し、RF送信装置34へ向かうライン26上に送信のためのディジタル信号を供給する。RF送信装置34は、上記送信のためのディジタル信号を、アンテナ36によって送信されるRF信号に変換する。同様に、アンテナ36は、RF受信装置32にRF信号を供給し、上記RF受信装置32は、受信されたディジタル信号を、純粋なディジタルのDSP14へ向かうライン24上に供給する。純粋なディジタルのDSP14は、受信されたディジタル信号を処理し、スピーカアセンブリ30へ向かうライン22上に、ディジタルオーディオ出力信号を供給する。ライン22上のディジタルオーディオ出力信号は、PDM又はPWMで符号化された信号であることができる。スピーカアセンブリ30は、ディジタルオーディオ出力信号を、操作者によって聴取される音響信号に変換する。
図1に図示された移動体電話機2は、本発明が動作可能な唯一の装置ではない。移動体電話機2は説明の目的のみのために選択され、本発明は、移動体電話機のほかにも、他の多くの装置を意図している。他の装置の例は、携帯電話機、携帯型のオーディオ又はビデオの記録システム、補聴器、携帯情報端末、ウェアラブルマイクロホン(有線又は無線)、及び、小型サイズのマイクロホンを必要とし、未処理(raw)の、又はフォーマット化されたディジタルオーディオ出力を必要とする他の任意の装置を、これらに限定することなく、含んでいる。
次いで、図2を参照すると、代替的なマイクロホンアセンブリ103は、動作素子108とマイクロホンのプリアンプ110との間に接続された高域通過フィルタ109と、マイクロホンのプリアンプ110と好ましくはシグマ−デルタ変調器であるA/D変換器112との間に接続された低域通過フィルタ111とを含む。高域通過フィルタ109は、動作素子108とプリアンプ110との間で信号中のDC成分を阻止し、それによって、プリアンプ110の安定性とダイナミックレンジを改善する。また、高域通過フィルタ109は、低い周波数をフィルタリングして除去することによって、マイクロホンアセンブリ103における全体のノイズのレベルを低下させる。低域通過フィルタ111は、信号がA/D変換器112に供給される前に、信号の周波数成分を制限することによって望ましくないエイリアジングの効果を除去する。高域通過フィルタ109と低域通過フィルタ111は、好ましくは、マイクロホンのプリアンプ110に組み込まれているが、それに代わって、オプションとして、高域通過フィルタ109と低域通過フィルタ111をマイクロホンのプリアンプ110から分離してもよい。ライン20上のディジタル出力信号は、いかなる標準のオーディオ形式によってもフォーマット化されていないという意味において、未処理の信号である。ライン20上の未処理のディジタル出力信号は、別のディジタル処理のために、純粋なディジタルのDSP114に送信される。ディジタル出力信号のフォーマット化は、図4を参照して議論される。
図2は、高域通過フィルタ109と低域通過フィルタ111の両方を図示しているが、他の実施形態においては、高域通過フィルタと低域通過フィルタのうちの1つだけが提供されてもよいことを注意する。マイクロホンのプリアンプ110におけるフィルタリングが所望されるか否かは、例えば、サイズの拘束条件やオーディオ品質のような要素に依存する。
次いで、図3を参照すると、代替的なマイクロホンアセンブリ203は、本発明のもう1つの実施形態に係る、動作素子208と、マイクロホンのプリアンプ210と、A/D変換器212と、ディジタルフィルタ215とを含むマイクロホンのケーシング204を含む。A/D変換器212は、好ましくはシグマ−デルタ変調器であり、マイクロホンのプリアンプ210は、図2に図示された実施形態に関連して議論されたように、高域通過フィルタ又は低域通過フィルタのうちのいずれか、又はその両方をオプションとして含むことができる。ディジタルフィルタ215は、ディジタルビットストリームから高い周波数のノイズを除去する。例えば、ディジタルフィルタ215は、好ましくは、帯域外の量子化雑音を除去するディジタルデシメーション低域通過フィルタである。図3に図示された実施形態において、ディジタルフィルタ215はマイクロホンのケーシング204の内部に図示されているが、ディジタルフィルタ215は、マイクロホンのケーシング204の外部にある純粋なディジタルのDSP214に組み込まれてもよいということが、明らかに意図されている。ディジタルフィルタ215が、A/D変換器212と純粋なディジタルのDSP214とのいずれに組み込まれるかは、例えば、サイズの拘束条件に依存する。
