JP2012017008A - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ Download PDF

Info

Publication number
JP2012017008A
JP2012017008A JP2010155181A JP2010155181A JP2012017008A JP 2012017008 A JP2012017008 A JP 2012017008A JP 2010155181 A JP2010155181 A JP 2010155181A JP 2010155181 A JP2010155181 A JP 2010155181A JP 2012017008 A JP2012017008 A JP 2012017008A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arc
circumferential
continuous land
land portion
tread
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010155181A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5685841B2 (ja
Inventor
Yasutaka Akashi
康孝 明石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP2010155181A priority Critical patent/JP5685841B2/ja
Publication of JP2012017008A publication Critical patent/JP2012017008A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5685841B2 publication Critical patent/JP5685841B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Tires In General (AREA)

Abstract

【課題】操縦安定性を向上させた空気入りタイヤを提供することを目的とする。
【解決手段】周方向連続陸部の表面のうち、周方向連続陸部のタイヤ幅方向中心線よりも第1端部円弧側の面のラグ溝面積が、周方向連続陸部のタイヤ幅方向中心線よりも第2端部円弧側の面のラグ溝面積よりも小さく、第1端部円弧の中央円弧とは接していない端部からトレッド輪郭線までの最短距離をHbとし、第2端部円弧の中央円弧とは接していない端部からトレッド輪郭線までの最短距離をHcとすると、Hb<Hcであり、かつ、0.60≦Hb/Hc<1.00である。
【選択図】図3

