JP2012018056A - 重量選別機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】計量台上を滑走させることによって被計量物の重量値を測定する重量選別機において、
被計量物の一部又は全部が計量台上に負荷されている間の時間を測定し、この測定された時間の長さに応じて被計量物の重量測定値を補正演算する補正演算処理手段21を備える構成とする。
【選択図】図4
Description
計量台上を滑走させることによって被計量物の重量値を測定する重量選別機において、
前記被計量物の一部及び/又は全部が前記計量台上に負荷されている間の時間を測定する負荷時間測定手段と、前記負荷時間測定手段により測定された時間の長さに応じて前記被計量物の重量測定値を補正する重量測定値補正手段とを備えることを特徴とするものである。
各レール11は、図2(b)に示されるように、頭頂部の断面が曲線状に形成されており、このレール11上を被計量物が滑走するように構成されている。このレール11の頭頂部と搬送チェーン6,6′の搬送面とは同一平面上となるように設置される。こうして、被計量物は、図1、図2(a)で左方から第1のチェーンコンベヤ3の動力によって搬送され、レール11の基端部であるA位置から次第に計量台2のレール11上に移動する。
被計量物が計量台2付近にまで到達したタイミングを検出するため、計量台2の基端位置であるA位置に物品センサPが設置される。また、被計量物が計量台2上から出る直前の位置(A″位置)に物品センサP″が設置される。そして、この物品センサP″が被計量物を検出した時点で重量測定値を得るようにされる。図3(a)には、計量台2上を移動する被計量物Mの位置が示されている。M1の位置(A位置)は計量台2上への載り込み開始位置、M2の位置(A′位置)は載り込み完了位置、M3の位置(A″位置)は重量測定位置である。
μ・mg・t=m・(v0−vx)
μ=(v0−vx)/(g・t)
この式より、所定の経過時間tにおいて、摩擦係数μが大きいほどvxの値が小さい、つまり速度低下の度合いが大きくなることがわかる。したがって、被計量物MがM1の位置からM2の位置及びM3の位置に到達する時間はレール11の摩擦係数μの大小によって変化する。
なお、本実施形態のような構成の重量選別機の被計量物としては、鉄缶、ガラス製容器、硬質プラスチック製容器に封入されたものが多く用いられる。
これらのグラフにおいて、時間軸の0(原点)を被計量物が計量台へ載り込む直前位置A位置に取る。A′位置は被計量物が完全に計量台へ載り込んだ位置で、図3(b)の場合はA位置から時間t1、図3(c)の場合はA位置から時間t2を要している(t1<t2)。また、A″位置は被計量物が計量台の出力端であるB位置(図3(a)参照)に至る直前の位置で、被計量物がこのA″位置に到達した時点におけるフィルタの過渡応答信号から重量測定値が得られる。このA″位置は、図3(b)の場合はA′位置から時間t1′、図3(c)の場合はA′位置から時間t2′を要している(t1′<t2′)。
すなわち、取得するWaの値には計量台の荷重など初期荷重も含まれるので、予め調整時点で初期荷重に相当するWaの値を測定してメモリに記憶させて初期荷重値Wiとし、Wnが計量台上の被計量物のみの重量を表すように重量測定値演算処理手段20による演算処理によって前記初期荷重値Wiを差し引き、適切にスパン係数kを設定し、Wnが計量台上にある被計量物のみの重量値を表すようにする。Wnを求める式は、次式で与えられる。
Wn=k・(Wa−Wi)−Wz
ここで、Wzは零点変動量の記憶値で、Wn≠0である場合に零点調整キースイッチを操作することにより手動零点補正操作を実行したり、あるいは計量台上に被計量物が存在しないことを物品センサPによって認識することによって自動零点補正操作を実行したとき、Wnの値をWzに加算する操作を実行する。
図5には、本実施形態の重量選別機において、被計量物が計量台を通過するときの物品センサP及びP″の出力信号が示されている。ここで、物品センサP,P″はいずれも光式の物品センサ(超音波センサであっても良い。)であり、被計量物が該物品センサの光軸を遮断したときはL信号、遮断していないときはH信号を出力するものとする。また、被計量物の計量台上での滞在時間は、物品センサPの出力信号がHからLになったタイミングから、物品センサP″の出力信号がHからLになるタイミングまでを、滞在時間に比べ十分に短い周期のパルス信号でカウントすることによってそのカウント数を測定することにより得る。この値を滞在時間Txとする。
E=Ws−Wx=f(Tx) ・・・・・(1)
ここで、関数fとしては、例えば重量測定値の取得付近ではフィルタの過渡応答出力信号が時間経過に比例して増加しているので、Txの一次関数を選択することができる。また、フィルタの特性などとの関係で、まだ最終値の十分手前の応答過程も含まれるのであれば、2次以上の関数を選択することもできる。