次に、図4は、本発明のもう1つの実施形態に係る、A/D変換器312と純粋なディジタルのDSP314の間に接続されたフォーマット化回路313を備えたマイクロホンアセンブリ303を図示する。フォーマット化回路313は、例えば、S/PDIF、AES/EBU、ISのようなディジタルオーディオの標準か、又は他の任意の適当なディジタルオーディオの標準に従って、A/D変換器312からの信号をフォーマット化する。それに代わって、フォーマット化は、純粋なディジタルのDSP314によって実行されてもよい。フォーマット化回路313は、好ましくは、マイクロホンのケーシング304内のA/D変換器312に組み込まれ、さらに、図2に関連して記述されたもののようなディジタルフィルタを含んでもよい。プリアンプ310は、図2に関連して記述されたもののような高域通過フィルタ及び/又は低域通過フィルタをオプションとして含んでもよい。フォーマット化されたディジタル出力信号は、別の処理のために、純粋なディジタルのDSP314へ向かうライン320上に伝送されてもよく、又は、ディジタル出力信号がディジタルオーディオの標準に従ってフォーマット化されているので、例えば携帯型のオーディオ又はビデオの装置のような、そのようなディジタルオーディオの標準に従う装置に接続されるか、又はそのような装置に直接に組み込まれていてもよい。
最後に、図5は、動作素子408と純粋なディジタルのDSP414の間に接続された集積回路(IC)405を有するマイクロホンアセンブリ403を図示する。IC405は、マイクロホンのケーシング404内に位置し、マイクロホンのプリアンプ410と、好ましくはシグマ−デルタ変調器であるA/D変換器412とを含む。アプリケーションに依存して、IC405は、以下の構成要素のうちの任意の1つ又は任意の組合わせを含むことができる;図2に記述された高域通過フィルタ109又は低域通過フィルタ111、図3に記述されたディジタルフィルタ215、又は図4に記述されたフォーマット化回路313。マイクロホンのサイズの拘束条件は、IC405に組み込まれるオプションの構成要素の個数を指定する。動作素子408からのアナログオーディオ信号はIC405に供給され、上記IC405は、未処理のディジタル出力信号か、又はフォーマット化されたディジタル出力信号かのいずれかを、純粋なディジタルのDSP414へ向かうライン420上に出力する。
図2乃至図5のマイクロホンアセンブリ103,203,303及び403は純粋なディジタルのDSPに関連して記述されたが、各アセンブリはまた、アナログの能力を有する純粋にディジタルではないDSPとともに用いることができる。
本発明は、1つ又はそれよりも多くの特定の実施形態を参照して記述されたが、本発明の精神及び範囲から離れることなく、それに多数の変形物を作れることを当業者は認識するだろう。これらの実施形態のそれぞれと、それらの明らかな変形物とは、添付の特許請求の範囲に開示された発明の精神及び範囲の内に包含されるように意図される。
2…移動体電話機、
3,103,203,303,403…マイクロホンアセンブリ、
4,104,204,304,404…ケーシング、
6,106,206,306,406…送話口、
8,108,208,308,408…動作素子、
10,110,210,310…プリアンプ、
12,112,212,312…A/D変換器、
14,114,214,314,414…純粋なディジタルのDSP14、
20,22,24,26,120,220,320,420…ライン、
30…スピーカアセンブリ、
32…RF受信装置、
34…RF送信装置、
36…アンテナ、
109…高域通過フィルタ、
111…低域通過フィルタ、
215…ディジタルフィルタ、
313…フォーマット化回路、
405…集積回路。