Description

本発明は、空気入りタイヤに関し、特に、タイヤ周方向に連続する陸部が形成されたトレッド表面を有する空気入りタイヤに関する。
空気入りタイヤとしては、トレッド部に主溝や、ラグ溝等を形成した空気入りタイヤがある。例えば、特許文献1には、周方向に連続する陸部を有する空気入りタイヤとして、トレッド部に、トレッド幅方向断面と交差する溝により陸部を区画し、トレッド幅方向断面で、陸部の接地面を、半径方向外方へ凸となる曲線形状とするとともに、その接地面の、トレッド幅の全体にわたるトレッド踏面輪郭線に最も近接する頂部を、陸部の幅中心に対し、陸部の一方の側縁側へ、陸部幅の0.1〜0.4倍の範囲で偏らせてなる空気入りタイヤが開示されている。特許文献1には、このような構成の空気入りタイヤにより、排水性能、騒音、振動乗り心地等の他の性能を維持しつつ、直進安定性能を有利に向上させることができる、と記載されている。
特開2002−29216号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている空気入りタイヤは、陸部の接地性のバランスが良好とならないおそれがあり、操縦安定性を十分に発揮できないおそれがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、操縦安定性を向上させた空気入りタイヤを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成する本発明の空気入りタイヤは、トレッド表面にタイヤ幅方向の両端がそれぞれ周方向主溝により区画形成された周方向連続陸部を少なくとも1つ備え、前記周方向連続陸部に、タイヤ幅方向の一方側の前記周方向主溝と連通したラグ溝が形成された空気入りタイヤにおいて、前記周方向連続陸部の少なくとも1つは、正規内圧の空気を充填した無負荷状態において、タイヤ子午断面視での輪郭が、トレッド幅の全体の陸部の輪郭を結んだトレッド輪郭線と同じ曲率であり、タイヤ幅方向中心線を通る中央円弧と、前記中央円弧の一方の端点で前記トレッド幅の全体の陸部の輪郭と接し、前記中央円弧とは曲率半径が異なる第1端部円弧と、前記中央円弧の他方の端点で前記トレッド幅の全体の陸部の輪郭と接し、前記中央円弧及び前記第1端部円弧とは曲率半径が異なる第2端部円弧とを含み、前記周方向連続陸部の表面のうち、前記周方向連続陸部の前記タイヤ幅方向中心線よりも前記第1端部円弧側の面のラグ溝面積が、前記周方向連続陸部の前記タイヤ幅方向中心線よりも前記第2端部円弧側の面のラグ溝面積よりも小さく、前記第1端部円弧の前記中央円弧とは接していない端部から前記トレッド輪郭線までの最短距離をHbとし、前記第2端部円弧の前記中央円弧とは接していない端部から前記トレッド輪郭線までの最短距離をHcとすると、Hb<Hcであり、かつ、0.60≦Hb/Hc<1.00である特定周方向連続陸部であることを特徴とする。
ここで、前記特定周方向連続陸部は、正規内圧の空気を充填するとともに正規荷重で負荷をかけた状態でのトレッド接地幅をTWとし、前記第1端部円弧の前記他方の端部から前記第2端部円弧の前記他方の端部までの距離をdとした場合に、0.1≦d/TW≦0.2であることが好ましい。
また、前記周方向連続陸部を複数備え、
前記特定周方向連続陸部は、前記周方向連続陸部のうち前記タイヤ幅方向の中心に最も近い位置に配置されていることが好ましい。
また、前記周方向連続陸部を複数備え、複数の前記周方向連続陸部が、前記特定周方向連続陸部であり、前記特定周方向連続陸部の間における、前記第1端部円弧の前記他方の端部から前記第2端部円弧の前記他方の端部までの距離の大小関係と、前記特定周方向連続陸部の間における前記トレッド輪郭線から前記第1端部円弧の前記中央円弧とは接していない端部までの最短距離の大小関係と、前記特定周方向連続陸部の間における前記トレッド輪郭線から前記第2端部円弧の前記中央円弧とは接していない端部までの最短距離の大小関係とが一致することが好ましい。
また、前記トレッド表面に、トレッド幅のタイヤ幅方向中心線を基準として非対称なトレッドパターンを有することが好ましい。
本発明に係る空気入りタイヤによれば、操縦安定性を向上させることができる。
図1は、本実施形態に係る空気入りタイヤの平面図である。 図2は、本実施形態に係る空気入りタイヤの要部の子午断面図である。 図3は、本実施形態に係る空気入りタイヤの要部を詳細に示す子午断面図である。 図4は、本発明の実施例に係る空気入りタイヤの性能試験の結果を示す図表である。
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施の形態の構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。また、この実施の形態に記載された複数の変形例は、当業者に自明の範囲内で任意に組み合わせることが可能である。
以下の説明において、タイヤ幅方向とは、タイヤ回転軸と平行な方向を意味し、タイヤ幅方向内側とはタイヤ幅方向においてタイヤ赤道面に向かう側、タイヤ幅方向外側とは、タイヤ幅方向においてタイヤ赤道面から離れる側を意味する。タイヤ径方向とは、空気入りタイヤの回転軸と直交する方向を意味し、タイヤ径方向内側とはタイヤ径方向において回転軸に向かう側、タイヤ径方向外側とは、タイヤ径方向において回転軸から離れる側を意味する。タイヤ周方向とは、回転軸を中心軸とする周方向を意味する。タイヤ赤道面とは、空気入りタイヤの回転軸に直交するとともに、空気入りタイヤのタイヤ幅の中心を通る平面を意味する。
図1は、本実施形態に係る空気入りタイヤの平面図である。空気入りタイヤ1は、車両に装着した場合、タイヤ幅方向において、車両の内側及び外側に対する向きが指定されている。以下、図1に示すように、車両に装着した場合に車両の内側に向く側を車両装着内側、車両の外側に向く側を車両装着外側という。なお、車両装着内側及び車両装着外側の指定は、空気入りタイヤ1を車両に装着した場合に限らない。例えば、正規リムへのリム組み時には、タイヤ幅方向において、車両の内側及び外側に対するリムの向きが決まっている。このため、空気入りタイヤ1は、リム組み時に、タイヤ幅方向において、車両の内側及び外側に対する向きが指定されていてもよい。ここで、正規リムとは、JATMAで規定する「標準リム」、TRAで規定する「Design Rim」、或いは、ETRTOで規定する「Measuring Rim」を意味する。