E=Ws−Wx=f(Ty) ・・・・・(2)
ここで、Tyは、図5に示されるように、物品センサPの出力信号がLからHになったタイミングから、物品センサP″の出力信号がHからLになるタイミングまでを、上記と同様にして測定すれば良い。
E=Ws−Wx=f(Tz) ・・・・・(3)
E=Ws−Wx=f(Ty,Tz)=K1・Ty+K2・Tz+K3 ・・・(4)
を用い、実際の計量運転時に使用する被計量物をテストサンプルにして上記関数式及び重み係数K1、K2及び定数項K3を定めるようにすることができる。なお、上記(4)式において、Tyの代わりにTxを用いても良い。
Wx+E ・・・・・(5)
テストサンプルとして、計量運転時に使用する被計量物を使用する。この場合、被計量物の重量、搬送方向の寸法、表面の形状などで摩擦係数や応答遅れ量は異なるので、被計量物の種類毎のサンプルを用いて、その種類毎に推定式を設定する。
E=f(Tx)=K1・Tx+K2
と設定し、式中の重み係数K1、定数項K2を推定決定するようにする。
E=f(Tx,Tz)=K1・Tx+K2・Tz+K3
被計量物が計量台上に存在する状態の時間は必ずしも物品センサの出力信号を使用しなくても次のようにして測定することができる。
Wn′=k・(Wa′−Wi)−Wz
この式は図6(b)に示される重量測定値演算処理手段22に用意される。ただし、初期荷重値Wi、スパン係数kは調整時点でフィルタ出力点の荷重信号Waによって重量測定値を求める式を決定するときの値をそのまま適用する。その理由は、フィルタを通過した後の荷重信号でなければ安定に定められないからである。また、零点重量値であるWzの値にはWnの式におけるWzをそのまま使用する。また、運転時に手動又は自動でWnにおける零点重量値Wzが更新された際も、このWzの値を使用する。
Tx′=tb−ta
この滞在時間Tx′は正確に被計量物の計量台への載り込み開始タイミングから重量値の測定(重量値の取得)タイミングまでの時間ではないが、摩擦係数の大小に対応する上記の滞在時間Txと強い相関のある値である。
Tz′=tc−ta
また、上述の被計量物が計量台上に存在する状態の時間Tyに対応するTy′は次式により求めることができる。
Ty′=tb−tc
荷重信号はA/D変換器13による所定の時間間隔Δt毎にサンプリングされ、デジタル荷重信号Wa′として出力され、このWa′が出力される毎にWn′が算出されるので、Δt毎に算出されるWn′を、・・・、Wn′(k−1)、Wn′(k)、Wn′(k+1)、・・・と置くと、Wn′>Wtが成立した後はWn′は極大値に至るまでは単調に増加するので常にWn′(k)<Wn′(k+1)となるが、極大値に到達してWn′が減少を開始すると、Wn′(k)>Wn′(k+1)が成立するので、Wn′>Wtが成立した後に初めてWn′(k)>Wn′(k+1)になるWn′(k+1)が得られた時点をtcと定める。
2 滑走式計量台
3 第1のチェーンコンベヤ
4 第2のチェーンコンベヤ
5,5′ チェーンガイド
6,6′ 搬送チェーン
7 荷重センサ
8 計量台支持具
9 着脱金具
10 レール支持具
11 レール
12 演算増幅器
13 アナログ・デジタル変換器(A/D変換器)
14 入出力回路
15 中央演算処理回路
16 メモリ回路
17 表示器
18 キースイッチ
19 平滑処理手段(フィルタ)
20,22 重量測定値演算処理手段
21 補正演算処理手段
23 滞在時間測定処理手段
Claims (3)
- 計量台上を滑走させることによって被計量物の重量値を測定する重量選別機において、
前記被計量物の一部及び/又は全部が前記計量台上に負荷されている間の時間を測定する負荷時間測定手段と、前記負荷時間測定手段により測定された時間の長さに応じて前記被計量物の重量測定値を補正する重量測定値補正手段とを備えることを特徴とする重量選別機。 - 前記重量測定値補正手段は、前記被計量物の一部及び/又は全部が前記計量台上に負荷されている時間の長さと、前記被計量物の種類に応じて設定されている重み係数との積によって構成される誤差推定式を用いて前記被計量物の重量測定値を補正するものである請求項1に記載の重量選別機。
- 前記誤差推定式における前記被計量物が前記計量台上に負荷されている時間の長さは、前記被計量物が前記計量台へ載り込む過程の時間と、前記被計量物が前記計量台へ載り込んだ後の時間とよりなり、それぞれの時間の長さと、前記被計量物の種類に応じて前記それぞれの時間の長さについて設定されているそれぞれの重み係数との積の和によって前記誤差推定式が構成される請求項2に記載の重量選別機。
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