次いで、図2を参照すると、代替的なマイクロホンアセンブリ103は、動作素子108とマイクロホンのプリアンプ110との間に接続された高域通過フィルタ109と、マイクロホンのプリアンプ110と好ましくはシグマ−デルタ変調器であるA/D変換器112との間に接続された低域通過フィルタ111とを含む。高域通過フィルタ109は、動作素子108とプリアンプ110との間で信号中のDC成分を阻止し、それによって、プリアンプ110の安定性とダイナミックレンジを改善する。また、高域通過フィルタ109は、低い周波数をフィルタリングして除去することによって、マイクロホンアセンブリ103における全体のノイズのレベルを低下させる。低域通過フィルタ111は、信号がA/D変換器112に供給される前に、信号の周波数成分を制限することによって望ましくないエイリアジングの効果を除去する。高域通過フィルタ109と低域通過フィルタ111は、好ましくは、マイクロホンのプリアンプ110に組み込まれているが、それに代わって、オプションとして、高域通過フィルタ109と低域通過フィルタ111をマイクロホンのプリアンプ110から分離してもよい。ライン120上のディジタル出力信号は、いかなる標準のオーディオ形式によってもフォーマット化されていないという意味において、未処理の信号である。ライン120上の未処理のディジタル出力信号は、別のディジタル処理のために、純粋なディジタルのDSP114に送信される。ディジタル出力信号のフォーマット化は、図4を参照して議論される。
次に、図4は、本発明のもう1つの実施形態に係る、A/D変換器312と純粋なディジタルのDSP314の間に接続されたフォーマット化回路313を備えたマイクロホンアセンブリ303を図示する。フォーマット化回路313は、例えば、S/PDIF、AES/EBU、ISのようなディジタルオーディオの標準か、又は他の任意の適当なディジタルオーディオの標準に従って、A/D変換器312からの信号をフォーマット化する。それに代わって、フォーマット化は、純粋なディジタルのDSP314によって実行されてもよい。フォーマット化回路313は、好ましくは、マイクロホンのケーシング304内のA/D変換器312に組み込まれ、さらに、図3に関連して記述されたもののようなディジタルフィルタを含んでもよい。プリアンプ310は、図2に関連して記述されたもののような高域通過フィルタ及び/又は低域通過フィルタをオプションとして含んでもよい。フォーマット化されたディジタル出力信号は、別の処理のために、純粋なディジタルのDSP314へ向かうライン320上に伝送されてもよく、又は、ディジタル出力信号がディジタルオーディオの標準に従ってフォーマット化されているので、例えば携帯型のオーディオ又はビデオの装置のような、そのようなディジタルオーディオの標準に従う装置に接続されるか、又はそのような装置に直接に組み込まれていてもよい。

Claims (22)

  1. 動作素子と、上記動作素子を保護するケーシングとを有するマイクロホンと、
    上記ケーシング内に存在し、上記動作素子に接続されたアナログ−ディジタル変換器と、
    上記アナログ−ディジタル変換器に接続された純粋なディジタルのDSPとを備えた、携帯電話機において用いるための装置。
  2. 上記アナログ−ディジタル変換器は、シグマ−デルタ変調器である請求項1記載の装置。
  3. 上記ケーシング内において、上記アナログ−ディジタル変換器の後段にディジタルフィルタをさらに備えた請求項2記載の装置。
  4. 上記ディジタルフィルタは、ディジタルデシメーション低域通過フィルタである請求項3記載の装置。
  5. 上記マイクロホンの動作素子は、エレクトレットアセンブリを備えた請求項1記載の装置。
  6. 上記動作素子と上記アナログ−ディジタル変換器の間にプリアンプをさらに備えた請求項1記載の装置。
  7. 上記動作素子と上記プリアンプの間に高域通過フィルタをさらに備えた請求項6記載の装置。
  8. 上記プリアンプと上記アナログ−ディジタル変換器の間に低域通過フィルタをさらに備えた請求項6記載の装置。
  9. 上記プリアンプと上記アナログ−ディジタル変換器の間に低域通過フィルタをさらに備えた請求項7記載の装置。
  10. 音のエネルギーを電気的なエネルギーに変換するエレクトレットアセンブリと、