図1に示すように、空気入りタイヤ1は、トレッド部2を有している。トレッド部2はゴム材からなり、空気入りタイヤ1のタイヤ径方向の最も外側で露出した部分である。トレッド部2の表面(以下、トレッド表面という)21は、空気入りタイヤ1の輪郭となる面である。
トレッド部2のトレッド表面21には、タイヤ周方向に延在する周方向主溝3が設けられている。周方向主溝3は、トレッド表面21に3本(31、32、33)設けられている。また、トレッド部2のトレッド表面21には、周方向主溝3に対してタイヤ幅方向の車両装着外側に、タイヤ周方向に延在する周方向主溝4が設けられている。なお、周方向主溝4は、他の周方向主溝3よりも溝幅が短い。
周方向主溝3(31、32、33)及び周方向溝4の溝幅は、4mm以上18mm以下とすることが好ましい。溝幅を、4mm以上18mm以下とすることで、十分な排水性能を確保することができる。また、周方向主溝3(31、32、33)及び周方向溝4の溝深さは、6mm以上9mm以下とすることが好ましい。溝深さを、6mm以上9mm以下とすることで、十分な排水性能、騒音性能、及び乗心地性能等の他の性能を確保することができる。
トレッド表面21は、このような溝幅及び溝深さの各周方向主溝3(31、32、33)及び周方向主溝4により区画形成された、3つの周方向連続陸部5が形成されている。本実施形態においては、空気入りタイヤ1は、周方向主溝31、32間に第1周方向連続陸部51を、周方向主溝32、33間に第2周方向連続陸部52を、そして周方向主溝33と周方向主溝4との間に第3周方向連続陸部53をそれぞれ有する。これらの周方向連続陸部51、52、53は、それぞれタイヤ周方向に切れ目なく延在する陸部である。
また、図1に示す空気入りタイヤ1には、周方向連続陸部5内からタイヤ幅方向の一方側の周方向溝(周方向主溝3又は周方向主溝4)に開口するラグ溝6(61、62、63、64)が形成されている。つまり、ラグ溝6(61、62、63、64)は、周方向連続陸部5に形成されており、一方の端部が周方向主溝3または周方向主溝4と繋がっている。
具体的には、第1ラグ溝61は、周方向連続陸部51に形成されており、一方の端部が周方向連続陸部51のタイヤ幅方向の車両装着内側に隣接している周方向主溝31と繋がっている。なお、第1ラグ溝61の他方の端部は、周方向連続陸部51のタイヤ幅方向の中央部近傍まで延在している。また、第2ラグ溝62は、周方向連続陸部52に形成されており、一方の端部が周方向連続陸部52のタイヤ幅方向の車両装着内側に隣接している周方向主溝32に繋がっている。また、第2ラグ溝62の他方の端部は、周方向連続陸部52のタイヤ幅方向の中央部近傍まで延在している。第3ラグ溝63は、周方向連続陸部53に形成されており、一方の端部が周方向連続陸部53のタイヤ幅方向の車両装着内側に隣接している周方向主溝33に繋がっている。また、第3ラグ溝63の他方の端部は、周方向連続陸部53のタイヤ幅方向の中央部近傍まで延在している。また、第4ラグ溝64は、周方向連続陸部53に形成されており、一方の端部が周方向連続陸部53のタイヤ幅方向の車両装着外側に隣接している周方向主溝4に繋がっている。また、第4ラグ溝64の他方の端部は、周方向連続陸部53のタイヤ幅方向の中央部よりも外側に近い位置まで延在している。また、第4ラグ溝64は、第3ラグ溝63よりもラグ溝面積が小さいラグ溝である。また、空気入りタイヤ1は、これらのラグ溝61〜64を設けることで、WET性能を確保することができる。
また、図1に示す空気入りタイヤ1には、周方向主溝3(31)のタイヤ幅方向外側に延在するラグ溝6(第5ラグ溝65)が複数形成されている。さらに、図1に示す空気入りタイヤ1には、周方向主溝4からタイヤ幅方向外側に延在するラグ溝6(第6ラグ溝66)が形成されている。
ここで、ラグ溝6の溝幅は、1mm以上6mm以下とすることが好ましい。溝幅を、1mm以上6mm以下とすることで、WET性能を好適に確保することができる。また、ラグ溝6の溝深さは、3mm以上7mm以下とすることが好ましい。溝深さを、3mm以上7mm以下とすることでWET性能を好適に確保することができる。なお、タイヤを接地した状態で、陸部となる溝は、ここでいうラグ溝には該当せず、サイプとみなすことができる。サイプは、1.5mm以下の幅の溝をいう。
図2は、本実施形態に係る空気入りタイヤの要部の子午断面図である。具体的には、図2は、図1に示す空気入りタイヤ1のA−A線断面図である。また、図3は、本実施形態に係る空気入りタイヤの要部を詳細に示す子午断面図である。具体的には、図3は、図2に示す領域Bを拡大して詳細に示す図であり、周方向連続陸部52、及びそのタイヤ幅方向両側に位置する周方向主溝32、33の周方向連続陸部52側の略半分を示す図である。なお、図2、3中、符号Rは、トレッド幅の全体の陸部の輪郭を結んだトレッド輪郭線である。つまり、隣接する陸部同士を円弧で結んだ線である。なお、トレッド輪郭線Rは、それぞれの陸部の中央部近傍を通過するように結ばれている。
図3に示すように、周方向連続陸部52は、正規内圧の空気を充填した無負荷状態において、タイヤ子午断面視での輪郭が、トレッド幅の全体の陸部の輪郭を結んだトレッド輪郭線Rと同じ曲率であり、タイヤ幅方向中心線を通る中央円弧aと、中央円弧aの一方の端点Pbでトレッド幅の全体の陸部の輪郭と接し、中央円弧aとは曲率半径が異なる第1端部円弧bと、中央円弧aの他方の端点Pcでトレッド幅の全体の陸部の輪郭と接し、中央円弧a及び第1端部円弧bとは曲率半径が異なる第2端部円弧cとを含む。なお、第1端部円弧bは、中央円弧aに対して車両装着外側の円弧、つまり、中央円弧aよりも車両装着外側に延在する円弧であり、第2端部円弧cは、中央円弧aに対して車両装着内側の円弧、つまり、中央円弧aよりも車両装着内側に延在する円弧である。また、中央円弧aと第1端部円弧b及び第2端部円弧cとは、接点でともにトレッド幅の全体の陸部の輪郭と接しており、滑らかに接続されている。
中央円弧aの車両装着外側の端点、つまり、中央円弧aと第1端部円弧bとの接続点が、Pbとなる。中央円弧aの車両装着内側の端点、つまり、中央円弧aと、第2端部円弧cとの接続点が、Pcとなる。第1端部円弧bは、一方の端点が、端点Pbとなり、他方の端点がQbとなる。第2端部円弧cは、一方の端点が、端点Pcとなり、他方の端点がQcとなる。なお、各円弧の端部の点である端点Pb、Pc、Qb、Qcは以下のように算出する。即ち、まず、周方向連続陸部52のプロファイル(表面形状)を計測し、計測したトレッド幅全体の表面形状から曲率半径を算出して、周方向連続陸部52に、算出した曲率半径の中央円弧aを仮想線として引いて、端点Pbと端点Pcを算出する。つまり、端点Pbと端点Pcとは、プロファイルにおいて、上記曲率半径から曲率が変化する点である。さらに、端点Pbよりも車両装着外側のプロファイルから変曲点を検出し、その変曲点を端点Qbとする。同様に、端点Pcよりも車両装着内側のプロファイルから変曲点を検出し、その変曲点を端点Qcとする。具体的には、第1端部円弧bは、端点Pb近傍の領域に基づいて曲率半径を算出し、その曲率半径の円弧をプロファイルに重ねて(その曲率半径の円弧の仮想線を引いて)、円弧とプロファイルとが離れた点を端点Qbとする。なお、端点Qcも同様にして算出する。ここで、本実施形態では、特定の曲率半径の円弧と、プロファイルとが、0.05(mm°)以上離れた点を変曲点とする。なお、周方向連続陸部を含むトレッドのプロファイルは、レーザプロファイルや、CTスキャナ等を用いることで計測できる。
ここで、正規内圧とは、JATMAで規定する「最高空気圧」、TRAで規定する「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に記載の最大値、或いは、ETRTOで規定する「INFLATION PRESSURES」を意味する。また、トレッド幅とは、例えば、JATMAで規定する「タイヤを適用リムに装着し、規定の空気圧とし、静止した状態で平板に対して垂直に置き、規定の質量に対応する負荷を加えたときの平板との接触面におけるタイヤ軸方向最大直線距離」を意味する。
ここで、空気入りタイヤ1は、上述したように周方向連続陸部52の周方向主溝32側にラグ溝62が形成されている。そのため、空気入りタイヤ1は、周方向連続陸部52の表面のうち、周方向連続陸部52のタイヤ幅方向中心線WCLよりも第1端部円弧b側のラグ溝合計面積が、周方向連続陸部52のタイヤ幅方向中心線WCLよりも第2端部円弧c側の面のラグ溝合計面積よりも小さくなる。つまり、周方向連続陸部52のタイヤ幅方向中心線WCLよりも第1端部円弧b側の領域が、ラグ溝合計面積が小さい側の領域となり、周方向連続陸部52のタイヤ幅方向中心線WCLよりも第2端部円弧c側の領域が、ラグ溝合計面積が大きい側の領域となる。なお、周方向連続陸部52のタイヤ幅方向中心線WCLとは、周方向連続陸部52の中央円弧aの両端点Pb、Pc間の中点を通り、タイヤ径方向に延びる直線である。また、ラグ溝合計面積とは、周方向連続陸部のタイヤ幅方向中心線WCLよりも第1端部円弧b側の領域におけるタイヤ平面視でのラグ溝面積の合計、又は、タイヤ幅方向中心線WCLよりも第2端部円弧c側の領域におけるタイヤ平面視でのラグ溝面積の合計である。
さらに、空気入りタイヤ1は、第1端部円弧bの中央円弧aとは接していない端部Qbからトレッド輪郭線Rまでの最短距離(以下「第1端部円弧bの落ち込み量」ともいう。)をHbとし、第2端部円弧cの中央円弧aとは接していない端部Qcからトレッド輪郭線Rまでの最短距離(以下「第2端部円弧cの落ち込み量」ともいう。)をHcとすると、Hb<Hcであり、かつ、0.60≦Hb/Hc<1.00である。
空気入りタイヤ1は、上述したように、周方向連続陸部52にラグ溝62を設けることで、タイヤのWET性能を高くすることができる。また、空気入りタイヤ1は、周方向連続陸部52において、周方向連続陸部52のタイヤ幅方向中心線WCLよりも車両装着外側とタイヤ幅方向中心線WCLよりも内側とで、ラグ溝の合計面積を異なる形状とすることで、DRY性能を維持しつつ、WET性能を高くすることができる。ここで、WET性能とは、WET状態の路面の走行時の走行性能(制動性能、操縦安定性等)であり、DRY性能とは、DRY状態の路面(乾燥路面)の走行時の走行性能(制動性能、操縦安定性等)である。
さらに、空気入りタイヤ1は、0.60≦Hb/Hc<1.00とすることで、DRY性能、特にDRY走行時の走行安定性をより向上させることができる。これは、ラグ溝面積がより小さい側となる第1端部円弧bの落ち込み量を、ラグ溝面積がより大きい側となる第2端部円弧cの落ち込み量よりも一定程度小さくすることで、周方向連続陸部52のブロック剛性の差、特に、周方向連続陸部52のタイヤ幅方向の両端におけるブロック剛性の差を抑制することができるためである。
具体的には、周方向連続陸部52のタイヤ幅方向中心線WCLよりも車両装着外側とタイヤ幅方向中心線WCLよりも内側とで、ラグ溝の合計面積が異なる場合には、ラグ溝の合計面積の小さい陸部斜面側(ラグ溝小面積側)のブロック剛性に比べて、ラグ溝の合計面積の大きい陸部斜面側(ラグ溝大面積側)でブロック剛性が低くなる。これに対して、周方向連続陸部52は、落ち込み量を小さくすること(端部における陸部の高さを高く、つまり、溝底からの距離を長くすることで)で、当該領域におけるブロック剛性をより低くすることができ、当該落ち込み量を大きくすること(端部における陸部の高さを低く、つまり、溝底からの距離を短くすることで)で、当該領域のブロック剛性をより高くすることができる。
以上の関係により、空気入りタイヤ1は、周方向連続陸部52の中央円弧aの両端点Pb、Pcからのタイヤ径方向内側への落ち込み量を、ラグ溝小面積側よりもラグ溝大面積側の方で大きくすることで、周方向連続陸部52の両側における剛性差を抑制して操縦安定性を向上できる。