    上記エレクトレットアセンブリを収容するマイクロホンのケーシングと、
    上記ケーシング内に存在し、上記エレクトレットアセンブリに接続されたプリアンプと、
    上記ケーシング内に存在し、上記プリアンプに接続されたアナログ−ディジタル変換器とを備え、上記アナログ−ディジタル変換器は、上記プリアンプからオーディオ信号を受信し、
    上記アナログ−ディジタル変換器に接続された純粋なディジタルのDSPを備えた、携帯電話機において用いるための装置。
  11. ケーシングを備えたマイクロホンを有する携帯電話機を動作させる方法であって、
    上記マイクロホンのケーシング内で、音響信号を、上記音響信号を表現するディジタル出力信号に変換することと、
    上記ディジタル出力信号を、純粋なディジタルのDSPに送信することと、
    上記純粋なディジタルのDSPにおいて、上記ディジタル出力信号を処理することとを含む方法。
  12. マイクロホンのケーシング内で、音響信号を受けることと、
    上記マイクロホンのケーシング内で、上記音響信号をアナログオーディオ信号に変換することと、
    上記マイクロホンのケーシング内で、上記アナログオーディオ信号をディジタル出力信号に変換することと、
    別の処理のために、上記ディジタル出力信号を純粋なディジタルのDSPに送信することとを含む、音響信号を処理する方法。
  13. マイクロホンのケーシング内で、音響信号を受けることと、
    上記マイクロホンのケーシング内で、上記音響信号をアナログオーディオ信号に変換することと、
    上記ケーシング内で、上記アナログオーディオ信号を増幅することによって、増幅された信号を提供することと、
    上記ケーシング内で、上記増幅された信号と上記アナログオーディオ信号のうちの1つをフィルタリングすることによって、フィルタリングされた信号を提供することと、
    上記マイクロホンのケーシング内で、上記フィルタリングされた信号をディジタル出力信号に変換することとを含む、音響信号を処理する方法。
  14. 上記マイクロホンのケーシング内で、上記ディジタル出力信号をディジタル的にフィルタリングすることをさらに含む請求項13記載の方法。
  15. 上記アナログオーディオ信号は高域通過フィルタによってフィルタリングされる請求項13記載の方法。
  16. 上記増幅された信号は低域通過フィルタによってフィルタリングされる請求項13記載の方法。
  17. 音響信号を受け、上記音響信号をオーディオ信号に変換するマイクロホンを備え、上記マイクロホンはケーシングを有し、
    上記ケーシング内に存在し、上記オーディオ信号をディジタル信号に変換するアナログ−ディジタル変換器と、
    上記アナログ−ディジタル変換器に接続され、上記ディジタル信号を受信して処理する純粋なディジタルのDSPとを備えた音響エネルギー処理アセンブリ。
  18. 携帯電話機のユーザから受けた音響信号をオーディオ信号に変換する動作素子と、
    上記オーディオ信号をディジタル信号に変換するアナログ−ディジタル変換器と、
    上記動作素子と上記アナログ−ディジタル変換器が配置されたケーシングとを備えた、携帯電話機のためのマイクロホンアセンブリ。
  19. 動作素子と、上記動作素子を保護するケーシングとを有するマイクロホンと、
    上記ケーシング内に存在し、上記動作素子に接続された集積回路とを備え、上記集積回路は、上記動作素子に接続されたプリアンプと、上記プリアンプに接続されたアナログ−ディジタル変換器とを含むマイクロホンアセンブリ。
  20. 上記集積回路は、上記アナログ−ディジタル変換器に接続されたディジタルフィルタをさらに含む請求項19記載のマイクロホンアセンブリ。
  21. 上記集積回路は、上記動作素子と上記プリアンプの間に接続された高域通過フィルタをさらに含む請求項19記載のマイクロホンアセンブリ。
  22. 上記集積回路は、上記プリアンプと上記アナログ−ディジタル変換器の間に接続された低域通過フィルタをさらに含む請求項19記載のマイクロホンアセンブリ。
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