また、空気入りタイヤ1は、Hb/Hcを1.00よりも小さくすることで、ラグ溝の影響を無視した場合における、ラグ溝小面積側のブロック剛性をラグ溝大面積側のブロック剛性よりも高くすることができる。また、Hb/Hcを0.60以上とすることで、ラグ溝大面積側と、ラグ溝小面積側とにおいて、トレッド輪郭線Rからのタイヤ径方向内側への落ち込み量の差を適正にすることができ、周方向連続陸部52の両側におけるプロファイルのバランスを良好にすることができる。また、Hb/Hcを0.60以上とすることで、周方向連続陸部52の両端でのブロック剛性の差を好適な差とすることができる。
また、空気入りタイヤ1は、タイヤ幅方向中心線WCL付近を中央円弧aとし、周方向連続陸部52をタイヤ幅方向において、左右対称形状とすることで、周方向連続陸部52のタイヤ幅方向中心線WCL付近での接地性を高めることができるので、操縦安定性が向上する。
なお、上述では、周方向連続陸部52についてのみ説明したが、空気入りタイヤは、ラグ溝が形成されている全ての周方向連続陸部(周方向主溝と周方向主溝で囲まれている部分)が上記関係を満たすことが好ましい。つまり、上記実施形態では、周方向連続陸部51、52、53の全てがHb<Hcであり、かつ、0.60≦Hb/Hc<1.00であることが好ましい。このように、空気入りタイヤを、周方向連続陸部の全てが上記関係を満たす形状とすることで、上記効果をより好適に得ることができる。
なお、空気入りタイヤ1は、上述したように、ラグ溝が形成されている全ての周方向連続陸部が上記関係を満たすことが好ましいが、少なくとも1つの周方向連続陸部が上記関係を満たすようにすることで、上記効果を得ることができる。なお、周方向連続陸部のうち、上記関係(Hb<Hcであり、かつ、0.60≦Hb/Hc<1.00)を満たす形状の周方向連続陸部を特定周方向連続陸部ともいう。
また、空気入りタイヤは、タイヤ幅方向において、最も中央に配置される周方向連続陸部を、Hb<Hcであり、かつ、0.60≦Hb/Hc<1.00を満たす形状(つまり、特定周方向連続陸部)とすることが好ましい。例えば、図1に示す例においては、周方向連続陸部51、52、53のうち、特に、タイヤ幅方向中央部に位置する第2周方向連続陸部52を、Hb<Hcであり、かつ、0.60≦Hb/Hc<1.00である形状とすることが好ましい。タイヤ幅方向中央部の周方向連続陸部を、上記関係を満たす形状とすることで、最も操縦安定性に寄与する空気入りタイヤ1のタイヤ幅方向中央近傍でのブロック剛性のバランスを良好に確保することが可能となる。これにより、その結果、操縦安定性を好適に向上させることができる。
また、空気入りタイヤは、タイヤ幅方向において、最も中央に配置される周方向連続陸部に加え、そのタイヤ幅方向の車両装着外側の周方向連続陸部を、Hb<Hcであり、かつ、0.60≦Hb/Hc<1.00を満たす形状(つまり、特定周方向連続陸部)とすることが好ましい。例えば、図1に示す例においては、周方向連続陸部51、52、53のうち、第2周方向連続陸部52と、第3周方向連続陸部53を、上記関係を満たす形状とすることが好ましい。これにより、車両旋回時の操縦安定性に最も寄与する車両装着外側でのブロック剛性のバランスを良好に確保することが可能となり、その結果、操縦安定性をさらに向上させることができる。
なお、以上に示す例では、上述のとおり、特定周方向連続陸部を、第1端部円弧bを中央円弧aに対して車両装着外側の円弧とし、第2端部円弧cを中央円弧aに対して車両装着内側の円弧とした例であるが、これに限定されない。例えば、第1端部円弧bを中央円弧aに対して車両装着内側の円弧とする一方、第2端部円弧cを中央円弧aに対して車両装着外側の円弧とすることもできる。なお、この場合は、ラグ溝合計面積は、タイヤ幅方向中心線WCLよりも車両装着外側の領域の方が大きくなる。
また、空気入りタイヤ1の特定周方向連続陸部は、溝深さをGDとした場合、距離Hbを、0.01GD≦Hb≦0.04GDとすることが好ましい。また、空気入りタイヤ1の周方向連続陸部5は、距離Hcを、0.02GD≦Hc≦0.05GDとすることが好ましい。ここで、溝深さGDとは、トレッド輪郭線Rから周方向主溝3までのタイヤ径方向の距離(最短距離)である。なお、この場合、対象となる周方向主溝は、端部円弧が隣接している周方向主溝である。
また、本実施形態の空気入りタイヤ1は、正規内圧の空気を充填するとともに正規荷重で負荷をかけた状態でのトレッド接地幅をTWとし、特定周方向連続陸部の第1端部円弧bの中央円弧aとは接していない端部Qbから第2端部円弧cの中央円弧aとは接していない端部Qcまでの距離をdとした場合に、0.1≦d/TW≦0.2であることが好ましく、0.12≦d/TW≦0.16であることがより好ましい。
なお、接地幅TWとは、空気入りタイヤ1を正規リムにリム組みし、かつ、正規内圧を充填するとともに正規荷重で空気入りタイヤ1に負荷を与えた際、つまり、最大負荷能力の負荷荷重を与えたときにこの空気入りタイヤ1が路面と接地する際のタイヤ幅方向の寸法を意味する。図1に示すところによれば、接地幅TWは、タイヤの接地端Tと接地端T´との間の距離である。また、正規荷重とは、JATMAで規定する「最大負荷能力」、TRAで規定する「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に記載の最大値、或いは、ETRTOで規定する「LOAD CAPACITY」を意味する。
空気入りタイヤ1は、0.1≦d/TWとすることで、周方向連続陸部52のタイヤ幅方向寸法を十分に確保することができる。その結果、走行履歴による操縦安定性の低下を抑制することが可能となる。また、この空気入りタイヤ1は、d/TW≦0.2とすることで、周方向連続陸部52のタイヤ幅方向寸法を過度に大きくすることなく、周方向連続陸部52のタイヤ幅方向中心付近での接地性の低下を抑制することが可能となる。
ここで、空気入りタイヤは、周方向連続陸部を複数備え、複数の周方向連続陸部が、特定周方向連続陸部である場合、特定周方向連続陸部の間における、第1端部円弧の他方の端部から第2端部円弧の他方の端部までの距離の大小関係と、特定周方向連続陸部の間におけるトレッド輪郭線から第1端部円弧の前記中央円弧とは接していない端部までの最短距離の大小関係と、特定周方向連続陸部の間におけるトレッド輪郭線から第2端部円弧の中央円弧とは接していない端部までの最短距離の大小関係とが一致することが好ましい。
即ち、空気入りタイヤは、トレッド表面21に、複数の周方向溝により区画形成されたn(nは2以上の自然数、以下同じ)個の特定周方向連続陸部を備え、m番目の周方向連続陸部における両端点Qb、Qc間の距離をdとし、各周方向連続陸部におけるトレッド輪郭線Rから陸部端点Qbまでの最短距離をHb、トレッド輪郭線Rから陸部端点Qcまでの最短距離をHcとする。この場合に、n個の特定周方向連続陸部間でのdの大小関係と、n個の特定周方向連続陸部間でのHbの大小関係と、n個の特定周方向連続陸部間でのHcの大小関係とが一致することが好ましい。
以下、図1に示す空気入りタイヤ1の3個の周方向連続陸部5(51、52、53)が全て特定周方向連続陸部である場合で説明する。この場合、周方向連続陸部51における両端点Qb、Qc間の距離をd、周方向連続陸部52における両端点Qb、Qc間の距離をd、周方向連続陸部53における両端点Qb、Qc間の距離をdとする。同様に、各周方向連続陸部におけるトレッド輪郭線Rから陸部端点Qbまでの最短距離をそれぞれHb、Hb、Hbとし、トレッド輪郭線Rから陸部端点Qcまでの最短距離をそれぞれHc、Hc、Hcとする。この場合に、周方向連続陸部51、52、53間での距離d、距離d、距離dの大小関係と、周方向連続陸部51、52、53間での距離Hb、距離Hb、距離Hbの大小関係、及び、各周方向連続陸部間での距離Hc、距離Hc、距離Hcの大小関係とが一致することが好ましい。
例えば、図1に示す3つの周方向連続陸部51、52、53間において、d>d>dである場合、Hb>Hb>Hb、かつ、Hc>Hc>Hcの関係が成り立つことが好ましい。一方、例えば、図1に示す3つの周方向連続陸部51、52、53間において、d<d<dである場合、Hb<Hb<Hb、かつ、Hc<Hc<Hcの関係が成り立つことが好ましい。なお、上記距離d、d、dの大小関係は、dからd、dへと連続して大きく、又は小さくなっている必要はなく、いかなる大小関係であってもよい。これに伴い、Hb、Hb、Hbの大小関係、及び、Hc、Hc、Hcの大小関係についても同様である。
特定周方向連続陸部は、そのタイヤ幅方向寸法が大きくなるほど、そのタイヤ幅方向中央付近での接地性が低下する。このため、特定周方向連続陸部のうち両端点Qbと端点Qc間の距離dが大きい特定周方向連続陸部ほど、ラグ溝合計面積が小さい側の端部の落ち込み量であるHbと、ラグ溝合計面積が大きい側の端部の落ち込み量であるHcとを、大きくすることで、接地性を向上させることができ、操縦安定性を向上させることができる。
また、空気入りタイヤ1は、図1に示すように、トレッド表面21に、トレッド幅のタイヤ幅方向中心線WCLを基準として非対称なトレッドパターンを有することが好ましい。この空気入りタイヤ1によれば、トレッド幅のタイヤ幅方向中心線WCLを基準として非対称なトレッドパターンにより、DRY走行安定性とWET性能とのバランスをより高いレベルで調整することができ、DRY走行安定性とWET性能の両方を好適に向上させることができる。
本実施形態、及び従来例に係る空気入りタイヤを製造し、評価した。なお、本実施形態によるものが実施例である。
タイヤサイズが255/45 R18であり、タイヤ周方向に連続して延在する周方向連続陸部を2つ備えるタイヤについて、実施例1〜4、及び、従来例の空気入りタイヤをそれぞれ製造した。なお、各例の空気入りタイヤにおける周方向溝の深さは全て8.5mmとした。ここで、本測定では、2つの周方向連続陸部のうち一方の周方向連続陸部に関するHb、Hc、及びdをHb、Hc、dとし、他方の周方向連続陸部に関するHb、Hc、及びdをHb、Hc、dとした。また、各例の空気入りタイヤにおける、Hb、Hc、Hb/Hc、d/TW、及びパターン構成については、図4に示す通りである。なお、図4中、Hb、Hc、Hb、及びHcに関する標記は、全て、溝深さGDに対する比率で示されており、例えば、実施例1におけるHbは、溝深さの0.024倍の長さ(mm)を意味する。
これら各試験タイヤをリムサイズ18×8.5JJのリムに装着し、空気圧を230kPaにして、乾燥路面での操縦安定性についてテストドライバーによる官能評価試験を行った。また、トレッド接地幅TWは、5.5kNの負荷をかけた状態で測定した。なお、車両は、セダン型で排気量3000ccの欧州車を用いた。
乾燥路面での操縦安定性については、従来例に係る空気入りタイヤを100とした相対指数として算出した。この指数については、大きいほど各性能が優れていることを意味する。評価結果を図4に併記する。
図4から明らかなように、本発明の範囲内にある実施例1〜4の空気入りタイヤについては、乾燥路面での操縦安定性は全て100を超える優れた結果が得られている。これは、Hb<Hcであり、かつ、0.60≦Hb/Hc<1.00であることを満たすからであると考えられる。
実施例1〜4を個別にみると、実施例2については、実施例1に対してさらに0.1≦d1/TW≦0.2、かつ、0.1≦d2/TW≦0.2を満たすため、より優れた結果が得られている。実施例3については、実施例2に対してさらに各周方向連続陸部間でのdnの大小関係と、各周方向連続陸部間でのQbnの大小関係とが一致するとともに、各周方向連続陸部間でのdnの大小関係と、各周方向連続陸部間でのQcnの大小関係とが一致するため、より優れた結果が得られている。実施例4については、実施例3に対してさらにトレッド表面に、トレッド幅のタイヤ幅方向中心線WCLを基準として非対称なトレッドパターンを有するため、より優れた結果が得られている。
以上のように、本発明に係る空気入りタイヤは、操縦安定性を向上させることに有用である。
1 空気入りタイヤ
2 トレッド部
21 トレッド表面
3、4、31、32、33 周方向主溝
5 周方向連続陸部
51 第1周方向連続陸部
52 第2周方向連続陸部
53 第3周方向連続陸部
6 ラグ溝
61 第1ラグ溝
62 第2ラグ溝
63 第3ラグ溝
64 第4ラグ溝
65 第5ラグ溝
66 第6ラグ溝
a 中央円弧
b 第1端部円弧
c 第2端部円弧
R トレッド輪郭線
WCL タイヤ幅方向中心線

Claims (5)

  1. トレッド表面にタイヤ幅方向の両端がそれぞれ周方向主溝により区画形成された周方向連続陸部を少なくとも1つ備え、前記周方向連続陸部に、タイヤ幅方向の一方側の前記周方向主溝と連通したラグ溝が形成された空気入りタイヤにおいて、
    前記周方向連続陸部の少なくとも1つは、正規内圧の空気を充填した無負荷状態において、タイヤ子午断面視での輪郭が、トレッド幅の全体の陸部の輪郭を結んだトレッド輪郭線と同じ曲率であり、タイヤ幅方向中心線を通る中央円弧と、前記中央円弧の一方の端点で前記トレッド幅の全体の陸部の輪郭と接し、前記中央円弧とは曲率半径が異なる第1端部円弧と、前記中央円弧の他方の端点で前記トレッド幅の全体の陸部の輪郭と接し、前記中央円弧及び前記第1端部円弧とは曲率半径が異なる第2端部円弧とを含み、
    前記周方向連続陸部の表面のうち、前記周方向連続陸部の前記タイヤ幅方向中心線よりも前記第1端部円弧側の面のラグ溝面積が、前記周方向連続陸部の前記タイヤ幅方向中心線よりも前記第2端部円弧側の面のラグ溝面積よりも小さく、
    前記第1端部円弧の前記中央円弧とは接していない端部から前記トレッド輪郭線までの最短距離をHbとし、前記第2端部円弧の前記中央円弧とは接していない端部から前記トレッド輪郭線までの最短距離をHcとすると、Hb<Hcであり、かつ、0.60≦Hb/Hc<1.00である特定周方向連続陸部であることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記特定周方向連続陸部は、正規内圧の空気を充填するとともに正規荷重で負荷をかけた状態でのトレッド接地幅をTWとし、前記第1端部円弧の前記他方の端部から前記第2端部円弧の前記他方の端部までの距離をdとした場合に、0.1≦d/TW≦0.2であることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記周方向連続陸部を複数備え、
    前記特定周方向連続陸部は、前記周方向連続陸部のうち前記タイヤ幅方向の中心に最も近い位置に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記周方向連続陸部を複数備え、
    複数の前記周方向連続陸部が、前記特定周方向連続陸部であり、
    前記特定周方向連続陸部の間における、前記第1端部円弧の前記他方の端部から前記第2端部円弧の前記他方の端部までの距離の大小関係と、前記特定周方向連続陸部の間における前記トレッド輪郭線から前記第1端部円弧の前記中央円弧とは接していない端部までの最短距離の大小関係と、前記特定周方向連続陸部の間における前記トレッド輪郭線から前記第2端部円弧の前記中央円弧とは接していない端部までの最短距離の大小関係とが一致することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記トレッド表面に、トレッド幅のタイヤ幅方向中心線を基準として非対称なトレッドパターンを有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
JP2010155181A 2010-07-07 2010-07-07 空気入りタイヤ Expired - Fee Related JP5685841B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010155181A JP5685841B2 (ja) 2010-07-07 2010-07-07 空気入りタイヤ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010155181A JP5685841B2 (ja) 2010-07-07 2010-07-07 空気入りタイヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012017008A true JP2012017008A (ja) 2012-01-26
JP5685841B2 JP5685841B2 (ja) 2015-03-18

Family

ID=45602581

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010155181A Expired - Fee Related JP5685841B2 (ja) 2010-07-07 2010-07-07 空気入りタイヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5685841B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015033793A1 (ja) * 2013-09-04 2015-03-12 株式会社ブリヂストン 空気入りタイヤ
WO2015052966A1 (ja) * 2013-10-09 2015-04-16 株式会社ブリヂストン タイヤ
JP2017065285A (ja) * 2015-09-28 2017-04-06 株式会社ブリヂストン タイヤ
JPWO2021201249A1 (ja) * 2020-04-01 2021-10-07

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001287510A (ja) * 2000-04-06 2001-10-16 Bridgestone Corp 空気入りタイヤ
JP2009006833A (ja) * 2007-06-27 2009-01-15 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001287510A (ja) * 2000-04-06 2001-10-16 Bridgestone Corp 空気入りタイヤ
JP2009006833A (ja) * 2007-06-27 2009-01-15 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015033793A1 (ja) * 2013-09-04 2015-03-12 株式会社ブリヂストン 空気入りタイヤ
JP2015048046A (ja) * 2013-09-04 2015-03-16 株式会社ブリヂストン 空気入りタイヤ
CN105916706A (zh) * 2013-09-04 2016-08-31 株式会社普利司通 充气轮胎
US10093133B2 (en) 2013-09-04 2018-10-09 Bridgestone Corporation Pneumatic tire
WO2015052966A1 (ja) * 2013-10-09 2015-04-16 株式会社ブリヂストン タイヤ
JP2015074335A (ja) * 2013-10-09 2015-04-20 株式会社ブリヂストン タイヤ
CN105705344A (zh) * 2013-10-09 2016-06-22 株式会社普利司通 轮胎
US10245892B2 (en) 2013-10-09 2019-04-02 Bridgestone Corporation Tire
JP2017065285A (ja) * 2015-09-28 2017-04-06 株式会社ブリヂストン タイヤ
JPWO2021201249A1 (ja) * 2020-04-01 2021-10-07
WO2021201249A1 (ja) * 2020-04-01 2021-10-07 横浜ゴム株式会社 タイヤ
JP7131703B2 (ja) 2020-04-01 2022-09-06 横浜ゴム株式会社 タイヤ

Also Published As

Publication number Publication date
JP5685841B2 (ja) 2015-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5948995B2 (ja) 空気入りタイヤ
KR101824569B1 (ko) 공기입 타이어
JP5206754B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP5802243B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP4488055B2 (ja) 空気入りタイヤ
US9555669B2 (en) Pneumatic tire
JP2010058781A (ja) 空気入りタイヤ
KR20150096322A (ko) 공기 타이어
KR20110116977A (ko) 공기 타이어
KR102377656B1 (ko) 공기 타이어
WO2016027648A1 (ja) 空気入りタイヤ
KR20170016274A (ko) 공기 타이어
WO2018235400A1 (ja) 空気入りタイヤ
JP6551506B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP4618385B2 (ja) 空気入りタイヤ
JPWO2005068225A1 (ja) 空気入りタイヤ
JP2013189137A (ja) 空気入りタイヤ
JP5685841B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP4909035B2 (ja) 空気入りタイヤ
EP3231638B1 (en) Pneumatic tire
CN114746292B (zh) 轮胎
CN111989230B (zh) 充气轮胎
CN111989229B (zh) 充气轮胎
JP7035550B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2011143795A (ja) 空気入りタイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130703

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140326

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140507

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140702

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150106

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5685841

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees